JP3120035B2 - ロータリーキルンの内張り耐火物施工方法 - Google Patents
ロータリーキルンの内張り耐火物施工方法Info
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- JP3120035B2 JP3120035B2 JP08093912A JP9391296A JP3120035B2 JP 3120035 B2 JP3120035 B2 JP 3120035B2 JP 08093912 A JP08093912 A JP 08093912A JP 9391296 A JP9391296 A JP 9391296A JP 3120035 B2 JP3120035 B2 JP 3120035B2
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリーキルンの
内張り耐火物施工方法に関するものである。
内張り耐火物施工方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にロータリーキルンは、セメントや
耐火原料の仮焼、還元ペレットの製造、ゴミ焼却、スク
ラップ予熱等多岐に亘って使用されている。従来ロータ
リーキルンの内張り耐火物には、マグネシア−クロム質
やマグネシア−スピネル質の焼成耐火レンガが用いられ
ていた。しかし、これらのレンガは１個の単重が５〜１
５kg有り、しかも施工に際しては、数千個〜数万個のレ
ンガを人手により運搬して築造しなければならないた
め、かなりの重筋作業であり、かつ施工時間が長くかか
る問題があった。
耐火原料の仮焼、還元ペレットの製造、ゴミ焼却、スク
ラップ予熱等多岐に亘って使用されている。従来ロータ
リーキルンの内張り耐火物には、マグネシア−クロム質
やマグネシア−スピネル質の焼成耐火レンガが用いられ
ていた。しかし、これらのレンガは１個の単重が５〜１
５kg有り、しかも施工に際しては、数千個〜数万個のレ
ンガを人手により運搬して築造しなければならないた
め、かなりの重筋作業であり、かつ施工時間が長くかか
る問題があった。
【０００３】近年、これらの問題に対応すべく、不定形
耐火物、特にキャスタブルの流し込み施工が実施されて
いる。この流し込み施工は、円周をいくつかに分割し、
内面の弧に沿った中子をセットして、ロータリーキルン
を回転させ、施工部位が真下にくるようにして数回流し
込みを行う分割施工が一般的である。しかし、この方法
だと中子のセット、取り外しが煩雑である。キャスタブ
ルの硬化には時間が必要であり、分割数が多くなると施
工時間が長くなる。又、高所にあるロータリーキルンの
場合には、材料搬送を容易にするために、添加水分が多
くなり、キャスタブルの耐用が悪くなる。
耐火物、特にキャスタブルの流し込み施工が実施されて
いる。この流し込み施工は、円周をいくつかに分割し、
内面の弧に沿った中子をセットして、ロータリーキルン
を回転させ、施工部位が真下にくるようにして数回流し
込みを行う分割施工が一般的である。しかし、この方法
だと中子のセット、取り外しが煩雑である。キャスタブ
ルの硬化には時間が必要であり、分割数が多くなると施
工時間が長くなる。又、高所にあるロータリーキルンの
場合には、材料搬送を容易にするために、添加水分が多
くなり、キャスタブルの耐用が悪くなる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようなレンガ積み
及びキャスタブルの流し込み施工等のロータリーキルン
の内張り耐火物施工方法の問題点を解決すべく、特開平
７−２２５０８６号公報には、事前に低水分で施工した
高耐用な大型ブロックでキルン全体を構成した施工方法
が提案されている。しかし、この方法では、大型ブロッ
クを所定位置にセットするために、チェーンブロック等
の炉内での搬送装置が必要となり、芯合わせ等のハンド
リングが煩雑となる。又、ライニング全体がブロックで
構成されているため、最後のブロックをセットする際大
きな手間と労力がかかる。更に、ブロックの支持構造が
弱いため、使用中にブロックが剥離、脱落しやすい。
及びキャスタブルの流し込み施工等のロータリーキルン
の内張り耐火物施工方法の問題点を解決すべく、特開平
７−２２５０８６号公報には、事前に低水分で施工した
高耐用な大型ブロックでキルン全体を構成した施工方法
が提案されている。しかし、この方法では、大型ブロッ
クを所定位置にセットするために、チェーンブロック等
の炉内での搬送装置が必要となり、芯合わせ等のハンド
リングが煩雑となる。又、ライニング全体がブロックで
構成されているため、最後のブロックをセットする際大
きな手間と労力がかかる。更に、ブロックの支持構造が
弱いため、使用中にブロックが剥離、脱落しやすい。
【０００５】本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発され
たものであり、高耐用でかつ短期間で容易に施工するこ
とが可能なロータリーキルンの内張り耐火物施工方法を
提供するものである。
