JP2657030B2 - 下着類包装ボックス - Google Patents
下着類包装ボックスInfo
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- JP2657030B2 JP2657030B2 JP4278313A JP27831392A JP2657030B2 JP 2657030 B2 JP2657030 B2 JP 2657030B2 JP 4278313 A JP4278313 A JP 4278313A JP 27831392 A JP27831392 A JP 27831392A JP 2657030 B2 JP2657030 B2 JP 2657030B2
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- Japan
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- pantyhose
- outer case
- box
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパンスト、ショーツ、ス
トッキング、ハンカチなどの下着類を包装するボックス
に係るものである。
トッキング、ハンカチなどの下着類を包装するボックス
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の下着類は、1枚1枚包装されて販
売されているのが普通であった。
売されているのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記問題
点に鑑み、下着類引き出し用の開口を備えた外装ケース
と、外装ケース内に配置されて複数枚の積層された下着
類を載置する底板と、底板を付勢して、積層された下着
類を外装ケースの前記開口を有する側に押し付ける付勢
手段とを備えた下着類包装ボックスを開発した。
点に鑑み、下着類引き出し用の開口を備えた外装ケース
と、外装ケース内に配置されて複数枚の積層された下着
類を載置する底板と、底板を付勢して、積層された下着
類を外装ケースの前記開口を有する側に押し付ける付勢
手段とを備えた下着類包装ボックスを開発した。
【0004】この下着類包装ボックスを用いると、例え
ばボックス内に5枚収納された下着類を、前記開口から
1枚づつ取り出すことができ、使用に便利である。
ばボックス内に5枚収納された下着類を、前記開口から
1枚づつ取り出すことができ、使用に便利である。
【0005】ところで前記下着類包装ボックスを完成す
る上で一番問題になったのは、底板を付勢するための付
勢手段を適度な付勢力を備えると共に耐久性を有し、か
つ比較的低コストで製造しうるようにすることであっ
た。
る上で一番問題になったのは、底板を付勢するための付
勢手段を適度な付勢力を備えると共に耐久性を有し、か
つ比較的低コストで製造しうるようにすることであっ
た。
【0006】最初、パンスト包装ボックスの付勢手段と
して、ボール紙製外装ケースの一部を切り起して円弧状
に形成したものを制作したが、5〜10枚の折り畳んだ
パンストをボックス内に入れ、長期間保存しておくと、
パンストの反撥力と重量とによって、前記付勢手段のバ
ネ力は極端に劣化して、使いものにならなかった。
して、ボール紙製外装ケースの一部を切り起して円弧状
に形成したものを制作したが、5〜10枚の折り畳んだ
パンストをボックス内に入れ、長期間保存しておくと、
パンストの反撥力と重量とによって、前記付勢手段のバ
ネ力は極端に劣化して、使いものにならなかった。
【0007】次いで前記付勢手段として、図15に示す
断面形状のプラスチック板製の付勢手段31や、図16
に示す断面形状のプラスチック板製の付勢手段32を制
作し、パンスト包装ボックスに用いたところ、若干の改
善はみられたものの耐久性が不十分であった。又パンス
トの反撥力と重量とによって、図15及び図16に仮想
線で示すように、上面中央部が大きく下方に撓み、パン
スト引き出し用の開口からパンストが離れ、これを取り
出すことが困難であった。
断面形状のプラスチック板製の付勢手段31や、図16
に示す断面形状のプラスチック板製の付勢手段32を制
作し、パンスト包装ボックスに用いたところ、若干の改
