JP2658076B2 - データー再生装置 - Google Patents

データー再生装置

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JP2658076B2 JP62230584A JP23058487A JP2658076B2 JP 2658076 B2 JP2658076 B2 JP 2658076B2 JP 62230584 A JP62230584 A JP 62230584A JP 23058487 A JP23058487 A JP 23058487A JP 2658076 B2 JP2658076 B2 JP 2658076B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第5図) D発明が解決しようとする問題点(第5図及び第6図) E問題点を解決するための手段(第1図及び第4図) F作用(第1図及び第4図) G実施例 (G1)第1の実施例(第1図〜第3図) (G2)第2の実施例(第4図) (G3)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はデータ再生装置に関し、例えばバイフエーズ
マーク変調方式又は8−10変調方式で磁気記録された磁
気テープ等から記録データを再生する場合に適用して好
適なものである。
B発明の概要 本発明は、磁気記録媒体上に記録されたデイジタルデ
ータを復調するデータ再生装置において、再生クロツク
信号の位相を復調出力のビツト誤り率が最小になるよう
にずらすことにより、記録密度の異なる変調方式が使用
された場合にもビツト誤り率を最小にし得る。
C従来の技術 従来、例えば8ミリビデオ方式のビデオテープレコー
ダ(VTR)においては、オーデイオ信号をPCM符号化する
と共に時間軸圧縮した後、バイフエーズマーク変調方式
で変調して、ビデオトラツクに連接して形成されたオー
デイオトラツクに記録するようになされている(特開昭
57−186877号公報)。
ところでこのようにオーデイオトラツク上にバイフエ
ーズマーク変調方式で記録されたオーデイオデータを再
生するデータ再生装置1は、第5図に示すように、再生
ヘツド2によつて磁気テープ3よりピツクアツプされた
再生周波数信号SPB中に含まれる繰返し周波数でなる再
生クロツク信号CK1を抽出し、当該再生クロツク信号CK1
に基づいて再生周波数信号SPB(DTPB1)を復調するよう
になされている。
すなわち、例えばスイツチ回路(図示せず)を介し
て、再生ヘツド2が磁気テープ3のビデオトラツク上を
走行するタイミングで得られる再生周波数信号SPBは、
所定のビデオ信号処理回路(図示せず)及びオートマチ
ツクトラツクフアインデイング回路(ATF回路(図示せ
ず))等に供給され、一方再生ヘツド2が磁気テープ3
のオーデイオトラツク上を走行するタイミングで得られ
る再生周波数信号SPBは、再生増幅回路4を介してイコ
ライザ回路5に入力され、所定の等化処理が施された
後、演算増幅回路構成の比較回路6の非反転入力端に入
力される。
ここで比較回路6の反転入力端は、例えば所定の基準
電圧でなる電源VREFを介して接地され、これにより比較
回路6は全体として、再生周波数信号SPBを基準電圧と
比較し、この比較結果でなる再生デイジタル信号DTPB
フリツプフロツプ構成でなる同期化回路7の入力端Dに
供給すると共に、フエーズロツクドループ(PLL)回路
構成のクロツク再生回路8に供給する。
クロツク再生回路8は、内蔵する電圧制御型発振器
(VCO)より得られる基準周波数でなる基準クロツク信
号と、入力される再生デイジタル信号DTPBに含まれる所
定の繰返し周波数でなるクロツク成分との位相を比較
し、これによりクロツク成分に正しく位相ロツクした再
生クロツク信号CK1を得、当該再生クロツク信号CK1を同
期化回路7のクロツク入力端Cに供給すると共に、後段
の復調処理回路9に供給するようになされている。
これにより同期化回路7は、再生デイジタル信号DTPB
を再生クロツク信号CK1に同期化した後、続く復調処理
