JP2654061B2 - コーナーピースグラスランとドアウェザーストリップの接合構造 - Google Patents

コーナーピースグラスランとドアウェザーストリップの接合構造

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JP2654061B2
JP2654061B2 JP63075313A JP7531388A JP2654061B2 JP 2654061 B2 JP2654061 B2 JP 2654061B2 JP 63075313 A JP63075313 A JP 63075313A JP 7531388 A JP7531388 A JP 7531388A JP 2654061 B2 JP2654061 B2 JP 2654061B2
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corner piece
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door weather
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健助 近藤
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コーナーピースグラスランとドアウェザ
ーストリップの接合構造に関する。
従来の技術 例えば、サッシュレスドアタイプの車両にあっては、
フロントサイドドアのウエスト部と、フロントピラーと
のコーナ部分にドアミラーを取り付ける等の理由からコ
ーナーピースを取り付けるものがある。このコーナーピ
ースはフロントサイドドアのドア本体周縁に取り付けら
れたドアウェザーストリップに連続してあって、このド
アウェザーストリップと共に車体との間の水密性を確保
できるように構成してある。
この一例を第5,7図によって説明すると、1はフロン
トサイドドアを示し、このフロントサイドドア1のウエ
スト部の端部にはコーナーピース2が取り付けられてい
る。このコーナーピース2はドア本体3の周縁に取り付
けられたドアウェザーストリップ4の上部に型成形部5
を設けこの型成形部5の上部に取り付ける構成となって
いる。
発明が解決しようとする課題 上記型成形部5とコーナーピース2との境界部分Cが
上方に露出しているため、雨水等が侵入し易い点で不利
となるという問題がある。
これに対して、第6図に示すように(特開昭60−8243
3号)、樹脂製等のコーナーピース2の前縁部分を下方
に延出しこの延出部6の中空部にドアウェザーストリッ
プ4の上端の型成形部7を差し込んで、接合部分を露出
させないようにし雨水等が侵入し難い構造を採用したも
のがあるが、このような構造ではドアウェザーストリッ
プ4の上端を型成形しなければならないため製造工数が
多くかかるという問題がある。
また、コーナーピース2の延出部6とドアウェザース
トリップ4の型成形部7とに段差が生じたり、両者の硬
度差が車体側のパネルやウェザーストリップに対する密
接力の違いとなって表れ、両者の接合部分と車体との間
にシール切れが生ずるおそれがあるという問題もある。
そこで、この発明は水密性を十分に確保できると共に
製造工数、製造コストの点でも有利なコーナーピースグ
ラスランとドアウェザーストリップの接合構造を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 コーナーピースグラスランと、中空部を有するドアウ
ェザーストリップとの接合構造であって、上記コーナー
ピースグラスランの側縁部を下側に延出して、ここに上
記ドアウェザーストリップの外縁に整合する接合部を設
けると共に、該接合部の端部に、上記ドアウェザースト
リップの中空部に嵌合する凸部とドアパネル面に沿って
下方に延びる舌状部を形成し、上記ドアウェザーストリ
ップの中空部に上記コーナーピースグラスランの凸部を
差し込むと共に、ドアウェザーストリップの上端部に設
けられたクリップを、上記舌状部を貫通させてドアパネ
ルに係止することによりドアウェザーストリップとコー
ナーピースグラスランを上記ドアパネルに固定したこと
を特徴としている。
作用 コーナーピースグラスランの接合部に形成された凸部
をドアウェザーストリップの中空部内に差し込んで両者
を段差なく接合する。
このとき、ドアウェザーストリップに予め設けられた
クリップの先端部を、凸部に並設された舌状部の取付孔
内を貫通させると共に、ドアパネルの固定用孔にも貫通
させてドアパネルに係止させる。これによって、コーナ
ーピースグラスランとドアウェザーストリップとを互い
に結合すると共に、該両者をドアパネルに固定すること
ができる。したがって、コーナーピースグラスランとド
アウェザーストリップとを簡単かつ強固に結合できると
共に、該両者のドアパネルに対する取り付け作業も容易
になる。
さらに、ドアウェザーストリップの端末には特別な加
工が必要なく、一方コーナーピースグラスランの接合部
は全体を型成形する際に同時成形する。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述する。
尚、前記従来の構成と同一態様部分には同一符号を付し
て説明する。
第1〜4図において、8は図外のコーナーピースカバ
ーと共にコーナーピース2を構成するコーナーピースグ
ラスランを示す。
上記コーナーピースグラスラン8の前縁部には下側、
即ちドアウエスト部よりも下側に延びる延出部9が設け
られている。
上記延出部9の端部には後述するドアウェザーストリ
ップ4の外縁(断面形状)に整合する接合部10が設けら
れ、この接合部10の端末には、ドアウェザーストリップ
4の中空部4a内に嵌合する凸部11が設けられている。
また、上記凸部11の背後にはドアパネル12に沿って延
びる舌状部13が形成され、この舌状部13には取付孔13a
が形成されている。
尚、上記コーナーピースグラスラン8は、上記延出部
