JP2655596B2 - 恒温槽制御回路 - Google Patents
恒温槽制御回路Info
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- JP2655596B2 JP2655596B2 JP60247821A JP24782185A JP2655596B2 JP 2655596 B2 JP2655596 B2 JP 2655596B2 JP 60247821 A JP60247821 A JP 60247821A JP 24782185 A JP24782185 A JP 24782185A JP 2655596 B2 JP2655596 B2 JP 2655596B2
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- Japan
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- temperature
- control circuit
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Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 7
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 6
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
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- 238000010792 warming Methods 0.000 description 1
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- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は周囲温度変化を圧縮する目的等に使用する恒
温槽の制御回路に関するものであり、特にその温度制御
方式がパルス幅を制御することによって行われるもので
ある。
温槽の制御回路に関するものであり、特にその温度制御
方式がパルス幅を制御することによって行われるもので
ある。
従来の技術 従来、この種の恒温槽制御回路は、第3図のような構
成であった。すなわち感温素子を含むブリッジ回路7で
基準温度からの偏差を微小電圧として取り出し、増幅回
路8で増幅して発熱回路3を制御する。発生した熱量は
保温部4内の温度を変化させ、前記感温素子にフィード
バックされる。このとき保温部4の熱抵抗が大きいほ
ど、保温部4内の温度変化は周囲温度の変化に対して大
きく圧縮される。
成であった。すなわち感温素子を含むブリッジ回路7で
基準温度からの偏差を微小電圧として取り出し、増幅回
路8で増幅して発熱回路3を制御する。発生した熱量は
保温部4内の温度を変化させ、前記感温素子にフィード
バックされる。このとき保温部4の熱抵抗が大きいほ
ど、保温部4内の温度変化は周囲温度の変化に対して大
きく圧縮される。
発明が解決しようとする問題点 上述した従来の恒温槽制御回路には、(1)制御ルー
プが直流電圧値の変化で制御する直流制御方式と、
(2)感温,比較部分を自励発振させた交流電圧値の変
化で制御する交流制御方式とがある。
プが直流電圧値の変化で制御する直流制御方式と、
(2)感温,比較部分を自励発振させた交流電圧値の変
化で制御する交流制御方式とがある。
上記いずれの方式においても次のように欠点を有して
いる。
いる。
まず(1)の直流制御方式では、制御ループ内の回路
素子の直流ドリフト変化が直接制御値に影響するため、
経時的な特性劣化の要因となる。また、電源電圧の変化
も直接制御値の変化となって制御ループに影響を与え
る。
素子の直流ドリフト変化が直接制御値に影響するため、
経時的な特性劣化の要因となる。また、電源電圧の変化
も直接制御値の変化となって制御ループに影響を与え
る。
(2)の交流制御方式においては、自励発振の電圧振
幅が温度変化の少ない恒温槽内部に収容する回路(例え
ば水晶振動子)の信号に雑音として混入し、S/N比劣化
の要因となる。
幅が温度変化の少ない恒温槽内部に収容する回路(例え
ば水晶振動子)の信号に雑音として混入し、S/N比劣化
の要因となる。
問題点を解決するための手段 本発明の恒温槽制御回路は、温度により時定数の変化
する単安定マルチバイブレータと、発熱回路および保温
部を有しており、第1図にその回路構成を示す。
する単安定マルチバイブレータと、発熱回路および保温
部を有しており、第1図にその回路構成を示す。
第1図において、1は繰返しパルスの入力端子で、こ
の入力パルスは単安定マルチバイブレータ2を動作させ
る。単安定マルチバイブレータ2は例えばサーミスタ素
子のように温度変化が抵抗値の変化となるような素子を
使用し、温度変化が出力パルス幅の変化となるように構
成する。マルチバイブレータ2の出力を発熱回路3に入
力し、結果として温度変化が発熱量の変化となるように
構成する。
の入力パルスは単安定マルチバイブレータ2を動作させ
る。単安定マルチバイブレータ2は例えばサーミスタ素
子のように温度変化が抵抗値の変化となるような素子を
使用し、温度変化が出力パルス幅の変化となるように構
成する。マルチバイブレータ2の出力を発熱回路3に入
力し、結果として温度変化が発熱量の変化となるように
構成する。
これらのマルチバイブレータ2および発熱回路3は保
温部4内に収容しているため、発熱回路から発生した熱
量は保温部内の温度を変化させ、マルチバイブレータの
感温素子を変化させるようにフィードバックがかかり、
保温部内の温度を一定にするものである。
温部4内に収容しているため、発熱回路から発生した熱
量は保温部内の温度を変化させ、マルチバイブレータの
感温素子を変化させるようにフィードバックがかかり、
保温部内の温度を一定にするものである。
本構成は、恒温槽の制御信号が交流値であり、従来回
路の欠点であった直流ドリフトの影響をうけない。ま
た、従来回路のうち交流制御方式との比較においては、
本方式は自励発振周波数を有しておらず、入力するパル
ス信号は外部から受けてもよいが、例えば恒温槽内に収
容する回路が発振回路の場合には、この発振回路の出力
をマルチバイブレータに入力すればよい。収容回路の信
号を利用すればS/N比の劣化も少なくなる。
路の欠点であった直流ドリフトの影響をうけない。ま
た、従来回路のうち交流制御方式との比較においては、
本方式は自励発振周波数を有しておらず、入力するパル
ス信号は外部から受けてもよいが、例えば恒温槽内に収
容する回路が発振回路の場合には、この発振回路の出力
