JP2656426B2 - 鋼板の厚み測定装置 - Google Patents
鋼板の厚み測定装置Info
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- JP2656426B2 JP2656426B2 JP18941992A JP18941992A JP2656426B2 JP 2656426 B2 JP2656426 B2 JP 2656426B2 JP 18941992 A JP18941992 A JP 18941992A JP 18941992 A JP18941992 A JP 18941992A JP 2656426 B2 JP2656426 B2 JP 2656426B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚鋼板又は薄鋼板を搬
送テーブルで搬送中又は、搬送テーブル上に停止させ
て、該鋼板の厚みを測定する装置に関するものである。
送テーブルで搬送中又は、搬送テーブル上に停止させ
て、該鋼板の厚みを測定する装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の鋼板厚み測定装置では、一般に、搬
送テーブル上方にγ線厚み測定装置を固定して鋼板の特
に幅方向や長手方向の所定位置、例えば、センター及び
両側の厚みを測定し、差厚鋼板,幅方向・長手方向のテ
−パー鋼板,板クラウン等を精度良く測定して寸法品質
を保証している。
送テーブル上方にγ線厚み測定装置を固定して鋼板の特
に幅方向や長手方向の所定位置、例えば、センター及び
両側の厚みを測定し、差厚鋼板,幅方向・長手方向のテ
−パー鋼板,板クラウン等を精度良く測定して寸法品質
を保証している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鋼板を搬送テーブルで
搬送中に、テーブルロールの磨耗による軸方向径差,鋼
板自体のキャンバー等によって、鋼板の搬送軌跡が変位
することが多く、この場合、鋼板の規定された所定の被
測定位置が厚み測定装置の測定位置に一致しない。この
ため、測定値に基く幅方向や長手方向の所定長さ単位の
正確な差厚が得られず、該テーパ鋼板,クラウン鋼板,
差厚鋼板などの製品寸法保証が困難になる。
搬送中に、テーブルロールの磨耗による軸方向径差,鋼
板自体のキャンバー等によって、鋼板の搬送軌跡が変位
することが多く、この場合、鋼板の規定された所定の被
測定位置が厚み測定装置の測定位置に一致しない。この
ため、測定値に基く幅方向や長手方向の所定長さ単位の
正確な差厚が得られず、該テーパ鋼板,クラウン鋼板,
差厚鋼板などの製品寸法保証が困難になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の鋼板の厚み測定装置では、鋼板(2)の搬
送用ローラテーブル(1)の所定ロール(3a,3b)
間エプロン(4)に設けたテーブル幅方向スリット(4
a)に沿って上方に上枠(5)を下方に下枠(6)をそ
れぞれ移動可能に位置せしめたコ字型枠体(7)を設
け、前記コ字型枠体(7)の上枠(5)と下枠(6)の
先端部にγ線厚み測定装置のγ線投射器(8)とγ線入
射器(9)を対向設置し、鋼板(2)の下面幅方向端部
(LE)検出用の投光機(10)と受光器(11)を対
向設置し、搬送用ローラテーブル上のコ字型枠体の測定
位置(S)を通過する鋼板(2)の長手方向位置を測定
する長手方向位置測定装置(12)と、コ字型枠体の上
流側に設けられ搬送用ローラテーブル(1)上の幅方向
における鋼板の側端位置(E)を検出する側端検出装置
(13)と、コ字型枠体のγ線投射器とγ線入射器間の
厚み測定部(S)の搬送用ローラテーブル(1)上幅方
向移動位置を検出する厚み測定部(13)位置検出装置
(14:パルス発信器又はセルシンとエンコ−ダからな
る)とを有し、前記長手方向位置測定装置(12)と側
