JP2664266B2 - 塗装設備 - Google Patents

塗装設備

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JP2664266B2
JP2664266B2 JP2072169A JP7216990A JP2664266B2 JP 2664266 B2 JP2664266 B2 JP 2664266B2 JP 2072169 A JP2072169 A JP 2072169A JP 7216990 A JP7216990 A JP 7216990A JP 2664266 B2 JP2664266 B2 JP 2664266B2
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禎宏 光田
誠 山崎
康彰 萩倉
隆史 瀬川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被塗物を搬送するコンベアラインに沿って
塗装ブースと乾燥炉が連接された塗装設備に関する。
〔従来の技術〕
この種の塗装設備は、オーバースプレー塗料が洩れ出
す塗装ブースの出口と、ハイドロカーボン等の有害物質
を含んだ熱風が洩れ出す乾燥炉の入口とを互いに近づけ
ないようにし、また、塗装ブース内で塗装された被塗物
が乾燥炉内に送り込まれる前に、その塗膜中に含まれた
水分や溶剤成分を十分に自然蒸発させて、乾燥炉内で焼
き付けられる塗膜に発泡等の塗膜不良が生じないように
するため、塗装ブースと乾燥炉が一定の間隔を保って連
接されている。
ところで、従前においては、塗装ブースの出口と乾燥
炉の入口との間が全く囲いのないオープンスペースにな
っていたので、その間を通過する被塗物の塗膜にゴミや
ホコリなどが付着して塗膜不良を生ずるおそれがあっ
た。
このため、最近では、塗装ブースの出口と乾燥炉の入
口が、ゴミやホコリの侵入を阻止するトンネル形のセッ
ティングルームを介して連結された塗装設備が多くなっ
ている。
しかし、塗装ブースと乾燥炉をトンネル形のセッティ
ングルームで連結すると、塗装ブースの出口から流入出
する空気と、乾燥炉の入口から流入出する空気が、互い
の影響を受けるため、塗装ブースの出口と乾燥炉の入口
のエアシールが難しくなって、塗装ブース内のオーバー
スプレー塗料が乾燥炉内に流れ込み、その塗料粒子が乾
燥炉内で焼き付けされる被塗物の塗膜に付着してブツを
発生させることがあった。
すなわち、乾燥炉の出入口には、炉内の熱風洩れを防
止するエアシールを設けているが(特開昭51−91057
号,実開昭62−24975号,実開昭63−152681号公報参
照)、その熱風洩れを完全に阻止することはできない。
そして、乾燥炉の入口の上方から熱風が洩れ出すと、
その入口の下方から冷たい空気が引き込まれるため、乾
燥炉の入口と塗装ブースの出口との間に連結されたセッ
ティングルーム内に対流が生じ、その対流によって乾燥
炉内からの熱風洩れが助長されると同時に、塗装ブース
の出口からオーバースプレー塗料を含んだ空気が洩れ出
す量も多くなって、乾燥炉内に多量のオーバースプレー
塗料が引き込まれる。
これを防止するには、塗装ブースの入口や乾燥炉の出
口に、被塗布物が通過するたびに開閉されるシャッター
カーテンを設けたり、セッティングルーム内に対流を妨
げるじゃま板を設けるなどの手段も考えられるが、塗装
ブースから乾燥炉に被塗物を搬送するコンベアに沿って
当該コンベアを囲繞するカバーが設けられた塗装設備に
あっては、コンベアが塗料で汚損されることを防止する
ために設けたカバーが、塗装ブース内の比較的冷たい空
気を乾燥炉内に導く風道ダクトとなって、乾燥炉内に多
量のオーバースプレー塗料を吹き込むから、シャッター
カーテンやじゃま板を設けた効果も全くなくなる。
そこで本発明は、塗装ブース内でオーバースプレーさ
れた塗料が被塗物を搬送するコンベアに付着することを
防止すると共に、そのオーバースプレー塗料がセッティ
ングルー内やコンベアのカバー内を通って乾燥炉内に引
き込まれないようにすることを技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために、本発明は、塗装ブースの
出口と乾燥炉の入口がトンネル形のセッティングルーム
を介して連結され、塗装ブースから乾燥炉に被塗物を搬
送するコンベアに沿って当該コンベアを囲繞するカバー
が設けられた塗装設備において、セッティングルーム内
の途中にエアカーテンを形成する吸気口と排気口が設け
られると共に、当該エアカーテンが形成される場所で塗
装ブース側から延設された前記カバーが切断され、その
切断部に向かって前記排気口の方向に空気を噴射するエ
アブロー装置が設けられていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、塗装ブースの出口からセッティング
ルーム内に洩れ出すオーバースプレー塗料が、セッティ
ングルーム内の途中に形成されたエアカーテンで遮られ
て、当該エアカーテンを形成する排気口から吸引排出さ
れる。
また、このエアカーテンは、セッティングルーム内全
体に対流が生ずることを妨げるから、乾燥炉内からの熱
風洩れによって塗装ブース内から洩れ出すオーバースプ
レー塗料の量が増大することもない。
更に、コンベアを囲繞するカバー内を塗装ブース側か
ら乾燥炉方向に流れる気流に含まれて洩れ出すオーバー
スプレー塗料が、セッティングルーム内のエアカーテン
が形成される場所で切断されたカバーの切断部まで運ば
れると、当該切断部に向かってエアブロー装置が噴射す
る空気でカバー内からエアカーテンの排気口方向に払拭
され、そのエアカーテンの気流にも乗せられて当該排気
口から吸引排出される。
したがって、塗装ブース内から洩れ出して乾燥炉内に
流れ込むオーバースプレー塗料の量が著しく減少する。
また、塗装ブースから乾燥炉に被塗物を搬送するコン
ベアは、セッティングルーム内のエアカーテンが形成さ
れる場所まで延設されたカバーで囲繞されているから、
塗装ブース内からセッティングルーム内に洩れ出たオー
バースプレー塗料の付着によって汚損されることが防止
される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は本発明による塗装設備の断面図、第2図はそ
の内部を透視した斜視図、第3図はA矢視図、第4図は
B矢視図である。
本例に示す塗装設備は、塗装ブース1の出口と乾燥炉
2の入口が、トンネル形のセッティングルーム3を介し
て連結され、塗装ブース1内から乾燥炉2内に被塗物4
を搬送するコンベア5に沿って、当該コンベア5を囲繞
するダクト状のカバー6が設けられ、当該カバー6の上
面に沿って、被塗物4を搭載するコンベア台車7の支柱
8を突出させるスリット9が形成されている。
そして、セッティングルーム3内の途中にエアカーテ
ン10を形成する給気口11と排気口12が設けられると共
に、当該エアカーテン10が形成される場所で、コンベア
5のカバー6が途中切断されて、当該カバー6が、塗装
ブース1側のカバー部6aと、乾燥炉2側のカバー部6bと
に分断され、その分断箇所に、両カバー部6a,6b間の隙
間に向かって排気口12方向に空気を噴射するエアブロー
装置13が設けられている。
ここで、給気口11と排気口12は、セッティングルーム
3内の天井側と床面側に分かれて対角線上に対向配設さ
れ、給気口11からは風速1m/秒程度の清浄空気が噴き出
されるようになっている。
また、エアブロー装置13は、カバー6の切断部を挟ん
で排気口12と対向配設され、当該切断部の側方から風速
30〜40m/秒の高速空気を噴射するようになっている。
セッティングルーム3内には、塗装ブース1側から見
て給気口11,排気口12やエアブロー装置13が設けられた
場所より前方に、対流の発生を阻止する前後一対のじゃ
ま板14,15が設けられている。
コンベア5は、塗装ブース1の出口から、じゃま板1
4,15間に至るまでの間が、コンベアスピード10〜20m/分
程度の早送りコンベア5Hで形成され、その前後が、塗装
ラインのラインスピードと同じコンベアスピード2m/分
程度の定速コンベア5L,5Lで形成されている。
コンベア5のカバー6は、カバー部6a,6bの上面間に
金属製の簀子板16が架設され、当該カバー6の上面全体
がセッティングルーム3内の保守点検を行う際の足場と
なっている。
なお、カバー6内には、コンベア台車7を走行させる
コンベアレール17,17が配設されている。
また、乾燥炉2の入口には、その上部に、乾燥炉2内
から洩れ出す熱風を吸引排出する排気フード18が設けら
れると共に、当該排気フード18を挟んで左右の側壁に除
塵フィルタ19を設けた外気導入口20,20が形成されてい
る。
しかして、塗装ブース1の出口に形成されたエアカー
テン21を潜ってセッティングルーム3内に洩れ出したオ
ーバースプレー塗料は、じゃま板14とその手前に形成さ
れたエアカーテン10に遮られ、当該エアカーテン10を形
成する空気流に運ばれて排気口12から吸引排出される。
また、塗装ブース1内からコンベア5のカバー6内を
通って洩れ出すオーバースプレー塗料は、エアカーテン
10が形成される場所まで延設されたカバー部6aから流出
すると同時に、エアブロー装置13から噴射される空気で
排気口12方向に払拭されて、乾燥炉2内に通ずるカバー
部6bに入ることなく、排気口12によって吸引排出され
