JP2661093B2 - 活性汚泥法による廃水処理方法 - Google Patents

活性汚泥法による廃水処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は産業廃水、生活廃水等に含まれている有機
物を好気性微生物を用いて分解することによりこれらの
排水を浄化する活性汚泥法により廃水処理方法の改良に
関するものである。さらに詳しくは、曝気槽を仕切るこ
とにより、有機物の吸着、有機物の酸化資化、微生物の
賦活という微生物が有機物を分解する場を機能別に分け
て、微生物の能力増強と微生物の性状改善を図るもので
ある。
〔従来の技術〕
廃水を好気性微生物を用いて浄化する方法は活性汚泥
処理法をはじめとして種々開発され、実用化されてい
る。そして、この浄化装置において通気を盛んに行なっ
て微生物により有機物を分解する槽である曝気槽は従来
は槽内に仕切りがないものが多く、通気も均一に行なわ
れていた。曝気槽に投入される廃液のpHは通常7程度で
あり、曝気槽内のpHは7〜8程度の微アルカリ性が良い
とされていた。
一方、種々の目的で複数の曝気槽を用いる方法も種々
開発されている(例えば特開昭54−77461号公報,特開
昭59−39391号公報,特開昭60−19097号公報,特開昭62
−1496号公報,J,Ferment.Techno1.,Vo1.63,No.4,357−3
62,1985など)。
なかんずく、特開昭58−98189号公報には、排水を曝
気槽に投入して槽内の微生物により排水中に含まれてい
る有機物を分解し、曝気槽から排出される排水から前記
微生物を分離してその一部を曝気槽に循環投入する排水
の浄化方法において、前記曝気槽を3槽とし、排水およ
び微生物をその前槽に流入させるとともに、中槽の通気
量を前槽よりも多くし、かつ後槽の通気量を前槽よりも
少なくすることを特徴とする微生物による排水の浄化方
法が開示されている。この方法は、曝気槽を仕切ること
により、有機物の吸着、有機物の酸化分解、微生物の賦
活という微生物が有機物を分解する機能別に場を分け
て、微生物の能力増強と微生物の性状の改善を図ってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この方法は運転コスト及び設備コスト
の両面から通気量の一層の節減が望まれること、BODの
一層の高濃度、高負荷処理が望まれること、排水浄化の
安定性が比較的高いとはいえさらに改善が望まれること
等の課題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれらの課題を解決するべくなされたもので
あり、曝気槽を3槽に分けるとともに曝気槽へ通気を前
槽を中心に変えること曝気槽内のpHを従来のアルカリ性
側から酸性側に変えしかも前槽のpHを最も低くし中槽後
槽に行くに従い順次高くすることが課題の解決手段とし
て極めて有効であること、これに汚泥に対するBOD負荷
を高めることによってまた汚泥の賦活時間を短縮するこ
とによってその効果をさらに高めることができること、
この3槽処理は1槽内の処理を経時的に変えるバッチ処
理でも行なえること等を見出して本発明を完成するに到
った。
曝気槽は原則として3槽用いる。これは槽内に仕切板
を設けて1槽を3槽に仕切って用いてもよく、また、別
個の槽を3槽連結して用いてもよい。この3槽はそれぞ
れ有機物吸着、有機物の酸化資化、および微生物の賦活
の機能を果たすところである。仕切板によって各槽を形
成する場合には、仕切板をいずれも槽の底面から起立さ
せて廃水がその上を溢流していくようにすればよい。し
かしながら、槽の底面から起立する仕切板と槽の底面に
間隙を有する仕切板を交互に設けて各槽を形成してもよ
い。別個の槽を連結する場合にも同様に、槽の上部間を
管で接続してもよく、槽の上部間、下部間を交互に接続
した形であってもよい。また、各槽の底面を同一高さに
する必要はなく、例えば各槽を階段状に形成して、廃水
が各槽間の仕切板上を順次溢流していくようにしてもよ
い。各槽の容積比は、前槽が40〜50%程度、中槽が20〜
25%程度、そして後槽が20〜25%程度がよい。廃水の各
槽内での滞留時間は原水BOD濃度3000mg/、容積負荷3k
g BOD/m2・日を例にとると前槽が5〜6時間程度、中槽
が2〜3時間、後槽が2〜3時間程度となる。この3槽
の曝気槽は各槽を更に仕切って用いてもよい。そのほ
か、公知の各種の前処理槽、後処理槽を接続することが
できる。
3槽のうち、前槽には廃水の流入部と汚泥分離装置か
ら循環してくる返送汚泥の導入部を設ける。これは前記
の各種の機能を発揮させるために必要であり、本発明に
おいては、廃水と返送汚泥は前槽に投入する。
一方、各槽は曝気槽であるから通気装置が設けられて
いなければならない。通気装置は曝気槽に用いられてい
る公知のものをそのまま使用することができる。本発明
の方法においてはこの曝気槽の通気方法に特徴がある。
すなわち、通気量を槽毎に3段階に分け、前槽には該槽
内の液量に対する容積比で0.5〜0.8/分程度、中槽には
該槽内の液量に対する容積比で0.1〜0.4/分程度、そし
て後槽には該槽内の液量に対する容積比で0.1〜0.3/分
程度を通気する。通気量比としては前槽50〜70%程度、
中槽20〜30%程度そして後槽10〜20%程度になるように
する。各曝気槽の溶存酸素濃度としては前槽が0.5〜1pp
m程度、中槽が1〜3ppm程度、そして後槽が0.5〜1ppm程
度になる。
次に、各曝気槽内の液のpHをいずれも6.0以上7.0以下
としかつ各槽内の液のpHを最も低くし中槽、後槽に行く
に従い順次高くなるようにする。前槽のpHは6.0〜6.5程
度、中槽のpHは6.0〜6.7程度、そして後槽のpHは6.3〜
7.0程度にすることが好ましい。
このpHの調整には前槽については原廃水のpHを調整す
ることによって行ない、中、後槽については通気量を調
整することによって行なうことができる。曝気槽の温度
は従来と同様でよく15〜43℃程度、一般には20〜30℃程
度である。曝気槽の汚泥負荷は0.5〜1kg BOD/kg・SS・
日となるように調整することが好ましい。この調整は返
送汚泥を減少させてMLSS濃度を低くすることによって行
うことができる。また、上記の代わりに汚泥令を例えば
1.5〜4日程度に短かく管理することも有効である。返
送汚泥量はさらに処理する廃水の生分解特性に見合った
曝気時間になるように調整する手段としても利用され
る。
汚泥の賦活時間はCODが平衡に到達してから1〜10時
間程度とすることが好ましい。この賦活は前述の3槽方
式の場合には後槽において行なわれる。一方、賦活用の
曝気槽を別に設けてそこで行なうことも可能である。
廃水の負荷としては4kg BOD/m3・日以下、通常2〜3k
g BOD/・m2・日程度であり、濃度としてはBOD濃度で1,0
00〜5,000ppm程度でよい。以上の方法は3槽の曝気槽を
用いて行なうのが原則であるが単槽を経時的に前槽、中
槽、後槽の各条件で順次曝気処理してバッチ処理するこ
とも可能である。
曝気槽から排出された排水は通常は微生物の凝集処理
などの後処理を施すことなくそのまま汚泥を分離するこ
とができる。この分離は沈降槽での沈降分離とか、遠心
分離機による分離などの常法に従って行なえばよいが沈
降槽が好ましい。分離した汚泥は一部を曝気槽に返送
し、残余は焼却処理、肥料化などによって処理される。
本発明の方法に使用される汚泥菌の種類は特に限定さ
れるものではなく通常の汚泥菌をそのまま使用すること
ができる。
本発明の方法で処理しうる廃水は、微生物によって浄
化しうるものであれば特に限定されないことはいうまで
もないが、例えば生活廃水とかグルタミン酸その他各種
アミノ酸の醗酵廃液などが好適である。
〔作用〕
本発明の方法においては曝気槽を3槽に分けて前槽で
は廃水中の有機物を汚泥菌が吸着して一部酸化分解を開
始し、中槽では吸着した有機物を汚泥菌が分解資化し、
そして後槽ではこの汚泥菌が賦活するように構成されて
いる。通気量は各槽において上記の機能が充分に果たす
事ができる最適な量を供給するように設定されている。
曝気槽のpHを微酸性にすることにより、汚泥菌の酸素
要求量を抑制し、かつアンモニアの酸化を防止して硝
化、脱窒を抑制し更には活性汚泥処理水の後段処理、例
えば凝集沈澱、活性炭吸着処理を容易ならしめている。
汚泥負荷を0.5〜1kg BOD/kg・SS・日と高くすること
によってBOD高濃度高負荷と相俟って余剰汚泥生成率は
従来法の1.5〜2倍になり、この余剰汚泥を系外に引き
抜く事により廃水中の窒素を除去することができる。更
に、汚泥の賦活時間を1〜10時間に短縮することによっ
て汚泥の活性を高めCOD除去率を高めることができる。
〔実施例〕
実施例1 縦横各々約70cm、高さ約70cmの曝気槽(内容積約240
)に巾約70cm、高さ約50cmの仕切板2枚で縦方向に3:
