JP2652347B2 - コンクリートの表面仕上げ装置 - Google Patents

コンクリートの表面仕上げ装置

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JP2652347B2 JP26282694A JP26282694A JP2652347B2 JP 2652347 B2 JP2652347 B2 JP 2652347B2 JP 26282694 A JP26282694 A JP 26282694A JP 26282694 A JP26282694 A JP 26282694A JP 2652347 B2 JP2652347 B2 JP 2652347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、護岸工事の法面等にお
いて施工される間詰めコンクリートを、両側のコンクリ
ート枠に平行な平面に仕上げるコンクリートの表面仕上
げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、護岸工事の法面等において施工さ
れる間詰めコンクリートは、両側のコンクリート枠から
下方へ所定の距離例えば約10cm下がった位置に平行
な平面に仕上げられている。即ち、コンクリート枠は間
詰めコンクリートの表面から約10cm突出しており、
これにより護岸面の粗度係数を増加して洪水時の水の流
速を減少させている。この間詰めコンクリートの表面仕
上げはつぎの工程で行われている。 a,両側のコンクリート枠の間に生コンクリートを打設
する。 b,打設された生コンクリートをバイブレータで締固め
る。 c,2人の作業者を両側のコンクリート枠または間詰め
部の上下に配置して、生コンクリートの表面を角材で交
互にすりあわせて均等に均す。 d,作業者が木こてを使用して、骨材を埋め込んで、表
面から突出しないように均す。 e,つぎに金こてを使用して、コンクリートの表面を更
に平滑に仕上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した作業は、角材
を交互にすりあわせて生コンクリートの表面を均す工
程、及び木こて、金こてを使用してコンクリートの表面
を平滑に仕上げる工程は全て作業者が人力で行うので、
大きな労働力を要し、且つ工期が長くなるという問題点
を有していた。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、生コンクリートの表面を均す工程、
仕上げ工程を機械化して、表面仕上げを容易になし得
て、工期を短縮できるコンクリートの表面仕上げ装置を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2本
のコンクリート枠の間に打設された生コンクリートの表
面を前記コンクリート枠に平行な平面に仕上げるコンク
リートの表面仕上げ装置であって、2本のコンクリート
枠に載置されその上面を移動する機体と、この機体に取
着され該機体の移動に応じて前記平面よりも上方にある
生コンクリートを除去して該生コンクリートを前記コン
クリート枠から所定の距離下方に位置して前記コンクリ
ート枠に平行な前記平面を形成する平面形成部と、除去
した生コンクリートを収容する収容部とを備えたところ
に特徴を有する。請求項2の発明は、前記平面形成部
は、機体に取着された加振機から振動が付与されている
ところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、2本のコンクリート枠
の間に打設された生コンクリートの表面を前記コンクリ
ート枠に平行な平面に仕上げるコンクリートの表面仕上
げ装置であって、2本のコンクリート枠に載置されその
上面を移動する機体と、この機体に取着され該機体の移
動に応じて前記平面よりも上方にある生コンクリートを
除去して該生コンクリートを前記コンクリート枠から所
定の距離下方に位置して前記コンクリート枠に平行な平
面を形成する平面形成部と、除去した生コンクリートを
収容する収容部と、前記機体に前記平面形成部の後方に
位置して取着され、平面形成部により形成された前記平
面上を摺動して該平面を更に平滑に仕上げる平面仕上げ
