JP2655974B2 - 車両計器用回転伝達ケーブル装置 - Google Patents

車両計器用回転伝達ケーブル装置

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JP2655974B2
JP2655974B2 JP18826592A JP18826592A JP2655974B2 JP 2655974 B2 JP2655974 B2 JP 2655974B2 JP 18826592 A JP18826592 A JP 18826592A JP 18826592 A JP18826592 A JP 18826592A JP 2655974 B2 JP2655974 B2 JP 2655974B2
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rotation transmission
transmission cable
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rubber member
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清三 加藤
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両計器用回転伝達ケー
ブル装置に係り、特に、自動車などの車両のスピードメ
ータのような計器を駆動するため、エンジンルーム内の
トランスミッションの出力軸から分岐して取り出し、車
軸回転に対応する回転を車室内の計器に伝達して計器を
駆動する車両計器用回転伝達ケーブル装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は一般に、図4に符号1で
示すように、回転を伝達するインナケーブル11aと、
このインナチューブ11aを内部に回転自在に収容する
アウタチューブ11bとからなる回転伝達ケーブル11
を有する。インナケーブル11aの一端は、図5に示す
ように、エンジンルーム2内のトランスミッション3の
出力軸に連結するためにアウタチューブ11bの外部に
突出され、他端は車室4内の計器5の連結部5aに連結
するためのアウタチューブ11bと一体に形成されたコ
ネクタ12内に突出されている。なお、連結部5aには
コネクタ12を誘い込むためのテーパが形成されてい
る。
【0003】エンジンルーム2内のトランスミッション
3から車室4内の計器5との間に回転伝達ケーブル11
を配索すため、図5に示すように、エンジンルーム2と
車室4との間の壁面を貫通して案内パイブ6が配置さ
れ、この案内パイプ6内には内部に回転伝達ケーブル1
1が挿通されて保護されている。
【0004】上述した回転伝達ケーブル11は、十分に
屈曲可能となるようにアウタチューブ11bが密着巻き
したコイルスプリングにより形成されているが、このま
まの状態で案内パイプ6内に収容したのでは、案内パイ
ブ6内での回転伝達ケーブル11の芯出しが行われな
い。そこで、アウタチューブ11bの外周2か所に環状
の芯出しゴム11cを装着し、この環状の芯出しゴム1
1cによって案内パイプ6内で回転伝達ケーブル11を
中心位置に保持して真っ直ぐになるようにし、コネクタ
12による計器5への連結の際の芯出しを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の回転伝達ケーブル装置では、案内パイプ6に挿通され
た回転伝達ケーブル11の他端のコネクタ12に対する
計器5の連結部5aと案内パイプ6との間の偏心、アウ
タチューブ11bの曲がり、車室4側での回転伝達ケー
ブル11のたるみなどがあると、アウタチューブ11b
の内部でインナケーブル11aが回転したときに、これ
らにより回転伝達ケーブル11全体が、図6に示すよう
に、波打って案内パイプ6と回転伝達ケーブル11のア
ウタチューブ11bとが干渉して打音が発生する恐れが
あった。
【0006】また、案内パイプ6内に挿通した回転伝達
ケーブル11の芯出しのために、密着巻きしたコイルス
プリングからなるアウタチューブ11bの外周に芯出し
ゴム11cを装着しているが、構造的に部品点数が多く
コスト高となっているという問題もあった。
【0007】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、案内パイプと回転伝達ケーブルとの間で打音が生
じることがなく、かつ部品点数を少なくしてコスト低減
を図った車両計器用回転伝達ケーブル装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成された車両計器用回転伝達ケーブル装置
は、回転を伝達するインナケーブルと該インナケーブル
を回転自在に内部に収容するアウタチューブとからなる
回転伝達ケーブルをエンジンルームと車室との間の壁に
装着した案内パイプに挿通して配索し、エンジンルーム
内の回転を車室内の計器に伝達して計器を駆動する車両
計器駆動用回転伝達ケーブル装置において、前記回転伝
達ケーブルのアウタチューブがゴム材料を一体成形して
形成した管状ゴム部材からなり、該管状ゴム部材が前記
案内パイプの内周に周接して回転伝達ケーブルの芯出し
を行う複数の突部を備えることを特徴としている。
【0009】前記管状ゴム部材は、両端部が薄肉で中央
部が厚肉の断面形状を有することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成により、ゴム材料を一体成形して形成
した管状ゴム部材からなる回転伝達ケーブルのアウタチ
ューブが、案内パイプの内周に周接して回転伝達ケーブ
ルの芯出しを行う複数の突部を備え、回転伝達ケーブル
を案内パイプ内に挿通させた状態で、回転伝達ケーブル
が案内パイプ内の中心部に直線状に保持され、またアウ
タチューブが案内パイプの内周に衝突することがあって
も、管状ゴム部材であるので打音は極めて小さい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は本発明による車両計器用回転伝達
ケーブル装置の一実施例を示す図であり、同図におい
て、図4及び図5について上述した従来のものと同等の
部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0012】本実施例では、インナケーブル11aを内
部に収容しているアウタチューブ111bが、インナケ
ーブル11aの外周に装着されたゴム材料の一体成形に
よって形成された管状ゴム部材からなることを特徴とし
ている。管状ゴム部材からなるアウタチューブ111b
は、中央部が肉厚に、両端部が肉薄にそれぞれ形成され
