JPH111834A - 紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出装置 - Google Patents
紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出装置Info
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- JPH111834A JPH111834A JP14786297A JP14786297A JPH111834A JP H111834 A JPH111834 A JP H111834A JP 14786297 A JP14786297 A JP 14786297A JP 14786297 A JP14786297 A JP 14786297A JP H111834 A JPH111834 A JP H111834A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 管替装置のパンタグラフ機構が所定位置に回
動配置されたことの確認を、確認が必要な所定位置の数
より少ない数のセンサで検出する。 【解決手段】 エアシリンダ38により駆動されるロッ
ド37の往復運動が、ドッフィングバーを昇降変位させる
パンタグラフ機構全体の回動運動に変換装置を介して変
換される。ロッド37には被検知部42a,42bが設けら
れ、その移動経路と対向する位置にセンサS1,S2が被検
知部42a,42bと同じ間隔で配設されている。パンタグ
ラフ機構はピストンロッド38aの没入時に閉位置に、突
出時に開位置に配置され、係止部材40がエアシリンダ41
のピストンロッド41aと係合した状態で中間位置に配置
される。センサS1,S2はロッド37が中間位置に配置され
たとき被検知部42a,42bと対向する位置に配置されて
いる。CPU44はセンサS1,S2のオン・オフ信号の組み
合わせによりパンタグラフ機構の回動位置を判断する。
動配置されたことの確認を、確認が必要な所定位置の数
より少ない数のセンサで検出する。 【解決手段】 エアシリンダ38により駆動されるロッ
ド37の往復運動が、ドッフィングバーを昇降変位させる
パンタグラフ機構全体の回動運動に変換装置を介して変
換される。ロッド37には被検知部42a,42bが設けら
れ、その移動経路と対向する位置にセンサS1,S2が被検
知部42a,42bと同じ間隔で配設されている。パンタグ
ラフ機構はピストンロッド38aの没入時に閉位置に、突
出時に開位置に配置され、係止部材40がエアシリンダ41
のピストンロッド41aと係合した状態で中間位置に配置
される。センサS1,S2はロッド37が中間位置に配置され
たとき被検知部42a,42bと対向する位置に配置されて
いる。CPU44はセンサS1,S2のオン・オフ信号の組み
合わせによりパンタグラフ機構の回動位置を判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリング精紡機、リン
グ撚糸機等の紡機の管替装置における位置検出方法及び
位置検出装置に関するものである。
グ撚糸機等の紡機の管替装置における位置検出方法及び
位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紡績工場における自動化が進み、
リング精紡機、リング撚糸機等の紡機においては、満管
にともなう玉揚げ及び新たな空ボビンをスピンドルに挿
入する管替作業が管替装置により自動的に行われるよう
になっている。管替装置として各紡機機台毎に装備され
た全錘一斉式の管替装置がある。全錘一斉式の管替装置
では、紡機機台のスピンドル列の下方にスピンドルピッ
チと同一ピッチでペッグが突設されたコンベヤ装置が設
けられ、コンベヤ装置とスピンドル列との間にスピンド
ルピッチと同一ピッチで中間ペッグが突設された受台が
設けられている。そして、スピンドルピッチと同一ピッ
チで配置されたボビン把持装置を備えたドッフィングバ
ーがパンタグラフ機構によりスピンドル列とコンベヤ装
置との間で昇降変位されるとともに、パンタグラフ機構
全体を紡機機台に接近する位置と離間する位置とに回動
可能に構成されている。(例えば、特開昭48−309
70号公報、特開平2−289130号公報、特開平7
−126930号公報)。
リング精紡機、リング撚糸機等の紡機においては、満管
にともなう玉揚げ及び新たな空ボビンをスピンドルに挿
入する管替作業が管替装置により自動的に行われるよう
になっている。管替装置として各紡機機台毎に装備され
た全錘一斉式の管替装置がある。全錘一斉式の管替装置
では、紡機機台のスピンドル列の下方にスピンドルピッ
チと同一ピッチでペッグが突設されたコンベヤ装置が設
けられ、コンベヤ装置とスピンドル列との間にスピンド
ルピッチと同一ピッチで中間ペッグが突設された受台が
設けられている。そして、スピンドルピッチと同一ピッ
チで配置されたボビン把持装置を備えたドッフィングバ
ーがパンタグラフ機構によりスピンドル列とコンベヤ装
置との間で昇降変位されるとともに、パンタグラフ機構
全体を紡機機台に接近する位置と離間する位置とに回動
可能に構成されている。(例えば、特開昭48−309
70号公報、特開平2−289130号公報、特開平7
−126930号公報)。
【0003】管替作業時、ドッフィングバーはコンベヤ
装置上の空ボビンを把持する位置、受台上の中間ペッグ
に空ボビンを挿入する位置、スピンドル上の満ボビンを
把持する位置、スピンドルからの満ボビンの抜き上げ完
了後の待機位置等で正確に停止する必要がある。そし
て、管替作業時にドッフィングバーを前記所定位置間で
移動させるためには、パンタグラフ機構の作動によるド
ッフィングバーの昇降変位と、パンタグラフ機構全体を
回動装置の作動により紡機機台に接近あるいは離間する
ように回動させる動作の両方が必要となる。
装置上の空ボビンを把持する位置、受台上の中間ペッグ
に空ボビンを挿入する位置、スピンドル上の満ボビンを
把持する位置、スピンドルからの満ボビンの抜き上げ完
了後の待機位置等で正確に停止する必要がある。そし
て、管替作業時にドッフィングバーを前記所定位置間で
移動させるためには、パンタグラフ機構の作動によるド
ッフィングバーの昇降変位と、パンタグラフ機構全体を
回動装置の作動により紡機機台に接近あるいは離間する
ように回動させる動作の両方が必要となる。
【0004】従来、パンタグラフ機構全体を紡機機台に
接近あるいは離間するように回動させる回動装置は、紡
機機台の長手方向に沿って移動可能に配設されるととも
にエアシリンダで往復移動されるロッドと、そのロッド
の往復運動をパンタグラフ機構の基端を支持する支持軸
に対して直交する状態で一体回動可能に連結されたレバ
ーの揺動運動に変換する変換装置とを備えている。そし
て、図7に示すように、ロッド61はカップリング62
を介してエアシリンダ63のピストンロッド63aに連
結されている。ピストンロッド63aには係止部材64
が固着され、ロッド61の側方にはピストンロッド63
aを突出位置と没入位置との中間位置に保持するエアシ
リンダ65が配設されている。エアシリンダ65はピス
トンロッド65aが突出位置に配置されたときに、係止
部材64と係合してピストンロッド63aを中間位置に
保持する。
接近あるいは離間するように回動させる回動装置は、紡
機機台の長手方向に沿って移動可能に配設されるととも
にエアシリンダで往復移動されるロッドと、そのロッド
の往復運動をパンタグラフ機構の基端を支持する支持軸
に対して直交する状態で一体回動可能に連結されたレバ
ーの揺動運動に変換する変換装置とを備えている。そし
て、図7に示すように、ロッド61はカップリング62
を介してエアシリンダ63のピストンロッド63aに連
結されている。ピストンロッド63aには係止部材64
が固着され、ロッド61の側方にはピストンロッド63
aを突出位置と没入位置との中間位置に保持するエアシ
リンダ65が配設されている。エアシリンダ65はピス