部とを備えたところに特徴を有する。請求項4の発明
は、前記平面形成部の幅寸法は、前記平面仕上げ部の幅
寸法よりも小に形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、前記平面仕上げ部は、機体に取着さ
れた加振機から振動が付与されているところに特徴を有
する。
【0007】請求項6の発明は、2本のコンクリート枠
の間に打設された生コンクリートの表面を前記コンクリ
ート枠に平行な平面に仕上げるコンクリートの表面仕上
げ装置であって、2本のコンクリート枠に載置されその
上面を移動する機体と、この機体に取着され回転しなが
ら生コンクリートの表面を摺動するローラーを有し該生
コンクリートを前記コンクリート枠から所定の距離下方
に位置して前記コンクリート枠に平行な前記平面に仕上
げる平面仕上げ部とを備えたところに特徴を有する。
【0008】請求項7の発明は、2本のコンクリート枠
の間に打設された生コンクリートの表面を前記コンクリ
ート枠に平行な平面に仕上げるコンクリートの表面仕上
げ装置であって、2本のコンクリート枠の上面に設けら
れた機体と、この機体に取着された2個のローラー及び
これらのローラーに掛け渡され生コンクリートの表面を
摺動するベルトを有し該生コンクリートを前記コンクリ
ート枠から所定の距離下方に位置して前記コンクリート
枠に平行な前記平面に仕上げるベルトを有する平面仕上
げ部とを備えたところに特徴を有する。請求項8の発明
は、前記平面仕上げ部は、駆動ローラー及び従動ローラ
ーに掛け渡されたベルトの表面に、生コンクリートの表
面を摺動して該生コンクリートを均す木、プラスチック
等からなる均し部材を取着しているところに特徴を有す
る。
【0009】
【作用】請求項1,2の発明によれば、機体が2本のコ
ンクリート枠上を移動すると、コンクリート枠から所定
の距離下方に位置する平面形成部が上方にある生コンク
リートを除去して収容部に収容し、コンクリート枠に平
行な平面を形成する。平面形成部に振動を付加させれ
ば、生コンクリートの除去が確実にかつきれいに実施で
き、また、骨材が簡単に生コンクリート内に押し込まれ
る。
【0010】請求項3,4,5の発明によれば、機体が
2本のコンクリート枠上を移動すると、コンクリート枠
から所定の距離下方に位置する平面形成部が上方にある
生コンクリートを除去して収容部に収容し、コンクリー
ト枠に平行な平面を形成する。その後、平面仕上げ部が
平面を摺動するので、さらに平滑な平面が形成される。
また、前面の生コンクリートが偏った場合でも機体の進
行には支障をきたさない。
【0011】請求項6の発明によれば、ローラーが生コ
ンクリート上を回転しながら移動するので、表面が平滑
に仕上がる。また、ローラーを正逆転させれば、機体が
往復移動するときに何れの場合にも表面の仕上げをする
ことができる。請求項7,8の発明によれば、生コンク
リートの広い範囲をベルトが摺動するので、作業時間が
短縮できる。
【0012】
【実施例】以下、請求項1〜5に係る本発明の一実施例
につき図1〜図5を参照して説明する。河川の護岸工事
においては、図3、図4に示すように、川の流れに平行
に川岸に基礎工1が設けられ、基礎工1の上方の法面に
打設された均しコンクリート2の上部に、基礎工1に直
交するようにコンクリート枠3が複数本、互いに平行に
約30cmの高さに設けられている。コンクリート枠3
は、傾斜した法面に突設された傾斜部3aと、ひら場に
突設された平坦部3bとからなる。生コンクリート4
は、2本のコンクリート枠3の間に打設され、後述する
ようにその表面がコンクリート枠3の下方約10cmの
位置でコンクリート枠3に平行な平面に仕上げられてい
る。
【0013】つぎに、コンクリートの表面仕上げ装置1
1の第1の実施例について図1、図2を参照して説明す
る。機体12は門形をなしており、両側部下端には夫々
3個の駆動ローラー13が取着されている。これらの駆
動ローラー13は、コンクリート枠3の上に載置され、
図示しない駆動装置により駆動されて機体12がコンク
リート枠3の上を矢印A方向へ前進、後退するようにな
っている。加振機14は周知の振動機であって、図示し
ない防振装置を介して機体12の上面部に取付けられて
