JP2500530B2 - 原子炉燃料取扱機用グリッパ駆動機構 - Google Patents

原子炉燃料取扱機用グリッパ駆動機構

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JP2500530B2
JP2500530B2 JP3012050A JP1205091A JP2500530B2 JP 2500530 B2 JP2500530 B2 JP 2500530B2 JP 3012050 A JP3012050 A JP 3012050A JP 1205091 A JP1205091 A JP 1205091A JP 2500530 B2 JP2500530 B2 JP 2500530B2
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JP
Japan
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gripper
claw
fuel assembly
actuator
drum
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秀明 伊東
研一 原田
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子炉の燃料取扱設
備において、グリッパ装置本体の先に脱着可能に装着さ
れるグリッパの脱着交換と、グリッパ先端の爪の開閉に
よる燃料集合体の把持動作とを、1系統のアクチュエー
タの動作で行えるようにしたグリッパ駆動機構の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、高速炉のごとき原子炉の燃料
取扱機においては、グリッパで把持する取扱対象に合っ
た種々のグリッパを脱着交換して使用する場合に、グリ
ッパ脱着交換用および燃料集合体把持動作用に独立した
2系統の駆動機構を必要としていた。
【0003】図5は、従来のグリッパ駆動機構の1例を
示すものであって、グリッパケーシング1およびグリッ
パ2を有している。グリッパケーシング1は4本のチェ
ーン3により吊下げられており、チェーンの一端はチェ
ーン駆動機構4内の2対の駆動ドラム5a,5bに各々
独立して取付けられ、他端はグリッパケーシング1内の
2個のドラム6a,6bに2本ずつ対をなして取付けら
れる。グリッパ全体の昇降は4本のチェーン3を2対の
駆動ドラム5a,5bによって同時に巻き上げ、または
巻き下げすることにより行われる。また、ドラム6aに
取付けた2本のチェーンの一方を巻き上げ、他方を巻き
下げすることによりドラム6aが回転し、アクチュエー
タ7aが上下し、グリッパ脱着交換用爪8を作動させて
グリッパ2の脱着ができる。同様に、ドラム6bに取付
けた2本のチェーン3の一方を巻き上げ、他方を巻き下
げすることによりドラム6bが回転し、アクチュエータ
7bが上下し、グリッパ2先端の燃料集合体把持用爪9
を作動させて燃料集合体10を把持、離脱することがで
きる。
【0004】なお、グリッパ脱着交換用爪8および燃料
集合体把持用爪9はグリッパ周方向に複数個配設されて
いるが、図5では1つの爪のみ図示して簡略化してあ
る。また、チェーン3は金属テープや金属ワイヤとする
こともできるが、本明細書中でチェーンという用語はこ
れらの総称として使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとき従来の
グリッパ駆動機構は、グリッパ脱着交換用爪の駆動機構
と、これとは独立した燃料集合体把持用爪の駆動機構と
の2系統の駆動機構を必要とするため、構造が複雑とな
り、装置が大型化したり、製作費の上昇を招くという問
題があった。
【0006】そこでこの発明は、1系統の駆動機構で、
グリッパ脱着交換用爪の駆動と燃料集合体把持用爪の駆
動との両方の機能をもたせることができる改良された燃
料取扱機用グリッパ駆動機構を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の原子
炉燃料取扱機用グリッパ駆動機構は、下端に燃料集合体
把持用爪を有するグリッパが、グリッパ脱着交換用爪に
よってグリッパケーシングの下端に脱着可能に取り付け
られた外形構造を有している。このグリッパケーシング
の内部には、チェーンにより回転するドラムと、ドラム
の回転に伴って回転する1対のかさ歯車と、かさ歯車の
回転を上下運動に変えるボールネジ機構と、ボールネジ
機構の上下運動によって上下するアクチュエータとが配
設されている。そしてこのアクチュエータは、第1のス
トローク位置でグリッパ脱着交換用爪を開、燃料集合体