トンロッド65aが突出位置に配置されたときに、係止
部材64と係合してピストンロッド63aを中間位置に
保持する。
【0005】そして、この回動装置ではピストンロッド
63aが突出位置に配置されたときパンタグラフ機構が
開位置に、没入位置に配置されたときパンタグラフ機構
が閉位置にそれぞれ配置される。そして、エアシリンダ
63の周囲に配設された検知センサ66〜68でエアシ
リンダ63のピストン63bを検出して、パンタグラフ
機構が閉位置、中間位置及び開位置に配置されたことを
確認するようになっている。
63aが突出位置に配置されたときパンタグラフ機構が
開位置に、没入位置に配置されたときパンタグラフ機構
が閉位置にそれぞれ配置される。そして、エアシリンダ
63の周囲に配設された検知センサ66〜68でエアシ
リンダ63のピストン63bを検出して、パンタグラフ
機構が閉位置、中間位置及び開位置に配置されたことを
確認するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置ではパン
タグラフ機構が閉位置、中間位置及び開位置に配置され
たことの確認を、それぞれ各位置に対応するピストン6
3bの位置を3個の検知センサ66〜68でそれぞれ独
立して検知していた。従って、閉位置、中間位置及び開
位置の3位置の確認に3個の検知センサ66〜68が必
要になる。管替装置の管替え作業を円滑に行うためには
前記各位置を正確に検出する必要があり、そのためには
各検知センサ66〜68を精度良く取付けなければなら
ない。従って、検知センサの数が多いとそれだけ取り付
けに手間がかかるという問題がある。また、検知センサ
の数が多いとそれだけ配線の手間もかかるという問題が
ある。
タグラフ機構が閉位置、中間位置及び開位置に配置され
たことの確認を、それぞれ各位置に対応するピストン6
3bの位置を3個の検知センサ66〜68でそれぞれ独
立して検知していた。従って、閉位置、中間位置及び開
位置の3位置の確認に3個の検知センサ66〜68が必
要になる。管替装置の管替え作業を円滑に行うためには
前記各位置を正確に検出する必要があり、そのためには
各検知センサ66〜68を精度良く取付けなければなら
ない。従って、検知センサの数が多いとそれだけ取り付
けに手間がかかるという問題がある。また、検知センサ
の数が多いとそれだけ配線の手間もかかるという問題が
ある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は管替装置のパンタグラフ機構が
所定位置に回動配置されたことの確認を、確認が必要な
所定位置の数より少ない数のセンサで検出することがで
きる紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出
装置を提供することにある。
のであって、その目的は管替装置のパンタグラフ機構が
所定位置に回動配置されたことの確認を、確認が必要な
所定位置の数より少ない数のセンサで検出することがで
きる紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、ボビン把持装置を備え
たドッフィングバーをスピンドル列とその下方に配置さ
れた移送装置との間で昇降変位させるパンタグラフ機構
と、前記パンタグラフ機構全体を紡機機台に接近する閉
位置と、離間する開位置との間で回動させる回動機構と
を備えた紡機の管替装置において、前記パンタグラフ機
構全体の回動位置が前記閉位置、前記開位置及び両位置
の中間の所定位置のどの位置であるかを、複数のセンサ
のオン・オフ信号の組み合わせにより検出するようにし
た。
め、請求項1に記載の発明では、ボビン把持装置を備え
たドッフィングバーをスピンドル列とその下方に配置さ
れた移送装置との間で昇降変位させるパンタグラフ機構
と、前記パンタグラフ機構全体を紡機機台に接近する閉
位置と、離間する開位置との間で回動させる回動機構と
を備えた紡機の管替装置において、前記パンタグラフ機
構全体の回動位置が前記閉位置、前記開位置及び両位置
の中間の所定位置のどの位置であるかを、複数のセンサ
のオン・オフ信号の組み合わせにより検出するようにし
た。
【0009】請求項2に記載の発明では、ボビン把持装
置を備えたドッフィングバーをスピンドル列とその下方
に配置された移送装置との間で昇降変位させるパンタグ
ラフ機構と、前記パンタグラフ機構全体を紡機機台に接
近する閉位置と、離間する開位置との間で回動させる回
動機構とを備えた紡機の管替装置において、前記回動機
構は駆動源により紡機機台の長手方向に沿って往復直線
駆動される駆動部材の駆動力を前記パンタグラフ機構の
回動運動に変換する変換装置を備え、前記パンタグラフ
機構が所定範囲を回動するのに同期して所定範囲で往復
動する前記回動機構の部分に、複数の被検知部を当該部
分の移動経路に沿って所定間隔で設け、前記被検知部の
移動経路と対向する位置に前記被検知部を検知するセン
サを被検知部と同じ間隔で被検知部と同数かつ前記パン
タグラフ機構が前記閉位置と開位置との中間の所定位置
に配置されたときに全てのセンサが前記被検知部と対向
するように設け、各センサのオン・オフ信号の組み合わ
せにより前記パンタグラフ機構の回動位置を判断する判
断手段を設けた。
置を備えたドッフィングバーをスピンドル列とその下方
に配置された移送装置との間で昇降変位させるパンタグ
ラフ機構と、前記パンタグラフ機構全体を紡機機台に接
近する閉位置と、離間する開位置との間で回動させる回
動機構とを備えた紡機の管替装置において、前記回動機
構は駆動源により紡機機台の長手方向に沿って往復直線
駆動される駆動部材の駆動力を前記パンタグラフ機構の
回動運動に変換する変換装置を備え、前記パンタグラフ
機構が所定範囲を回動するのに同期して所定範囲で往復
動する前記回動機構の部分に、複数の被検知部を当該部
分の移動経路に沿って所定間隔で設け、前記被検知部の
移動経路と対向する位置に前記被検知部を検知するセン
サを被検知部と同じ間隔で被検知部と同数かつ前記パン
タグラフ機構が前記閉位置と開位置との中間の所定位置
に配置されたときに全てのセンサが前記被検知部と対向
するように設け、各センサのオン・オフ信号の組み合わ
せにより前記パンタグラフ機構の回動位置を判断する判
断手段を設けた。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記パンタグラフ機構は前記閉位置
と開位置との中間部では1箇所の所定位置で停止し、被
検知部は2個設けられている。
載の発明において、前記パンタグラフ機構は前記閉位置
と開位置との中間部では1箇所の所定位置で停止し、被
検知部は2個設けられている。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記被検知部は前記駆
動部材に設けられている。請求項5に記載の発明では、
請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発明におい
て、前記被検知部は前記駆動源と反対側において前記駆
動部材に設けられている。
請求項3に記載の発明において、前記被検知部は前記駆
動部材に設けられている。請求項5に記載の発明では、
請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発明におい
て、前記被検知部は前記駆動源と反対側において前記駆
動部材に設けられている。
【0012】請求項1に記載の発明では、ボビン把持装
置を備えたドッフィングバーを昇降変位させるパンタグ
ラフ機構は、回動機構の作用により紡機機台に接近する
閉位置と、離間する開位置との間で回動される。パンタ
グラフ機構全体の回動位置が前記閉位置、前記開位置及
び両位置の中間の所定位置のどの位置であるかが、複数
の検出センサのオン・オフ信号の組み合わせ(ビット処
理)により認識される。その結果、センサの数は確認の
必要な位置の数より1少なくて済む。
置を備えたドッフィングバーを昇降変位させるパンタグ
ラフ機構は、回動機構の作用により紡機機台に接近する
