JP2661647B2 - 半導体圧力センサの製造方法 - Google Patents

半導体圧力センサの製造方法

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JP2661647B2
JP2661647B2 JP7236562A JP23656295A JP2661647B2 JP 2661647 B2 JP2661647 B2 JP 2661647B2 JP 7236562 A JP7236562 A JP 7236562A JP 23656295 A JP23656295 A JP 23656295A JP 2661647 B2 JP2661647 B2 JP 2661647B2
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ring
pressure
case
sensor unit
substrate
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道孝 林
道毅 黒田
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Denso Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用の内燃
機関の吸入空気圧や大気圧を検出する半導体圧力センサ
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のものは、特開昭57−23831
号公報に示されるように、圧力を電気信号に変換するセ
ンサユニットとケースの圧力導入孔とを接合する際に、
嵌合部に接着剤または接着剤とOリングを組合せて使用
している。ところが、上述した従来のものでは、使用中
に接着剤が劣化して嵌合部から圧もれが発生したり、高
い印加圧力の時にはセンサユニットが浮かび上がって圧
もれが発生して被測定圧を正確に検出することができな
いという欠点がある。また、接着剤とOリングを組み合
せて使用する場合は、Oリングのシール機能を有効に利
用できないという欠点がある。 【0003】 【発明の概要】本発明は、上記の欠点を解消するため、
センサユニットの圧力導入パイプとケースの圧力導入孔
との嵌合部をOリングでシールし、さらにシール機能を
補強する部材を新たに設けることにより、圧もれがなく
信頼性の高い、しかも量産性の良い半導体圧力センサを
提供することを目的とする。 【0004】本発明は上記目的を構成するために、圧力
を電気信号に変換するセンサユニットをプリント板また
はセラミックからなる基板に固定し、このセンサユニッ
トを固定した基板をケース配置固定してなる半導体
圧力センサの製造方法において、前記センサユニット
ら突出する圧力導入パイプと前記ケースの圧力導入孔と
の嵌合部をシールするOリングを、前記圧力導入孔の周
囲において前記ケース内に形成された前記Oリングのリ
ング径より大きい開口を有する凹部に前記ケースの内側
から組み付ける工程と、前記嵌合部から前記ケース内へ
の前記Oリングの浮き上がり量を該Oリングの断面にお
ける径に対して小さい範囲で許容する部材を、前記Oリ
ングが浮き上がる方向であって該Oリングと前記基板の
間に前記ケースとは別部材として設ける工程とを備えた
ことをその要旨とする。 【0005】 【実施例】以下本発明を図に示す実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す要部断面図であ
る。センサユニット1は公知のシリコンダイヤフラム方
式の素子を内蔵し、パイプから印加される圧力を電気信
号に変換しリードピン1bより出力する構成によってい
る。アンプユニット2はセラミック基板上に印刷された
導体、抵抗体及びモノリシックIC等(図示しない)か
らなるハイブリッドICで構成され、センサユニット1
の信号を増幅及び調整する機能を有する。基板であるプ
リント板3は、センサユニット1とアンプユニット2を
一体化すると同時に電気的に接続するものである。Oリ
ング4は、センサユニット1の圧力導入パイプ1aとた
とえば樹脂製のケース5の圧力導入孔5aとをシール
し、被測定圧をセンサユニット1中のシリコンダイヤフ
ラム面に導く。ここで圧力導入パイプ1aを圧力導入孔
5a内に直接挿入固定しないのは外部から加わる機械的
応力をこの部分で緩和し、センサユニット1に伝えない
ようにするためである。スリーブ6は、Oリング4上の
プリント板3とケース5との間に挿入されていて、スリ
ーブ6とプリント板3との隙間は、Oリング4の径に対
して充分小さくしてある。また、スリーブ6の上面は、
リードピン1bの突起に対応して凹部が設けられてお
り、絶縁抵抗の大きい樹脂あるいはゴム等の材質で作ら
れている。リード7はケース5を貫いた金属製のもの
で、プリント板3で一体化されたセンサユニット1とア
ンプユニット2に電気的入出力信号を提供する。ボス
8,ボス9はケース5と一体成形されており、プリント
板3の位置決めを行うと共に、プリント板3を介して上
部を熱かしめすることによりプリント板3とケース5の
底面との間隔を所定値に設定して固定する機能をもつも
のである。 【0006】次に、以上の様に構成された本発明の作動
について説明する。ケース5の圧力導入孔5aから印加
される圧力が比較的大きい場合、Oリング4はセンサユ
ニット1の圧力導入パイプ1aに沿って上向きに浮き上
がる。実験結果によれば、センサユニット1の圧力導入
パイプ1aの外径φ2.5mm、フッ素ゴムのOリング
4の外径φ6.35mm、Oリング4の充填率75%程
度の寸法関係でスリーブ6を挿入しない場合、周囲温度
が室温の時約4kg/cm2の印加圧でOリング4が浮
き上がって圧もれを発生する。また、周囲温度100℃
の時、同様の実験をした場合、約2kg/cm2 で圧も
れを発生する。ここにおいてスリーブ6を挿入した場
合、上記実験を行うと、スリーブ6と上部のプリント板
3との隙間はOリング4の径より充分小さく設定されて
いるので、Oリング4の浮き上がりが押さえられて圧も
れが防止される。その結果、半導体圧力センサの周囲温
度を100℃として上記実験をした時、5kg/cm2
以上の印加圧に対しても、Oリング4が設けられた嵌合
部からは圧もれが発生しない。以上の様にプリント板3
とケース5の間にスリーブ6を挿入することによって、
Oリング4の浮き上がりを防ぎシール機能を補強して圧
もれを防止することができ、信頼性の高い半導体圧力セ
ンサを提供できる。 【0007】次に、本発明の他の実施例、特にOリング
のシール機能を補強する構造を図2,図3,図4に示
す。図2において、図1のスリーブ6の代わりにプリン
ト板3またはリードピン1bの突起を補強用の部材とし
て直接用いてOリング4を押さえる構造になっている。
この場合、プリント板3またはリードピン1bの先端と
Oリング4との隙間は、Oリング4の径に対して充分小
さく設定してあるから、Oリング4の浮き上がりによる
嵌合部から発生する圧もれを防止することができる。以
上の様に、スリーブ6を取り除いても、プリント板3ま
たはリードピン1bの突起を利用することによって同様
の効果が期待できる。 【0008】図3において、図1のスリーブ6の代わり
に、図2のOリング4aを用いるものである。この場合
も、プリント板3またはリードピン1bの先端と第2の
Oリング4aとの隙間を第2のOリング4aの径に対し
て充分小さくすることにより同様の効果が期待できる。
図4において、図1のスリーブ6の代わりOリング4を
設置した後にケース5内に設置される耐電磁波対策用の
金属ケース10を用いるものである。この場合、Oリン
グ4の外径より小さい内径を設けた金属ケース10によ
って、Oリング4の浮き上がりによる嵌合部から発生す
る圧もれを同様に防止する効果が期待できる。 【0009】なお、本実施例は基板としてプリント板
を、ケースとして樹脂製のケースを例に示したが、セラ
ミック等の基板や、金属製のケースあるいは金属と樹脂
を組合せたケースでもよい。また、本実施例はセンサユ
ニット1とアンプユニット2とは別に基板3を設けてい
るが、この基板はアンプユニット自体の基板を兼用させ
るようにしてもよい。 【0010】 【発明の効果】以上述べたように本発明においては、
リント板またはセラミックからなる基板に固定したセン
サユニットをケース内に配置固定してなる半導体圧力セ
ンサを製造する場合、まず、ケースの圧力導入孔とセン
サユニットの圧力導入パイプとの嵌合部をシールするO
リングをケースに組み付け、そして、嵌合部からケー
ス内へのOリングの浮き上がり量をOリングの断面にお
ける径に対して小さい範囲で許容する部材を、Oリング
が浮き上がる方向であってOリングと基板の間にケース
とは別部材として設けるようにしているから、外部から
センサユニットに加わる機械的応力を緩和しつつ、印加
圧が高い場合でもOリングが必要以上に浮き上がること
によって発生する圧もれを防止することができる信頼性
の高い半導体圧力センサを製造することができる。 【0011】さらに、Oリングを変形させずに容易に組
み付けをすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。 【図2】本発明の他の実施例を示す部分断面図である。 【図3】本発明の他の実施例を示す部分断面図である。 【図4】本発明の他の実施例を示す部分断面図である。 【符号の説明】 1 センサユニット 1a センサユニットの圧力導入パイプ 2 アンプユニット 3 プリント板 4 Oリング 5 ケース 6 スリーブ 8,9 ボス。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 圧力を電気信号に変換するセンサユニットをプリント板
    またはセラミックからなる基板に固定し、このセンサユ
    ニットを固定した基板をケース配置固定してなる半
    導体圧力センサの製造方法において、 前記センサユニットから突出する圧力導入パイプと前記
    ケースの圧力導入孔との嵌合部をシールするOリング
    、前記圧力導入孔の周囲において前記ケース内に形成
    された前記Oリングのリング径より大きい開口を有する
    凹部に前記ケースの内側から組み付ける工程と、 前記嵌合部から前記ケース内への前記Oリングの浮き上
    がり量を該Oリングの断面における径に対して小さい範
    囲で許容する部材を、前記Oリングが浮き上がる方向
    あって該Oリングと前記基板の間に前記ケースとは別部
    材として設ける工程とを備えたことを特徴とする半導体
    圧力センサの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56132056A (en) * 1980-03-21 1981-10-16 Hitachi Ltd Photo sensor array device
DE3105044A1 (de) * 1980-04-21 1982-02-25 Tecumseh Products Co., 49286 Tecumseh, Mich. Sicherheitsvorrichtung fuer eine kupplungsbremse

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960716