いる。
【0014】平面形成部21は、余分なコンクリートを
除去するもので、機体12の前面に位置して加振機14
の連結棒14aに連結されている。この平面形成部21
は上方に凹状に形成され、先端部21aは板状をなして
最も低い位置に水平に取付けられ、その幅寸法は両側の
コンクリート枠3間の寸法に対応している。また、上面
部には除去した生コンクリート4を一時収容する収容部
22が設けられている。この平面形成部21の幅寸法
は、後述する平面仕上げ部23の幅寸法よりも小に設定
されている。尚、平面形成部21の両端部と機体12と
の間には隙間21bが形成されている。
【0015】平面仕上げ部23は、平面形成部21の後
方に位置して機体12に取着されている。この平面仕上
げ部23は、下面が平坦で先端部23aが上方へ円弧状
に湾曲している。そして、下面部が生コンクリート4上
を摺動する。機体12の後端部にはバランスウエイト2
5が設けられているとともに、コンクリート枠3上を移
動する中心高さが調節可能な高さ調節ローラー26が取
付けられている。
【0016】つぎに上記構成の作用について説明する。
両側のコンクリート枠3の間に生コンクリート4が打設
され、バイブレータで締固められる。この表面は図1の
右半部に示すようにまだ凹凸状をなしている。まず、駆
動ローラー13及び高さ調節ローラー26を調節して、
平面形成部21の先端部21a及び平面仕上げ部23の
高さを仕上げる平面30に合わせる。これにより、コン
クリート枠3と平面形成部21の先端部21a及び平面
仕上げ部23との間の距離は、所定の距離Hに設定され
る。そして、バランスウエイト25を表面仕上げ装置1
1の移動に適した状態に調節する。
【0017】そこで、駆動ローラー13及び加振機14
を駆動し、表面仕上げ装置11をコンクリート枠3の一
端部から他端部に向けて矢印A方向へ移動させる。平面
形成部21は、生コンクリート4の凹凸部のうち先端部
21aよりも上方にある部分を削り取って収容部22に
収容し、コンクリート枠3から距離H下方の位置に平面
30を形成してゆく。平面形成部21は加振機14から
連結棒14aを介して振動が付加されているので、生コ
ンクリート4の表面に振動を加えながら骨材を押え、平
面30を形成する。さらに、後方の平面仕上げ部23が
平面30の表面を摺動するので、従来の金こて仕上げと
同様に平面30が更に平滑に仕上げられる。
【0018】表面仕上げ装置11が移動中に、平面形成
部21前面の生コンクリート4の量が左右で偏る場合が
ある(図5参照)。この場合、平面形成部21の前面が
一時的に傾むくことがあるが、平面形成部21が平面仕
上げ部23よりも小に設定されているので、機体12の
両端が同時にコンクリート枠3に衝突することがなく、
機体12の移動に支障をきたさない。
【0019】表面仕上げ装置11は、平面30の仕上が
り状態に応じて、コンクリート枠3上を往復して繰返し
表面仕上げ工程を行なうことができる。表面仕上げ装置
11が復動する場合は、調節ローラー26の中心高さを
高く調節すれば、平面仕上げ部23の下端が、平面30
の表面から離反するので、往動時に平滑に仕上げた平面
30を傷つけることがない。また、平面30に凹状部が
できた場合は、表面仕上げ装置11の移動に先だって、
収容部22内の生コンクリート4を凹状部に充填してお
けばよい。
【0020】つぎに、法面が湾曲している場合には、コ
ンクリート枠3間の上部の幅寸法が、下部の幅寸法より
も狭くなることがある。このような場合には、駆動ロー
ラー13を幅の広いものに交換する。そしてまず、一方
のコンクリート枠3に沿って生コンクリート4の表面を
仕上げ、つぎに、他方のコンクリート枠3に沿って生コ
ンクリート4の表面を仕上げる。これを繰返し、生コン
クリート4全体の表面を仕上げるようにすればよい。コ
ンクリート枠3を上下する間に、一方の駆動ローラー1
3の接触面が幅方向に移動するが、駆動ローラー13は
広幅のものを使用しているので、コンクリート枠3から
外れることはない。また、平面形成部21が平面仕上げ
部23よりも幅が小に設定されているので、コンクリー
ト枠3の上部まで移動範囲が広げられる。
【0021】上記第1の実施例によれば、つぎの効果を
