JP2663889B2 - 二重チャネルの信号処理回路 - Google Patents

二重チャネルの信号処理回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリクス状の光電変
換素子からの信号読出に利用する。本発明は、二重チャ
ネル画像信号の処理に関する。本発明は、二重チャネル
読出し構造の水平シフトレジスタを備えた電荷結合素子
の信号処理回路に関する。本発明は、高解像度、高品質
の画像を得ることができる二重チャネルの信号処理回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】電荷結合素子(以降、CCDと記す)
は、高画質化をはかるために多画素化が進み、ハイビジ
ョンなどの高精細度テレビジョン方式では、200万画
素以上の超高精細度CCDが開発されている。この開発
の過程で、パターンの高密度化、クロックレートの高速
化が強いられ、また、単位画素当りの感度が低下する問
題が生じている。
【0003】パターンの高密度化、クロックレートの高
速化の対応策として提案されたものに二重チャネル読み
出し構造がある。これは、同一構造の水平シフトレジス
タをトランスファ電極を挟んで2本並列に配置し、垂直
シフトレジスタからの信号電荷を1画素おきに上下の水
平シフトレジスタに振り分けるものであり、パターンル
ールを緩和し、水平クロックレートを半減させる効果が
ある。このような超高解像度CCDの出力信号を標本化
する際に、二つの水平シフトレジスタの出力アンプの直
流レベルのばらつきによって生じる縦すじ状の固定パタ
ーン雑音や解像度劣化を生じる問題がある。
【0004】図4は従来における二重チャネル読み出し
構造の水平シフトレジスタを有するCCDの標本化回路
の構成を示す図である。この標本化回路は前述の問題に
対策が施されたものである。撮像領域10で光電変換さ
れた信号電荷は、垂直転送された後、1素子おきにトラ
ンスファ電極を挟んで2本並列に配置された上下の水平
シフトレジスタ14、15に振り分けられる。上部の水
平シフトレジスタ14を第一チャネルとし、下部の水平
シフトレジスタ15を第二チャネルとする。振り分けら
れた信号電荷は、水平シフトレジスタ14、15を互い
に180°位相をずらして転送され、各チャネルの出力
アンプ16、17から出力される。
【0005】その出力信号は、前置アンプ18、19に
入力され増幅された後、例えば反射形遅延差雑音除去回
路(特願昭63−034518)などの雑音除去回路2
0、21に入力され、フィードスルー期間と信号期間の
電位の差をアナログ的にとる演算がなされ、各チャネル
の有効信号電圧成分が、サンプリング回路22、23に
よってサンプルホールドされる。サンプルホールドされ
た信号は、次に第一のオプティカルブラッククランプ回
路26、27が付加された中間アンプ24、25に入力
され、画像の黒レベルであるオプティカルブラック領域
13の直流電圧レベルが設定電圧と一致するようにフィ
ードバックをかけながら増幅される。
【0006】中間アンプ24、25の出力信号は、再
度、2段目のサンプリング回路28、29によって交互
に混合回路30に出力されて連続信号に変換される。混
合回路30の出力は、第二のオプティカルブラッククラ
ンプ回路32が付加された後段アンプ31を介してプロ
セス回路に出力される。
【0007】図5は従来例における中間アンプおよびオ
プティカルブラッククランプ回路の構成を示す図であ
る。この回路は反転アンプの場合を示したもので、ゲイ
ンはAV=−Rt/Riである。中間アンプ24に付加
されたオプティカルブラッククランプ回路26は、サン
プリング回路301、および積分特性を持った差動増幅
回路302により構成される。
【0008】次に、図6を用いて、本回路における2チ
ャネル間の直流レベルのばらつきを補正する動作につい
て説明する。中間アンプ24の出力信号Dのうち、オプ
ティカルブラック領域13の信号に当たる期間(以降、
OB期間と記す)の直流電圧レベルは、サンプリング回
路301にOBクランプパルスPOBが印加され、OB期
間の直流レベルはサンプリングされ、ホールドコンデン
サCH にホールドされる。ホールドされたOB期間の直