善はみられたものの耐久性が不十分であった。又パンス
トの反撥力と重量とによって、図15及び図16に仮想
線で示すように、上面中央部が大きく下方に撓み、パン
スト引き出し用の開口からパンストが離れ、これを取り
出すことが困難であった。
【0008】本発明は上記問題点を解決することを目的
とする。
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、下着類引き出
し用の開口を備えた外装ケースと、外装ケース内に配置
されて、複数枚の積層された下着類を載置する底板と、
底板を付勢して積層された下着類を外装ケースの前記開
口を有する側に押し付ける付勢手段とを備え、前記付勢
手段は、底板部と、底板部の両端から斜外方に向け立上
がる両側板部と、両側板部の両端を結ぶ凸状で実質的に
は円弧状となる頂板部とからなる弾性板製のものであ
る。
し用の開口を備えた外装ケースと、外装ケース内に配置
されて、複数枚の積層された下着類を載置する底板と、
底板を付勢して積層された下着類を外装ケースの前記開
口を有する側に押し付ける付勢手段とを備え、前記付勢
手段は、底板部と、底板部の両端から斜外方に向け立上
がる両側板部と、両側板部の両端を結ぶ凸状で実質的に
は円弧状となる頂板部とからなる弾性板製のものであ
る。
【0010】又本発明は上記構成に加え、付勢手段の側
板部と頂板部との間の両屈曲部が、すべての下着類がボ
ックス内に収納されているとき、外装ケースの両側面に
弾圧状態に当接し、すべての下着類がボックスより取り
出されたとき、外装ケースの両側面から離開するように
付勢手段を構成したことを特徴とする。
板部と頂板部との間の両屈曲部が、すべての下着類がボ
ックス内に収納されているとき、外装ケースの両側面に
弾圧状態に当接し、すべての下着類がボックスより取り
出されたとき、外装ケースの両側面から離開するように
付勢手段を構成したことを特徴とする。
【0011】前記下着類とは、パンスト、ショーツ等の
狭義の下着類のみならず、ストッキング、ハンカチなど
衣料包装時にパンストと同様に扱われるものをも含んで
いる。
狭義の下着類のみならず、ストッキング、ハンカチなど
衣料包装時にパンストと同様に扱われるものをも含んで
いる。
【0012】前記付勢手段は弾性板製のものであること
が必要であるが、硬質塩化ビニール板等のプラスチック
を用いると特に好適である。しかし、プラスチックと同
等の弾性と靭性を有する金属板や特殊紙などによって付
勢手段を構成してもよい。
が必要であるが、硬質塩化ビニール板等のプラスチック
を用いると特に好適である。しかし、プラスチックと同
等の弾性と靭性を有する金属板や特殊紙などによって付
勢手段を構成してもよい。
【0013】
【作用】本発明によると、上段に位置する下着類を開口
より取り出すと、次段の下着類は付勢手段及び底板によ
って前記開口に押し付けられ、この下着類を次に取り出
すのに便利な状態とすることができる。
より取り出すと、次段の下着類は付勢手段及び底板によ
って前記開口に押し付けられ、この下着類を次に取り出
すのに便利な状態とすることができる。
【0014】そして前記付勢手段は、図10又は図14
に示すような横断面形状を有した弾性板製のものである
ので、下着類をボックス内に収納したとき、付勢手段の
側板部と頂板部との間の両屈曲部を外装ケースの両側面
に弾圧状態に当接させることができる(図8)。このた
め、付勢手段に強いバネ抵抗力が付与され、複数枚の下
着類をボックス内に収納して長期間保管しておいても、
付勢手段のバネ力の劣化がみられず、常に下着類をボッ
クスからスムースに取り出すことができる。又付勢手段
の頂板部は凸状で実質的には円弧状となるように構成さ
れているので、積層された下着類がボックス内に収納さ
れているとき、図8に示すように変形することになり、
図15、図16に示すように中央部が大きく下方に撓む
という欠点を解消して、下着類を前記開口から取り出し
易いようにすることができる。
に示すような横断面形状を有した弾性板製のものである
ので、下着類をボックス内に収納したとき、付勢手段の
側板部と頂板部との間の両屈曲部を外装ケースの両側面
に弾圧状態に当接させることができる(図8)。このた
め、付勢手段に強いバネ抵抗力が付与され、複数枚の下
