JP2664576B2 - 部品装着装置 - Google Patents
部品装着装置Info
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- JP2664576B2 JP2664576B2 JP3340904A JP34090491A JP2664576B2 JP 2664576 B2 JP2664576 B2 JP 2664576B2 JP 3340904 A JP3340904 A JP 3340904A JP 34090491 A JP34090491 A JP 34090491A JP 2664576 B2 JP2664576 B2 JP 2664576B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に電子部品を装
着する部品装着装置に関する。
着する部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動する部品装着部内で、吸着さ
れた部品の画像を取り込み、吸着位置のずれ量を補正し
て、部品を装着する種々の方法が存在する。本出願人が
出願した特願平3−317906号の部品装着装置で
は、水平移動する部品装着部に部品装着ヘッドと撮像手
段とを取り付け、部品装着ヘッド下端に設ける吸着ノズ
ルが上下移動する空間に、45°反射鏡をその反射面と
平行に進退可能に配置し、部品搬送中に、吸着保持され
た部品の画像認識を可能としている。
れた部品の画像を取り込み、吸着位置のずれ量を補正し
て、部品を装着する種々の方法が存在する。本出願人が
出願した特願平3−317906号の部品装着装置で
は、水平移動する部品装着部に部品装着ヘッドと撮像手
段とを取り付け、部品装着ヘッド下端に設ける吸着ノズ
ルが上下移動する空間に、45°反射鏡をその反射面と
平行に進退可能に配置し、部品搬送中に、吸着保持され
た部品の画像認識を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような部品装着
装置では、認識時間が部品装着時間に与える影響を軽減
できるが、45°反射鏡の移動ストロ−クは、装着する
部品のうち最大寸法のものをカバ−するよう、大きくと
ってあるため、形状が単純で小さな部品の場合など、部
品の全景が写り、認識可能な状態になってもまだ鏡の移
動がやまず、また認識を短時間で終えても鏡が長距離の
退避を完了するまでは吸着ノズルの下降を始めることが
できず、作業時間がいたずらに引き延ばされていた。
装置では、認識時間が部品装着時間に与える影響を軽減
できるが、45°反射鏡の移動ストロ−クは、装着する
部品のうち最大寸法のものをカバ−するよう、大きくと
ってあるため、形状が単純で小さな部品の場合など、部
品の全景が写り、認識可能な状態になってもまだ鏡の移
動がやまず、また認識を短時間で終えても鏡が長距離の
退避を完了するまでは吸着ノズルの下降を始めることが
できず、作業時間がいたずらに引き延ばされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、X
−Y移動する部品装着部に部品装着ヘッドを取り付け、
その下端に部品吸着及び装着時に下方に進出する吸着ノ
ズルを設ける。そして、この吸着ノズルが上下移動する
空間の45°反射面に平行な方向に進入または退出する
45°反射鏡を設け、この45°反射鏡の進退を、部品
の大きさによって決めた最小のストロークで行い、進入
時に吸着ノズルに吸着された部品の像を水平方向に反射
させる。さらに、この水平反射部品像を直接撮像手段に
取り込むか、あるいは、前記45°反射鏡に対向する位
置に第2の45°反射鏡を設けて、垂直上方に反射させ
てから部品像を撮像手段に取り込む。取り込んだ画像の
認識結果に基づいて部品の吸着位置ずれ量を補正し、所
定位置に部品を装着する。
−Y移動する部品装着部に部品装着ヘッドを取り付け、
その下端に部品吸着及び装着時に下方に進出する吸着ノ
ズルを設ける。そして、この吸着ノズルが上下移動する
空間の45°反射面に平行な方向に進入または退出する
45°反射鏡を設け、この45°反射鏡の進退を、部品
の大きさによって決めた最小のストロークで行い、進入
