JP2653954B2 - 蝶番取付構造 - Google Patents

蝶番取付構造

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JP2653954B2
JP2653954B2 JP147992A JP147992A JP2653954B2 JP 2653954 B2 JP2653954 B2 JP 2653954B2 JP 147992 A JP147992 A JP 147992A JP 147992 A JP147992 A JP 147992A JP 2653954 B2 JP2653954 B2 JP 2653954B2
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hinge
liner
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mounting structure
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JP147992A
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立石勝章
西田数雄
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Kokuyo Co Ltd
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定面に垂直な方向に
対して容易に蝶番取付位置の微調整を行い得るように
し、それにより扉の取付位置の簡略な補正を可能にした
蝶番取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蝶番は、家具本体等の固定面に基端部を
締着し、その基端部から前面側に延出した先端部に扉の
吊元の上下端を枢支するものである。その際、従来の蝶
番取付構造は、基端部に垂直に貫通させたボルトを固定
面側に設けたナットに単に螺着するようにしているに過
ぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、単にそのよ
うな取付構造では、扉の取付姿勢が不完全である場合の
補正に手間どるという問題がある。具体的に説明する
と、扉を家具本体等に適正に取付け得るためには、蝶番
が精度よく制作され、なおかつ、家具本体への蝶番の取
付位置および蝶番への扉の取付位置が正確であることが
上下の蝶番について要求される。しかるに、それら一連
の工程中には、蝶番の加工誤差が含まれ、家具本体、蝶
番、扉の間の組付誤差等も含まれるため、正確に加工、
組付けを行ったつもりでも、組付完了時点で上下の蝶番
の枢支点が固定面に垂直な方向にずれ、扉が傾いて取付
けられることがある。そして、そのような場合に、扉の
開閉不良や、両開きの扉にあっては扉と扉の間に形成さ
れる目地間隔の不連続性を招き易い。しかして、そのよ
うな場合に、従来の取付構造では、ボルトを緩めて一旦
組付けた蝶番および扉を固定面から完全に取り外し、上
下何れかの蝶番と固定面の間にライナ等を介在させ、再
びそれらを組付けるという作業を扉の取付姿勢が適正に
補正されるまで繰り返すようにしている。そのため、作
業工数やコストに及ぶ負担が極めて大きいという問題が
ある。
【0004】本発明は、このような課題を解決すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0006】すなわち、本発明に係る蝶番取付構造は、
蝶番をライナを介して固定面に添設し、蝶番およびライ
ナに垂直に差し込んだボルトにより蝶番をライナととも
に固定面に締着するようにしたものであって、前記ライ
ナが、前記ボルトを避けて蝶番と固定面の面隙間に挿脱
可能な本体部と、その本体部が前記面隙間に挿入された
位置で前面側に表出する取手部とを具備してなり、本体
部と取手部の間に破断可能なくびれが形成されているこ
とを特徴とする。
【0007】ライナの具体的な形状としては、ライナ本
体部に、挿入端側に開口するボルト挿通穴を形成したも
のが挙げられる。
【0008】
【作用】このような取付構造において、上下の蝶番を一
旦固定面に締着し、それらの蝶番に扉を支持させた状態
で、扉が傾いて取付けられた場合には、上下の蝶番のう
ち補正すべき方の蝶番のボルトを完全に螺脱するのでは
なく固定面との間に適当な面隙間が生じる程度まで弛緩
させ、しかる後、ライナの取手部を把持して本体部をそ
の面隙間に挿入し、再びボルトを締着する。これによ
り、蝶番の取付位置を固定面から離れる方向に偏位さ
せ、他方の蝶番との蝶着位置の調整を図る。さらにライ
ナを追加したいときにも同様である。また、ライナを抜
き取りたいときには、ボルトを弛緩させた後に取手部を
把持して本体部を面隙間から抜出する。このときは、蝶
番の取付位置を固定面に近づく方向に偏位させることが
できる。このようにして扉の適正な取付姿勢が得られた
ら、ライナの取手部をねじ曲げることによりくびれを破
断して取手部をもぎ取り、本体部を面隙間に略完全な埋
没状態で残す。作業はこれにより完了する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0010】この蝶番取付構造は、例えば、複数の単位
家具ユニットの側板同士を互いに連結して、左右両端の
単位家具ユニットの側板を端板に連結するようにした壁
面収納家具に適用される。
【0011】図1及び図2はその壁面収納家具の側板1
と端板2の連結部分を示す図である。側板1は、内面部
11と外面部12の間に中空部13を有した板金製のも
ので、その中空部13の前端近傍部および図示しない後
端近傍部に該側板1の剛性を高めるためのチャンネル状
の補強材14を添設している。また、側板1の内面部1
1と前端部16の間にはそれらに対して45°の補角を
とる傾斜面部17を連続的に形成している。端板2は、
内面部21と外面部22の間に中空部23を有した板金
製のもので、その中空部23の前端近傍部および図示し
ない後端近傍部に該端板2の剛性を高めるためのチャン
ネル状の補強材24を添設している。そして、側板1の
外面部12を端板2の内面部21に当接させ、その状態
で側板1側から挿入したボルト18を端板2側に設けた