奏する。 1,表面仕上げ装置11が移動すると、平面形成部21
が生コンクリート4の突出部を削り取りコンクリート枠
3に平行な平面30を形成するので、従来の角材により
コンクリートの表面を均す工程、及び木こてにより表面
を平滑に仕上げる工程を機械化することができて、人手
を必要とせず、コンクリートの表面仕上げが簡単にでき
る。 2,平面形成部21の先端部21aがコンクリート枠3
に対して平行に移動するので、図3に示すコンクリート
枠3が、傾斜部3aにある場合でもまた平坦部3bにあ
る場合でも同様にコンクリート枠3に平行な平面30を
形成することができる。
【0022】3,平面形成部21に振動が付加されてい
るので、生コンクリート4の突出部がきれいに且つ確実
に削り取られ、骨材を押える工程が円滑に実施でき、表
面が平滑に仕上げられる。 4,削り取った生コンクリート4は、収容部22に収容
するので、作業が連続的に実施でき、作業効率が向上す
る。
【0023】5,平面形成部21により平面30を形成
するとともに連続して平面仕上げ部23が更に平面30
を平滑に仕上げるので、従来の金こてにより仕上げる工
程を機械化できて、人手を必要とせず、コンクリートの
表面仕上げが簡単にできる。 6,表面仕上げ装置11には3個の駆動ローラー13を
設けたので、コンクリート枠3に傾斜部3a、平坦部3
bがある場合でも、その連結部においては夫々中央と前
後の2個の駆動ローラー13が機体12を支持して傾斜
部3aから平坦部3bへ円滑に乗り移るので、連続的な
移動ができる。
【0024】図6は、コンクリート枠3にガイド枠31
を取付けた実施例を示すものである。ガイド枠31は、
コンクリート枠3上に載置され、下端部に取着された固
定片32に固定ねじ33を取付け、この固定ねじ33を
コンクリート枠3の側面に圧接して固定される。ガイド
枠31の上端部から中央に向けて押え片34が延設され
機体12の上面部を摺動する。また、ガイド枠31の両
端部には押え片34に続いて表面仕上げ装置11が通過
し得る挿通部35が形成されている。
【0025】このガイド枠31を取付ければ、表面仕上
げ装置11が浮き上がることを制止するので、平面30
の仕上がりが一層平滑になし得る。即ち、表面仕上げ装
置11が一方の挿通部35に到達したら、ガイド枠31
を引き上げて、次の仕上げ箇所図6に示す右方向へ移動
すれば、小形のガイド枠31でも全区域の仕上げを行な
うことができる。
【0026】また、例えばコンクリート枠3の傾斜部3
aに沿って表面仕上げ装置11を移動させる場合等に
は、ガイド枠31の内部に、ラック、ピニオン等駆動ロ
ーラー13に係止する係止手段を設けることもできるの
で、傾斜部における表面仕上げ装置11の移動が一層確
実且つ容易になる。
【0027】図7は、請求項1〜5に係る本発明の第2
の実施例の表面仕上げ装置40を示すもので、表面仕上
げ装置11との相違は、平面仕上げ部27をU字状に形
成して、下端の円弧部が生コンクリート4を摺動し、上
端部を加振機14の連結棒14aに連結させたものであ
る。この表面仕上げ装置40によれば、平面仕上げ部2
3を振動させながら摺動するので、接触面積を少なくし
ても仕上げ状況が良好であり、また、生コンクリート4
の落込みをすくなくできる。また、表面仕上げ装置40
を復動させる場合、調節ローラー26の中心高さを高く
すれば、平面仕上げ部27の下端が、平面30から簡単
に離反し、仕上げた平面30に痕を残すことがない。
【0028】図8は、請求項1〜6に係る本発明の第3
の実施例の表面仕上げ装置41を示すもので、これは機
体12の後方に軸受部42を設け、この軸受部42に仕
上げローラー43を回転可能に取付けたものである。こ
の仕上げローラー43は、外周部がゴムにより被覆され
ており、その下端は、コンクリート枠3との距離が所定
のH寸法に設定され、表面仕上げ装置41が矢印方向へ
移動する場合、図示しない駆動装置により、図8に示す
反時計方向に回動され、平面30を摺動するものであ
る。この第3の実施例によれば、平面30をさらに平滑
に仕上げることができる。
【0029】図9は、請求項1及び7に係る本発明の第
4の実施例の表面仕上げ装置51を示すもので、これは
箱状の収容部52の前端部に平面形成部53が形成さ
