JP2658150B2 - 赤外線電球およびその管体 - Google Patents

赤外線電球およびその管体

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JP2658150B2
JP2658150B2 JP63080888A JP8088888A JP2658150B2 JP 2658150 B2 JP2658150 B2 JP 2658150B2 JP 63080888 A JP63080888 A JP 63080888A JP 8088888 A JP8088888 A JP 8088888A JP 2658150 B2 JP2658150 B2 JP 2658150B2
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義喜 山下
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気こたつや電気ストーブの熱源として利
用される環状の赤外線電球およびその管体に関するもの
である。
従来の技術 従来、環状の赤外線電球は、第3図に示すように石英
ガラスよりなる管体1を一部が切欠された環状に折曲
し、その中にフィラメントとしてのタングステンコイル
2を挿入したものである。このタングステンコイル2に
は、予じめ等間隔にサポートリング3が固定されてお
り、このサポートリング3が前記管体1の内壁に当接し
て前記タングステンコイル2が前記管体1の略中央に位
置するよう構成されている。前記タングステンコイル2
の両端にはモリブデンよりなる引出し線が設けられてお
り、それぞれ第4図に示すように、一端がモリブデン箔
7に接続された比較的剛性を有するモリブデン線6aの他
端が接続されており、また、前記モリブデン箔7は他の
モリブデン線6bを介して前記管体1の外部に電気的に導
出されている。
この状態で、前記管体1の内部にアルゴン,窒素等の
不活性ガスを封入し、前記モリブデン箔7の位置する部
分において管体1を両側より加熱圧着することにより密
封し、第5図に示す環状の赤外線電球を得ている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構成によれば、環状に湾曲された
石英ガラスよりなる管体をこの両側において加熱圧着し
て密封するものであるため、この湾曲部を均等に加熱す
ることは困難であり、クラックが生じる等の不都合が生
じていた。すなわち、第3図に示すように等しい火力の
内周側炎Aと外周側炎Bが当てられているものとする
と、管体1の炎A,Bが当る部分が曲管であるため、内外
周の火力に部分的な差異を生じ、この火力作用の差異に
原因してクラックを生ずるものであった。
また、環状に湾曲された石英ガラスよりなる管体を、
その両側において放線方向に対向して押圧して密封する
と、第5図に示すように、この押圧部分におけるモリブ
デン線6aの先端が管体1の外側の内壁面側に振られ、こ
れにともなって、タングステンコイル2の終始端部が管
体1の中心より外れたものとなっていた。すなわち、第
3図に示すように等しい圧力A,Bで管体1の曲管部分を
押圧して密封すると、モリブデン箔7からみた内圧力A
の距離と外圧力Bの距離は内側に比し外側が小さいた
め、外圧力Bによりモリブデン箔7が内方へ大きく振ら
れることになり、このため、タングステンコイル2の終
始端部が管体1の中心より外れたものとなる。そして、
このような状態では引出し線とタングステンコイル2の
接合部に応力が集中し、ヒートサイクルのくり返しによ
りその接合部が断線するなどの欠点を有していた。
本発明は、このような従来の欠点を解消するものであ
り、引出し線を内方へ振ることなく、そしてクラックの
発生のない赤外線電球および管体を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明の赤外線電球は、環状に湾曲された管本体部の
両端にその本体部の終始端部より接線方向に直管部をそ
れぞれ延設した石英ガラスよりなる管体と、この管体内
に挿入したコイル状のフィラメントと、上記直管部の中
心に位置するよう、上記フィラメントの両端にそれぞれ
取り付けられて、上記直管部より外部に導出される直線
状に延びる引き出し線とを備え、その管体の直管部にお
いて密封するよう構成したものである。
作用 上記構成によれば、封着部が直管になっているため、
封着時に管体を均等に加熱することが容易に出来、クラ
ック等の不都合は生じないものであり、また、前記封着
部が湾曲された石英ガラスよりなる管体の終始端より、
その接線方向に直線状に伸びているため、モリブデン箔
からみた内外周の管壁の距離は等しく、この部分を封着
してもタングステンコイルとモリブデン線との接続部が
大きく移動することはないものである。すなわち、直管
部の中心に位置する直線状の引き出し線は、フィラメン
トの端部からその接続方向に延びることとなり、フィラ
メントとの接続部に働く応力をより少ないものにするこ
とができる。
実 施 例 以下第1図および第2図を参照して、本発明の一実施
例について説明する。
なお、第1図および第2図において、従来構成と同一
