JP2658570B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体装置に係り、詳しくはトリミング
可能な多結晶シリコン抵抗体に関するものである。
〔従来の技術〕
電子通信学会技術研究会報告,SSD79−16に示されてい
るように、不純物を高濃度に含む多結晶シリコン抵抗体
に閾値以上の電流密度で通電することによりその抵抗値
を調整することが知られている。この際に、多結晶シリ
コン抵抗体の不純物濃度として、1020cm-3以上が必要と
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、高精度ICに使用される多結晶シリコン
抵抗体は高精度基準抵抗としても用いられるため、抵抗
温度特性(TCR)が「0」であることが要求される。し
かし、トリミングが可能な不純物濃度の領域では、TCR
を「0」にすることができなかった。このように、高精
度ICのトリミング用多結晶シリコン抵抗体としては、TC
Rが「0」であることと、トリミング特性(抵抗変化
率)が大きいことが要求されているが、現状ではそれが
満足されていない。
この発明の目的は、トリミング特性(抵抗変化率)が
大きな領域において抵抗温度特性(TCR)を「0」に近
づけることができる半導体装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、不純物を高濃度に含む多結晶シリコン
抵抗体に閾値以上の電流密度で通電することによりその
抵抗値を調整した半導体装置において、 前記多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領域にお
いて抵抗温度特性が負のN型不純物と、多結晶シリコン
抵抗体の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が正
のN型不純物とを有する多結晶シリコン抵抗体を備えた
半導体装置をその要旨としている。
第2の発明は、第1の発明における他結晶シリコン抵
抗体の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が負の
N型不純物は、抵抗温度特性が不純物の高濃度領域内で
飽和濃度となっているものである半導体装置をその要旨
とする。
第3の発明は、不純物の高濃度領域内での飽和濃度
は、抵抗温度特性が負のN型不純物としてのヒ素におけ
る2.7×1020cm-3以上であり、この飽和濃度のヒ素に対
する抵抗温度特性が正のN型不純物としてのリンの濃度
は2.3×1019〜4.5×1019cm-3である請求項2に記載の半
導体装置をその要旨としている。
第4の発明は、多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃
度領域において抵抗温度特性が負の不純物と、多結晶シ
リコン抵抗体の不純物の高濃度領域において抵抗温度特
性が正の不純物とを有する多結晶シリコン抵抗体を形成
する第1工程と、前記多結晶シリコン抵抗体に閾値以上
の電流密度で通電することによりその抵抗値を調整する
第2工程と、を備えたことを特徴とする半導体装置の製
造方法をその要旨としている。
第5の発明は、第4の発明における多結晶シリコン抵
抗体の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が負の
不純物は、抵抗温度特性が不純物の高濃度領域内で飽和
濃度となっているものである半導体装置の製造方法をそ
の要旨としている。
第6の発明は、堕4の発明における第1工程での抵抗
温度特性が正の不純物は熱拡散法を用いて添加するもの
である半導体装置の製造方法をその要旨としている。
〔作用〕
第1の発明は、抵抗温度特性(TCR)が負のN型の不
純物(例えば、第4図に示すヒ素)と抵抗温度特性が正
のN型の不純物(例えば、第5図に示すリン)とを有す
る多結晶シリコン抵抗体を形成したので、抵抗温度特性
を「0」に近似できる。換言すると、多結晶シリコン抵
抗体の結晶粒よりも多結晶シリコン抵抗体の粒界に偏析
しやすいN型の不純物を添加する。つまり、例えば、第
4図に実線で示すように、ヒ素が注入された多結晶シリ
コン抵抗体では粒界へのヒ素の偏析が少ないため正のTC
Rをもつ結晶粒の抵抗値よりも負のTCRをもつ粒界の抵抗
値の影響が大きくなり、多結晶シリコン全体として負の
TCRをもつこととなるが、第5図に示すように、ヒ素が
注入された多結晶シリコン抵抗体に対しTCRが正のリン
を添加することによりTCRを「0」に近似できる。つま
り、第4図に一点鎖線で示すようにTCRを「0」に近似
できる。
第2の発明は、第4図中、所定のヒ素濃度以上(Aの
領域)においては抵抗温度特性が飽和するので、この飽
和する領域でもって抵抗温度特性を「0」にすることに
より、多少の不純物濃度の変動に影響されることなく、
安定した抵抗温度特性が得られる。
第3の発明は、第4図に示すように抵抗温度特性が負
のN型の不純物としてのヒ素における2.7×1020cm-3
上が高濃度領域内での飽和濃度となり、又、第8図に示
すように、この飽和濃度のヒ素に対する抵抗温度特性が
正の不純物としてのリンの濃度を2.3×1019〜4.5×1019
cm-3とすることにより、TCRを±100ppm/℃の範囲内とす
ることができる。
第4の発明は、第1工程により多結晶シリコン抵抗体
の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が負の不純
物と、多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領域にお
いて抵抗温度特性が正の不純物とを有する多結晶シリコ
ン抵抗体が形成され、第2工程により多結晶シリコン抵
抗体に閾値以上の電流密度で通電することによりその抵
抗値が調整される。その結果、第1の発明の半導体装置
が製造される。
第5の発明は、第4図中のヒ素濃度の飽和領域Aを使
用することにより第2の発明の半導体装置が製造され
る。
第6の発明は、熱拡散法を用いることにより多結晶シ
リコン抵抗体の粒界に不純物を容易に添加することがで
き抵抗温度特性を正にできる。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って
説明する。
第1図に示すように、P型の単結晶シリコン基板1に
通常のCMOS製造工程を用いゲート酸化膜2、フィールド
酸化膜3を形成する。その後、ゲート酸化膜2及びフィ
ールド酸化膜3の上の全面に化学気相成長法を用いて厚
さが0.37μmの多結晶シリコン4を堆積する。そして、
多結晶シリコン4に不純物としてのヒ素をイオン打ち込
みにより注入する。このイオン注入の条件は、100keV,
1.5×1016cm-2としている。
このヒ素の添加濃度は、第4図でのトリミング可能な
ヒ素濃度(1020cm-3以上)における飽和領域A内であ
る。より具体的には、2.7×1020cm-3以上がヒ素の飽和
領域Aとなる。
さらに、多結晶シリコン4にヒ素と同じN型の不純物
であるリンを熱拡散させる。この熱拡散は980℃で、10
分間行う。
このリンの拡散は、ヒ素に比べて多結晶シリコン4の
粒界に偏析しやすいリンを選択的に添加するためであ
る。この粒界への偏析しやすさは、ボロン(偏析係数;
0.9)、リン(偏析係数;0.35)、ヒ素(偏析係数;0.3
0)、アンチモン(偏析係数;0.04)、インジウム(偏析
係数;5×10-4)の順となっている。
次に、第2図に示すように、多結晶シリコン4をホト
リソグラフィー,エッチングによりパターン化する。つ
まり、多結晶シリコン4のうちのフィールド酸化膜3上
の抵抗形成領域の多結晶シリコン抵抗体5とMOSトラン
ジスタのゲート電極形成領域のポリシリコンゲート6と
を残し他を除去する。
そして、多結晶シリコン抵抗体5とポリシリコンゲー
ト6の酸化及びアニールを行い不純物を活性化させる。
この酸化・アニールの条件は、1000℃、O2;20分、N2;50
分としている。引き続き、シリコン基板1にヒ素を注入
してN型のソース・ドレイン領域7を形成する。
次に、第3図に示すように、シリコン基板1上に層間
絶縁膜8を化学気相成長法を用いて堆積する。さらに、
コンタクトホールを通常のホトリソグラフィー,エッチ
ングにより形成した後、配線金属9をスパッタ法で堆積
し、通常のホトリソグラフィー,エッチングにより配線
金属9をパターン化する。
その結果、MOSトランジスタ10と多結晶シリコン抵抗
体5とが直列に接続された構造となる。
その後、MOSトランジスタ10のポリシリコンゲート6
に電圧を印加してMOSトランジスタ10をオン動作させ
る。このトランジスタのオン動作に伴い多結晶シリコン
抵抗体5に閾値以上の電流密度で通電させ、その抵抗値
を調整する。即ち、多結晶シリコン抵抗体5に閾値以上
の電流密度で通電することにより、粒界が局部的に融解
し、さらに、通電停止により融解領域が固化するときに
不純物が偏析して不純物濃度の集中部が形成される。こ
の不純物集中により全体として抵抗値が低下する。ここ
で、閾値以上の電流密度とは、約1×106A/cm2である。
第6図には多結晶シリコン抵抗体5へのリンの熱拡散
時間と多結晶シリコン抵抗体5の抵抗温度特性(TCR)
との関係を示す。つまり、10分間、リンの熱拡散を行わ
せることによりTCRを「0」にできた。これは、多結晶
シリコン抵抗体5の結晶粒界に選択的にリンを拡散させ
たことによるものである。
又、第7図には多結晶シリコン抵抗体5へのリンの熱
拡散時間とトリミングによる抵抗値変化率との関係を示
す。本実施例では10分間、熱拡散を行わせているので、
トリミングを行うことにより60%抵抗値を低減できた。
これは、多結晶シリコン抵抗体5へのリンの熱拡散を行
わない場合には抵抗値変化率は53%であったが、それよ
りも変化率が大きい。
このようにして、抵抗温度特性とトリミング特性を両
立することができる。
これは、多結晶シリコン抵抗体5は、結晶粒と結晶粒
界から成立しており、注入される不純物の種類により偏
析係数が異なるため同一不純物注入量でも粒内と粒界で
不純物濃度が異なる。よって、ヒ素のみが注入された多
結晶シリコン抵抗体5では粒界へのヒ素の偏析が少ない
ため、正のTCRをもつ結晶粒の抵抗値よりも負のTCRをも
つ粒界の抵抗値の影響が大きくなり、第4図に実線で示
すように、多結晶シリコン全体として負のTCRをもつこ
ととなる。そして、ヒ素に比べて粒界への偏析が多いリ
ンを不純物として用いて注入を行うことにより粒界へリ
ンを選択的に添加することができ、TCRを正の方向へ変
化させることができる。つまり、ヒ素が注入された多結
晶シリコン抵抗体に第5図に示すようにTCRが正のリン
を粒界に注入して選択的に粒界の抵抗値の影響を小さく
することにより、第4図に一点鎖線で示すように、TCR
を「0」に近づけることができる。
又、本実施例では、多結晶シリコン抵抗体5のTCRを
「0」に近似でき、かつ、トリミング可能な多結晶シリ
コン抵抗体5の結晶粒中のヒ素濃度は0.1〜1at%で、粒
界のリン濃度は0.4〜4at%となっている。
このように本実施例では、多結晶シリコン抵抗体5の
不純物の濃度がトリミング可能な範囲である高濃度領域
において抵抗温度特性が負の不純物(ヒ素)をイオン注
入法により多結晶シリコンに添加するとともに、多結晶
シリコン抵抗体5の不純物の濃度がトリミング可能な範
囲である高濃度領域において抵抗温度特性が正の不純物
(リン)を熱拡散法を用いて多結晶シリコンに添加し
(第1工程)、多結晶シリコン抵抗体5に閾値以上の電
流密度で通電することによりその抵抗値を調整した(第
2工程)。
その結果、不純物濃度の総和が約1020cm-3以上の不純
物を有するトリミング用多結晶シリコン抵抗体を備えた
高精度ICが製造される。つまり、多結晶シリコン抵抗体
の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が負のヒ素
と、多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領域におい
て抵抗温度特性が正のリンとを有する多結晶シリコン抵
抗体を備えた高精度ICが製造される。この多結晶シリコ
ン抵抗体においては、抵抗温度特性を「0」に近似でき
る。
尚、一般に、多結晶シリコン抵抗体に不純物を導入す
る場合には、不純物としてヒ素を導入した第4図に示さ
れるように、所定の濃度以上になると抵抗温度特性が飽
和する傾向にある(第4図中、Aの領域)。従って、飽
和領域Aでのヒ素と、リンとを多結晶シリコン抵抗体に
添加することにより、その飽和領域Aで抵抗温度特性を
「0」にすることができ、多少の不純物濃度の変動に影
響されることなく、安定した抵抗温度特性を得ることが
できる。
又、リンの添加を熱拡散法により行ったので、多結晶
シリコンの粒界に容易に入り込ませることができる。つ
まり、多結晶シリコンの粒界にはシリコンの未結合手が
多く存在しており、表面エネルギーが非常に高く、この
ため、熱拡散で不純物を多結晶シリコン表面から添加す
ると粒界にそって不純物が拡散する。イオン注入では粒
界も結晶粒も物理的に同じ量だけ添加されるため、熱拡
散の方が容易に粒界に不純物を入り込ませることができ
る。
尚、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、上記実施例では熱拡散でリンを添加した
が、より不純物量の制御性の優れたイオン注入で不純物
を添加してもよい。
第8図には、ヒ素の濃度が飽和領域である2.7×1020c
m-3となっている状態からリンを添加した場合におけ
る、リン濃度と抵抗温度特性(TCR)との関係を示す。
この図から分かるように、TCRが正の不純物としてのリ
ン濃度を、2.3×1019〜4.5×1019cm-3とすることによ
り、TCRを±100ppm/℃の範囲内とすることができる。こ
の±100ppm/℃は、自動車用コントローラに用いられるI
Cの仕様を満足するものである。即ち、常温25℃に対す
る−25℃〜+125℃の範囲において、±10000ppmを満足
する。
第9図には、ヒ素の濃度が飽和領域である2.7×1020c
m-3となっている状態からリンを添加した場合におけ
る、リン濃度と抵抗値変化率との関係を示す。この図か
ら分かるように、リン濃度を2.3×1019〜4.5×1019cm-3
とすることにより、抵抗値をほぼ50%低減できることを
確認した。
又、他の態様としては、P型不純物で粒界への偏析の
少ないインジウムと偏析の多いボロンを用いてもよい。
この場合、インジウムを0.1〜1at%注入した多結晶シリ
コンに、さらに、ボロンを粒界での濃度が0.4〜4at%に
なるように添加すればよい。このとき、不純物の注入方
法はボロンとインジウムの偏析係数が大きく異なるた
め、熱拡散でもイオン注入のいずれの方法を用いてもよ
いが、不純物の制御性はイオン注入が熱拡散よりも優れ