時に吸着ノズルに吸着された部品の像を水平方向に反射
させる。さらに、この水平反射部品像を直接撮像手段に
取り込むか、あるいは、前記45°反射鏡に対向する位
置に第2の45°反射鏡を設けて、垂直上方に反射させ
てから部品像を撮像手段に取り込む。取り込んだ画像の
認識結果に基づいて部品の吸着位置ずれ量を補正し、所
定位置に部品を装着する。
【0005】
【作用】部品装着ヘッドの吸着ノズルに部品を保持し、
部品装着位置へ移動する間に、部品を画像認識すること
ができる。また、吸着ノズルの上下移動軸に対して45
°に配置された反射鏡が、部品の大きさに応じたストロ
ークで、その45°の反射面に平行な方向に進退する。
部品装着位置へ移動する間に、部品を画像認識すること
ができる。また、吸着ノズルの上下移動軸に対して45
°に配置された反射鏡が、部品の大きさに応じたストロ
ークで、その45°の反射面に平行な方向に進退する。
【0006】
【実施例】本発明部品装着装置の一実施例について、図
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【0007】図1は本発明の部品装着装置の一実施例を
示す概略図である。部品装着装置1は箱型のベース10
を有し、その上に、X−Yステージ2、部品装着部3、
コンベア部4、第1部品供給部5が配置されている。6
はベース10の傍らに配置された第2部品供給部であ
り、ベース10上に設けた部品仮位置決め台7上に部品
を供給する。また、ベース10には、画像処理手段8、
制御手段9が内蔵されている。
示す概略図である。部品装着装置1は箱型のベース10
を有し、その上に、X−Yステージ2、部品装着部3、
コンベア部4、第1部品供給部5が配置されている。6
はベース10の傍らに配置された第2部品供給部であ
り、ベース10上に設けた部品仮位置決め台7上に部品
を供給する。また、ベース10には、画像処理手段8、
制御手段9が内蔵されている。
【0008】次に、本発明の主旨である部品装着部3に
ついて詳述する。
ついて詳述する。
【0009】図2は本発明の部品装着装置の一実施例に
おける部品装着部3の概略正面図である。部品装着部3
は、X−Yステージ2に吊り下げ状態で支持されてお
り、カバー部の中に図2の機構を備えている。30はX
−Yステージ2の下面に取り付けた部品装着部の支持板
で、その正面に、装着ヘッド31を上下運動させる直線
運動ユニット311を垂直に取り付ける。直線運動ユニ
ット311は、図示しないボールネジ、ボールナット、
直線案内軸受、サーボモータ等からなり、ボールナット
に固定されて上下動するスライダ312に、装着ヘッド
31が取り付けられる。
おける部品装着部3の概略正面図である。部品装着部3
は、X−Yステージ2に吊り下げ状態で支持されてお
り、カバー部の中に図2の機構を備えている。30はX
−Yステージ2の下面に取り付けた部品装着部の支持板
で、その正面に、装着ヘッド31を上下運動させる直線
運動ユニット311を垂直に取り付ける。直線運動ユニ
ット311は、図示しないボールネジ、ボールナット、
直線案内軸受、サーボモータ等からなり、ボールナット
に固定されて上下動するスライダ312に、装着ヘッド
31が取り付けられる。
【0010】装着ヘッド31は、垂直下向きにスライダ
312に取り付けられ、自身の下端に、部品を吸着また
は装着する吸着ノズル32を保持する。吸着ノズル32
は上部に正方形の反射板321を有し、この反射板32
1は、自身の中心位置にノズル本体が貫通する形で取り
付けられている。33は、吸着ノズル32に吸着された
部品を照らし出す照明部で、その円筒形部材331の内
周面に一定間隔を置いてリング状に配置された複数個の
LED332を有し、下端には、これらのLEDの光が
後述する45°反射鏡に直接映らないよう、鍔のついた
円筒形の遮光板333を設ける。照明部33は、吸着ノ
ズル32の下方に位置し、円筒形部材331の中心が、
部品装着ヘッドの中心と同一となるよう支持板30に固
定されている。そして、円筒形部材331及び遮光板3
33は、部品吸着または装着時、図3に示すように、L
ED332で囲まれた空間及び遮光板の中空部を、吸着
ノズルと装着ヘッドの一部が通り抜けられる大きさにな
っている。