着類をボックス内に収納して長期間保管しておいても、
付勢手段のバネ力の劣化がみられず、常に下着類をボッ
クスからスムースに取り出すことができる。又付勢手段
の頂板部は凸状で実質的には円弧状となるように構成さ
れているので、積層された下着類がボックス内に収納さ
れているとき、図8に示すように変形することになり、
図15、図16に示すように中央部が大きく下方に撓む
という欠点を解消して、下着類を前記開口から取り出し
易いようにすることができる。
【0015】本発明は上記作用を有するが、図14に示
すように、下着類をボックス内に収納しない場合におい
ても前記両屈曲部を外装ケースの両側面に当接するよう
に構成したものは、付勢手段のバネ力が強すぎて、ボッ
クス内に下着類を積層収納したとき、外装ケースの開口
を有する面が盛り上がるという問題点があった。
すように、下着類をボックス内に収納しない場合におい
ても前記両屈曲部を外装ケースの両側面に当接するよう
に構成したものは、付勢手段のバネ力が強すぎて、ボッ
クス内に下着類を積層収納したとき、外装ケースの開口
を有する面が盛り上がるという問題点があった。
【0016】本発明は上記問題点をも解消することがで
きる。すなわちボックス内が空の状態のときには前記両
屈曲部が外装ケースの両側面から離開し、ボックス内に
すべての下着類を収納したとき前記両屈曲部が外装ケー
スの両側面に弾圧状態に当接するように付勢手段を構成
しているので、図14に示す場合に比較し、付勢手段の
バネ力を弱めることができ、外装ケースの開口を有する
面が盛り上がるという欠点を是正することができるので
ある。
きる。すなわちボックス内が空の状態のときには前記両
屈曲部が外装ケースの両側面から離開し、ボックス内に
すべての下着類を収納したとき前記両屈曲部が外装ケー
スの両側面に弾圧状態に当接するように付勢手段を構成
しているので、図14に示す場合に比較し、付勢手段の
バネ力を弱めることができ、外装ケースの開口を有する
面が盛り上がるという欠点を是正することができるので
ある。
【0017】
【実施例】本発明をパンスト包装ボックスに適用した実
施例を、図1〜図13に基き説明する。
施例を、図1〜図13に基き説明する。
【0018】図1及び図10は上面部1にパンスト引き
出し用の開口2を備えた外装ケース3と、外装ケース3
内に配置された底板4と、底板4を上方に付勢する付勢
手段5とを備えたパンスト包装ボックスAを示してい
る。
出し用の開口2を備えた外装ケース3と、外装ケース3
内に配置された底板4と、底板4を上方に付勢する付勢
手段5とを備えたパンスト包装ボックスAを示してい
る。
【0019】前記パンスト包装ボックスA内には、図8
及び図9に示すように、複数の折り畳まれたパンスト
(総括的には6で示す)6a、6b、……、6eが、底
板4と前記上面部1との間に積層された状態で収納され
ている。
及び図9に示すように、複数の折り畳まれたパンスト
(総括的には6で示す)6a、6b、……、6eが、底
板4と前記上面部1との間に積層された状態で収納され
ている。
【0020】パンスト6の折り畳み方は、例えば図2〜
図6に示すようにすると好適である。そして図7及び図
9に示すように、夫々のパンスト6の上面部に位置する
先端部7が外装ケース3の開口2の下方位置にくるよう
にし(最上段のパンスト6aの先端部7を開口2よりつ
まみ出せる程度の範囲で開口2の下方位置にくることを
意味する。)、夫々の折り畳まれたパンスト6の下面部
に位置する後端部8が、最下段のもの6eを除き、下段
のパンスト6の先端部7の下面に相当の重なり代(上段
のパンスト6が抜き取られるときに、摩擦によって下段
のパンスト6の先端部7が連れ添って動き、開口2より
起ち上がり状態となるに必要な重なり代を意味する。)
を有して接触するように、複数のパンスト6a、6b、
……、6eを積層した状態で、前記ボックスA内に収納
する。
図6に示すようにすると好適である。そして図7及び図
9に示すように、夫々のパンスト6の上面部に位置する
先端部7が外装ケース3の開口2の下方位置にくるよう
にし(最上段のパンスト6aの先端部7を開口2よりつ
まみ出せる程度の範囲で開口2の下方位置にくることを
意味する。)、夫々の折り畳まれたパンスト6の下面部
に位置する後端部8が、最下段のもの6eを除き、下段
