JP2652964B2 - 管換機の異常検出装置 - Google Patents

管換機の異常検出装置

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JP2652964B2
JP2652964B2 JP28830589A JP28830589A JP2652964B2 JP 2652964 B2 JP2652964 B2 JP 2652964B2 JP 28830589 A JP28830589 A JP 28830589A JP 28830589 A JP28830589 A JP 28830589A JP 2652964 B2 JP2652964 B2 JP 2652964B2
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貞夫 鵜飼
進 鈴木
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は精紡機、粗紡機等(以下紡機と称す)における
異常検出装置に係り、管換作業中の過負荷電流により異
常を検出しようとするものである。
従来の技術とその問題点 紡機における管換は、全鍾のスピンドルを一斉に管換
する所謂一斉換方式と、紡機の前面に沿って間欠移動す
る管換機が、複数鍾毎に管換を行なう所謂グループ換方
式との二つの方式が採用されていることは周知である。
いずれの方式を採用するにしろ自動管換は、管把持具が
取付けられているドッフィングバーが所定の順序で上昇
下降、前進後退又は揺動等の移行動作を行ない、スピン
ドル上の満ボビンを抜き取ってこのスピンドルに空ボビ
ンを挿着するものである。
上記管換において特に一斉換の場合は、長大なドッフ
ィングバーにロング精紡機では略500個に近い管把持具
が取付けられ、このドッフィングバーがスコットラッセ
ル等のパンタ機構により上記移行動作を行なうもので、
装置が大型なものとなり撓みや捩じれ又は作動部分の干
渉等により大きな負荷が作用し、破損や故障を起す場合
があるので安全対策には充分留意しなければならない。
上記過負荷によるトラブルの安全対策として従来は、駆
動モータの出力側に機械的なトルクリミッターを設け、
過負荷によりトルクが一定限度以上となった場合に作動
を停止させるようにしている。
トルクリミッターによる上記従来の安全装置は、一箇
所に配設したトルクリミッターで装置全体の安全を司る
ものであるから、トルクリミッターに設定されるトルク
の強さは装置全体の最大許容値とせざるを得ない。これ
に対して管換機は種々の部材が組み合わされており、構
成部材夫々の強度が異なるばかりでなく、上記移行動作
の個々を見ても、上下、前後又は揺動の夫々は云うに及
ばず、同じ上下でも動作の行なわれる位置により負荷は
大巾に変化するので、装置全体としては許容範囲内であ
っても個々の構成部材としては許容範囲外の大きなトル
クが作用し、部分的な破損や作動不良を起し自動機とし
ての機能を満足しなくなる。
問題点を解決するための手段 本願は上記した従来装置の欠点に鑑み、管把持具が上
昇下降、前進後退、揺動等の移行動作を所定の順序で行
ない、該移行動作によりスピンドルから満ボビンを抜き
取り、このスピンドルに空ボビンを挿着する精紡機、粗
紡機等の管換機において、予め設定した一つの移行動作
に必要な電流の基準値が入力されているメモリーと、当
該移行動作が行なわれている際にモータの使用電流を測
定する電流測定器と、上記基準値と電流測定器が測定し
た測定値との大小を演算するプログラムとからなり、測
定値が基準値より大きくなった場合に管換を停止するよ
うにしたものである。
実施例 以下本願を実施例を示す図面により詳細に説明する
が、実施例は本願を精紡機の一斉管換に適用したものに
ついて説明し、一斉管換装置は、本出願人が先に実開平
1−3758号として出願した一斉管換装置に依って説明す
る。一斉管換装置は上記に限らず各種の方式が提案され
ているが、この一斉管換装置はドッフィングバーを上下
動と揺動させることにより管換を行なうもので、第3図
〜第5図によりこの一斉管換装置を簡単に説明する。
第3図及び第4図において一斉管換装置1は精紡機2
のR,L両側に取付けられ、スピンドル3と同数の管把持
具4を取付けたドッフィングバー5が、上下動機構6と
揺動機構7とこれを作動させるモータM1,M2の正逆回転
により、第5図A〜Jの順序で移行し管換を行なう。精
紡機2が稼動している間ドッフィングバー5はスピンド
