JP2654474B2 - 混銑車の内張り耐火物の補修方法及び補修用中子装置 - Google Patents
混銑車の内張り耐火物の補修方法及び補修用中子装置Info
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- JP2654474B2 JP2654474B2 JP4256195A JP25619592A JP2654474B2 JP 2654474 B2 JP2654474 B2 JP 2654474B2 JP 4256195 A JP4256195 A JP 4256195A JP 25619592 A JP25619592 A JP 25619592A JP 2654474 B2 JP2654474 B2 JP 2654474B2
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- F27—FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
- F27D—DETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
- F27D1/00—Casings; Linings; Walls; Roofs
- F27D1/16—Making or repairing linings increasing the durability of linings or breaking away linings
- F27D1/1626—Making linings by compacting a refractory mass in the space defined by a backing mould or pattern and the furnace wall
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、混銑車の内張りを不定
形耐火物で施工するための方法及びその中子に関するも
のである。
形耐火物で施工するための方法及びその中子に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来鉄鋼業用混銑車は、内張り耐火物を
煉瓦で施工しているため炉内への煉瓦の搬送、煉瓦への
モルタル塗布煉瓦施工のためのアーチ状の型枠のセット
及び煉瓦積みとほとんど狭窄な炉内での重筋作業であっ
た。さらに混銑車の役割から高炉から製鋼工場まで溶銑
を輸送する窯炉容器であることから、施工精度として
は、最も築炉技能を有することから、築炉要員の確保と
育成に多大な労力を要していた。これらの諸問題を解決
する為、既に製鋼溶鋼鍋や連鋳用タンディッシュで普及
している内張り材の不定形化を行うため実開平２−２９
４４７号公報等に提案されているように混銑車受銑口よ
り、ゴム引き布製や合成樹脂袋等のフレキシブル袋枠体
を炉内に搬入し該袋枠体に空気や流体を装入し炉内で中
子を形成し袋枠体と容器と内周に形成した空間に不定形
耐火物を施工する装置の提案がなされている。
煉瓦で施工しているため炉内への煉瓦の搬送、煉瓦への
モルタル塗布煉瓦施工のためのアーチ状の型枠のセット
及び煉瓦積みとほとんど狭窄な炉内での重筋作業であっ
た。さらに混銑車の役割から高炉から製鋼工場まで溶銑
を輸送する窯炉容器であることから、施工精度として
は、最も築炉技能を有することから、築炉要員の確保と
育成に多大な労力を要していた。これらの諸問題を解決
する為、既に製鋼溶鋼鍋や連鋳用タンディッシュで普及
している内張り材の不定形化を行うため実開平２−２９
４４７号公報等に提案されているように混銑車受銑口よ
り、ゴム引き布製や合成樹脂袋等のフレキシブル袋枠体
を炉内に搬入し該袋枠体に空気や流体を装入し炉内で中
子を形成し袋枠体と容器と内周に形成した空間に不定形
耐火物を施工する装置の提案がなされている。
【０００３】しかし、この方式の場合フレキシブル袋枠
体を支持するためのアンカー煉瓦の施工が発生するこ
と、不定形耐火物を施工した際にフレキシブル袋枠体の
場合、耐火物荷重で変化するため施工体寸法と設計寸法
の偏差がおおきくなること、脱枠時にフレキシブル袋枠
体が施工体に付着し脱枠作業が煩雑になり、袋枠体の損
傷を招くこと及び不定形耐火物が損耗した場合、アンカ
ー煉瓦の再築炉のため不定形耐火物の継ぎ足し施工が不
可能であること等の問題点を有していた。
体を支持するためのアンカー煉瓦の施工が発生するこ
