JP2657646B2 - セラミツクグロープラグ - Google Patents
セラミツクグロープラグInfo
- Publication number
- JP2657646B2 JP2657646B2 JP62084636A JP8463687A JP2657646B2 JP 2657646 B2 JP2657646 B2 JP 2657646B2 JP 62084636 A JP62084636 A JP 62084636A JP 8463687 A JP8463687 A JP 8463687A JP 2657646 B2 JP2657646 B2 JP 2657646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cylinder
- metal outer
- glow plug
- ceramic
- heating wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は主としてディーゼルエンジンに装着され、エ
ンジンヘッドに設けられた副燃焼室等を予熱するセラミ
ックグロープラグに関するものである。
ンジンヘッドに設けられた副燃焼室等を予熱するセラミ
ックグロープラグに関するものである。
（従来の技術） 一般にディーゼルエンジンは特に低温時等における始
動性が悪いために、エンジンヘッドに設けた副燃焼室等
にグロープラグを装着し、これに通電してヒータを赤熱
させ室内に噴射される燃料の一部を燃焼させて予熱する
方法がとられており、近時においては始動後においても
燃焼安定化のためのアフターグローとして長時間使用さ
れる傾向となっており、その耐久性の向上が益々望まれ
ている。この種グロープラグとしては高融点金属の発熱
線をセラミック焼結体中に埋設してなるセラミックヒー
タを発熱体としたボデーアース型のセラミックグロープ
ラグが知られており、その一例として、第２図に縦断面
図で示す如き構造のものがある。
動性が悪いために、エンジンヘッドに設けた副燃焼室等
にグロープラグを装着し、これに通電してヒータを赤熱
させ室内に噴射される燃料の一部を燃焼させて予熱する
方法がとられており、近時においては始動後においても
燃焼安定化のためのアフターグローとして長時間使用さ
れる傾向となっており、その耐久性の向上が益々望まれ
ている。この種グロープラグとしては高融点金属の発熱
線をセラミック焼結体中に埋設してなるセラミックヒー
タを発熱体としたボデーアース型のセラミックグロープ
ラグが知られており、その一例として、第２図に縦断面
図で示す如き構造のものがある。
同図において、発熱体となるセラミックヒータ（以下
単にヒータという）１は、発熱線２がセラミック焼結体
中に埋設されたものであり、ヒータ１の後端部において
は、発熱線２の側端末2aが裸出され、中軸３に接続さ
れているリード線４のコイル状端部4aが、ヒータ１の後
端部外周に環装されてろう付され、かつ、金属外筒５の
内腔に位置するよう発熱線２の側端末2bが表面に裸出
され、ヒータ１の中間部分が金属外筒５の内腔にろう付
６によって固着されて発熱体組立体７が構成されてい
る。該発熱体組立体７が取付金具８の先端部内腔にろう
付９によって固着され、中軸３が取付金具８の後端部内
腔にガラス封着10によって固着されてセラミックグロー
プラグが構成されている。
単にヒータという）１は、発熱線２がセラミック焼結体
中に埋設されたものであり、ヒータ１の後端部において
は、発熱線２の側端末2aが裸出され、中軸３に接続さ
れているリード線４のコイル状端部4aが、ヒータ１の後
端部外周に環装されてろう付され、かつ、金属外筒５の
内腔に位置するよう発熱線２の側端末2bが表面に裸出
され、ヒータ１の中間部分が金属外筒５の内腔にろう付
６によって固着されて発熱体組立体７が構成されてい
る。該発熱体組立体７が取付金具８の先端部内腔にろう
付９によって固着され、中軸３が取付金具８の後端部内
腔にガラス封着10によって固着されてセラミックグロー
プラグが構成されている。
（発明が解決しようとする問題点） 前述の如く、発熱体組立体７を取付金具８の内腔に装
入し、発熱体組立体７の金属外筒５を取付金具８の先端
部内腔にろう付９によって固着すると、発熱線２と金属
外筒５との間の導通がなくなるという問題を生じた。こ
れはろう付９のための外部からの加熱によって、ろう付
９が軟化するとともに金属外筒５が膨張し、金属外筒内
壁にろう付６によって固着されている発熱線２の側端
末2bが引っ張られ離脱することが原因であることが判っ
た。
入し、発熱体組立体７の金属外筒５を取付金具８の先端