たものであり、高耐用でかつ短期間で容易に施工するこ
とが可能なロータリーキルンの内張り耐火物施工方法を
提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、プレキャストブロックとキャスタブル
を用いてロータリーキルンを内張りする際に、ロータリ
ーキルンの鉄皮内側周面に、プレキャストブロック位置
決め用のガイドレールを設置したのちガイドレールに対
応する背面位置に、ガイドレールと嵌合する溝を設けた
プレキャストブロックを、ガイドレール溝に嵌合させ
て、ガイドレール上を自在に移動させ、ロータリーキル
ン鉄皮側側面（以下、背面と称する）が、鉄皮内径に対
応した円弧を形成し、かつ、稼働面側側面（以下、内周
面と称する）が背面と同心円で、同一中心角の円弧を形
成する扇形形状のプレキャストブロックを、ロータリー
キルン内周方向に隣り合うプレキャストブロック間の間
隔が５０mm以上となるようにロータリーキルン鉄皮内周
上に少なくとも２個以上配置し、隣り合うプレキャスト
ブロックの間には、キャスタブルを流し込み施工するこ
とを特徴とするロータリーキルンの内張り耐火物施工方
法を提供する。
め、本発明では、プレキャストブロックとキャスタブル
を用いてロータリーキルンを内張りする際に、ロータリ
ーキルンの鉄皮内側周面に、プレキャストブロック位置
決め用のガイドレールを設置したのちガイドレールに対
応する背面位置に、ガイドレールと嵌合する溝を設けた
プレキャストブロックを、ガイドレール溝に嵌合させ
て、ガイドレール上を自在に移動させ、ロータリーキル
ン鉄皮側側面（以下、背面と称する）が、鉄皮内径に対
応した円弧を形成し、かつ、稼働面側側面（以下、内周
面と称する）が背面と同心円で、同一中心角の円弧を形
成する扇形形状のプレキャストブロックを、ロータリー
キルン内周方向に隣り合うプレキャストブロック間の間
隔が５０mm以上となるようにロータリーキルン鉄皮内周
上に少なくとも２個以上配置し、隣り合うプレキャスト
ブロックの間には、キャスタブルを流し込み施工するこ
とを特徴とするロータリーキルンの内張り耐火物施工方
法を提供する。
【０００７】更に、プレキャストブロックとキャスタブ
ルを用いてロータリーキルンを内張りする際には、ロー
タリーキルンの鉄皮内側周面に、プレキャストブロック
位置決め用のガイドレールを設置したのちガイドレール
に対応する背面位置に、ガイドレールと嵌合する溝を設
けたプレキャストブロックを、ガイドレール溝に嵌合 さ
せて、ガイドレール上を自在に移動させ、背面が鉄皮内
径に対応した円弧を形成し、かつ、内周面が背面と同心
円で、中心角が背面よりも小さい円弧を形成する扇形形
状のプレキャストブロックを、ロータリーキルン内周方
向に隣り合うプレキャストブロック間の間隔が５０mm以
上となるように、ロータリーキルン鉄皮内周上に少なく
とも２個以上配置し、隣り合うプレキャストブロックの
間には、キャスタブルを流し込み施工するロータリーキ
ルンの内張り耐火物施工方法も適用可能である。
ルを用いてロータリーキルンを内張りする際には、ロー
タリーキルンの鉄皮内側周面に、プレキャストブロック
位置決め用のガイドレールを設置したのちガイドレール
に対応する背面位置に、ガイドレールと嵌合する溝を設
けたプレキャストブロックを、ガイドレール溝に嵌合 さ
せて、ガイドレール上を自在に移動させ、背面が鉄皮内
径に対応した円弧を形成し、かつ、内周面が背面と同心
円で、中心角が背面よりも小さい円弧を形成する扇形形
状のプレキャストブロックを、ロータリーキルン内周方
向に隣り合うプレキャストブロック間の間隔が５０mm以
上となるように、ロータリーキルン鉄皮内周上に少なく
とも２個以上配置し、隣り合うプレキャストブロックの
間には、キャスタブルを流し込み施工するロータリーキ
ルンの内張り耐火物施工方法も適用可能である。
【０００８】又、プレキャストブロックのキルン周方向
キャスタブル側側面を、鉄皮に固定したプレート又はス
タッドを用いて拘束することができ、更にプレキャスト
ブロックの背面側をアンカーを用いてロータリーキルン
の鉄皮に固定することで、より強固な構造体を提供す
る。
キャスタブル側側面を、鉄皮に固定したプレート又はス
タッドを用いて拘束することができ、更にプレキャスト
ブロックの背面側をアンカーを用いてロータリーキルン
の鉄皮に固定することで、より強固な構造体を提供す
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明では、まずキルン鉄皮内径
に合わせた円弧を有する大型の扇形形状の、、あらかじ
め施工されたプレキャストブロック２個を互いに、５０
mm以上離してロータリーキルンの所定位置に配設する。
その後、これらプレキャストブロック２個の間の空間部
の中心が、真下にくるようにキルンを回転させ、中子を
設置しないで、流し込みを行う。キャスタブルの硬化
後、更にプレキャストブロックを１個追加して、順次同
様の作業を繰り返し、プレキャストブロックとキャスタ
ブルの一体施工体を得る。このように、キャスタブルの
流し込み作業において、中子のセット、取り外し作業が