閉位置と、離間する開位置との間で回動される。パンタ
グラフ機構全体の回動位置が前記閉位置、前記開位置及
び両位置の中間の所定位置のどの位置であるかが、複数
の検出センサのオン・オフ信号の組み合わせ(ビット処
理)により認識される。その結果、センサの数は確認の
必要な位置の数より1少なくて済む。
【0013】請求項2に記載の発明では、ボビン把持装
置を備えたドッフィングバーはパンタグラフ機構の作動
により、スピンドル列とその下方に配置された移送装置
との間で昇降変位される。パンタグラフ機構はその全体
が回動機構の作用により、紡機機台に接近する閉位置
と、離間する開位置との間で回動される。前記回動機構
の駆動源により駆動部材が紡機機台の長手方向に沿って
往復直線駆動されると、その駆動力が変換装置を介して
前記パンタグラフ機構の回動運動に変換される。被検知
部は前記パンタグラフ機構の回動に同期して所定範囲で
往復動され、パンタグラフ機構が開位置、閉位置及び閉
位置と開位置との中間の所定位置に配置されると、複数
のセンサの少なくとも1個がオンとなるように、各セン
サからオン又はオフの信号が出力される。各センサから
出力されるオン・オフ信号の組み合わせにより、前記パ
ンタグラフ機構の回動位置が判断手段により判断され
る。
置を備えたドッフィングバーはパンタグラフ機構の作動
により、スピンドル列とその下方に配置された移送装置
との間で昇降変位される。パンタグラフ機構はその全体
が回動機構の作用により、紡機機台に接近する閉位置
と、離間する開位置との間で回動される。前記回動機構
の駆動源により駆動部材が紡機機台の長手方向に沿って
往復直線駆動されると、その駆動力が変換装置を介して
前記パンタグラフ機構の回動運動に変換される。被検知
部は前記パンタグラフ機構の回動に同期して所定範囲で
往復動され、パンタグラフ機構が開位置、閉位置及び閉
位置と開位置との中間の所定位置に配置されると、複数
のセンサの少なくとも1個がオンとなるように、各セン
サからオン又はオフの信号が出力される。各センサから
出力されるオン・オフ信号の組み合わせにより、前記パ
ンタグラフ機構の回動位置が判断手段により判断され
る。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記パンタグラフ機構の回動位置は
閉位置、開位置及びその中央の所定位置の3位置とな
る。センサはパンタグラフ機構が中間位置に配置される
と、2個ともオンとなり、閉位置及び開位置ではいずれ
か一方のセンサのみがオンとなる。
載の発明において、前記パンタグラフ機構の回動位置は
閉位置、開位置及びその中央の所定位置の3位置とな
る。センサはパンタグラフ機構が中間位置に配置される
と、2個ともオンとなり、閉位置及び開位置ではいずれ
か一方のセンサのみがオンとなる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記被検知部が設けら
れた前記駆動部材の直線移動距離は、パンタグラフ機構
の回動軸部の回動距離より大きくなる。従って、被検知
部の取付け位置精度の許容範囲が、回動軸部に被検知部
を設ける場合に比較して大きくなる。
請求項3に記載の発明において、前記被検知部が設けら
れた前記駆動部材の直線移動距離は、パンタグラフ機構
の回動軸部の回動距離より大きくなる。従って、被検知
部の取付け位置精度の許容範囲が、回動軸部に被検知部
を設ける場合に比較して大きくなる。
【0016】請求項5に記載の発明では、前記被検知部
の移動がセンサにより確認されれば、駆動源の駆動力が
駆動部材全体に伝達されたことの確認にもなる。従っ
て、被検知部及びセンサが駆動部材の異常検出手段とし
ても機能する。
の移動がセンサにより確認されれば、駆動源の駆動力が
駆動部材全体に伝達されたことの確認にもなる。従っ
て、被検知部及びセンサが駆動部材の異常検出手段とし
ても機能する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図4に従って説明する。図2に示すよう
にリング精紡機機台(以下、紡機機台という)1のスピ
ンドルレール2上には多数のスピンドル3が一定ピッチ
で配設されている。スピンドルレール2の下方にはペッ
グトレイ4を利用してボビンの移送を行う公知(例え
ば、特開昭63−145438号公報)の移送装置5が
配設されている。スピンドルレール2の前側には支持バ
ー6がスピンドルレール2に沿って延設され、支持バー
6の上面にはスピンドルピッチと同ピッチで中間ペッグ
7が突設されている。また、紡機機台1には公知の構成
の全錘一斉式の管替装置8が装備されている。
の形態を図1〜図4に従って説明する。図2に示すよう
にリング精紡機機台(以下、紡機機台という)1のスピ
ンドルレール2上には多数のスピンドル3が一定ピッチ
で配設されている。スピンドルレール2の下方にはペッ
グトレイ4を利用してボビンの移送を行う公知(例え
ば、特開昭63−145438号公報)の移送装置5が
配設されている。スピンドルレール2の前側には支持バ
ー6がスピンドルレール2に沿って延設され、支持バー
6の上面にはスピンドルピッチと同ピッチで中間ペッグ
7が突設されている。また、紡機機台1には公知の構成
の全錘一斉式の管替装置8が装備されている。
【0018】ボビン把持装置9(図3及び図4に図示)
を備えたドッフィングバー10は所謂パンタグラフ機構
11により昇降動され、パンタグラフ機構11は駆動シ
ャフト12を中心にパンタグラフ機構11全体が紡機機
台1の長手方向と直交する方向に回動可能に構成されて
いる。パンタグラフ機構11は長短2本のリンク13,
14からなるリンク機構を多数(2個のみ図示)備え、
リンク機構を構成するリンク13,14のうち、第1の
リンク13は第1端部がドッフィングバー10に連結さ
れ、第2端部が移動ブラケット15に連結されている。
移動ブラケット15は駆動シャフト12に対して一体回
動可能かつ駆動シャフト12の軸方向に一体移動可能に
支持されている。第2のリンク14はリンク13の1/
2の長さを有し、その第1端部がリンク13の中央にピ
ン連結され、第2端部が支持ブラケット16にピン連結
されている。支持ブラケット16は固定ブラケット17
により駆動シャフト12の軸方向への移動が規制され、
かつ駆動シャフト12の摺動を許容する状態に配設され
ている。
を備えたドッフィングバー10は所謂パンタグラフ機構
11により昇降動され、パンタグラフ機構11は駆動シ
ャフト12を中心にパンタグラフ機構11全体が紡機機
台1の長手方向と直交する方向に回動可能に構成されて
いる。パンタグラフ機構11は長短2本のリンク13,
14からなるリンク機構を多数(2個のみ図示)備え、
リンク機構を構成するリンク13,14のうち、第1の
リンク13は第1端部がドッフィングバー10に連結さ
れ、第2端部が移動ブラケット15に連結されている。
移動ブラケット15は駆動シャフト12に対して一体回
動可能かつ駆動シャフト12の軸方向に一体移動可能に
支持されている。第2のリンク14はリンク13の1/
2の長さを有し、その第1端部がリンク13の中央にピ
ン連結され、第2端部が支持ブラケット16にピン連結
されている。支持ブラケット16は固定ブラケット17
により駆動シャフト12の軸方向への移動が規制され、
かつ駆動シャフト12の摺動を許容する状態に配設され
ている。
【0019】駆動シャフト12は紡機機台1の一端に配
設された所謂パワーシリンダ18の作動により往復動さ
れるようになっている。図1に示すように、パワーシリ
ンダ18はボールねじ機構19のスクリューシャフト2
0の往復回動により、移動筒21をその長手方向に往復
移動させる構成になっている。移動筒21の先端には駆
動シャフト12の基端がカップリング22を介して連結
されている。移動筒21は回動可能となっているが、パ
ンタグラフ機構11全体を回動させる後記する回動機構
の非作動状態では駆動シャフト12の回動が規制される
ため、スクリューシャフト20の回動量に対応した距離