部内腔にろう付９によって固着すると、発熱線２と金属
外筒５との間の導通がなくなるという問題を生じた。こ
れはろう付９のための外部からの加熱によって、ろう付
９が軟化するとともに金属外筒５が膨張し、金属外筒内
壁にろう付６によって固着されている発熱線２の側端
末2bが引っ張られ離脱することが原因であることが判っ
た。
（問題点を解決するための手段および作用） 本発明は前記の如き問題点を解決するためになされた
ものであり、発熱線の側端末を金属外筒の内腔ではな
く金属外筒の後端面と発熱線の側端末との間で裸出さ
せ、この外側に金属外筒の後端面に隣接してコイルを環
装し、発熱線の側端末とコイル、コイルの下端部と金
属外筒の後端面をろう付けして発熱線と金属外筒及び取
付金具との間の導通を確保するものである。
ものであり、発熱線の側端末を金属外筒の内腔ではな
く金属外筒の後端面と発熱線の側端末との間で裸出さ
せ、この外側に金属外筒の後端面に隣接してコイルを環
装し、発熱線の側端末とコイル、コイルの下端部と金
属外筒の後端面をろう付けして発熱線と金属外筒及び取
付金具との間の導通を確保するものである。
（実施例） 第１図は、本発明によるセラミックグロープラグの実
施例の縦断面図であり、同図において、従来例の第２図
と同一部分は同一符号にて示してあるが、ヒータ１の後
端外周にはリード線４のコイル状端部4aと、金属外筒５
を装着した際金属外筒５の後端面5aに隣接するようコイ
ル11が環装されたヒータ１を、金属外筒５の内腔に装入
して所定の位置にセットし、コイル状端部4a,コイル11
及び金属外筒５の内腔にそれぞれ銀ろうをセットしてH2
ガス雰囲気炉中で銀ろうを溶かしてろう付６して発熱線
２の側端末2aとリード線4a,側端末2bとコイル11及
びコイル11の下端部11aと金属外筒５の後端面5aとをそ
れぞれ導通接続し、中軸３とリード線４とを接合して発
熱体組立体7Aを構成し、しかるのち、該発熱体組立体7A
を取付金具８の内腔に装入して金属外筒５を取付金具８
の先端内腔にろう付９によって固着してなるものであ
る。上記実施例における発熱体組立体7A,及び比較例と
して第２図に示す従来例における発熱体組立体７を用い
て金属外筒５を取付金具８の先端内腔にろう付し、該ろ
う付９を行なう前後における電気抵抗の変化をそれぞれ
の試料100個について調べた。
施例の縦断面図であり、同図において、従来例の第２図
と同一部分は同一符号にて示してあるが、ヒータ１の後
端外周にはリード線４のコイル状端部4aと、金属外筒５
を装着した際金属外筒５の後端面5aに隣接するようコイ
ル11が環装されたヒータ１を、金属外筒５の内腔に装入
して所定の位置にセットし、コイル状端部4a,コイル11
及び金属外筒５の内腔にそれぞれ銀ろうをセットしてH2
ガス雰囲気炉中で銀ろうを溶かしてろう付６して発熱線
２の側端末2aとリード線4a,側端末2bとコイル11及
びコイル11の下端部11aと金属外筒５の後端面5aとをそ
れぞれ導通接続し、中軸３とリード線４とを接合して発
熱体組立体7Aを構成し、しかるのち、該発熱体組立体7A
を取付金具８の内腔に装入して金属外筒５を取付金具８
の先端内腔にろう付９によって固着してなるものであ
る。上記実施例における発熱体組立体7A,及び比較例と
して第２図に示す従来例における発熱体組立体７を用い
て金属外筒５を取付金具８の先端内腔にろう付し、該ろ
う付９を行なう前後における電気抵抗の変化をそれぞれ
の試料100個について調べた。
その結果、従来例のものでは電気抵抗の変化が大きく
20mΩ以上のものが８試料あったのに対し、実施例のも
のでは電気抵抗の変化は小さくすべて10mΩ以下であっ
た。上記の従来例の８試料及び実施例の比較的抵抗の変
化の大きな20試料について解体して調べた結果、従来例
のものはいずれも側端末2bがはがれており、実施例の
ものははがれは全く認められなかった。
20mΩ以上のものが８試料あったのに対し、実施例のも
のでは電気抵抗の変化は小さくすべて10mΩ以下であっ
た。上記の従来例の８試料及び実施例の比較的抵抗の変
化の大きな20試料について解体して調べた結果、従来例
のものはいずれも側端末2bがはがれており、実施例の
ものははがれは全く認められなかった。
上記の如く比較例としての従来例のものについては全
く導通が失われるものはなかったが、電気抵抗の変化が
大きいことから発熱して導通が全くなくなるケースが起
こり得ることが考えられる。
く導通が失われるものはなかったが、電気抵抗の変化が
大きいことから発熱して導通が全くなくなるケースが起
こり得ることが考えられる。