をマルチバイブレータに入力すればよい。収容回路の信
号を利用すればS/N比の劣化も少なくなる。
実施例 次に本発明の実施例を第2図に示す。
第2図において、1は繰返しパルスの入力端子で、単
安定マルチバイブレータ2に接続される。単安定マルチ
バイブレータ2は感温素子5(例えばサーミスタ)の変
化で出力パルス幅が変化し、このパルス出力を発熱回路
3に入力する。また収容回路6は、例えば発振回路のよ
うに周囲温度変化の影響を極力抑える必要のある回路等
であり、上記単安定マルチバイブレータ等と共に保温部
4の中に収容される。従って保温部内の温度変化が単安
定マルチバイブレータの出力パルス幅、ひいては発熱回
路のヒータ電流を制御することにより発熱量を制御し、
保温部内の温度を一定に保つように動作するものであ
る。なお入力信号1は収容する回路に一定繰返し周期の
信号があれば、その信号を利用することも可能である。
安定マルチバイブレータ2に接続される。単安定マルチ
バイブレータ2は感温素子5(例えばサーミスタ)の変
化で出力パルス幅が変化し、このパルス出力を発熱回路
3に入力する。また収容回路6は、例えば発振回路のよ
うに周囲温度変化の影響を極力抑える必要のある回路等
であり、上記単安定マルチバイブレータ等と共に保温部
4の中に収容される。従って保温部内の温度変化が単安
定マルチバイブレータの出力パルス幅、ひいては発熱回
路のヒータ電流を制御することにより発熱量を制御し、
保温部内の温度を一定に保つように動作するものであ
る。なお入力信号1は収容する回路に一定繰返し周期の
信号があれば、その信号を利用することも可能である。
発明の効果 以上に説明したように、本発明によれば、従来の恒温
槽制御回路(直流制御)の有していた直流ドリフトの影
響がなく、また従来の恒温槽制御回路(交流制御)の有
していた不要周波数(自励発振周波数)によるS/N比劣
化という欠点を改善できる効果がある。また回路構成が
簡単であり、高信頼性,小型化に有利な恒温槽制御回路
を実現することができる。
槽制御回路(直流制御)の有していた直流ドリフトの影
響がなく、また従来の恒温槽制御回路(交流制御)の有
していた不要周波数(自励発振周波数)によるS/N比劣
化という欠点を改善できる効果がある。また回路構成が
簡単であり、高信頼性,小型化に有利な恒温槽制御回路
を実現することができる。
第1図は本発明による恒温槽制御回路の回路構成を示す
図、第2図は本発明による恒温槽制御回路の一実施例の
回路構成図、第3図は従来の恒温槽制御回路の回路構成
図である。 1……繰返しパルス入力端子、2……単安定マルチバイ
ブレータ、3……発熱回路、4……保温部、5……感温
素子(例えばサーミスタ)、6……恒温槽への収容回路
(例えば発振回路)、7……温度検出部、8……増幅回
路。
図、第2図は本発明による恒温槽制御回路の一実施例の
回路構成図、第3図は従来の恒温槽制御回路の回路構成
図である。 1……繰返しパルス入力端子、2……単安定マルチバイ
ブレータ、3……発熱回路、4……保温部、5……感温
素子(例えばサーミスタ)、6……恒温槽への収容回路
(例えば発振回路)、7……温度検出部、8……増幅回
路。
Claims (1)
- 【請求項1】周囲の雑音の影響を受けやすい電子回路を
収容し該電子回路の特性を測定するための恒温槽の制御
回路において、断熱材で構成される保温部の中に、感温
素子により検知した温度変化がパルス幅の変化となるよ
うに構成した単安定マルチバイブレータと発熱回路を収
容し、単安定マルチバイブレータに一定の繰り返しパル
スを入力し、単安定マルチバイブレータの出力を発熱回
路に入力し、発熱回路のヒータの電流を制御することを
特徴とする恒温槽制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60247821A JP2655596B2 (ja) | 1985-11-05 | 1985-11-05 | 恒温槽制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60247821A JP2655596B2 (ja) | 1985-11-05 | 1985-11-05 | 恒温槽制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62107314A JPS62107314A (ja) | 1987-05-18 |
| JP2655596B2 true JP2655596B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=17169159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60247821A Expired - Lifetime JP2655596B2 (ja) | 1985-11-05 | 1985-11-05 | 恒温槽制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2655596B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5214545B2 (ja) * | 1971-09-02 | 1977-04-22 | ||
| JPS5267865A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-04 | Kosumo Denki Kk | Thermostat apparatus |
| JPS5431890A (en) * | 1977-08-15 | 1979-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Temperature controller |
| JPS5519228U (ja) * | 1978-07-20 | 1980-02-06 | ||
| JPS5924935Y2 (ja) * | 1980-09-30 | 1984-07-23 | 株式会社島津製作所 | 恒温槽 |
| JPS5844786U (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-25 | 株式会社東芝 | 恒温槽装置 |
-
1985
- 1985-11-05 JP JP60247821A patent/JP2655596B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62107314A (ja) | 1987-05-18 |
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