ナット25に緊締固着することにより、側板1を端板2
に定着している。
【0012】一方、前記単位家具ユニットの収納空間S
を開閉する扉3は、前面部31と背面部32の間に中空
部33を有した板金製のもので、その吊元側の側端部3
4と背面部32の間に、閉止時に前記側板1の傾斜面部
17と平行をなす傾斜面部35を連続的に形成してい
る。そして、その扉3を、蝶番4を介して側板1に支持
させるようにしている。
【0013】蝶番4は、側板1側に取付けられる固定片
41と、扉3側に取付けられる可動片42とを具備して
なる。詳述すると、前記側板1の補強材14の上端近傍
部および下端近傍部には、前端側に開口部43aを有す
る偏平筐状の蝶番穴キャップ43が固着してあり、その
開口部43aを、傾斜面部17に設けた透光窓17aを
介して前面側に開放している。この場合、蝶番穴キャッ
プ43の内面43bは蝶番4を取付けるための固定面と
して設定されている。そして、蝶番4の取付時にそれら
の透光窓17aおよび開口部43aを介して前記蝶番穴
キャップ43内に固定片41の基端部41aを挿入し、
その屈折、湾曲させた先端部41bを前面側に延出させ
得るようにしている。また、その挿入位置において、側
板内面部11、補強材14、キャップ43および固定片
基端部41aの各対応位置にはボルト頭挿通孔11a、
ボルト挿入孔14a、ボルト挿通孔43cおよびねじ孔
41cがそれぞれ設けてあり、それらの挿通孔11a、
14a、43cに垂直に挿通したボルト5をねじ孔41
cに螺着することにより、基端部41aを固定面43b
側に引き寄せ、その結果、固定片41を該固定面43b
に緊締固着できるようにしている。これに対して、前記
扉3の上端近傍部および下端近傍部に対応する前面部3
1の内面には可動片42が固着してあり、傾斜面部35
には前記固定片41の先端部41bを扉3内に挿入する
ための透光窓35aが形成してある。そして、その透光
窓35aを介して扉3内に挿入した固定片41と前記可
動片42とを、軸7を介して互いに相対回動可能に連結
するようにしている。
【0014】ところで、この実施例の蝶番4は、前記固
定片41と前記固定面43bの間にライナ6を介在さ
せ、そのライナ6を介して前記ボルト5をねじ孔41c
に螺着することもできるようになっている。具体的に
は、前記ライナ6は、ボルト5を避けて固定片41と固
定面43bの面隙間に挿脱可能な、挿入端側に開口する
ボルト挿通穴61を有した本体部62と、その本体部6
2が前記面隙間に挿入された位置で前面側に表出する取
手部63とを具備してなる薄肉プラスチック製のもの
で、本体部62と取手部63の間に、狭小化された破断
可能なくびれ64を形成している。
【0015】このような蝶番取付構造であると、上下の
蝶番4を一旦固定面43bに締着し、それらの蝶番4に
扉3を支持させた状態で、扉3が傾いて取付けられた場
合に、上下の蝶番4のうち補正すべき方の蝶番4のボル
ト5を固定面43bとの間に適当な面隙間が生じる程度
まで弛緩させ、しかる後、ライナ6の取手部63を把持
してそのボルト挿通穴61内にボルト5を案内しつつ本
体部62をその面隙間に挿入し、再びボルト5を締着す
れば、ボルト5を完全に螺脱することなく、蝶番4の取
付位置を固定面43bから離れる方向(図2中、矢印X
方向)に偏位させて、他方の蝶番4との蝶着位置の調整
を図ることができる。ライナ6を追加したいときもこれ
に準じて行うことができる。また、ライナ6を抜き取り
たいときには、ボルト5を弛緩させた後に取手部63を
把持して本体部62を面隙間から抜出し、再びボルト5
を締着すれば、ボルト5を完全に螺脱することなく、蝶
番4の取付位置を固定面43bに近づく方向(図2中、
矢印Y方向)に偏位させて、他方の蝶番4との蝶着位置
の調整を図ることができる。そして、最終的に扉3の適
正な取付姿勢が得られたら、ライナ6の取手部63をね
じ曲げることによりくびれ64を破断して取手部63を
もぎ取り、本体部62を面隙間に略完全な埋没状態で残
して、作業を完了することができる。なお、以上の作業
は扉3を開成させた状態で行う。このため、この蝶番取
付構造を適用すると、極めて簡単な作業により固定面4
3bに垂直なX、Y方向へ蝶番取付位置の微調整を行う
ことができ、扉3の適切な取付位置の補正を行うことが
可能になる。
【0016】なお、このような蝶番取付構造は間仕切壁
などにも同様に適用可能であり、各部の構成も図示例に
限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る蝶番取付構造は、蝶番止着
用のボルトを緩やかに螺着した状態で、ライナ取手部を
把持して蝶番と固定面の間にライナ本体部を挿脱させ、
蝶番の取付位置を固定面に垂直な方向へ微調整し得るよ
うにしている。そして、調整後にライナのくびれを破断
して、邪魔になる取手部を除去し得るようにしている。
そのため、扉の取付状態が不完全な場合に逐一ボルトを
螺脱させて扉を取り外す必要がなく、仕上げ作業も不要
になり、従来から扉の取付姿勢の補正を行うに際して工
数の増加やコスト高を招いていた不具合を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】同実施例の平断面図。
【符号の説明】
4…蝶番 5…ボルト 6…ライナ 43b…固定面 61…ボルト挿通穴 62…本体部 63…取手部 64…くびれ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蝶番をライナを介して固定面に添設し、蝶
    番およびライナに垂直に差し込んだボルトにより蝶番を
    ライナとともに固定面に締着するようにした蝶番取付構
    造であって、前記ライナが、前記ボルトを避けて蝶番と
    固定面の面隙間に挿脱可能な本体部と、その本体部が前
    記面隙間に挿入された位置で前面側に表出する取手部と
    を具備してなり、本体部と取手部の間に破断可能なくび
    れが形成されていることを特徴とする蝶番取付構造。
  2. 【請求項2】ライナ本体部に、挿入端側に開口するボル
    ト挿通穴が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の蝶番取付構造。
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