（発明の効果） 本発明になるセラミックグロープラグは、発熱体組立
体の取付金具へのろう付に際して発熱線の側端末が離
脱することなく、導通が確保され安定した品質のものを
提供することができるとともに、歩留りが改善され生産
性が向上する効果がある。
体の取付金具へのろう付に際して発熱線の側端末が離
脱することなく、導通が確保され安定した品質のものを
提供することができるとともに、歩留りが改善され生産
性が向上する効果がある。
第１図は本発明によるセラミックグロープラグの実施例
の縦断面図、第２図は従来例のセラミックグロープラグ
の縦断面図である。 1:セラミックヒータ、2:発熱線、2b:発熱線の側端
末、 5:金属外筒、5a:金属外筒の後端面、8:取付金具、11:コ
イル、 11a:コイルの下端部
の縦断面図、第２図は従来例のセラミックグロープラグ
の縦断面図である。 1:セラミックヒータ、2:発熱線、2b:発熱線の側端
末、 5:金属外筒、5a:金属外筒の後端面、8:取付金具、11:コ
イル、 11a:コイルの下端部
Claims (1)
- 【請求項１】発熱線をセラミック焼結体中に埋設してな
るセラミックヒータが金属外筒の先端面からヒータ部を
突出してその内腔にろう接され、前記金属外筒が取付金
具の先端内腔にろう接されてなるボデーアース型セラミ
ックグロープラグにおいて、前記発熱線の側端末が、
前記金属外筒の前記後端面に隣接して前記セラミックヒ
ータ上に環装されたコイルを介してろう接されるととも
に、前記コイルの下端部が前記金属外筒の前記後端面と
ろう接され電気的に接合されてなることを特徴とするセ
ラミックグロープラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62084636A JP2657646B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | セラミツクグロープラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62084636A JP2657646B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | セラミツクグロープラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63251724A JPS63251724A (ja) | 1988-10-19 |
| JP2657646B2 true JP2657646B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13836174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62084636A Expired - Lifetime JP2657646B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | セラミツクグロープラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2657646B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4093175B2 (ja) | 2003-11-17 | 2008-06-04 | 株式会社デンソー | グロープラグ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6012063U (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-26 | 自動車機器株式会社 | デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ |
| JPS60114631A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-21 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミツクグロ−プラグ |
-
1987
- 1987-04-08 JP JP62084636A patent/JP2657646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63251724A (ja) | 1988-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |