JP2659089B2 - ベッド等におけるキャスタの連動操作機構 - Google Patents

ベッド等におけるキャスタの連動操作機構

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JP2659089B2
JP2659089B2 JP7133027A JP13302795A JP2659089B2 JP 2659089 B2 JP2659089 B2 JP 2659089B2 JP 7133027 A JP7133027 A JP 7133027A JP 13302795 A JP13302795 A JP 13302795A JP 2659089 B2 JP2659089 B2 JP 2659089B2
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芳美 佐瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロック機構を有するキ
ャスタを備えたベッド等において、リンク等の可動部の
露出部分を減らすことで、脚回りのスペースの確保と共
に、安全上も問題ないものとした、ベッド等におけるキ
ャスタの連動操作機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベッド等の脚部に取り付けられる
移動用のキャスタには、ロック機構を具備するものが多
い。すなわち、このロック機構は車輪に当接して車輪を
ロックさせる制動片と、この制動片を押圧する作動棒
と、この作動棒を押圧作動させるためのカム部材とを有
し、このカム部材の回動軸に踏み込み式操作手段の回動
軸を直結する構成のものである。本出願人は、これま
で、このような移動用キャスタをベッド等に適用して、
踏み込み式操作手段によって連動操作させるようにした
機構を種々、提案してきている。例えば、図15に示す
キャスタ連動操作機構1では、基部フレーム2に取り付
けた、ロック機構(図示せず)を内蔵するキャスタ3の
うち、基部フレーム2の長手方向における一方側のキャ
スタ3のロック機構にギヤ機構(図示省略)を介して連
結した踏み込み式操作手段4の操作により、それぞれの
キャスタ3の回動軸に取り付けた作動腕5、作動腕5同
士を連結した連動杆6を介して連動する構成としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
踏み込み式のものによると、踏み込みによる操作力を伝
達するための作動腕5、連動杆6等の機構部が露出して
いるので、脚回りのスペース上の課題、安全上の課題が
あり、外観上も機構的な煩雑性があった。本発明はこの
ような課題を改善するために提案されたものであって、
極力簡単な構造で、しかも、リンク等の可動部の露出部
分を減らすことで、脚回りのスペースの確保と共に、安
全上も問題ないものとした、ベッド等におけるキャスタ
の連動操作機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ベッド等における基部フレームの四
隅にロック機構を備えたキャスタを配設し、これらキャ
スタにおけるロック機構に操作力を伝達するための回動
軸と、この回動軸先端に取り付けた揺動部材とを有し、
この揺動部材に変位力を与える踏み込み操作手段を連結
し、この踏み込み操作手段を設けたキャスタと長手側基
部フレームを介して対向するキャスタとを、前記揺動部
材の先端側を介して、連動杆により連動可能に連結し
て、踏み込み操作手段により、全てのキャスタのロック
機構を連動操作する構成とし、前記連動杆は長手側基部
フレーム内を挿通するようにし、前記キャスタはキャス
タ受けを介して基部フレームに装着した構成とし、この
キャスタ受けは、長手側基部フレーム両端に嵌入装着す
るようにした嵌入部と、ロック機構を納めるキャスタの
支柱部外側を蔽うようにした、キャップ部とによって構
成し、前記嵌入部は、内側面に前記連動杆の案内路を有
し、前記キャップ部は、キャスタの支柱部を収容する空
間部を有して、前記嵌入部における案内路の形成された
側に回動軸を装着した揺動部材を近接配置せしめる凹部
を形成し、この凹部に、前記空間部と連通し、回動軸を
挿通してキャスタの支柱部内のロック機構に連結するた
めの挿通口を設けたことを特徴とする。また、本発明
は、ベッド等における基部フレームの四隅にロック機構
を備えたキャスタを配設し、これらキャスタにおけるロ