端検出装置(13)と厚み測定部位置検出装置(14)
とからの各検出信号(Lo,Wo,Eo)と、投光器
(10)と受光器(11)での鋼板下面幅方向端部検出
時のコ字型枠体の搬送用ローラテーブル幅方向位置信号
(Wa)を逐次入力しながら、前記コ字型枠体(7)の
鋼板幅方向移動量と鋼板の長手方向位置を把握しつつ予
め設定した鋼板の幅方向と長手方向における被厚み測定
位置(Sc,Sw,Sd)にγ線厚み測定装置の厚み測
定位置(S)を一致させて停止させると共にその都度γ
線厚み測定装置に厚み測定動作を行わせる制御装置(C
o)を設ける。
め、本発明の鋼板の厚み測定装置では、鋼板(2)の搬
送用ローラテーブル(1)の所定ロール(3a,3b)
間エプロン(4)に設けたテーブル幅方向スリット(4
a)に沿って上方に上枠(5)を下方に下枠(6)をそ
れぞれ移動可能に位置せしめたコ字型枠体(7)を設
け、前記コ字型枠体(7)の上枠(5)と下枠(6)の
先端部にγ線厚み測定装置のγ線投射器(8)とγ線入
射器(9)を対向設置し、鋼板(2)の下面幅方向端部
(LE)検出用の投光機(10)と受光器(11)を対
向設置し、搬送用ローラテーブル上のコ字型枠体の測定
位置(S)を通過する鋼板(2)の長手方向位置を測定
する長手方向位置測定装置(12)と、コ字型枠体の上
流側に設けられ搬送用ローラテーブル(1)上の幅方向
における鋼板の側端位置(E)を検出する側端検出装置
(13)と、コ字型枠体のγ線投射器とγ線入射器間の
厚み測定部(S)の搬送用ローラテーブル(1)上幅方
向移動位置を検出する厚み測定部(13)位置検出装置
(14:パルス発信器又はセルシンとエンコ−ダからな
る)とを有し、前記長手方向位置測定装置(12)と側
端検出装置(13)と厚み測定部位置検出装置(14)
とからの各検出信号(Lo,Wo,Eo)と、投光器
(10)と受光器(11)での鋼板下面幅方向端部検出
時のコ字型枠体の搬送用ローラテーブル幅方向位置信号
(Wa)を逐次入力しながら、前記コ字型枠体(7)の
鋼板幅方向移動量と鋼板の長手方向位置を把握しつつ予
め設定した鋼板の幅方向と長手方向における被厚み測定
位置(Sc,Sw,Sd)にγ線厚み測定装置の厚み測
定位置(S)を一致させて停止させると共にその都度γ
線厚み測定装置に厚み測定動作を行わせる制御装置(C
o)を設ける。
【0005】
【作用及び実施例】以下、図面を参照して実施例を説明
する。
する。
【0006】各図を参照すると、この鋼板厚み測定装置
では、鋼板2の搬送用ローラテーブル1の所定ロール3
a,3b間エプロン4に設けたテーブル幅方向スリット
4aに沿って、上方に上枠5を、下方に下枠6をそれぞ
れ移動可能に位置せしめたコ字型枠体7を設け、前記コ
字型枠体7の上枠5と下枠6の先端部にγ線厚み測定装
置のγ線投射器8とγ線入射器9を対向設置し、鋼板2
の下面幅方向端部LE検出用の投光機10と受光器11
を対向設置し、搬送用ローラテーブル上のコ字型枠体の
測定位置Sを通過する鋼板2の長手方向位置を測定する
長手方向位置測定装置12と、コ字型枠体の上流側に設
けられ搬送用ローラテーブル1上の幅方向における鋼板
の側端位置Eを検出する側端検出装置13と、コ字型枠
体のγ線投射器とγ線入射器間の厚み測定部Sの搬送用
ローラテーブル1上幅方向移動位置を検出する厚み測定
部13位置検出装置(14:パルス発信器又はセルシン
とエンコ−ダからなる)とを有している。
では、鋼板2の搬送用ローラテーブル1の所定ロール3
a,3b間エプロン4に設けたテーブル幅方向スリット
4aに沿って、上方に上枠5を、下方に下枠6をそれぞ
れ移動可能に位置せしめたコ字型枠体7を設け、前記コ
字型枠体7の上枠5と下枠6の先端部にγ線厚み測定装
置のγ線投射器8とγ線入射器9を対向設置し、鋼板2
の下面幅方向端部LE検出用の投光機10と受光器11
を対向設置し、搬送用ローラテーブル上のコ字型枠体の
測定位置Sを通過する鋼板2の長手方向位置を測定する