9、接合部10、凸部11、舌状部13を含めて型成形により
軟質あるいは硬質ゴムにより一体かつ同時に成形され
る。
一方、上記ドアウェザーストリップ4は第4図に示す
ようにドア本体3の内周縁に沿って取り付けられ、中空
部4aを有するものであって、前記コーナーピースグラス
ラン8の接合部10に当接すると共に上記中空部4aにコー
ナーピースグラスラン8の凸部11を受容するものであ
る。
そして、ドアウェザーストリップ4の上端部には、上
記コーナーピースグラスラン8の舌状部13に対応する取
付基部14にクリップ15が埋設され、このクリップ15によ
り上記舌状部13をドアパネル12に固定するようになって
いる。
尚、上記ドアウェザーストリップ4は軟質あるいは硬
質ゴムで押し出し成形により製造される。
上記実施例構造によれば、コーナーピースグラスラン
8の凸部11をドアウェザーストリップ4の中空部4aに差
し込んでコーナーピースグラスラン8の接合部10とドア
ウェザーストリップ4の上端とを当接させ両者を連続し
た状態に結合すると共にドアウェザーストリップ4のク
リップ15をコーナーピースグラスラン8の舌状部13の取
付孔13aを貫通させると共に、ドアパネル12の固定用孔
にも貫通させて、当該ドアパネル12の固定用孔の孔縁に
係止させる。これによって、両者8,4を互いに結合する
と共に、ドアパネル12にも同時に固定することができ
る。
したがって、取付作業を簡単に行うことができる。
また、コーナーピースグラスラン8の接合部10とドア
ウェザーストリップ4の上端部が当接してこの部分に何
ら段差が生じず、かつ両者の硬度差が小さいため車体パ
ネル等に確実に密接し、したがって、水密性の点で有利
となる。
そして、コーナーピースグラスラン8は延出部9、接
合部10、舌状部13等を一体で型成形により製造できるた
め上記延出部9等を設けない場合と同様の工程数で済む
と共に、ドアウェザーストリップ4の上端は押し出し成
形によって製造したものをそのままで使用できるため型
成形が必要なく、したがって製造工数の削減によりコス
トダウンを図ることができる。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、コーナー
ピースグラスランとドアウェザーストリップとを簡単に
接合することができると共に、両者を段差なく接合でき
るため水密性の点で有利となるという効果がある。
また、コーナーピースグラスランの接合部等は全体が
型成形される際に同時に成形できるため製造工数が増加
することはなく、かつ、ドアウェザーストリップの端末
部には何ら加工が必要なくなるため全体として製造工数
を削減することができ、その結果コストダウンを図るこ
とができるという効果もある。
しかも、コーナーピースグラスランとドアウェザース
トリップとを中空部と凸部との嵌合の他に、舌状部を介
してクリップによって互いに結合させると共に、該両者
をドアパネルにも固定することができるため、コーナー
ピースグラスランとドアウェザーストリップとを簡単か
つ強固に結合できると共に、該両者をドアパネルにも簡
単かつ強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、この発明の一実施例を示し、第1図は接
合部分の分解斜視図、第2図は接合された状態の要部詳
細図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、第4
図は配置状況を示す説明図、第5,6図は各々従来技術の
斜視図、第7図は自動車の前部斜視図である。 4……ドアウェザーストリップ、4a……中空部、8……
コーナーピースグラスラン、10……接合部、11……凸
部、12……ドアパネル、13……舌状部、15……クリッ
プ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コーナーピースグラスランと、中空部を有
    するドアウェザーストリップとの接合構造であって、 上記コーナーピースグラスランの側縁部を下側に延出し
    て、ここに上記ドアウェザーストリップの外縁に整合す
    る接合部を設けると共に、該接合部の端部に、上記ドア
    ウェザーストリップの中空部に嵌合する凸部とドアパネ
    ル面に沿って下方に延びる舌状部を形成し、上記ドアウ
    ェザーストリップの中空部に上記コーナーピースグラス
    ランの凸部を差し込むと共に、ドアウェザーストリップ
    の上端部に設けられたクリップを、上記舌状部を貫通さ
    せてドアパネルに係止することによりドアウェザースト
    リップとコーナーピースグラスランを上記ドアパネルに
    固定したことを特徴とするコーナーピースグラスランと
    ドアウェザーストリップの接合構造。
JP63075313A 1988-03-29 1988-03-29 コーナーピースグラスランとドアウェザーストリップの接合構造 Expired - Lifetime JP2654061B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01247217A JPH01247217A (ja) 1989-10-03
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076518U (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 富士重工業株式会社 ドアミラ−取付部シ−ル構造
JPH057852Y2 (ja) * 1986-07-22 1993-02-26

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Publication number Publication date
JPH01247217A (ja) 1989-10-03

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