長手方向に往復移動されるようになっている。なお、パ
ワーシリンダ18はパンタグラフ機構11に対応して紡
機機台1の両側に配設されているが、同じ構成のため片
側についてのみ図示している。
設された所謂パワーシリンダ18の作動により往復動さ
れるようになっている。図1に示すように、パワーシリ
ンダ18はボールねじ機構19のスクリューシャフト2
0の往復回動により、移動筒21をその長手方向に往復
移動させる構成になっている。移動筒21の先端には駆
動シャフト12の基端がカップリング22を介して連結
されている。移動筒21は回動可能となっているが、パ
ンタグラフ機構11全体を回動させる後記する回動機構
の非作動状態では駆動シャフト12の回動が規制される
ため、スクリューシャフト20の回動量に対応した距離
長手方向に往復移動されるようになっている。なお、パ
ワーシリンダ18はパンタグラフ機構11に対応して紡
機機台1の両側に配設されているが、同じ構成のため片
側についてのみ図示している。
【0020】スクリューシャフト20にはモータ23の
回転が、ベルト伝動機構24、ギヤボックス25及びベ
ルト伝動機構26を介して伝達される。モータ23は正
逆回転駆動可能でブレーキが装備されている。一方のス
クリューシャフト20の端部には、ロータリエンコーダ
27が配設されている。ロータリエンコーダ27はスク
リューシャフト20の回転量に対応したパルス信号を出
力する。
回転が、ベルト伝動機構24、ギヤボックス25及びベ
ルト伝動機構26を介して伝達される。モータ23は正
逆回転駆動可能でブレーキが装備されている。一方のス
クリューシャフト20の端部には、ロータリエンコーダ
27が配設されている。ロータリエンコーダ27はスク
リューシャフト20の回転量に対応したパルス信号を出
力する。
【0021】図3に示すように、支持ブラケット16に
はレバー28が紡機機台1の内側に向かって延びるよう
に一体に突設されている。レバー28はその先端が、変
換装置29のリンク30に回動可能に連結されている。
変換装置29は紡機機台1の幅方向の方向中央部におい
てフレームに固定されたブラケット31を備え、ブラケ
ット31に一体に形成された一対の腕部32間にほぼL
字状のレバー33の屈曲部が軸34により回動可能に支
持されている。リンク30はレバー33の一端に回動可
能に連結され、レバー33の他端に連結ブロック35が
軸36により回動可能に支持されている。
はレバー28が紡機機台1の内側に向かって延びるよう
に一体に突設されている。レバー28はその先端が、変
換装置29のリンク30に回動可能に連結されている。
変換装置29は紡機機台1の幅方向の方向中央部におい
てフレームに固定されたブラケット31を備え、ブラケ
ット31に一体に形成された一対の腕部32間にほぼL
字状のレバー33の屈曲部が軸34により回動可能に支
持されている。リンク30はレバー33の一端に回動可
能に連結され、レバー33の他端に連結ブロック35が
軸36により回動可能に支持されている。
【0022】駆動シャフト12と平行に延びる駆動部材
としてのロッド37は連結ブロック35を介してレバー
33に連結されている。そして、ロッド37が紡機機台
1の長手方向(図3の紙面と垂直方向)に往復動される
と、リンク30がレバー28を駆動シャフト12を回動
中心として紡機機台1の長手方向と直交する平面内で回
動させるように移動するようになっている。即ち、変換
装置29はロッド37の駆動力をパンタグラフ機構11
の回動運動に変換する機能を有する。駆動シャフト1
2、支持ブラケット16、レバー28、変換装置29、
ロッド37及びエアシリンダ38により、パンタグラフ
機構11全体を紡機機台1に接近する閉位置と、離間す
る開位置との間で回動させる回動機構が構成されてい
る。なお、この変換装置29は特開平7−133519
号公報に開示された装置と同様な構成である。
としてのロッド37は連結ブロック35を介してレバー
33に連結されている。そして、ロッド37が紡機機台
1の長手方向(図3の紙面と垂直方向)に往復動される
と、リンク30がレバー28を駆動シャフト12を回動
中心として紡機機台1の長手方向と直交する平面内で回
動させるように移動するようになっている。即ち、変換
装置29はロッド37の駆動力をパンタグラフ機構11
の回動運動に変換する機能を有する。駆動シャフト1
2、支持ブラケット16、レバー28、変換装置29、
ロッド37及びエアシリンダ38により、パンタグラフ
機構11全体を紡機機台1に接近する閉位置と、離間す
る開位置との間で回動させる回動機構が構成されてい
る。なお、この変換装置29は特開平7−133519
号公報に開示された装置と同様な構成である。
【0023】図1に示すように、ロッド37はその第1
端部が駆動源としてのエアシリンダ38のピストンロッ
ド38aにカップリング39を介して連結され、エアシ
リンダ38の作動に伴ってロッド37が往復動されるよ
うになっている。ピストンロッド38aには係止部材4
0が固着され、ロッド37の側方にはピストンロッド3
8aが突出位置と没入位置との中間位置(この実施の形
態では中央位置)に配置された時に係止部材40と対応
する位置に、ロッド37と直交する状態でエアシリンダ
41が固定配置されている。エアシリンダ41のピスト
ンロッド41aは突出位置に配置された際に係止部材4
0と係止可能となり、係止状態でロッド37の移動を阻
止するようになっている。すなわち、ピストンロッド3
8aは係止部材40と係止するピストンロッド41aの
作用により、没入状態と最大突出状態との中間位置(中
央位置)において停止可能となっている。エアシリンダ
38は管路P及び電磁弁SVを介して圧縮空気源(図示
せず)に接続されている。
端部が駆動源としてのエアシリンダ38のピストンロッ
ド38aにカップリング39を介して連結され、エアシ
リンダ38の作動に伴ってロッド37が往復動されるよ
うになっている。ピストンロッド38aには係止部材4
0が固着され、ロッド37の側方にはピストンロッド3
8aが突出位置と没入位置との中間位置(この実施の形
態では中央位置)に配置された時に係止部材40と対応
する位置に、ロッド37と直交する状態でエアシリンダ
41が固定配置されている。エアシリンダ41のピスト
ンロッド41aは突出位置に配置された際に係止部材4
0と係止可能となり、係止状態でロッド37の移動を阻
止するようになっている。すなわち、ピストンロッド3
8aは係止部材40と係止するピストンロッド41aの
作用により、没入状態と最大突出状態との中間位置(中
央位置)において停止可能となっている。エアシリンダ
38は管路P及び電磁弁SVを介して圧縮空気源(図示
せず)に接続されている。
【0024】そして、ピストンロッド38aの没入状態
においては、レバー28がほぼ水平状態となって、パン
タグラフ機構11が垂直状態(閉位置)に保持され、ピ
ストンロッド38aの最大突出状態においては、レバー
28はその先端が斜め上方へ向かうように傾いてパンタ
グラフ機構11全体が最も外側に回動された状態(開位
置)となる。また、ピストンロッド38aが中間位置に
保持された状態においては、ボビン把持装置9が中間ぺ
ッグ7の中心軸の延長上に位置する中間位置に保持され
るようになっている。
においては、レバー28がほぼ水平状態となって、パン
タグラフ機構11が垂直状態(閉位置)に保持され、ピ
ストンロッド38aの最大突出状態においては、レバー
28はその先端が斜め上方へ向かうように傾いてパンタ
グラフ機構11全体が最も外側に回動された状態(開位
置)となる。また、ピストンロッド38aが中間位置に
保持された状態においては、ボビン把持装置9が中間ぺ
ッグ7の中心軸の延長上に位置する中間位置に保持され
るようになっている。
【0025】ロッド37にはその第2端部寄り、即ちエ
アシリンダ38と反対側の端部寄りに複数(この実施の
形態では2個)の被検知部42a,42bがロッド37
と一体的に移動可能に設けられている。被検知部42
a,42bはロッド37の移動経路に沿って所定間隔
