JPS6316763B2 - - Google Patents
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- JPS6316763B2 JPS6316763B2 JP55072122A JP7212280A JPS6316763B2 JP S6316763 B2 JPS6316763 B2 JP S6316763B2 JP 55072122 A JP55072122 A JP 55072122A JP 7212280 A JP7212280 A JP 7212280A JP S6316763 B2 JPS6316763 B2 JP S6316763B2
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- Japan
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- temperature
- heaters
- heater
- power consumed
- temperature sensor
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- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 30
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L1/00—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply
- H03L1/02—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only
- H03L1/028—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only of generators comprising piezoelectric resonators
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/1906—Control of temperature characterised by the use of electric means using an analogue comparing device
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/20—Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
- G05D23/24—Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature the sensing element having a resistance varying with temperature, e.g. a thermistor
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、水晶発振器などを内蔵するために用
いられる小型の恒温槽に関する。
いられる小型の恒温槽に関する。
従来から知られている水晶発振器用恒温槽にお
いて(例えば米国特許第3040158号参照)水晶振
動子は熱伝導基板(thermally conductive
base)にマウントされている。そして前記基板
は、外部環境から熱的に隔離されている。熱伝導
基板の温度を測定するため、水晶振動子の付近に
配置された温度センサ(サーミスタのようなも
の)が用いられる。前記サーミスタは、ヒータへ
の供給電力量を制御するオーブン・コントローラ
に接続されている。ここで前記ヒータは、水晶振
動子と同じ熱伝導基板上に置かれる。そして前記
オーブン・コントローラは、検出された恒温槽温
度と希望する恒温槽温度の差に応じて、ヒータ電
流(又はヒータ印加電圧)のデユーテイ・サイク
ルを変化させている。こういつた形式の恒温槽で
は、外部温度の変化に対して水晶振動子の温度補
償を迅速にすることができない。
いて(例えば米国特許第3040158号参照)水晶振
