JP2658667B2 - 光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置 - Google Patents
光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置Info
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- JP2658667B2 JP2658667B2 JP3246948A JP24694891A JP2658667B2 JP 2658667 B2 JP2658667 B2 JP 2658667B2 JP 3246948 A JP3246948 A JP 3246948A JP 24694891 A JP24694891 A JP 24694891A JP 2658667 B2 JP2658667 B2 JP 2658667B2
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- Japan
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- optical
- optical fiber
- fiber cable
- switching device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバーケーブル
用分岐切り換え装置に係り、とくに光海底ケーブル方式
の光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置に関する。
用分岐切り換え装置に係り、とくに光海底ケーブル方式
の光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐装置は、光信号を電気信号に
変換し、電気スイッチ回路を有してこの電気スイッチ回
路により信号切換を行っていた。
変換し、電気スイッチ回路を有してこの電気スイッチ回
路により信号切換を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電気回路に
よる回線の切換えは、光増幅器による光海底ケーブル方
式では、光信号に重畳された監視用変調信号が分岐装置
で光信号から電気信号に変換されることで遮断してしま
うため、適用が困難である。また、光増幅器による光海
底ケーブル方式であるために有効であるOTDR(Opt
ical Time Domain Reflectometer:光通信に利用さ
れる測定器)による光ファイバーケーブル障害点検索が
不可となるという問題点があった。
よる回線の切換えは、光増幅器による光海底ケーブル方
式では、光信号に重畳された監視用変調信号が分岐装置
で光信号から電気信号に変換されることで遮断してしま
うため、適用が困難である。また、光増幅器による光海
底ケーブル方式であるために有効であるOTDR(Opt
ical Time Domain Reflectometer:光通信に利用さ
れる測定器)による光ファイバーケーブル障害点検索が
不可となるという問題点があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、光信号を電気信号に変換することな
く三分岐間の任意の自動組み変えを可能とした光ファイ
バーケーブル用分岐切り換え装置を提供することを、そ
の目的とする。
を改善し、とくに、光信号を電気信号に変換することな
く三分岐間の任意の自動組み変えを可能とした光ファイ
バーケーブル用分岐切り換え装置を提供することを、そ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、光ファイバーケーブルが接続される少
なくとも3つの入力端子と、これら各入力端子間を接続
する複数の光伝送路とを備え、任意の入力端子に入力さ
れた光信号を光伝送路を介して他の複数の入力端子に接
続された光ファイバーケーブルに分配可能な光ファイバ
ーケーブル用分岐切り替え装置において、複数の光伝送
路に、当該光伝送路を選択的に遮断可能な遮断器と、こ
の遮断器への進行光を透過させると共に当該遮断器から
の反射光の透過を阻止する光アイソレータとを装備し
た、という構成を採っている。これにより前述した目的
を達成しようとするものである。本発明では、例えば第
1の入力端子に入力された光信号を第2及び第3の入力
端子に分配して伝送可能な場合、第2の入力端子だけに
光信号を伝送したい場合は、第1の入力端子と第3の入
力端子とを接続する光伝送路の遮断器を遮断状態に設定
する。すると、第1の入力端子から出力された光信号
は、第2の入力端子に有効に到達する。一方、第3の入
力端子に向けて出力された光信号は光アイソレータを順
方向に透過した後遮断器に阻まれ第3の入力端子に到達
しない。このとき、遮断器から反射波を生じるが、当該
反射波は光アイソレータに対し逆方向に入射するため透
過を阻まれ、第1の入力端子への戻りが阻止される。こ
のため、第1の入力端子に悪影響が及ぼされることもな
い。
め、本発明では、光ファイバーケーブルが接続される少
なくとも3つの入力端子と、これら各入力端子間を接続
する複数の光伝送路とを備え、任意の入力端子に入力さ
れた光信号を光伝送路を介して他の複数の入力端子に接
続された光ファイバーケーブルに分配可能な光ファイバ
ーケーブル用分岐切り替え装置において、複数の光伝送
路に、当該光伝送路を選択的に遮断可能な遮断器と、こ
の遮断器への進行光を透過させると共に当該遮断器から
の反射光の透過を阻止する光アイソレータとを装備し
た、という構成を採っている。これにより前述した目的
を達成しようとするものである。本発明では、例えば第
1の入力端子に入力された光信号を第2及び第3の入力
端子に分配して伝送可能な場合、第2の入力端子だけに
光信号を伝送したい場合は、第1の入力端子と第3の入