長手方向位置測定装置12と、コ字型枠体の上流側に設
けられ搬送用ローラテーブル1上の幅方向における鋼板
の側端位置Eを検出する側端検出装置13と、コ字型枠
体のγ線投射器とγ線入射器間の厚み測定部Sの搬送用
ローラテーブル1上幅方向移動位置を検出する厚み測定
部13位置検出装置(14:パルス発信器又はセルシン
とエンコ−ダからなる)とを有している。
【0007】制御装置Coは、前記長手方向位置測定装
置12と側端検出装置13と厚み測定部位置検出装置1
4とからの各検出信号Lo,Wo,Eoと、投光器10
と受光器11での鋼板下面幅方向端部検出時のコ字型枠
体の搬送用ローラテーブル幅方向位置信号Waを逐次入
力しながら、前記コ字型枠体7の鋼板幅方向移動量と鋼
板の長手方向位置を把握しつつ、予め設定した鋼板の幅
方向と長手方向における被厚み測定位置Sc,Sw,S
dにγ線厚み測定装置の厚み測定位置Sを一致させて停
止させると共に、その都度、γ線厚み測定装置に厚み測
定動作を行わせる。
置12と側端検出装置13と厚み測定部位置検出装置1
4とからの各検出信号Lo,Wo,Eoと、投光器10
と受光器11での鋼板下面幅方向端部検出時のコ字型枠
体の搬送用ローラテーブル幅方向位置信号Waを逐次入
力しながら、前記コ字型枠体7の鋼板幅方向移動量と鋼
板の長手方向位置を把握しつつ、予め設定した鋼板の幅
方向と長手方向における被厚み測定位置Sc,Sw,S
dにγ線厚み測定装置の厚み測定位置Sを一致させて停
止させると共に、その都度、γ線厚み測定装置に厚み測
定動作を行わせる。
【0008】制御装置Coには、次に説明する,,
及びのうち何れかの装置構成を備え、鋼板の所定の
被厚み測定位置Sc,Sw,Sdを正確に把握し、そこ
にγ線厚み測定装置の測定位置Sを一致させて厚み測定
を確実に行わしめる。
及びのうち何れかの装置構成を備え、鋼板の所定の
被厚み測定位置Sc,Sw,Sdを正確に把握し、そこ
にγ線厚み測定装置の測定位置Sを一致させて厚み測定
を確実に行わしめる。
【0009】.側端検出装置13からの検出信号Eo
を導入し、この導入時の厚み測定部位置検出装置14で
測定している厚み測定部位置Woと、鋼板の側端位置E
との間の距離L1を算出し、これと当該鋼板の幅情報W
と鋼板の幅方向における所定の被厚み測定位置情報S
e,Sw,Sdとから、コ字型枠体のγ線投射器と、γ
線入射器間の厚み測定部Sと、該所定の被厚み測定位置
〔鋼板のワークサイドSw,ドライブサイドSd及び幅
方向中心Sc〕間の距離L2,L3及びL4を算出し、
これを該コ字型枠体の厚み測定部Sを該所定の被厚み測
定位置Sw,Sc,Sdに一致させるためのコ字型枠体
7の搬送用ローラテーブル幅方向移動距離に設定する移
動距離設定装置15。
を導入し、この導入時の厚み測定部位置検出装置14で
測定している厚み測定部位置Woと、鋼板の側端位置E
との間の距離L1を算出し、これと当該鋼板の幅情報W
と鋼板の幅方向における所定の被厚み測定位置情報S
e,Sw,Sdとから、コ字型枠体のγ線投射器と、γ
線入射器間の厚み測定部Sと、該所定の被厚み測定位置
〔鋼板のワークサイドSw,ドライブサイドSd及び幅
方向中心Sc〕間の距離L2,L3及びL4を算出し、
これを該コ字型枠体の厚み測定部Sを該所定の被厚み測
定位置Sw,Sc,Sdに一致させるためのコ字型枠体
7の搬送用ローラテーブル幅方向移動距離に設定する移
動距離設定装置15。
【0010】.側端検出装置13からの検出信号Eo
を導入し、この導入時の厚み測定部位置検出装置14で
測定している厚み測定部位置Woと、鋼板の側端位置E
との間の距離L1を算出し、これと当該鋼板の幅情報W
と、鋼板の幅方向における所定の被厚み測定位置情報S
w,Sc,Sdとから、コ字型枠体のγ線投射器とγ線
入射器間の厚み測定部Sと、該所定の被厚み測定位置
〔鋼板のワークサイドSw,ドライブサイドSd及び幅
方向中心Sc〕間の距離L2,L3及びL4を算出し、