ル3の下方に待機し、この時ペッグコンベヤー8のペッ
グ9には空ボビン10が挿着されている(A)。満ボビン
12になると精紡機2が停止してドッフィングバー5が下
降し、管把持具4が空ボビン10を把持し少許り上昇して
ペッグ9より空ボビン10を抜き取り、次いで揺動を行な
った後所定の位置まで上昇する(B)。この位置より少
許り揺動するとともに下降動作を行ない、把持している
空ボビン10を預けペッグ11に預けるとともに再度所定の
位置まで上昇する(C)。更に少許り揺動を行なった後
に下降動作を行ない、スピンドル3上の満ボビン12を把
持して所定の位置まで上昇することにより抜き取りを行
なう(D)。次いで大きく揺動した後(E)、下降、揺
動、下降動作を行ない抜き取った満ボビン12をペッグ9
に挿着する(F)。この位置よりドッフィングバー5が
上昇、揺動、上昇、揺動、更に下降動作を行ない、預け
ペッグ11上の空ボビン3を把持する(G)。上昇を行な
って預けペッグ11より空ボビン3を抜き取り、揺動、下
降動作によりこの空ボビン3をスピンドル3に挿着する
(H)。少許り上昇した後揺動し(I)、その後下降、
揺動を行なってドッフィングバー5は待機位置に復し
(J)、精紡機2は運転を再開するとともにペッグコン
ベヤー8上の満ボビン12は次の工程に向って移送され
る。
このように本実施例の一斉管換装置1は、上昇、下
降、揺動からなる三つの移行動作を上記のように所定の
順序で組み合わせ、スピンドル3上の満ボビン12と空ボ
ビン10との入換即ち管換を行なうが、これ等の移行動作
が行なわれる際に一斉管換装置1に作用する負荷は大巾
に異なる。例えば上昇と下降では当然に上昇時に大きな
負荷が作用し、同じ上昇でも上昇する位置、方向ストロ
ークの大小等により大巾に変化し、トルクリミッターに
よる従来の異常検出では前記の如きトラブルが発生して
いた。
これを改良するため本願では、上記各移行動作の夫々
の場合に負荷される負荷の大小から、当該移行動作に必
要な電流の基準値を設定して、この基準値をメモリーに
入力しておき、この基準値と実際に移行動作が行なわれ
ている際のモータの使用電流を測定し、この測定値と上
記基準値との大小を演算して過負荷を検出するものであ
るが、本実施例では以下の理由により、上下動機構6の
下降動作の場合にのみ検出を行なうようにしている。一
斉管換装置1の上記移行動作中で、ドッフィングバー5
が上昇及び揺動を行なう場合には過負荷によるトラブル
はまず発生しないが、ドッフィングバー5が下降して管
把持装置4により満、空ボビン10,12を把持する際の、
管把持装置4と満、空ボビン10,12先端との干渉、又把
持した満、空ボビン10,12をスピンドル3あるいはペッ
グ9,11に挿着するためにドッフィングバー5が下降した
時、満、空ボビン10,12とスピンドル3又はペッグ9,11
とが干渉して過負荷となり、装置全体としては許容範囲
内でも部分的な破損やトラブルが発生する。
以上に鑑み本実施例では、一斉管換装置1全体の過負
荷検出は、従来通りトルクリミッターを使用して装置全
体の安全を確保するとともに、上記したトラブルの発生
しやすい移行動作についてのみ過電流を検出せんとする
ものであり、過電流の検出は次のようにして行なわれ
る。上下動機構6と揺動機構7を作動させるモータM1,M
2は、図示を省略した管換動作全体のプログラムにより
制御されており、このプログラムより第1図に示すプロ
グラマブルコントローラPCに、ペッグコンベヤー8上の
空ボビン10を把持するための下降指令M13が指令される
と、この指令により下降用コンタクターMRが作動し、こ
の作動によりMR1〜MR4の四個の接点が閉じられ、モータ
M1が逆転してドッフィングバー5が下降し、モータM1の
回転に要する使用電流値D0は電流測定器CTが測定して変
換器A/Dで変換し上記PCに入力される。PCには第2図に
示すように、下降動作M13を行なう場合に必要な使用電
流の基準値D1がメモリーに入力されており、又この基準
値D1と入力された測定値D0との大小を比較演算するプロ
グラムが組込まれているので、M13の下降指令により測
定値D0が入力されると基準値D1との大小の比較が行なわ
れ、第2図に示すようにD0<D1の正常な状態が維持され
ておれば、M13の指令による下降動作はプログラム通り
に進行する。然しながら下降の途中で管把持装置4と空
ボビン10の先端が干渉したりして下降が妨げられると、
負荷が大きくなりモータM1に作用するトラクが増加して
当然に使用電流が増し、電流測定器CTによる測定値D0も
大きくなり、害測定値D0と入力されている基準値D1との
関係が、D0>D1の異常な関係となりこの関係が所定時間
(0.3秒)以上続くと、PCからの指令により下降用コン
タクターMRが開放し、上記において閉じられた接点MR1
〜MR4を開き作業を停止させて警報を発し異常を報知す
る。又M13の下降指令に限らず、装置が起動する際に流
れる大きな起動電流は、PCに組込まれた誤作動防止タイ
マーTSの作用によりバックアップし誤作動を防止する。
次に第2図においてM53は、預けペッグ11に挿着され
ている空ボビン10を取り出すための下降指令、又M65
は、上記において取り出した空ボビン10を、スピンドル
3に挿着するための下降指令で、D2,D3は夫々の下降動
作を行なうのに必要な電流の基準値で、この基準値D2,D
3と、夫々の下降動作が行なわれている際の使用電流の
測定値D0との大小を上記のように比較し、その関係がD0
>D2又はD0>D3となった場合に上記M13と同様に動作を
停止させる。
上記実施例の説明は、M13,M53,M65の三種類の下降動
作について述べたが本願の実施はこれに限るものでな
く、第2図にMχその基準値をDnで示すように、他の異
常検出を必要とする移行動作を任意に選定して検出する
ことも可能であるばかりでなく、ドッフィングバー5の
下降動作に限ることなく、上昇下降及び揺動あるいは、
他の方式で採用されている前後動等の全ての移行動作で
異常検出を行なうと、従来使用されているトルクリミッ
ターによる異常検出は必要がないものとなる。尚第1図
においてMFは、ドッフィングバー5の上昇を司るコンタ
クターで、この作用により接点MF1〜MF4を開閉する。
発明の効果 以上詳述したように本願は、従来行なわれているトル
クリミッターによる異常検出の問題点を、各移行動作に
必要な電流の基準値を設定してこれをPCに入力してお
き、当該移行動作が行なわれている際の実際の使用電流
を測定し、この測定値と上記基準値との大小を比較して
異常を検出するようにしたので、各移行動作の夫々に付
一斉管換装置に負荷される負荷の大小が検出可能とり、
従来のように装置全体としては許容範囲内であっても、
各部においては許容範囲外の大きな負荷となり破損トラ
ブルが発生する欠点は完全に除かれる。更に本願検出装
置は電気式の制御であるので、一斉管換装置に本願を適
用するに当り、取付場所の配慮やこれに伴なう設計変更
等は一切必要なく、新設既設を問わず容易に採用し得
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示し、第1図は配線図、第2図は
プログラミングコントローラPCのブロック線図、第3図
は一斉管換装置を取付けた正面図、第4図は片側のみを
示した側面図、第5図は作動説明図である。 1……一斉管換装置、3……スピンドル、4……管把持
装置、5……ドッフィングバー、6……上下動機構、7
……揺動機構、9……ペック、10……空ボビン、11……
預けペッグ、12……満ボビン、M13,M53,M60……下降指
令、PC……プログラマブルコントローラ、MR……下降用
コンタクター、D1,D2,D3……基準値、D0……測定値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−250232(JP,A) 特開 平1−156527(JP,A) 特開 昭50−136431(JP,A) 実開 昭51−157637(JP,U) 特公 昭46−20858(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管把持具が上昇下降、前進後退、揺動等の
    移行動作を所定の順序で行ない、該移行動作によりスピ
    ンドルから満ボビンを抜き取り、このスピンドルに空ボ
    ビンを挿着する精紡機、粗紡機等の管換機において、予
    め設定した一つの移行動作に必要な電流の基準値が入力
    されているメモリーと、当該移行動作が行なわれている
    際にモータの使用電流を測定する電流測定器と、上記基
    準値と電流測定器が測定した測定値との大小を演算する
    プログラムとからなり、測定値が基準値より大きくなっ
    た場合に管換を停止するようにした管換機の異常検出装
    置。
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