把持用爪を開とし、第2のストローク位置でグリッパ脱
着交換用爪を開、燃料集合体把持用爪を閉とし、第3の
ストローク位置でグリッパ脱着交換用爪を閉とするよう
に、上下ストローク位置をドラムの回転量によって選択
できるようにしてある。
【0008】
【作用】チェーンによりドラムを回転させると、この回
転運動はかさ歯車およびボールネジ機構を介してアクチ
ュエータに伝達されて、アクチュエータを上下運動させ
る。従って、アクチュエータの上下ストローク位置はド
ラムの回転量により任意に変えることができる。
【0009】アクチュエータを第1のストローク位置に
した場合には、グリッパ脱着交換用爪が開とされてグリ
ッパを把持した状態に維持し、燃料集合体把持用爪も開
とされて燃料集合体を把持した状態に維持される。従っ
てこの状態では、グリッパケーシングとグリッパと燃料
集合体とが一体的に連結されている。
【0010】ドラムを回転させることによりアクチュエ
ータを上下運動させて第2のストローク位置にした場合
には、グリッパ脱着交換用爪は開のままとされてグリッ
パを把持した状態に維持されているが、燃料集合体把持
用爪は閉となるため、燃料集合体の把持が開放されて燃
料集合体はグリッパから切り離される。従って、第1の
ストローク位置と第2のストローク位置との間でアクチ
ュエータを上下運動させることにより、グリッパをグリ
ッパケーシングに結合させた状態で、グリッパ下端の燃
料集合体把持用爪を開閉させ燃料集合体の把持・切り離
し動作を行うことができる。
【0011】さらにドラムを回転させてアクチュエータ
を第3のストローク位置にした場合には、グリッパ脱着
交換用爪が閉となるため、グリッパケーシングとグリッ
パとの連結が切り離され、必要に応じて別な種類のグリ
ッパと交換することができる。
【0012】このようにして、1系統のアクチュエータ
の上下ストローク位置を選択することによって、グリッ
パの脱着交換動作と燃料集合体把持動作の両方を効果的
かつ確実に行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1はこの発明のグリッパ駆動機構を含む高速
炉の燃料取扱装置を示すものであって、グリッパ昇降部
は上部にグリッパケーシング11を有し、その下部に燃
料集合体10を把持するグリッパ12を有しており、グ
リッパ12は取扱対象物に応じて脱着交換することがで
きる。グリッパケーシング11とグリッパ12とは筒状
ケーシング13内部を昇降し、筒状ケーシング13上部
に設けたチェーン駆動機構14はその内部に一対の駆動
ドラム15a,15bを有している。これらの駆動ドラ
ムはチェーン16a,16bを同時に巻き上げまたは巻
き下げする方向に回転して、グリッパ全体を筒状ケーシ
ング13内で昇降させることができる。さらには、一方
の駆動ドラム15aからチェーン16aを巻き下げ、そ
れに相当する分のチェーン16bの長さを他方の駆動ド
ラム15bで巻き上げることによって、後述するグリッ
パケーシング11内のドラム20を回転させ、グリッパ
の爪の開閉を操作できるようになっている。
【0014】グリッパケーシング11およびグリッパ1
2の内部を図2に示す。チェーン16a,16bにより
回転するドラム20がグリッパケーシング11内部の上
方に配設されており、ドラム20の回転は一対のかさ歯
車21により水平回転に変えられ、かさ歯車の水平回転
はボールネジ機構22により上下運動に変えられる。ボ
ールネジ機構22の上下運動は、グリッパケーシング1
1内を垂直方向に下方に伸びるアクチュエータ23を上
下運動させる。アクチュエータ23の上下運動によって
梃子作用により開閉するグリッパ脱着交換用爪24およ
び燃料集合体把持用爪25がそれぞれグリッパケーシン
グ11下端およびグリッパ12下端に設けられている。
これらのグリッパ脱着交換用爪24および燃料集合体把
持用爪25は例えばバネ等によって常に閉状態となるよ
うに付勢されている。
【0015】前述したようにドラム20の回転はグリッ
パケーシング11上部を貫通して伸びるチェーン16a
の巻き上げとチェーン16bの巻き下げによって行うこ
とができる。すなわち、チェーン駆動機構14内の一対
の駆動ドラム15aと15bを互いに反対方向に回転さ
せれば、ドラム20は回転せず、グリッパ脱着交換用爪
24の開度はそのままでグリッパケーシング11とグリ
ッパ12とは結合した状態で全体的に昇降する。また、
駆動ドラム15aと15bを同方向に回転させれば、ド
ラム20が回転し、グリッパケーシング11を昇降させ
ずにアクチュエータ23の上下ストローク位置を任意に
変えることができる。
【0016】図2においては、アクチュエータ23によ
りグリッパ脱着交換用爪24と燃料集合体把持用爪25