回路9に送出し、かくして復調処理回路9は、入力され
る再生デイジタル信号DTPB1を再生クロツク信号CK1に基
づいて復調した復調データDTを送出するようになされて
いる。
D発明が解決しようとする問題点 ところで近年8ミリVTRにおいては、オーデイオ信号
の記録方式として、上述のバイフエーズ変調方式(以下
これを第1の記録変調方式と呼ぶ)に加え、例えば回転
ヘツド型デイジタルオーデイオテープレコーダ(R−DA
T)に用いられるような記録変調方式、すなわち特開昭5
9−200562号公報及び特開昭60−113366号公報に開示さ
れているように、オーデイオ信号をPCM符号化する際に
第1の記録変調方式に比して格段的に高い記録密度で符
号化すると共に、8−10変調方式(以下これを第2の記
録変調方式と呼ぶ)で変調して、オーデオトラツク上に
記録するようになされたものが提案されている。
ところが実際上第1及び第2の記録変調方式において
は、記録信号の帯域が異なると共にサンプリングロツク
周波数が異なり、これにより電磁変換系のナイキスト条
件や、ノイズのスペクトル分布等に相異が生じる。
このため、第6図に示すようにデータ再生装置1にお
いて、第1の記録変調方式の再生周波数信号SPBのアイ
パターンEPN(第6図(A))の波高値が最大となるタ
イミングで立ち上がる再生クロツク信号CK1(第6図
(B)に実線で示す)を得るようになされたクロツク再
生回路8を用いて、第2の記録変調方式の再生周波数信
号SPBから再生クロツク信号CK2を得ようとすると、当該
再生クロツク信号CK2は、第6図(B)に破線で示すよ
うに、時間τだけ位相ずれを生じ、この結果復調処理回
路9において復調された復調データDTのビツト誤り率が
増大するという問題があつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録密
度の異なる記録変調方式に対応して、再生クロツク信号
の位相を変更し得るデータ再生装置を提案しようとする
ものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、磁気
記録媒体3上に所定の変調方式で記録されたデイジタル
データを再生ヘツド2によつてピツクアツプし、当該ピ
ツクアツプ出力SPB(DTPB)に基づいて情報データを復
調して復調出力DTを得るデータ再生装置10(20)におい
て、ピツクアツプ出力SPB(DTPB)が入力され当該ピツ
クアツプ出力SPB(DTPB)に含まれる繰返し周波数でな
る出力信号CK10を送出するフエーズロツクドループ回路
8と、そのフエーズロツクドループ回路8より得られる
出力信号CK10を、復調出力DTのビツト誤り率SBEに基づ
いて、そのビツト誤り率SBEを最小にする位相量τ1(τ
2、τ3、……、τn-1、τn)だけ移相して再生クロツク
信号CK11(CK12)を出力する移相制御手段11、12、13、
14(21、22、23)とを設けるようにする。
F作用 移相制御手段11、12、13、14(21、22、23)を用い
て、フエーズロツクドループ回路8より得られる出力信
号CK10を、復調出力DTのビツト誤り率SBEに基づいて、
そのビツト誤り率SBEを最小にする移相量τ1(τ2
τ3、……、τn-1、τn)だけ移相して再生クロツク信
号CK11(CK12)を出力するようにしたことにより、記録
密度の異なる記録変調方式に対応して、再生クロツク信
号CK11(CK12)の位相を変更し得、記録密度の異なる記
録変調方式が用いられた場合にも良好に復調処理を行う
ことができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 第5図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、10は全体として本発明によるデータ再生装置の
第1の実施例を示し、クロツク再生回路8から得られる
第1の再生クロツク信号CK10は、複数個(この場合n
個)の中間タツプを有する遅延線12に入力される。
遅延線12の各中間タツプは、それぞれバツフア回路
