JP4431247B2 - 折りたたみ回転扉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開放時の通路幅が広く、開閉用の所要スペースを小さくすることができる折りたたみ回転扉に係り、特に扉本体と下アームとを枢着する下枢着部材の改良に関する。
【0002】
従来から、例えば特開平9−184352号公報に示されているように、壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記両アームの支点側の端部間を連結して連動させるアーム連動支柱と;前記開口部の上端下面に配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部に設けられた支点部材を移動可能に支持する上レールと;からなる折りたたみ回転扉は一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の折りたたみ回転扉において、扉本体を開口部内から取出す場合には、上下のアームと扉本体とを連結している上下の各枢着部材を取出すとともに、上レールと扉本体とを連結している支点部材を取出す必要がある。
【0004】
ここで、扉本体の上端側については、広い作業スペースを容易に確保することができるため、上枢着部材および支点部材は、どのような構造であっても比較的簡単に取出すことができるが、扉本体の下端側については、床面との間隔が極めて狭く、広い作業スペースを確保することができないため、下枢着部材の取外しが容易でないという問題がある。
【0005】
本発明はかかる現況に鑑みなされたもので、扉本体と下アームとを連結している下枢着部材を容易に取外すことができるとともに、再組立ても極めて容易な折りたたみ回転扉を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の他の目的は、上アームと下アームとが連動しない構造の折りたたみ回転扉にも適用できるようにすることにある。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、扉本体の上端側に広い作業スペースを確保することができない場合であっても、扉本体と上アームとを連結している上枢着部材のガタ付きを容易に防止することができるとともに、容易に取外すこともできるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記両アームの支点側の端部間を連結して連動させるアーム連動支柱と;前記開口部の上端下面に配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部に設けられた支点部材を移動可能に支持する上レールと;を設け、前記下枢着部材を、扉本体の下面に設けた凹部内に取付けられ、下方に突出して先端が下アーム先端のピン挿通孔を貫通する下枢着ピンと;下枢着ピンのピン挿通孔を貫通した先端部に着脱可能に装着される抜け止めクリップと;で構成し、かつ前記抜け止めクリップを、基端部が下枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、下枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から上方に立上がり、上端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;で構成するようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、抜け止めクリップの着脱が極めて容易となり、下アームを下方に撓ませれば、扉本体としたアームとの連結を容易に解除することが可能となる。
【0009】
本発明はまた、壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記開口部の上端下面および下端上面にそれぞれ配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部および扉本体下端の長手方向中間部にそれぞれ設けられた上支点部材および下支点部材を移動可能にそれぞれ支持する上レールおよび下レールと;を設け、前記下枢着部材を、扉本体の下面に設けた凹部内に取付けられ、下方に突出して先端が下アーム先端のピン挿通孔を貫通する下枢着ピンと;下枢着ピンのピン挿通孔を貫通した先端部に着脱可能に装着される抜け止めクリップと;で構成し、かつ前記抜け止めクリップを、基端部が下枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、下枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から上方に立上がり、上端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;で構成するようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、上アームと下アームとが連動しない構造の折りたたみ回転扉にも適用することが可能となり、同様の効果が期待できる。
【0010】
