JP2657453B2 - 給水タンク - Google Patents

給水タンク

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JP2657453B2
JP2657453B2 JP5057736A JP5773693A JP2657453B2 JP 2657453 B2 JP2657453 B2 JP 2657453B2 JP 5057736 A JP5057736 A JP 5057736A JP 5773693 A JP5773693 A JP 5773693A JP 2657453 B2 JP2657453 B2 JP 2657453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンションなどのビル
ディングの室に給水するために、屋上等に設置される給
水タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給水タンクは、たとえば図5の様
に構成されている。図5の給水タンクは、台座(101)の
上に、4枚の側壁板(102)、各1枚の天板(103)、底板(1
04を長方形の箱状に連接したタンク本体が設置されてい
る。前面の側壁板(102)の上端付近に配設された給水管
(105)は、水道元管に接続されて、付設した制水弁(図
示省略)を開いてタンク内に水を供給し、タンクに貯ま
った水は、底板(104)に接続された配水管(106)から、ビ
ルデイング内の各室へ給水される。
【0003】側壁板(102)の上部適所に、タンク内の水
量を所定の限度に保持するためのオーバーフロー管(10
7)が設置されている。また、側壁板(102)の底板(106)の
レベル付近に、排水管(108)が設置されている。排水管
(108)は、タンクの点検、清掃、修理等に際して、タン
ク内の水を排出する場合に使用されるもので、常時は、
付設された制水弁(図示省略)により閉止されている。
【0004】天板(103)には、点検、清掃等のために、
作業員がタンクの中に入るためのマンホール(109)が設
けられている。マンホール(109)は、常時は蓋で閉止さ
れている。マンホール(109)の近くの側壁には、梯子(11
0)が取付けられている。また、天板(103)に、防食電極
(111)が取付蹴られている。防食電極(111)は、これに通
電することにより、タンク内の水の腐敗を防止するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】給水タンクは、ビルデ
ィングの屋上等の露天に設置されることが多いため、タ
ンク本体はもとより、それに付設された各種の部材も、
外部に露出している。
【0006】したがって、給水管(105)や排水管(108)に
付設した制水弁が、風雨に曝されて錆びついて、操作が
困難になることがある。特に、電気部品である防食電極
(111)は、長期間風雨に曝されると、故障して機能不全
になったり、絶縁不良による漏電の危険を生じる等の不
都合がある。
【0007】これらの不都合を改善するために、所要の
機器類にカバーを付設して、風雨から保護することが考
えられるが、完全に保護することは難しく、また、作業
員がこれらの機器を操作する場合に、いちいちカバーを
着脱する手間がかかる不便がある。
【0008】さらに、これらの機器が外部に露出してい
ると、作業員が点検や清掃を行う場合に、風雨の場合な
どには作業が行いにくいために、完全を期しがたい問題
がある。また、従来の給水タンクは、各種の管や付設機
器が外面に突出しているため、輸送や据付けに際して、
損傷を受けやすい問題がある。
【0009】本発明は、従来の給水タンクにおける上述
の問題を解決した、給水タンクを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の給水タンクは、
床上に設置した貯水タンクの側壁の適所に、上面に天井
を設けた操作室を、当該側壁に開口側を向けて連接する
ことにより操作室を形成し、操作室内に面した貯水タン
クの壁面に、給配水管、制水弁、マンホール等の操作用
機器を設置したことを特徴としている。
【0011】貯水タンクの操作室内に向く壁面に、タン
ク内に給水する給水管と、タンク内の水を配水する配水
管と、タンク内の最大貯水量を規制するオーバーフロー
管とを、タンクに接続して設置し、最大貯水量における
水面の位置より高所の壁面に、マンホールを開孔するこ
とが望ましい。
【0012】貯水タンクの底板を、操作室の床面より高
い位置に設置し、底板にタンク内の水を排出する排水管
を接続するとともに、操作室内に面したタンクの壁面下
部に、タンクの床下への通り孔を設けることが望まし
い。
【0013】貯水タンクの平面形状をU字状に形成し、
U字の一方の辺の先端に操作室を連接してもよい。
【0014】貯水タンクの平面形状をU字状に形成し、