れ、平面形成部53の両側にはコンクリート枠3の内側
面に接するゴム製の案内板54が取付けられている。ま
た、収容部52の後端部には平面仕上げ部55が一体に
取付けられている。この平面仕上げ部55は、小ローラ
ー56と大ローラー57にベルト58が掛け渡され、駆
動機59により矢印C方向に移動される。これらは2個
の高さ調節ローラー60を介してコンクリート枠3に載
置される。そして、2本のロッド61の上端部62がバ
ックホウ等の重機に連結され、矢印A方向に移動され
る。尚、平面形成部53の幅寸法は、ベルト58の幅寸
法よりも小に設定されている。
【0030】この表面仕上げ装置51が重機に引っ張ら
れて矢印A方向に移動されると、案内板54がコンクリ
ート枠3の内側面に接して移動し、生コンクリート4を
中心方向に寄せる。そして、平面形成部53が生コンク
リート4の突出部分を削り取って収容部52に収容し、
コンクリート枠3から距離H下方の位置に平面30を形
成する。つぎに、平面仕上げ部55も矢印A方向に引っ
張られるが、同時にローラー56、57が回転してベル
ト58を矢印C方向に搬送させる。このベルト58は平
面30上を摺りながら表面をさらに平滑に仕上げる。
【0031】図10は、請求項7に係る本発明の第5の
実施例の平面仕上げ部71を示すものである。この実施
例は、生コンクリート4の突出部が少ない場合、即ち生
コンクリート4が平坦に締め固められたときに使用され
る。これは、機体12の両側端がコンクリート枠3に載
置されている。そして、小ローラー56と大ローラー5
7に掛け渡されたベルト58が仕上げる範囲に配置され
ている。このベルト58は下端部が平面30に摺動しな
がら矢印C方向に移動されるもので、その高さはコンク
リート枠3から所定の距離Hに設定されている。また、
小ローラー56と大ローラー57との間には、複数個の
レベルローラー72が配設されベルト58のたるみを制
止している。この実施例においては、ベルト58が小ロ
ーラー56に掛け渡されているので、狭い箇所でも仕上
げることができる。
【0032】図11は、請求項8に係る本発明の第6の
実施例の平面仕上げ部73を示すもので、平面仕上げ部
71との相違は、ベルト58の表面に木、プラスチック
等からなる均し部材74を取着している。均し部材74
は骨材を押さえて、平面30から突出しないように均す
に場合に特に効果がある。
【0033】図12,13及び図14は、請求項6に係
る本発明の第7及び第8の実施例の平面仕上げ部75を
示すもので、これらは機体12に仕上げローラー76を
連結したものである。これは、図9に示す表面仕上げ装
置51と同様に、2本のロッド61の上端部がバックホ
ウ等の重機に連結され、矢印A方向に移動されるもの
で、移動時にローラー76が図示しない駆動源により矢
印C方向に回転して平面30を摺動するものである。こ
れらの実施例においては、仕上げローラー76の重量で
生コンクリート4の表面を仕上げるものであるが、重機
の重量が2本のロッド61を介して高さ調節ローラー6
0に付加されないことが必要である。図12においては
機体12と上部のロッド61はリンク77で連結され、
図14においてはワイヤ78で連結されている。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機体がコンク
リート枠上を移動すると、コンクリート枠から所定の距
離下方に位置する平面形成部が、これより上方にある生
コンクリートを除去して収容部に収容し、コンクリート
枠に平行な平面を形成するので、生コンクリートを仕上
げる工程を機械化し得て、工期を短縮し得るという効果
を奏するものである。
【0035】請求項2の発明によれば、平面形成部に振
動が付加されるので、生コンクリートの除去が確実にか
つきれいに実施でき、また、骨材が簡単に生コンクリー
ト内に押し込まれ、工程を機械化し得るという効果を奏
する。請求項3の発明によれば、平面形成部が形成した
平面を更に、平面仕上げ部が生コンクリートの表面を摺
動して平滑に仕上げることができ、かつ仕上げ工程を機
械化し得て、人力作業を必要とせず、工期を短縮し得る
という効果を奏するものである。
【0036】請求項4の発明によれば、平面形成部の前