ック機構に操作力を伝達するための回動軸と、この回動
軸にギヤ機構を介して踏み込み操作手段を連結し、この
踏み込み操作手段を設けたキャスタと長手側基部フレー
ムを介して対向するキャスタとを、前記ギヤ機構を介し
て、連動杆により連動可能に連結して、踏み込み操作手
段により、全てのキャスタのロック機構を連動操作する
構成とし、前記ギヤ機構を、キャスタにおける支柱をカ
バーするキャスタ受けに収容する構成とし、前記キャス
タ受けは長手側基部フレーム両端に嵌入装着するように
した嵌入部と、キャスタの支柱部を納めるキャップ部と
を有し、前記ギヤ機構は、扇形歯車と、この扇形歯車に
噛み合う小歯車とを有し、小歯車に、前記キャスタにお
けるロック機構に通ずる回動軸を取り付け、前記扇形歯
車の基端部に連動腕を設けて、この連動腕と、長手側基
部フレームを介して対向するキャスタに設けたギヤ機構
の扇形歯車における連動腕とを、連動杆により連動可能
に連結する構成としたことを特徴とする。また、前述の
構成において、ギヤ機構は、扇形歯車と小歯車とによっ
て構成し、扇形歯車と踏み込み操作手段とを一体的に構
成し、この扇形歯車に、歯の面より上方に突出した、突
縁部を設けて、前記扇形歯車と小歯車とが噛み合う際、
突縁部を小歯車に当接させて、小歯車を脱落しないよう
にし、前記踏み込み操作手段に先端湾曲形状の連動杆を
直接取り付けて、長手側基部フレームを介して対向する
キャスタのロック機構に操作力を伝達する構成としたこ
とを特徴とする。さらに、前記ギヤ機構は、扇形歯車と
小歯車とによって構成し、扇形歯車と踏み込み操作手段
とを一体的に構成し、前記小歯車を流滴型揺動部材に取
り付ける構成として、小歯車と扇形歯車とを噛み合わせ
た際に、噛み合い箇所を蔽うようにひさし部を形成し、
前記扇形歯車に突縁部、小歯車側に扇形歯車の突縁部に
対応して係合当接部を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】操作手段を操作して、キャスタのロック機構に
操作力を与えると、連動杆によって操作力が伝達され、
全てのキャスタのロック機構をロック状態とすることが
できる。可動部である揺動部材は、キャスタ受けのキャ
ップ部に沿うように配置される一方、前記連動杆は、基
部フレーム内に内蔵されているので、脚回りのスペース
上の問題を初めとして、安全上も問題のないものとする
ことができる。また、可動部であるギヤ機構をキャスタ
における支柱をカバーするキャスタ受けに収容する構造
のものにあっては、キャスタ周りのスペースが大きく確
保することができ、可動部を収容したことにより、安全
上問題なく、外観上もすっきりした機構的な煩雑感を払
拭することができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかるベッド等におけるキャ
スタの連動操作機構について、一実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下説明する。図1に、ベッドにお
ける基部フレーム10を示し、この基部フレーム10に
は、四隅にロック機構(後述)を備えたキャスタ11が
配設されている。前記基部フレーム10は、図2に示す
ように一対の長手側中空角枠10aと、短手側角枠10
bとからなる、方形状の中空角枠体であり、前記キャス
タ11が例えば、アルミダイキャスト、あるいは合成樹
脂製の一体成形によるキャスタ受け12を介して長手側
中空角枠10aの両端部に装着した構成としている。そ
して、これらキャスタ11は、連動操作機構13によっ
てキャスタ11におけるロック機構を連動操作する構成
としている。
【0007】前記連動操作機構13は、図2に示すよう
にキャスタ11に設けられたロック機構(後述)に操作
力が伝達可能に接続した回動軸14と、この回動軸14
先端に取り付けた円筒部材15とを有している。この円
筒部材15には、外周部に三角形状の揺動腕15aが一
体的に突設されている。また、前記揺動腕15aには、
ピン16が突設されている。かかる揺動腕15aにおけ
るピン16に、踏み込み操作杆17が取り付けられ、踏
み込み操作杆17により、ピン16を介して揺動腕15
aを連動変位させる構成としている。そして、連動操作
機構13は、踏み込み操作杆17が設けられたキャスタ
11と長手側中空角枠10aを介して対向するキャスタ
11とを、前記円筒部材15の揺動腕15aを介して、
基部フレーム10における長手側中空角枠10a内を挿