B1、B2、B3、……、Bn-1、Bnを介してスイツチ回路13の
n個の入力端、a1、a2、a3、……、an-1、anに入力され
ている。
スイツチ回路13は、例えばアナログスイツチ回路でな
り、マイクロコンピユータ構成の制御回路14から与えら
れる制御信号CNTに応じて、n個の入力端a1、a2、a3
……、an-1、anを選択するようになされており、これに
よりその出力端bからは、第1の再生クロツク信号CK10
を制御回路14の制御信号CNTに応じた遅延量τ1、τ2
τ3、……、τn-1、τnだけずらした第2の再生クロツ
ク信号CK11を同期化回路7及び復調処理回路9に送出す
るようになされている。
制御回路14は、復調処理回路9より入力されるビツト
誤り率信号SBEに基づいて復調処理回路9が再生デイジ
タル信号DTPB1を復調して復調データDTを得るときに検
出されたビツト誤り率を常時監視するようになされてお
り、当該ビツト誤り率の変動が所定の値以上となつたと
き、及びデータ再生装置10の処理開始時に第2図に示す
移相制御プログラムSP1を実行する。
すなわち、制御回路14は移相制御プログラムSP1から
入つてステツプSP2において、入力端a1を選択する制御
信号CNTをスイツチ回路13に送出し、これにより遅延量
を初期値τ1(=0)に設定し、続くステツプSP3におい
て、第1の再生クロツク信号CK10を遅延量τ1だけずら
した第2の再生クロツク信号CK11を用いたとき(すなわ
ち第1の再生クロツク信号CK10をそのまま用いたとき)
に、復調処理回路9において検出されたビツト誤り率
を、内部の第1のメモリエリアPoに格納し、さらにステ
ツプSP4において内部のカウンタの値を初期化する。
続いて制御回路14は、ステツプSP5においてカウンタ
の値をインクリメントすると共に、次のステツプSP6に
おいて現在の入力端a1、(a2、a3、……、an-1)に対し
て、次の入力端a2、(a3、……、an-1、an)を選択する
制御信号CNTをスイツチ回路13に送出し、これにより、
第1の再生クロツク信号CK10に対して現在の遅延量
τ1、(τ2、τ3、……、τn-1)を1ステツプ増した遅
延量τ2、(τ3、……、τn-1、τn)だけずらした第2
の再生クロツク信号CK11を同期化回路7及び復調処理回
路9に送出し、ステツプSP7へ移る。
ステツプSP7において制御回路14は第1の再生クロツ
ク信号CK10を上述のステツプSP6で設定された遅延量
τ2、(τ3、……、τn-1、τn)だけずらした第2の再
生クロツク信号CK11を用いたときに、復調処理回路9に
おいて検出されたビツト誤り率を、内部の第2のメモリ
エリアP1に格納し、次のステツプSP8において、第1の
メモリエリアPoに格納されたビツト誤り率が第2のメモ
リエリアP1に格納されたビツト誤り率より小さいか否か
を判断する。
ここで否定結果を得ると、制御回路14はステツプSP9
において、第2のメモリエリアP1の値を第1のメモリエ
リアPoに格納した後、ステツプSP5に戻つて、続くステ
ツプSP6、SP7、SP8を実行する また制御回路14は、ステツプSP8において肯定結果を
得ると、次のステツプSP10において、現在の入力端a2
(a3、……、an-1、an)に対して、1つ前の入力端a1
(a2、a3、……、an-1)を選択する制御信号CNTをスイ
ツチ回路13に送出し、これにより、第1の再生クロツク
信号CK10に対して現在の遅延量τ2、(τ3、……、τ
n-1、τn)を1ステツプ減らした遅延量τ1、(τ2、τ
3、……、τn-1)だけずらした第2の再生クロツク信号
CK11を同期化回路7及び復調処理回路9に送出し、次の
ステツプSP11において、カウンタの値が2以上か否かを
判断し、ここで肯定結果を得ると、ステツプSP12に移つ
て当該位相制御プログラムSP1を終了する。
また制御回路14は、ステツプSP11において否定結果を
得ると、次のステツプSP13において、さらに現在の入力
端a1、(a2、a3、……、an-1)に対して、1つ前の入力
端a1、(a2、a3、……、an-2)を選択する制御信号CNT
をスイツチ回路13に送出し、これにより、第1の再生ク