(この実施の形態ではエアシリンダ38のピストンロッ
ド38aのストロークの半分の距離)をおいて配設され
ている。また、被検知部42a,42bの移動経路と対
向する位置に被検知部42a,42bを検知するセンサ
S1,S2が配設されている。センサS1,S2は被検
知部42a,42bと同じピッチで被検知部42a,4
2bと同数配設されている。センサS1,S2は紡機機
台1に固定された支持ブラケット(図示せず)に取り付
けられている。各センサS1,S2には被検知部42
a,42bを検知したときオン信号を出力するセンサが
使用されている。この実施の形態では、各センサS1,
S2に磁気センサが使用されている。センサS1,S2
は係止部材40がピストンロッド41aに形成される中
間位置にロッド37が配置されたときに、被検知部42
a,42bを検知可能な位置に配設されている。
アシリンダ38と反対側の端部寄りに複数(この実施の
形態では2個)の被検知部42a,42bがロッド37
と一体的に移動可能に設けられている。被検知部42
a,42bはロッド37の移動経路に沿って所定間隔
(この実施の形態ではエアシリンダ38のピストンロッ
ド38aのストロークの半分の距離)をおいて配設され
ている。また、被検知部42a,42bの移動経路と対
向する位置に被検知部42a,42bを検知するセンサ
S1,S2が配設されている。センサS1,S2は被検
知部42a,42bと同じピッチで被検知部42a,4
2bと同数配設されている。センサS1,S2は紡機機
台1に固定された支持ブラケット(図示せず)に取り付
けられている。各センサS1,S2には被検知部42
a,42bを検知したときオン信号を出力するセンサが
使用されている。この実施の形態では、各センサS1,
S2に磁気センサが使用されている。センサS1,S2
は係止部材40がピストンロッド41aに形成される中
間位置にロッド37が配置されたときに、被検知部42
a,42bを検知可能な位置に配設されている。
【0026】管替装置を制御する制御装置43は中央処
理装置(以下CPUという)44と、制御プログラムを
記憶した読出し専用メモリ(ROM)よりなるプログラ
ムメモリ45と、読出し及び書き替え可能なメモリ(R
AM)よりなる作業用メモリ46とを備えている。作業
用メモリ46は入力装置47により入力された入力デー
タと、CPU44における演算結果等を一時記憶する。
CPU44はプログラムメモリ45に記憶されたプログ
ラムデータに基づいて動作する。両センサS1,S2及
びロータリエンコーダ27は入力インタフェース48を
介してCPU44に接続されている。CPU44は出力
インタフェース49、駆動回路50を介してモータ23
に接続され、出力インタフェース49及び駆動回路(図
示せず)を介して電磁弁SVに電気的に接続されてい
る。また、CPU44は出力インタフェース49及び駆
動回路(図示せず)を介してエアシリンダ41用の電磁
弁(図示せず)に電気的に接続されている。
理装置(以下CPUという)44と、制御プログラムを
記憶した読出し専用メモリ(ROM)よりなるプログラ
ムメモリ45と、読出し及び書き替え可能なメモリ(R
AM)よりなる作業用メモリ46とを備えている。作業
用メモリ46は入力装置47により入力された入力デー
タと、CPU44における演算結果等を一時記憶する。
CPU44はプログラムメモリ45に記憶されたプログ
ラムデータに基づいて動作する。両センサS1,S2及
びロータリエンコーダ27は入力インタフェース48を
介してCPU44に接続されている。CPU44は出力
インタフェース49、駆動回路50を介してモータ23
に接続され、出力インタフェース49及び駆動回路(図
示せず)を介して電磁弁SVに電気的に接続されてい
る。また、CPU44は出力インタフェース49及び駆
動回路(図示せず)を介してエアシリンダ41用の電磁
弁(図示せず)に電気的に接続されている。
【0027】CPU44はロータリエンコーダ27から
出力されるパルス信号をカウントして、そのカウント値
に基づいて駆動シャフト12の位置すなわち、ドッフィ
ングバー10の位置を演算する。CPU44は入力装置
47により入力されたドッフィングバー10の各停止位
置に対応する駆動シャフト12の位置データと、ロータ
リエンコーダ27からの出力信号、センサS1,S2の
出力信号及びプログラムデータに基づいてモータ23、
電磁弁SV及びエアシリンダ41用の電磁弁に作動、停
止信号を出力するようになっている。
出力されるパルス信号をカウントして、そのカウント値
に基づいて駆動シャフト12の位置すなわち、ドッフィ
ングバー10の位置を演算する。CPU44は入力装置
47により入力されたドッフィングバー10の各停止位
置に対応する駆動シャフト12の位置データと、ロータ
リエンコーダ27からの出力信号、センサS1,S2の
出力信号及びプログラムデータに基づいてモータ23、
電磁弁SV及びエアシリンダ41用の電磁弁に作動、停
止信号を出力するようになっている。
【0028】CPU44は両センサS1,S2のオン・
オフ信号の組み合わせにより、即ちセンサS1,S2の
オン・オフ信号をビット処理することによりパンタグラ
フ機構11の回動位置を判断する判断手段として機能す
る。
オフ信号の組み合わせにより、即ちセンサS1,S2の
オン・オフ信号をビット処理することによりパンタグラ
フ機構11の回動位置を判断する判断手段として機能す
る。
【0029】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。制御装置43に予め入力装置47によりドッ
フィングバー10の停止位置と、上昇途中あるいは下降
途中においてパンタグラフ機構11の回動を開始する駆
動シャフト12の位置とが入力される。
説明する。制御装置43に予め入力装置47によりドッ
フィングバー10の停止位置と、上昇途中あるいは下降
途中においてパンタグラフ機構11の回動を開始する駆
動シャフト12の位置とが入力される。
【0030】空ボビンEはペッグトレイ4のペッグ4a
に挿入された状態で、紡機機台1の運転中に移送装置5
上のスピンドル3と対応する位置に搬入される。そし
て、満管に伴い紡機機台1が停止した後、管替装置8が
作動される。
に挿入された状態で、紡機機台1の運転中に移送装置5
上のスピンドル3と対応する位置に搬入される。そし
て、満管に伴い紡機機台1が停止した後、管替装置8が
作動される。
【0031】管替作業時に、パンタグラフ機構11は、
モータ23の正転駆動による駆動シャフト12の往動
(図1及び図2の左側への移動)時にドッフィングバー
10が上昇移動され、モータ23の逆転駆動による駆動
シャフト12の復動時にドッフィングバー10が下降移
動される。CPU44はロータリエンコーダ27からの
出力信号をカウントしてスクリューシャフト20の回転
量を演算し、ドッフィングバー10の昇降位置を算出す
る。
モータ23の正転駆動による駆動シャフト12の往動
(図1及び図2の左側への移動)時にドッフィングバー
10が上昇移動され、モータ23の逆転駆動による駆動
シャフト12の復動時にドッフィングバー10が下降移
動される。CPU44はロータリエンコーダ27からの
出力信号をカウントしてスクリューシャフト20の回転
量を演算し、ドッフィングバー10の昇降位置を算出す
る。
【0032】また、パンタグラフ機構11は、ドッフィ
ングバー10が移送装置5上の空ボビンEの頂部あるい
はスピンドル3上の満ボビンFの頂部と対向する開位置
と、図4(a)に示す開放位置と、図4(b)に示すよ
うに中間ペッグ7と対向する中間位置とに駆動シャフト
12を回動中心として回動される。そして、パンタグラ
フ機構11の回動と、ドッフィングバー10の昇降動と
の組み合わせにより、ドッフィングバー10が、待機位
置、ペッグトレイ4上の空ボビン把持位置、中間ペッグ
7への空ボビン挿入位置、スピンドル3上の満ボビン把
持位置、満ボビン抜上げ位置等に移動される。そして、
ドッフィングバー10が前記各所定停止位置で正確に停