と、不定形耐火物を施工した際にフレキシブル袋枠体の
場合、耐火物荷重で変化するため施工体寸法と設計寸法
の偏差がおおきくなること、脱枠時にフレキシブル袋枠
体が施工体に付着し脱枠作業が煩雑になり、袋枠体の損
傷を招くこと及び不定形耐火物が損耗した場合、アンカ
ー煉瓦の再築炉のため不定形耐火物の継ぎ足し施工が不
可能であること等の問題点を有していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した如
き背景に鑑みなされたもので、混銑車の内張りの不定形
化を行うにあたり、不定形耐火物の施工寸法精度を上
げ、しかも中子の支持のための背面煉瓦の特殊施工を必
要とせず、不定形耐火物の継ぎ足し施工が容易に可能と
なる中子装置を提供するものである。
き背景に鑑みなされたもので、混銑車の内張りの不定形
化を行うにあたり、不定形耐火物の施工寸法精度を上
げ、しかも中子の支持のための背面煉瓦の特殊施工を必
要とせず、不定形耐火物の継ぎ足し施工が容易に可能と
なる中子装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下本発明について図面
に従って詳細に説明する。図１は本発明の施工概要図で
ある。図１に示すように混銑車炉内にパネル４の水平搬
送機能を有するシャフト１を受銑口より混銑車に搬入す
る。このシャフト１は混銑車長手軸方向であって、その
対向する両端の側壁（以下、単に妻壁と称する）２に設
けたシャフト受け３を介してシャフト１を固定する。更
に、パネル４の水平搬送機能を有するシャフト１′およ
びシャフト１″を同様に混銑車炉内に搬入してシャフト
１に嵌合連結し、混銑車長手軸方向に分割シャフトを受
銑口下まで一体に形成する。この後受銑口寸法制約を回
避した分割パネル４を取り込み、先に固定設置してある
シャフト１とシャフト１′及び１″に設けられた水平搬
送機能である、例えば移動可能なスライダー機構やベア
リング滑車等を介して、該取込んだ分割パネル４を設定
位置まで搬送する。同手順で逐次炉内寸法形状に合わせ
た分割パネル４を混銑車炉内への取り込みと搬送を行
い、該分割パネル４はシャフト１とシャフト１′及び
１″にボルト等で連結固定されて支持がなされ、最後に
受銑口真下の分割パネル５をセットし、全体の分割パネ
ル４を一体に成形した後、永久張りと分割パネル４、５
の間に一括して不定形耐火物を施工する。
に従って詳細に説明する。図１は本発明の施工概要図で
ある。図１に示すように混銑車炉内にパネル４の水平搬
送機能を有するシャフト１を受銑口より混銑車に搬入す
る。このシャフト１は混銑車長手軸方向であって、その
対向する両端の側壁（以下、単に妻壁と称する）２に設
けたシャフト受け３を介してシャフト１を固定する。更
に、パネル４の水平搬送機能を有するシャフト１′およ
びシャフト１″を同様に混銑車炉内に搬入してシャフト
１に嵌合連結し、混銑車長手軸方向に分割シャフトを受
銑口下まで一体に形成する。この後受銑口寸法制約を回
避した分割パネル４を取り込み、先に固定設置してある
シャフト１とシャフト１′及び１″に設けられた水平搬
送機能である、例えば移動可能なスライダー機構やベア
リング滑車等を介して、該取込んだ分割パネル４を設定
位置まで搬送する。同手順で逐次炉内寸法形状に合わせ
た分割パネル４を混銑車炉内への取り込みと搬送を行
い、該分割パネル４はシャフト１とシャフト１′及び
１″にボルト等で連結固定されて支持がなされ、最後に
受銑口真下の分割パネル５をセットし、全体の分割パネ
ル４を一体に成形した後、永久張りと分割パネル４、５
の間に一括して不定形耐火物を施工する。
【０００６】施工に際しては、不定形耐火物の施工時の
浮力を支持するため、浮力支持シャフト６を数カ所設置
する。不定形耐火物の養生硬化をさせた後に各分割パネ
ルの連結固定ボルトを外し、離型し施工を完了する。全
ての分割パネル及びシャフト類を炉外へ搬出後、シャフ
トの鉄皮側固定部の不定形耐火物が充填されていない箇
所の耐火物充填を行い全施工を完了する。
浮力を支持するため、浮力支持シャフト６を数カ所設置
する。不定形耐火物の養生硬化をさせた後に各分割パネ
ルの連結固定ボルトを外し、離型し施工を完了する。全
ての分割パネル及びシャフト類を炉外へ搬出後、シャフ
トの鉄皮側固定部の不定形耐火物が充填されていない箇
所の耐火物充填を行い全施工を完了する。
【０００７】本発明により、混銑車長手軸方向に設けた
シャフト１とシャフト１′及び１″を支持部材として分
割パネル４、５が一体の型枠を形成し、且つ該型枠によ