動子は熱伝導基板(thermally conductive
base)にマウントされている。そして前記基板
は、外部環境から熱的に隔離されている。熱伝導
基板の温度を測定するため、水晶振動子の付近に
配置された温度センサ(サーミスタのようなも
の)が用いられる。前記サーミスタは、ヒータへ
の供給電力量を制御するオーブン・コントローラ
に接続されている。ここで前記ヒータは、水晶振
動子と同じ熱伝導基板上に置かれる。そして前記
オーブン・コントローラは、検出された恒温槽温
度と希望する恒温槽温度の差に応じて、ヒータ電
流(又はヒータ印加電圧)のデユーテイ・サイク
ルを変化させている。こういつた形式の恒温槽で
は、外部温度の変化に対して水晶振動子の温度補
償を迅速にすることができない。
サーマル・ゲイン(thermal gain)とは恒温
槽の温度安定性を表わす指標である。即ちサーマ
ル・ゲインは、外部温度の変化量をある基準温度
(例えば水晶振動子又は温度センサにおける温度)
に対する変化量で割つた値である。オーブン・コ
ントローラの負帰還ループ・ゲインを高めること
により、温度センサの置かれた位置におけるサー
マル・ゲインを非常に大きくすることが可能であ
る。しかし温度センサと水晶振動子を非常に近接
して配置したとしても、水晶振動子と外部環境の
間におけるサーマル・ゲインは、温度センサと外
部環境の間におけるサーマル・ゲインより低くな
ることが経験的に知られている。また熱伝導基板
上の場所が異なると、サーマル・ゲインも大いに
異なことが経験的に知られている。従つて水晶振
動子と外部環境の間におけるサーマル・ゲインを
希望する大きな値とするために水晶振動子、温度
センサ又はヒータを物理的に移動させ、もつてサ
ーマル・ゲインの調節を行うことが通例である。
槽の温度安定性を表わす指標である。即ちサーマ
ル・ゲインは、外部温度の変化量をある基準温度
(例えば水晶振動子又は温度センサにおける温度)
に対する変化量で割つた値である。オーブン・コ
ントローラの負帰還ループ・ゲインを高めること
により、温度センサの置かれた位置におけるサー
マル・ゲインを非常に大きくすることが可能であ
る。しかし温度センサと水晶振動子を非常に近接
して配置したとしても、水晶振動子と外部環境の
間におけるサーマル・ゲインは、温度センサと外
部環境の間におけるサーマル・ゲインより低くな
ることが経験的に知られている。また熱伝導基板
上の場所が異なると、サーマル・ゲインも大いに
異なことが経験的に知られている。従つて水晶振
動子と外部環境の間におけるサーマル・ゲインを
希望する大きな値とするために水晶振動子、温度
センサ又はヒータを物理的に移動させ、もつてサ
ーマル・ゲインの調節を行うことが通例である。
熱伝導基板上の特定位置におけるサーマル・ゲ
インは、該基板の形状が変化すると共に変化して
いく。よつて前記基板に小さな穴をあけたり、前
記基板の一部を粉砕したり、又は前記基板に新た
な部品を取り付けることにより、熱伝導基板上の
特定位置におけるサーマル・ゲインは変化するこ
とになる。従つて、恒温槽の形状に変化を与えた
場合には、水晶振動子又は制御素子の再配置が必
要とされる。
インは、該基板の形状が変化すると共に変化して
いく。よつて前記基板に小さな穴をあけたり、前
記基板の一部を粉砕したり、又は前記基板に新た
な部品を取り付けることにより、熱伝導基板上の
特定位置におけるサーマル・ゲインは変化するこ
とになる。従つて、恒温槽の形状に変化を与えた
場合には、水晶振動子又は制御素子の再配置が必
要とされる。
恒温槽の設計において、高いサーマル・ゲイン
を得るために試行錯誤により部品の再配置を行う
ことは、実際のところ、非常に困難なことであ
る。そして熱伝導基板の形状が変化するたびに、
部品配置のための試行錯誤を必要とする。
を得るために試行錯誤により部品の再配置を行う
ことは、実際のところ、非常に困難なことであ
る。そして熱伝導基板の形状が変化するたびに、
部品配置のための試行錯誤を必要とする。
よつて本発明の目的は、部品配置を物理的に変
更せしめることなく最良のサーマル・ゲインを得
るよう構成された恒温槽を提供せんとするもので
ある。
更せしめることなく最良のサーマル・ゲインを得
るよう構成された恒温槽を提供せんとするもので