力端子とを接続する光伝送路の遮断器を遮断状態に設定
する。すると、第1の入力端子から出力された光信号
は、第2の入力端子に有効に到達する。一方、第3の入
力端子に向けて出力された光信号は光アイソレータを順
方向に透過した後遮断器に阻まれ第3の入力端子に到達
しない。このとき、遮断器から反射波を生じるが、当該
反射波は光アイソレータに対し逆方向に入射するため透
過を阻まれ、第1の入力端子への戻りが阻止される。こ
のため、第1の入力端子に悪影響が及ぼされることもな
い。
【0006】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図2に基づいて説明する。この図1ないし図2に示す実
施例は、三方向に分岐され独立して敷設された光ファイ
バーケーブル40を第1の方向から第2の方向へ,第2
の方向から第3の方向へ,また第3の方向から第1の方
向へそれぞれ直接接続して成る光ファイバーケーブル用
分岐領域を設け、この光ファイバーケーブル用分岐領域
における各光ファイバーケーブルの接続箇所に、光分岐
機能と光結合機能とを備えた光分岐・結合手段51,5
2,53が装備されている。この各光分岐・結合手段5
1,52,53は、自らが備えている光分岐出力端子部
と光結合入力端子部とを介して隣接する光分岐・結合手
段に相互に連結されている。
図2に基づいて説明する。この図1ないし図2に示す実
施例は、三方向に分岐され独立して敷設された光ファイ
バーケーブル40を第1の方向から第2の方向へ,第2
の方向から第3の方向へ,また第3の方向から第1の方
向へそれぞれ直接接続して成る光ファイバーケーブル用
分岐領域を設け、この光ファイバーケーブル用分岐領域
における各光ファイバーケーブルの接続箇所に、光分岐
機能と光結合機能とを備えた光分岐・結合手段51,5
2,53が装備されている。この各光分岐・結合手段5
1,52,53は、自らが備えている光分岐出力端子部
と光結合入力端子部とを介して隣接する光分岐・結合手
段に相互に連結されている。
【0007】この光分岐・結合手段51,52,53
は、それぞれ光分岐出力端と光結合入力端とを備えた光
結合器10a-c ,10c-b ,10b-a と、この光結合器
10a-c ,10c-b ,10b-a の光分岐出力端に連結さ
れたアイソレータ20a-b ,20b-c ,20c-a と、こ
のアイソレータ20a-b ,20b-c ,20c-a を介して
送り出される分岐光を選択的に遮断もしくは透過せしめ
る光遮断器30a-b ,30c-a 30b-c とを備えてい
る。
は、それぞれ光分岐出力端と光結合入力端とを備えた光
結合器10a-c ,10c-b ,10b-a と、この光結合器
10a-c ,10c-b ,10b-a の光分岐出力端に連結さ
れたアイソレータ20a-b ,20b-c ,20c-a と、こ
のアイソレータ20a-b ,20b-c ,20c-a を介して
送り出される分岐光を選択的に遮断もしくは透過せしめ
る光遮断器30a-b ,30c-a 30b-c とを備えてい
る。
【0008】そして、この光分岐・結合手段51,5
2,53は、いづれかの分岐ケーブルに障害が発生した
場合に、その分岐を切り離すとともに、他の分岐ケーブ
ルの相互を接続するように機能するようになっている。
これを更に詳述すると、図1に示す光分岐回路図は、通
常、入出力端子A,B,Cを通してA−B,B−C,C
−A間をそれぞれ双方向に接続されている。
2,53は、いづれかの分岐ケーブルに障害が発生した
場合に、その分岐を切り離すとともに、他の分岐ケーブ
ルの相互を接続するように機能するようになっている。
これを更に詳述すると、図1に示す光分岐回路図は、通
常、入出力端子A,B,Cを通してA−B,B−C,C
−A間をそれぞれ双方向に接続されている。
【0009】各端子間(A−B,B−C,C−A)に光
結合器10a-c ,10c-b ,10b-a を備えると、この
光結合器10a-c ,10c-b ,10b-a から光の結合・
分岐が可能となる。例えば端子Bに接続されたファイバ
ーケーブル(40b1,40b2)が障害のため切断された
場合、対向のファイバーケーブル40a2,40c2は分岐
装置と端局間が運用可能であるにもかかわらず遊休とな
るので、有効活用するために40a2と40c2を接続する
必要がある。
結合器10a-c ,10c-b ,10b-a を備えると、この
光結合器10a-c ,10c-b ,10b-a から光の結合・
分岐が可能となる。例えば端子Bに接続されたファイバ
ーケーブル(40b1,40b2)が障害のため切断された
場合、対向のファイバーケーブル40a2,40c2は分岐
装置と端局間が運用可能であるにもかかわらず遊休とな
るので、有効活用するために40a2と40c2を接続する
必要がある。
【0010】図2を参照して詳細を説明する。A端子に
入力された40a2の光信号は光結合器(10a-b )で分
岐され、アイソレータ(20a-c ),光遮断器(30
a-c )を経由して光結合器(10b-c )でファイバ40
c2と結合し、端子Cから出力される。このとき光信号の
一部はアイソレータ(20b-a )を通過して光結合器で
他回線へ雑光として結合するためこれを防ぐために光遮
断器(30b-a )を閉じておく。そしてこの光遮断器で
の反射光はアイソレータ(20b-a )で遂行が阻止さ
れ、本線系に影響しない。
入力された40a2の光信号は光結合器(10a-b )で分
岐され、アイソレータ(20a-c ),光遮断器(30
a-c )を経由して光結合器(10b-c )でファイバ40
c2と結合し、端子Cから出力される。このとき光信号の
一部はアイソレータ(20b-a )を通過して光結合器で
他回線へ雑光として結合するためこれを防ぐために光遮
断器(30b-a )を閉じておく。そしてこの光遮断器で
の反射光はアイソレータ(20b-a )で遂行が阻止さ
れ、本線系に影響しない。