はいずれも開とされている(第1のストローク位置)。
この状態では、開とされているグリッパ脱着交換用爪2
4によってグリッパケーシング11とグリッパ12とは
連結されており、また燃料集合体把持用爪25も開とさ
れていて燃料集合体10の把持状態が維持されている。
【0017】次に図3に示したようにアクチュエータ2
3のストロークを、グリッパ脱着交換用爪24のAの範
囲、すなわち同一内径としてある範囲で上下させること
により、グリッパ脱着交換用爪24の開度を変えずに燃
料集合体把持用爪25を開閉させて燃料集合体10の把
持・切り離しを行うことができる(第2のストローク位
置)。
【0018】さらに図4に示したように、アクチュエー
タ23のストロークをグリッパ脱着交換用爪24のAの
範囲より上方のBの範囲で動作させることによって(第
3のストローク位置)、グリッパ脱着交換用爪24を閉
としてグリッパ12をグリッパケーシング11から離脱
させ、取扱対象の異なる別なグリッパと交換することが
できる。
【0019】なお図示していないが、動作の安全性およ
び確実性を確保するために、チェーン駆動機構14の駆
動ドラム15a,15bには、ストローク検出機構およ
び荷重検出機構を設けることが望ましい。さらに、グリ
ッパ脱着交換用爪24および燃料集合体把持用爪25に
は、それぞれグリッパ12および燃料集合体10を把持
しているか否かを正確に検出するための超音波式あるい
は電磁式つかみ検出機構を設けることが望ましい。これ
らの検出機構はいずれも従来から慣用されているもので
ある。
【0020】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、原子炉の
燃料取扱機に複数のグリッパの脱着交換機能をもたせる
ために、従来の駆動機構においてはグリッパ先端の爪の
開閉動機構とは別系統の駆動機構を必要としていたのに
対して、この発明においては一対のかさ歯車を介したボ
ールネジ機構を用いて1つのアクチュエータを上下運動
させ、この上下ストローク差を使用することによって、
1系統の駆動機構で2つの駆動機能をもたせることが可
能になった。
【0021】その結果、グリッパ駆動機構が簡略化さ
れ、装置の小型化および製作費の削減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のグリッパ駆動機構を含む原子炉燃料
取扱装置の説明図。
【図2】図1のグリッパケーシングおよびグリッパの内
部の構成を示すものであって、アクチュエータの第1の
ストローク位置を示す説明図。
【図3】アクチュエータの第2のストローク位置を示す
説明図。
【図4】アクチュエータの第3のストローク位置を示す
説明図。
【図5】2系統の駆動機構を有する従来のグリッパ駆動
機構を示す説明図。11…グリッパケーシング、 12
…グリッパ、16a,16b…チェーン、 20…ドラ
ム板、 21…かさ歯車、22…ボールネジ機構、 2
3…アクチュエータ、24…グリッパ脱着交換用爪、
25…燃料集合体把持用爪。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に燃料集合体把持用爪を有するグリッ
    パがグリッパ脱着交換用爪によってグリッパケーシング
    の下部に脱着可能に取り付けられており、該グリッパケ
    ーシングの内部には、チェーンにより回転するドラム
    と、該ドラムの回転に伴って回転する1対のかさ歯車
    と、該かさ歯車の回転を上下運動に変えるボールネジ機
    構と、該ボールネジ機構の上下運動によって上下するア
    クチュエータとが配設されており、該アクチュエータの
    第1のストローク位置でグリッパ脱着交換用爪を開、燃
    料集合体把持用爪を開とし、第2のストローク位置でグ
    リッパ脱着交換用爪を開、燃料集合体把持用爪を閉と
    し、第3のストローク位置でグリッパ脱着交換用爪を閉
    とするように該アクチュエータの上下ストローク位置を
    該ドラムの回転量によって選択できるようにしたことを
    特徴とする原子炉燃料取扱機用グリッパ駆動機構。
JP3012050A 1991-02-01 1991-02-01 原子炉燃料取扱機用グリッパ駆動機構 Expired - Lifetime JP2500530B2 (ja)

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JPH04248498A JPH04248498A (ja) 1992-09-03
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