のパンスト6の先端部7の下面に相当の重なり代(上段
のパンスト6が抜き取られるときに、摩擦によって下段
のパンスト6の先端部7が連れ添って動き、開口2より
起ち上がり状態となるに必要な重なり代を意味する。)
を有して接触するように、複数のパンスト6a、6b、
……、6eを積層した状態で、前記ボックスA内に収納
する。
【0021】上記パンスト6の積層方法は、図示する例
では先端部7が一律に左方向を向いたものであるが、先
端部7が左右交互の方向を向くようにしてパンスト6を
積層することもできる。
では先端部7が一律に左方向を向いたものであるが、先
端部7が左右交互の方向を向くようにしてパンスト6を
積層することもできる。
【0022】前記ボックスAの外装ケース3は、ボール
紙で形成されているが、プラスチック等で形成すること
もできる。直方体形状に形成された外装ケース3の上面
部1の中央には、長手方向に直角に窓口10が形成され
ている。この窓口10部には窓口10を塞ぐように、中
央にスリット状のパンスト引き出し用開口2を備えたポ
リエチレン製の柔軟なフィルム11が取り付けられてい
る。
紙で形成されているが、プラスチック等で形成すること
もできる。直方体形状に形成された外装ケース3の上面
部1の中央には、長手方向に直角に窓口10が形成され
ている。この窓口10部には窓口10を塞ぐように、中
央にスリット状のパンスト引き出し用開口2を備えたポ
リエチレン製の柔軟なフィルム11が取り付けられてい
る。
【0023】外装ケース3内に配置された底板4は、図
1、図9及び図10に示すように、外装ケース3の平面
形状より若干小さな外形状のボール紙製の平板で形成さ
れている。この底板4はプラスチック等で形成すること
も可能であり、又付勢手段5と一体に形成することも可
能である。
1、図9及び図10に示すように、外装ケース3の平面
形状より若干小さな外形状のボール紙製の平板で形成さ
れている。この底板4はプラスチック等で形成すること
も可能であり、又付勢手段5と一体に形成することも可
能である。
【0024】底板4を上方に付勢する付勢手段5は、図
10に示すような横断面形状を全長にわたって有するも
ので、プラスチックで形成されている。具体的には硬質
塩化ビニール板を折曲げ形成し、その両端部5a、5b
をステープルを用いたり溶着によって接合して、付勢手
段5を構成している。この付勢手段5の頂部中央に前記
底板4を、ステープルや接着手段を用いて取着してい
る。しかし、付勢手段5の材質としては、ナイロン、ア
クリルなどの他種のプラスチックや、金属板、特殊紙な
どを用いることができ、又押出し成形等の樹脂成形手段
を用いて付勢手段5を単独又は底板4と一体に成形する
こともできる。
10に示すような横断面形状を全長にわたって有するも
ので、プラスチックで形成されている。具体的には硬質
塩化ビニール板を折曲げ形成し、その両端部5a、5b
をステープルを用いたり溶着によって接合して、付勢手
段5を構成している。この付勢手段5の頂部中央に前記
底板4を、ステープルや接着手段を用いて取着してい
る。しかし、付勢手段5の材質としては、ナイロン、ア
クリルなどの他種のプラスチックや、金属板、特殊紙な
どを用いることができ、又押出し成形等の樹脂成形手段
を用いて付勢手段5を単独又は底板4と一体に成形する
こともできる。
【0025】付勢手段5は、図10に示すように、平坦
な底板部5cと、底板部5cの両端から斜上外方に向け
立上がる両側板部5d、5dと、両側板部5d、5dの
上端を結ぶ凸状に彎曲する円弧状の頂板部5eとから構
成されている。側板部5dの立上り角度αは40°〜6
5°の範囲、好ましくは50°〜55°の範囲に設定さ
れる。又側板部5dと頂板部5eとの間の折曲り角度β
は80°〜110°の範囲、好ましくは90°〜100
°の範囲に設定される。図示する例では、図10に示す
ように、α=52°、β=95°としている。又側板部
5dと頂板部5eとの間の屈曲部5fは、パンスト6が
ボックスA内に収納されていないときにおいて、外装ケ
ース3の側面部9から若干の間隙Hをもって離開してい
る。前記間隙Hは1mm〜5mmの範囲に設定され、図
示する例では3mmに設定されている。全枚数(図示す
る例では5枚)のパンスト6a、6b、……、6eをボ