る。
また、セッティングルーム3内には、対流を阻止する
エアカーテン10やじゃま板14,15が設けられており、更
に、乾燥炉2の入口には、当該入口から洩れ出た熱風を
吸引排出する排気フード18の吸引力によって外気導入口
20,20から導入される外気が、熱風の洩れ方向や冷気の
引き込み方向と直交する気流れを生じて、対流の発生を
阻止する。
したがって、塗装ブース1内から洩れ出して乾燥炉2
内に流れ込むオーバースプレー塗料の量が著しく減少す
る。
なお、乾燥炉2の入口じゃま板22を設けると共に、乾
燥炉2内の左右に設けられた熱風吹出ダクト23R,23Lの
端面からじゃま板22に向かって熱風を吹き付ける吹出口
24を開口形成すると、当該各吹出口24から吹き出す熱風
が乾燥炉2の入口下方に形成する気流によって、乾燥炉
2内への冷たい空気の流入がより確実に阻止される。
また、塗装ブース1内で塗装終了した被塗物4は、早
送りコンベア5Hによって、オーバースプレー塗料が降り
かかるおそれのある塗装ブース1の出口からエアカーテ
ン10までの間を高速で通過した後、定速コンベア5Lでゆ
っくりと搬送されながらセッティングされるから、ブツ
発生等の塗膜不良を生ずるおそれが非常に少ない。
また、コンベア5は、塗装ブース1内のオーバースプ
レー塗料やその出口から洩れ出たオーバースプレー塗料
が降りかかる部分が、カバー部6aで囲繞されているか
ら、塗料の付着による汚損も少ない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、被塗物を搬送す
るコンベアに沿って当該コンベアを囲繞するカバーを設
けても、塗装ブース内から洩れ出したオーバースプレー
塗料が、当該カバー内や、セッティングルーム内を通っ
て乾燥炉内に引き込まれることを確実に防止できるとい
う大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による塗装設備の断面図、第2図はその
内部を透視した斜視図、第3図はA矢視図、第4図はB
矢視図である。 符号の説明 1……塗装ブース、2……乾燥炉、 3……セッティングルーム、4……被塗物、 5……コンベア、6……カバー、 10……エアカーテン、 11……給気口、12……排気口、 13……エアブロー装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 誠 愛知県豊田市柿本町1丁目9番地 トリ ニティ工業株式会社内 (72)発明者 萩倉 康彰 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 瀬川 隆史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 小林 哲郎 愛知県豊田市堤町寺池上71番地 アマノ 機工株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−115469(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装ブース(1)の出口と乾燥炉(2)の
    入口がトンネル形のセッティングルーム(3)を介して
    連結され、塗装ブース(1)から乾燥炉(2)に被塗物
    (4)を搬送するコンベア(5)に沿って当該コンベア
    (5)を囲繞するカバー(6)が設けられた塗装設備に
    おいて、セッティングルーム(3)内の途中にエアカー
    テン(10)を形成する吸気口(11)と排気口(12)が設
    けられると共に、当該エアカーテン(10)が形成される
    場所で塗装ブース(1)側から延設された前記カバー
    (6)が切断され、その切断部に向かって前記排気口
    (12)の方向に空気を噴射するエアブロー装置(13)が
    設けられていることを特徴とする塗装設備。
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ES2050649T5 (es) * 1992-04-30 1999-03-01 Ici Plc Un recinto para pintar y un metodo para forzar la evaporacion desde un revestimiento sobre una superficie de panel.
AU2001240522A1 (en) * 2000-01-21 2001-07-31 Gerd Wurster Powder coating arrangement

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