構成部品には、同一符号を付して示している。
第1図は、封着前の状態を示すものであり、第3図と
異なる点は、環状に湾曲された石英ガラスよりなる管体
1の終始端より第2図に示すように接線方向に直線状に
伸びる直管部1a,1bを形成した点にあり、この直管部1a,
1b内にモリブデン線6a,6bとモリブデン箔7よりなる引
き出し線が位置されており、この直管部1a,1bにおい
て、従来と同様に内外方向で相対向して加熱押圧して封
着したものである。
この直管部1a,1bは、例えば、直径10.5mmの石英管
を、直径210mmの環状に290゜湾曲し、その両反歩に35mm
の長さで形成されている。
ここで、環状に湾曲された管本体部の終始端に形成し
た直管部1a,1bを、その直管部1a,1bに直交する方向でか
つ内外周側からの炎A′,B′で加熱すると、その炎
A′,B′の火力が等しい時、直管部1a,1bの内外周の管
壁形状が相似形であるため、加熱作用に差異はない。し
たがって、直管部1a,1bにおいて加熱時にクラックが生
ずることはない。一方、上記直管部1a,1bを、その直管
部1a,1bに直交する方向でかつ内外周側から等しい圧力
で圧着すると、モリブデン箔7からみた直管部1a,1bの
壁面に至る距離は等しいため、モリブデン箔7は管体の
中央に定位し、タングステンコイル2が内方又は外方方
へ振られることはなく、もって、タングステンコイル2
と封入線部との接合部に応力集中はない。これはすなわ
ち、直管部1a,1bの中心に位置する直線状の引き出し線
が、タングステンコイル2の端部からその接線方向に延
びるからである。このため、タングステンコイル2と封
入線部との接合部がヒートサイクルのくり返しにて断線
するようなことは少なくなる。
なお、上記の説明では、直管部1a,1bはその直交する
方向の内外周側から押圧して封止したが、これ以外にも
放線方向に直交する側から押圧しても同様の効果を得る
ことができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、石英管の加熱圧着する
封止部を、直線状に形成してあるため、加熱溶着時に、
その溶着部を均一に加熱することが出来、クラックも生
じ難いものであり、また、湾曲した本体部の終始端部よ
り、その接線方向に直線状に伸びた直管部において封止
するものであるため、封止にともなって、フィラメント
の端部が管内壁に近接することもなく、フィラメントと
引き出し線の接合部に応力集中はなく、断線のおそれも
少なくすることができるものである。これはすなわち、
直線状の引き出し線をフィラメントの端部からその接線
方向に延びるように構成できるためである。
さらに、直管状の管体を環状に湾曲する際には、一般
に、管体の両端部を挟持手段にて挟持して行うものであ
るが、この挟持手段にて挟持される部分は直線状として
残るため、この部分を直線状部として使用すれば良く、
その製造も容易なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の赤外線電球の一実施例における封止前
の一部切欠平面図、第2図は同封止前の石英管の平面
図、第3図は従来の赤外線電球の封止前の一部切欠平面
図、第4図は同要部部品の平面図、第5図は同封止後の
平面図である。 1……石英管、1a,1b……直線状部、2……フィラメン
ト、6a,6b……モリブデン線、7……モリブデン箔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状に湾曲された管本体部の両端に、その
    本体部の終始端部よりその管本体部の中心に対し接線方
    向にそれぞれ直管部を延設した石英管よりなる管体と、
    この管体内に挿入したコイル状のフィラメントと、上記
    直管部の中心に位置するよう、上記フィラメントの両端
    にそれぞれ取り付けられて、上記直管部より外部に導出
    される直線状に延びる引き出し線とを備え、上記管体の
    直管部において上記管部を加熱圧着して封止してなる赤
    外線電球。
  2. 【請求項2】環状に湾曲された管本体部の両端に、その
    本体部の終始端部よりその本体部の中心に対し接線方向
    にそれぞれ直管部を延設した石英管よりなることを特徴
    とする請求項(1)記載の赤外線電球用の管体。
JP63080888A 1988-03-31 1988-03-31 赤外線電球およびその管体 Expired - Lifetime JP2658150B2 (ja)

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JPH01253151A JPH01253151A (ja) 1989-10-09
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CN100502603C (zh) * 2003-11-07 2009-06-17 松下电器产业株式会社 红外射线灯及采用它的加热装置及红外射线灯制造方法

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