ックスA内に収納したときは、図8に示すように、前記
屈曲部5fは前記側面部9に当接し、付勢手段5に強い
バネ抵抗力を付与する。半数前後のパンスト6、……が
ボックスAから抜き取られたとき、前記屈曲部5fは前
記側面部9から離れるように構成すると好適であるが、
要は全枚数のパンスト6a、6b、……、6eをボック
スA内に収納して、ストックしておくときに、前記屈曲
部5fが前記側面部9に弾圧状態で当接することによっ
て、付勢手段5のバネ力を長期にわたって維持できるよ
うにすればよい。
な底板部5cと、底板部5cの両端から斜上外方に向け
立上がる両側板部5d、5dと、両側板部5d、5dの
上端を結ぶ凸状に彎曲する円弧状の頂板部5eとから構
成されている。側板部5dの立上り角度αは40°〜6
5°の範囲、好ましくは50°〜55°の範囲に設定さ
れる。又側板部5dと頂板部5eとの間の折曲り角度β
は80°〜110°の範囲、好ましくは90°〜100
°の範囲に設定される。図示する例では、図10に示す
ように、α=52°、β=95°としている。又側板部
5dと頂板部5eとの間の屈曲部5fは、パンスト6が
ボックスA内に収納されていないときにおいて、外装ケ
ース3の側面部9から若干の間隙Hをもって離開してい
る。前記間隙Hは1mm〜5mmの範囲に設定され、図
示する例では3mmに設定されている。全枚数(図示す
る例では5枚)のパンスト6a、6b、……、6eをボ
ックスA内に収納したときは、図8に示すように、前記
屈曲部5fは前記側面部9に当接し、付勢手段5に強い
バネ抵抗力を付与する。半数前後のパンスト6、……が
ボックスAから抜き取られたとき、前記屈曲部5fは前
記側面部9から離れるように構成すると好適であるが、
要は全枚数のパンスト6a、6b、……、6eをボック
スA内に収納して、ストックしておくときに、前記屈曲
部5fが前記側面部9に弾圧状態で当接することによっ
て、付勢手段5のバネ力を長期にわたって維持できるよ
うにすればよい。
【0026】前記底板部5c及び側板部5dは、平坦面
に形成されているが、これらにエンボス加工、波形加
工、凹凸加工などを施すことができる。又前記頂板部5
eは円弧面に形成されているが、円弧面の中央を平坦面
に形成したり、円弧面に代えて多角面に形成することが
でき、要は実質的に円弧面に形成されていればよい。
に形成されているが、これらにエンボス加工、波形加
工、凹凸加工などを施すことができる。又前記頂板部5
eは円弧面に形成されているが、円弧面の中央を平坦面
に形成したり、円弧面に代えて多角面に形成することが
でき、要は実質的に円弧面に形成されていればよい。
【0027】図7に示すように折り畳まれた所定枚数の
パンスト6は、前記底板4上に載せられ、付勢手段5を
圧縮した状態で、外装ケース3の開口状態の端面部12
からボックスA内に挿入され、次いで前記端面部12が
閉じられて、図8及び図9に示すようにボックスA内に
収納される。
パンスト6は、前記底板4上に載せられ、付勢手段5を
圧縮した状態で、外装ケース3の開口状態の端面部12
からボックスA内に挿入され、次いで前記端面部12が
閉じられて、図8及び図9に示すようにボックスA内に
収納される。
【0028】パンスト6をボックスAから抜き取るに際
しては、図11〜図13に示すように行う。すなわち最
上段のパンスト6aの先端部7をつまんで開口2より引
き上げて抜き取ると、次段のパンスト6bの先端部7
は、図13に示すように、最上段のパンスト6aの後端
部8との摩擦により、開口2より起ち上がって、次にこ
のパンスト6bを抜き取るときに便利な状態となる。以
降同様の手順を踏んでパンスト6b、6c、……、6e
を、スムースにボックスAから抜き取ることができる。
しては、図11〜図13に示すように行う。すなわち最
上段のパンスト6aの先端部7をつまんで開口2より引
き上げて抜き取ると、次段のパンスト6bの先端部7
は、図13に示すように、最上段のパンスト6aの後端
部8との摩擦により、開口2より起ち上がって、次にこ
のパンスト6bを抜き取るときに便利な状態となる。以
降同様の手順を踏んでパンスト6b、6c、……、6e
を、スムースにボックスAから抜き取ることができる。
【0029】前記付勢手段5は、当初図8に示すよう
に、屈曲部5fが外装ケース3の側面部9に弾圧状態に
