JP2659406B2 - 多重ヘツド式無ダクトウエブ製造機 - Google Patents

多重ヘツド式無ダクトウエブ製造機

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JP2659406B2
JP2659406B2 JP63179332A JP17933288A JP2659406B2 JP 2659406 B2 JP2659406 B2 JP 2659406B2 JP 63179332 A JP63179332 A JP 63179332A JP 17933288 A JP17933288 A JP 17933288A JP 2659406 B2 JP2659406 B2 JP 2659406B2
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/70Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres
    • D04H1/72Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of fibres the fibres being randomly arranged
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維の不織構造体を形成する方法及び装置
に関し、更に特定的には均一な又は混合の多層繊維構造
体の効率の良い形成に関する。
不織布は典型的にはウエブの形態にある繊維の蓄積物
から成る構造体である。このような布はハンドタオル、
テーブルナフキン、カーテン、病院用帽子、飾り布(dr
aperies)等のような使捨て可能な物品に大きな用途が
ある。その理由は、このような布は、製織法及び編成法
により製造される慣用のテキスタイル布よりもはるかに
安価に製造できるからである。
不織構造体を形成するには多くの異なった方法があ
る。しかしながら、この方法は、繊維素材から繊維構造
体を生成するのに使用される場合には、一般的に、繊維
をコンデンサスクリーンに高速度及び高希釈率で運ぶよ
うな空気流を分繊された(individualized)繊維を導入
することを伴う。分繊された繊維はリッカーイン(lick
erin)又は線巻きロール(wire−wound roll)を使用し
て繊維材料を粉砕(grind)または細断する(shred)こ
とにより生成させることができる。例えば種々のミルの
使用による、個々の繊維を生成させるための他の方法も
ある。空気流は、繊維の載ったリッカーインの上を又は
ミルの回りを接線方向に通過して繊維をドッフィング又
は除去しそして繊維を空気流に同伴する。典型的には、
繊維を伴う空気流は粉砕地点からコンデンサスクリーン
上の堆積地点までダクト内に入れられる。ダクト内の空
気流は、均一な流れとコンデンサスクリーン上の繊維の
堆積を確実にすると共に繊維がダクト壁に付着しないこ
とを保証するのに十分に高い速度に保つためには、コン
デンサスクリーンの下にファン又は他の吸引装置を使用
して少なくとも20インチ水柱の圧力、しばしば100イン
チまでの水柱の圧力を発生させることが必要である。
ラングドン(Langdon)の米国特許第3,512,218号は、
2つのリッカーインにより不織ウエブを形成するための
装置を開示している。繊維はコンデンサスクリーンの下
に吸引ボックスにより形成される1つの空気流によりリ
ッカーインからドッフィングされる。ウッド(Woods)
の米国特許第3,535,187号は、リッカーインから繊維を
ドッフィングするのに2つの空気流を使用する同様な装
置を開示している。ロブグレン(Lovgren)の米国特許
第3,772,739号に従えば、パルプ繊維とより長くテキス
タイル繊維の両者が、異なる速度で回転する高速リッカ
ーインを使用する装置で分繊されそしてブレンドされ
る。他の文献の場合と同様に、分繊された繊維は、装置
のコンデンサ区域に位置した吸引ファンにより生じた別
々の空気流によってそれぞれのリッカーインからドッフ
ィングされる。別々のリッカーインの上を通過する空気
流によりドッフィングされる繊維の混合度を制御するた
めの2つのリッカーインの間に挿入された邪魔板が、ル
ッホ(Ruffo)等の米国特許第3,768,118号及びファーリ
ントン(Farrington)の米国特許第3,740,797号に開示
されている。
これらの参考文献及び一般に先行技術においては、高
速空気流が、得られるウエブの圧縮が起こるような速度
でコンデンサスクリーンに衝突するように繊維を押しや
る。更に、粒子は、リッカーインを去った後、ダクト構
造体によりコンデンサスクリーンに導かれる。このダク
ト構造体は粒子の移動を制限しそして空気圧により粒子
の移動を促進する。空気圧が減少しないことを確実にす
るために、ダクト構造体が運動しているコンデンサスク
リーンに係合するところにシール手段が設けられる。こ
れは、フローティングシール又はローリングシールの形
態にあることができ、これらは繊維ウエブが運動してい
るスクリーン上のコンデンサから引き取られるにつれて
繊維ウエブを圧縮するように作用する。
高速空気流を発生させるために発生しなければならな
い相当な圧力の故に、ウエブを製造する先行技術の方法
は、多量のエネルギーを必要とする。更に、得られるウ
エブは、空気流と空気流のための圧力を維持するのに使
用されるシールにより圧縮される。かくして、繊維構造
体をはるかに低い圧力及びより低い圧縮、即ちはるかに
大きい弾性(loft)で生成することができるならば、ふ
わふわした(fluff)繊維構造体の構造に有利であるこ