312に取り付けられ、自身の下端に、部品を吸着また
は装着する吸着ノズル32を保持する。吸着ノズル32
は上部に正方形の反射板321を有し、この反射板32
1は、自身の中心位置にノズル本体が貫通する形で取り
付けられている。33は、吸着ノズル32に吸着された
部品を照らし出す照明部で、その円筒形部材331の内
周面に一定間隔を置いてリング状に配置された複数個の
LED332を有し、下端には、これらのLEDの光が
後述する45°反射鏡に直接映らないよう、鍔のついた
円筒形の遮光板333を設ける。照明部33は、吸着ノ
ズル32の下方に位置し、円筒形部材331の中心が、
部品装着ヘッドの中心と同一となるよう支持板30に固
定されている。そして、円筒形部材331及び遮光板3
33は、部品吸着または装着時、図3に示すように、L
ED332で囲まれた空間及び遮光板の中空部を、吸着
ノズルと装着ヘッドの一部が通り抜けられる大きさにな
っている。
【0011】34は、吸着ノズルに保持された部品がそ
れぞれの照明部32内の所定位置で停止したとき、LE
D332及び反射板321によって照らし出された各部
品像を水平方向に反射する、第1の45°反射鏡であ
る。第1の45°反射鏡34は、装着ヘッド31の上下
移動軸に対して、45°の角度で直線移動するよう、移
動手段35に、中継板341を介して取り付けられる。
れぞれの照明部32内の所定位置で停止したとき、LE
D332及び反射板321によって照らし出された各部
品像を水平方向に反射する、第1の45°反射鏡であ
る。第1の45°反射鏡34は、装着ヘッド31の上下
移動軸に対して、45°の角度で直線移動するよう、移
動手段35に、中継板341を介して取り付けられる。
【0012】移動手段35は、図示しないタイミングベ
ルト、プーリ、サーボモータと、直線案内軸受351及
び、これに沿って直線移動するスライダ352とで構成
される。この直線案内軸受351は、水平面から上方に
45°の角度で支持板30に取り付けて、スライダ35
2の一部は、前記タイミングベルトの歯と噛み合わせ
る。そして、サーボモータとプーリによってタイミング
ベルトが指定量回転すると、スライダ352が、直線案
内軸受351に沿って指定量直線移動する。中継板34
1は、断面L字型で、スライダ352の下側面に一端が
取り付けられ、図2で云う手前側に突出面を有し、この
突出面の上面に、第1の45°反射鏡34を固定してい
る。こうして、第1の45°反射鏡34を、部品吸着及
び装着時に吸着ノズル32の上下移動空間から45°上
方に退避させ、部品認識時に吸着ノズル32の真下に、
45°方向から進入させる。
ルト、プーリ、サーボモータと、直線案内軸受351及
び、これに沿って直線移動するスライダ352とで構成
される。この直線案内軸受351は、水平面から上方に
45°の角度で支持板30に取り付けて、スライダ35
2の一部は、前記タイミングベルトの歯と噛み合わせ
る。そして、サーボモータとプーリによってタイミング
ベルトが指定量回転すると、スライダ352が、直線案
内軸受351に沿って指定量直線移動する。中継板34
1は、断面L字型で、スライダ352の下側面に一端が
取り付けられ、図2で云う手前側に突出面を有し、この
突出面の上面に、第1の45°反射鏡34を固定してい
る。こうして、第1の45°反射鏡34を、部品吸着及
び装着時に吸着ノズル32の上下移動空間から45°上
方に退避させ、部品認識時に吸着ノズル32の真下に、
45°方向から進入させる。
【0013】36は、第1の45°反射鏡34が部品認
識位置にあるとき、これと対向する位置に設ける第2の
45°反射鏡で、支持ブロック361を介して支持板3
0に取り付けられ、部品認識時に、第1の45°反射鏡
34からの水平反射画像を垂直上方に反射する。
識位置にあるとき、これと対向する位置に設ける第2の
45°反射鏡で、支持ブロック361を介して支持板3
0に取り付けられ、部品認識時に、第1の45°反射鏡
34からの水平反射画像を垂直上方に反射する。
【0014】37は、第2の45°反射鏡36が垂直に
反射する画像を取り込む撮像手段で、第2の45°反射
鏡36の真上に位置するよう支持板30に垂直下向きに
取り付ける。
反射する画像を取り込む撮像手段で、第2の45°反射