これを該コ字型枠体の厚み測定部Sを該所定の被厚み測
定位置Sw,Sc,Sd)に一致させるためのコ字型枠
体7の搬送用ローラテーブル幅方向移動距離に設定する
移動距離設定装置15と、この移動距離設定装置15か
らのL2,L3及びL4によってコ字型枠体7を移動制
御中に投光器10と受光器11による鋼板の下面幅方向
端部検出時までの移動距離Lxで、前記距離L2,L
3,L4を修正する修正装置16。
を導入し、この導入時の厚み測定部位置検出装置14で
測定している厚み測定部位置Woと、鋼板の側端位置E
との間の距離L1を算出し、これと当該鋼板の幅情報W
と、鋼板の幅方向における所定の被厚み測定位置情報S
w,Sc,Sdとから、コ字型枠体のγ線投射器とγ線
入射器間の厚み測定部Sと、該所定の被厚み測定位置
〔鋼板のワークサイドSw,ドライブサイドSd及び幅
方向中心Sc〕間の距離L2,L3及びL4を算出し、
これを該コ字型枠体の厚み測定部Sを該所定の被厚み測
定位置Sw,Sc,Sd)に一致させるためのコ字型枠
体7の搬送用ローラテーブル幅方向移動距離に設定する
移動距離設定装置15と、この移動距離設定装置15か
らのL2,L3及びL4によってコ字型枠体7を移動制
御中に投光器10と受光器11による鋼板の下面幅方向
端部検出時までの移動距離Lxで、前記距離L2,L
3,L4を修正する修正装置16。
【0011】.側端検出装置13からの検出信号Eo
を導入しこの導入時の厚み測定部位置検出装置14で測
定している厚み測定部位置Woと鋼板の側端位置Eとの
間の距離L1を算出し、これと当該鋼板の幅情報Wと鋼
板の幅方向における所定の被厚み測定位置情報Sw,S
c,Sdとから、コ字型枠体のγ線投射器とγ線入射器
間の厚み測定部Sと該所定の被厚み測定位置〔鋼板のワ
ークサイドSw,ドライブサイドSd及び幅方向中心S
c〕間の距離L2,L3及びL4を算出し、これを該コ
字型枠体の厚み測定部Sを該所定の被厚み測定位置S
e,Sc,Seに一致させるためのコ字型枠体7の搬送
用ローラテーブル幅方向移動距離に設定する移動距離設
定装置15と、この移動距離設定装置15からのL2,
L3,L4によってコ字型枠体7を移動制御中に投光器
10と受光器11による鋼板の下面幅方向端部検出時ま
での移動距離Lxと、前記側端検出装置13からの検出
値Eoを長手方向位置測定装置12からの測定値Loに
基いて経時的に導入しこれらから算出した搬送ローラテ
ーブル軸方向(X)単位長さLaに対する鋼板長軸線F
の傾き量Faとによって前記距離L1を修正する修正装
置17。
を導入しこの導入時の厚み測定部位置検出装置14で測
定している厚み測定部位置Woと鋼板の側端位置Eとの
間の距離L1を算出し、これと当該鋼板の幅情報Wと鋼
板の幅方向における所定の被厚み測定位置情報Sw,S
c,Sdとから、コ字型枠体のγ線投射器とγ線入射器
間の厚み測定部Sと該所定の被厚み測定位置〔鋼板のワ
ークサイドSw,ドライブサイドSd及び幅方向中心S
c〕間の距離L2,L3及びL4を算出し、これを該コ
字型枠体の厚み測定部Sを該所定の被厚み測定位置S
e,Sc,Seに一致させるためのコ字型枠体7の搬送
用ローラテーブル幅方向移動距離に設定する移動距離設
定装置15と、この移動距離設定装置15からのL2,
L3,L4によってコ字型枠体7を移動制御中に投光器
10と受光器11による鋼板の下面幅方向端部検出時ま
での移動距離Lxと、前記側端検出装置13からの検出
値Eoを長手方向位置測定装置12からの測定値Loに
基いて経時的に導入しこれらから算出した搬送ローラテ
ーブル軸方向(X)単位長さLaに対する鋼板長軸線F
の傾き量Faとによって前記距離L1を修正する修正装
置17。
【0012】.コ字型枠体として、例えば図5及び図
6に示す如く、幅方向中心の厚みと鋼板のワークサイド
のエッジ厚み測定用の第一コ字型枠体7aと、鋼板のド
ライブサイドのエッジ厚み測定用の第二コ字型枠体7b
の2台を設置した場合、側端検出装置13からの検出信
