JP2661012B2 - 自動作曲機 - Google Patents
自動作曲機Info
- Publication number
- JP2661012B2 JP2661012B2 JP61029043A JP2904386A JP2661012B2 JP 2661012 B2 JP2661012 B2 JP 2661012B2 JP 61029043 A JP61029043 A JP 61029043A JP 2904386 A JP2904386 A JP 2904386A JP 2661012 B2 JP2661012 B2 JP 2661012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- pitch
- random number
- music
- frequency data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2210/00—Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
- G10H2210/101—Music Composition or musical creation; Tools or processes therefor
- G10H2210/111—Automatic composing, i.e. using predefined musical rules
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2250/00—Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
- G10H2250/005—Algorithms for electrophonic musical instruments or musical processing, e.g. for automatic composition or resource allocation
- G10H2250/015—Markov chains, e.g. hidden Markov models [HMM], for musical processing, e.g. musical analysis or musical composition
Landscapes
- Auxiliary Devices For Music (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、自動的に楽曲を作成することのできる自動
作曲機に関するものである。 [従来技術] 従来、作曲家が作曲を行う時に、その曲の良し悪し
は、作曲家の作曲能力に依存してくるものであり、その
作曲能力は、音楽大学等の教育期間で専門的な教育、訓
練によって得られるものである。これに対し、素人でも
作曲できる自動作曲機(特願昭56−125603、特公昭60−
40027)が考えられている。この自動作曲機は、予め複
数種の音高データを記憶しておき、これをランダムな順
序で読み出して楽曲を構成するようにしている。 [従来技術の問題点] しかしながら、このような作曲機は、音高データを記
憶しているのみであるため、メロディを形成する大事な
要素である、前後する2つの音高の関係を表わすデータ
はメモリには存在しないことになる。例をとって説明す
ると、ブルースでよく使う「ペンタトニックスケール」
と日本の童謡でよく使うスケールは、どちらも「ド、
レ、ミ、ソ、ラ」を含んでいて、前後する2つの音高の
関係の違いが特徴を異らせているのである。従って、音
高データのみで自動作曲するということは、意図する曲
風に合わない楽曲になってしまうという危険性があっ
た。 [発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、意図する曲風にあった楽曲を自
動的に作曲することのできる自動作曲機を提供すること
にある。 [発明の要点] この発明は上述した目的を達成するために、ある音高
からある音高へと変化する頻度を記憶しておき、この頻
度と乱数とに基づいて、与えられた音高から次に演奏す
べき音高を演算するようにしたことを要点とするもので
ある。 [実施例の構成] 以下本発明の一実施例につき図面を参照して詳述す
る。 第1図は自動作曲機の全体回路を示すもので、図中1
は記憶装置であり、この記憶装置1には第2図で示すよ
うに、楽曲の流れにおいて、ある音高から(from C4〜C
5)ある音高へと(to C4〜C5)変化する頻度を示す頻度
データが記憶されており、この頻度データは演算回路3
に与えられる。乱数発生器2からは、演算回路3に対し
乱数データも与えられており、必然性のある頻度データ
に対し偶然性の高い乱数データが加味されて、前の音高
から次に変化すべき音高が演算されて、フレーズ記憶装
置4にセットされる。フレーズ記憶装置4にセットされ
た一連の音高データよりなる楽曲情報は、楽音発生装置
5に与えられて楽曲に応じた楽音が生成放音されるほ
か、CRT6に与えられて楽譜として表示され、さらに楽譜
プリンタ7に与えられて楽譜としてプリント出力され
る。 重み可変抵抗器8は、上記頻度データと乱数データと
の重みづけを制御するもので、この重み可変抵抗器8の
一端には一定電圧Vが印加され他端は接地され、重み可
変抵抗器8の摺動子からの分圧電位はA/D変換器9でA
−D(アナログ−デジタル)変換されて上記演算回路3
に与えられ、その重み付けに応じた演算が行なわれる。
重み付けが大きいほど頻度データの比重が大きくなって
音高の変化に必然性に生じ易くなり、重み付けが小さい
と乱数データの比重が大きくなって音高の変化に偶然性
が高くなる。 上記演算回路3で演算された音高データはアドレス制
御装置10にセットされて、記憶装置1の読出アドレスデ
ータとして用いられ、次の音高データを決定するための
頻度データの読み出しが行われる。また、記憶装置1に
は、上記第2図に示すもののほかに、曲風の異なる複数
の頻度データも記憶されており、各頻度データは曲風選
択装置11によって選択され、これに応じた各記憶エリア
の先頭アドレスがアドレス制御装置10にセットされ、当
該記憶エリアの頻度データの読み出しが行われていく。
第2図はブルースの頻度データを示すものである。 第1音の決定装置12は、自動作曲にあたっての最初の
第1音を決定する装置であり、通常鍵盤により構成され
る。 演算回路3には自動作曲に必要な、I、NO、MAX、ME
N、RAN、xの各レジスタが設けられている。 [実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。 いま、重み可変抵抗器8の重み付けを「0」とし、曲
風選択装置11で第2図に示すブルースの曲風を選択し、
第1音の決定装置12で第1音目としてC4の音高を指定し
たものとする。すると、演算回路3は第4図に示すステ
ップS1、S2で、IレジスタとNOレジスタとMAXレジスタ
をクリアし、ステップS3で、第2図のC4の行エリアの1
番目の頻度データM(1)=3をMENレジスタにセット
するとともに、この時第3図に示すように乱数発生器2
よりR(1)=117の乱数データが得られたとすると、
この乱数データR(1)=117をRANレジスタにセットす
る。 次いで、演算回路3はステップS4にてMENレジスタの
「3」の頻度データに重み付けデータ「0」を掛けて
「0」とし、これにRANレジスタ「117」の乱数データを
加算した「117」の演算データxにつき、ステップS5でM
AXレジスタの「0」より大きいか否かを判断する。い
ま、xは「117」でMAXレジスタは「0」で、xの方が大
きいから、演算回路3はステップS6に進んで「117」の
演算結果データxをMAXレジスタにセットするととも
に、この時の「1」のIレジスタの値をNOレジスタにセ
ットする。 これにより、それまでの演算結果データxの中で最大
のものが選ばれて、それに応じた音高ナンバーがNOレジ
スタにセットされていくことになる。 そして、演算回路3はステップS7でIレジスタの値を
+1して、Iレジスタの値が「10」になるまで上述のス
テップS3〜S7の演算結果データxが最大値をとるものの
選択を行っていく(ステップS8)。 この10回の演算処理にあっては、頻度データとしては
第2図のC4の行エリアの「3、3、9、2、1……2」
が用いられ、乱数データとしては例えば第3図に示すよ
うな「117、45、226……92」が得られたとき、しかも重
み付けデータは「0」のとき、xは最大の乱数データ
「246」となり、それに応じた音高ナンバーは「6」
で、この「6」に応じた「▲F# 4▼」が次に演奏すべき
音高となる。 そして同じようにして、この「▲F# 4▼」から次に演
奏すべき音高が決定され、以後同様にして乱数データに
基づいて順次演奏パターンが形成されていく。 このように、重み付けデータを「0」にすると、頻度
データは考慮されず乱数データだけに基づいて、次に演
奏すべき音高が決定されていき、演奏パターンはブルー
スの曲風に対し偶然性の高いものとなる。 これに対し、重み付けデータを無限大に近い例えば
「1000」にして、上述の場合と同じく曲風選択装置11で
ブルースの曲風を選択して、第1音目としてC4の音高を
指定し、第3図に示すような乱数データが得られたもの
とする。すると、演算回路3は同じく第4図の自動作曲
処理を開始するが、今度は重み付けデータは「1000」で
あるから演算結果データxは、[3117、3045、9226、22
15、……1034、2092」となり、乱数データ「117、45、2
26、215、……34、92」がほとんど考慮されず、頻度デ
ータ「3、3、9、2、……1、2」に基づくことにな
る。これにより、最大の演算結果データxは、頻度デー
タだけに基づいて選ばれて「9」となり、この「9」に
応じた音高ナンバーは「3」で、この「3」に応じた
「▲Eb 4▼」が次に演奏すべき音高となる。 そして同じようにして、この「▲Eb 4▼」から次に演
奏すべき音高が決定され、以後同様にして頻度データに
基づいて順次演奏パターンが形成されていく。 このように、重み付けデータを無限大に近い「1000」
にすると、乱数データは考慮されず頻度データだけに基
づいて、次に演奏すべき音高が決定されていき、演奏パ
ターンはブルースの曲風に対し必然性の高いものとな
る。 従って、重み付けデータを「1000」と「0」の間の適
当な値にすると、頻度データと乱数データとが程好く考
慮されて、ブルースの曲風に合った楽曲を得ることがで
きる。 こうして、意図する曲風に合った楽曲を自動的に作曲
することができる。このことは、曲風選択装置11で他の
曲風選択した場合でも同様に行うことができる。 本実施例では、頻度データと乱数データとの重み付け
を変えられるようにしたから、重み付けを変えることに
よって、同じブルースでも種々の楽曲を作曲することが
でき、また頻度データは複数の曲風分記憶されているか
ら、種々の曲風の楽曲を作曲することができる。 なお、上記実施例では、頻度データと乱数データとの
重み付けを変えられるようにしたが、重み付けが固定の
ものであってもよく、固定された記憶装置1に記憶され
ている頻度データは1つの曲風だけでもよく、頻度デー
タのデータ量は1オクターブ分だけでなく、それ以上で
も、それ以下でもよい。 [発明の効果] この発明は以上詳細に説明したように、ある音高から
ある音高へと変化する頻度を記憶しておき、この頻度と
乱数とに基づいて、与えられた音高から次に演奏すべき
音高を演算するようにしたことから、音高の変化パター
ンにある程度、必然性をもたせることができ、でたらめ
な曲ではなく、意図する曲風にあった楽曲を自動的に作
曲することができて、音楽的な訓練を受けていない者で
も多くの曲を作ることができ、音楽教育の面からも好都
合である等の効果を奏する。
作曲機に関するものである。 [従来技術] 従来、作曲家が作曲を行う時に、その曲の良し悪し
は、作曲家の作曲能力に依存してくるものであり、その
作曲能力は、音楽大学等の教育期間で専門的な教育、訓
練によって得られるものである。これに対し、素人でも
作曲できる自動作曲機(特願昭56−125603、特公昭60−
40027)が考えられている。この自動作曲機は、予め複
数種の音高データを記憶しておき、これをランダムな順
序で読み出して楽曲を構成するようにしている。 [従来技術の問題点] しかしながら、このような作曲機は、音高データを記
憶しているのみであるため、メロディを形成する大事な
要素である、前後する2つの音高の関係を表わすデータ
はメモリには存在しないことになる。例をとって説明す
ると、ブルースでよく使う「ペンタトニックスケール」
と日本の童謡でよく使うスケールは、どちらも「ド、
レ、ミ、ソ、ラ」を含んでいて、前後する2つの音高の
関係の違いが特徴を異らせているのである。従って、音
高データのみで自動作曲するということは、意図する曲
風に合わない楽曲になってしまうという危険性があっ
た。 [発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、意図する曲風にあった楽曲を自
動的に作曲することのできる自動作曲機を提供すること
にある。 [発明の要点] この発明は上述した目的を達成するために、ある音高
からある音高へと変化する頻度を記憶しておき、この頻
度と乱数とに基づいて、与えられた音高から次に演奏す
べき音高を演算するようにしたことを要点とするもので
ある。 [実施例の構成] 以下本発明の一実施例につき図面を参照して詳述す
る。 第1図は自動作曲機の全体回路を示すもので、図中1
は記憶装置であり、この記憶装置1には第2図で示すよ
うに、楽曲の流れにおいて、ある音高から(from C4〜C
5)ある音高へと(to C4〜C5)変化する頻度を示す頻度
データが記憶されており、この頻度データは演算回路3
に与えられる。乱数発生器2からは、演算回路3に対し
乱数データも与えられており、必然性のある頻度データ
に対し偶然性の高い乱数データが加味されて、前の音高
から次に変化すべき音高が演算されて、フレーズ記憶装
置4にセットされる。フレーズ記憶装置4にセットされ
た一連の音高データよりなる楽曲情報は、楽音発生装置
5に与えられて楽曲に応じた楽音が生成放音されるほ
か、CRT6に与えられて楽譜として表示され、さらに楽譜
プリンタ7に与えられて楽譜としてプリント出力され
る。 重み可変抵抗器8は、上記頻度データと乱数データと
の重みづけを制御するもので、この重み可変抵抗器8の
一端には一定電圧Vが印加され他端は接地され、重み可
変抵抗器8の摺動子からの分圧電位はA/D変換器9でA
−D(アナログ−デジタル)変換されて上記演算回路3
に与えられ、その重み付けに応じた演算が行なわれる。
重み付けが大きいほど頻度データの比重が大きくなって
音高の変化に必然性に生じ易くなり、重み付けが小さい
と乱数データの比重が大きくなって音高の変化に偶然性
が高くなる。 上記演算回路3で演算された音高データはアドレス制
御装置10にセットされて、記憶装置1の読出アドレスデ
ータとして用いられ、次の音高データを決定するための
頻度データの読み出しが行われる。また、記憶装置1に
は、上記第2図に示すもののほかに、曲風の異なる複数
の頻度データも記憶されており、各頻度データは曲風選
択装置11によって選択され、これに応じた各記憶エリア
の先頭アドレスがアドレス制御装置10にセットされ、当
該記憶エリアの頻度データの読み出しが行われていく。
第2図はブルースの頻度データを示すものである。 第1音の決定装置12は、自動作曲にあたっての最初の
第1音を決定する装置であり、通常鍵盤により構成され
る。 演算回路3には自動作曲に必要な、I、NO、MAX、ME
N、RAN、xの各レジスタが設けられている。 [実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。 いま、重み可変抵抗器8の重み付けを「0」とし、曲
風選択装置11で第2図に示すブルースの曲風を選択し、
第1音の決定装置12で第1音目としてC4の音高を指定し
たものとする。すると、演算回路3は第4図に示すステ
ップS1、S2で、IレジスタとNOレジスタとMAXレジスタ
をクリアし、ステップS3で、第2図のC4の行エリアの1
番目の頻度データM(1)=3をMENレジスタにセット
するとともに、この時第3図に示すように乱数発生器2
よりR(1)=117の乱数データが得られたとすると、
この乱数データR(1)=117をRANレジスタにセットす
る。 次いで、演算回路3はステップS4にてMENレジスタの
「3」の頻度データに重み付けデータ「0」を掛けて
「0」とし、これにRANレジスタ「117」の乱数データを
加算した「117」の演算データxにつき、ステップS5でM
AXレジスタの「0」より大きいか否かを判断する。い
ま、xは「117」でMAXレジスタは「0」で、xの方が大
きいから、演算回路3はステップS6に進んで「117」の
演算結果データxをMAXレジスタにセットするととも
に、この時の「1」のIレジスタの値をNOレジスタにセ
ットする。 これにより、それまでの演算結果データxの中で最大
のものが選ばれて、それに応じた音高ナンバーがNOレジ
スタにセットされていくことになる。 そして、演算回路3はステップS7でIレジスタの値を
+1して、Iレジスタの値が「10」になるまで上述のス
テップS3〜S7の演算結果データxが最大値をとるものの
選択を行っていく(ステップS8)。 この10回の演算処理にあっては、頻度データとしては
第2図のC4の行エリアの「3、3、9、2、1……2」
が用いられ、乱数データとしては例えば第3図に示すよ
うな「117、45、226……92」が得られたとき、しかも重
み付けデータは「0」のとき、xは最大の乱数データ
「246」となり、それに応じた音高ナンバーは「6」
で、この「6」に応じた「▲F# 4▼」が次に演奏すべき
音高となる。 そして同じようにして、この「▲F# 4▼」から次に演
奏すべき音高が決定され、以後同様にして乱数データに
基づいて順次演奏パターンが形成されていく。 このように、重み付けデータを「0」にすると、頻度
データは考慮されず乱数データだけに基づいて、次に演
奏すべき音高が決定されていき、演奏パターンはブルー
スの曲風に対し偶然性の高いものとなる。 これに対し、重み付けデータを無限大に近い例えば
「1000」にして、上述の場合と同じく曲風選択装置11で
ブルースの曲風を選択して、第1音目としてC4の音高を
指定し、第3図に示すような乱数データが得られたもの
とする。すると、演算回路3は同じく第4図の自動作曲
処理を開始するが、今度は重み付けデータは「1000」で
あるから演算結果データxは、[3117、3045、9226、22
15、……1034、2092」となり、乱数データ「117、45、2
26、215、……34、92」がほとんど考慮されず、頻度デ
ータ「3、3、9、2、……1、2」に基づくことにな
る。これにより、最大の演算結果データxは、頻度デー
タだけに基づいて選ばれて「9」となり、この「9」に
応じた音高ナンバーは「3」で、この「3」に応じた
「▲Eb 4▼」が次に演奏すべき音高となる。 そして同じようにして、この「▲Eb 4▼」から次に演
奏すべき音高が決定され、以後同様にして頻度データに
基づいて順次演奏パターンが形成されていく。 このように、重み付けデータを無限大に近い「1000」
にすると、乱数データは考慮されず頻度データだけに基
づいて、次に演奏すべき音高が決定されていき、演奏パ
ターンはブルースの曲風に対し必然性の高いものとな
る。 従って、重み付けデータを「1000」と「0」の間の適
当な値にすると、頻度データと乱数データとが程好く考
慮されて、ブルースの曲風に合った楽曲を得ることがで
きる。 こうして、意図する曲風に合った楽曲を自動的に作曲
することができる。このことは、曲風選択装置11で他の
曲風選択した場合でも同様に行うことができる。 本実施例では、頻度データと乱数データとの重み付け
を変えられるようにしたから、重み付けを変えることに
よって、同じブルースでも種々の楽曲を作曲することが
でき、また頻度データは複数の曲風分記憶されているか
ら、種々の曲風の楽曲を作曲することができる。 なお、上記実施例では、頻度データと乱数データとの
重み付けを変えられるようにしたが、重み付けが固定の
ものであってもよく、固定された記憶装置1に記憶され
ている頻度データは1つの曲風だけでもよく、頻度デー
タのデータ量は1オクターブ分だけでなく、それ以上で
も、それ以下でもよい。 [発明の効果] この発明は以上詳細に説明したように、ある音高から
ある音高へと変化する頻度を記憶しておき、この頻度と
乱数とに基づいて、与えられた音高から次に演奏すべき
音高を演算するようにしたことから、音高の変化パター
ンにある程度、必然性をもたせることができ、でたらめ
な曲ではなく、意図する曲風にあった楽曲を自動的に作
曲することができて、音楽的な訓練を受けていない者で
も多くの曲を作ることができ、音楽教育の面からも好都
合である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動作曲機の全体ブロック回路図、第2図及び
第3図は頻度データ及び乱数データの具体例を示す図、
第4図は自動作曲処理のフローチャートの図である。 1……記憶装置、2……乱数発生器、3……演算回路、
4……フレーズ記憶装置、8……重み可変抵抗器、11…
…曲風選択装置、12……第1音の決定装置。
第3図は頻度データ及び乱数データの具体例を示す図、
第4図は自動作曲処理のフローチャートの図である。 1……記憶装置、2……乱数発生器、3……演算回路、
4……フレーズ記憶装置、8……重み可変抵抗器、11…
…曲風選択装置、12……第1音の決定装置。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.楽曲の流れにおいて、ある音高からある音高へと変
化する頻度を記憶する記憶手段と、 乱数を発生する乱数発生手段と、 上記記憶手段からの頻度データと上記乱数発生手段から
の乱数データとに基づき、与えられた音高から次に演奏
すべき音高を演算する演算手段とを有することを特徴と
する自動作曲機。 2.上記演算手段は、上記記憶手段からの頻度データと
上記乱数発生手段からの乱数データとに重みを付けるも
のであり、且つこの重み付けは可変可能であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の自動作曲機。 3.上記記憶手段は、複数の曲風の頻度データをもち、
この各頻度データは曲風によって選択可能であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の自動作曲機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61029043A JP2661012B2 (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 自動作曲機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61029043A JP2661012B2 (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 自動作曲機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62187876A JPS62187876A (ja) | 1987-08-17 |
JP2661012B2 true JP2661012B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=12265364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61029043A Expired - Lifetime JP2661012B2 (ja) | 1986-02-14 | 1986-02-14 | 自動作曲機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2661012B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4926737A (en) * | 1987-04-08 | 1990-05-22 | Casio Computer Co., Ltd. | Automatic composer using input motif information |
US4982643A (en) * | 1987-12-24 | 1991-01-08 | Casio Computer Co., Ltd. | Automatic composer |
JPH01262595A (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-19 | Casio Comput Co Ltd | コード進行生成装置 |
JP2671495B2 (ja) * | 1989-05-22 | 1997-10-29 | カシオ計算機株式会社 | メロディ分析機 |
US5451709A (en) * | 1991-12-30 | 1995-09-19 | Casio Computer Co., Ltd. | Automatic composer for composing a melody in real time |
JP3271282B2 (ja) * | 1991-12-30 | 2002-04-02 | カシオ計算機株式会社 | 自動メロディ生成装置 |
US5281754A (en) * | 1992-04-13 | 1994-01-25 | International Business Machines Corporation | Melody composer and arranger |
SE528839C2 (sv) * | 2006-02-06 | 2007-02-27 | Mats Hillborg | Melodigenerator |
US7491878B2 (en) * | 2006-03-10 | 2009-02-17 | Sony Corporation | Method and apparatus for automatically creating musical compositions |
-
1986
- 1986-02-14 JP JP61029043A patent/JP2661012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62187876A (ja) | 1987-08-17 |
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