ある。
本発明に係る恒温槽は、熱伝導基板上に2個の
ヒータを備え、該熱伝導基板の温度に応答して該
ヒータで消費される電力を調節すると共に、これ
らヒータで消費される電力比を調節することによ
つてサーマル・ゲイン(外部環境と被保温素子の
間におけるサーマル・ゲイン)を高めようとする
ものである。
ヒータを備え、該熱伝導基板の温度に応答して該
ヒータで消費される電力を調節すると共に、これ
らヒータで消費される電力比を調節することによ
つてサーマル・ゲイン(外部環境と被保温素子の
間におけるサーマル・ゲイン)を高めようとする
ものである。
以下、図面を用いて本発明を詳述する。
第1図は本発明の一実施例による恒温槽の全体
を示す概略図である。本図において、被保温素子
の一例として水晶振動子10が熱伝導基板20上
に置かれている。前記基板20は、保温材
(foaminsulator)40により外部環境から隔離
されている。温度安定化回路45には熱伝導基板
20上の第1位置に置かれた温度センサ50、該
基板20上の第2位置に置かれた第1ヒータ6
0、該基板20上の第3位置におかれた第2ヒー
タ70、前記センサ50及びヒータ60,70に
接続されたオーブン・コントローラ(oven
controller)80が含まれる。オーブン・コント
ローラ80は、温度センサ50により検出された
温度に応じて、ヒータ60及び70で消費される
電力を調節する。即ちオーブン・コントローラ8
0は、検出された温度と希望する温度の差に応じ
て、ヒータに流れる電流を変化させる。ここで希
望する温度とは、約80℃である。また経験的に、
温度センサ50を通る「等ゲイン線」(即ち同一
のサーマル・ゲインを有する点を結ぶことにより
得られる線)が知られている。そして水晶振動子
10を前記「等ゲイン線」の線上に置くことが望
ましい。なお前記「等ゲイン線」は高いサーマ
ル・ゲインを有することが必要である。
を示す概略図である。本図において、被保温素子
の一例として水晶振動子10が熱伝導基板20上
に置かれている。前記基板20は、保温材
(foaminsulator)40により外部環境から隔離
されている。温度安定化回路45には熱伝導基板
20上の第1位置に置かれた温度センサ50、該
基板20上の第2位置に置かれた第1ヒータ6
0、該基板20上の第3位置におかれた第2ヒー
タ70、前記センサ50及びヒータ60,70に
接続されたオーブン・コントローラ(oven
controller)80が含まれる。オーブン・コント
ローラ80は、温度センサ50により検出された
温度に応じて、ヒータ60及び70で消費される
電力を調節する。即ちオーブン・コントローラ8
0は、検出された温度と希望する温度の差に応じ
て、ヒータに流れる電流を変化させる。ここで希
望する温度とは、約80℃である。また経験的に、
温度センサ50を通る「等ゲイン線」(即ち同一
のサーマル・ゲインを有する点を結ぶことにより
得られる線)が知られている。そして水晶振動子
10を前記「等ゲイン線」の線上に置くことが望
ましい。なお前記「等ゲイン線」は高いサーマ
ル・ゲインを有することが必要である。
第2図は、1個のヒータを用いた恒温槽の電気
的モデルである。水晶振動子10と外部環境30
の間における熱伝導率は熱抵抗R1(約20℃/
watt)で表わされる。温度センサ50と外部環
境30の間における熱抵抗R2は、R1と同じオー
ダの値を有する。温度センサ50、水晶振動子1
0、ヒータ60相互間における熱抵抗は非常に小
さい。なぜなら同一の熱伝導基板20上にマウン
トされているからである。これら熱抵抗はR3,
R4,R5で表わされている。また図においてTAは
外部環境30の温度を、TCは水晶振動子10の
温度を、TSは温度センサ50の温度を、THは
ヒータ60の温度を表わす。図示されたモデルか
ら予測されることは、ひとたび部品配置が適当に
なされるならば、TS(センサ温度)とTC(水晶温
度)を等しくするバランス状態が確立されること
である。そしてひとたび前記バランス状態が生じ
ると、水晶振動子10のサーマル・ゲインは温度
センサ50のサーマル・ゲインと等しくなる。更
に上記モデルから予測されることは、図示された
ブリツジ回路をバランスさせるための抵抗R4,
R5を有するポイントを結ぶ「等ゲイン線90」
(高いサーマル・ゲインを有する)が存在するこ
とである。即ち前記ポイントにおいては、温度セ
ンサ50と水晶振動子10の間に熱伝導が生じな
い。
的モデルである。水晶振動子10と外部環境30
の間における熱伝導率は熱抵抗R1(約20℃/
watt)で表わされる。温度センサ50と外部環
境30の間における熱抵抗R2は、R1と同じオー
ダの値を有する。温度センサ50、水晶振動子1
0、ヒータ60相互間における熱抵抗は非常に小
さい。なぜなら同一の熱伝導基板20上にマウン
トされているからである。これら熱抵抗はR3,
R4,R5で表わされている。また図においてTAは
外部環境30の温度を、TCは水晶振動子10の
温度を、TSは温度センサ50の温度を、THは
ヒータ60の温度を表わす。図示されたモデルか
ら予測されることは、ひとたび部品配置が適当に
なされるならば、TS(センサ温度)とTC(水晶温
度)を等しくするバランス状態が確立されること
である。そしてひとたび前記バランス状態が生じ
ると、水晶振動子10のサーマル・ゲインは温度
センサ50のサーマル・ゲインと等しくなる。更
に上記モデルから予測されることは、図示された
ブリツジ回路をバランスさせるための抵抗R4,
R5を有するポイントを結ぶ「等ゲイン線90」
(高いサーマル・ゲインを有する)が存在するこ
とである。即ち前記ポイントにおいては、温度セ
ンサ50と水晶振動子10の間に熱伝導が生じな
い。
本発明に係る恒温槽では各部品(水晶振動子な
ど)を実際に移動させることなく2個のヒータを
用い、これらヒータで消費される電力の比を調節
している。2個のヒータは、1個の仮想ヒータと
して考えることができる。前記仮想ヒータは、2
個のヒータを結んだ直線上に存在する。そして前
記仮想ヒータの位置は、2個のヒータで消費され
る電力比に応じて、前記直線上を移動することに
なる。このことにより第2図のモデルにおける熱
抵抗R4及びR5の相対値を変化させることができ
る。
ど)を実際に移動させることなく2個のヒータを
用い、これらヒータで消費される電力の比を調節
している。2個のヒータは、1個の仮想ヒータと
して考えることができる。前記仮想ヒータは、2
個のヒータを結んだ直線上に存在する。そして前
記仮想ヒータの位置は、2個のヒータで消費され
る電力比に応じて、前記直線上を移動することに
なる。このことにより第2図のモデルにおける熱
抵抗R4及びR5の相対値を変化させることができ
る。
ヒータ60及び70で消費される電力の比を変
化することによつて仮想ヒータの位置が移動する
ことは上述の通りであるが、その結果として、高
いサーマル・ゲインを有する「等ゲイン線90」
が水晶振動子10を通過するようになる。かくし
て温度センサ50と水晶振動子10の温度が等し
くなり、水晶振動子10のサーマル・ゲインは最
大となる。しかし実際のところ、水晶振動子10
の絶対温度を決定することは困難である。2個の
ヒータで消費されるべき電力の比を決定するひと
つの方法は、水晶振動子10から得られる温度感
応信号をモニタし、そして外部温度が変化したと
きの当該信号変化に注目することである。そのた
め外部温度の変化に応じて、水晶振動子10の発
振周波数変化がモニタされる。そして2個のヒー
タで消費される電力の比を色々と変化させること
により、最良の電力比が決定される。
化することによつて仮想ヒータの位置が移動する
ことは上述の通りであるが、その結果として、高
いサーマル・ゲインを有する「等ゲイン線90」
が水晶振動子10を通過するようになる。かくし
て温度センサ50と水晶振動子10の温度が等し
くなり、水晶振動子10のサーマル・ゲインは最
大となる。しかし実際のところ、水晶振動子10
の絶対温度を決定することは困難である。2個の
ヒータで消費されるべき電力の比を決定するひと
つの方法は、水晶振動子10から得られる温度感
応信号をモニタし、そして外部温度が変化したと
きの当該信号変化に注目することである。そのた
め外部温度の変化に応じて、水晶振動子10の発
振周波数変化がモニタされる。そして2個のヒー
タで消費される電力の比を色々と変化させること
により、最良の電力比が決定される。
図示された電気的モデルによれば、仮想ヒータ
の位置は、温度センサ50及び水晶振動子10か
らほぼ等距離にあることが要求される。従つて仮
想ヒータの位置を要領よく調節するには、ヒータ
60及び70を結ぶ直線が温度センサ50及び水
晶振動子10を結ぶ直線と平行になるよう各部品
を配置することが必要である。
の位置は、温度センサ50及び水晶振動子10か
らほぼ等距離にあることが要求される。従つて仮
想ヒータの位置を要領よく調節するには、ヒータ
60及び70を結ぶ直線が温度センサ50及び水
晶振動子10を結ぶ直線と平行になるよう各部品
を配置することが必要である。
第3図は、第1図に示された温度安定化回路4
5の詳細回路図である。温度センサ50として、
温度と共に抵抗値が変化するサーミスタを用いて
いる。抵抗器R10の抵抗値は、所定温度における
サーミスタ抵抗値と同じ値を有する。よつて電圧
V10は、所定温度において、ほぼ5ボルトにな
る。抵抗器R12及びR14は同じ抵抗値を有する。
よつて電圧V12は5ボルトになる。従つて温度セ
ンサ50の温度が所定温度近辺にあるとき(即ち
安定状態にあるとき)、差動アンプ100は線形
動作レンジ内に置かれる。抵抗器R10及びR12に
印加される電圧は、電圧レギユレータ170によ
り、正確に10ボルトに保たれる。
5の詳細回路図である。温度センサ50として、
温度と共に抵抗値が変化するサーミスタを用いて
いる。抵抗器R10の抵抗値は、所定温度における
サーミスタ抵抗値と同じ値を有する。よつて電圧
V10は、所定温度において、ほぼ5ボルトにな
る。抵抗器R12及びR14は同じ抵抗値を有する。
よつて電圧V12は5ボルトになる。従つて温度セ
ンサ50の温度が所定温度近辺にあるとき(即ち
安定状態にあるとき)、差動アンプ100は線形
動作レンジ内に置かれる。抵抗器R10及びR12に
印加される電圧は、電圧レギユレータ170によ
り、正確に10ボルトに保たれる。
差動アンプ100出力電圧はトランジスタ・ヒ
ータ70のベースに印加される。実際の動作にお
いて、外部環境30の温度が上昇するとサーミス
タ50の抵抗値は減少する。よつて電圧V10は降
下し、差動アンプ100はヒータ70に対してよ
り少いベース電流を供給することになる。その結
果、トランジスタ・ヒータ70で消費される電力
は減少する。同様に外部環境30の温度が低下す
ると、ヒータ70で消費される電力は増加され
る。
ータ70のベースに印加される。実際の動作にお
いて、外部環境30の温度が上昇するとサーミス
タ50の抵抗値は減少する。よつて電圧V10は降
下し、差動アンプ100はヒータ70に対してよ
り少いベース電流を供給することになる。その結
果、トランジスタ・ヒータ70で消費される電力
は減少する。同様に外部環境30の温度が低下す
ると、ヒータ70で消費される電力は増加され
る。
抵抗器R16の抵抗値はほぼ0.5オームである。電
源Vccからトランジスタ・ヒータ60,70及び
抵抗器R16に流れ込む電流iは約100mAであ
る。よつて電圧V14は前記電流iの関数となる。
トランジスタ・ヒータ60,70に流れる電流は
同じであるため、これらヒータで消費される電力
の比は、これら各ヒータにより生じる電圧降下の
関数となる。かくしてトランジスタ・ヒータ60
で消費される電力は、電圧VccとV16の電圧差に
比例する。同様にトランジスタ・ヒータ70で消
費される電力は、電圧V16とV14の電圧差に比例
する。
源Vccからトランジスタ・ヒータ60,70及び
抵抗器R16に流れ込む電流iは約100mAであ
る。よつて電圧V14は前記電流iの関数となる。
トランジスタ・ヒータ60,70に流れる電流は
同じであるため、これらヒータで消費される電力
の比は、これら各ヒータにより生じる電圧降下の
関数となる。かくしてトランジスタ・ヒータ60
で消費される電力は、電圧VccとV16の電圧差に
比例する。同様にトランジスタ・ヒータ70で消
費される電力は、電圧V16とV14の電圧差に比例
する。
差動アンプ110は電圧V18及びV16を等しく
保つよう接続されている。よつてトランジスタ・
ヒータ60及び70で消費される電力の比は、抵
抗器R18及びR20の抵抗比に依存することになる。
従つてR18又はR20の抵抗値を変化させることに
より、トランジスタ・ヒータ60,70で消費さ
れる電力の比を調節することが可能となる。
保つよう接続されている。よつてトランジスタ・
ヒータ60及び70で消費される電力の比は、抵
抗器R18及びR20の抵抗比に依存することになる。
従つてR18又はR20の抵抗値を変化させることに
より、トランジスタ・ヒータ60,70で消費さ
れる電力の比を調節することが可能となる。
恒温槽の始動時においてヒータ消費電力量を制
限するため、差動アンプ120が用いられる。こ
れは電圧V14が、トランジスタ・ヒータ60,7
0に流れる電流に比例することを利用したもので
ある。即ち差動アンプ120の反転入力端には電
圧V14が印加されており、当該電圧V14が所定の
電圧を越したときトランジスタ・ヒータ70のベ
ースから電流が吸い出される。ここで所定の電圧
とは、基準電圧VR及び抵抗分圧器R22,R24によ
つて生じる電圧であつて差動アンプ120の非反
転入力端に印加される電圧をいう。そして抵抗器
R16に流れる電流が所定値を下まわつたとき、差
動アンプ120はトランジスタ・ヒータ70のベ
ースから切り離される(ダイオードD10の作用に
よる)。なおトランジスタ・ヒータ70と差動ア
ンプ100の間にある帰還路にはコンデンサC10
及び抵抗器R26が直列接続されており、交流安定
化を図つている。
限するため、差動アンプ120が用いられる。こ
れは電圧V14が、トランジスタ・ヒータ60,7
0に流れる電流に比例することを利用したもので
ある。即ち差動アンプ120の反転入力端には電
圧V14が印加されており、当該電圧V14が所定の
電圧を越したときトランジスタ・ヒータ70のベ
ースから電流が吸い出される。ここで所定の電圧
とは、基準電圧VR及び抵抗分圧器R22,R24によ
つて生じる電圧であつて差動アンプ120の非反
転入力端に印加される電圧をいう。そして抵抗器
R16に流れる電流が所定値を下まわつたとき、差
動アンプ120はトランジスタ・ヒータ70のベ
ースから切り離される(ダイオードD10の作用に
よる)。なおトランジスタ・ヒータ70と差動ア
ンプ100の間にある帰還路にはコンデンサC10
及び抵抗器R26が直列接続されており、交流安定
化を図つている。
第1図は本発明の一実施例による恒温槽の全体
を示す概略図、第2図は1個のヒータを用いた恒
温槽の電気的モデル、第3図は第1図に示された
温度安定化回路45の詳細回路図である。 10:水晶振動子、20:熱伝導基板、30:
外部環境、40:保温材、45:温度安定化回
路、50:温度センサ、60:第1ヒータ、7
0:第2ヒータ、80:オーブン・コントロー
ラ。
を示す概略図、第2図は1個のヒータを用いた恒
温槽の電気的モデル、第3図は第1図に示された
温度安定化回路45の詳細回路図である。 10:水晶振動子、20:熱伝導基板、30:
外部環境、40:保温材、45:温度安定化回
路、50:温度センサ、60:第1ヒータ、7
0:第2ヒータ、80:オーブン・コントロー
ラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の(イ)から(ニ)より成り熱伝導基板上に装着さ
れた被保温素子の温度を安定化するための恒温
槽。 (イ) 前記熱伝導基板上の第1位置に装着され、該
第1位置における前記熱伝導基板の温度に応答
した出力信号を発生する温度センサ、 (ロ) 前記熱伝導基板上の第2、第3位置にそれぞ
れ装着された第1、第2ヒータ、 (ハ) 前記温度センサの出力信号に応答し、前記第
1、第2ヒータで消費される電力を制御する手
段、 (ニ) 前記第1、第2ヒータで消費される電力の比
率を可変設定する手段。 2 前記第1、第2ヒータは、前記熱伝導基板上
に装着され、コレクタ−エミツタ間が直列接続さ
れた第1、第2トランジスタで成り、前記第1、
第2ヒータで消費される電力は前記第1、第2ト
ランジスタのコレクタ−エミツタ間の消費電力で
ある特許請求の範囲第1項記載の恒温槽。 3 前記電力の比率を可変設定する手段は、前記
第1、第2トランジスタのコレクタ−エミツタ間
で消費される電力の比率を可変設定する手段であ
る特許請求の範囲第2項記載の恒温槽。
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