号Eoを導入し、この導入時に第一・第二コ字型枠体7
a及び7bの厚み測定部位置検出装置14a及び14b
で測定している厚み測定部位置Wo−1及びWo−2と
鋼板の側端位置Eとの間の距離L5及びL6を算出し、
これと当該鋼板の幅情報Wと鋼板の幅方向における所定
の被厚み測定位置情報〔鋼板のワークサイドSw,ドラ
イブサイドSd及び幅方向中心Sc〕とから、各コ字型
枠体7a及び7bのγ線投射器とγ線入射器間の厚み測
定部S,Sと該所定の被厚み測定位置〔鋼板のワークサ
イドSw,ドライブサイドSd及び幅方向中心Sc〕間
の距離L7,L8,L9を算出し設定する移動距離設定
装置15a,15bと、この移動距離設定装置15aか
らのL6,L8,L9によってコ字型枠体7aを移動制
御し、この動作中に投光器10と受光器11による鋼板
の下面幅方向端部検出(信号x)時までの移動距離Lx
−1と、前記側端検出装置13からの検出値Eoを長手
方向位置測定装置12からの設定値Loに基いて経時的
に導入し、これから算出した搬送ローラーテーブル軸方
向(X)単位長さLaに対する鋼板長軸線Fの斜行量F
aとによって前記距離L6,L8,L9を修正する修正
装置17aと、移動距離設定装置15bからのL5,L
7によってコ字型枠体7bを移動制御し、この動作中に
投光器10と受光器11による鋼板の下面幅方向端部検
出時までの移動距離Lx−2と、前記側端検出装置13
からの検出値Eoを長手方向位置測定装置12からの測
定値Loに基づいて経時的に導入し、これらから算出し
た搬送ローラーテーブル軸方向(X)単位長さLaに対
する鋼板長軸線Fの斜行量Faとによって、前記距離L
x−2を修正する修正装置17b。
6に示す如く、幅方向中心の厚みと鋼板のワークサイド
のエッジ厚み測定用の第一コ字型枠体7aと、鋼板のド
ライブサイドのエッジ厚み測定用の第二コ字型枠体7b
の2台を設置した場合、側端検出装置13からの検出信
号Eoを導入し、この導入時に第一・第二コ字型枠体7
a及び7bの厚み測定部位置検出装置14a及び14b
で測定している厚み測定部位置Wo−1及びWo−2と
鋼板の側端位置Eとの間の距離L5及びL6を算出し、
これと当該鋼板の幅情報Wと鋼板の幅方向における所定
の被厚み測定位置情報〔鋼板のワークサイドSw,ドラ
イブサイドSd及び幅方向中心Sc〕とから、各コ字型
枠体7a及び7bのγ線投射器とγ線入射器間の厚み測
定部S,Sと該所定の被厚み測定位置〔鋼板のワークサ
イドSw,ドライブサイドSd及び幅方向中心Sc〕間
の距離L7,L8,L9を算出し設定する移動距離設定
装置15a,15bと、この移動距離設定装置15aか
らのL6,L8,L9によってコ字型枠体7aを移動制
御し、この動作中に投光器10と受光器11による鋼板
の下面幅方向端部検出(信号x)時までの移動距離Lx
−1と、前記側端検出装置13からの検出値Eoを長手
方向位置測定装置12からの設定値Loに基いて経時的
に導入し、これから算出した搬送ローラーテーブル軸方
向(X)単位長さLaに対する鋼板長軸線Fの斜行量F
aとによって前記距離L6,L8,L9を修正する修正
装置17aと、移動距離設定装置15bからのL5,L
7によってコ字型枠体7bを移動制御し、この動作中に
投光器10と受光器11による鋼板の下面幅方向端部検
出時までの移動距離Lx−2と、前記側端検出装置13
からの検出値Eoを長手方向位置測定装置12からの測
定値Loに基づいて経時的に導入し、これらから算出し
た搬送ローラーテーブル軸方向(X)単位長さLaに対
する鋼板長軸線Fの斜行量Faとによって、前記距離L
x−2を修正する修正装置17b。
【0013】又本実施例では、鋼板エッジ厚み測定用
(7a)に設ける投光器10と受光器11の相対位置関
係は、下の受光器11を上の投光器10より鋼板側に寄
せて、鋼板の厚みが変更されても高さレベルの変わらな
い、鋼板下面の幅方向側端縁のローラーテーブル幅方向