ているためイオン注入の方が好ましい。
さらに、多結晶シリコンに添加する不純物は、3種類
以上でもよい。
さらには、多結晶シリコンにイオン注入又は熱拡散に
よりTCRが正と負の不純物を添加した後において、低温
でアニールすることにより多結晶シリコンの粒界へ不純
物をさらに偏析させるようにしてもよい。
又、多結晶シリコンにTCRが正と負の不純物を添加す
るのではなく、アモルファスシリコンに不純物を添加し
た後にアモルファスシリコンを多結晶化してもよい。即
ち、第1図に示すように、単結晶シリコン基板1にゲー
ト酸化膜2、フィールド酸化膜3を形成した後に、ゲー
ト酸化膜2及びフィールド酸化膜3の上に500℃以下の
低温でアモルファスシリコンを堆積する。そして、この
アモルファスシリコンに不純物を注入し、その後、高温
(1000℃)でアニールしてアモルファスシリコンを多結
晶シリコンにしてもよい。尚、この際、アモルファスシ
リコンに不純物を熱拡散にて添加する場合には熱拡散時
にアモルファスシリコンが多結晶化される。
さらに、多結晶シリコン抵抗体に添加する不純物はそ
の濃度の総和が約1020cm-3以上であればよく、例えば、
上記実施例ではヒ素とリンとの総和が約1020cm-3以上と
なる濃度であればよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したようにこの発明によれば、トリミング特
性(抵抗変化率)が大きな領域において、抵抗温度特性
(TCR)を「0」に近づけることができる優れた効果を
発揮する。
又、例えば、MOSトランジスタのゲートに使用した場
合、ともにN型の不純物が多結晶シリコンの抵抗値を低
くしたまま抵抗温度特性を「0」にすることができ、ま
た、ゲートの閾値電圧を容易に制御することができる優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は実施例の半導体装置の製造工程を示
す図、第3図は実施例の半導体装置の断面図、第4図は
ヒ素濃度と抵抗温度特性との関係を示す図で、第5図は
リン濃度と抵抗温度特性との関係を示す図、第6図はリ
ン拡散時間と抵抗温度特性との関係を示す図、第7図は
リン拡散時間と抵抗値変化率との関係を示す図、第8図
はリン濃度と抵抗温度特性の関係を示す図、第9図はリ
ン濃度と抵抗値変化率との関係を示す図である。 5は多結晶シリコン抵抗体。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不純物を高濃度に含む多結晶シリコン抵抗
    体に閾値以上の電流密度で通電することによりその抵抗
    値を調整した半導体装置において、 前記多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領域におい
    て抵抗温度特性が負のN型不純物と、多結晶シリコン抵
    抗体の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が正の
    N型不純物とを有する多結晶シリコン抵抗体を備えたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領
    域において抵抗温度特性が負のN型不純物は、抵抗温度
    特性が不純物の高濃度領域内で飽和濃度となっているも
    のである請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】不純物の高濃度領域内での飽和濃度は、抵
    抗温度特性が負のN型不純物としてのヒ素における2.7
    ×1020cm-3以上であり、この飽和濃度のヒ素に対する抵
    抗温度特性が正のN型不純物としてのリンの濃度は2.3
    ×1019〜4.5×1019cm-3である請求項2に記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領
    域において抵抗温度特性が負の不純物と、多結晶シリコ
    ン抵抗体の不純物の高濃度領域において抵抗温度特性が
    正の不純物とを有する多結晶シリコン抵抗体を形成する
    第1工程と、 前記多結晶シリコン抵抗体に閾値以上の電流密度で通電
    することによりその抵抗値を調整する第2工程と を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】多結晶シリコン抵抗体の不純物の高濃度領
    域において抵抗温度特性が負の不純物は、抵抗温度特性
    が不純物の高濃度領域内で飽和濃度となっているもので
    ある請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第1工程での抵抗温度特性が正の不純
    物は熱拡散法を用いて添加するものである請求項4に記
    載の半導体装置の製造方法。
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