り永久張り煉瓦との間に施工すべき空間が確保され、不
定形耐火物の流し込みにより該空間に所望の不定形耐火
物層が施工できる。この結果、従来の問題であったフレ
キシブル袋枠体はシャフト支持がないため、このフレキ
シブル袋枠体の支持と永久張り煉瓦とフレキシブル袋枠
体の間に空間を形成させるためのアンカー煉瓦の施工が
必要であるが、本発明の補修はこのアンカー煉瓦の施工
が不要となる。また、アンカー煉瓦の施工が不要となる
ため、施工時の省力化が可能となるばかりでなく、分割
パネルのセット、離型以外は全て炉外作業となり、大幅
な作業環境改善が達成できる。また、フレキシブル袋枠
体の変形による寸法精度悪化の防止、分割パネル素材へ
離型材を塗布することにより施工体や分割パネルを損傷
させることがなく、煉瓦積み工法から不定形化に移行す
る最大のメリットである継ぎ足し施工も本発明による中
子装置を採用すれば、残存不定形耐火物の表面はつりを
行い再び中子を前述の要領でセットすることにより可能
となり、従来の問題点を一気に解決し得る。
シャフト１とシャフト１′及び１″を支持部材として分
割パネル４、５が一体の型枠を形成し、且つ該型枠によ
り永久張り煉瓦との間に施工すべき空間が確保され、不
定形耐火物の流し込みにより該空間に所望の不定形耐火
物層が施工できる。この結果、従来の問題であったフレ
キシブル袋枠体はシャフト支持がないため、このフレキ
シブル袋枠体の支持と永久張り煉瓦とフレキシブル袋枠
体の間に空間を形成させるためのアンカー煉瓦の施工が
必要であるが、本発明の補修はこのアンカー煉瓦の施工
が不要となる。また、アンカー煉瓦の施工が不要となる
ため、施工時の省力化が可能となるばかりでなく、分割
パネルのセット、離型以外は全て炉外作業となり、大幅
な作業環境改善が達成できる。また、フレキシブル袋枠
体の変形による寸法精度悪化の防止、分割パネル素材へ
離型材を塗布することにより施工体や分割パネルを損傷
させることがなく、煉瓦積み工法から不定形化に移行す
る最大のメリットである継ぎ足し施工も本発明による中
子装置を採用すれば、残存不定形耐火物の表面はつりを
行い再び中子を前述の要領でセットすることにより可能
となり、従来の問題点を一気に解決し得る。
【０００８】また、不定形耐火物の充填性や下部と上部
で耐火物の種類を変化させる目的で一端下部のみ分割パ
ネル４をセット固定し、下部の不定形耐火物を施工しこ
の後、上部分割パネルを組立て上部用の不定形耐火物を
施工することも可能である。この際、下部の不定形耐火
物の充填性を向上する目的で施工時に棒状のバイブレー
ター等を用いて、施工することが好ましい。図２は図１
のＡ−Ａ′断面矢視図の内、分割パネルの旋回機構を含
めた図を示し、図３は図２の分割パネルを旋回して混銑
車の半円上部に設けた場合を示す。
で耐火物の種類を変化させる目的で一端下部のみ分割パ
ネル４をセット固定し、下部の不定形耐火物を施工しこ
の後、上部分割パネルを組立て上部用の不定形耐火物を
施工することも可能である。この際、下部の不定形耐火
物の充填性を向上する目的で施工時に棒状のバイブレー
ター等を用いて、施工することが好ましい。図２は図１
のＡ−Ａ′断面矢視図の内、分割パネルの旋回機構を含
めた図を示し、図３は図２の分割パネルを旋回して混銑
車の半円上部に設けた場合を示す。
【０００９】図２及び図３に示すように、更に分割パネ
ル支持用シャフト１に旋回機構７を設け、下部のみセッ
ト固定後、耐火物の施工を行い不定形耐火物の養生硬化
後シャフト６をチェーンまたはワイヤーと巻き上げウイ
ンチ等により引き上げ離型後、分割パネル４の円周方向
の連結固定を外し上部側に分割パネル４全体を旋回移動
させ再度円周方向の連結固定を行い上部側の不定形耐火
物の施工を行うことも可能である。本方法では、分割パ
ネル支持用シャフト１に旋回機構７を具備させることに
より、上部側のパネルが不要となり、更に省力化と施工
時間の短縮が可能となる。この旋回機構は軸装等シャフ
トを中心に旋回するものであれば一般的なもので良い。
ル支持用シャフト１に旋回機構７を設け、下部のみセッ
ト固定後、耐火物の施工を行い不定形耐火物の養生硬化
後シャフト６をチェーンまたはワイヤーと巻き上げウイ
ンチ等により引き上げ離型後、分割パネル４の円周方向
の連結固定を外し上部側に分割パネル４全体を旋回移動
させ再度円周方向の連結固定を行い上部側の不定形耐火
物の施工を行うことも可能である。本方法では、分割パ
ネル支持用シャフト１に旋回機構７を具備させることに
より、上部側のパネルが不要となり、更に省力化と施工
時間の短縮が可能となる。この旋回機構は軸装等シャフ
トを中心に旋回するものであれば一般的なもので良い。
【００１０】本発明に使用される分割パネル４の寸法に
ついては、投影寸法の最大値が受銑口施工後の開口寸法
以下の寸法形状であれば、離型後炉外に搬出可能である
ことから、分割パネル寸法を選定する必要がある。分割
パネル４の素材については、鋼板製、アルミ合金製、合
成樹脂製及びＦＲＰのいずれの素材でも良く耐久性と軽
量化の面で最適素材が選定される。また、分割パネルの
連結固定については、ボルトナット方式、トグルクラン
プ及びコッター方式のいずれでもよいが、連結強度、シ
ール性、連結の開閉に必要な力及び安全性からボルトナ
ット方式がより望ましい。
ついては、投影寸法の最大値が受銑口施工後の開口寸法
以下の寸法形状であれば、離型後炉外に搬出可能である
ことから、分割パネル寸法を選定する必要がある。分割
パネル４の素材については、鋼板製、アルミ合金製、合
成樹脂製及びＦＲＰのいずれの素材でも良く耐久性と軽
量化の面で最適素材が選定される。また、分割パネルの
連結固定については、ボルトナット方式、トグルクラン
プ及びコッター方式のいずれでもよいが、連結強度、シ
ール性、連結の開閉に必要な力及び安全性からボルトナ
ット方式がより望ましい。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例について図１を用いて以下に
説明する。３５０ｔ容量の混銑車鉄皮にパーマれんがを
施工後、混銑車長手軸方向に、５分割されたパネルの水
平搬送機能を有するシャフト１を受銑口２より炉内に搬
入し、混銑車妻壁２の鉄皮のシャフト受け３にセット固
定した。更に、シャフト１と同様にパネルの水平搬送機
能を有するシャフト１′およびシャフト１″をシャフト
１に順次嵌合連結し、混銑車長手軸方向にそれぞれ分割
されたシャフト１、１′、１″を一体に連結固定して受
銑口下まで設置した。この後、受銑口寸法制約を回避し
た６０枚の分割パネル４（円周５分割、長手１２分割）
を取り込み、先に固定設置してあるシャフトの水平搬送
機能を介して受銑口下から妻壁２方向へ分割パネル４を
設置位置まで搬送するとともに、前記の一体に連結固定
されたシャフト１、１′、１″に支持させて分割パネル
４をボルトで連結固定して型枠を組む。同手順で逐次炉
内寸法形状に合わせた分割パネル６０枚を混銑車炉内に
取り込みボルトで連結固定し、最後に受銑口真下の分割
パネル５をセットし、混銑車下半分および上部に当たる
全体の分割パネルを設置する。この後、前記の混銑車下
半分に当たる全体の分割パネルと永久張りの間に一括し
て不定形耐火物８０ｔを圧送充填した。
説明する。３５０ｔ容量の混銑車鉄皮にパーマれんがを
施工後、混銑車長手軸方向に、５分割されたパネルの水
平搬送機能を有するシャフト１を受銑口２より炉内に搬
入し、混銑車妻壁２の鉄皮のシャフト受け３にセット固
定した。更に、シャフト１と同様にパネルの水平搬送機
能を有するシャフト１′およびシャフト１″をシャフト
１に順次嵌合連結し、混銑車長手軸方向にそれぞれ分割
されたシャフト１、１′、１″を一体に連結固定して受
銑口下まで設置した。この後、受銑口寸法制約を回避し
た６０枚の分割パネル４（円周５分割、長手１２分割）
を取り込み、先に固定設置してあるシャフトの水平搬送
機能を介して受銑口下から妻壁２方向へ分割パネル４を
設置位置まで搬送するとともに、前記の一体に連結固定
されたシャフト１、１′、１″に支持させて分割パネル
４をボルトで連結固定して型枠を組む。同手順で逐次炉
内寸法形状に合わせた分割パネル６０枚を混銑車炉内に
取り込みボルトで連結固定し、最後に受銑口真下の分割
パネル５をセットし、混銑車下半分および上部に当たる
全体の分割パネルを設置する。この後、前記の混銑車下
半分に当たる全体の分割パネルと永久張りの間に一括し
て不定形耐火物８０ｔを圧送充填した。
【００１２】施工に際しては、不定形耐火物の施工時の
浮力を支持するため、浮力支持用シャフト６を４カ所設
置した。施工耐火物の８時間養生硬化後、まず、上部の
受銑口に近い分割パネルから分割パネルの連結固定ボル
トを外して各分割パネル５のバラシを行い、次いで、パ
ネル保持部のボルトを緩めることで施工耐火物と分割パ
ネル５間に隙間を形成して該分割パネル５を離型後に一
体に連結固定されたシャフト（シャフト１、１′、
１″）の水平搬送機能を介して受銑口に直下に搬送して