位置を正確に検出することができる。
(7a)に設ける投光器10と受光器11の相対位置関
係は、下の受光器11を上の投光器10より鋼板側に寄
せて、鋼板の厚みが変更されても高さレベルの変わらな
い、鋼板下面の幅方向側端縁のローラーテーブル幅方向
位置を正確に検出することができる。
【0014】又前記、コ字型枠体7及び第一コ字型枠体
7bに設ける投光器10,10と受光器11,11は、
γ線投射器とγ線入射器のコ字型枠体進退側各々に且つ
幅方向から見ても(図3を参照)クロス対向配置して鋼
板の幅方向両側の何れ側から進入してもエプロン4のス
リット4a内で鋼板の下面幅方向端部LEの検出が出来
るようにしてある。
7bに設ける投光器10,10と受光器11,11は、
γ線投射器とγ線入射器のコ字型枠体進退側各々に且つ
幅方向から見ても(図3を参照)クロス対向配置して鋼
板の幅方向両側の何れ側から進入してもエプロン4のス
リット4a内で鋼板の下面幅方向端部LEの検出が出来
るようにしてある。
【0015】又、鋼板の走行中の厚み測定は、鋼板の幅
方向の中心とエッジを測定する場合は、側端検出装置1
3からの鋼板幅方向側端位置検出値と単位長さ当たりの
変位量に応じて、鋼板エッジ厚み測定用コ字型枠体7a
と鋼板幅方向中心の厚み測定用のコ字型枠体7bとの相
対位置関係に倣い動作させて、予め設定してある鋼板長
手方向所定位置の幅方向所定位置の厚みを確実に測定す
ることができるようにしてある。
方向の中心とエッジを測定する場合は、側端検出装置1
3からの鋼板幅方向側端位置検出値と単位長さ当たりの
変位量に応じて、鋼板エッジ厚み測定用コ字型枠体7a
と鋼板幅方向中心の厚み測定用のコ字型枠体7bとの相
対位置関係に倣い動作させて、予め設定してある鋼板長
手方向所定位置の幅方向所定位置の厚みを確実に測定す
ることができるようにしてある。
【0016】図において、20はγ線投射器とγ線入射
器の測定制御装置、21はコ字型枠体の走行制御装置を
各々示し、制御装置Coからの指令で自動的に前記の如
く制御される。また、22はγ線入射器9の近傍に設け
たエァーパージ用のノズルである。
器の測定制御装置、21はコ字型枠体の走行制御装置を
各々示し、制御装置Coからの指令で自動的に前記の如
く制御される。また、22はγ線入射器9の近傍に設け
たエァーパージ用のノズルである。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、鋼板を搬送テーブルで搬送中に、テーブルロールの
磨耗による軸方向径差,鋼板自体のキャンバー等によっ
て、鋼板の搬送軌跡が変位することがあっても、又鋼板
厚みが変更されても、鋼板の規定された所定の被測定位
置に厚み測定装置の測定位置を自動的に正確に一致させ
て、測定値に基く幅方向や長手方向の所定長さ単位の正
確な差厚を得て、テーパ鋼板,クラウン鋼板,差厚鋼板
などの製品寸法保証を確実なものとしうる。
は、鋼板を搬送テーブルで搬送中に、テーブルロールの
磨耗による軸方向径差,鋼板自体のキャンバー等によっ
て、鋼板の搬送軌跡が変位することがあっても、又鋼板
厚みが変更されても、鋼板の規定された所定の被測定位
置に厚み測定装置の測定位置を自動的に正確に一致させ
て、測定値に基く幅方向や長手方向の所定長さ単位の正
確な差厚を得て、テーパ鋼板,クラウン鋼板,差厚鋼板
などの製品寸法保証を確実なものとしうる。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示す実施例の平面図である。
【図3】図1に示す実施例の側面図である。
【図4】図1の一部分を拡大して示す拡大正面図であ
る。
る。
【図5】他の実施例を示す正面図である。
【図6】図5に示す実施例の平面図である。
1:搬送用ローラテーブル 2:鋼板 3a,3b:所定ロール 4:エプロン 4a:テーブル幅方向スリット 5:上枠 6:下枠 7:コ字型枠体 8:γ線投射器 9:γ線入射器 10:投光機 11:受光器 12:長手方向位置測定装置 13:側端検出装置 14:厚み測定部位置検出装置 S:測定位置 E:側端位置 Co:制御装置 LE:下面幅方向端