鏡36の真上に位置するよう支持板30に垂直下向きに
取り付ける。
【0015】8は、撮像手段37が取り込む画像を認識
・処理する画像処理手段で、その処理結果に基づいて、
制御手段9が、部品の吸着位置ずれ量を補正して装着ヘ
ッドのX−Y移動量を制御し、基板上の所定位置に部品
を装着させる。また、制御手段9は、装着ヘッドの上下
移動量、すなわち直線運動ユニット311におけるスラ
イダ312の移動量により、吸着ノズルに保持された部
品の下端が第1の45°反射鏡34に衝突しないよう
に、移動手段35のサーボモータの回転を指令してスラ
イダ352を直線移動させ、第1の45°反射鏡34
を、部品吸着及び部品装着時に吸着ノズル32の上下移
動空間から退避させ、部品認識時に吸着ノズルの真下に
進入させる働きをする。この時、制御手段9は、第1の
45°反射鏡34の進入及び退避ストロークを、あらか
じめ制御手段9に入力されている部品形状の数値データ
や装着順序プログラムにより、各装着順序の部品につい
て、それぞれ最適の値を設定している。すなわち、吸着
ノズルの中心に部品表面の中心が一致して保持されてい
ると仮定すると、第1の45°反射鏡34の進入方向と
平行な方向の部品外形寸法の2分の1をCOS45°で
除した値に、吸着ノズル中心直下まで第1の45°反射
鏡34の下端が到達するのに必要な移動距離を加えた値
が、その部品に関する第1の45°反射鏡34の最適ス
トローク(以下、これを最適ストロークと称する)とな
る。この最適ストロークは、実際には、吸着位置のずれ
を考慮して、前述した算出値より少し大きな値としてい
る。
・処理する画像処理手段で、その処理結果に基づいて、
制御手段9が、部品の吸着位置ずれ量を補正して装着ヘ
ッドのX−Y移動量を制御し、基板上の所定位置に部品
を装着させる。また、制御手段9は、装着ヘッドの上下
移動量、すなわち直線運動ユニット311におけるスラ
イダ312の移動量により、吸着ノズルに保持された部
品の下端が第1の45°反射鏡34に衝突しないよう
に、移動手段35のサーボモータの回転を指令してスラ
イダ352を直線移動させ、第1の45°反射鏡34
を、部品吸着及び部品装着時に吸着ノズル32の上下移
動空間から退避させ、部品認識時に吸着ノズルの真下に
進入させる働きをする。この時、制御手段9は、第1の
45°反射鏡34の進入及び退避ストロークを、あらか
じめ制御手段9に入力されている部品形状の数値データ
や装着順序プログラムにより、各装着順序の部品につい
て、それぞれ最適の値を設定している。すなわち、吸着
ノズルの中心に部品表面の中心が一致して保持されてい
ると仮定すると、第1の45°反射鏡34の進入方向と
平行な方向の部品外形寸法の2分の1をCOS45°で
除した値に、吸着ノズル中心直下まで第1の45°反射
鏡34の下端が到達するのに必要な移動距離を加えた値
が、その部品に関する第1の45°反射鏡34の最適ス
トローク(以下、これを最適ストロークと称する)とな
る。この最適ストロークは、実際には、吸着位置のずれ
を考慮して、前述した算出値より少し大きな値としてい
る。
【0016】このような構成を有する本実施例の部品装
着装置の動作について説明する。
着装置の動作について説明する。
【0017】部品を装着しようとする基板Pが、コンベ
ア部4上を搬送され、図示しない基板位置決め機構によ
って保持されると、まず、制御手段9は、X−Yステー
ジ2を駆動し、部品装着部3の部品装着ヘッド31を、
例えば、第2部品供給部6から部品仮位置決め台7上に
供給された部品Aの真上に停止させる。そして、図示し
ないサーボモータを駆動し、スライダ312、すなわち
装着ヘッド31を下降させる。この時、第1の45°反
射鏡34は上昇端にあり(図3に示す)、吸着ノズル3
2の上下移動空間から離れているため、吸着ノズル32
は部品Aに到達し、これを吸着保持する。
ア部4上を搬送され、図示しない基板位置決め機構によ
って保持されると、まず、制御手段9は、X−Yステー
ジ2を駆動し、部品装着部3の部品装着ヘッド31を、
例えば、第2部品供給部6から部品仮位置決め台7上に
供給された部品Aの真上に停止させる。そして、図示し
ないサーボモータを駆動し、スライダ312、すなわち