受銑口から炉外に搬出する。同様にして逐次各分割パネ
ル４も各分割パネル４の連結固定ボルトを外し分割パネ
ル４のバラシと施工耐火物と分割パネル４間に隙間の形
成と、離型作業、受銑口直下までの搬送、受銑口から炉
外に搬出を各分割パネル４毎に行う。 上部の各分割パネ
ル４、５を搬出後、下部の各分割パネル５、４を同様の
手順で搬出する。各分割パネル５、４を搬出後は前記の
シャフト１、１′、１″を搬入時とは逆に順番であるシ
ャフトｌ″からシャフト１′、シャフト１と順次嵌合部
を切り離して受銑口直下に搬送して受銑口から炉外に搬
出する。 更に、混銑車妻壁２の鉄皮のシャフト受け３に
シャフト１が固定された状態で不定形耐火物が施工され
ているために、シャフト１を抜き取ることができ、この
シャフト１の抜き取りにより発生するシャフト受け３部
の不定形耐火物の未充填に不定形耐火物を施工する。な
お、分割パネル素材については、鋼板製のものを使用し
た。最後に受銑口に不定形耐火材料を専用木枠を用いて
施工した後、７２時間乾燥を行い通常稼働させた。表１
に煉瓦積み施工時と本発明使用時の施工実績比較を、表
２に稼働させたオール不定形混銑車と同一時期に稼働し
た煉瓦積み混銑車との炉材成績の比較結果をそれぞれ示
す。
浮力を支持するため、浮力支持用シャフト６を４カ所設
置した。施工耐火物の８時間養生硬化後、まず、上部の
受銑口に近い分割パネルから分割パネルの連結固定ボル
トを外して各分割パネル５のバラシを行い、次いで、パ
ネル保持部のボルトを緩めることで施工耐火物と分割パ
ネル５間に隙間を形成して該分割パネル５を離型後に一
体に連結固定されたシャフト（シャフト１、１′、
１″）の水平搬送機能を介して受銑口に直下に搬送して
受銑口から炉外に搬出する。同様にして逐次各分割パネ
ル４も各分割パネル４の連結固定ボルトを外し分割パネ
ル４のバラシと施工耐火物と分割パネル４間に隙間の形
成と、離型作業、受銑口直下までの搬送、受銑口から炉
外に搬出を各分割パネル４毎に行う。 上部の各分割パネ
ル４、５を搬出後、下部の各分割パネル５、４を同様の
手順で搬出する。各分割パネル５、４を搬出後は前記の
シャフト１、１′、１″を搬入時とは逆に順番であるシ
ャフトｌ″からシャフト１′、シャフト１と順次嵌合部
を切り離して受銑口直下に搬送して受銑口から炉外に搬
出する。 更に、混銑車妻壁２の鉄皮のシャフト受け３に
シャフト１が固定された状態で不定形耐火物が施工され
ているために、シャフト１を抜き取ることができ、この
シャフト１の抜き取りにより発生するシャフト受け３部
の不定形耐火物の未充填に不定形耐火物を施工する。な
お、分割パネル素材については、鋼板製のものを使用し
た。最後に受銑口に不定形耐火材料を専用木枠を用いて
施工した後、７２時間乾燥を行い通常稼働させた。表１
に煉瓦積み施工時と本発明使用時の施工実績比較を、表
２に稼働させたオール不定形混銑車と同一時期に稼働し
た煉瓦積み混銑車との炉材成績の比較結果をそれぞれ示
す。
【００１３】
【表１】
【００１４】
【表２】
【００１５】
【発明の効果】本発明により、混銑車の内張りを不定形
化するに当たり、背面に特殊なパーマ煉瓦施工が発生せ
ず、施工体寸法精度を向上し、継ぎ足し施工も容易に可
能となり、炉材成績の向上が可能となる。更に、施工時
に熟練工を必要とぜずに省力化と大幅な作業環境改善が
可能となる。
化するに当たり、背面に特殊なパーマ煉瓦施工が発生せ
ず、施工体寸法精度を向上し、継ぎ足し施工も容易に可
能となり、炉材成績の向上が可能となる。更に、施工時
に熟練工を必要とぜずに省力化と大幅な作業環境改善が
可能となる。
【図１】本発明の施工概要図、
【図２】図１のＡ−Ａ′断面矢視図の内、分割パネルの
旋回機構を含めた図、
旋回機構を含めた図、
【図３】図２の分割パネルを旋回した混銑車の半円上部
に設けた場合を示す図である。
に設けた場合を示す図である。
１，１′，１″ シャフト（パネル搬送用） ２ 妻壁 ３ シャフト受け ４ 分割パネル（下部） ５ 受銑口真下分割パネル ６，６′ 浮力支持用シャフト７ 旋回機構 ８ ワイヤー ９ 巻き上げウインチ
Claims (4)
- 【請求項１】 混銑車長手軸方向であって、その両端を
混銑車の妻壁に設けたシャフト受けを介してシャフトを
固定し、該シャフトに支持された分割パネルを取付け
て、混銑車炉内で中子を組立てた後、永久張り煉瓦と分
割パネル間の隙間に不定形耐火物を一括して充填するこ
とを特徴とした混銑車の内張り耐火物の補修方法。 - 【請求項２】 混銑車長手軸方向であって、その両端を