止するように、制御装置43からモータ23、電磁弁S
V及びエアシリンダ41用の電磁弁に制御信号が出力さ
れる。
ングバー10が移送装置5上の空ボビンEの頂部あるい
はスピンドル3上の満ボビンFの頂部と対向する開位置
と、図4(a)に示す開放位置と、図4(b)に示すよ
うに中間ペッグ7と対向する中間位置とに駆動シャフト
12を回動中心として回動される。そして、パンタグラ
フ機構11の回動と、ドッフィングバー10の昇降動と
の組み合わせにより、ドッフィングバー10が、待機位
置、ペッグトレイ4上の空ボビン把持位置、中間ペッグ
7への空ボビン挿入位置、スピンドル3上の満ボビン把
持位置、満ボビン抜上げ位置等に移動される。そして、
ドッフィングバー10が前記各所定停止位置で正確に停
止するように、制御装置43からモータ23、電磁弁S
V及びエアシリンダ41用の電磁弁に制御信号が出力さ
れる。
【0033】制御装置43は両センサS1,S2からの
出力信号をビット処理して、ロッド37がパンタグラフ
機構11の閉位置、中間位置及び開位置のどの位置と対
応する位置に配置されたかを判断(認識)する。即ち、
CPU43は各センサS1,S2のオン・オフ信号の組
み合わせによりパンタグラフ機構11の位置を判断す
る。パンタグラフ機構11が閉位置に配置された状態で
は図5(a)に示すように、センサS1は両被検知部4
2a,42bと対向せず、センサS2が被検知部42a
と対向する状態となる。パンタグラフ機構11が開位置
に配置された状態では図5(c)に示すように、センサ
S1が被検知部42bと対向する状態となり、センサS
2は両被検知部42a,42bと対向しない状態とな
る。また、パンタグラフ機構11が中間位置に配置され
た状態では図5(b)に示すように、センサS1が被検
知部42aと、センサS2が被検知部42bとそれぞれ
対向する状態となる。即ち、CPU44には、閉位置で
はセンサS1からオフ信号が、センサS2からオン信号
がそれぞれ入力され、中間位置では両センサS1,S2
からオン信号が入力され、開位置ではセンサS1からオ
ン信号が、センサS2からオフ信号がそれぞれ入力され
る。そして、CPU44はオン・オフの組み合わせでパ
ンタグラフ機構11の状態を判断する。
出力信号をビット処理して、ロッド37がパンタグラフ
機構11の閉位置、中間位置及び開位置のどの位置と対
応する位置に配置されたかを判断(認識)する。即ち、
CPU43は各センサS1,S2のオン・オフ信号の組
み合わせによりパンタグラフ機構11の位置を判断す
る。パンタグラフ機構11が閉位置に配置された状態で
は図5(a)に示すように、センサS1は両被検知部4
2a,42bと対向せず、センサS2が被検知部42a
と対向する状態となる。パンタグラフ機構11が開位置
に配置された状態では図5(c)に示すように、センサ
S1が被検知部42bと対向する状態となり、センサS
2は両被検知部42a,42bと対向しない状態とな
る。また、パンタグラフ機構11が中間位置に配置され
た状態では図5(b)に示すように、センサS1が被検
知部42aと、センサS2が被検知部42bとそれぞれ
対向する状態となる。即ち、CPU44には、閉位置で
はセンサS1からオフ信号が、センサS2からオン信号
がそれぞれ入力され、中間位置では両センサS1,S2
からオン信号が入力され、開位置ではセンサS1からオ
ン信号が、センサS2からオフ信号がそれぞれ入力され
る。そして、CPU44はオン・オフの組み合わせでパ
ンタグラフ機構11の状態を判断する。
【0034】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 制御装置43はパンタグラフ機構11全体の回
動位置が閉位置、開位置及び中間位置のどの位置である
かを、複数の検出センサのオン・オフ信号の組み合わせ
(ビット処理)により認識するため、センサの数は確認
の必要な位置の数より1少なくて済む。従って、センサ
S1,S2の取り付けの手間が、確認位置毎にセンサを
設けた従来の構成に比較して少なくなるとともに、メン
テナンス作業も楽になる。また、センサの個数が減少す
るので製造コストが安くなる。
動位置が閉位置、開位置及び中間位置のどの位置である
かを、複数の検出センサのオン・オフ信号の組み合わせ
(ビット処理)により認識するため、センサの数は確認
の必要な位置の数より1少なくて済む。従って、センサ
S1,S2の取り付けの手間が、確認位置毎にセンサを
設けた従来の構成に比較して少なくなるとともに、メン
テナンス作業も楽になる。また、センサの個数が減少す
るので製造コストが安くなる。
【0035】(ロ) 確認の必要なパンタグラフ機構1
1の回動位置を、閉位置、開位置及びその中央の所定位
置の3位置としたので、センサの数が2個となる。 (ハ) 被検知部42a,42bが往復直線運動を行う
ロッド37に設けられているため、被検知部42a,4
2bの移動距離は、パンタグラフ機構11の回動軸部
(駆動シャフト12)の回動距離より大きくなる。従っ
て、被検知部をパンタグラフ機構11の回動軸に設けた
場合に比較して、被検知部の取付け位置精度の許容範囲
が大きくなり、取り付けが容易になる。
1の回動位置を、閉位置、開位置及びその中央の所定位
置の3位置としたので、センサの数が2個となる。 (ハ) 被検知部42a,42bが往復直線運動を行う
ロッド37に設けられているため、被検知部42a,4
2bの移動距離は、パンタグラフ機構11の回動軸部
(駆動シャフト12)の回動距離より大きくなる。従っ
て、被検知部をパンタグラフ機構11の回動軸に設けた
場合に比較して、被検知部の取付け位置精度の許容範囲
が大きくなり、取り付けが容易になる。
【0036】(ニ) 被検知部42a,42bがロッド
37の駆動源(エアシリンダ38)と反対側の端部寄り
に設けられているため、被検知部42a,42bの移動
がセンサS1,S2により確認されれば、駆動源の駆動
力がロッド37全体に伝達されたことの確認にもなる。
ロッド37はほぼ紡機機台1全長に沿って延設されてお
り、一般に複数本のロッドを途中で連結して構成されて
いる。従って、ロッド37の連結部が外れたり、ロッド
37が途中で破断するなどの異常が発生する虞がある。
従来はロッドの移動を確認する被検知部が駆動源側に設
けられていたので、被検知部が所定位置に移動配置され
てもロッド全体が正常に移動していることの保証にはな
らなかった。しかし、この実施の形態では被検知部42
a,42b及びセンサS1,S2がロッド37の異常検
出手段としても機能する。
37の駆動源(エアシリンダ38)と反対側の端部寄り
に設けられているため、被検知部42a,42bの移動
がセンサS1,S2により確認されれば、駆動源の駆動
力がロッド37全体に伝達されたことの確認にもなる。
ロッド37はほぼ紡機機台1全長に沿って延設されてお
り、一般に複数本のロッドを途中で連結して構成されて
いる。従って、ロッド37の連結部が外れたり、ロッド
37が途中で破断するなどの異常が発生する虞がある。
従来はロッドの移動を確認する被検知部が駆動源側に設
けられていたので、被検知部が所定位置に移動配置され
てもロッド全体が正常に移動していることの保証にはな
らなかった。しかし、この実施の形態では被検知部42
a,42b及びセンサS1,S2がロッド37の異常検
出手段としても機能する。
【0037】(ホ) センサS1,S2に磁気センサが
使用されているため、反射式及び透過式の光センサを使
用した場合に比較して、風綿の影響を受けずに被検知部
42a,42bの検知作用が行われ、信頼性が高くな
る。
使用されているため、反射式及び透過式の光センサを使
用した場合に比較して、風綿の影響を受けずに被検知部
42a,42bの検知作用が行われ、信頼性が高くな
る。
【0038】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 被検知部42a,42bの取付け位置をロッド37
の第1端部寄り即ちエアシリンダ38寄りや、第1端部
と第2端部の中間部にしてもよい。