通して連動可能に連結した、連動杆18を有している。
前記踏み込み操作杆17による操作力は、ピン16、円
筒部材15、揺動腕15aと伝達され、そして、連動杆
18から、反対側のキャスタ11における揺動腕15
a、円筒部材15、回動軸14、そしてロック機構へと
伝達する構成である。なお、それぞれのキャスタにおい
て、円筒部材15と回動軸14とキャスタ11のロック
機構へ通ずる箇所は、キャスタ受け12によって蔽われ
ている。
【0008】次に、各構成要素における細部について、
それぞれ説明する。先ず、キャスタ受け12は、前述し
たように、合成樹脂製の一体成形体であり、基部フレー
ム10における長手側中空角枠10aの両端部から長手
側中空角枠10a内に嵌入してねじ止めするようにし
た、嵌入部12aと、ロック機構を納めるキャスタ11
の支柱部外側を蔽うようにした、キャップ部12bとに
よって構成している。前記嵌入部12aは、断面コ型形
状のもので、内側面に前記連動杆18の案内路19を有
し、先端部が長手側中空角枠10a内に嵌合する寸法を
有している。一方、前記キャップ部12bは、キャスタ
11の支柱部を収容する空間部20を有する。また、キ
ャップ部12bにおいて、前記嵌入部12aにおける案
内路19の形成された側に回動軸14を装着した円筒部
材15を近接配置せしめる凹部21を形成している(図
3参照)。そしてかかる凹部21には、前記空間部20
と連通し、回動軸14を挿通してキャスタ11の支柱部
内のロック機構に連結するための挿通口22が形成され
ている。かかる挿通口22にフランジ付パイプ状のブッ
シュ23を介して回動軸14が挿通される。
【0009】前記踏み込み操作杆17は、基部フレーム
10における長手側中空角枠10aの一端側の双方のキ
ャスタ11のロック機構に操作力を与えるためのもの
で、双方のキャスタに配置した、円筒部材15の揺動腕
15aにおけるピン16に一端側を係止させた一対の操
作腕17aと、これら操作腕17aの他端側を連結した
踏み込み部17bとより構成している。前記操作腕17
aの一端側は前記キャスタ受け12におけるキャップ部
12bの下部側に回動可能に軸止めされると共に、ピン
16を係止させるためのU字溝24aを有する係止板2
4が取り付けられている。
【0010】以上のような踏み込み操作杆17を取り付
けた基部フレーム10における長手側中空角枠10aの
一端側の双方のキャスタ11の、反対側、すなわち、前
記長手側中空角枠10aの他端側のキャスタ11では、
双方のキャスタ11のロック機構を連動可能とするべ
く、キャスタ受け12に近接配置した、円筒部材15同
士を連結パイプ25によって連結している。
【0011】ここで、キャスタ11に設けられたロック
機構について説明すると、ロック機構26は図4に示す
ように、キャスタ11を構成する車輪27とこの車輪2
7を保持する支柱28内に内蔵されたものである。前記
支柱28上部において回動軸14の先端が軸支するよう
に、カム部材29が配置されている。このカム部材29
には作動棒30が弾発的に当接しており、作動棒30先
端近傍に、車輪27と連動する内輪31に当接すべき作
動片32を有するものである。
【0012】本発明にかかるベッド等におけるキャスタ
の連動操作機構は以上のように構成されるものであり、
次に、この作用を説明する。踏み込み操作杆17を操作
すると、操作腕17aが変位して、係止板24のU字溝
24aを介してピン16に伝わり、揺動腕15a、円筒
部材15と伝達され、回動軸14が変位して回動軸14
を介してカム部材29を連動変位させるので、ロック機
構26は作動して車輪27がロックされる(図1参
照)。
【0013】前記揺動腕15aが変位すると連動杆18
が連動変位し、その変位力は、反対側のキャスタ11に
おける揺動腕15a、円筒部材15、回動軸14、そし
てロック機構26へと伝達する。なお、前記反対側のキ
ャスタ11における円筒部材15は、連結パイプ25に
よって連結されているので、互いに同方向へ同量変位す
る。このようにして、全てのキャスタ11のロック機構
26が連動し、ロック状態とすることができる。
【0014】前記連動杆18は、基部フレーム10にお
ける長手側中空角枠10a内において軸方向に移動自在
に内蔵されており、さらに、キャスタ11の基部フレー
ム10への取付け箇所には、合成樹脂製の一体成形体で
あるキャスタ受け12が設けられ、これらキャスタ受け
12の互いに対向する、一対の長手側中空角枠10aの