部
部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−180316(JP,A) 特開 昭59−120808(JP,A) 実開 昭58−46105(JP,U) 実開 昭57−64607(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板の搬送用ローラテーブルの所定ロー
ル間エプロンに設けたテーブル幅方向スリットに沿って
上方に上枠を下方に下枠をそれぞれ移動可能に位置せし
めたコ字型枠体を設け、前記コ字型枠体の上枠と下枠の
先端部にγ線厚み測定装置のγ線投射器とγ線入射器を
対向設置し、鋼板の下面幅方向端部検出用の投光機と受
光器を対向設置し、搬送用ローラテーブル上のコ字型枠
体の測定位置を通過する鋼板の長手方向位置を測定する
長手方向位置測定装置と、コ字型枠体の上流側に設けら
れ搬送用ローラテーブル上の幅方向における鋼板の側端
位置を検出する側端検出装置と、コ字型枠体のγ線投射
器とγ線入射器間の厚み測定部の搬送用ローラテーブル
上幅方向移動位置を検出する厚み測定部位置検出装置と
を有し、前記長手方向位置測定装置と側端検出装置と厚
み測定部位置検出装置とからの各検出信号と、投光器と
受光器での鋼板下面幅方向端部検出時のコ字型枠体の搬
送用ローラテーブル幅方向位置信号を逐次入力しなが
ら、前記コ字型枠体の鋼板幅方向移動量と鋼板の長手方
向位置を把握しつつ予め設定した鋼板の幅方向と長手方
向における被厚み測定位置にγ線厚み測定装置の厚み測
定位置を一致させて停止させると共にその都度γ線厚み
測定装置に厚み測定動作を行わせる制御装置を設けたこ
とを特徴とする鋼板の厚み測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18941992A JP2656426B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 鋼板の厚み測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18941992A JP2656426B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 鋼板の厚み測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634351A JPH0634351A (ja) | 1994-02-08 |
JP2656426B2 true JP2656426B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=16240951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18941992A Expired - Lifetime JP2656426B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 鋼板の厚み測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656426B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP18941992A patent/JP2656426B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634351A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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