流電圧レベルは、積分特性を持った差動増幅器302に
おいて設定電圧VDC1 との間で差動がとられ、中間アン
プ24の負入力端子にフィードバックされる。これによ
り、中間アンプ24においてOB期間の直流電圧と設定
電圧VDC1 との間で電位差がなくなるようにフィードバ
ックがかかる。
【0009】一方、第二チャネルの中間アンプ25にお
いても同様の動作が行われ、中間アンプ25の出力信号
FのOB期間の直流電圧は、常に直流電圧VDC2 になる
ようにフィードバックがかかる。
【0010】以上の動作によって、第一チャネルの中間
アンプ24および第二チャネルの中間アンプ25のOB
期間の直流レベルは、周囲の温度変化の影響を受けず、
それぞれの設定電圧VDC1 、VDC2 になるようにフィー
ドバックがかかる。中間アンプ24、26の出力信号
D、Fは、続く2段目のサンプリング回路28、29に
よって交互にサンプリングされ、混合回路30でミック
スされて連続信号Gに変換される。この際、VDC1 ≠V
DC2 であれば、バランスが崩れた状態であるが、初期状
態においてVDC1 =VDC2 になるようにバランスをとっ
ておけば、周囲の温度変動の影響を受けずに、常にバラ
ンスした状態を保つことができる。混合された信号は、
続く後段アンプ31で増幅されるが、ここでも中間アン
プ24と同様の動作により出力信号HのうちOB期間の
信号に当たる直流電圧レベルが設定電圧VDC3 になるよ
うにフィードバックがかかる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような動作によっ
て、チャネル間の直流レベルのばらつきの温度変動を抑
制することができる。しかしながら、この回路では、中
間アンプでOB期間に基準電位をクランプした後に、再
び後段アンプにおいて中間アンプと同一タイミングでO
B期間に同様な基準電位のクランプを実行しているが、
この場合、前段のOBクランプ回路でのスイッチングノ
イズが後段のOBクランプ回路に影響をおよぼし、スイ
ッチングノイズの温度変動が後段アンプの直流レベルの
温度ドリフトとして表れる。
【0012】この現象が発生する過程を図7のタイムチ
ャートを用いて説明する。混合回路30でミックスされ
た信号CのうちOB期間に当たる信号には、OBクラン
プパルスPOBが印加されたタイミングでスイッチングノ
イズNSW1 が混入されている。このノイズは、スイッチ
ング回路のオン、オフ特性のアンバランスやパルスの飛
び込みに起因していると考えられ、周囲温度の影響を受
けてその大きさは変動する。ここで、Gが温度変動する
前の混合回路の出力波形とし、G′が変動後の信号波形
とする。温度変動前後の信号を比較した場合に信号の直
流レベルは変わらないがスイッチングノイズの大きさは
変動する。このときのスイッチングノイズの変動の大き
さをΔVnSW とする。後段アンプに印加されたOBクラ
ンプ回路では、このスイッチングノイズが重畳された期
間の圧力をサンプリングして、設定電圧VDC3 と等しく
なるようにフィードバックがかかる。これにより、波形
Gでは、スイッチングノイズNSW1 を含め平滑化された
レベルVAV3 が設定電圧VDC1 と等しくなるようにフィ
ードバックがかかり、波形G′では、スイッチングノイ
ズNSW2 を含め平滑化されたレベルVAV2 、VDC3 と等
しくなるようにフィードバックがかかる。このように温
度ドリフトによってスイッチングノイズの大きさが変動
してしまうとサンプリングされた電圧レベルのレベル
(OB期間の平滑化された電圧レベル)も変動するので
結果的に映像期間の直流レベルが変動してしまう。
【0013】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、温度ドリフトによって中間アンプで入力信号の
直流電圧レベルが変動しても、出力信号の直流電圧レベ
ルが常に一定になるように基準電位をフィードバックす
ることができるとともに、スイッチングノイズの大きさ
が変動してもその影響を受けることなく高解像度、高品
質の画像が得られる回路を提供することを目的とする。
本発明は、二回のクランプ動作が互いに影響しない回路
と提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、二重チャネル
の信号処理において周囲の温度変動の影響を受けること
なく、常に2チャネルのバランスを保たせ、かつ混合後
の信号の直流レベルを精度よく一定に保たせることを特
徴とする。
【0015】すなわち、本発明は、マトリクス状に配置
された光電変換素子の隣接する二つの水平素子の情報を
並行して読出す二つのシフトレジスタと、この二つのシ
フトレジスタを位相が180度異なるクロック信号によ
り処理を行う二つの読出回路と、この二つの読出回路の
混合回路とを備え、前記二つの読出回路にはそれぞれ前
記光電変換素子のうち光学的に遮蔽された領域の出力タ
イミングで直流レベルを設定する二つの第一クランプ回
路を含み、前記混合回路の出力回路には前記出力タイミ
ングで再度直流レベルを設定する第二クランプ回路を備
えた二重チャネルの信号処理回路において、前記第一ク
ランプ回路および前記第二クランプ回路のクランプ動作
タイミングが前記出力タイミングの中で別の時間に割付
けられたことを特徴とする。
【0016】前記第一クランプ回路のクランプ動作タイ
ミングは、前記第二クランプ回路のクランプ動作タイミ
ングに先行し、前記第一クランプ回路のクランプ動作タ
イミングと、前記第二クランプ回路のクランプ動作タイ
ミングとは、前記シフトレジスタの掃引周期の開始直後
および終了直前に分散配置されることが望ましい。
【0017】
【作用】マトリクス状に配置された光電変換素子の隣接
する二つの水平素子の情報を二つのシフトレジスタが並
行して読出し、この二つのシフトレジスタにより読出さ
れた情報を二つの読出回路が位相が180度異なるクロ
ック信号により処理する。この二つの読出回路の各出力
は混合回路により処理された、一本化された情報を出力
する。読出回路では、二つの第一クランプ回路(24−
26、25−27)が光電変換素子のうち光学的に遮蔽
された領域(OB領域)の出力タイミングで直流レベル
を設定し、第二クランプ回路(31−32)が混合回路
の出力回路にOB領域の出力タイミングで再度直流レベ
ルを設定する。このような処理動作を行う際に互いに干
渉しないように、第一クランプ回路および第二クランプ
回路のクランプ動作タイミングを出力タイミングの中で
別の時間に割付ける。
【0018】第一クランプ回路のクランプ動作タイミン
グは、第二クランプ回路のクランプ動作タイミングに先
行させ、第一クランプ回路のクランプ動作タイミングと
第二クランプ回路のクランプ動作タイミングとはシフト
レジスタの掃引周期の開始直後および終了直前に分散配
置することが望ましい。
【0019】これにより、従来の手法では、1段目のO
Bクランプパルスにおけるスイッチングノイズが2段目
のOBクランプに影響をおよぼし、温度ドリフトなどの
影響でスイッチングノイズの大きさが変動した場合、2
段目のOBクランプ後の信号の直流レベルも変動してし
まうことがあったが、これを防ぐことができる。すなわ
ち、2段目のOBクランプのパルスについては、1段目
のクランプパルスに用いたOB領域とは異なる領域、例
えば1段目の領域とは反対側の端にあるOB領域や垂直
方向のOB領域の信号のタイミングにすることによっ
て、1段目のスイッチングノイズが2段目に影響をおよ
ぼすのを防ぎ温度ドリフトなどによってスイッチングノ
イズの大きさが変動しても、2段目のクランプ回路の出
力信号の直流レベルが変動することを防止することがで
きる。本発明の回路では温度変動に左右されずに縦すじ
状の固定パターン雑音やランダム雑音の少ない高解像
度、高品質な安定した画像を得ることができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0021】本発明実施例は、マトリクス状に配置され
た光電変換素子の隣接する二つの水平素子の情報を並行
して読出す二つのシフトレジスタ14および15と、こ
の二つのシフトレジスタ14および15を位相が180
度異なるクロック信号により処理を行う二つの読出回路
と、この二つの読出回路の混合回路30とを備え、前記
二つの読出回路にはそれぞれ光電変換素子のうち光学的
に遮蔽されたオプティカルブラック(OB)領域11、
12、13の出力タイミングで直流レベルを設定する中
間アンプ24およびオプティカルブラッククランプ回路
26と、中間アンプ25およびオプティカルブラックク
ランプ回路27とによりそれぞれ構成された二つの第一
クランプ回路を含み、混合回路30の出力回路には前記
出力タイミングで再度直流レベルを設定する後段アンプ
31およびオプティカルブラッククランプ回路32によ
り構成された第二クランプ回路を備え、前記第一クラン
プ回路および前記第二クランプ回路のクランプ動作タイ
ミングが前記出力タイミングの中で別の時間に割付けら
れる。
【0022】前記第一クランプ回路のクランプ動作タイ
ミングは、前記第二クランプ回路のクランプ動作タイミ
ングに先行し、前記第一クランプ回路のクランプ動作タ
イミングと、前記第二クランプ回路のクランプ動作タイ
ミングとは、前記シフトレジスタの掃引周期の開始直後
および終了直前に分散配置される。第一クランプ回路お
よび第二クランプ回路は、図5に示す従来例同様に構成
される。
【0023】マトリクス状に配列されたCCD素子の撮
像領域10で光電変換された信号電荷は、垂直転送され
た後に、1画素おきにトランスファ電極を挟んで2本並
列に配置された上下のシフトレジスタ14、15に振り
分けられる。ここで、従来例と同じく上部のシフトレジ
スタ14の信号を第一チャネルとし、下部のシフトレジ
スタ15の信号を第二チャネルとする。そして、信号電
荷はシフトレジスタ14、15を相互に180度位相を
ずらして転送されて各チャネルの出力アンプ16、17
から出力される。
【0024】出力アンプ16、17の出力信号は、前置
アンプ18、19に入力された後、雑音除去回路20、
21に入力され、フィールドスルー期間の電位と信号期
間の電位の差動がとられ、各チャネルの有効信号電圧レ
ベルを続く1段目のサンプリング回路22、23によっ
てサンプルホールドされる。サンプルホールドされた信
号III はオプティカルブラッククランプ回路26、27
が付加された中間アンプ24、25に入力され、画像の
黒レベルであるオプティカルブラック領域11、あるい
は13の直流電圧レベルが変動しないようにフィードバ
ックをかけながら増幅される。
【0025】中間アンプ24、25の出力信号は、再
度、2段目のサンプリング回路28、29によって、交
互に混合回路30に出力されることにより、連続信号に
変換される。混合回路30の出力は、第二のオプティカ
ルブラッククランプ回路32が付加された後段アンプ3
1を介して、プロセス回路に出力される。ここで、第一
のオプティカルブラッククランプ回路26、27に印加
されるパルスPOB1 と第二のオプティカルブラッククラ
ンプ回路32に印加されるパルスPOB2 は、それぞれ独
立にクランプパルス発生回路33より発生される。
【0026】ここで、本発明の特徴とするクランプ動作
について図2および図3のタイムチャートを使用して説
明する。まず、図2において、1段目のサンプリング回
路22でサンプリングされた信号III は中間アンプ24
に入力され増幅されるが、オプティカルブラッククラン
プ回路26にクランプパルスPOB1 が印加され、オプテ
ィカルブラック領域13に当たる信号の直流電圧レベル
がサンプリングされ、その電圧が設定電圧VDC1 と等し
くなるようにフィードバックがかかる。そして、その出
力信号IVは、再度サンプリングされ混合回路30で同様
にして生成された第二チャネルの信号VIと混合される。
混合回路30の出力信号VII は、後段アンプ31で増幅
されるが、今度は、オプティカルブラッククランプ回路
32にクランプパルスPOB2 が印加され、オプティカル
ブラック領域11に当たる信号の直流電圧レベルがサン
プリングされ、その電圧が設定電圧VDC2 と等しくなる
ようにフィードバックがかかる。これにより、1段目の
クランプ回路で混入したスイッチングノイズが、かりに
ヒートラン後、NSW1 からNSW2 に変動しても、2段目
のクランプ回路では1段目と異なるパルスPOB2 でサン
プリングするため、前後の温度ドリフトはすでに安定し
ていてその影響を受けず、直流電圧レベルを常に設定値
DC2 に保つことができる。図3においては、混合回路
30までは図2と同様であるが、2段目のオプティカル
ブラッククランプ回路32には、撮像領域の上部で水平
方向に配置されたオプティカルブラック領域12に対応
したクランプパルスP′OB2 がフィールド毎に印加さ
れ、その期間の直流電圧レベルが設定電圧VDC2 になる
ようにフィードバックがかかる。以上の場合でも、図2
の場合と同様に前段のクランプ回路で混入したスイッチ
ングノイズの温度変動の影響を受けることなく、直流電
圧レベルを常に設定値VDC2 に保つことができる。
【0027】以上述べたように本発明によれば、ヒート
ラン後に温度ドリフトなどによって中間アンプで入力信
号の直流電圧レベルが変動しても、二つのクランプ回路
の動作が別のタイミングで行われるから、1段目のOB
クランプ回路により、出力信号の直流電圧レベルが常に
一定になるようにフィードバックすることができる。そ
のために初期状態においてチャネル間の直流電圧レベル
のバランスをとっていれば、温度ドリフトによって崩れ
ることはない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば温度ドリフトによって、
1段目のOBクランプのスイッチングノイズの大きさが
変動しても、2段目のOBクランプ回路においてクラン
プパルスのタイミングはずれているので、互いにスイッ
チングノイズの影響を受けることはない。従って、映像
信号の直流レベルは温度変動の影響を受けず絶えず一定
レベルに保たれる。
【0029】これにより、温度変動に左右されず安定し
て、縦すじ状の固定パターン雑音やランダム雑音の少な
い高解像度、高品質な映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例における動作を説明するタイムチ
ャート。
【図3】本発明実施例における動作を説明するタイムチ
ャート。
【図4】従来例の構成を示すブロック図。
【図5】本発明実施例および従来例の中間アンプの構成
を示す図。
【図6】従来例における動作を説明するタイムチャー
ト。
【図7】従来例における動作を説明するタイムチャー
ト。
【符号の説明】
10 撮像領域 11、12、13 オプティカルブラック領域 14、15 シフトレジスタ 16、17 出力アンプ 18、19 前置アンプ 20、21 雑音除去回路 22、23、28、29 サンプリング回路 24、25 中間アンプ 26、27、32 オプティカルブラッククランプ回路 30 混合回路 31 後段アンプ 33 クランプパルス発生回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された光電変換素子
    の隣接する二つの水平素子の情報を並行して読出す二つ
    のシフトレジスタと、この二つのシフトレジスタを位相
    が180度異なるクロック信号により処理を行う二つの
    読出回路と、この二つの読出回路の混合回路とを備え、 前記二つの読出回路にはそれぞれ前記光電変換素子のう
    ち光学的に遮蔽された領域の出力タイミングで直流レベ
    ルを設定する二つの第一クランプ回路を含み、前記混合
    回路の出力回路には前記出力タイミングで再度直流レベ
    ルを設定する第二クランプ回路を備えた二重チャネルの
    信号処理回路において、 前記第一クランプ回路および前記第二クランプ回路のク
    ランプ動作タイミングが前記出力タイミングの中で別の
    時間に割付けられたことを特徴とする二重チャネルの信
    号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記第一クランプ回路のクランプ動作タ
    イミングは、前記第二クランプ回路のクランプ動作タイ
    ミングに先行する請求項1記載の二重チャネルの信号処
    理回路。
  3. 【請求項3】 前記第一クランプ回路のクランプ動作タ
    イミングと、前記第二クランプ回路のクランプ動作タイ
    ミングとは、前記シフトレジスタの掃引周期の開始直後
    および終了直前に分散配置された請求項1記載の二重チ
    ャネルの信号処理回路。
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