ロツク信号CK10に対して現在の遅延量τ1、(τ2
τ3、……、τn-1)を1ステツプ減らした遅延量τ1
(τ2、τ3、……、τn-2)だけずらした第2の再生ク
ロツク信号CK11を同期化回路7及び復調処理回路9に送
出し、ステツプSP14へ移る。
ステツプSP14において、制御回路14は第1の再生クロ
ツク信号CK10を上述のステツプSP13で設定された遅延量
τ1、(τ2、τ3、……、τn-2)だけずらした第2の再
生クロツク信号CK11を用いたときに、復調処理回路9に
おいて検出されたビツト誤り率を、内部の第3のメモリ
エリアP2に格納し、次のステツプSP15において、第1の
メモリエリアP0に格納されたビツト誤り率が第3のメモ
リエリアP2に格納されたビツト誤り率より小さいか否か
を判断する。
ここで否定結果を得ると、制御回路14はステツプSP16
において、第3のメモリエリアP2の値を第1のメモリエ
リアP0に格納した後、ステツプSP13に戻つて、続くステ
ツプSP14、SP15を実行する。
また制御回路14は、ステツプSP15において肯定結果を
得ると、次のステツプSP17において、現在の入力端a1
(a2、a3、……、an-2)に対して、次の入力端a2
(a3、……、an-1)を選択する制御信号CNTをスイツチ
回路13に送出し、これにより、第1の再生クロツク信号
CK10に対して現在の遅延量τ1、(τ2、τ3、……、τ
n-2)を1ステツプ増した遅延量τ2、(τ3、……、τ
n-1)だけずらした第2の再生クロツク信号CK11を同期
化回路7及び復調処理回路9に送出した後、ステツプSP
12へ移つて、当該移相制御プログラムSP1を終了する。
以上の構成において、データ再生装置10を用いて例え
ばビツト誤り率及び遅延量の関係が第3図に示すように
遅延量τ4のときビツト誤り率が最小の値b0となる第1
の特性曲線TBE1を有する第1の記録変調方式の磁気テー
プ3を遅延量τ4に選択して再生後、続いて遅延量τ3
ときビツト誤り率が最小の値b0となる第2の特性曲線T
BE2を有する第2の記録変調方式の磁気テープ3を再生
しようとすると、遅延量τ4が選択されていることによ
り、ビツト誤り率が値b1に変化し、これにより制御回路
14は移相制御プログラムSP1を実行する。
移相制御プログラムSP1において、制御回路14はステ
ツプSP2−SP3−SP4を実行して、まず遅延量τ1を設定
し、そのときのビツト誤り率(すなわち特性曲線TBE2
り値b2)を第1のデータエリアP0に設定すると共にカウ
ンタを初期化して、初期値0に設定する。
続いて制御回路14は、ステツプSP5−SP6−SP7におい
て、カウンタをインクリメントして値1に設定すると共
に、遅延量を1ステツプ増して遅延量τ2を設定し、そ
のときのビツト誤り率b1を第2のデータエリアP1に設定
する。
さらに制御回路14は、ステツプSP8において第1のデ
ータエリアP0の値b2が第2のデータエリアP1の値b1より
大きいことにより、ステツプSP9において第1のデータ
エリアP0に第2のデータエリアP1の値b1を設定し、ステ
ツプSP5−SP6−SP7において、上述と同様にカウンタを
値2に設定すると共に遅延量τ3を設定し、そのときの
ビツト誤り率b0を第2のデータエリアP1に設定し、ステ
ツプSP8において、上述と同様に第1のデータエリアP0
の値b1が第2のデータエリアP1の値b0より大きいことに
より、ステツプSP9において第1のデータエリアP0に第
2のデータエリアの値b0を設定する。
さらにつづいて制御回路14は、ステツプSP5−SP6−SP
7において、カウンタを値3に設定すると共に遅延量τ4
を設定し、そのときのビツト誤り率b1を第2のデータエ
リアP1に設定し、続くステツプSP8に移る。
ここで制御回路14は、第1のデータエリアP0の値b0
第2のデータエリアP1の値b1より小さいことにより、ス
テツプSP10に移つて遅延量を1ステツプ減らした遅延量
τ3に設定し、続くステツプSP11において、カウンタが
値2以上であることにより、ステツプSP12において当該