当接して、強いバネ反撥力をパンスト6、6、……に与
えているが、パンスト6が抜き取られるに従って元の形
状に復元していき、パンスト6の残り枚数が1〜2枚に
なったとき、前記屈曲部5fは前記側面部9から離れ
る。すべてのパンスト6が抜き取られると、図10に示
すような状態となる。
に、屈曲部5fが外装ケース3の側面部9に弾圧状態に
当接して、強いバネ反撥力をパンスト6、6、……に与
えているが、パンスト6が抜き取られるに従って元の形
状に復元していき、パンスト6の残り枚数が1〜2枚に
なったとき、前記屈曲部5fは前記側面部9から離れ
る。すべてのパンスト6が抜き取られると、図10に示
すような状態となる。
【0030】図14は本発明の他の実施例を示してい
る。この実施例は、ボックスAが空の状態においても、
付勢手段5の両屈曲部5f、5fが外装ケース3の両側
面部9、9に当接している点に特徴を有するが、その他
の構成は図1〜図13に示す実施例と同様である。
る。この実施例は、ボックスAが空の状態においても、
付勢手段5の両屈曲部5f、5fが外装ケース3の両側
面部9、9に当接している点に特徴を有するが、その他
の構成は図1〜図13に示す実施例と同様である。
【0031】本発明は上記実施例に示す外、種々の態様
に構成することができる。例えばパンスト引き出し用の
開口2は、上記実施例に示すスリット状のものに限定さ
れず、例えば前記窓口10に相当する形状のものであっ
てもよい。又上記実施例ではパンスト6の後端部8が次
段のパンスト6の先端部7の下面に重なり合うようにし
て、複数のパンスト6を積層しているが、このような積
層状態のものに限定されず、単に積み重ねてパンスト等
の下着類をボックスA内に収納するものに対しても本発
明を適用することができる。
に構成することができる。例えばパンスト引き出し用の
開口2は、上記実施例に示すスリット状のものに限定さ
れず、例えば前記窓口10に相当する形状のものであっ
てもよい。又上記実施例ではパンスト6の後端部8が次
段のパンスト6の先端部7の下面に重なり合うようにし
て、複数のパンスト6を積層しているが、このような積
層状態のものに限定されず、単に積み重ねてパンスト等
の下着類をボックスA内に収納するものに対しても本発
明を適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、パンスト等の下着類の
使用に際して、下着類の包装を解く必要がなく、ボック
スから抜き取るだけで使用できる状態となると共に、ボ
ックス内に収納する下着類の枚数が多い場合には、1枚
1枚下着類を包装していた従来のものより、包装コスト
を低減することができる下着類包装ボックスを提供する
ことができる。
使用に際して、下着類の包装を解く必要がなく、ボック
スから抜き取るだけで使用できる状態となると共に、ボ
ックス内に収納する下着類の枚数が多い場合には、1枚
1枚下着類を包装していた従来のものより、包装コスト
を低減することができる下着類包装ボックスを提供する
ことができる。
【0033】また、下着類をしわが寄ったり形が崩れた
りすることなく収納し、耐久性のある付勢手段が下着類
を常に平行状態にて上方に付勢し、いつでも下着類をス
ムースに取出すことができる下着類包装ボックスを提供
することができる。
りすることなく収納し、耐久性のある付勢手段が下着類
を常に平行状態にて上方に付勢し、いつでも下着類をス
ムースに取出すことができる下着類包装ボックスを提供
することができる。
【0034】しかも前記付勢手段のバネ力を適度に設定
でき、外装ケースの開口を備えた面の盛り上がりを防止
することができる。
でき、外装ケースの開口を備えた面の盛り上がりを防止
することができる。
【図1】本発明の一実施例における下着類包装ボックス
を示す一部切欠斜視図。
を示す一部切欠斜視図。
【図2】パンストの折り畳み方法を示す斜視図。
【図3】パンストの折り畳み方法を示す斜視図。
【図4】パンストの折り畳み方法を示す斜視図。
【図5】パンストの折り畳み方法を示す斜視図。
【図6】パンストの折り畳み方法を示す斜視図。
【図7】パンストの折り畳み方法を示す斜視図。
【図8】パンストを収納したボックスの横断面図。
【図9】パンストを収納したボックスの縦断面図。
【図10】ボックスの横断面図。