2:2の割合になるように仕切を入れて前、中、後の3槽
に仕切った。これに、MLSS濃度約4,000mg/の活性汚泥
菌を約240入れて通気を開始し、これにアミノ酸醗酵
廃液を主成分とする表1に示す組成の工場排水を1時間
当り10の速度で投入した。1分間当り約240の空気
を前槽が約70%、中槽が約20%そして後槽が約10%の通
気量比となるように調整して、通気した。曝気混合液は
直径約40cm、高さ約70cmの沈澱槽に導入し、ここで、活
性汚泥菌を沈降分離して上澄液として処理水を得た。一
方、沈澱槽底部に沈澱した活性汚泥菌は1時間当り10
の速度で返送汚泥として循環使用した。その際曝気槽内
混合液のMLSS濃度が約3,500mg/になるように余剰汚泥
として一部引き抜いて調整した。また、曝気槽内混合液
のpHは前槽を約6.0、中槽を約6.5そして後槽を翌6.7に
なるように調整した。
以上の条件で約30日間連続運転を行った。なお、比較
のために同形同大の曝気槽に仕切板を入れずに同質同量
の活性汚泥菌を入れ、これにpHを7.0に調整した同質の
工場排水を7/Hの速度で投入して活性汚泥処理を行っ
た。240/分の空気をほぼ等分に通気し、曝気槽混合
液は同形同大の沈降槽で、固液分離した。同様に返送汚
泥循環を実施しつつ、曝気槽内混合液MLSS濃度を約6,00
0mg/になるように余剰汚泥を引き抜いて調節しつつ、
約30日間連続運転を行った。
得られた結果を表1に示す。
実施例2 長さ40m、巾12m、深さ6m、の曝気槽を巾12m、高さ5m
の仕切板2枚で長さが前槽18m、中槽11m、後槽11mにな
るように3槽に仕切って使用した。この曝気槽にアミノ
酸醗酵廃液を主成分とした工場排水を表2に示す量を供
給し、これにMLSS濃度が4,000mg/になるように活性汚
泥菌を投入した。処理中、前槽に約100m3/分、中槽に約
30m3/分そして後槽に約20m3/分の空気を通気した。ま
た、曝気槽のpHは前槽のpHが6.0以上6.5以下になるよう
にし、供給原排水のpHを3〜4に調節し、一方、後槽の
pHが6.3以上7以下となるようにそして中槽のpHが前槽
と後槽の中間になるように中槽及び後槽への空気の供給
量を調節した。
曝気槽内の活性汚泥菌を含む混合液は後槽より縦30
m、横10m、深さ3.5mの沈澱槽に導入し活性汚泥菌を沈降
分離した後、上澄液を処理水として得た。また、沈降汚
泥菌は曝気槽内混合液の活性汚泥濃度が4,000mg/にな
るように連続的に余剰汚泥として引き抜き残りは前槽へ
循環した。
実施例3 単槽の曝気槽60に、あらかじめ活性汚泥処理を行っ
てCOD濃度がほぼ平衡に達して後約5時間の活性汚泥菌
でMLSS濃度が4,000mg/のものを30入れた。表3に示
すアミノ酸醗酵廃液を15入れて、18分の空気を通気
し、2時間後のCOD濃度を測定した。
なお、比較のために、前記のCOD濃度が平衡に達して
後約24時間後の活性汚泥菌についても前記と同様の実験
を行った。
得られた結果を表3に示す。
即ち、活性汚泥処理の曝気時間が長いもの(従来法)
に対し、処理COD平衡濃度到達後5時間のものは約170%
の吸着能力であった。
実施例4 曝気槽には直径40cm、高さ55cmの円筒型の単槽容器を
用い、この曝気槽に菌体濃度約8,000mg/、pH6.5の活
性汚泥を25入れ表4に示す各種の工場排水を25入れ
た。20/分の空気を通気しつつ容器内のpHを通気開始
後5時間までは約6.0、5時間以後8時間までは約6.3、
そして8時間以後24時間までは約6.7に調節して活性汚
泥処理を実施した。なお、通気量は通気開始後8時間ま
では20/分、8〜12時間迄は10/分、12時間〜24時
間は5/分に調節した。
比較のために同形同大の曝気槽に同質同量の活性汚泥
菌を入れ、同じく同質同量の工場排水を混合して活性汚
泥処理を行った。処理条件としてはpH制御をフリーにす
る以外は、上記と同一条件とした。
得られた結果を表4に示す。
実施例5 曝気槽には長さ33cm、巾12cm、高さ(液深)20cmのも
のを用い、長さ方向に巾12cm、高さ20cmの仕切板を2枚
入れて容積比が前槽50%、中槽30%そして後槽20%とな
るように仕切った。これに、MLSS濃度4,000mg/の活性
汚泥菌を入れアミノ酸醗酵廃液を主成分とする工場排水
をpH3.5に調整して8/日で投入した。約2/分の
空気を前槽約70%、中槽約20%、後槽約10%になるよう
に通気し、30日間運転した。
なお、比較のために同形同大の曝気槽に同じ活性汚泥
及び工場排水をpH7.0に調整して同量投入し、曝気槽内
のpH6.5になるように硫酸で調整しつつ、これも同じく3
0日間運転した。
得られた結果を表5に示す。
即ち、曝気槽のpHを調整する方法として原排水を酸性
側に調整する方が曝気槽に酸を投入して調整する方法に
比べて約1/10の酸消費量となった。
〔発明の効果〕
本発明の方法により通気量を従来法の1/2〜1/4に低下
させることができ、通気のための設備コスト及び使用電
気量を節減することができる。また、処理排水のBOD濃
度を3000〜5000ppmにまで高めることができ、BOD負荷も
2〜4kg BOD/m3・日とすることができて設備全体をコン
パクトにすることができる。廃水浄化の安定性が高く長
期間にわたって安定して運転を続けることができる。余
剰汚泥の脱水処理性が良好で使用薬剤を従来法に比して
大巾に節減することができる。活性汚泥処理水の高度処
理性が向上し、後段処理の凝集沈澱に要する薬剤を大巾
に節減するばかりではなく、活性炭吸着処理性も向上す
る。従来法よりも余剰汚泥発生率が高く、この汚泥を除
去することによって廃水中の窒素を効率的に除去でき
る。これらによって設備コスト及び運転コストを大巾に
低下させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 弘 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1―1 味 の素株式会社川崎工場内 (72)発明者 平間 康信 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1―1 味 の素株式会社川崎工場内 (72)発明者 中島 忠義 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1―1 味 の素株式会社川崎工場内 (56)参考文献 特公 昭56−27315(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃水を曝気槽に投入して槽内の微生物によ
    り廃水中に含まれている有機物を分解し、曝気槽から排
    出される排水から前記微生物を分離してその一部を曝気
    槽に循環投入する廃水の処理方法において、前記曝気槽
    を前槽、中槽及び後槽の3槽とし、廃水及び微生物をそ
    の前槽に流入させるとともに前槽における通気量を該槽
    内の液量に対する容積比で1分当り0.5〜0.8とし、中槽
    における通気量を該槽内の液量に対する容積比で1分当
    り0.1〜0.4とし、かつ後槽における通気量を該槽内の液
    量に対する容積比で1分当り0.1〜0.3とすることを特徴
    とする活性汚泥法による廃水処理方法
  2. 【請求項2】廃水を曝気槽に投入して槽内の微生物によ
    り廃水中に含まれている有機物を分解し、曝気槽から排
    出される排水から前記微生物を分離してその一部を曝気
    槽に循環投入する廃水の処理方法において、前記曝気槽
    を3槽とし、廃水および微生物をその前槽に流入させる
    とともに3槽内の各液のpHをいずれも6.0以上7.0以下と
    して、かつ各槽内の液のpHを前槽を最も低くし中槽、後
    槽に行くに従い順次高くすることを特徴とする活性汚泥
    法による廃水処理方法
  3. 【請求項3】pH調整に関し、前槽は原廃水のpHを調整す
    ることにより行い、中槽、後槽は通気量を調整すること
    を特徴とする請求項2に記載の廃水処理方法
  4. 【請求項4】汚泥負荷を0.5〜1kg BOD/kg・SS・日とす
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃水
    処理方法
  5. 【請求項5】活性汚泥の賦活時間をCODが平衡に到達し
    てから1〜10時間とすることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の廃水処理方法
  6. 【請求項6】1槽の曝気槽を経時的に前槽、中槽、後槽
    として順次使用することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の廃水処理
    方法
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