本発明はさらに、上枢着部材を、扉本体の上面に設けた凹部内に取付けられる上部金具と;上アーム先端のピン挿通孔に上端頭部位置まで挿入され、下端部が前記上部金具に連結される上枢着ピンと;この上枢着ピンに上アームの下面側から着脱可能に装着されるガタ付き防止クリップと;で構成するとともに、前記ガタ付き防止クリップを、基端部が上枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、上枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から下方に屈曲し、下端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;で構成するようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、扉本体は上端側に広い作業スペースを確保することができない場合であっても、扉本体と上アームとを連結している上枢着部材のガタ付きを容易に防止することが可能となるとともに、容易に取外すことも可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態に係る折りたたみ回転扉を示すもので、この折りたたみ回転扉1は、壁体2に形成した開口部3内に配設される扉本体4を備えており、この扉本体4は、折りたたみ回転機構5を介して、開口部3内に折りたたみ回転可能に取付けられている。
【0012】
前記開口部3は、図1および図2に示すように、上枠6と、両側の縦枠7a,7bと、床8とで構成されており、また前記折りたたみ機構5は、上下端に上アーム9および下アーム10が一体に連結されたアーム連動支柱11と、前記開口部3の上枠6下面に配設された上レール12と、前記扉本体4上端の長手方向中間部に設けられて前記上レール12に係合され扉本体4の折りたたみ回転に伴ない上レール12にそって移動する支点部材13とを備えている。
【0013】
前記アーム連動支柱11は、図1および図2に示すように、例えば角筒状に形成されており、このアーム連動支柱11の上下端部には、上アーム9および下アーム10の各基端部が一体に連結固定されているとともに、アーム連動支柱11は、ヒンジ14を介して開口部3の一方の縦枠7bに回動可能に取付けられている。そして、このアーム連動支柱11の回動により、前記両アーム9,10が連動して水平方向に揺動するようになっている。
【0014】
これら各アーム9,10の先端部は、図1および図2に示すように、上枢着部材15および下枢着部材16をそれぞれ介し扉本体4の上端部および下端部に枢着されており、扉本体4は、折りたたみ回転する際にこれら両枢着部材15,16位置を支点として回転するようになっている。
【0015】
前記上枢着部材15は、図3および図4に示すように、扉本体4の上面に形成した凹部17内に固設される上部金具18を備えており、この上部金具18は、前記凹部17内にビス19を介し固定される固定プレート20と、この固定プレート20の下面に溶着された緩み止め付きのナット21とを有し、前記上アーム9と上部金具18とは、上枢着ピン22を介して連結されるようになっている。
【0016】
この上枢着ピン22は、図3ないし図5に示すように前記上アーム9の先端に設けたピン挿通孔23に、ブシュ24を介して上方から挿入される上端頭部22aと、上端頭部22aの下方に連続するボルト部22bとで構成されており、前記上端頭部22aの下端周面には、後述するガタ付き防止クリップ25が着脱可能に装着されるリング溝26が設けられ、また前記ボルト部22bは、前記ナット21に上方から螺装連結されるようになっている。
【0017】
前記ガタ付き防止クリップ25は、図5に示すように、基端部に前記リング溝26に着脱可能に装着可能な装着凹部27aを有する板状のクリップ部27と、クリップ部27の先端から下方に直角状に屈曲するフランジ部28とで構成されており、このガタ付き防止クリップ25は、図3および図4に示すように、前記上アーム9の下面側から上枢着ピン22に装着されるようになっている。そして、このガタ付き防止クリップ25の装着により、上枢着ピン22と上アーム9との間のガタ付きが防止されるようになっている。
【0018】
また、前記クリップ部27は、図3に示すように、上枢着ピン22廻りに回動させた際に、フランジ部28側の先端部が、扉本体4の厚さよりも外側に突出するよう長さ設定されており、これにより、ガタ付き防止クリップ25を扉本体4の外側から着脱操作できるようになっている。
【0019】
また、前記フランジ部28は、図4に示すように、ガタ付き防止クリップ25を上枢着ピン22に装着した状態において、その下端部が前記凹部17の内部にまで達するよう長さ設定されており、これにより、通常の装着状態では、ガタ付き防止クリップ25が凹部17から外側に突出することがないようになっている。
【0020】
一方、前記下枢着部材16は、図6および図7に示すように、扉本体4の下面に形成した凹部29内に固設される下部金具30を備えており、この下部金具30は、前記凹部29内にビス31を介し固定される固定プレート32を有し、その中央部には、ピン孔を有する凹陥部33が設けられている。そして、この下部金具30と前記下アーム10とは、下枢着ピン34を介して連結され、この下枢着ピン34は、抜け止めクリップ35により抜け止めがなされている。