混銑車の妻壁に設けたシャフト受けを介してシャフトを
固定し、該シャフトを支持された分割パネルを取付け
て、混銑車炉内で下部層の分割パネルを組み上げた後、
下部のみを不定形耐火物で施工し養生硬化させた後、残
り上部の分割パネルを下部の分割パネルを基準に合わせ
て、シャフトに連結し組立てた後、永久張り煉瓦と分割
パネル間の隙間に不定形耐火物を施工することを特徴と
する混銑車の内張り耐火物の補修方法。 - 【請求項３】 混銑車内の妻壁に設けたシャフト受けに
シャフトを架設し、該シャフトに複数に分割された混銑
車内壁面を形成するパネルをそれぞれ支持せしめ且つ分
割されたそれぞれのパネルを連結して永久耐火物と分割
パネルの間に適宜の空隙を設けたことを特徴とする混銑
車の内張り耐火物の補修用中子装置。 - 【請求項４】 混銑車内の妻壁に設けたシャフト受けに
シャフトを架設し、該シャフトに複数に分割された混銑
車内壁面を形成するパネルをそれぞれ支持せしめ、且つ
分割されたそれぞれのパネルを連結して該パネルが混銑
車内壁面の下半円を覆い永久耐火物と分割パネルの間に
適宜の空隙を設けるとともに、該パネルが架設シャフト
を基軸に混銑車内壁面の上半円部に回動して前記の混銑
車内壁面の下半円と同様に永久耐火物と分割パネルの間
に適宜の空隙を設けることを特徴とする混銑車の内張り
耐火物の補修用中子装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4256195A JP2654474B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 混銑車の内張り耐火物の補修方法及び補修用中子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4256195A JP2654474B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 混銑車の内張り耐火物の補修方法及び補修用中子装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108135A JPH06108135A (ja) | 1994-04-19 |
| JP2654474B2 true JP2654474B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=17289235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4256195A Expired - Fee Related JP2654474B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 混銑車の内張り耐火物の補修方法及び補修用中子装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2654474B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102139628B1 (ko) | 2019-08-13 | 2020-07-30 | 주식회사 포스코 | 축조 보조장치 및 이를 이용한 축조 방법 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6460664B2 (ja) * | 2014-07-07 | 2019-01-30 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 縦型窯炉の築炉方法およびガイドパネル |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4256195A patent/JP2654474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102139628B1 (ko) | 2019-08-13 | 2020-07-30 | 주식회사 포스코 | 축조 보조장치 및 이를 이용한 축조 방법 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06108135A (ja) | 1994-04-19 |
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