移相制御プログラムSP1を終了する。
かくして制御回路14は第2の特性曲線TBE2上でビツト
誤り率が最小の値b0となる遅延量τ3を自動的に選択し
得るようになされている。
なお上述においては、遅延量τ1からτ3にかけて右下
がりにビツト誤り率が減少する場合について述べたが、
逆に右上がりに増加する場合は、制御回路14は位相制御
プログラムSP1から入つてステツプSP2−SP3−SP4−SP5
−SP6−SP7−SP8−SP10−SP11を実行し、さらにステツ
プS13−SP14−SP15−SP16のループ及びステツプSP17を
実行することによりビツト誤り率が最小の値となる遅延
量を自動的に選択し得るようになされている。
これにより遅延線12、スイツチ回路13及び制御回路14
は全体として移相制御回路11を構成し、クロツク再生回
路8より得られる第1の再生クロツク信号CK10を同期化
回路7及び復調処理回路9に供給するにつき、遅延量を
順次切り換えると共に、復調処理回路9において得られ
るビツト誤り率を参照し、当該ビツト誤り率を最小にす
る遅延量だけ位相した第2の再生クロツク信号CK11を供
給するようになされている。
以上の構成によれば、復調処理回路から得られるビツ
ト誤り率に基づいて遅延量を変更することにより再生ク
ロツク信号の移相を、ビツト誤り率が最小になるように
制御することができ、かくして記録密度の異なる記録変
調方式が用いられた場合にも、常にビツト誤り率を最小
に制御し得る最適な再生クロツク信号を用いて正しい再
生データを復調し得るデータ再生装置を容易に実現でき
る。
(G2)第2の実施例 第1図との対応部分に同一符号を付して示す第4図に
おいて、20は全体として本発明によるデータ再生装置の
第2の実施例を示し、クロツク再生回路8から得られる
第1の再生クロツク信号CK10を、移相制御回路21の移相
回路22を介して所定量だけ移相して第2の再生クロツク
信号CK12を得、当該第2の再生クロツク信号CK12が同期
化回路7及び復調処理回路9に供給される。
この実施例の場合、移相回路22はフエーズロツクドル
ープ(PLL)回路で構成されており、マイクロコンピユ
ータでなる制御回路23からの制御信号CNT1をPLL回路の
電圧制御型発振器(VCO)の制御電圧に加えることによ
り、第1の再生クロツク信号CK10を当該制御信号CNT1に
基づく移相量だけ移相した第2の再生クロツク信号CK12
を得るようになされている。
なお制御回路23は、第1の実施例と同様にデータ再生
装置20の処理開始時及びビツト誤り率が所定量以上変動
したタイミングで、第2図に示す移相制御プログラムと
同様の処理プログラムを実行するようになされている。
かくしてデータ再生装置20はクロツク再生回路8より
得られる第1の再生クロツク信号CK10を同期化回路7及
び復調処理回路9に供給するにつき、移相量を順次変更
制御すると共に、復調処理回路9において得られるビツ
ト誤り率を参照し、当該ビツト誤り率を最小にする移相
量だけ移相した第2の再生クロツク信号CK12を供給する
ようになされている。
以上の構成によれば、移相制御回路において復調処理
回路から得られるビツト誤り率に基づいて移相量を変更
することにより再生クロツク信号の位相を、ビツト誤り
率が最小になるように制御することができ、かくして記
録密度の異なる記録変調方式が用いられた場合にも、常
にビツト誤り率を最小に制御し得る最適な再生クロツク
信号を用いて正しい再生データを復調し得るデータ再生
装置を容易に実現できる。
さらに上述の構成によれば、PLL回路構成の移相回路
を用いるようにしたことにより、第1図の場合と比較し
て全体として回路構成を一段と簡略化し得ると共に、移
相量を連続的に可変制御し得、これによりさらに一段と
最適な再生クロツク信号を得ることができる。
(G3)他の実施例 (1)上述の実施例においては、記録変調方式として、
バイフエーズマーク変調方式又は8−10変調方式を用い
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず要はデ
イジタルデータが記録密度の異なる複数の記録変調方式
