JP2662505B2 - ブロワユニットの機器取付構造 - Google Patents

ブロワユニットの機器取付構造

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JP2662505B2
JP2662505B2 JP32432794A JP32432794A JP2662505B2 JP 2662505 B2 JP2662505 B2 JP 2662505B2 JP 32432794 A JP32432794 A JP 32432794A JP 32432794 A JP32432794 A JP 32432794A JP 2662505 B2 JP2662505 B2 JP 2662505B2
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opening
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groove
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久生 奈雲
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Diesel Kiki Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のブロワユニッ
ト内の通路の下面に、例えばブロワモータの回転速度を
調節するレジスタ等の、ブロワユニットの機器を取付け
たブロワユニットの機器取付構造に関し、より詳細に
は、当該機器の近傍に溜まる水を排水する構造を備えた
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用のブロワユニット内の通
路の下面には、ブロワモータの回転速度を調節するレジ
スタやパワートランジスタ等の機器が取付けられてい
る。図7は、ブロワユニット内にレジスタが取付けらた
ものを示している。この図において、21はブロワユニ
ットで、ファン22とこれを駆動するブロワモータ23
を備え、通路24には、レジスタ25が取付けられてい
る。
【0003】レジスタ25は、一種の抵抗器であって発
熱するので、これを冷却する必要がある。そのため、ブ
ロアの風をレジスタ25にあてて冷却しているが、送風
抵抗や風あたり音を可及的に減少するため、レジスタ取
付面26を通路面27よりも下げているのが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ブロアは外気導入孔よ
り外気を取り入れているので、ときとして雨や雪がブロ
ワ内に入り、水分を含んだ送風のなされることがある。
【0005】水分を含んだ送風がなされると、直接レジ
スタやパワートランジスタにあたって、又はブロワ内に
付着した水分が送風により運ばれて、機器取付面の凹所
に溜まることとなる。
【0006】従来のブロワユニットにおいて、このよう
に機器取付面の凹所に水が溜まるとレジスタ等の機器に
錆を生じ、これが例えばレジスタであればその抵抗値に
変化をもたらす等の機器不良ないし導通不良を生じる不
具合があった。
【0007】そこで、本発明は、この種の機器取付構造
において、機器取付面の凹所に水が溜まるのを防止し、
これにより機器の安全性向上を図り、併せて、信頼性を
確保することのできるブロワユニットの機器取付構造を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、ブロワ
ユニット内の通路の下面に、ブロワモータの機器を取付
けるものにおいて、前記通路に前記機器を嵌合するため
の開口部を形成するとともに、該開口部に下側より該機
器を装着して構成され、前記開口部は、下端に当接縁部
を備え、前記機器は、前記当接縁部が当接するシール面
を備え、前記当接縁部と前記シール面の一方又は双方
に、前記開口部内に溜まる水を排出するための溝を形成
したブロワユニットの機器取付構造である。
【0009】また、本願第2発明は、ブロワユニット内
の通路の下面に、ブロワモータの機器を取付けるものに
おいて、前記通路に前記機器を嵌合するための開口部を
形成するとともに、該開口部に下方より該機器を装着し
て構成され、前記開口部は、下端に当接縁部を備え、前
記機器は、前記当接縁部が当接するシール面を備え、前
記当接縁部と前記シール面の一方又は双方に、前記開口
部内に溜まる水を排出するための溝を形成し、更に、前
記開口部の内側に、前記溝に連通する縦溝を形成したブ
ロワユニットの機器取付構造である。
【0010】
【作用】機器がレジスタである場合は、前記開口部とレ
ジスタ側方との間には通常は隙間が設けられているの
で、ブロワ内に入り込んだ水分は、前記開口部とレジス
タとの間を通って下方へ流れる。前記開口部は、下端に
当接縁部を備え、前記機器は、前記当接縁部が当接する
シール面を備えているので、下方へ流れた水は出口がな
く開口部とレジスタとの間に溜まることとなる。この
点、本願第1発明の場合は、前記当接縁部と前記シール
面の一方又は双方に、溝を形成しているので、水はブロ
ワユニット外部へ排出され、前述のような不具合を生じ
ることがない。
【0011】また、前記開口部と機器との間に隙間がな
い場合は、本願第2発明は前記構成に加えて、更に前記
開口部の内側に、前記溝に連通する縦溝を形成している
ので、前記開口部に入り込んだ水分はこの縦溝に沿って
前記開口部とレジスタ間を下降し、そして、前記当接縁
部と前記シール面の一方又は双方に形成した溝からブロ
ワユニット外部へ排出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0013】実施例は、ブロワユニット内の通路の下面
に、ブロワモータのレジスタを取付ける場合を例にとっ
て説明するもので、図1は、ブロワユニット1内の通路
の下面2に形成した開口部3に、ブロワモータのレジス
タ11を対峙させたものを示しており、該開口部3に、
下側より該レジスタ11を装着するものである。
【0014】説明の便宜上、レジスタ11から述べる。
図1と図2及び図3に示すレジスタ11は、公知のもの
であって、ブロワモータの回転速度を調節する機器であ
る。内部には、コイルや切り換えスイッチを装備し、抵
抗値を変えることにより供給電圧を変化させ、これによ
りブロワモータの回転速度を切り換える。また、レジス
タ11の上部には放熱フィン12,12を設けている。
13はフランジ部で、該フランジ部の上面がシール面1
4を形成している。
【0015】前記フランジ部13には、前記開口部3に
嵌合した際にレジスタ11をネジ固定するためのネジ挿
通孔15,15と、後述する突起7を挿入するための遊
嵌孔16,16を設けている。この遊嵌孔16は、突起
7よりも若干大径に形成してある。
【0016】前記開口部3は、図1、図4及び図5に示
すように、レジスタ11の前記シール面14に当接する
当接縁部5を有する矩形状の筒部4と、該筒部の外側に
はレジスタ11の前記フランジ部13の外形状に相応す
る形状の略六角状の垂下壁6が設けられている。
【0017】前記筒部4の当接縁部5には、実施例の場
合、縁部が各々2箇所外側に延長した延出縁部5a,5
bを形成しており、一方の延出縁部5aの外側部には突
起7を下方に突設し、他方の延出縁部5bには、固定ネ
ジの雌ネジ部8を形成している。突起7は、前述したよ
うに、遊嵌孔16に挿入されて、開口部3に嵌合するレ
ジスタ11の位置決めが行われる。この実施例では、延
出縁部5a,5bを対向させて一対設けている。
【0018】更に、この実施例では、前記延出縁部5a
に、排水用の溝9を形成している。この溝9は、前記突
起7に至るまで設けられている。
【0019】また、前記筒部4の内周壁には、前記溝9
に連通する縦溝10が形成されている。これらの溝
9.,10は、実施例の場合、V字形の溝であるが、U
字形等、適宜の形状のものでよい。
【0020】レジスタ11は、図1に示すように、開口
部3の下側から装着される。図6はレジスタ11を開口
部3に挿着した状態を示すもので、前記筒部4下端の当
接縁部5が前記シール面14と当接した後、ネジ(図示
を省略)をネジ挿通孔15から挿通して、開口部3の雌
ネジ部8と螺合させ、レジスタ11を固定する。このと
き、前記突起7は前記遊嵌孔16に挿入されている。ま
た、垂下壁6の下端内側は、レジスタ11の前記フラン
ジ部13の外周と当接している。
【0021】図6において、放熱フィン12は、矢印で
示す送風方向と平行に配置されるとともに、通路の下面
2から若干上方に突出する位置に設けられている。すな
わち、放熱フィン12は、通路の下面2から出過ぎると
通風抵抗となり且つ騒音を増すこととなり、他方、通路
の下面2から上方に突出しないと放熱作用を発揮しない
ので、適宜の突出量を選定することが必要である。
【0022】本実施例において、ブロワユニットが作動
し、外部の水分がブロワ内に入り込み、これらがレジス
タ11の箇所に至ると、当該水は、前記開口部3とレジ
スタ11との間の隙間を通って下方へ流れる。下方へ流
れた水は、溝9から突起7へ至り、遊嵌孔16を経由し
て、水はブロワユニット外部へ排出される。
【0023】また、前記開口部3とレジスタ11との間
に隙間がない場合は、水は前記縦溝10を通って前記溝
9に至り、その後は前述したことと同様に、溝9から突
起7へ至り、遊嵌孔16を経由して、ブロワユニット外
部へ排出される。
【0024】また、前記当接縁部5の前記延出縁部5a
に形成した排水用の溝9に代えて、或いは溝9とは別
に、図2に示すように、レジスタ11の前記フランジ部
13のシール面14に溝17,18を適宜形成するよう
にしてもよい。溝17は、前記延出縁部5aに形成した
溝9に対応する位置に設けており、また、溝18は、そ
れ以外の箇所に設けたものである。特に、溝9及び溝1
7の場合は、突起7との嵌合において若干の隙間を生じ
る遊嵌孔16を排水通路に利用したものである。
【0025】このように、本発明においては、前記当接
縁部5と前記シール面14の一方又は双方に、前記開口
部内に溜まる水を排出するための溝を形成し、更に、必
要により、前記筒部4の内周壁に、前記溝9に連通する
縦溝10を形成するものである。
【0026】尚、実施例では、ブロワユニットの機器取
付構造にレジスタを用いて説明したが、機器はレジスタ
以外にも、前述したパワートランジスタやその他のもの
を用いることができる。また、各排水溝の配設の態様
(位置、個数、組み合わせ等)は、実施例のものに限定
されないこと勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、ブロワ
ユニット内の通路の下面に、ブロワモータの機器を取付
けるものにおいて、前記通路に前記機器を嵌合するため
の開口部を形成するとともに、該開口部に下方より該機
器を装着して構成され、前記開口部は、下端に当接縁部
を備え、前記機器は、前記当接縁部が当接するシール面
を備え、前記当接縁部と前記シール面の一方又は双方
に、前記開口部内に溜まる水を排出するための溝を形成
し、更に必要により、前記開口部の内側に、前記溝に連
通する縦溝を形成したブロワユニットの機器取付構造で
あり、従って、機器取付面の凹所に水が溜まるのを防止
し、これにより機器の安全性向上を図り、併せて、信頼
性を確保することのできるブロワユニットの機器取付構
造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロワユニット内の通路の下面に形成した開口
部に、ブロワモータのレジスタを対峙させた状態の図で
ある。
【図2】レジスタを示す平面図である。
【図3】レジスタを示す底面図である。
【図4】ブロワユニット内の通路の下面に形成した開口
部を示す底面図である。
【図5】開口部の要部を斜下方から見た図である。
【図6】開口部にレジスタを装着した状態を示す縦断面
図である。
【図7】ブロワユニット内にレジスタを装着した状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ブロワユニット 2 下面 3 開口部 4 筒部 5 当接縁部 5a 延出縁部 5b 延出縁部 6 垂下壁 7 突起 8 雌ネジ部 9 溝 10 縦溝 11 レジスタ 12 放熱フィン 13 フランジ部 14 シール面 15 ネジ挿通孔 16 遊嵌孔 17 溝 18 溝 21 ブロワユニット 22 ファン 23 ブロワモータ 24 通路 25 レジスタ 26 レジスタ取付面 27 通路面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロワユニット内の通路の下面に、ブロ
    ワモータの機器を取付けるものにおいて、 前記通路に前記機器を嵌合するための開口部を形成する
    とともに、該開口部に下側より該機器を装着して構成さ
    れ、 前記開口部は、下端に当接縁部を備え、 前記機器は、前記当接縁部が当接するシール面を備え、 前記当接縁部と前記シール面の一方又は双方に、前記開
    口部内に溜まる水を排出するための溝を形成したことを
    特徴とするブロワユニットの機器取付構造。
  2. 【請求項2】 ブロワユニット内の通路の下面に、ブロ
    ワモータの機器を取付けるものにおいて、 前記通路に前記機器を嵌合するための開口部を形成する
    とともに、該開口部に下方より該機器を装着して構成さ
    れ、 前記開口部は、下端に当接縁部を備え、 前記機器は、前記当接縁部が当接するシール面を備え、 前記当接縁部と前記シール面の一方又は双方に、前記開
    口部内に溜まる水を排出するための溝を形成し、 更に、前記開口部の内側に、前記溝に連通する縦溝を形
    成したことを特徴とするブロワユニットの機器取付構
    造。
JP32432794A 1994-12-27 1994-12-27 ブロワユニットの機器取付構造 Expired - Lifetime JP2662505B2 (ja)

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JPH08177799A JPH08177799A (ja) 1996-07-12
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