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 被検知部42a,42bの取付け位置をロッド37
の第1端部寄り即ちエアシリンダ38寄りや、第1端部
と第2端部の中間部にしてもよい。
【0039】○ 被検知部42a,42bの取付け位置
は、パンタグラフ機構11が所定範囲を回動するのに同
期して所定範囲で往復動する前記回動機構の部分に設け
られていればよい。従って、直線移動する部分(ロッド
37)に代えて、回動する部分に設けてもよい。例え
ば、図6に示すように、支持ブラケット16に被検知部
51a,51bを設ける。被検知部51a,51bは各
被検知部51a,51bと駆動シャフト12の中心を結
ぶ直線がなす角度が、パンタグラフ機構11の閉位置か
ら開位置への回動角度の1/2の値の角度となる位置に
取り付けられている。支持ブラケット16は紡機機台1
の両側に複数ずつ設けられているが、被検知部51a,
51bはいずれか1個の支持ブラケット16に設ければ
よい。また、センサS1,S2は所定位置にブラケット
52を介して取り付けられる。センサS1,S2はパン
タグラフ機構11が中間位置に配置された際に被検知部
51a,51bと対向する位置に取り付けられている。
この場合、センサS1,S2を紡機機台1の外側部に取
り付けることができるため、取付け作業が紡機機台1の
中央部に配設されたロッド37の被検知部42a,42
bを検知するセンサS1,S2の取付け作業に比較して
容易になる。
は、パンタグラフ機構11が所定範囲を回動するのに同
期して所定範囲で往復動する前記回動機構の部分に設け
られていればよい。従って、直線移動する部分(ロッド
37)に代えて、回動する部分に設けてもよい。例え
ば、図6に示すように、支持ブラケット16に被検知部
51a,51bを設ける。被検知部51a,51bは各
被検知部51a,51bと駆動シャフト12の中心を結
ぶ直線がなす角度が、パンタグラフ機構11の閉位置か
ら開位置への回動角度の1/2の値の角度となる位置に
取り付けられている。支持ブラケット16は紡機機台1
の両側に複数ずつ設けられているが、被検知部51a,
51bはいずれか1個の支持ブラケット16に設ければ
よい。また、センサS1,S2は所定位置にブラケット
52を介して取り付けられる。センサS1,S2はパン
タグラフ機構11が中間位置に配置された際に被検知部
51a,51bと対向する位置に取り付けられている。
この場合、センサS1,S2を紡機機台1の外側部に取
り付けることができるため、取付け作業が紡機機台1の
中央部に配設されたロッド37の被検知部42a,42
bを検知するセンサS1,S2の取付け作業に比較して
容易になる。
【0040】また、支持ブラケット16は駆動シャフト
12と一体的に回動するが、駆動シャフト12の長手方
向には移動しないため、被検知部51a,51bを駆動
シャフト12に取り付ける場合と異なり、被検知部51
a,51bは駆動シャフト12と直交する平面内でのみ
移動する。従って、被検知部51a,51bを細長く形
成しなくても、センサS1,S2で確実に検知できる。
12と一体的に回動するが、駆動シャフト12の長手方
向には移動しないため、被検知部51a,51bを駆動
シャフト12に取り付ける場合と異なり、被検知部51
a,51bは駆動シャフト12と直交する平面内でのみ
移動する。従って、被検知部51a,51bを細長く形
成しなくても、センサS1,S2で確実に検知できる。
【0041】○ 支持ブラケット16に円弧状の取付け
ブラケットを固定し、その円弧面に被検知部51a,5
1bを取り付けてもよい。この場合、被検知部51a,
51bの取付け間隔が大きくなり、被検知部の取付け位
置精度の許容範囲が大きくなって取り付けが容易にな
る。
ブラケットを固定し、その円弧面に被検知部51a,5
1bを取り付けてもよい。この場合、被検知部51a,
51bの取付け間隔が大きくなり、被検知部の取付け位
置精度の許容範囲が大きくなって取り付けが容易にな
る。
【0042】○ 被検知部51a,51bを駆動シャフ
ト12に取り付けてもよい。この場合、被検知部51
a,51bは駆動シャフト12のストローク分の長さを
有する細長い形状に形成する必要がある。
ト12に取り付けてもよい。この場合、被検知部51
a,51bは駆動シャフト12のストローク分の長さを
有する細長い形状に形成する必要がある。
【0043】○ パンタグラフ機構11の位置認識が必
要な回動位置の数は3に限らず4以上であってもよい。
4以上の場合でも、位置認識が必要な回動位置の数より
1少ない数の被検知部を等間隔で配設するとともにセン
サを同じ間隔で同数配設し、各センサのオン・オフ信号
をビット処理することで位置認識することにより、各回
動位置を認識できる。
要な回動位置の数は3に限らず4以上であってもよい。
4以上の場合でも、位置認識が必要な回動位置の数より
1少ない数の被検知部を等間隔で配設するとともにセン
サを同じ間隔で同数配設し、各センサのオン・オフ信号
をビット処理することで位置認識することにより、各回
動位置を認識できる。
【0044】○ ロッド37の駆動源をエアシリンダ3
8に代えて、駆動シャフト12の駆動源と同様にボール
ねじを利用した駆動装置で駆動する構成とする。この場
合、エアシリンダと異なり圧縮空気源が不要となる。
8に代えて、駆動シャフト12の駆動源と同様にボール
ねじを利用した駆動装置で駆動する構成とする。この場
合、エアシリンダと異なり圧縮空気源が不要となる。
【0045】○ センサS1,S2をロッド37あるい
は支持ブラケット16に取り付け、被検知部42a,4
2b,51a,51bをセンサS1,S2の移動経路に
沿って所定間隔で配置した構成としてもよい。
は支持ブラケット16に取り付け、被検知部42a,4
2b,51a,51bをセンサS1,S2の移動経路に
沿って所定間隔で配置した構成としてもよい。
【0046】○ センサS1,S2は磁気センサに限ら
ず、反射式センサや透過式センサ等の光センサあるいは
リードスイッチ、リミットスイッチ等を使用してもよ
い。 ○ センサS1,S2として被検知部を検知したときに
オフ信号を出力し、検知しないときオン信号を出力する
構成のものを使用してもよい。
ず、反射式センサや透過式センサ等の光センサあるいは
リードスイッチ、リミットスイッチ等を使用してもよ
い。 ○ センサS1,S2として被検知部を検知したときに
オフ信号を出力し、検知しないときオン信号を出力する
構成のものを使用してもよい。
【0047】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明について、以下にその効果と共に記載する。 (1) 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明において、被検知部をパンタグラフ機構を構成するリ
ンクの下端を支持するとともに、紡機機台の長手方向に
移動不能でパンタグラフ機構と一体回動可能な支持ブラ
ケットに取り付ける。この場合、被検知部の取付け位置
を紡機機台1の外側にすることができ、センサの取付け
位置も紡機機台1の外側にすることができるため、直線
往復動する駆動部材に取り付ける場合に比較して取り付
け作業が簡単になる。
以外の発明について、以下にその効果と共に記載する。 (1) 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発
明において、被検知部をパンタグラフ機構を構成するリ
ンクの下端を支持するとともに、紡機機台の長手方向に
移動不能でパンタグラフ機構と一体回動可能な支持ブラ
ケットに取り付ける。この場合、被検知部の取付け位置
を紡機機台1の外側にすることができ、センサの取付け
位置も紡機機台1の外側にすることができるため、直線
往復動する駆動部材に取り付ける場合に比較して取り付
け作業が簡単になる。
【0048】(2) (1)において被検知部を回動機
構の駆動源から最も遠い位置に配置された支持ブラケッ
トの1個に取り付ける。この場合、被検知部及びセンサ
が駆動部材の異常検出手段としても機能する。
構の駆動源から最も遠い位置に配置された支持ブラケッ
トの1個に取り付ける。この場合、被検知部及びセンサ
が駆動部材の異常検出手段としても機能する。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項5
に記載の発明によれば、管替装置のパンタグラフ機構が
所定位置に回動配置されたことの確認を、確認が必要な
所定位置の数より少ない数のセンサで検出することがで
きる。
に記載の発明によれば、管替装置のパンタグラフ機構が
所定位置に回動配置されたことの確認を、確認が必要な
所定位置の数より少ない数のセンサで検出することがで
きる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、被検知部
が往復直線運動を行う駆動部材に設けられているため、
被検知部をパンタグラフ機構の回動軸部に設けた場合に
比較して、被検知部の取付け位置精度の許容範囲が大き
くなり、取り付けが容易になる。
が往復直線運動を行う駆動部材に設けられているため、
被検知部をパンタグラフ機構の回動軸部に設けた場合に
比較して、被検知部の取付け位置精度の許容範囲が大き
くなり、取り付けが容易になる。
【0051】請求項5に記載の発明では、被検知部及び
センサが駆動部材の異常検出手段としても機能する。
センサが駆動部材の異常検出手段としても機能する。
【図1】 本発明を具体化した一実施の形態の概略構成
図。
図。
【図2】 精紡機機台及び管替装置を示す概略正面図。
【図3】 管替装置の一部省略側面図。
【図4】 管替装置の作用を示す模式図。
【図5】 センサと被検知部の位置関係を示す模式図。
【図6】 別の実施の形態のセンサ及び被検知部の関係
を示す側面図。
を示す側面図。
【図7】 従来装置の部分平面図。
1…紡機機台、3…スピンドル、5…移送装置、8…管
替装置、10…ドッフィングバー、11…パンタグラフ
機構、12…駆動シャフト、16…回動機構を構成する
支持ブラケット、28…同じくレバー、29…同じく変
換装置、37…同じく駆動部材としてのロッド、38…
同じくエアシリンダ、42a,42b,51a,51b
…被検知部、S1,S2…センサ、44…判断手段とし
てのCPU。
替装置、10…ドッフィングバー、11…パンタグラフ
機構、12…駆動シャフト、16…回動機構を構成する
支持ブラケット、28…同じくレバー、29…同じく変
換装置、37…同じく駆動部材としてのロッド、38…
同じくエアシリンダ、42a,42b,51a,51b
…被検知部、S1,S2…センサ、44…判断手段とし
てのCPU。
Claims (5)
- 【請求項1】 ボビン把持装置を備えたドッフィングバ
ーをスピンドル列とその下方に配置された移送装置との
間で昇降変位させるパンタグラフ機構と、前記パンタグ
ラフ機構全体を紡機機台に接近する閉位置と、離間する
開位置との間で回動させる回動機構とを備えた紡機の管
替装置において、 前記パンタグラフ機構全体の回動位置が前記閉位置、前
記開位置及び両位置の中間の所定位置のどの位置である
かを、複数のセンサのオン・オフ信号の組み合わせによ
り検出する紡機の管替装置における位置検出方法。 - 【請求項2】 ボビン把持装置を備えたドッフィングバ
ーをスピンドル列とその下方に配置された移送装置との
間で昇降変位させるパンタグラフ機構と、前記パンタグ
ラフ機構全体を紡機機台に接近する閉位置と、離間する
開位置との間で回動させる回動機構とを備えた紡機の管
替装置において、 前記回動機構は駆動源により紡機機台の長手方向に沿っ
て往復直線駆動される駆動部材の駆動力を前記パンタグ
ラフ機構の回動運動に変換する変換装置を備え、前記パ
ンタグラフ機構が所定範囲を回動するのに同期して所定
範囲で往復動する前記回動機構の部分に、複数の被検知
部を当該部分の移動経路に沿って所定間隔で設け、前記
被検知部の移動経路と対向する位置に前記被検知部を検
知するセンサを被検知部と同じ間隔で被検知部と同数か
つ前記パンタグラフ機構が前記閉位置と開位置との中間
の所定位置に配置されたときに全てのセンサが前記被検
知部と対向するように設け、各センサのオン・オフ信号
の組み合わせにより前記パンタグラフ機構の回動位置を
判断する判断手段を設けた紡機の管替装置における位置
検出装置。 - 【請求項3】 前記パンタグラフ機構は前記閉位置と開
位置との中間部では1箇所の所定位置で停止し、被検知
部は2個設けられている請求項2に記載の紡機の管替装
置における位置検出装置。 - 【請求項4】 前記被検知部は前記駆動部材に設けられ
ている請求項2又は請求項3に記載の紡機の管替装置に
おける位置検出装置。 - 【請求項5】 前記被検知部は前記駆動源と反対側にお
いて前記駆動部材に設けられている請求項2〜請求項4
のいずれか一項に記載の紡機の管替装置における位置検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14786297A JPH111834A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14786297A JPH111834A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH111834A true JPH111834A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15439939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14786297A Pending JPH111834A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 紡機の管替装置における位置検出方法及び位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH111834A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101876114A (zh) * | 2010-06-10 | 2010-11-03 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 环锭细纱机集体落纱排管装置 |
CN102320501A (zh) * | 2011-06-14 | 2012-01-18 | 青岛宏大纺织机械有限责任公司 | 自动落筒小车抓取管纱纱线的装置和方法 |
CN105755600A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-13 | 南通金驰机电有限公司 | 一种平移式集体落纱装置 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP14786297A patent/JPH111834A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101876114A (zh) * | 2010-06-10 | 2010-11-03 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 环锭细纱机集体落纱排管装置 |
CN102320501A (zh) * | 2011-06-14 | 2012-01-18 | 青岛宏大纺织机械有限责任公司 | 自动落筒小车抓取管纱纱线的装置和方法 |
CN105755600A (zh) * | 2016-04-01 | 2016-07-13 | 南通金驰机电有限公司 | 一种平移式集体落纱装置 |
CN105755600B (zh) * | 2016-04-01 | 2023-09-19 | 南通金驰机电有限公司 | 一种平移式集体落纱装置 |
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