【0011】これらは、3方向のファイバーケーブルの
障害に対しても任意に切換えを行うことができるように
なっている。
障害に対しても任意に切換えを行うことができるように
なっている。
【0012】また、光遮断器30を2ケ所開くことによ
り、一端局からの折り返し試験のパスを構成することも
可能であり、光信号を容易にかつ任意に切換えられるこ
とを特徴としている。
り、一端局からの折り返し試験のパスを構成することも
可能であり、光信号を容易にかつ任意に切換えられるこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、単一の光信号を光信号のままで
他の複数の光ファイバーケーブルに分岐させることがで
きるのはもちろん、光信号を選択的に遮断可能な遮断器
を装備したので、任意の入力端子に入力された光信号
を、他の複数の光ファイバーケーブルのうち希望するも
のだけに選択的に伝達することができ、複数の光ファイ
バーケーブルを介した通信形態をケーブル障害等の状況
に応じて容易に組み替えることができる。また、光アイ
ソレータの装備により遮断器からの反射光が光信号の出
力先に戻って悪影響を及ぼす事態を有効に防止すること
ができ、装置の高い信頼性を確保することができる、と
いう従来にない優れた光ファイバーケーブル用分岐切り
換え装置を提供することができる。
るので、これによると、単一の光信号を光信号のままで
他の複数の光ファイバーケーブルに分岐させることがで
きるのはもちろん、光信号を選択的に遮断可能な遮断器
を装備したので、任意の入力端子に入力された光信号
を、他の複数の光ファイバーケーブルのうち希望するも
のだけに選択的に伝達することができ、複数の光ファイ
バーケーブルを介した通信形態をケーブル障害等の状況
に応じて容易に組み替えることができる。また、光アイ
ソレータの装備により遮断器からの反射光が光信号の出
力先に戻って悪影響を及ぼす事態を有効に防止すること
ができ、装置の高い信頼性を確保することができる、と
いう従来にない優れた光ファイバーケーブル用分岐切り
換え装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例の動作を示す説明図であ
る。
る。
A,B,C 入出力端子 10a-c ,10c-b ,10b-a 光結合器 20a-b ,20b-c ,20c-a 光アイソレータ 30a-b ,30c-a 30b-c 光遮断器 40a1,40a2,40b1,40b2,40c1,40c2 フ
ァイバーケーブル 51,52,53 光分岐・結合手段
ァイバーケーブル 51,52,53 光分岐・結合手段
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバーケーブルが接続される少な
くとも3つの入力端子と、これら各入力端子間を接続す
る複数の光伝送路とを備え、任意の入力端子に入力され
た光信号を前記光伝送路を介して他の複数の入力端子に
接続された光ファイバーケーブルに分配可能な光ファイ
バーケーブル用分岐切り替え装置において、 前記複数の光伝送路に、当該光伝送路を選択的に遮断可
能な遮断器と、この遮断器への進行光を透過させると共
に当該遮断器からの反射光の透過を阻止する光アイソレ
ータとを装備したことを特徴とする光ファイバーケーブ
ル用分岐切り替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246948A JP2658667B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246948A JP2658667B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563655A JPH0563655A (ja) | 1993-03-12 |
JP2658667B2 true JP2658667B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=17156123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3246948A Expired - Lifetime JP2658667B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 光ファイバーケーブル用分岐切り換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658667B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3006670B2 (ja) * | 1995-08-18 | 2000-02-07 | 日本電気株式会社 | 光海底分岐装置およびその伝送路切替方法 |
JP3006671B2 (ja) * | 1995-08-21 | 2000-02-07 | 日本電気株式会社 | 光分岐回路およびその伝送路設定方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA997181A (en) * | 1973-07-05 | 1976-09-21 | Roy E. Love | Optical communication system |
JPS62164303U (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-19 |
-
1991
- 1991-08-31 JP JP3246948A patent/JP2658667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563655A (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970506 |