JP2655111B2 - コイルばね係着機構 - Google Patents

コイルばね係着機構

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JP2655111B2 JP31683994A JP31683994A JP2655111B2 JP 2655111 B2 JP2655111 B2 JP 2655111B2 JP 31683994 A JP31683994 A JP 31683994A JP 31683994 A JP31683994 A JP 31683994A JP 2655111 B2 JP2655111 B2 JP 2655111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルばね係着機構に
関し、特に、電子写真プロセスを用いたプリンタやファ
クシミリ,或いは複写機等の画像形成装置における接点
端子構造に好適なコイルばね係着機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コイルばねを使用した接点端子
構造では、従来、支持部材に別部材を介してコイルばね
をネジで止め、圧接端子を有する電気基板との間にコイ
ルばねを装着する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものでは、コイルばねを着脱する場合には、ネジや別部
材,更には電気基板等,それぞれの取付け・取外しを要
するため、部品点数が多いという不都合があり、加えて
着脱作業が面倒であった。
【0004】このため、電気基板の保守,交換作業が極
めて面倒で、作業能率が悪いという欠点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、接点端子構造における電気基板の保
守,交換作業を容易且つ迅速に行えるコイルばね係着機
構を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、コイルばね
の一端部に,当該コイルばねの中心軸に沿って該コイル
ばねの構成素材をN字状に曲折して成るN字状延設部を
設け、このN字状延設部の両側面中央部に、内側に向か
う凹部が形成されている。
【0007】そして、コイルばね用として予め準備され
たコイルばね支持板の中央部に、前述したコイルばねの
N字状延設部の幅方向の長さに対応した長さを有する長
穴を設けると共に、この長穴の幅方向に、N字状延設部
の凹部に係合する凹溝を設ける、等の構成を採ってい
る。これによって前述した目的を達成しようとするもの
である。
【0008】
【作用】例えば、電気基板上に設定されたコイルばね支
持板部分を成す支持部材内にコイルばねを挿入し、所定
挿入位置でのコイルばねを回転操作することにより、コ
イルばねの凹部と支持部材の凹溝とが係合して、コイル
ばねが支持部材にロックされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図10に
基づいて説明する。この実施例は、本発明のコイルばね
係着機構を接点端子構造へ適用した場合のものである。
【0010】この図1乃至図10に示す実施例は、コイ
ルばねとしての圧縮コイルばね26の一端部に,当該圧
縮コイルばね10の中心軸に沿って該圧縮コイルばね
(以下「コイルばね」という)26の構成素材をN字状
に曲折して成るN字状延設部14を備えている。このN
字状延設部14の両側面中央部には、内側に向かう凹部
としてのフック部14a,14aが形成されている。
【0011】また、コイルばね用として予め準備された
コイルばね支持板部分を構成する取付面16の中央部に
は、コイルばね26のN字状延設部14の凹部14a,
14aに対応して、長穴としての挿通穴18が設けられ
ている。そして、この挿通穴18の幅方向に、前述した
N字状延設部14の凹部14a,14aに係合する凹溝
18a,18aが設けられている。
【0012】このN字状延設部14の図4における下方
には、コイルばね26と直径の異なる他のコイルばね2
8が配設され連結されている。そして、このN字状延設
部14は、その幅が、本実施例では、前述した一方のコ
イルばね26の内径より小さく設定されている。
【0013】以下、これを更に詳述すると、図1におい
て、符号2は接点端子構造を示す。この接点端子構造2
は、支持部材としてのモールド4と、圧接端子6を有し
モールド4の底面に長手方向(矢印I方向)から挿入さ
れて設定される電気基板8と、モールド4に固定されて
圧接端子6に押圧接触するコイルばね28と、このコイ
ルばね28とN字状延設部14を介して連結されたコイ
ルばね26から構成されている。
【0014】モールド4には、圧接端子6の対向位置を
もって円筒形状のホルダー部12が形成されており、コ
イルばね26,28は、このホルダー部12に対してN
字状延設部14によってロック又はロック解除をそれ自
体の操作のみで任意にできるようになっている。
【0015】ホルダー部12は、図2及び図3(図2に
おけるA−A線断面図)に示すように、中央部に取付面
16を有しており、この取付面16にはコイルばね28
を挿通するための長穴状の挿通穴18が形成されてい
る。また、挿通穴18の両側縁には、N字状延設部14
の凹部14a,14aと係合する凹溝18a,18aが
対向位置をずらして形成されている。また、ホルダー部
12の左右及び下方には、後述するロック解除のための
治具が挿入されるロック解除用孔22,24が形成され
ている。
【0016】コイルばね26,28は、図4及び図5
(上面図)に示すように、上下に位置しており、これら
の中央部には、凹部としてのフック部14a,14aが
略コ字形に形成されているN字状延設部14により連結
されている。フック部14a,14aは、例えば、ばね
材料自体を折曲して合理的に形成されるものである。
【0017】ここで、挿通穴18の短巾は、径の小さい
コイルばね28を通過させる大きさに設定されており、
N字状延設部14のフック部14a,14a間の巾は、
挿通穴18の短巾より若干大きく設定されている。
【0018】次に、N字状延設部14に基づく上記実施
例の機能を説明する。
【0019】まず、図6及び図7(上面図)に示すよう
に、フック部14aが取付面16の挿通穴18を通過す
る姿勢でコイルばね26,28をホルダー部12に挿入
し、フック部14a,14aが凹溝18a,18aに対
応した位置で止める。
【0020】次に、図8に示すように、コイルばね26
を回転させると、図1に示したように、フック部14a
が弾性変形を介して凹溝18aに係合し、これによって
コイルばね26,28は上下移動及び回転を阻止された
状態でモールド4に取付けられる。フック部14aが凹
溝18aに対応した位置で、コイルばね28の先端はス
プリング圧がかかった状態で電気基板8の圧接端子6に
押圧接触し、これによって電気的接続がなされた接点端
子構造2が形成される。
【0021】保守・交換を行うために電気基板8をモー
ルド4から引き抜く場合には、図9及び図10に示すよ
うに、ロック解除用孔22,24を介して治具32が挿
入されてフック部14a近傍に当てられ、矢印R方向に
回転させられる。これによって、フック部14aと凹部
18aとの係合が外れ、図11に示すように、コイルば
ね26,28はホルダー部12を上方へ引き抜かれる。
これによって、電気基板8に対するコイルばね28の押
圧接触が解除され、電気基板8は矢印X方向へ容易に引
き抜かれる。ここで、コイルばね26に強度のある材質
を用いれば、治具32を使用することなくコイルばね2
6の回転動作のみでコイルばね26,28を引き抜くこ
とが可能である。
【0022】以上のように、本実施例によれば、コイル
ばね26の単独操作のみで、モールド4に対するコイル
ばね26,28の装着が、一つの部材の操作で電気基板
8をモールド4から引き抜くことができるので保守・交
換作業の能率向上を図ることができ、また、ネジや固定
用別部材が不要となって構成の簡易化並びに製造コスト
の低減を図ることができる。
【0023】なお、上記例においては、接点端子構造2
への適用例を示したが、これに限定されるものではな
く、コイルばね26,28の押圧接触を利用した種々の
構造に適用できるものである。
【0024】また、凹部と凹溝はコイルばね26,28
とモールド4との間において逆態様でもよく、また、N
字状延設部の凹部は必ずしも中央部に設ける必要はな
い。要するに、コイルばね26,28及びN字状延設部
14の形状は、モールド4に対するロック・ロック解除
機能を満足する範囲で適宜に選定し得るものである。
【0025】更にまた、モールド4に対するコイルばね
26のロック操作も、回転形態に限らず、例えば押込み
形態等、種々選定できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、コイル
ばねの単独操作のみで着脱できる構成であるので、コイ
ルばねが接触する電気基板等の接触対象部材の保守・交
換作業の能率向上を図ることができると共に、部品数の
減少によって構成の簡易化及び製造コストの低減を図る
ことができ、生産性向上を図り得るという従来にない優
れたコイルばね係着機構を提供することができる。
【0027】また、係合部の上下にスプリング部が存在
する構成では、上下のスプリング部をそれぞれ接点端子
に利用することができる外、一方を他方と異なる目的に
使用できる等、使用性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す使用状態の概要断面図
である。
【図2】支持部材におけるコイルばねの挿入部の上面図
である。
【図3】図2におけるA−A線での概要断面図である。
【図4】コイルばねの側面図である。
【図5】コイルばねの上面図である。
【図6】コイルばねを挿入した状態の概要断面図であ
る。
【図7】図6の平面図である。
【図8】コイルばねを回転させてロックした状態を示す
説明図である。
【図9】治具でロックを解除した状態の概略断面図であ
る。
【図10】図9の平面図である。
【図11】コイルばねのロックを解除した使用状態の概
略断面図である。
【符号の説明】
10,28 コイルばねとしての圧縮コイルばね 14 N字状延設部 14a,14a N字状延設部の凹部としてのフック部 18 長穴としての挿通穴 18a,18a 凹溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルばねの一端部に,当該コイルばね
    の中心軸に沿って該コイルばねの構成素材をN字状に曲
    折して成るN字状延設部を設け、このN字状延設部の両
    側面中央部に、内側に向かう凹部を形成し、 前記コイルばね用として予め準備されたコイルばね支持
    板部分の中央部に、前記コイルばねのN字状延設部の幅
    方向の長さに対応した長さを有する長穴を設けると共
    に、この長穴の幅方向に前記N字状延設部の凹部に係合
    する凹溝を設けたことを特徴とするコイルばね係着機
    構。
  2. 【請求項2】 前記N字状延設部は、圧縮コイルばねの
    一端部に設けられていることを特徴とした請求項1記載
    のコイルばね係着機構。
  3. 【請求項3】 前記N字状延設部は、その幅が、前記圧
    縮コイルばねの内径より小さく設定されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載のコイルばね係着機構。
  4. 【請求項4】 前記N字状延設部は、同軸に装備された
    直径の異なる二つの圧縮コイルばねの相互間部に配設さ
    れ連結されていることを特徴とした請求項1記載のコイ
    ルばね係着機構。
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