U字の両辺の間に操作室を配置してもよい。
【0015】
【作用】貯水タンクの側壁に、周囲及び上面を壁体で囲
んだ操作室を連接して、操作室内に各種の管類や操作用
機器を収容することにより、操作用機器が外部に露出せ
ず、風雨から保護される。そして、機器の操作を、操作
室内で安全かつ確実に行うことができる。また、各種の
管類や制水弁等が外面に突出していないため、輸送や据
付けに際して破損を防止できる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の給水タンクの要
部を示す立面断面図、図2は、同じく平面断面図、図3
は、同実施例の外観斜視図である。
【0017】この実施例は、図3に示すように、貯水タ
ンク(1)の平面形状をU字形に形成し、U字の一方の辺
の先端に操作室(2)が連接されている。貯水タンク(1)
及び操作室(2)は、一体に構成されて、ビルディングの
屋上等の床面(3)(図1参照)に据え付けられる。
【0018】貯水タンク(1)は、それぞれU字状をなす
外面壁(11)と内面壁(12)、及び一対の端面壁(13)(14)に
より側壁を構成し、側壁の上端に上面壁(15)が連接され
ている。そして、貯水タンク(1)の内部には、床面(3)
から所要の高さ位置に、底板(16)が、周縁を側壁に連接
して架設されている。
【0019】U字状の貯水タンク(1)の一方の端面壁(1
4)の外方に、U字状をなす壁体(17)を連接し、その上面
に天井壁(18)を設置して、操作室(2)が形成されてい
る。操作室(2)の壁体(17)の適所には、出入口のドア(1
9)が設置されている。また、操作室(2)内を向く端面壁
(14)には、給水管(20)、オーバーフロー管(21)及び配水
管(22)が取り付けられている。
【0020】給水管(20)は、基端が床面(3)に突設した
水道元管(33)に接続され、一方、貯水タンク(1)内に開
口する先端にボールタップ(24)が付設され、操作室(2)
内に制水弁(25)が付設されている。オーバーフロー管(2
1)は、先端が貯水タンク(1)内の最大貯水量に相当する
水面の高さ位置に開口し、基端は、床面(3)に突設した
ビルデイング排水管(26)に接続されている。
【0021】配水管(22)は、底板(16)に近い高さで端面
壁(14)を通して貯水タンク(1)内に開口し、操作室(2)
内に設置した制水弁(27)及び配水ポンプ(28)を介して、
床面(3)に突設したビルディング配水管(29)に接続され
ている。ビルディング配水管(29)は、ビルディングの各
室に給水するパイプラインに接続されている。
【0022】端面壁(14)の上部には、作業員が貯水タン
ク(1)に出入りするためのマンホール(30)が設置されて
いる。マンホール(30)は、オーバーフロー管(21)によっ
て定まる最大貯水量の水位よりも高所に設置されて、水
漏れを防止するようにしてある。
【0023】マンホール(30)に近い壁体(17)には、マン
ホール(30)へ出入りするための梯子(31)及び踏み板(32)
が取り付けられている。さらに、天井板(18)の適所に
は、操作室(2)内を照明する照明ランプ(33)が設置され
ている。
【0024】貯水タンク(1)の底板(16)の下面適所に
は、点検や清掃に際して貯水タンク(1)を排水するため
の排水管(34)が接続されている。排水管(34)は、床面
(3)に突設したビルディング排水管(35)に接続され、付
設の制水弁(36)を開放することにより、貯水タンク(1)
内の水をすべて排出することができる。また、排水管(3
4)の制水弁(35)を操作するために、端面壁(14)の下部に
通り孔(37)が設けられている。
【0025】上述実施例の給水タンクは、貯水タンク
(1)と操作室(2)とが一体のユニットとして構成されて
いるので、設置に際して、両者を組み立てる手数が省略
され、簡易に据付けることができる。
【0026】また、各種の給排水管が、すべて下方に向
けて配置されているため、あらかじめビルデイング側の
配管(23)(26)(29)(35)を、所要のレイアウトに基づいて
床面(3)に突設しておけば、貯水タンク(1)及び操作室
(2)から成る給水タンクを一体に所定の位置に設置する
とき、きわめて迅速に設置することが可能となる。
【0027】さらに、各種の配管や操作用機器が、すべ
て操作室(2)の内部及び貯水タンク(1)の床下に配設さ
れて、外面に突出する部材がないため、輸送中や狭い場
所への据付けに際して、前述の配管や機器が外部の物体
に接触して損傷を受けるおそれがない。
【0028】設置後には、各種の制水弁の開閉操作や、
点検、修理等の作業を、操作室(2)ないで行うことがで
きるので、風雨などの悪天候の場合にも、安全かつ確実
に作業をすることができる。
【0029】上述説明は、図1ないし図3に示した実施
例に基づいて記載したが、本発明は、上記内容に限定さ