内側方に、可動部である、連動杆18、揺動腕15a、
円筒部材15が露出するのみであるので、脚回りのスペ
ースは、大きく確保することができ、安全上も申し分な
く、しかも、外観的にも機構的な煩雑感を払拭すること
ができたので、見た目にもすっきりした、機能美を醸し
出すことができるという効果がもたらされる(図5参
照)。なお、全てのキャスタ11のロック機構26のロ
ックを解除するときは、踏み込み操作杆17を持ち上げ
操作するようにする。
【0015】以上、本発明にかかるベッド等におけるキ
ャスタの連動操作機構について、一実施例を挙げ、説明
したが、本発明は、次のように構成することもできる。
なお、ここでは、前述の実施例と異なる要部構成のみを
示している。すなわち、図6に示す連動操作機構40で
は、踏み込み操作杆17における一対の操作腕17a
を、キャスタ11におけるロック機構26にギヤ機構4
1を介して連結する構成としている。またこのギヤ機構
41は、キャスタ11における支柱部28をカバーする
キャスタ受け42に収容する構成としている。前記キャ
スタ受け42は前実施例同様、合成樹脂製の一体成形体
であり、嵌入部42aと、キャスタ11の支柱部28を
納めるキャップ部42bとよりなり、キャップ部42b
に、踏み込み操作杆17における一対の操作腕17aを
取り付ける側に前記ギヤ機構41を蔽うようにした、蓋
部材43を係止爪43aにより着脱自在に設けている。
また、キャップ部42bの蓋部材43の取付け面には、
前記蓋部材43の内側頂部に突設した係止爪43aを係
止させるようにした、係止穴44と、蓋部材43内側の
縦方向両縁近傍に互いに対向するように突設した係止縁
45a、45bに対応する断面L字状の係止枠46a、
46bが設けられている一方、後述するギヤ機構41に
取り付けた回動軸14の挿通穴47と、ギヤ機構41を
ねじ止めするねじ穴48とが穿設されている。一方、前
記キャスタ受け42における嵌入部42aは、基部フレ
ーム10における長手側中空角枠10aの内面形状に対
応した、断面角形であり、縦横に補強用リブ49を有し
ている。嵌入部42aを長手側中空角枠10a内に嵌入
して固定ボルト50によって固定する構造である。
【0016】前記ギヤ機構41は、扇形歯車51と、こ
の扇形歯車51に噛み合う小歯車52とを有し、小歯車
52に、前記キャスタ11におけるロック機構26に通
ずる回動軸14を取り付けている。一方、前記扇形歯車
51の基端部には、踏み込み操作杆17における操作腕
17a先端に一体的に設けた連動腕53を介してキャス
タ受け42のキャップ部42bにおけるねじ穴48にボ
ルト部材54(先端から中間部まで螺刻されたいわゆる
段付ボルト)を螺着して回動可能に構成している。な
お、扇形歯車51と操作腕17a、そして連動腕53と
を一体的に構成することができる(図7参照)。
【0017】そして、踏み込み操作杆17を取り付けた
キャスタ11におけるギヤ機構41の連動腕53と、基
部フレーム10の長手側中空角枠10aを介して対向す
るキャスタ11のキャスタ受け42のキャップ部42b
に回動可能に取り付けたギヤ機構41の扇形歯車51に
おける連動腕53とを、連動可能とするべく、連動杆1
8によって連結している。なお、長手側中空角枠10a
を介して対向するキャスタ11同士は、連動腕53先端
間に連結棒55によって連動可能に連結している(図8
参照)。
【0018】以上のような連動操作機構40において
は、可動部であるギヤ機構41を構成する扇形歯車51
と小歯車52とをキャスタ受け42のキャップ部42b
において、蓋部材43によって蔽うようにしたので、可
動部による専有スペースを抑えて脚回りのスペースは、
大きく確保することができ、安全上も申し分なく、しか
も、外観的にも機構的な煩雑感を払拭することができ
る。
【0019】本発明は、また次のように構成することも
できる。すなわち、図9に示すように、この実施例の連
動操作機構60では、キャスタ受け12におけるキャッ
プ部12bのキャスタ11同士が対向する側に凹部61
を有し、この凹部61に、ギヤ機構62を取り付けてい
る。このギヤ機構62は、扇形歯車63と小歯車64と
によって構成し、扇形歯車63を操作腕17aの先端に
一体的に構成している(図10参照)。この扇形歯車6
3には、歯の面より上方に突出した、突縁部65を有し
ている。前記扇形歯車63と小歯車64とが噛み合う
際、突縁部65を前記小歯車64に当接させて、小歯車