【図11】パンストの抜き取り方法を示す縦断面図。
【図12】パンストの抜き取り方法を示す縦断面図。
【図13】パンストの抜き取り方法を示す縦断面図。
【図14】本発明の他の実施例を示す横断面図。
【図15】開発途中で制作した付勢手段の横断面図。
【図16】開発途中で制作した付勢手段の横断面図。
1 上面部(外装ケースの開口を備えた面) 2 開口 3 外装ケース 4 底板 5 付勢手段 5c 底板部 5d 側板部 5e 頂板部 5f 屈曲部 6、6a、6b、……6e パンスト(下着類) 9 側面部
Claims (2)
- 【請求項1】 下着類引き出し用の開口を備えた外装ケ
ースと、 外装ケース内に配置されて、複数枚の積層された下着類
を載置する底板と、 底板を付勢して積層された下着類を外装ケースの前記開
口を有する側に押し付ける付勢手段とを備え、 前記付勢手段は、底板部と、底板部の両端から斜外方に
向け立上がる両側板部と、両側板部の両端を結ぶ凸状で
実質的には円弧状となる頂板部とからなる弾性板製のも
のであり、 付勢手段の側板部と頂板部との間の両屈曲部が、すべて
の下着類がボックス内に収納されているとき、外装ケー
スの両側面に弾圧状態に当接し、すべての下着類がボッ
クスより取り出されたとき、外装ケースの両側面から離
開するように付勢手段を構成した ことを特徴とする下着
類包装ボックス。 - 【請求項2】 付勢手段がプラスチック製のものである
請求項1記載の下着類包装ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278313A JP2657030B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 下着類包装ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278313A JP2657030B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 下着類包装ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127576A JPH06127576A (ja) | 1994-05-10 |
JP2657030B2 true JP2657030B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=17595602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278313A Expired - Lifetime JP2657030B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 下着類包装ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657030B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200485723Y1 (ko) * | 2016-09-27 | 2018-02-12 | 세종기업 주식회사 | 안정적으로 포스트잇의 인출이 가능하면서 저렴한 비용으로 용이하게 장착되는 팝업수단을 구비한 디스펜서 |
ES1222354Y (es) * | 2018-10-31 | 2019-03-20 | Gonzalez Miguel Angel Gilabert | Organizador de ropa interior |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0645384B2 (ja) * | 1988-01-01 | 1994-06-15 | 憲司 中村 | 包装体 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278313A patent/JP2657030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06127576A (ja) | 1994-05-10 |
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