無くなるので、作業が容易となり、又流し込み回数も半
減するので、施工時間も短縮される。
に合わせた円弧を有する大型の扇形形状の、、あらかじ
め施工されたプレキャストブロック２個を互いに、５０
mm以上離してロータリーキルンの所定位置に配設する。
その後、これらプレキャストブロック２個の間の空間部
の中心が、真下にくるようにキルンを回転させ、中子を
設置しないで、流し込みを行う。キャスタブルの硬化
後、更にプレキャストブロックを１個追加して、順次同
様の作業を繰り返し、プレキャストブロックとキャスタ
ブルの一体施工体を得る。このように、キャスタブルの
流し込み作業において、中子のセット、取り外し作業が
無くなるので、作業が容易となり、又流し込み回数も半
減するので、施工時間も短縮される。
【００１０】ここでは、キャスタブルの流し込み作業
は、中子レスとしたが、内周面の曲率をうまくとること
ができず、問題となる場合には、プレキャストブロック
の中心角を小さくし、プレキャストブロックの占有率を
大きくするか、内周面の曲率に応じた簡易の中子（当
板）を用意して施工することも可能である。
は、中子レスとしたが、内周面の曲率をうまくとること
ができず、問題となる場合には、プレキャストブロック
の中心角を小さくし、プレキャストブロックの占有率を
大きくするか、内周面の曲率に応じた簡易の中子（当
板）を用意して施工することも可能である。
【００１１】プレキャストブロック間の隙間を５０mm以
上とした理由は、これ未満の厚みでは、バイブレーター
がかけずらく、キャスタブルの十分な施工体が得られな
いからである。プレキャストブロックの大きさは任意に
設定可能であり、当然、等しいサイズにしても構わな
い。
上とした理由は、これ未満の厚みでは、バイブレーター
がかけずらく、キャスタブルの十分な施工体が得られな
いからである。プレキャストブロックの大きさは任意に
設定可能であり、当然、等しいサイズにしても構わな
い。
【００１２】又、プレキャストブロックの背面には溝が
設けられており、鉄皮にはその溝と嵌合するガイドレー
ルを配設している。従ってこれらを嵌合させ、このガイ
ドレールに沿って大型の扇形形状のプレキャストブロッ
クを人力でも容易に移動、設置可能となる。その結果、
従来キルン内運搬の為に必要とされるチェーンブロック
や搬送装置が不要となり、芯合わせ等のハンドリング操
作も容易になる。又、このガイドレールはプレキャスト
ブロックの拘束にも有効である。
設けられており、鉄皮にはその溝と嵌合するガイドレー
ルを配設している。従ってこれらを嵌合させ、このガイ
ドレールに沿って大型の扇形形状のプレキャストブロッ
クを人力でも容易に移動、設置可能となる。その結果、
従来キルン内運搬の為に必要とされるチェーンブロック
や搬送装置が不要となり、芯合わせ等のハンドリング操
作も容易になる。又、このガイドレールはプレキャスト
ブロックの拘束にも有効である。
【００１３】次に、プレキャストブロックの内周面の円
弧の長さは、その中心角が背面の円弧に対する中心角よ
りも、小さくなるようにすれば、キャスタブルとプレキ
ャストブロックの接地面が大きくとれ、しかもスタッド
等により固定されたキャスタブルで、プレキャストブロ
ックを拘束することができるため、ブロックの剥離、脱
落が起こりにくくなる。
弧の長さは、その中心角が背面の円弧に対する中心角よ
りも、小さくなるようにすれば、キャスタブルとプレキ
ャストブロックの接地面が大きくとれ、しかもスタッド
等により固定されたキャスタブルで、プレキャストブロ
ックを拘束することができるため、ブロックの剥離、脱
落が起こりにくくなる。
【００１４】更に、プレキャストブロックの固定に関し
ては、キャスタブル側側面をプレートまたはスタッドで
拘束したり、あるいは、あらかじめプレキャストブロッ
クの背面側をアンカーによって、より強固に鉄皮に固定
しておくことができる。
ては、キャスタブル側側面をプレートまたはスタッドで
拘束したり、あるいは、あらかじめプレキャストブロッ
クの背面側をアンカーによって、より強固に鉄皮に固定
しておくことができる。
【００１５】尚、キャスタブルの固定はスタッドを用い
るのが望ましいが、その他、アンカーレンガ、ラス金網
等を用いることもできる。又、キャスタブルとプレキャ
ストブロック間には、必要に応じて、膨脹代を設けるこ
とも可能である。
るのが望ましいが、その他、アンカーレンガ、ラス金網
等を用いることもできる。又、キャスタブルとプレキャ
ストブロック間には、必要に応じて、膨脹代を設けるこ
とも可能である。
【００１６】
【実施例】以下、図を用いて実施例を説明する。図１
は、本発明を適用したプレキャストブロックとキャスタ
ブルで構成されるロータリーキルンの内張り構造図であ
る。この図の中で、１がプレキャストブロック、２がキ
ャスタブルであり、その内周面と背面とは同心円となっ
ている。プレキャストブロック１は側面をプレート３
で、背面側を事前に設置されたアンカー４によって鉄皮
６に固定されている。又、ブロックの背面には溝５が２
か所設置されており、鉄皮６の内周面には、溝５に嵌合
し、かつキルン軸方向に相対的に移動自在なガイドレー
ル７が設置してある。キャスタブル２はスタッド８で強
固に固定されている。
は、本発明を適用したプレキャストブロックとキャスタ
ブルで構成されるロータリーキルンの内張り構造図であ
る。この図の中で、１がプレキャストブロック、２がキ
ャスタブルであり、その内周面と背面とは同心円となっ
ている。プレキャストブロック１は側面をプレート３
で、背面側を事前に設置されたアンカー４によって鉄皮
６に固定されている。又、ブロックの背面には溝５が２
か所設置されており、鉄皮６の内周面には、溝５に嵌合
し、かつキルン軸方向に相対的に移動自在なガイドレー
ル７が設置してある。キャスタブル２はスタッド８で強
固に固定されている。
【００１７】図２は、プレキャストブロック１の背面に
設置した溝５と、鉄皮６に設けたガイドレール７との取
り合いを示している。プレキャストブロック１は、側面
をプレート３やスタッド８で拘束され、施工時のズレが
防げる。
設置した溝５と、鉄皮６に設けたガイドレール７との取
り合いを示している。プレキャストブロック１は、側面
をプレート３やスタッド８で拘束され、施工時のズレが
防げる。
【００１８】図３は、プレキャストブロック１の内周面
と背面の長さに対する、中心角が異なる場合を示したも
のであり、内周面の中心角は、背面に対する中心角より
も小さくしてある。
と背面の長さに対する、中心角が異なる場合を示したも
のであり、内周面の中心角は、背面に対する中心角より
も小さくしてある。
【００１９】更に、図１で示される構造を実機のロータ
リーキルンに適用した結果、オールキャスタブル構造と
比べて、施工時間で６０％、施工工数で３０％の削減が
図れた。又、炉の寿命は、オールキャスタブル構造に対
し、３０％向上することができた。
リーキルンに適用した結果、オールキャスタブル構造と
比べて、施工時間で６０％、施工工数で３０％の削減が
図れた。又、炉の寿命は、オールキャスタブル構造に対
し、３０％向上することができた。
【００２０】
【発明の効果】本発明によればロータリーキルン内張り
耐火物の寿命を大幅に向上させることができ、しかも施
工が容易となって、施工時間及び施工工数の大幅な削減
が達成できる。
耐火物の寿命を大幅に向上させることができ、しかも施
工が容易となって、施工時間及び施工工数の大幅な削減
が達成できる。
【図１】本発明におけるプレキャストブロックとキャス
タブルとで構成されるロータリーキルンの内張り耐火物
構造の例を示す図。
タブルとで構成されるロータリーキルンの内張り耐火物
構造の例を示す図。
【図２】プレキャストブロックの背面に設置した溝と、
ガイドレールとの取り合い図。
ガイドレールとの取り合い図。
【図３】プレキャストブロックの内周面と背面の長さの
関係を示す図。
関係を示す図。
１ プレキャストブロック ２ キャスタブル ３ プレート ４ 固定アンカー ５ 溝 ６ 鉄皮 ７ ガイドレール ８ スタッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F27B 7/00 - 7/42 F27D 1/10 F27D 1/16
Claims (4)
- 【請求項１】 プレキャストブロックとキャスタブルを
用いてロータリーキルンを内張りする際に、ロータリー
キルンの鉄皮内側周面に、プレキャストブロック位置決
め用のガイドレールを設置したのちガイドレールに対応
する背面位置に、ガイドレールと嵌合する溝を設けたプ
レキャストブロックを、ガイドレール溝に嵌合させて、
ガイドレール上を自在に移動させ、ロータリーキルン鉄
皮側側面（以下、背面と称する）が、鉄皮内径に対応し
た円弧を形成し、かつ、稼働面側側面（以下、内周面と
称する）が背面と同心円で同一中心角の円弧を形成する
扇形形状のプレキャストブロックを、ロータリーキルン
内周方向に隣り合うプレキャストブロック間の間隔が５
０mm以上となるように、ロータリーキルン鉄皮内周上に
少なくとも２個以上配置し、隣り合うプレキャストブロ
ックの間には、キャスタブルを流し込み施工することを
特徴とするロータリーキルンの内張り耐火物施工方法。 - 【請求項２】 プレキャストブロックとキャスタブルを
用いてロータリーキルンを内張りする際に、ロータリー
キルンの鉄皮内側周面に、プレキャストブロック位置決
め用のガイドレールを設置したのちガイドレールに対応
する背面位置に、ガイドレールと嵌合する溝を設けたプ
レキャストブロックを、ガイドレール溝に嵌合させて、
ガイドレール上を自在に移動させ、背面が鉄皮内径に対
応した円弧を形成し、かつ、内周面が背面と同心円で、
中心角が背面よりも小さい円弧を形成する扇形形状のプ
レキャストブロックを、ロータリーキルン内周方向に隣
り合うプレキャストブロック間の間隔が５０mm以上とな
るように、ロータリーキルン鉄皮内周上に少なくとも２
個以上配置し、隣り合うプレキャストブロックの間に
は、キャスタブルを流し込み施工することを特徴とする
ロータリーキルンの内張り耐火物施工方法。 - 【請求項３】 プレキャストブロックのキルン周方向キ
ャスタブル側側面を、鉄皮に固定したプレート又はスタ
ッドを用いて拘束することを特徴とする請求項１又は２
記載のロータリーキルンの内張り耐火物施工方法。 - 【請求項４】 プレキャストブロックの背面側をアンカ
ーを用いてロータリーキルンの鉄皮に固定することを特
徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のロータリーキ
ルンの内張り耐火物施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08093912A JP3120035B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | ロータリーキルンの内張り耐火物施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08093912A JP3120035B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | ロータリーキルンの内張り耐火物施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280738A JPH09280738A (ja) | 1997-10-31 |
| JP3120035B2 true JP3120035B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=14095694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08093912A Expired - Fee Related JP3120035B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | ロータリーキルンの内張り耐火物施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3120035B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102853653A (zh) * | 2011-06-30 | 2013-01-02 | 上海宝钢工业检测公司 | 稳定型沥青回转窑窑衬 |
| CN108214871A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-29 | 邯郸金隅太行水泥有限责任公司 | 回转窑燃烧器立式阶梯浇注模具及应用该模具的浇注法 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100427867C (zh) * | 2006-02-22 | 2008-10-22 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 回转窑 |
| CN101799238B (zh) * | 2010-03-24 | 2011-09-21 | 淄博鲁铭高温材料科技有限公司 | 回转窑 |
| CN102313451A (zh) * | 2010-07-07 | 2012-01-11 | 江苏省方通新型不锈钢制品股份有限公司 | 一种新型的电磁感应炉内衬结构 |
| CN103363800A (zh) * | 2012-03-30 | 2013-10-23 | 上海宝钢化工有限公司 | 一种回转窑及其砌筑方法 |
| CN111895789A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-06 | 贵阳明通炉料有限公司 | 大型卧式高温管形抗振炉衬及制作方法 |
| TWI788202B (zh) * | 2022-01-24 | 2022-12-21 | 印能科技股份有限公司 | 電子元件加熱加壓處理爐快速整備裝置 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP08093912A patent/JP3120035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102853653A (zh) * | 2011-06-30 | 2013-01-02 | 上海宝钢工业检测公司 | 稳定型沥青回转窑窑衬 |
| CN108214871A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-29 | 邯郸金隅太行水泥有限责任公司 | 回转窑燃烧器立式阶梯浇注模具及应用该模具的浇注法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09280738A (ja) | 1997-10-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000905 |
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