を用いて記録された磁気テープを再生する場合に適用し
て好適なものである。
(2)上述の実施例においては、異なる記録変調方式が
用いられたとき、これによつて生じるビツト誤り率の変
化に応じて再生クロツク信号の位相をずらすことによ
り、常に復調処理のときのビツト誤り率を最小に制御す
るようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば塗布型
及び蒸着型等異なる種別の磁気テープが用いられた場
合、標準再生モード及び長時間再生モード等異なる種別
の記録再生モードの磁気テープが用いられた場合、スロ
ー再生及び倍速再生等異なる再生動作モードが用いられ
た場合等、これらによつてビツト誤り率の変化が生じる
ときに広く適用し得るものである。
(3)上述の実施例においては、本発明を8ミリVTRに
適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず
例えばR−DAT等他の磁気記録されたデイジタルデータ
を再生するデータ再生装置に広く適用して好適なもので
ある。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、磁気記録媒体上に記録
されたデイジタルデータを復調するデータ再生装置にお
いて、再生クロツク信号の位相を復調出力のビツト誤り
率が最小になるようにずらすようにしたことにより、簡
易な構成で記録密度の異なる変調方式が使用された場合
にもビツト誤り率を最小にし得、かくするにつき常に最
適な再生クロツク信号を用いて正しい復調出力を得るこ
とのできるデータ再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロツク図、第2
図はその動作の説明に供するフローチヤート、第3図は
ビツト誤り率及び遅延量の関係を示す特性曲線図、第4
図は本発明の第2の実施例を示すブロツク図、第5図は
従来のデータ再生装置を示すブロツク図、第6図はアイ
パターンと再生クロツク信号の関係を示す特性曲線図で
ある。 1、10、20……データ再生装置、2……再生ヘツド、3
……磁気テープ、4……再生増幅回路、5……イコライ
ザ回路、6……比較回路、7……同期化回路、8……ク
ロツク再生回路、9……復調処理回路、11、21……移相
制御回路、12……遅延線、13……スイツチ回路、14、23
……制御回路、22……移相回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体上に所定の変調方式で記録さ
    れたデイジタルデータを再生ヘツドによつてピツクアツ
    プし、当該ピツクアツプ出力に基づいて情報データを復
    調して復調出力を得るデータ再生装置において、 上記ピツクアツプ出力が入力され当該ピツクアツプ出力
    に含まれる繰返し周波数でなる出力信号を送出するフエ
    ーズロツクドループ回路と、 当該フエーズロツクドループ回路より得られる上記出力
    信号を、上記復調出力のビツト誤り率に基づいて、当該
    ビツト誤り率を最小にする移相量だけ移相して再生クロ
    ツク信号を出力する移相制御手段と を具え、上記再生クロツク信号に基づいて上記情報デー
    タを復調するようにした ことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 【請求項2】上記移相制御手段は、上記移相量を所定の
    値から順次増加又は減少させ、当該移相量に対応した上
    記ビツト誤り率を逐次比較することにより、当該ビツト
    誤り率が最小となる上記移相量を選択するようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のデータ再
    生装置。
JP62230584A 1987-09-14 1987-09-14 データー再生装置 Expired - Fee Related JP2658076B2 (ja)

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