て断面菱形形状をなしており、また肉厚の中央部と肉薄
の両端部との各々、合計3箇所には周状の突部111c
が一体成形により形成されている。
【0013】上記突部111cは、図2に示すように、
回転伝達ケーブル11を案内パイプ6内に挿通したと
き、その外周が案内パイプ6の内周に周接し、案内パイ
プ6に対してメータ回転伝達ケーブル11を芯出しして
保持する。
【0014】特に、アウタチューブ111bの両端部が
肉薄(小径)に、中央部が厚肉(大径)となっているこ
とにより、図3に示すように計器5の連結部5aと案内
パイプ6との間に偏心がある場合に、肉薄の両端部がこ
れを吸収する。また、回転伝達ケーブル11をコネクタ
12側を先頭にしてエンジンルーム2側から案内パイプ
6内ら挿入する際に、最も曲がり易い肉厚の中央部が回
転伝達ケーブル11を補強する。
【0015】なお、アウタチューブ111bを形成して
いる管状ゴム部材の両端部が全周にわたって漸減するよ
うに薄肉になっているのは、図3に示すように案内パイ
プ6と連結部5aとの偏心Dを吸収するための他、回転
伝達ケーブル11の周方向での方向性をなくして、取扱
いを容易にするためである。
【0016】また、上述した図示の装置では、回転伝達
ケーブル11は管状ゴム部材からなるアウタチューブ1
11b両端部及び中央部の3箇所の突部111cにより
案内パイプ6内に芯出しされて保持される。また、回転
伝達ケーブル11全体は、管状ゴム部材からなるアウタ
チューブ111bの形状と突部111c及び案内パイプ
6との作用とにより、案内パイプ6内において直線状に
保持される。
【0017】更に、振動により回転伝達ケーブルのアウ
タチューブ111bが案内パイプ6の内壁に接触するこ
とになっても、アウタチューブ111bを形成する管状
ゴム部材がゴム材料からなっているので、衝撃が弱めら
れ、打音は極めて小さく抑えられる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転伝達ケーブルのアウタチューブを構成する管状ゴム部
材の複数の突部が案内パイプの内周に周接して芯出しが
行われるので、案内パイプと回転伝達ケーブルとの間で
打音が生じることがなくなる。また、コイルスプリング
と2個の環状ゴム部材に代えて、1個の管状ゴム部材を
使用しているので、コストダウン及び軽量化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両計器用回転伝達ケーブル装置
の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の装置を車両に配索した状態を示す断面図
である。
【図3】図1の管状ゴム部材の作用を説明するための説
明図である。
【図4】従来の車両計器用回転伝達ケーブル装置の一例
を示す断面図である。
【図5】図4の装置を車両に配索した状態を示す断面図
である。
【図6】図4の従来の装置の問題点を説明するための説
明図である。
【符号の説明】
11 回転伝達ケーブル 11a インナケーブル 111b アウタチューブ(管状ゴム部材) 111c 突部 2 エンジンルーム 4 車室 5 計器 6 案内パイプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転を伝達するインナケーブルと該イン
    ナケーブルを回転自在に内部に収容するアウタチューブ
    とからなる回転伝達ケーブルをエンジンルームと車室と
    の間の壁に装着した案内パイプに挿通して配索し、エン
    ジンルーム内の回転を車室内の計器に伝達して計器を駆
    動する車両計器用回転伝達ケーブル装置において、 前記回転伝達ケーブルのアウタチューブがゴム材料を一
    体成形して形成した管状ゴム部材からなり、該管状ゴム
    部材が前記案内パイプの内周に周接して回転伝達ケーブ
    ルの芯出しを行う突部を備えることを特徴とする車両計
    器用回転伝達ケーブル装置。
  2. 【請求項2】 前記管状ゴム部材は、両端部が薄肉で中
    央部が厚肉の断面形状を有することを特徴とする請求項
    1記載の車両計器用回転伝達ケーブル装置。
JP18826592A 1992-07-15 1992-07-15 車両計器用回転伝達ケーブル装置 Expired - Lifetime JP2655974B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18826592A JP2655974B2 (ja) 1992-07-15 1992-07-15 車両計器用回転伝達ケーブル装置
ITRM930471A IT1262374B (it) 1992-07-15 1993-07-15 Dispositivo a cavo di trasmissione di rotazione per lo strumento di unveicolo.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18826592A JP2655974B2 (ja) 1992-07-15 1992-07-15 車両計器用回転伝達ケーブル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0634644A JPH0634644A (ja) 1994-02-10
JP2655974B2 true JP2655974B2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=16220652

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18826592A Expired - Lifetime JP2655974B2 (ja) 1992-07-15 1992-07-15 車両計器用回転伝達ケーブル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9655672B2 (en) 2010-10-04 2017-05-23 Covidien Lp Vessel sealing instrument

Also Published As

Publication number Publication date
ITRM930471A1 (it) 1995-01-15
JPH0634644A (ja) 1994-02-10
ITRM930471A0 (it) 1993-07-15
IT1262374B (it) 1996-06-19

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Effective date: 19970422