【0021】
すなわち、前記下枢着ピン34は、図6ないし図8に示すように、鍔状の上端頭部34aと、上端頭部34aの下方に連続する軸部34bとで構成されており、この下枢着ピン34は、扉本体4に固定する前の固定プレート32の凹陥部33に上方から挿入され、この状態で固定プレート32を凹部29内に固定することにより、扉本体4の下端に固定されるようになっている。
【0022】
また、前記下枢着ピン34の軸部34b下端周面には、図6ない図8に示すうよに、後に詳述する抜け止めクリップ35が着脱可能に装着されるリング溝36が設けられており、この軸部34bは、前記下アーム10の先端に設けたピン挿通孔37に、ブシュ38を介して上方から挿入され、前記抜け止めクリップ35は、下アーム10の下面側から下枢着ピン34に装着されるようになっている。
【0023】
前記抜け止めクリップ35は、図8に示すように、基端部に前記リング溝36に着脱可能に装着可能な装着凹部39aを有する板状のクリップ部39と、クリップ部39の先端から上方に直角状に立上がるフランジ部40とで構成されており、前記クリップ部39は、図6に示すように、下枢着ピン34廻りに回動させた際に、フランジ部40側の先端部が、扉本体4の厚さよりも外側に突出するよう長さ設定されている。そしてこれにより、抜け止めピンを扉本体4の外側から着脱操作できるようになっている。
【0024】
また、前記フランジ部40は、図7に示すように、抜け止めクリップ35を下枢着ピン34に装着した状態において、その上端部が前記凹部29の内部にまで達するよう長さ設定されており、これにより、通常の装着状態では、抜け止めクリップ35が凹部29から外側に突出することがないようになっている。
【0025】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
扉本体4を開口部3内から取外す場合には、まず下枢着部材16の抜け止めクリップ35を取外した後、上枢着部材15のガタ付き防止クリップ25を取外す。そしてその後、上枢着ピン22を取外して扉本体4を開口部3内から取出す。
【0026】
下枢着部材16の抜け止めクリップ35を取外す場合には、まず図7に示す状態の抜け止めクリップ35のクリップ部39と扉本体4との間に、ドライバーのような工具を挿入してクリップ部39を下方に撓ませる。すると、上端部が凹部29の内部にまで達していたフランジ部40が、クリップ部39の撓みにより凹部29内から下方に抜き出され、抜け止めクリップ35が下枢着ピン34廻りに回動可能となる。そこで、抜け止めクリップ35を、下枢着ピン34廻りに90度程度回動させる。すると、図6に鎖線で示すように、クリップ部39のフランジ部40側の端部が、扉本体4の厚さよりも外側に突出することになる。
【0027】
そこで、この突出部分を把持して、抜け止めクリップ35を強く引張り、下枢着ピン34から取出す。そしてその後、下アーム10を下方に撓ませて、そのピン挿通孔37から下枢着ピン34を抜き出す。
【0028】
なお、取外した抜け止めクリップ35を取付ける場合には、前述した取外しの際の操作と逆の手順で行なえばよい。
【0029】
一方、上枢着部材15のガタ付き防止クリップ25を取出す場合には、まず図4に示す状態のガタ付き防止クリップ25のクリップ部27と扉本体4との間に、ドライバーのような工具を挿入してクリップ部27を上方に撓ませる。すると、下端部が凹部17の内部にまで達していたフランジ部28が、クリップ部27の撓みにより凹部17内から上方に抜き出され、ガタ付き防止クリップ25が上枢着ピン22廻りに回動可能となる。そこで、ガタ付き防止クリップ25を上枢着ピン22廻りに90度程度回動させる。すると、図3に鎖線で示すように、クリップ部27のフランジ部28側の端部が、扉本体4の厚さよりも外側に突出することになる。
【0030】
そこで、この突出部分を把持して、ガタ付き防止クリップ25を強く引張り、上枢着ピン22から取外す。そしてその後、上枢着ピン22とナット21との螺装連結を解除し、上枢着ピン22を上方に抜き出す。
【0031】
なお、取外したガタ付き防止クリップ25を取付ける場合には、前述した取外しの際の操作と逆の手順で行なえばよい。
【0032】
しかして、各枢着部材15,16の各クリップ25,35は、いずれも扉本体4の外側からの作業で簡単に着脱することができるので、広い作業スペースを確保することができない場合であっても、容易に作業を行なうことができる。
【0033】
なお、前記第1の実施の形態においては、上アーム9と下アーム10とが連動する場合,すなわち上アーム9と下アーム10とが、アーム連動支柱11を介し連結される場合について説明したが、上下のアーム9,10は、必ずしも連動している必要はない。
【0034】
図9は、このような構造の折りたたみ回転扉1を示す本発明の第2の実施の形態を示すもので、前記第1の実施の形態における折りたたみ回転機構5に代え、折りたたみ回転機構55を用いるようにしたものである。
【0035】
すなわち、前記折りたたみ回転機構55は、図9に示すように、基端部が上枠6下面に上アーム支点部材59aを介し枢着されて水平方向に揺動する上アーム59と、基端部が床8上面に下アーム支点部材60aを介し枢着されて水平方向に揺動する下アーム60とを備えており、これら各アーム59,60の先端部は、図9に示すように、上枢着部材65および下枢着部材66をそれぞれ介し扉本体4の上端部および下端部に枢着され、扉本体4は、折りたたみ回転する際にこれら両枢着部材65,66位置を支点として回転するようになっている。
【0036】
前記上枠6の下面にはまた、図9に示すように、上レール62が配設されており、この上レール62には、扉本体4上端の長手方向中間部に設けた上支点部材63が係合され、扉本体4の折りたたみ回転に伴ない上レール62にそって移動するようになっている。
【0037】
また、前記床8上には、図9に示すように、下レール67が配設されており、この下レール67には、扉本体4下端の長手方向中間部に設けた下支点部材68が係合され、扉本体4の折りたたみ回転に伴ない下レール67にそって移動するようになっている。
【0038】
前記上枢着部材65および下枢着部材66は、前記第1の実施の形態における各枢着部材15,16と全く同一構成となっており、したがって、図示しない抜け止めクリップおよびガタ付き防止クリップを扉本体4の外側から着脱することにより、容易に取外すことができるようになっている。
なお、その他の点については、前記第1の実施の形態と同一構成となっており、作用も同一である。
【0039】
しかして、本実施の形態の場合にも、各枢着部材65,66の取外しおよび再組立てが容易で、広い作業スペースが確保できない場合であっても、何等支障なく作業を行なうことができる。
【0040】
なお、前記各実施の形態においては、上枢着部材16,66について、ガタ付き防止クリップ25を用いて上枢着ピン22との間のガタ付き防止を行なう場合について説明したが、扉本体4の上端側は、広い作業スペースを確保することが比較的容易であるので、上枢着部材16,66については、必ずしもガタ付き防止クリップ25を用いたガタ付き防止構造とする必要はなく、他の構造であってもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記両アームの支点側の端部間を連結して連動させるアーム連動支柱と;前記開口部の上端下面に配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部に設けられた支点部材を移動可能に支持する上レールと;を設け、前記下枢着部材を、扉本体の下面に設けた凹部内に取付けられ、下方に突出して先端が下アーム先端のピン挿通孔を貫通する下枢着ピンと;下枢着ピンのピン挿通孔を貫通した先端部に着脱可能に装着される抜け止めクリップと;で構成し、かつ前記抜け止めクリップを、基端部が下枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、下枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から上方に立上がり、上端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;で構成するようにしているので、抜け止めクリップの着脱が極めて容易となり、下アームを下方に撓ませれば、扉本体としたアームとの連結を容易に解除することができる。
【0042】
本発明はまた、壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記開口部の上端下面および下端上面にそれぞれ配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部および扉本体下端の長手方向中間部にそれぞれ設けられた上支点部材および下支点部材を移動可能にそれぞれ支持する上レールおよび下レールと;を設け、前記下枢着部材を、扉本体の下面に設けた凹部内に取付けられ、下方に突出して先端が下アーム先端のピン挿通孔を貫通する下枢着ピンと;下枢着ピンのピン挿通孔を貫通した先端部に着脱可能に装着される抜け止めクリップと;で構成し、かつ前記抜け止めクリップを、基端部が下枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、下枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から上方に立上がり、上端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;で構成するようにしているので、上アームと下アームとが連動しない構造の折りたたみ回転扉にも適用することができ、同様の効果が期待できる。
【0043】
本発明はさらに、上枢着部材を、扉本体の上面に設けた凹部内に取付けられる上部金具と;上アーム先端のピン挿通孔に上端頭部位置まで挿入され、下端部が前記上部金具に連結される上枢着ピンと;この上枢着ピンに上アームの下面側から着脱可能に装着されるガタ付き防止クリップと;で構成するとともに、前記ガタ付き防止クリップを、基端部が上枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、上枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から下方に屈曲し、下端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;で構成するようにしているので、扉本体は上端側に広い作業スペースを確保することができない場合であっても、扉本体と上アームとを連結している上枢着部材のガタ付きを容易に防止することができるとともに、容易に取外すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す折りたたみ回転扉の全体構成図である。
【図2】図1の拡大水平断面図である。
【図3】図1の上枢着部材周りの構成を示す詳細図である。
【図4】図3を側方から見た断面構成図である。
【図5】上枢着ピン,ブシュおよびガタ付き防止クリップを分解して示す詳細図である。
【図6】図1の下枢着部材周りの構成を示す詳細図である。
【図7】図6を側方から見た断面構成図である。
【図8】下枢着ピン,ブシュおよび抜け止めクリップを分解して示す詳細図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1 折りたたみ回転扉
2 壁体
3 開口部
4 扉本体
5,55 折りたたみ回転機構
6 上枠
7a,7b 縦枠
8 床
9,59 上アーム
10,60 下アーム
11 アーム連動支柱
12,62 上レール
13 支点部材
14 ヒンジ
15,65 上枢着部材
16,66 下枢着部材
17,29 凹部
18 上部金具
20,32 固定プレート
21 ナット
22 上枢着ピン
22a,34a 上端頭部
22b ボルト部
23,37 ピン挿通孔
24,38 ブシュ
25 抜け止めクリップ
26,36 リング溝
27,39 クリップ部
27a,39a 装着凹部
28,40 フランジ部
30 下部金具
33 凹陥部
34 下枢着ピン
34b 軸部
35 ガタ付き防止クリップ
59a 上アーム支点部材
60a 下アーム支点部材
63 上支点部材
67 下レール
68 下支点部材

Claims (3)

  1. 壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記両アームの支点側の端部間を連結して連動させるアーム連動支柱と;前記開口部の上端下面に配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部に設けられた支点部材を移動可能に支持する上レールと;を備え、前記下枢着部材は、扉本体の下面に設けた凹部内に取付けられ、下方に突出して先端が下アーム先端のピン挿通孔を貫通する下枢着ピンと;下枢着ピンのピン挿通孔を貫通した先端部に着脱可能に装着される抜け止めクリップと;を有し、かつ前記抜け止めクリップは、基端部が下枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、下枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から上方に立上がり、上端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;を有していることを特徴とする折りたたみ回転扉。
  2. 壁体に形成した開口部内に配設される扉本体と;前記開口部の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の上端部に上枢着部材を介し枢着される上アームと;前記開口部の上アームと同一の一側端近傍位置を支点として揺動するとともに、先端部が前記扉本体の下端部に下枢着部材を介し枢着される下アームと;前記開口部の上端下面および下端上面にそれぞれ配設され、前記扉本体上端の長手方向中間部および扉本体下端の長手方向中間部にそれぞれ設けられた上支点部材および下支点部材を移動可能にそれぞれ支持する上レールおよび下レールと;を備え、前記下枢着部材は、扉本体の下面に設けた凹部内に取付けられ、下方に突出して先端が下アーム先端のピン挿通孔を貫通する下枢着ピンと;下枢着ピンのピン挿通孔を貫通した先端部に着脱可能に装着される抜け止めクリップと;を有し、かつ前記抜け止めクリップは、基端部が下枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、下枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から上方に立上がり、上端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;を有していることを特徴とする折りたたみ回転扉。
  3. 上枢着部材は、扉本体の上面に設けた凹部内に取付けられる上部金具と;上アーム先端のピン挿通孔に上端頭部位置まで挿入され、下端部が前記上部金具に連結される上枢着ピンと;この上枢着ピンに上アームの下面側から着脱可能に装着されるガタ付き防止クリップと;を備え、前記ガタ付き防止クリップは、基端部が上枢着ピンに装着されて水平方向に突出し、上枢着ピン廻りに回動させた際に先端部が扉本体の厚さよりも外側に突出するクリップ部と;クリップ部の先端から下方に屈曲し、下端部が前記凹部の内部まで達する長さを有するフランジ部と;を有していることを特徴とする請求項1または2記載の折りたたみ回転扉。
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