JP2660658B2 - 中通し竿 - Google Patents

中通し竿

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JP2660658B2
JP2660658B2 JP6075224A JP7522494A JP2660658B2 JP 2660658 B2 JP2660658 B2 JP 2660658B2 JP 6075224 A JP6075224 A JP 6075224A JP 7522494 A JP7522494 A JP 7522494A JP 2660658 B2 JP2660658 B2 JP 2660658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中通し竿に関する。
【0002】
【従来の技術】中通し竿においては、竿体の内部に形成
された経路に糸を通して、しかけの繰り出し及び巻上げ
を行うので、経路壁面と糸との接触により糸の動きに抵
抗が働く。特に、その経路内に水等が溜まっている場合
糸が水等に接触し、その摺動抵抗は大きくなり、しかけ
の繰り出し時及び巻き上げ時の操作性を低下させてい
た。このような糸の摺動抵抗を小さくするために、複数
のリング状の糸支持体を竿体内部の経路に装着したもの
が知られている(例えば、特開昭56−127032号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成においては、複数の糸支持体を経路内に所定の位
置にしかも確実に装着することは、特に細い竿において
は困難な作業であり、製造コストを引き上げる要因とも
なる。さらに、例えば、特開平1−304836号公報
で提案された中通し竿では竿体内部の経路に装着される
糸支持体が螺旋体として形成されており、この螺旋体を
経路に挿入することで糸支持体は、竿体内部の経路の所
定位置に備えられることになる。つまり、螺旋体の外周
面を経路壁面との装着面としてそして螺旋体の内周面を
糸のガイド面として機能させている。しかしながら、経
路壁面との装着面として要求される特性、例えば、経路
壁面との接合性ないしは接着性、或いは経路壁面の断面
形状に適合するような装着面の形成のための加工性など
と、糸のガイド面として要求される特性、例えば糸に対
する小さな摩擦係数や糸に対する耐摩耗性などとは必ず
しも共通するものではなく、相反する場合もある。さら
には、螺旋体の場合、竿体内部経路の断面の大きさによ
っては、装着面としての外周面の径と糸ガイド面として
の内周面の径の選択の自由度に関して問題となることも
ある。本発明の目的は、糸の摺動抵抗を減少させるとと
もに製造コストの上昇を抑制しつつ経路壁面との装着面
として要求される特性と糸のガイド面として要求される
特性の両方を満たす糸ガイド構造を備えた中通し竿を提
供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の中通し竿の特徴
構成は、竿体(1)の略全長に亘って分布配置される複
数個の糸支持体(6)と、前記糸支持体(6)を前記竿
体(1)の所定位置に保持させる為の内装体(5)と
を、前記竿体(1)の内部経路(b)に備えている中通
し竿において、前記内装体(5)に、前記糸支持体
(6)を所定位置に保持する位置規制部(5E)を設
け、この位置規制部(5E)での規制力を越える力で前
記糸支持体(6)に対する位置規制を解除し、前記糸支
持体(6)を前記内装体(5)の後端側に移動可能に構
成してある点にある。
【0005】
【作用】つまり、糸支持体とは機能の異なる内装体を新
たに内部経路内に装入することによって、竿体の内部経
路壁面に装着した内装体を基準にして糸支持体が位置決
めされる。したがって、糸支持体は内装体を介して間接
的に内部経路壁面に装着されて竿体の略全長に亘って分
布配置されることになり、これらの糸支持体が糸を支持
し、糸の摺動抵抗を低減することになる。
【0006】
【発明の効果】糸を支持する機能を備えた糸支持体と、
内部経路壁面に装着される内装体との夫々に機能分担を
図ることによって、糸支持体を容易に竿体に対して位置
決めできて、製造コスト面での上昇を抑制しつつ、経路
壁面との装着面として要求される特性と糸ガイド面とし
て要求される特性の両方を満たす糸ガイド構造を備えた
中通し竿を安価に提供できるに至ったのである。
【0007】[その他の目的・構成・作用・効果] (1)請求項1における発明の目的は、容易に糸支持体
に釣り糸を通すことができるようにする点にあり、この
為に採られた構成は、前記中通し竿において、前記内装
体が、前記糸支持体を所定位置に保持する位置規制部を
設け、この位置規制部での規制力を越える力で糸支持体
に対する位置規制を解除し、前記糸支持体を前記内装体
の後端側に移動可能に構成してある点にあり、その作用
効果は次の通りである。つまり、内装体の所定位置に保
持された糸支持体をその保持力以上の力をかけ押し戻す
と移動可能であり、反対に保持力以上の力で糸支持体を
押し込むと所定位置に保持できる。したがって、糸支持
体を釣り作業に対応した作用状態と、後方に退避させる
非作用状態とに使い分け使用ができ、糸を糸支持体に挿
通する場合には、内装体の後端部まで移動させて複数個
の糸支持体に纏めて糸の挿通作業が行え、糸を挿通した
状態で糸支持体を押し込み所定位置に固定することがで
きる。より具体的な使用形態としては、後端に非作用状
態に位置された複数の糸支持体をしかけを投げ入れるキ
ャスト時の振り力で所定位置に保持するようにしてもよ
い。 (2)請求項2における発明の目的は、特に細径部の糸
の導出抵抗を少なくする点にあり、この為に採られた構
成は、前記中通し竿において、螺旋状の糸支持体と、複
数個のリング式の糸支持体とを、前記内装体内に位置さ
せてある点にあり、その作用効果は次の通りである。つ
まり、竿内に持ち込まれた水等が溜まり易い部分には、
水等を保持し易いリング状の糸支持体よりもむしろ水の
流れのよい螺旋状の糸支持体を配置し、水の溜まりが少
ない部分においては、複数個のリング式の糸支持体を分
布配置して、竿の細径部における糸の導出抵抗を少なく
できる。 (3)請求項3における発明の目的は、請求項2に加え
てさらに内装体内に持ち込まれた水等の排出を容易に行
い得るようにする点にあり、この為に採られた構成は、
請求項2の構成において、前記螺旋状の糸支持体を、前
記内装体の前半部に配置し、前記リング状の糸支持体
を、前記内装体の後半部に配置してある点にあり、その
作用効果は次の通りである。つまり、巻上げられる糸が
糸支持体との接触によって付着した水分を絞り採られる
内装体の前半部に螺旋状の糸支持体を配置して、水の排
出を容易に行えるようにするとともに、後半部では、リ
ング式の糸支持体を分布配置して、中通しされた釣り糸
を竿内面から離して、糸の摺動抵抗を低減することがで
きる。 (4)請求項4おける発明の目的は、竿の内径に対応さ
せて、異なる構造の内装体と糸支持体との組み合わせに
よって、全体として糸の抵抗を少なくせんとする点にあ
り、この為に採られた構成は、前記中通し竿において、
前記竿体に内接する内装体と、前記内装体の内径よりも
小さな内径と前記内装体の外径よりも小さな外径とを有
する糸支持体とを、前記竿体の軸芯方向に沿って交互に
なる状態に一体形成し、前記内装体と前記糸支持体との
内部に糸挿通経路を形成してある点にあり、その作用効
果は次の通りである。つまり、竿体に内接してその竿体
に支持された内装体が、糸支持体を支持した状態で、そ
れらの内部に糸を位置させ、糸支持体の内径面で糸を支
持する。したがって、糸を竿体の壁面から離れた位置に
維持でき、壁面に付着した水との接触を阻止して、糸の
繰り出し等を良好に行い得る。 (5)請求項5における発明の目的は、竿の内径に対応
させて、異なる構成の内装体の組合わせによって、全体
として糸の抵抗を少なくせんとする点にあり、この為に
採られた構成は、前記中通し竿において、竿体(1)の
略全長に亘って分布配置される複数個の糸支持体(6)
と、前記糸支持体(6)を前記竿体(1)の所定位置に
保持させる為の内装体(5)とを、前記竿体(1)の内
部経路(b)に備えている中通し竿において、前記糸支
持体(6)は少なくとも1種類以上、前記内装体(5,
5’)は少なくとも2種類の異なった形態のものから構
成されている点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。つまり、竿体に内接してその竿体に支持された内装
体が、糸支持体を支持した状態で、それらの内部に糸を
位置させ、糸支持体の内径面で糸を支持する。したがっ
て、糸を竿体の壁面から離れた位置に維持でき、壁面に
付着した水との接触を阻止して、糸の繰り出し等を良好
に行い得る。 (6)請求項6における発明の目的は、竿の調子を整え
る場合等に有効な内装体と糸支持体との形態の設定を容
易に行い得る点にあり、この為に採られた構成は、前記
中通し竿において、前記糸支持体と前記内装体は、それ
ぞれ少なくとも2種類の異なった形態のものから構成さ
れている点にあり、その作用効果は次の通りである。つ
まり、竿のある領域での糸支持体と内装体と、他の領域
での糸支持体と内装体とが機械的特性や製造特性などに
関して異なるように構成することが可能になる。このこ
とは、竿の調子の違いや穂先側と手元側との竿の太さの
違いを考慮する場合大きな利点を生み出す。 (7)請求項7における発明の目的は、竿の前側領域と
後側領域とで必要となる特性に通した構造を採用し易い
ようにする点にあり、この為に探られた構成は、前記中
通し竿において、前記竿体の前側領域に配置される第1
糸支持体と第1内装体は、前記竿体の後側領域に配置さ
れる第2糸支持体と第2内装体に比べて弾性変形し易い
形態を有する点にあり、その作用効果は次の通りであ
る。つまり、竿の前側領域により大きなしなりを必要と
する場合においては竿の前側領域に配置される第1支持
体と第1内装体として弾性に富んだ構造を採用し、逆に
竿の後側領域に配置される第2糸支持体と第2内装体を
むしろ剛性に富んだ構造を採用することも可能となる。 (8)請求項8おける発明の目的は、竿の前側領域に特
に適した、糸支持体及び内装体の構造を採用する点にあ
り、この為に採られた構成は、請求項7の構成におい
て、前記竿体の前側領域に配置される前記第1糸支持体
は螺旋状の形態を有し、この螺旋状糸支持体に対応する
第1内装体はこの螺旋状糸支持体を収納保持する薄肉筒
状の形態を有する点にあり、その作用効果は次の通りで
ある。つまり、この第1糸支持体と第1内装体が内部経
路が非常に細かい穂先側に備えられる場合でも、螺旋状
の糸支持体は非常に細い径で作ることが可能であるとと
もに、筒状の内装体に収納保持されるので、竿の内部経
路に確実に容易に保持することも可能となる。 (9)請求項9における発明の目的は、竿の後側領域に
特に適した、糸支持体及び内装体の構造を採用する点に
あり、この為に採られた構成は、請求項8の構成におい
て、ある程度の太さを確保できる竿の手元側では第2糸
支持体をリング状の形態とし、このリング状糸支持体に
対応する第2内装体をこのリング状糸支持体を保持する
筒状部と隣接する筒状部同士を連結する連結部とから構
成することができ、これにより第2糸支持体のしっかり
した保持と適切な弾性を得るため、筒状部と連結部をそ
れぞれ最適な寸法で設計することができる。
【0008】
【実施例】竿体として、ルアーロッド1を使用した実施
例について説明する。図1に示すように、ルアーロッド
1を、穂先側に位置する第1竿部2と、第1竿部2より
元竿側に位置する第2竿部3とを並継ぎ式に連結して構
成し、第2竿部3においては、前端部に糸導入部3Dと
して形成された幅広部分にリール4からの糸を挿入する
糸導入孔3Aとその後方にリールシート3B及び握り部
3Cを有し、第2竿部2においては、前記糸導入孔3A
より先端開口2Aへ通ずる糸挿通用の内部経路bとを備
え、この内部経路bに、第1竿部2の後端開口2Bより
糸挿通経路aを有する内装体5を挿入するようにしてあ
る。
【0009】次に、幅広に形成された糸導入孔3Dにつ
いて説明する。この糸導入孔3Dは、第1竿部2の後端
に対して並継ぎ状に連結解除可能であり、第1竿部2の
後端よりも幅広状態に形成されている。この糸導入部3
Dの前後中間位置には、前後方向に長い長孔状の糸導入
孔3Aを形成するとともに、糸導入部3Dの内部に内部
空間を形成してあり、糸導入孔3Aより前方位置に接続
される第1竿部2には、前記内装体5を挿入する内部経
路bを形成してある。この空間bの後端は、糸導入孔3
Aの前端より内部空間に入り込み糸導入孔3Aの外方よ
り視認できる。この空間bの後端と糸導入孔3Aとの間
に形成された内部空間を、糸導入孔3Aより導入された
糸を空間bの後端(糸挿通用の内部空間)に導く連通空
間cとする。
【0010】内外貫通孔3Eは、糸導入部3Dの下面に
形成され、糸導入孔3Aと略180°対称位置にあり、
その形状は、前後方向に沿った長孔状であり、前後長及
び幅共に糸導入孔3Aより小さい。そして、この糸挿通
経路aに入り込んだゴミ等は糸に付着して連通空間cま
で運ばれ、その連通空間cで落下した際には、内外貫通
孔3Eを通して排出できるように構成し、リール4に巻
き取られる糸に付着するゴミ等を少なくする。内装体5
について説明する。図1、図3乃至図5に示すように、
内装体5は、糸支持体6を装備する筒状部5Aと、この
筒状部5Aより片持ち状に後方に向けて延出された連結
ロッド部5Bとからなるものを一ユニットとして、複数
のユニットを図示するように接着連結し一本の竿体に相
当する長さのものを形成する。筒状部5Aにおいては、
中心位置に糸支持体6を挿入載置する貫通孔5aを形成
するとともに、この貫通孔5aの軸芯位置より上方に偏
位した位置より前記した連結ロッド部5Bが延出され
る。この連結ロッド5Bが上方にあるので、竿内に持ち
込まれた水がこの連結ロッド5Bの影響を受けずに流れ
ることができようになっている。この構成に加えて、糸
支持体6に貫通孔を形成することによって、竿内に持ち
込まれた水を、水抜き用の内外貫通孔3Eまで導き、こ
の内外貫通孔3Eを介して外部に排出できる。この連結
ロッド部5Bは筒状壁の大部分を取り去ったもので、略
三月状の断面を呈する。内装体5は、強化繊維を含まな
い熱可塑性の樹脂を使用するが、ゴム等も使用可能であ
り、竿体1に比べて可撓性のある材料で形成してある。
上記した熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ABS等が使用でき、はっ水性が
高いものであれば特によい。一方、この筒状部5Aに収
納される糸支持体6は、図5に示すように、ブロック状
体の前面に糸挿通用小径孔6aを形成し、この糸挿通用
小径孔6aの開口より後方に向けて徐々に広がるテーパ
状の糸誘導面6bを設けてリング状に形成してある。糸
支持体6の材質としては、セラミック、サーメット(焼
結材)等の硬質材が使用されるが、樹脂等の可撓性材料
であってもよい。この糸支持体6を、図3及び図5に示
すように、筒状部5Aの貫通孔5a内に載置し、さらに
前方に位置する連結ロッド部5Bの後端を貫通孔5a内
に差し込んで糸支持体6に接当させ、糸支持体6の位置
決めを行った状態で、連結ロッド部5Bと筒状部5Aと
を接着固定して、内装体5に糸支持体6を組み込みなが
ら内装体5自体を組み上げていく。このように複数のユ
ニットが連結されて内装体5が形成されると、糸挿通用
小径孔6a及び糸誘導面6b、さらには、連結ロッド部
5Bの軸芯相当位置に糸挿通経路aが形成される。各ユ
ニットの連結固定構造としては、嵌め込み、ボルト止め
等各種固定構造が使用できる。
【0011】尚、図3に示すように、第1竿部2の前端
にはトップガイド7を装着し、このトップガイド7に
は、先端に糸案内用のリング8を装着するとともに、こ
のリング8の後方に水抜き孔7A,7Aを形成してあ
る。
【0012】〔別実施例〕
【0013】A.本発明の構成における内装体5を次の
ように構成してもよい。
【0014】(1) 内装体5を構成する連結ロッド部5
Bを次のようにしてもよい。
【0015】 略三月状の断面を有するものに変え
て、同じ位置で略細径の中実円形の断面を有するものに
する。
【0016】 連結ロッド部5Bを3本のもので構成
する。 図11(イ),(ロ),(ハ)に示すように、3本の連
結ロッド部5Bを糸挿通方向に沿った状態で三角形状に
配設し、連結ロッド部5Bの間に位置する状態で筒状部
5Aとして兼用する糸支持体6をロッド部5Bの向かう
方向に沿って所定間隔で配設する。上記のように、連結
ロッド部5Bを糸支持体6の連結具として使用している
ので、筒状の内装体5に比して軽量化が図れるととも
に、糸支持体6,6の間に形成される糸挿通空間が解放
構造になり、掃除等が容易になるとともに、糸支持体
6,6外周縁よりも連結ロッド部5Bが突出する状態に
形成すると、竿体1内に載置した状態で連結ロッド部5
Bが竿体1内の壁面に接触し、糸支持体6,6の外周縁
と壁面との間に間隙が形成され、糸支持体6の前後を連
通させる水抜き孔として機能させることができる。特
に、3本の連結ロッド部5Bの配置構成としては一本を
上方に他の二本を左右斜め下方に位置させて、竿の内面
における水の流路から連結ロッド5Bを離して置くこと
にしている。これによって、竿内の水の流れを良くする
ことができる。
【0017】 連結ロッド部5Bを2本のもので構成
する。 連結ロッド部5Bを左右に配置し、この左右の連結ロッ
ド部5Bで筒状部を連結する構成を採ってもよい。この
場合には、左右に連結ロッド部5Bを配置することによ
って、竿内を流れる水に影響を与えることはない。以
上、連結ロッド部5Bを複数個設けることによって、内
装体5を竿体1内に挿入する際のコジリ等を回避するこ
とができる。
【0018】(2) 筒状の内装体5の形態としては次の
ようにしてもよい。
【0019】 案内溝を設ける。 図6(イ),(ロ),(ハ)に示すように、筒状の内装
体5の内面に、内装体5の軸芯方向に沿った上下一対の
案内溝5bを形成するとともに、中心位置に糸挿通用小
径孔6aを形成したブロック状の糸支持体6の外面に一
対の係合突起6cを形成し、この係合突起6cを案内溝
5bに係合させて、糸支持体6を保持する。これによっ
て、糸支持体6を案内溝5bに係合させた状態で軸芯方
向に移動させて位置決めを行うことができる。案内溝5
bに幅の狭い部分を設けて糸支持体6を摩擦保持するこ
とも可能である。
【0020】 弾性を有する位置固定部を設ける。 図7(イ),(ロ),(ハ)に示すように、筒状の内装
体5の内面所定位置に、内装体5よりも更に柔軟性の高
いゴム、樹脂等でなる固定部5cを形成し、この固定部
5cに一定の力で押し込むと糸支持体6を係合固定でき
るようにする。糸支持体6は軸芯位置に、糸挿通用小径
孔6aを形成したブロック状のものであり、周壁面に凹
入部6dを形成してある。凹入部6dを、その凹入部6
dで糸支持体6の前後に溜まった水を流通させる水抜き
孔とする。上記したように、固定部5cの形成によっ
て、糸支持体6に対する着脱固定の容易な係合固定構造
を形成できるとともに、水抜き孔6dを形成することに
よって、内装体5の周壁面に溜まる水を、水抜き孔6d
を介して糸挿通経路bの開口端まで導くことができる。
尚、糸挿通用小径孔6aは軸芯位置で小径に形成され、
糸を内装体5に周壁面より離れた状態で支持し、糸が周
壁面に位置する水と接触する機会を少なくして、水を介
して糸が内装体5の周壁面に付着することによる繰り出
し抵抗が大きくなることを阻止する。
【0021】 弾性を有する位置固定部を設ける。 図8(イ),(ロ),(ハ)に示すように、筒状の内装
体5の内面に、前記した固定部5cと同様の可撓性の固
定部5cを形成し、さらに、固定部5cを軸芯方向に長
く伸ばして複数個のブロック状の糸支持体6,6を装着
するようにしてもよい。複数個の糸支持体6,6を一つ
の固定部5cで形成することによって、徐々に拡大して
いくブロック状糸支持体6,6の内でも外径の差がない
ものを組として同一の固定部5cに取り付けることがで
き、取り付け状態を一定のものにできる。
【0022】 上下分割式にする。 図9(イ),(ロ)に示すように、筒状の内装体5を軸
芯に沿った面で複数個に分割可能に構成し、糸支持体6
の取り付け取り外しを容易に行い得るようにする。つま
り、内装体5を上内装体部5Cと下内装体部5Dに分割
し、図9に示すように、上内装体部5Cの内面に弾性的
に拡縮する係合凹部5dを形成して、リング状の糸支持
体6を弾性嵌合固定するように構成する。上下内装体部
5Cについては図示してないが、係合離脱自在な機構を
設けてある。そして、隣接する係合凹部5d,5dの間
においては、中間部5e程凹入する状態に湾曲形状に形
成してあり、糸支持体6に支持された糸が竿体1の周壁
面に接触しない構成とすることができる。又、前記した
係合凹部5dは、図10(イ),(ロ)に示すように、
上下内装体部5Cに形成し、その形成位置としては、図
示するように、交互に形成してもよい。このように分割
構成することによって、糸支持体6の取り付け取り外し
が容易になるとともに、内装体5が筒状体であっても分
割可能であるから、竿体1より内装体5を取り出して、
内装体5の内面に対する清掃等を行い易い効果もある。
【0023】 内装体を間隔設定具として機能させ
る。 ディスク状等の糸支持体6を筒状の内装体5に装着する
場合の別構造について説明する。図15に示すように、
筒状の内装体5の壁面に糸支持体6を挿入して糸支持体
6を内装体5の所定位置に位置保持するようにする。こ
の場合に、糸支持体6を挿入する開口部5Fにおいて、
内装体5の内部に突出する短い壁面を立設し、この壁面
で糸支持体6を弾性的に挟み込み、抜け止め固定するよ
うにしてもよい。このような構成によって、内装体5と
しては一本の筒状体で形成でき、図4に示すような分割
構成にしなくてもよい利点があるとともに、糸支持体6
を予め装着した状態で竿体1内に装着できる良さがあ
る。
【0024】 内装体と糸支持具とが一体である。 図18に示すように、筒状の内装体5の後端に、ディス
ク状の糸支持体6を一体形成し、このように一体形成し
たものを一ユニットとして複数個連結し竿体1内に収納
する。この場合には、ユニット毎伸縮するように構成し
てもよい。糸支持体6の構成としては、アクリル板の中
心位置に糸挿通用小径孔6aを形成し、この小径孔6a
の縁部にセラミック製のリングを装着している。この構
成によって、糸を内装体5の周壁面より離間させた状態
で支持できるとともに、内装体5を分割構成しているの
で、竿が曲がりを生じた場合のその曲がりの抵抗となり
にくい構成となっている。
【0025】 水抜き孔を有する。 図19に示すように、糸支持体6の前面下方位置に対応
する内装体5の周壁に外部に通じる貫通孔5Fを形成
し、巻上げられる糸が糸挿通用小径孔6aの縁に圧接し
て水分等を擦り採られる場合に、この擦り採られた水分
等を貫通孔5Fを通して外部に排出できるようにする。
図19に示すように、竿体1に前記貫通孔5Fに対応す
る貫通孔1Aを形成してもよい。
【0026】 両側面に水抜き孔を有する。 内装体5としては、図4において、三日月状の連結ロッ
ド部5Bを有するものを説明したが、図20に示すよう
に、内装体5を全長に亘って筒状に形成し、180°対
称位置に水抜き用の長孔5f,5fを形成して構成して
もよい。これによって、三日月状の連結ロッド部5Bを
有するものに比べて、剛性が高くなるのであるが、竿体
1と内装体5とで従来の竿体に相当する剛性を出せる場
合には、このような筒状の内装体5を使用することも可
能である。
【0027】(3) 螺旋式の内装体としては、次のよう
に構成してもよい。
【0028】 内装体を螺旋体で形成する。 図13に示すように、竿体1に内接する大径の螺旋体状
の内装体5を竿体1の略全長に亘って載置するととも
に、この螺旋体状内装体5の内部に図5に示す糸支持体
6を内装し、螺旋体の内面で糸支持体6を支持する。こ
のように、内装体5としての螺旋体は糸を支持する機能
を必要としないので、糸支持体6程摩耗に強い硬質材を
使用する必要はなく、それだけ、装着を容易に行える比
較的柔軟な材料で形成することができる。又、異なる効
果としては、螺旋体状内装体5の内部に支持された糸支
持体6は必然的にコイル径よりも小さく、その糸支持体
6の軸芯位置に形成される糸挿通用の小径孔6aは周壁
面よりより離れた位置に位置することになり、糸支持体
6に支持された糸が竿体1の周壁面に接触する機会を少
なくできるとともに、螺旋体状内装体5の部分でも糸を
受けることができ、それだけ、糸が内壁面に接触する機
会を少なくできる。
【0029】 内装体5と糸支持体6とを螺旋体で
構成する。 図12に示すように、竿体1に内接する大径部5Cと竿
体1の軸芯位置に位置し竿体1の内面より離れた状態で
位置する小径部5Dとを一体でかつ軸芯方向において交
互になるように配設するように構成する。このような構
成によって、小径部5Dを糸支持体6として利用し、竿
体1の内周壁面より遠い位置で糸を支持できるととも
に、この小径部5Dを大径部5Cで支持し、さらに、糸
が大径部5Cの部分で垂れ下がったとしてもその大径部
5Cで糸を支持でき、糸が竿体1の周壁面に接触する機
会を少なくできる。しかも、螺旋体で内装体5と糸支持
体6とを一体で形成できるので、糸支持体6の相対位置
を竿体1の装着する前に決めることができ、それだけ、
位置決めを確実容易に行うことができるとともに、竿体
1内への装着も一工程の作業で行なうことができる。ま
た、実際の釣りにおいて竿体1が曲がりを生じた場合に
あっても、螺旋体であるので、追従性が高く竿の調子の
変化を少なくできる。さらには、螺旋体のピッチとして
は、種々のものを選択できるが、小さいピッチとする
と、竿体1の内面に糸を接触させないで支持させ易いと
考えられるが、竿の曲がりに追従する良さを求めるなら
ばピッチの大なる方がよいとも考えられる。上記実施例
では、螺旋体を使用する形態を説明したが、糸支持体6
と内装体5とを可撓性のある材料で筒状に形成してもよ
い。
【0030】 内装体5を糸支持体6の間隔設定具
として使用する。 図14に示すように、螺旋体状の内装体5で糸支持体6
の間隔を設定するように、両者5,6を交互に配設して
いく。このように螺旋体を間隔設定具として使用するこ
とによって、前述したように、コイルで糸を支持して、
糸が竿体1の周壁面に接触する機会を回避できるととも
に、コイルであるから筒状のものに比べて軽量化が図れ
る効果もある。
【0031】(4) 内装体の材質を次のようなものにす
る。
【0032】 熱可塑性樹脂で、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ナイロン、ABS等が使用でき、特に、は
っ水性の高いポリエチレンがよい。 軟質であることを重視して、ゴムを使用してもよ
い。 後記するように、熱収縮テープやフッソ製或いはカ
ーボン製のパイプを使用してもよい。
【0033】B.本発明の構成における糸支持体を次の
ように構成してもよい。
【0034】(1) 糸支持体の形態を次のようなものに
する。
【0035】 図5に示すように、糸支持体6の軸芯
長を長いものにすることによって、筒状部5Aに対する
載置面が広く採れて、安定した載置状態を得ることがで
きる。
【0036】 図9に示すように、ディスク状のもの
でもよい。これによって、リング状のものに比べて軽量
化が図れる良さがある。
【0037】 図示してないが、リング状であっても
よい。
【0038】螺旋体を糸支持体として利用する。 図16に示す糸支持体6に対して更にその糸挿通用小径
孔6aに小径の螺旋体6´を挿入し、この螺旋体6´で
糸を支持し糸支持機能を発揮させる。このような構成に
よって、糸を螺旋体6´で竿体1の軸芯位置において支
持でき、竿体1の周壁面から糸を離間させた状態で支持
できる。しかも、螺旋体6´として小径であるので、竿
体1の曲がり易さに対する影響は少ない。糸支持体6に
よって、螺旋体6´を竿体1の軸心に位置させることが
できるとともに、糸支持体6に形成された誘導面6bに
より、螺旋体6´の糸支持体6への挿入が容易にでき
る。尚、内装体5については、筒状のものであって、周
壁面に水抜き用の孔5cを形成してある。
【0039】(2) 糸支持体の形態を次のようにする。 竿体1の中程に設置する糸支持体6としては、誘導面6
bを後端側の面のみに形成してあるが、前端側の面にも
形成してもよい。このような構成によって、糸の繰り出
し及び糸の巻き取り時における糸の正逆移動においても
糸に付着した藻等に対する擦り取り作用を穏やかにでき
る。
【0040】(3) 糸支持体の材質を次のようにする。 材質としては、硬質のセラミック、サーメット(焼結
体)、ステンレス等が選定でき、樹脂やゴム等も使用可
能である。
【0041】C.本発明に係る他の実施例を示す。
【0042】(1) 図17に示すように、竿の内面に、
弾性体からなる内装体5を所定間隔で形成し、その竿の
内部に図5に示す糸支持体6を収納するとともに、この
糸支持体6を竿体1内で移動可能に構成し、糸支持体6
の外径が内装体5の内径と一致する位置に、糸支持体6
を位置保持する位置規制部5Eを形成するとともに、こ
の位置規制部5Eでの規制力を越える力を作用させて、
糸支持体6を後方に移動させることができる。このよう
な構成によって、内装体5内で糸支持体6を移動させる
ことができ、糸支持体6の糸挿通用小径孔6aに糸を挿
通する場合には、糸支持体6を後方の糸導入孔3A近く
に位置させて糸の挿通作業を容易に行えるようにすると
ともに、挿通後には糸支持体6を位置規制部5Eに位置
させる。この位置規制部5Eに位置させる場合の方法と
しては、特別に治具を使用して押し込む方法もあるが、
仕掛を投げ込む場合の竿の振り力を利用して、糸支持体
6を位置規制部5Eに位置させることもできる。
【0043】(2) 竿体の前側領域、後側領域で内装体
5と糸支持体6とが異なるものを示す。 図21、及び、図22に示すように、第1竿部2の前側
領域及び後側領域に、第1内装体としてテフロン製の熱
収縮チューブ5’を装着するとともに、その熱収縮チュ
ーブ5’内に螺旋体状の第1糸支持体6Aを位置保持し
ている。この第1糸支持体6Aにおいては、螺旋状に形
成された内周面を糸支持面として、糸支持体6A自体が
穂先側になる程小径化するものである。第1竿部2の後
側領域に、筒状部5Aとこれら複数の筒状部5Aを所定
間隔で連係する連結ロッド部5Bとからなる第2内装体
5を配置し、筒状部5A内に第2糸支持体としてのリン
グ状の糸支持体6Bを装着して、糸支持体6を分布配置
している。上記した第1、第2糸支持体6A,6B、第
1、第2内装体5’、5を配置する構成としては、第1
竿部2の前側領域に螺旋状の第1糸支持体6Aと筒状の
第1内装体5’とを収納し、第2竿部2の後側領域に収
納する糸支持体と内装体とは、任意の形態を採用するこ
とができ、又反対に、第1竿部2の後側領域に、筒状部
5Aとこれら複数の筒状部5Aを所定間隔で連係する連
結ロッド部5Bとからなる第2内装体5を配置し、筒状
部5A内に第2糸支持体としてのリング状の糸支持体6
Bを装着し、第1竿部2の前側領域に収納する糸支持体
と内装体とは、任意の形態を採用することができる。そ
の他、筒状部5Aと連結ロッド部5Bとは、熱可塑性樹
脂で一体形成してあり、これに挿入する糸支持体6は、
図4において示すものと同様である。熱可塑性樹脂とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、AB
S等が使用でき、はっ水性の高いものであればよい。
又、熱収縮チューブ5’の代わりに、フッ素製或いはカ
ーボン製のパイプを使用してもよい。
【0044】(3) 図22において、螺旋体状の糸支持
体6のみを省略した構成を採用してもよい。また、さら
に熱収縮チューブ5まで省略した構成を採用してもよ
い。つまり、後側領域における内装体5とディスク状糸
支持体6を装着したものだけで構成してもよい。第1竿
部2の前半部に、パイプ状の内装体5のみを設ける場合
に、その内面に螺旋状の溝を形成して、この溝を形成す
る突部を糸支持体として兼用してよい。
【0045】(4) 糸支持体6と内装体5とを一体で形
成する構成のものとしては、ジャバラを採用してもよ
い。つまり、ジャバラの内側の突条部を糸支持体6とし
て利用する。この突条部はピッチが短いので、突条間に
糸が入り込むことが少なく、シャバラ自体としても可撓
性の高いものであるから、竿の曲がりに追従し易い面も
ある。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】内装体を中通し竿に装着する前の状態を示す平
面図
【図2】(イ) 内装体を装着した中通し竿の側面図 (ロ) 内装体を装着した中通し竿の平面図
【図3】内装体の装着状態を示す縦断側面図
【図4】内装体の連結する前の状態を示す斜視図
【図5】内装体内に糸支持体を装着した状態を示す縦断
側面図
【図6】内装体に糸支持体の係合溝を形成した内装体で
あって、 (イ) 竿体への装着状態を示す縦断側面図 (ロ) (イ)における横断平面図 (ハ) 分解斜視図
【図7】(イ) 内装体に弾性係合部を介して糸支持体
を支持する状態を示す縦断側面図 (ロ) (イ)における横断平面図 (ハ) 分解斜視図
【図8】(イ) 図7において、弾性係合部を長くして
二つの糸支持体を固定した状態を示す縦断側面図 (ロ) (イ)における横断平面図 (ハ) 分解斜視図
【図9】内装体を二つ割構造にしたものを示す縦断側面
【図10】図9において、係合位置を変えたものを示す
縦断側面図
【図11】(イ) 連結ロッド方式の内装体を竿体に収
めた状態を示す縦断側面図 (ロ) (イ)における横断平面図 (ハ) 分解斜視図
【図12】コイルで内装体と糸支持体を一体形成したも
のを示す縦断側面図
【図13】コイル式内装体に糸支持体を保持する状態の
ものを示す縦断側面図
【図14】コイル式内装体をスペーサとして利用した状
態を示す縦断側面図
【図15】糸支持体の装着方法における別実施構造を示
す斜視図
【図16】螺旋体を糸支持体として利用するものを示す
縦断側面図
【図17】糸支持体が移動するものを示す縦断側面図
【図18】デイスク状の糸支持体を示す縦断側面図
【図19】内装体の糸支持体近傍に水抜き孔を形成した
状態を示す縦断側面図
【図20】内装体の別実施構造を示す斜視図
【図21】前半部にパイプ状の内装体及び前半部に筒状
部と連結ロッド部とを一体形成した内装体とを竿体内に
収納する前の状態を示す平面図
【図22】竿体の前半部と後半部とで、内装体、及び、
糸支持体の形態を異なるものにしているものを示す縦断
側面図
【符号の説明】
1 竿体 5,5’ 内装体 5A 筒状部 5B 連結部,連結ロッド部 5E 位置規制部 6 糸支持体 6A 第1糸支持体 6B 第2糸支持体 6a 糸挿通用小径孔 6b 糸誘導面 a 糸挿通経路 b 内部経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜保 紀夫 大阪府堺市桃山台3丁6の11 (72)発明者 徳田 勇 大阪府堺市御池台1丁13‐3 (56)参考文献 特開 平7−227178(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竿体(1)の略全長に亘って分布配置され
    る複数個の糸支持体(6)と、前記糸支持体(6)を前
    記竿体(1)の所定位置に保持させる為の内装体(5)
    とを、前記竿体(1)の内部経路(b)に備えている中
    通し竿において、 前記内装体(5)、前記糸支持体(6)を所定位置に
    保持する位置規制部(5E)を設け、この位置規制部
    (5E)での規制力を越える力で前記糸支持体(6)に
    対する位置規制を解除し、前記糸支持体(6)を前記内
    装体(5)の後端側に移動可能に構成してあることを特
    徴とする中通し竿。
  2. 【請求項2】竿体(1)の略全長に亘って分布配置され
    る複数個の糸支持体(6)と、前記糸支持体(6)を前
    記竿体(1)の所定位置に保持させる為の内装体(5)
    とを、前記竿体(1)の内部経路(b)に備えている中
    通し竿において、 螺旋状の糸支持体(6)と、複数個のリング式の糸支持
    体(6)とを、前記内装体(5)内に位置させてあるこ
    とを特徴とする中通し竿。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記螺旋状の糸支持体(6)を、前記内装体(5)の前
    半部に配置し、前記リング式の糸支持体(6)を、前記
    内装体(5)の後半部に配置してあることを特徴とする
    中通し竿。
  4. 【請求項4】竿体(1)の略全長に亘って分布配置され
    る複数個の糸支持体(6)と、前記糸支持体(6)を前
    記竿体(1)の所定位置に保持させる為の内装体(5)
    とを、前記竿体(1)の内部経路(b)に備えている中
    通し竿において、 前記竿体(1)に内接する内装体(5)と、前記内装体
    (5)の内径よりも小さな内径と前記内装体(5)の外
    径よりも小さな外径とを有する糸支持体(6)とを、前
    記竿体(1)の軸芯方向に沿って交互になる状態に一体
    形成し、前記内装体(5)と前記糸支持体(6)との内
    部に糸挿通経路(a)を形成してあることを特徴とする
    中通し竿。
  5. 【請求項5】(新請求項)竿体(1)の略全長に亘って
    分布配置される複数個の糸支持体(6)と、前記糸支持
    体(6)を前記竿体(1)の所定位置に保持させる為の
    内装体(5)とを、前記竿体(1)の内部経路(b)に
    備えている中通し竿において、 前記糸支持体(6)は少なくとも1種類以上、前記内装
    体(5,5’)は少なくとも2種類の異なった形態のも
    のから構成されている ことを特徴とする中通し竿。
  6. 【請求項6】竿体(1)の略全長に亘って分布配置され
    る複数個の糸支持体(6)と、前記糸支持体(6)を前
    記竿体(1)の所定位置に保持させる為の内装体(5)
    とを、前記竿体(1)の内部経路(b)に備えている中
    通し竿において、 前記糸支持体(6)と前記内装体(5)は、それぞれ少
    なくとも2種類の異なった形態のものから構成されてい
    ることを特徴とする中通し竿。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記竿体(1)の前側領域に配置される第1糸支持体
    (6)と前記第1内装体(5’)は、前記竿体(1)の
    後側領域に配置される第2糸支持体(6B)と第2内装
    体(5’)に比べて弾性変形し易い形態を有することを
    特徴とする中通し竿。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記竿体(1)の前側領域に配置される前記第1糸支持
    体(6A)は螺旋状の形態を有し、この螺旋状糸支持体
    (6A)に対応する第1内装体(5’)はこの螺旋状糸
    支持体(6A)を収納保持する薄肉筒状の形態を有する
    ことを特徴とする中通し竿。
  9. 【請求項9】請求項7,8から選択される1請求項にお
    いて、 前記竿体(1)の後側領域に配置される前記第2糸支持
    体(6B)はリング状の形態を有し、このリング状糸支
    持体(6B)に対応する第2内装体(5)はこのリング
    状糸支持体(6B)を保持する筒状部(5A)と隣接す
    る筒状部同士を連結する連結部(5B)とから構成され
    る形態を有することを特徴とする中通し竿。
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