64を脱落しないようにしている(図11参照)。ま
た、前記操作腕17aに先端湾曲形状の連動杆66を直
接取り付けて、長手側中空角枠10aを介して対向する
キャスタ11のロック機構26に操作力を伝達する構成
としている。
【0020】かかる連動操作機構60によれば、機構部
を一層簡単な構成とすることができ、可動部による専有
スペースを抑え、脚回りのスペースを大きく確保するこ
とができる。
【0021】本発明は、さらに次のように構成すること
もできる。この実施例の連動操作機構70では、図12
に示すようにキャスタ受け12におけるキャップ部12
bに装着したギヤ機構を構成する小歯車(後述)を流滴
型揺動部材71によりカバーして、流滴型揺動部材71
先端に連動杆72を連結する一方、ギヤ機構を構成する
扇形歯車(後述)を操作腕17aと一体構成している。
図13に示すように、この連動操作機構70におけるギ
ヤ機構73は、流滴型揺動部材71に取り付けた小歯車
74と、操作腕17aと一体的に構成した扇形歯車75
とによって構成している。前記流滴型揺動部材71に
は、小歯車74と扇形歯車75とを噛み合わせた際に、
噛み合い箇所を蔽うようにひさし部71aを形成してい
る。また、前記扇形歯車75には突縁部75a、小歯車
74側には、扇形歯車75の突縁部75aに対応して係
合当接部74aを設けている(図14参照)。
【0022】かかる連動操作機構70によれば、ギヤ機
構73の噛み合い箇所が露出することはないので、一層
安全性が高く、且つ、可動部による専有スペースを抑え
ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、極力簡単
な構造で、しかも、リンク等の可動部分を露出部分を減
らすことで、脚回りのスペースの確保と共に、安全性が
大いに向上するという、格別な効果を奏することができ
る。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッド等におけるキャスタの連
動操作機構の一実施例を示す要部側面図である。
【図2】図1に示すベッド等におけるキャスタの連動操
作機構の一例を示す全体の分解構成説明図である。
【図3】図2に示す連動操作機構の要部拡大斜視説明図
である。
【図4】図1に示すキャスタの構成の一例を示す要部断
面説明図である。
【図5】本発明にかかるベッド等におけるキャスタの連
動操作機構のロック操作を説明する図である。
【図6】本発明にかかるベッド等におけるキャスタの連
動操作機構の別の実施例を示す要部拡大分解斜視説明図
である。
【図7】図6に示す連動操作機構における踏み込み操作
杆とギヤ機構の構成を示す部分視野視説明図である。
【図8】図6に示す連動操作機構における踏み込み操作
杆が設けられた以外のキャスタにおけるギヤ機構と連動
構成を示す要部拡大斜視説明図である。
【図9】本発明にかかるベッド等におけるキャスタの連
動操作機構の別の実施例を示す要部拡大斜視説明図であ
る。
【図10】図9に示す連動操作機構を示す要部拡大分解
斜視説明図である。
【図11】図10に示すギヤ機構の噛み合い構造を示す
部分側面説明図である。
【図12】本発明にかかるベッド等におけるキャスタの
連動操作機構の別の実施例を示す要部拡大斜視説明図で
ある。
【図13】図12に示す連動操作機構におけるギヤ機構
の分解斜視説明図である。
【図14】図13に示すギヤ機構の噛み合い構造を示す
部分断面説明図である。
【図15】従来のキャスタの連動操作機構の一例を示す
要部斜視説明図である。
【符号の説明】
10 基部フレーム 10a 長手側中空角枠 10b 短手側角枠 11 キャスタ 12 キャスタ受け 12a 嵌入部 12b キャップ部 13 連動操作機構 14 回動軸 15 円筒部材 15a 揺動腕 16 ピン 17 踏み込み操作杆 18 連動杆 19 案内路 20 空間部 21 凹部 22 挿通口 23 ブッシュ 24 係止板 24a U字溝 25 連結パイプ 26 ロック機構 27 車輪 28 支柱 29 カム部材 30 作動棒 31 内輪 32 作動片 40、60、70 連動操作機構 41、62、73 ギヤ機構 42 キャスタ受け 42a 嵌入部 42b キャップ部 43 蓋部材 43a 係止爪 44 係止穴 45a、45b 係止縁 46a、46b 係止枠 47 挿通穴 48 ねじ穴 49 補強用リブ 50 固定ボルト 51、63、75 扇形歯車 52、64、74 小歯車 53 連動腕 54 ボルト部材 55 連結棒 61 凹部 65 連動杆 71 流滴型揺動部材 71a ひさし部 72 連動杆 74a 係合当接部 75a 突縁部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド等における基部フレームの四隅
    にロック機構を備えたキャスタを配設し、これらキャス
    タにおけるロック機構に操作力を伝達するための回動軸
    と、この回動軸先端に取り付けた揺動部材とを有し、こ
    の揺動部材に変位力を与える踏み込み操作手段を連結
    し、この踏み込み操作手段を設けたキャスタと長手側基
    部フレームを介して対向するキャスタとを、前記揺動部
    材の先端側を介して、連動杆により連動可能に連結し
    て、踏み込み操作手段により、全てのキャスタのロック
    機構を連動操作する構成とし、前記連動杆は長手側基部
    フレーム内を挿通するようにし、前記キャスタはキャス
    タ受けを介して基部フレームに装着した構成とし、この
    キャスタ受けは、長手側基部フレーム両端に嵌入装着す
    るようにした嵌入部と、ロック機構を納めるキャスタの
    支柱部外側を蔽うようにした、キャップ部とによって構
    成し、前記嵌入部は、内側面に前記連動杆の案内路を有
    し、前記キャップ部は、キャスタの支柱部を収容する空
    間部を有して、前記嵌入部における案内路の形成された
    側に回動軸を装着した揺動部材を近接配置せしめる凹部
    を形成し、この凹部に、前記空間部と連通し、回動軸を
    挿通してキャスタの支柱部内のロック機構に連結するた
    めの挿通口を設けたことを特徴とするベッド等における
    キャスタの連動操作機構。
  2. 【請求項2】 ベッド等における基部フレームの四隅
    にロック機構を備えたキャスタを配設し、これらキャス
    タにおけるロック機構に操作力を伝達するための回動軸
    と、この回動軸にギヤ機構を介して踏み込み操作手段を
    連結し、この踏み込み操作手段を設けたキャスタと長手
    側基部フレームを介して対向するキャスタとを、前記ギ
    ヤ機構を介して、連動杆により連動可能に連結して、踏
    み込み操作手段により、全てのキャスタのロック機構を
    連動操作する構成とし、前記ギヤ機構を、キャスタにお
    ける支柱をカバーするキャスタ受けに収容する構成と
    し、 前記キャスタ受けは長手側基部フレーム両端に嵌
    入装着するようにした嵌入部と、キャスタの支柱部を納
    めるキャップ部とを有し、前記ギヤ機構は、扇形歯車
    と、この扇形歯車に噛み合う小歯車とを有し、小歯車
    に、前記キャスタにおけるロック機構に通ずる回動軸を
    取り付け、前記扇形歯車の基端部に連動腕を設けて、こ
    の連動腕と、長手側基部フレームを介して対向するキャ
    スタに設けたギヤ機構の扇形歯車における連動腕とを、
    連動杆により連動可能に連結する構成としたことを特徴
    とするベッド等におけるキャスタの連動操作機構。
  3. 【請求項3】 前記ギヤ機構は、扇形歯車と小歯車と
    によって構成し、扇形歯車と踏み込み操作手段とを一体
    的に構成し、この扇形歯車に、歯の面より上方に突出し
    た、突縁部を設けて、前記扇形歯車と小歯車とが噛み合
    う際、突縁部を小歯車に当接させて、小歯車を脱落しな
    いようにし、前記踏み込み操作手段に先端湾曲形状の連
    動杆を直接取り付けて、長手側基部フレームを介して対
    向するキャスタのロック機構に操作力を伝達する構成と
    したことを特徴とする請求項2記載のベッド等における
    キャスタの連動操作機構。
  4. 【請求項4】 前記ギヤ機構は、扇形歯車と小歯車と
    によって構成し、扇形歯車と踏み込み操作手段とを一体
    的に構成し、前記小歯車を流滴型揺動部材に取り付ける
    構成として、小歯車と扇形歯車とを噛み合わせた際に、
    噛み合い箇所を蔽うようにひさし部を形成し、前記扇形
    歯車に突縁部、小歯車側に扇形歯車の突縁部に対応して
    係合当接部を設けた請求項2、3記載のベッド等におけ
    るキャスタの連動操作機構。
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