れるものではなく、各種の応用変形を含むものである。
特に、貯水タンクや操作室の形状は、設置場所の条件に
応じて、任意に選定されるものであり、たとえば、図4
は、一変形例を示す外観斜視図である。
【0030】図4に示す実施例は、平面形状をU字形に
形成した貯水タンク(5)のU字の内側に、平面形状を小
判形に形成した操作室(5)を組み合わせて、形成されて
いる。また、操作室(5)の壁体は、貯水タンク(4)の内
面壁と共通のものとして形成され、各種の管類は、前期
実施例に準じて、内面壁に設置されている。
【0031】この実施例では、貯水タンク(4)及び操作
室(5)の上面壁を、操作室側に向けて低くなるように傾
斜させてあるが、これを水平にしてもよく、要するに、
ビルデイング全体のデザイン等に応じて、適宜の形態を
採用すればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0033】(a) 貯水タンクと操作室とが一体のユ
ニットとして構成されているため、据付けに際して、組
立の手数がかからず、迅速に設置することができる。
【0034】(b) 各種の配管類や操作用機器が、ユ
ニットの内部に設置されているので、風雨に曝されるこ
とがなく、長期間にわたって使用できる。
【0035】(c) 点検や清掃などの補修作業を、操
作室内で行うことができるため、悪天候の場合でも、安
全かつ確実に作業をすることができる。
【0036】(d) 各種の配管類や操作用機器が、ユ
ニットの内部に収容されて、外面に突出する部材がない
ため、輸送や据付けに際して破損するおそれがなく、か
つ、外観を優美に構成することができる。
【0037】(e) 設置場所のスペースや、設置する
ビルデイングのデザイン等に応じて、任意の形状を選択
して構成することができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の給水タンクの要部を示す立
面断面図である。
【図2】同じく平面断面図である。
【図3】同実施例の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の給水タンクの外観を示す
斜視図である。
【図5】従来の給水タンクの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1)貯水タンク (2)操作室 (3)床面 (4)貯水タンク (5)操作室 (11)外面壁 (12)内面壁 (13)(14)端面壁 (15)上面壁 (16)底板 (17)壁体 (18)天井壁 (19)ドア (20)給水管 (21)オーバーフ
ロー管 (22)配水管 (23)水道元管 (24)ボールタップ (25)制水弁 (26)ビルデイング排水管 (27)制水弁 (28)配水用ポンプ (29)ビルディン
グ配水管 (30)マンホール (31)梯子 (32)踏み板 (33)照明ランプ (34)排水管 (35)ビルディン
グ排水管 (36)制水弁 (37)通り孔

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床上に設置した貯水タンクの側壁の適所
    に、上面に天井を設けた壁体を、当該側壁に開口側を向
    けて連接することにより操作室を形成し、操作室内に面
    した貯水タンクの壁面に、給排水管、制水弁、マンホー
    ル等の操作用機器を設置したことを特徴とする給水タン
    ク。
  2. 【請求項2】貯水タンクの操作室内に向く壁面に、タン
    ク内に給水する給水管と、タンク内の水を配水する配水
    管と、タンク内の最大貯水量を規制するオーバーフロー
    管とを、タンクに接続して設置し、最大貯水量における
    水面の位置より高所の壁面にマンホールを開孔したこと
    を特徴とする請求項1に記載の給水タンク。
  3. 【請求項3】貯水タンクの底板を、操作室の床面より高
    い位置に設置し、底板にタンク内の水を排出する排水管
    を接続するとともに、操作室内に面したタンクの壁面下
    部に、タンクの床下への通り孔を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の給水タンク。
  4. 【請求項4】貯水タンクの平面形状をU字状に形成し、
    U字の一方の辺の先端に操作室を連接したことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の給水タンク。
  5. 【請求項5】貯水タンクの平面形状をU字状に形成し、
    U字の両辺の間に操作室を配置したことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の給水タンク。
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