とは明らかである。
本発明は、(1)必要なエネルギーがはるかに少なく
そしてより大きい弾性のウエブを形成するような高速空
気流及びダクトを使用しないで高い弾性の多層繊維構造
体を形成するため及び(2)他の短繊維又は粒状物質を
繊維構造体にブレンドするための方法及び装置に関す
る。
本発明の例示的態様においては、その下部区域にエン
ドレスコンベヤスクリーンを持ったフレーム構造体が使
用される。このスクリーンは一端でフレーム構造体に入
りそして他端でフレーム構造体を出る。コンベヤスクリ
ーンがフレームに入ったりフレームから出たりする位置
で、フレームは大気に解放されている。
フレームの上部には、コンベヤスクヤーンの移動方向
に相互に間隔を置いて配置されておりそしてコンベヤス
クリーンの移動に対してほぼ垂直な軸線を持った少なく
とも2つの高速回転リッカーインと係合するように繊維
材料を供給するための少なくとも2つの供給手段が設け
られている。各供給手段は、本質的に、リッカーインの
方に繊維材料を押しやる供給ローラと、繊維材料の端部
がリッカーインのワイヤ突起により細断されるにつれて
繊維材料を所定位置に保持するノーズバーとを備えて成
る。
高速空気流の不存在下ではリッカーインにより生成し
た分繊された短繊維はリッカーインの周方向に追従する
傾向があることが見出された。しかしながら、偏向プレ
ートをリッカーインの軸線に平行にしかしその周表面か
ら近接して間隔を置いて配置すると、繊維は流れにおい
てリッカーインからフレームの下部に位置したコンベヤ
スクリーンに向けられる。
コンベヤスクリーンにおいて個々の粒子は不織繊維構
造体へと蓄積される。スクリーンが移動するにつれて、
連続的な繊維構造体が形成され、この繊維構造体はフレ
ームの開口端部から他の加工装置に延びている。
装置の入り口端部の方に位置したリッカーインはウエ
ブの底部層を形成しそして出口端部の方のリッカーイン
は上部層を形成する。2つの層の界面では、繊維は絡み
合って一体的ウエブが形成される。
リッカーインを反対方向に回転させると共に、2つの
リッカーインからの繊維流がコンベヤーで交差して両リ
ッカーインに供給された繊維の複合体としてウエブが形
成されるように偏向プレートを配置することも可能であ
る。
所望により、スクリーンの下の吸引室に比較的低い空
気圧を発生させることができる。これはダスト粒子を最
小に保つと共に、ウエブを形成する際の繊維の横の配置
を改善するように作用する。しかしながら、この低い圧
力は、個々の繊維をリッカーインからドッフィングする
のには不十分である。特に、吸引圧は先行技術の方法の
20−100インチ水柱と異なり、5インチ水柱より少なく
することができそして好ましくは1/2−1インチ水柱で
ある。
この新規な方法により形成されたウエブは、典型的に
は、高速堆積流を排除したことと、フレームからのコン
ベヤスクリーンの出口に配置されたシールがないことか
ら生じるより低い圧縮効果のために、慣用の方法を使用
して形成されたウエブより弾性が大である。
1つ又はそれより多くのリッカーインから偏向された
繊維流と他の物質をブレンドすることができる。これ
は、リッカーインのノーズバーの下に且つノーズバーに
平行に供給トレーを取り付けることにより達成される。
リッカーインの回転は、回転している表面近くに高速空
気流を生じさせる。この空気流はトレー内の粒状物質又
は繊維物質をリッカーインの方に引張り、リッカーイン
でそれらは繊維流とブレンドされる。これは独特のブレ
ンドされた不織繊維製品を生成する。
供給トレーの使用により異なる密度の2つの材料が組
み合わされる場合に、偏向プレートの排出縁の形状を変
えることによって得られる繊維構造体中の2つの成分の
相対的位置付けを制御することも可能である。鋭い縁の
真っ直ぐなプレートは均一にブレンドされたウエブを生
じさせる。しかしながら、正常な流れの方向から外れる
ように角度を持ち又曲がっている排出縁は、壁付着効果
を引き起こし、これは軽量粒子を壁の輪郭に追従させ、
一方重い粒子は慣性の作用下に真っ直ぐな線で連続す
る。結果は、繊維構造体の下部層では重い粒子が優位に
あり、上部層では軽い粒子が優位にあるということであ
る。
本発明の前記した特徴及び他の特徴を本発明の例示的
態様の図面及び説明によって更に明らかにする。
第1図においては、本発明を実施するためのフレーム
構造体の下部が示されている。この構造体は、繊維収集
手段、例えば、コンベヤメッシュスクリーン12上に真空
力を発生させる真空室10を含む。このスクリーンは、そ
れが矢印Aにより示される如く、第1図の右から左に移
行するようにモータ(示されていない)により運動させ
られる。コンベヤメッシュスクリーン12は連続的である
ので、コンベヤメッシュスクリーン12はローラ13を回
り、真空室10の下を通り、ローラ15の上を通りそして真
空室10の頂部の上の装置のフレームに戻る。コンベヤメ
ッシュスクリーン12の穴は、コンベヤメッシュスクリー
ンが真空室10の開口の上にあるところでコンベヤメッシ
ュスクリーンを横切って5インチ水柱より少ない、好ま
しくは1/2乃至1インチ水柱の吸引力を発生させること
を許容する。この低真空は導管19における吸引により真
空室10に発生せしめられる。導管19はハウジングの側部
から延びているのが示されている。
この装置の望ましい特徴の1つは、多孔性基材26上に
不織構造体22が形成されることを可能とするということ
である。この多孔性基材26はティッシュペーパー又は同
様な多孔性の薄いウエブ材料であることができる。それ
はロール27から供給しそしてコンベヤメッシュスクリー
ン12によりフレームに運ぶことができる。このような多
孔性基材は一般的に、形成されるウエブの幅と同じ又は
それより大きい均一な幅を持っている。しかしながら、
第1図においては、多孔性基材26は、コンベヤメッシュ
スクリーン12を示すために、一部切り欠き図で示されて
いる。頂部に多孔性基材26を持ったコンベヤメッシュス
クリーン12は、リッカーイン36A、36B及び26Cからの分
繊された(individualized)繊維の流れ20A、20B及び20
Cに交差する。コンベヤメッシュスクリーン及び多孔性
基材は繊維流を蓄積して繊維材料の複合ウエブ22を形成
するように作用する。かくしてウエブ22は、第4図に示
される如く、リッカーイン36Aから受け取られる例えば
テキスタイル又は長繊維、例えば、良好な吸い上げ(wi
cking)特性を持ったテキスタイル又は長繊維の底部層
Aを有する。中間層Bは、例えば、良好な吸収性を持っ
たリッカーイン36Bからのパルプ繊維から構成される。
頂部層Cは疎水性の性質を持ちそしてリッカーイン36C
から受け取られる長繊維から製造することができる。そ
れらの界面では、繊維は絡み合って一体的多層ウエブを
形成する。
繊維を生成するための原料はパルプボード30B及びテ
キスタイル繊維カーデッドバット(textile fiber card
ed batts)30A及び30Cの如き様々な繊維材料30から典型
的に誘導される。パルプボードは種々の厚さ及び長さで
利用されそして“短繊維”の得やすいソースである。
“短繊維”という用語は、典型的には、約1/4インチ以
下の長さを持った木材パルプ繊維又はコットンリンター
の如き製紙用繊維を指す。これらの繊維は安価で吸収性
であり、従ってよく使用される。パルプボードの他に、
これらの繊維は種々のタイプの木材、アスベスト、ガラ
ス繊維等から得ることができる。
テキスタイルカーデッドバットは一般に1/2乃至2 1/2
インチ長さの長繊維の得やすいソースである。これらの
繊維は典型的には、例えば酢酸セルロース繊維、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル繊維、ビスコースステープルレイヨン
の如き合成繊維及びコットン、木材又は絹の如き天然繊
維である。
長繊維材料素材を繊維ステーションに供給するための
供給手段は、別個の供給ローラ32A、32B及び32C並びに
ノーズバー34A、34B及び34Cから構成される。繊維材料
は、これらの別個の供給ローラ32A、32B及び32C並びに
ノーズバー34A、34B及び34Cによってリッカーインに向
けられる。特に、供給ローラ32は、モータ(示されてい
ない)により回転せしめられて、個々のリッカーイン36
のワイヤー突起の方に繊維材料30を推進する。繊維材料
30は、リッカーインの突起が繊維をそのソースから開繊
又は分離することができるような慣用の方式で供給ロー
ラ及びノーズバー34により係合される。供給ローラ32の
速度は、繊維材料がリッカーインに供給される速度を制
御し、従ってコンベヤメッシュスクリーン12の特定の速
度で形成されるウエブの厚さに影響を与える。供給ロー
ラ及びリッカーインからのそれぞれのノーズバーの間隔
は、繊維の完全な分離の達成が確実になされるように、
使用する特定の繊維材料30について最適化される。更
に、リッカーインの速度は繊維化プロセスを最適化する
ように設定される。例えば、リッカーイン36A、36Cが直
径約9インチであるならば、それらは長いテキスタイル
布について最適である約2,000rpmで回転させることがで
き、一方9インチリッカーイン36Bは短いパルプ繊維に
ついて最適である4,000乃至6,000rpmで回転させること
ができる。
繊維が繊維材料30から分離されるにつれて、それらは
意外にもリッカーイン36の高速回転により生じる空気流
に同伴される。結果として、繊維は各リッカーインの周
の輪郭に追従する傾向がある。これらの繊維はリッカー
インからドッフィングするために、リッカーイン36の回
転の周方向に沿って特定の位置に、個々の長繊維を偏向
させるための偏向手段、例えば、偏向プレート40A、40
B、40Cが配置されている。これらの偏向プレートの作用
は、個々の繊維の流れをリッカーインから分離しそして
それらを多孔性基材26及びコンベヤメッシュスクリーン
12に向けることである。偏向プレートはリッカーインと
接触してはいない。しかしながら、それらは、リッカー
インの回転により生じた空気流をコンベヤメッシュスク
リーンの方に偏向させることによりリッカーインから繊
維を分離する作用をし、それによりこれらの空気流に同
伴される繊維は空気流に追従してコンベヤメッシュスク
リーンに至ると考えられる。
第2図においては、前記装置のフレームが示されてい
る。このフレームは頂部を持たないが、側部プレート52
を持っており、この側部プレート52は構造体の内部が見
られるように切り欠き図で示されている。これらの側部
プレート52は供給ローラ32、ノーズバー34及びリッカー
イン36を支持する作用をする。
装置への出口及び入り口の端壁54及び55は、それぞれ
コンベヤスクリーン12から或る距離上のところで終って
いる。故に、フレーム内側は大気に開口しており高真空
下にあることはできない。更に端壁54,55は、真空を維
持するためのシーリングローラ又はフローティングロー
ラを含んでいない。端部プレート54にこのようなシール
がないことは、本発明により作られるウエブの自然の弾
性(natural loft)が圧縮されないことを確実にする。
第2図に示されたとおり、リッカーインを回転させる
ための手段、例えば、モータ56がベルト57に接続されて
おりそして繊維の最適な分繊(individualization)の
ために適正な速度でリッカーイン36を回す作用をする。
同様な装置(示されていない)が他のリッカーインを駆
動する。
本発明に従う装置は300直線フィート/分以上の速度
で均一な低密度ウエブを形成性することができる。300
フィート/分の速度では、リッカーイン当たり2オンス
/平行ヤードまでの重量のウエブを達成することができ
る。より遅い速度では、装置は20オンス/平行ヤード以
上のウエブを生成することができる。
好ましい態様においては、カバー59が、偏向プレート
40から各リッカーインの繊維流20がない方の側で供給ロ
ーラ32まで延びている。これは更に、空気流がリッカー
インを完全に一周して個々の繊維を偏向プレート40を越
えて運ぶのを防止する作用をする。
典型的には1つの繊維材料30が各リッカーインに供給
されるが、第1図に示された如く、別個の材料、例えば
パルプボード31(繊維B)、33(繊維B1)及び35(繊維
B11)を同じリッカーインに同時に供給することも可能
である。更に、3つの異なったセグメントを持った1つ
のボードを形成することが可能である。これらのセグメ
ントB、B1、B11は、組成の差又は単に色の差により識
別することができる。このような配列が使用される場合
には、生成するウエブの断面形状は、第5図に示された
とおりである。特に、別々のパルプボードがリッカーイ
ン36Bに供給されるならば少なくとも中間層においてウ
エブ材料を形成する3つの別々の横方向ゾーンが存在す
るであろう。
2つ又はそれより多くの繊維流20をスクリーン12上の
同じ点に向けることによって、ウエブが形成されるにつ
れて異なる繊維のブレンディグが達成されうる。第3図
では、このブレンディングは、繊維流20Bと20Cのスクリ
ーンでの交差により示される。繊維流20は、リッカーイ
ン36Cの回転方向を逆転させそして供給ローラ32C及びノ
ーズバー34Cから成る供給機構と変更装置の位置を逆転
させることにより形成することができる。繊維はリッカ
ーインにくっつく傾向があるので、リッカーイン36Cは
その常用の方向に回転させるが、やはり繊維流20Bと同
じスクリーン12上の位置にリッカーイン36Cからの繊維
流20Cを衝突させる点に偏向プレート40Cを動かすことも
可能である。第3図の装置により生成される製品は第6
図に示されており、この図では底部層はリッカーイン36
Aからの繊維Aであり、そして頂部層はリッカーイン36B
と36Cからの繊維BとCのブレンドである。
ノズル60(第3図)を随意にコンベヤメッシュスクリ
ーン12の上に設けることができる。このノズルはウエブ
内に埋め込まれるような有用な粒状物、粉末又は液体、
例えば超吸収性物質(super absorbent material)をウ
エブに噴霧するのに使用することができる。このノズル
はウエブに沿ってこの物質の離れたポケットを作るため
に作動させたり止めたりすることができる。ウエブは後
にこれらのポケット間で分離させて製品を形成すること
ができる。ノズルが超吸収性モノマー液体をウエブに施
す場合には、この液体を後に照射又は他の手段によって
重合及び架橋させることが必要である。
種々の製品を作るために、リッカーインに供給される
繊維材料の幅及び厚さを変えることができる。
本発明により製造された製品は慣用の製品よりも大き
く弾性を持っている。これは、繊維の軸線がコンベヤメ
ッシュスクリーンに対してほぼ垂直であるような個々の
繊維が従来の高真空型システムの場合よりも大きい割合
で本発明においては堆積されるために生じると考えられ
る。これはコンベヤメッシュスクリーンに対して垂直な
(即ち第4図のZ方向)ウエブにより大きいレジリエン
シーをもたらすと共に、流体の吸収がより大である製品
をもたらす。コンベヤメッシュスクリーンの下の強い吸
引力が使用される場合には、繊維は平らになる傾向があ
り、これはコンベヤメッシュスクリーンに対して垂直な
レジリエンシーを除去しそしてウエブの厚さを横切って
流体を導くための自然のチャンネルを除去する。
例えばファーリントン(Farrigton)の特許第3,740,7
97号に記載の如く慣用の二軸ロータ機(dual rotor mac
hines)においては、40インチ長さのリッカーインを使
用する場合には、高度の吸引により8−12ポンド/時間
の損失がある。しかしながら、本発明によれば、約1/3
ポンド/時間の損失しかない。故に、廃棄される材料が
より少なくそして機械の付近の清掃がより少なくてす
む。
本発明に従うダクトなしの装置においては、材料の流
れはファーリントンの特許の機械のような機械の場合よ
りも大きい繊維対空気比を有する。しかしながら、繊維
はより遅い速度で堆積される。これらの2つの効果はお
互いに打ち消す傾向があり、そのためダクトなしのウエ
バー(weber)は慣用のウエバーと同じ生産速度を有す
ることになる。慣用のウエバーでは、繊維の重なり合い
の傾向もあり、これは機械方向又はコンベヤベルト方向
にシングル効果(shingle effect)を生じる。これはウ
エブを分離させることがある。しかしながら、このシン
グル効果は本発明に従って製造される製品にはない。
本発明の装置により生成される不織構造体に他の材料
を混ぜることが望ましいことがある。これは第7図に示
される如くノーズバー34の下に開いた供給用の第1のト
レー62を設置することによって達成することができる。
例えばハンマーミルからの分繊された短繊維又は他の
微細な粒状物質、例えば超吸収剤粉末をトレーにいれ又
はトレーに計量供給する。リッカーインの回転によりリ
ッカーイン表面の付近に生じた高速空気流はトレー中の
微細な粒状物質(例えば繊維又は顆粒)をリッカーイン
に向けて推進する。この物質は、リッカーインの高速回
転がこの周囲に低い静圧ゾーン(low static pressure
zone)を生じさせるため、リッカーインへと推進され
る。
リッカーインにおいては供給トレーからの粒子はリッ
カーインに追従する繊維と混じりそして一般に繊維と粒
子の均一なブレンドを生じる。このブレンドは偏向プレ
ート40により混合繊維流としてリッカーインから偏向さ
せられる。この結果は、第9A図に示された如き混合製品
が得られる。
第7図に示される如く、トレーはその範囲内に長手方
向のディバイダー61を有することができる。異なる粒状
物質はディバイダーにより形成されたトレーの各区域に
置くことができる。これらの異なる物質は、それらが位
置しているトレーの部分の直ぐ前方のリッカーインの部
分に推進され次いで形成しつつあるウエブの対応する部
分に偏向される傾向があるであろう。物質A、B及びC
がトレーにおいて一様に間隔をおいて位置しているなら
ば、この物質は第5図の製品の中間層によって示される
如くウエブ製品中でブレンドされるであろう。この場合
に、第7図に示されたリッカーインは第2図のリッカー
イン36Bである。しかしながら、第5図の先の説明と異
なるところは、パルプ繊維が均一でありそして材料の変
動は繊維と混合した粒子の濃度であるということであ
る。
一つの供給トレーの代わりに、1つ又はそれより多く
の追加のトレーを使用することもできる。第8図に示さ
れた如く、第2のトレー64が第1のトレー62の上に配置
されておりそして繊維流に追加の粒状物質のソースを供
給する。第1のトレー62の場合と同じく、第2のトレー
64はトレーの各区域に異なるタイプの粒状物質を持った
多数のディバイダーを有することができる。第2のトレ
ー64内のこれらの物質は、短繊維と混じり合うのみなら
ず、リッカーインの同じ区域に隣接している第1のトレ
ー62内の粒状物質とも混じり合うことができる。結果と
して、2種又はそれより多くの粒子と短繊維の独自に混
じった組み合わせのストリップが、連続的に形成されつ
つある繊維構造体に沿って形成されうる。
一般に、偏向プレート40は、真っ直ぐでありそして繊
維流は第8図の実線矢印で示された如くコンベヤメッシ
ュスクリーンへと真っ直ぐ下方に向けられる。この結
果、第9A図に示された如き繊維と粒子との均一なブレン
ドが得られる。しかしながら、繊維流に隣接した偏向プ
レートの縁が角度を持っている(点線で示された如く)
か又は丸み曲線(radius curve)を与えられているなら
ば、軽い粒子、例えばパルプ繊維は壁付着効果又はコア
ンダ効果(Coanda effect)により偏向プレートの曲が
り又は角度に従うであろう。故にこれらの繊維は第8図
の点線矢印で示された如く異なる角度で堆積されるであ
ろう。重い粒子、例えば熱可塑性接着粒子は慣性の影響
下に直線状に続くであろう。角度を持った偏向プレート
は、重い粒子は関連したリッカーインにより生成された
ウエブの層の主として底部の方に位置付けられそして軽
い粒子は第9B図に示される如くウエブの頂部層の方に位
置付けられることになる。
本発明の1つの実施例においては、個々のパルプ繊維
はパルプ繊維ボードとの係合によりリッカーインによっ
て発生させることができる。超吸収性粉末は第1のトレ
ーからリッカーインに引き寄せられそして熱可塑性接着
粒子(例えばポリエチレン顆粒)は第2のトレーからリ
ッカーインに引き寄せられうる。偏向プレートのタイプ
に依存して、これらの粒子はこれらの物質の1つが主で
ある副層内に均一にブレンドされるか又は置かれうる。
次いで、他の層を引き続くリッカーインからウエブに加
えることができる。次いでウエブを加熱して、第1層内
の繊維及び超吸収性粒子は熱接着性物質により安定化さ
れそして構造体内でそれらの位置を保つことができる。
本発明を特定の好ましい態様に関して説明してきた
が、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく形態及
び詳細における種々の変更がなされうることは、当業者
には理解されるであろう。
本発明の主たる特徴及び態様は以下のとおりである。
1.長繊維材料素材を繊維化ステーションに供給するため
の供給手段と、 リッカーインの外周の一部が繊維化ステーションで前
記供給手段に隣接しそしてこのリッカーインが繊維化ス
テーションに供給された長繊維材料素材と係合すること
ができるように取り付けられたリッカーインと、 前記素材を開繊しそしてリッカーインと共に移動する
個々の長繊維を生成させるように前記繊維化ステーショ
ンに供給された素材に対して前記リッカーインを回転さ
せるための手段と リッカーインの周に沿って所定の位置でリッカーイン
から繊維流として個々の長繊維を偏向させるための偏向
手段、この偏向手段は、リッカーインから繊維をドッフ
ィングするための空気流から自由であり、そしてリッカ
ーインの軸線に平行であり且つリッカーインの周に隣接
しているがリッカーインの周と接触していないように配
置されたプレートの形態にあり、このプレートはリッカ
ーインの回転方向に繊維化ステーションから間隔を置い
た位置にある、と、 個々の長繊維の流れを遮断して繊維を蓄積させてウエ
ブを形成するための繊維収集手段、該収集手段は個々の
長繊維の流れを制限するための構造部材を含まない、 を備えて成るウエブ形成装置。
2.前記供給手段が、長繊維材料素材がリッカーインと係
合するように供給ローラとノーズバーとの間に供給され
うるようになっている、リッカーインに平行に延びてい
る供給ローラと該供給ローラに平行なノーズバーを含む
上記1に記載のウエブ形成装置。
3.長繊維の流れから遠くの側で前記リッカーインの回り
に前記偏向手段から前記供給手段まで延びているシリン
ダ状カバーを更に含む上記1に記載のウエブ形成装置。
4.前記繊維収集手段が、前記リッカーインの下に配置さ
れていて長繊維の流れを遮断するようになっているエン
ドレスのコンベヤメッシュスクリーンと、該コンベヤー
の端部で送り出される連続的ウエブを生成するように前
記コンベヤーを運動させるための手段を含む上記1に記
載のウエブ形成装置。
5.前記コンベヤーが、貫通して延びている穴を持ったス
クリーンメッシュであり、そして更に、該コンベヤーが
繊維流を遮断する点におけるこのコンベヤーの下に配置
された真空室を含み、この真空室は前記コンベヤースク
リーンメッシュを通して吸引力を発生させる上記1に記
載のウエブ形成装置。
6.前記低真空室が前記コンベヤースクリーンメッシュを
通して5インチ水柱以下の圧力を発生させる上記5に記
載のウエブ形成装置。
7.前記圧力が1/2乃至1インチ水柱の範囲にある上記6
に記載のウエブ形成装置。
8.ウエブが基材上に形成されるようにコンベヤーを覆い
そしてコンベヤーと共に移動するように配置された多孔
性基材材料の供給物を含む上記4に記載のウエブ形成装
置。
9.開いた頂部と開いた前壁を持った少なくとも第1のト
レーを含み、この第1のトレーはその開いた前壁が前記
供給手段と前記偏向プレートの間でリッカーインの周に
隣接するようにして配置され、そしてこの第1のトレー
は、リッカーインの回転により誘発された空気流により
リッカーインに微細な粒状物質の供給物を溝を通じて運
ぶ(channel)ようになっている上記1に記載のウエブ
形成装置。
10.第1のトレーと第2のトレーが設けられ、これら
は、一方が他方の上にあって、それらの開いた前方端が
リッカーインの回転方向において前記供給手段と偏向プ
レートの間でリッカーインの周に隣接するようにして配
置されており、これらのトレーは両方共粒状物質を含む
上記9に記載のウエブ形成装置。
11.偏向プレートがリッカーインから遠い方の端部を有
しており、そして繊維流が前記偏向プレートの前表面に
沿って案内され、偏向プレートの前記遠い方の端部は前
表面から遠ざかるようにテーパーを付けられていて、壁
効果により軽量の粒子を前記表面の方向から遠ざかるよ
うに案内するが、より重い粒子をその表面の方向に追従
させるようになっている上記9に記載のウエブ形成装
置。
12.それぞれの軸線のまわりに回転可能に取り付けられ
た少なくとも第1及び第2のリッカーイン、この軸線は
相互にほぼ平行に配列されそしてリッカーインが間隔を
置いて位置するように配置されている、と、 それぞれのリッカーインの周表面と係合するようにそ
れぞれ繊維材料を供給するための少なくとも第1及び第
2の供給手段と、 各リッカーインに供給された繊維材料を開繊しそして
リッカーインと共に移動する個々の繊維を形成させるの
に十分なそれぞれの速度で前記リッカーインを回転させ
るための手段と、 リッカーインの周に沿って所定の位置でそれぞれのリ
ッカーインから繊維流として個々の繊維をそれぞれ偏向
させるための少なくとも第1及び第2の偏向手段、これ
らの偏向手段はそれぞれのリッカーインから繊維をドッ
フィングするための空気流から自由であり、各偏向手段
は、それぞれのリッカーインの軸線に平行であり且つリ
ッカーインの周に隣接しているがリッカーインの周と接
触していないように配置されたプレートの形態にあり、
このプレートはリッカーインの回転方向においてそれぞ
れのリッカーインに繊維材料が供給される点から間隔を
置いて配置されている、と、 繊維の流れを遮断して繊維を蓄積させてウエブを形成
するための繊維収集手段、該収集手段は繊維の流れを制
限するための構造部材を含まない、を備えて成るウエブ
形成装置。
13.前記繊維収集手段がリッカーインの下でリッカーイ
ンの軸線に垂直に移動する可動コンベヤを含み、この装
置はこのコンベヤを横切って延びているシールを含まな
い上記12に記載のウエブ形成装置。
14.前記コンベヤーは、貫通して延びている穴を持った
エンドレススクリーンメッシュであり、そして更に、該
コンベヤーが繊維流を遮断する点においてこのコンベヤ
ーの下に配置された低真空室を含み、この真空室は5イ
ンチ水柱以下の前記スクリーンを通じての吸引力を発生
させる上記13に記載のウエブ形成装置。
15.前記供給手段の各々は、繊維材料がそれぞれのリッ
カーインと係合するように供給ローラとノーズバーとの
間に供給されうるようになっている、それぞれのリッカ
ーインに平行に延びている供給ローラと該供給ローラに
平行なノーズバーを含む上記12に記載のウエブ形成装
置。
16.繊維の流れから遠い側で前記リッカーインの回りに
前記偏向手段から前記供給手段まで延びているシリンダ
状カバーを更に含む上記12に記載のウエブ形成装置。
17.第1及び第2の偏向手段は、この第1及び第2のリ
ッカーインの繊維流をこれらの繊維流が前記繊維収集手
段の同じ区域で遮断されそして前記第1リッカーインか
らの繊維が前記2リッカーインからの繊維とブレンドさ
れるように方向づけるように配列されている上記12に記
載のウエブ形成装置。
18.前記ウエブに材料を噴霧するためのノズ手段を更に
含む上記12に記載のウエブ形成装置。
19.前記ノズル手段が、前記第1リッカーインと第2リ
ッカーインの間に配置されており、そして第1リッカー
インからの繊維流により形成されたウエブ層の頂部に吸
収性顆粒を噴霧するようになっている上記18に記載のウ
エブ形成装置。
20.前記第1の供給手段により前記第1リッカーインに
供給される繊維材料が短繊維を生成するためのパルプボ
ードであり、そして前記第2供給手段により前記第2リ
ッカーインに供給される繊維材料が長繊維を生成するた
めのテキスタイルバットである上記12に記載のウエブ形
成装置。
21.多孔性基材の供給物を更に含み、この多孔性基材
は、ウエブがこの基材上に形成されるようにこの多孔性
基材がコンベヤを覆い且つコンベヤと共に移動するよう
に配置されている上記12に記載のウエブ形成装置。
22.開いた頂部と開いた前壁を持った少なくとも第1の
トレーを含み、この第1のトレーはその開いた前壁が前
記供給手段と前記偏向プレートの間で前記リッカーイン
の周に隣接するようにして配置され、そしてこのトレー
は、リッカーインの回転により誘発された空気流により
リッカーインに微細な粒状物質の供給物を溝を通じて運
ぶ(channel)ようになっている上記12に記載のウエブ
形成装置。
23.第1のトレーと第2のトレーが設けら、これらは、
一方が他方の上にあって、それらの開いた前方端がリッ
カーインの回転方向において前記供給手段と偏向プレー
トの間でリッカーインの周に隣接するようにして配置さ
れており、これらのトレーは両方共粒状物質を入れるよ
うになっている上記22に記載のウエブ形成装置。
24.偏向プレートがリッカーインから遠い方の端部を有
しており、そして繊維流が前記偏向プレートの前表面に
沿って案内され、偏向プレートの前記遠い方の端部は前
表面から遠ざかるようにテーパーを付けられていて、壁
効果により軽量の粒子を前記表面の方向から遠ざかるよ
うに案内するが、より重い粒子をその表面の方向に追従
させるようになっている上記22に記載のウエブ形成装
置。
25.少なくのも1つの繊維材料のソースを少なくとも1
つのリッカーインに係合するように供給し、 繊維材料が開繊されてリッカーインと共に移動する個
々の繊維を形成するような速度で少なくとも1つのリッ
カーインを回転させ、 偏向プレートの一端をリッカーインの周表面に隣接さ
せそして他の遠い方の端部をリッカーインから離れて配
置することによって、繊維流の形態にあるリッカーイン
からの個々の繊維を偏向させ、そのようにして偏向プレ
ートの案内表面がリッカーインからの繊維を案内し、 リッカーインを該リッカーインから繊維をドッフィン
グする作用をする空気流から自由に保ち、 繊維流をダクト内に制限することなく、そして 運動しているコンベヤにより繊維の流れを遮断しそし
てコンベヤ上に繊維を蓄積して材料のウエブを形成す
る、 工程を含んでいる不織繊維ウエブを形成する方法。
26.供給工程が、少なくとも2つの異なった横方向に間
隔を置いて配置された繊維材料を前記リッカーインに同
時に供給することを含む上記25に記載の方法。
27.リッカーインの繊維流と反対の側で偏向プレートか
ら供給手段に延びているカバーでリッカーインの周表面
を保護する工程を含む上記25に記載の方法。
28.コンベヤの穴を通じて5インチ水柱以下の真空を発
生させる工程を更に含む上記27に記載の方法。
29.遮断工程が、繊維の流れがコンベヤにより遮断され
るようにリッカーインの下でコンベヤを運動させる工程
を含む上記25に記載の方法。
30.供給し、回転させそして偏向させる前記工程が、少
なくとも、コンベヤの移動方向に相互に間隔を置いて配
置された第1及び第2の回転しているリッカーインに供
給し、そして両リッカーインからの繊維によりウエブが
形成されるようにリッカーインから繊維を偏向させるこ
とを含む上記29に記載の方法。
31.材料のウエブが多孔性基材上に形成されるように、
繊維の流れを運動しているコンベヤにより遮断する前に
この運動しているコンベヤ上に多孔性基材を設ける工程
を更に含む上記30に記載の方法。
32.粒状材料の少なくとも1つのオープントレーを少な
くとも1つのリッカーインに隣接して配置して、この材
料がリッカーインの回転によりリッカーインに引き寄せ
られそして繊維とブレンドされて偏向プレートにより偏
向されるようにする工程を更に含む上記30に記載の方
法。
33.繊維と粒状材料が異なった角度で偏向されるよう
に、偏向プレートの遠い方の端部に案内表面から遠ざか
るように偏向プレートにテーパーを与える工程を更に含
む上記32に記載の方法。
34.偏向工程が繊維流を偏向することを含み、そしてそ
れらの繊維流はゴンベヤ上の同じ区域で遮断されそして
形成されるウエブは両リッカーインからの繊維のブレン
ドである上記30に記載の方法。
35.前記少なくとも第1及び第2のリッカーインが、コ
ンベヤの移動方向に沿って引き続いて間隔を置いて配置
されており、そして偏向工程が、第1リッカーインから
の繊維の第1層と第2リッカーインからの繊維の第2層
によってウエブが形成されるように、繊維流を偏向させ
ることを含む上記34に記載の方法。
36.前記第1層上に材料を噴霧する工程を更に含む上記3
5に記載の方法。
37.噴霧される材料が超吸収性材料である上記36に記載
の方法。
38.長さ、幅及び厚さの寸法を持った上記25に記載の方
法により製造された均一にブレンドされたウエブ製品で
あって、実質的にシングル効果を免れているウエブ製
品。
39.ウエブの1つの横方向部分の繊維が他の横方向部分
の繊維と異なる上記38に記載の製品。
40.ウエブが多層であり、そして1つの層が噴霧された
材料である上記38に記載の製品。
41.少なくとも1つの型の粒状材料が製品に均一にブレ
ンドされている上記38に記載の製品。
42.異なる粒状材料がウエブの異なる横方向部分で繊維
とブレンドされている上記38に記載の製品。
43.ウエブの厚さの1つのレベルで粒状材料が優性であ
る上記38に記載の製品。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フレームが除去されている、本発明を実施す
るための装置の略図である。 第2図は、フレームを含んだ、本発明を実施するための
装置の部分切り欠き側面図である。 第3図は2つの繊維流がコンベヤスクリーンでブレンド
されている、本発明を実施するための装置の略図であ
る。 第4図乃至第6図は、第2図及び第3図の態様に従って
製造された種々の製品の断面図である。 第7図は、供給トレーを備えた第2の装置の側面断面図
である。 第8図は、2つの供給トレー及び偏向プレートに角度を
与えた効果を示す第7図の装置の略側面図である。 第9A図及び第9B図は、第8図の装置により製造された製
品の断面図である。 図において、10……真空室、12……コンベヤメッシュス
クリーン、13……ローラ、15……ローラ、22……不織構
造体、26……多孔性基材、27……ロール、30……繊維材
料、32……供給ローラ、34……ノーズバー、36……リッ
カーイン、40……偏向プレート、52……側部プレート、
54,55……端壁、56……モータ、59……カバー、60……
ノズル、61……デイバイダー、62……第1のトレー、64
……第2のトレー、である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長繊維材料素材を繊維化ステーションに供
    給するための供給手段32,34と、 リッカーインの外周の一部が繊維化ステーションで前記
    供給手段32,34に隣接しそしてこのリッカーインが繊維
    化ステーションに供給された長繊維材料素材と係合する
    ことができるように取り付けられたリッカーインと、 前記素材を開繊しそしてリッカーインと共に移動する個
    々の長繊維を生成させるように前記繊維化ステーション
    に供給された素材に対して前記リッカーインを回転させ
    るための手段56と リッカーインの周に沿って所定の位置でリッカーインか
    ら繊維流として個々の長繊維を偏向させるための偏向手
    段40、この偏向手段40は、リッカーインから繊維をドッ
    フィングするための空気流から自由であり、そしてリッ
    カーインの軸線に平行であり且つリッカーインの周に隣
    接しているがリッカーインの周と接触していないように
    配置されたプレートの形態にあり、このプレートはリッ
    カーインの回転方向に繊維化ステーションから間隔を置
    いた位置にある、と、 個々の長繊維の流れを遮断して繊維を蓄積させてウエブ
    を形成するための繊維収集手段12、該収集手段12は個々
    の長繊維の流れを制限するための構造部材を含まない、 を備えて成るウエブ形成装置。
  2. 【請求項2】それぞれの軸線のまわりに回転可能に取り
    付けられた少なくとも第1及び第2のリッカーイン、こ
    の軸線は相互にほぼ平行に配列されそしてリッカーイン
    が間隔を置いて位置するように配置されている、と、 それぞれのリッカーインの周表面と係合するようにそれ
    ぞれ繊維材料を供給するための少なくとも第1及び第2
    の供給手段32,34と、 各リッカーインに供給された繊維材料を開繊しそしてリ
    ッカーインと共に移動する個々の繊維を形成させるのに
    十分なそれぞれの速度で前記リッカーインを回転させる
    ための手段56と、 リッカーインの周に沿って所定の位置でそれぞれのリッ
    カーインから繊維流として個々の繊維をそれぞれ偏向さ
    せるための少なくとも第1及び第2の偏向手段40、これ
    らの偏向手段40はそれぞれのリッカーインから繊維をド
    ッフィングするための空気流から自由であり、各偏向手
    段40は、それぞれのリッカーインの軸線に平行であり且
    つリッカーインの周に隣接しているがリッカーインの周
    と接触していないように配置されたプレートの形態にあ
    り、このプレートはリッカーインの回転方向においてそ
    れぞれのリッカーインに繊維材料が供給される点から間
    隔を置いて配置されている、と、 繊維の流れを遮断して繊維を蓄積させてウエブを形成す
    るための繊維収集手段12、該収集手段12は繊維の流れを
    制限するための構造部材を含まない、 を備えて成るウエブ形成装置。
  3. 【請求項3】少なくとも1つの繊維材料のソースを少な
    くとも1つのリッカーインに係合するように供給し、 繊維材料が開繊されてリッカーインと共に移動する個々
    の繊維を形成するような速度で少なくとも1つのリッカ
    ーインを回転させ、 偏向プレートの一端をリッカーインの周表面に隣接させ
    そして他の遠い方の端部をリッカーインから離れて配置
    することによって、繊維の流れの形態にあるリッカーイ
    ンからの個々の繊維を偏向させ、そのようにして偏向プ
    レートの案内表面がリッカーインからの繊維を案内し、 リッカーインを該リッカーインから繊維をドッフィング
    する作用をする空気流から自由に保ち、 繊維の流れをダクト内に制限することなく、そして 運動しているコンベヤにより繊維の流れを遮断しそして
    コンベヤ上に繊維を蓄積して材料のウエブを形成する、 工程を含んで成る不織繊維ウエブを形成する方法。
  4. 【請求項4】長さ、幅及び厚さの寸法を持った上記3に
    記載の方法により製造された均一にブレンドされたウエ
    ブ製品であって、実質的にシングル効果を免れているウ
    エブ製品。
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