装着ヘッド31を下降させる。この時、第1の45°反
射鏡34は上昇端にあり(図3に示す)、吸着ノズル3
2の上下移動空間から離れているため、吸着ノズル32
は部品Aに到達し、これを吸着保持する。
【0018】部品吸着後、制御手段9は、装着ヘッド3
1を上昇させ、かつ上昇途中の所定位置(吸着保持され
た部品Aの下端が、45°方向から進入してくる第1の
45°反射鏡34に接触しない位置)に達したとき、移
動手段35の図示しないサーボモータを、部品Aの前記
最適ストロークに対応する分回転させる。すると、スラ
イダ352が、直線案内軸受351に沿って移動し、第
1の45°反射鏡34を、吸着ノズルの上下移動空間
に、45°方向から進出させる。
1を上昇させ、かつ上昇途中の所定位置(吸着保持され
た部品Aの下端が、45°方向から進入してくる第1の
45°反射鏡34に接触しない位置)に達したとき、移
動手段35の図示しないサーボモータを、部品Aの前記
最適ストロークに対応する分回転させる。すると、スラ
イダ352が、直線案内軸受351に沿って移動し、第
1の45°反射鏡34を、吸着ノズルの上下移動空間
に、45°方向から進出させる。
【0019】吸着ノズルが部品を認識する高さに達する
と、制御手段9は、装着ヘッド31の上昇を停止し、図
2に示すように、照明部33内の所定位置に部品Aを停
止させる。この時、第1の45°反射鏡34は移動途中
であるが、反射鏡が45°方向から部品Aの真下に進入
してくるため、移動が停止していなくとも、図2で云う
部品Aの左端部が、第1の45°反射鏡34に写った時
点で、撮像手段37が部品Aの裏面像を取り込み、画像
処理手段8に入力を開始できる。すなわち、第1の45
°反射鏡34が、その反射面の方向に、反射面と直角の
運動成分を含むことなく移動する限り、部品Aの裏面と
第1の45°反射鏡34との距離は一定であり、撮像手
段37の焦点距離に部品Aの裏面があるという位置関係
は反射鏡34の移動期間中を通じて変わることがない。
第1の45°反射鏡34が部品Aの下に進入して行け
ば、その反射面上に、後に部品Aの裏面全体像を構成す
べき部分像が次第に大きさを増して現れ、対面している
第2の45°反射鏡36にも対応する像が現れ、これが
垂直上方に反射され、撮像手段37の撮像視野に送り込
まれることになる。部品Aの全体像を得た時が画像処理
手段8への入力開始時点である。
と、制御手段9は、装着ヘッド31の上昇を停止し、図
2に示すように、照明部33内の所定位置に部品Aを停
止させる。この時、第1の45°反射鏡34は移動途中
であるが、反射鏡が45°方向から部品Aの真下に進入
してくるため、移動が停止していなくとも、図2で云う
部品Aの左端部が、第1の45°反射鏡34に写った時
点で、撮像手段37が部品Aの裏面像を取り込み、画像
処理手段8に入力を開始できる。すなわち、第1の45
°反射鏡34が、その反射面の方向に、反射面と直角の
運動成分を含むことなく移動する限り、部品Aの裏面と
第1の45°反射鏡34との距離は一定であり、撮像手
段37の焦点距離に部品Aの裏面があるという位置関係
は反射鏡34の移動期間中を通じて変わることがない。
第1の45°反射鏡34が部品Aの下に進入して行け
ば、その反射面上に、後に部品Aの裏面全体像を構成す
べき部分像が次第に大きさを増して現れ、対面している
第2の45°反射鏡36にも対応する像が現れ、これが
垂直上方に反射され、撮像手段37の撮像視野に送り込
まれることになる。部品Aの全体像を得た時が画像処理
手段8への入力開始時点である。
【0020】画像処理手段8が、入力された部品Aの画
像情報の認識を行っている間に、制御手段9は、X−Y
ステージ2を駆動し、装着ヘッド31を、コンベア部4
上に位置決めされた基板Pの指定された装着位置に移動
させる。画像処理手段8は、装着ヘッドの移動途中で部
品Aの画像認識を終え、その認識結果、すなわち部品A
の吸着位置ずれ情報を制御手段9に伝える。そして、制
御手段9は、移動手段35の図示しないサーボモータ
を、部品Aの前記最適ストロークに対応する分逆回転さ
せ、スライダ352及び第1の45°反射鏡34を、4
5°上方に退避させながら、装着ヘッド31を、前記吸
着位置ずれ量だけ補正して、基板Pの装着位置上に停止
させる。こうして、第1の45°反射鏡34が、部品A
及び吸着ノズル32の下降空間から退出してから、吸着
ノズル32を基板P上に下降させて、部品Aを装着す
る。
像情報の認識を行っている間に、制御手段9は、X−Y
ステージ2を駆動し、装着ヘッド31を、コンベア部4
上に位置決めされた基板Pの指定された装着位置に移動
させる。画像処理手段8は、装着ヘッドの移動途中で部
品Aの画像認識を終え、その認識結果、すなわち部品A
の吸着位置ずれ情報を制御手段9に伝える。そして、制
御手段9は、移動手段35の図示しないサーボモータ
を、部品Aの前記最適ストロークに対応する分逆回転さ
せ、スライダ352及び第1の45°反射鏡34を、4
5°上方に退避させながら、装着ヘッド31を、前記吸
着位置ずれ量だけ補正して、基板Pの装着位置上に停止
させる。こうして、第1の45°反射鏡34が、部品A
及び吸着ノズル32の下降空間から退出してから、吸着
ノズル32を基板P上に下降させて、部品Aを装着す
る。
【0021】次に、例えば、第1部品供給部5のチップ
部品Bを取り上げて、基板P上に装着する場合、その動
作は前述と同様であるが、図4に示すように、部品Aよ
り部品Bの外形が小さいため、第1の45°反射鏡34
の部品Bに関する最適ストロークも、部品Aのものより
小さくなる。
部品Bを取り上げて、基板P上に装着する場合、その動
作は前述と同様であるが、図4に示すように、部品Aよ
り部品Bの外形が小さいため、第1の45°反射鏡34
の部品Bに関する最適ストロークも、部品Aのものより
小さくなる。
【0022】
【発明の効果】このように本発明の部品装着装置によ
り、吸着ノズルの上下移動軸に対し45°の角度に配置
された反射鏡が、その45°の反射面に平行に進入する
ため、45°反射鏡の移動停止を待たずとも、部品の全
体像が写し出された時点で画像の取り込みを開始でき、
自身に備えた撮像手段により、移動中に部品認識を行う
部品装着部であっても、部品認識時間が装着時間に与え
る影響を軽減できる。また、45°反射鏡の移動ストロ
ークが、吸着された部品の大きさに対応した、部品認識
に必要最小限の値であるため、45°反射鏡の移動時間
が装着時間に与える影響を軽減できる。
り、吸着ノズルの上下移動軸に対し45°の角度に配置
された反射鏡が、その45°の反射面に平行に進入する
ため、45°反射鏡の移動停止を待たずとも、部品の全
体像が写し出された時点で画像の取り込みを開始でき、
自身に備えた撮像手段により、移動中に部品認識を行う
部品装着部であっても、部品認識時間が装着時間に与え
る影響を軽減できる。また、45°反射鏡の移動ストロ
ークが、吸着された部品の大きさに対応した、部品認識
に必要最小限の値であるため、45°反射鏡の移動時間
が装着時間に与える影響を軽減できる。
【図1】本発明部品装着装置の一実施例の構成を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】本実施例における部品装着部の構成を示す概略
正面図である。
正面図である。
【図3】本実施例における部品装着部の動作を説明する
概略正面図である。
概略正面図である。
【図4】本実施例における部品装着部が、図2、3と異
なる部品を認識する場合の動作を説明する概略正面図で
ある。
なる部品を認識する場合の動作を説明する概略正面図で
ある。
1 部品装着装置 2 X−Yステージ 3 部品装着部 31 部品装着ヘッド 32 吸着ノズル 33 照明部 34 第1の45°反射鏡 35 移動手段 36 第2の45°反射鏡 37 撮像手段 8 画像処理手段 9 制御手段 A,B 部品 P 基板
Claims (2)
- 【請求項1】 X−Y移動する部品装着部に設けた部品
装着ヘッドで部品を吸着し、吸着された部品の保持状態
を画像認識して吸着位置ずれを検知し、そのずれ量を補
正して部品を基板上の所定位置に装着する装置であっ
て、 部品装着ヘッドの下端に設け部品吸着及び装着時に下方
に進出する、吸着ノズルの上下移動空間に、その45°
の反射面に平行な方向に進入または退出し、進入時には
吸着ノズルに吸着された部品の像を水平方向に反射させ
る45°反射鏡と、 前記45°反射鏡を、その反射面に平行な方向への移動
により、部品吸着及び装着時に吸着ノズルの上下移動空
間から退避させ、部品の画像認識時に吸着ノズルの真下
に進入させる移動手段と、 前記水平反射部品像を取り込む撮像手段と、 前記撮像手段が取り込んだ部品画像を処理する画像処理
手段と、 前記移動手段によって与えられる移動量を、吸着ノズル
に吸着された部品の大きさに対応して決定し、部品毎に
決めた最小の移動量で45°反射鏡を進退させ、かつ前
記画像処理手段の処理結果に基づき、部品の吸着位置ず
れ量を補正制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る部品装着装置。 - 【請求項2】 X−Y移動する部品装着部に設けた部品
装着ヘッドで部品を吸着し、吸着された部品の保持状態
を画像認識して吸着位置ずれを検知し、そのずれ量を補
正して部品を基板上の所定位置に装着する装置であっ
て、 部品装着ヘッドの下端に設け部品吸着及び装着時に下方
に進出する、吸着ノズルの上下移動空間に、その45°
の反射面に平行な方向に進入または退出し、進入時には
吸着ノズルに吸着された部品の像を水平方向に反射させ
る第1の45°反射鏡と、 前記45°反射鏡を、その反射面に平行な方向への移動
により、部品吸着及び装着時に吸着ノズルの上下移動空
間から退避させ、部品の画像認識時に吸着ノズルの真下
に進入させる移動手段と、 吸着ノズルの真下に進入した時の前記第1の45°反射
鏡に対向し、前記水平反射部品像を垂直上方に反射させ
る第2の45°反射鏡と、 前記垂直反射部品像を取り込む撮像手段と、 前記撮像手段が取り込んだ部品画像を処理する画像処理
手段と、 前記移動手段によって与えられる移動量を、吸着ノズル
に吸着された部品の大きさに対応して決定し、部品毎に
決めた最小の移動量で45°反射鏡を進退させ、かつ前
記画像処理手段の処理結果に基づき、部品の吸着位置ず
れ量を補正制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る部品装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340904A JP2664576B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 部品装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340904A JP2664576B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 部品装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05175697A JPH05175697A (ja) | 1993-07-13 |
JP2664576B2 true JP2664576B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=18341382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3340904A Expired - Fee Related JP2664576B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 部品装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664576B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4558112B2 (ja) * | 1998-10-13 | 2010-10-06 | 山形カシオ株式会社 | 部品搭載装置用の照明装置とその照明装置を備える部品搭載装置 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3340904A patent/JP2664576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05175697A (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |