JP2661775B2 - 自動取引装置のエラー処理方式 - Google Patents

自動取引装置のエラー処理方式

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【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概 要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作 用 実施例 発明の効果 〔概 要〕 自動取引装置のエラー処理方式に関し、 発生した障害に関する情報の全てを保存することを目
的とし、 通常は、取引に関する処理を分担して行い、障害が発
生した場合に、発生した現象を示すエラー通知をそれぞ
れ出力する複数の処理手段と、導入されるエラー通知の
それぞれに応じて、複数の処理手段のそれぞれに所定の
回復処理を指示するとともに、エラー通知で示される現
象とこの現象が発生した状況とに関するエラー情報を作
成する制御手段と、制御手段によって作成されたエラー
情報を順次に格納するとともに、導入される消去指示に
応じて、指定されたエラー情報を消去する格納手段と、
格納手段に格納されたエラー情報の記録を行い、記録動
作が正常に終了した場合は、記録が完了したエラー情報
を指定する消去指示を格納手段に導入し、正常に終了し
なかった場合は、記録動作中に障害が発生した旨のエラ
ー通知を出力して制御手段に導入する記録手段とを備
え、制御手段が、取引に関する処理中に導入されたエラ
ー通知の回復処理中に導入されたエラー通知とを区別す
ることなく、全てのエラー通知に応じてエラー情報を作
成するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動取引装置のエラー処理方式に関する。
近年、利用者からの要望の多様化に伴い、自動取引装
置の時間外運用や休日運用などが実現されている。ま
た、自動取引装置は、金融機関だけでなく、デパートや
ショッピングセンターや駅など様々な場所に設置される
ようになっており、障害時に係員による対応が期待でき
ない無人運用となる場合が多くなっている。
〔従来の技術〕
金融機関に設置された自動取引装置において、営業時
間内に障害が発生した場合は、この自動取引装置の制御
部は、障害の原因となった現象およびこの現象が発生し
た状況を示すエラー情報を保持して、自動取引装置を休
止状態とし、係員による障害処理を待つようになってい
た。この場合は、休止状態となった直接の原因を示すエ
ラー情報のみを保持していれば充分であったので、自動
取引装置の制御部は、障害1件分のエラー情報の格納場
所として、固定領域を割り当てて構成されていた。
一方、自動取引装置が金融機関以外の場所に設置され
ている場合や時間外運用の場合は、係員による迅速な対
応を期待することができないので、比較的軽度の障害が
発生した際には、まず、発生した現象を表す障害情報と
この現象が発生した状況に関する情報とに基づいて、エ
ラー情報が生成されてホストコンピュータに通知される
ようになっている。このエラー情報に基づいて、ホスト
側で障害が回復可能か否かが判断され、回復可能である
とされた場合は、ホスト側から障害のために中断した処
理を再び行うなどの障害の回復を図る処置を指示するよ
うになっている。
このようにして、自動取引装置をできるだけ休止する
ことなく運用し、利用者へのサービスの向上が図られて
いる。
また、上述したようにして生成されたエラー情報は、
カードリード/ライト部などに備えられているプリンタ
により、ジャーナル用紙などに印刷され保存されるよう
になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来方式にあっては、エラー情報
の印刷処理において障害が発生した場合は、印刷しよう
としていたエラー情報を保持するようになっていた。こ
の場合は、復旧作業の際に、保持されたエラー情報で示
される障害の原因を取り除いて運用を開始しようとして
も、上述した印刷処理において発生した障害が取り除か
れていないため、再び障害が発生して休止状態となって
しまう。従って、運用を再開するためには、保持された
エラー情報に基づいて、1つずつ原因を取り除く必要が
あり、障害の解析作業および復旧作業に時間がかかると
いう問題点があった。
本発明は、このような点をかんがみて創作されたもの
であり、発生した障害に関する情報を全て保存するよう
にした障害処理方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明の原理ブロック図である。
図において、複数の処理手段111は、通常は、取引に
関する処理を分担して行い、障害が発生した場合に、発
生した現象を示すエラー通知をそれぞれ出力する。
制御手段121は、導入されるエラー通知のそれぞれに
応じて、複数の処理手段111のそれぞれに所定の回復処
理を指示するとともに、エラー通知で示される現象とこ
の現象が発生した状況とに関するエラー情報を作成す
る。
格納手段131は、制御手段121によって作成されたエラ
ー情報を順次に格納するとともに、導入される消去指示
に応じて、指定されたエラー情報を消去する。
記録手段141は、格納手段131に格納されたエラー情報
の記録を行い、記録動作が正常に終了した場合は、記録
が完了したエラー情報を指定する消去指示を格納手段13
1に導入し、正常に終了しなかった場合は、記録動作中
に障害が発生した旨のエラー通知を出力して制御手段12
1に導入する。
全体として、制御手段121が、取引に関する処理中に
導入されたエラー通知と回復処理中に導入されたエラー
通知とを区別することなく、全てのエラー通知に応じて
エラー情報を作成するように構成されている。
〔作 用〕
通常は、複数の処理手段111により、取引に関する処
理が分担して行われ、障害が発生した場合に、これらの
処理手段111のそれぞれにより、発生した現象を示すエ
ラー通知が出力されて、制御手段121に導入される、こ
のエラー通知に応じて、制御手段121により、上述した
複数の処理手段111のそれぞれに所定の回復処理が指示
されるとともに、上述したエラー通知で示される現象と
この現象が発生した状況とに関するエラー情報が作成さ
れ、格納手段131により、順次に格納される。
また、記録手段141により、上述した格納手段121に格
納されたエラー情報の記憶が行われ、この記録動作が正
常に終了した場合は、記録手段14により、記録が完了し
たエラー情報を指定する消去指示が格納手段131に導入
され、この消去指示に応じて、指定されたエラー情報が
消去される。一方、上述した記録動作が正常に終了しな
かった場合は、この記録手段141により、記録動作に障
害が発生した旨のエラー通知が出力され、制御手段121
に導入される。
本発明にあっては、取引に関する処理中に導入された
エラー通知と回復処理中に導入されたエラー通知とを区
別することなく、制御手段121により、全てのエラー通
知に応じてエラー情報が作成される。また、記録手段14
1による記録が完了していないエラー情報は、格納手段1
31によって保持される。従って、制御手段121によって
指示された回復処理の際に発生した障害を含めて、発生
した障害に関する情報の全てを保存することが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に
説明する。
第2図は、本発明の一実施例による自動取引装置の構
成を示す。
ここで、第1図と実施例との対応関係について説明し
ておく。
処理手段111は、カードリード/ライト(CIP)部210,
記帳処理部220,紙幣循環部230,硬貨循環部240の各部に
相当する。
制御手段121は、制御部270の取引処理部271と入出力
処理部273とに相当する。
格納手段131は、メモリ274のエラー情報格納部277に
相当する。
記録手段141は、CIP部210のプリンタ211に相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下本発明
の実施例について説明する。
第2図において、自動取引装置は、キャッシュカード
や振込カードなどへの情報の書き込みおよび読み出しを
行うカードリード/ライト(CIP)部210と、通帳への情
報の書き込みなどの処理を行う記帳処理部220と、紙幣
の受入れおよび排出などの処理を行う紙幣循環部230
と、硬貨の受入れおよび排出などの処理を行う硬貨循環
部240と、利用者との間で情報の授受を行う顧客操作部2
50と、保守作業者との間で情報の授受を行う管理操作部
260と、上述した各部の動作の制御を行う制御部270とを
備えて構成されている。
上述したCIP部210には、レシートやジャーナルに取引
に関する情報の記録を行うプリンタ211が備えられてい
る。また、管理操作部260には、導入されたエラー情報
を表示する液晶表示261が備えられている。
また、上述したCIP部210,記帳処理部220,紙幣循環部2
30,硬貨循環部240のそれぞれは、独立したユニットとな
っており、上述した制御部270により、個々の入出力装
置として扱われる。以下、これらの各部を総称する際
は、入出力ユニットと称する。
また、制御部270は、顧客操作部250を介して利用者に
よって入力されたデータに基づいて、利用者との取引処
理を行う取引処理部271と、ホストコンピュータ(図示
せず)との間で取引などに関する情報を授受する通信処
理部272と、上述した各入出力ユニットとの間での情報
の授受を制御する入出力制御部273と、自動取引装置の
動作に必要なプログラムおよびデータを格納するメモリ
274とを備えて構成されている。
このメモリ274は、取引に関する情報を格納する取引
情報格納部275と、上述した入出力ユニットのそれぞれ
に関する情報を格納するユニット情報格納部276と、後
述するエラー情報を格納するエラー情報格納部277とか
ら構成されている。
上述したユニット情報格納部276は、各入出力ユニッ
トに対応する領域から形成されており、各領域には、対
応する入出力ユニットにおいて発生した障害を表すエラ
ーコードを格納する領域が設けられている。
また、エラー情報格納部277には、アドレススタック
が備えられており、例えば、エラー情報のそれぞれにつ
いて、格納場所の先頭アドレスを保持するようになって
いる。
以下、実施例による障害処理動作について説明する。
第3図に実施例の動作を表す流れ図を、第4図に実施
例の動作の説明図を示す。
例えば、入金処理の際に、紙幣循環部230において紙
幣の鑑別エラーが発生した場合は、第4図に示すよう
に、紙幣循環部230により、エラー通知が行われ、入出
力処理部273に障害情報が通知される。これに応じて、
この入出力処理部273は、メモリ274のユニット情報格納
部276の該当する領域に上述した障害情報をセットする
とともに、取引処理部271に対してエラー処理を依頼す
る。
このエラー処理依頼に応じて、取引処理部271によ
り、通常のエラー処理が開始される。
まず、取引処理部271は、上述した障害情報と取引情
報格納部275に格納された取引情報とに基づいて、発生
した現象およびこの現象が発生した状況を表すエラー情
報を作成する。ここで、取引処理部271は、例えば、発
生した現象を示すエラーコードに、障害が発生した日時
および障害が発生した際に行われていた取引の種類や進
行状況などに関する情報を付加して、エラー情報を作成
すればよい。
次に、取引処理部271は、上述したエラー情報をエラ
ー情報格納部277に格納するとともに、通信処理部272を
介してホストコンピュータに通知する。
その後、ホストコンピュータによって、障害の回復処
理が指示された場合は、この指示に応じて、中断した処
理(例えば紙幣の鑑別処理)の再試行(リトライ)など
の回復処理を実行する。また、この回復処理が成功した
場合は、取引処理部271により、上述したエラー情報が
クリアされ、取引処理は、中断されることなく続行され
る。
一方、ホストコンピュータによって取引の中断が指示
された場合および上述した回復処理が不成功であった場
合、取引処理部271は取引処理を中断して、以下に述べ
るアラーム処理を実行する。
例えば、第4図に示したように、紙幣循環部230に対
して指示された鑑別処理のリトライが不成功となった場
合は、紙幣循環部230により、再びエラー通知が行われ
る。従って、この場合は、ユニット情報格納部276の紙
幣循環部230に対応する領域には、2件の鑑別エラーを
示す障害情報が格納されており、また、これらの障害情
報に基づいて作成されたエラー情報が、エラー情報格
納部277に格納されている。
第3図(a)に、アラーム処理動作を表す流れ図を示
す。
まず、取引処理部271は、エラー情報格納部277に格納
されたエラー情報(例えばエラー情報)に基づいて、
エラーの情報の内容を表す文字および記号を示す文字コ
ードからなる出力用データを作成し(ステップ301)、
入出力処理部273を介して、管理操作部260およびCIP部2
10に、上述した出力用データを導入する。また、このと
き、取引処理部271は、管理操作部260に対して、液晶表
示部261への表示出力処理を、また、CIP部210に対し
て、プリンタ211によるジャーナル用紙への印字出力処
理を指示する(ステップ302)。
また、取引処理部271は、入出力処理部273を介して、
各入出力ユニットに対して、通常の中断処理(例えば、
カードの返却など)を指示する(ステップ303)。
上述した中断処理およびエラー情報の出力処理が全て
正常に終了した場合は、ステップ304における肯定判定
となる。この場合は、ステップ305において、エラー情
報格納部277に格納されたエラー情報は全てジャーナル
に記録済であるか否かを判定し、このステップ305にお
ける肯定判定の場合は、全てのエラー情報およびユニッ
ト情報格納276に格納された全ての障害情報がクリアさ
れる(ステップ306)。
例えば、上述したエラー情報格納部277のアドレスス
タックに記録済フラグを設けておき、取引処理部271
が、プリンタ211により印字完了通知に応じて、この記
録済フラグを論理“1"にセットし、ステップ305におい
て、この記録済フラグを参照すればよい。
その後、取引処理部271は、通信処理部272を介して、
ホストコンピュータに中断処理の完了を通知する(ステ
ップ307)。また、この通知に応じて、ホスト側から導
入されるリセット指示(第4図参照)に応じて、取引処
理部271は、入出力処理部273を介して、各入出力ユニッ
トに対して初期化指示を行う(ステップ308)。
この初期化指示に応じて、各入出力ユニットにおいて
初期化処理が行われ、この初期化処理が終了したとき
に、各入出力ユニットにより完了通知が行われ、各ユニ
ット自身の状態が入出力処理部273に通知される。
全ての入出力ユニットにおける初期化処理が正常に終
了した場合は、ステップ309における肯定判定となる。
この場合は、取引処理部271は、エラー情報格納部277を
参照して、記録済でないエラー情報を検出し、上述した
ステップ301と同様にして、エラー情報を表す出力用デ
ータを作成し、この出力用データをCIP部210に導入し
て、印字出力処理を指示する(ステップ310)。その
後、CIP部21からの完了通知に応じて、上述したステッ
プ306と同様にして、記録済のエラー情報などをクリア
し(ステップ311)、アラーム処理を終了して正常運用
処理に戻る。
一方、上述したステップ304における否定判定の場合
およびステップ309における否定判定の場合のように、
アラーム処理中に新たな障害が発生した場合は、以下に
述べる2重アラーム処理を行う。
例えば、第4図に示すように、ステップ302において
指示された文字処理の際に障害が発生した場合は、CIP
部210からのエラー通知に応じてステップ304における否
定判定となり、2重アラーム処理が開始される。また、
入出力ユニットのいずれかにおける初期化指示が正常に
終了しなかったことが通知された場合は、ステップ309
における否定判定となり、2重アラーム処理が開始され
る。
第3図(b)に、2重アラーム処理動作を表す流れ図
を示す。
まず、ステップ305と同様にして、アラーム処理にお
いて、エラー情報が記録済であるか否かを判定する(ス
テップ321)。このステップ321における肯定判定の場合
は、上述したステップ306と同様にして、記録済のエラ
ー情報および障害情報をクリアする(ステップ322)。
一方、上述した例のようにエラー情報の印字処理中に障
害が発生した場合は、ステップ321における否定判定と
なり、エラー情報(例えばエラー情報)および障害情
報は保持される。
その後、該当する領域に新たにセットされた障害情報
に基づいて、取引処理部271により、新しいエラー情報
(例えば『アラーム処理中のエラー情報の印字出力の
際にCIP部のプリンタにおいて障害が発生した』旨のエ
ラー情報)が作成され(ステップ323)、ステップ321に
おいて記録済でないとされたエラー情報(例えばエラー
情報)とともにエラー情報格納部277に格納される。
また、上述したステップ301と同様にして、出力用デー
タが作成されて(ステップ324)、管理操作部260に導入
され、管理操作260の液晶表示部に対する出力指示が行
われる(ステップ325)。これにより、第4図に示すよ
うに、管理操作部260の液晶表示部261により、エラー情
報,の内容の表示が行われる。
上述した例のように、CIP部210に障害が発生している
場合は、ステップ326において印字出力ができない(否
定判定)と判定され、印字処理を指示することなく、上
述したアラーム処理に戻る。この場合は、アラーム処理
のステップ305において、エラー情報,はともに記
録済でないとされるので、ステップ306においてクリア
されることなく保持される。なお、この場合は、第4図
に示すように、ステップ309で指示された初期化処理の
終了後に、再び、CIP部210のプリンタ211による印字出
力処理が試みられる。
一方、エラー情報の印字出力処理以外の他の中断処理
において障害が発生した場合は、ステップ326において
印字出力が可能である(肯定判定)と判定される。この
場合は、新しく作成されたエラー情報に対応する出力用
データがCIP部210に導入され、プリンタ211により、ジ
ャーナル用紙に印字出力される(ステップ327)。その
後、アラーム処理に戻る。この場合は、ステップ305に
おいて、エラー情報は全て記録済であるとされ、ステッ
プ306においてクリアされる。
また、ステップ309における否定判定の場合は、上述
した2重アラーム処理の終了後に、取引処理部271とホ
ストコンピュータとにより、休止処理が行われ(ステッ
プ312)、自動取引装置は休止状態とされる。この場合
においても、2重アラームの原因となった障害に関する
エラー情報は、ジャーナルあるいは管理操作部260の液
晶表示部あるいはエラー情報格納部277の少なくとも1
つに保持されている。
上述したように、アラーム処理において、入出力ユニ
ットのいずれかに障害が発生した場合に、通知された障
害情報に基づいてエラー情報を作成し、アラーム処理の
原因となった障害に関するエラー情報と同様に、エラー
情報格納部277に格納する。また、CIP部210のプリンタ2
11により、エラー情報をジャーナル用紙に印字出力し、
このようにして記録済となったエラー情報をエラー情報
格納部277からクリアする。
従って、ジャーナルに記録されていないエラー情報
は、管理操作部260の液晶表示部に表示され、あるいは
エラー情報格納部277に各保持されている。ここで、エ
ラー情報の大半は、ジャーナルに記録されるので、エラ
ー情報格納部277として膨大な領域を確保する必要はな
い。
これにより、2重アラームの場合も含めて、自動取引
装置の動作中に発生した全ての障害に関するエラー情報
を保存することが可能となり、アラームの原因の解析作
業や復旧作業に要する時間を短縮することができる。ま
た、自動取引装置の運用のための統計情報として利用す
ることもでき、ホスト側で障害の回復処理を指示する際
の資料とすることもできるので、自動取引装置が休止状
態となることを防いで、利用者へのサービスの向上を図
ることができる。
なお、エラー情報を記録する手段としては、プリンタ
211に限らず、磁気ディスク装置などの不揮発性の補助
記憶装置に記録するようにしてもよい。この場合は、制
御部270に磁気ディスク装置278を付加して構成し、エラ
ー情報格納部277に格納されたエラー情報をそのまま磁
気ディスク装置278に記録すればよい。また、エラー情
報に基づいて作成された出力用データを磁気ディスク装
置278に記録するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、制御手段によって
指示された回復処理の際に発生した障害を含めて、発生
した障害に関する情報の全ての保存することが可能とな
り、保守作業の際の障害原因の解析作業および復旧作業
に要する時間を短縮することができ、保守作業者の負担
を軽減して、迅速かつ確実な保守作業を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図、 第2図は本発明一実施例による自動取引装置の構成図、 第3図は実施例の動作を表す流れ図、 第4図は実施例の動作の説明図である。 図において、 111は処理手段、 121は制御手段、 131は格納手段、 141は記録手段、 210はカードリード/ライト(CIP)部、 211はプリンタ、 220は記帳処理部、 230は紙幣循環部、 240は硬貨循環部、 250は顧客操作部、 260は管理操作部、 261は液晶表示部、 270は制御部、 271は取引処理部、 272は通信処理部、 273は入出力処理部、 274はメモリ、 275は取引情報格納部、 276はユニット情報格納部、 277はエラー情報格納部、 278は磁気ディスク装置である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常は、取引に関する処理を分担して行
    い、障害が発生した場合に、発生した現象を示すエラー
    通知をそれぞれ出力する複数の処理手段(111)と、 導入されるエラー通知のそれぞれに応じて、前記複数の
    処理手段(111)のそれぞれに所定の回復処理を指示す
    るとともに、前記エラー通知で示される現象とこの現象
    が発生した状況とに関するエラー情報を作成する制御手
    段(121)と、 前記制御手段(121)によって作成されたエラー情報を
    順次に格納するとともに、導入される消去指示に応じ
    て、指定されたエラー情報を消去する格納手段(131)
    と、 前記格納手段(131)に格納されたエラー情報の記録を
    行い、記録動作が正常に終了した場合は、記録が完了し
    たエラー情報を指定する消去指示を前記格納手段(13
    1)に導入し、正常に終了しなかった場合は、記録動作
    中に障害が発生した旨のエラー通知を出力して前記制御
    手段(121)に導入する記録手段(141)と、 を備え、前記制御手段(121)が、取引に関する処理中
    に導入されたエラー通知と回復処理中に導入されたエラ
    ー通知とを区別することなく、全てのエラー通知に応じ
    てエラー情報を作成するように構成することを特徴とす
    る自動取引装置のエラー処理方式。
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