面の生コンクリートの量が偏って機体が傾いた場合で
も、機体の進行には支障をきたすことがなく、また、両
側のコンクリート枠の上端の幅寸法が下端よりも狭い場
合でも広い範囲を仕上げ得るという効果を奏する。請求
項5の発明によれば、平面仕上げ部に振動が付加される
ので、底面積を小さくしても生コンクリートの表面をき
れいに仕上げることが出来、且つ機体が復動する場合に
仕上げ面に痕をつけることがないという効果を奏する。
【0037】請求項6の発明によれば、機体が往動する
ときも復動するときも生コンクリートの表面を仕上げる
ことができ、工程を機械化し得るという効果を奏する。
請求項7,8の発明によれば、生コンクリートの広い範
囲を摺動するので作業効率を向上させ得、工程を機械化
し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の側面図である。
【図2】 斜視図である。
【図3】 護岸工事における斜視図である。
【図4】 図3におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 作業中の平面図である。
【図6】 ガイド枠を取付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図7】 第2の実施例の側面図である。
【図8】 第3の実施例の側面図である。
【図9】 第4の実施例の斜視図である。
【図10】第5の実施例の側面図である。
【図11】第6の実施例の側面図である。
【図12】第7の実施例の側面図である。
【図13】第7の実施例の平面図である。
【図14】第8の実施例の側面図である。
【符号の説明】
3 コンクリート枠 4 生コンクリート 11 表面仕上げ装置 12 機体 13 駆動ローラー 14 加振機 21 平面形成部 21a先端部 22 収容部 23 平面仕上げ部 27 平面仕上げ部 30 平面 40 表面仕上げ装置 41 表面仕上げ装置 43 仕上げローラー 51 表面仕上げ装置 52 収容部 53 平面形成部 55 平面仕上げ部 56 小ローラー 57 大ローラー 58 ベルト 71 平面仕上げ部 73 平面仕上げ部 74 均し部材 76 仕上げローラー H 所定距離

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のコンクリート枠の間に打設された
    生コンクリートの表面を前記コンクリート枠に平行な平
    面に仕上げるコンクリートの表面仕上げ装置であって、 2本のコンクリート枠に載置されその上面を移動する機
    体と、 この機体に取着され該機体の移動に応じて前記平面より
    も上方にある生コンクリートを除去して該生コンクリー
    トを前記コンクリート枠から所定の距離下方に位置して
    前記コンクリート枠に平行な前記平面を形成する平面形
    成部と、 除去した生コンクリートを収容する収容部とを備えたこ
    とを特徴とするコンクリートの表面仕上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記平面形成部は、機体に取着された加
    振機から振動が付与されていることを特徴とする請求項
    1記載のコンクリートの表面仕上げ装置。
  3. 【請求項3】 2本のコンクリート枠の間に打設された
    生コンクリートの表面を前記コンクリート枠に平行な平
    面に仕上げるコンクリートの表面仕上げ装置であって、 2本のコンクリート枠に載置されその上面を移動する機
    体と、 この機体に取着され該機体の移動に応じて前記平面より
    も上方にある生コンクリートを除去して該生コンクリー
    トを前記コンクリート枠から所定の距離下方に位置して
    前記コンクリート枠に平行な平面を形成する平面形成部
    と、 除去した生コンクリートを収容する収容部と、 前記機体に前記平面形成部の後方に位置して取着され、
    平面形成部により形成された前記平面上を摺動して該平
    面を更に平滑に仕上げる平面仕上げ部とを備えたことを
    特徴とするコンクリートの表面仕上げ装置。
  4. 【請求項4】 前記平面形成部の幅寸法は、前記平面仕
    上げ部の幅寸法よりも小に形成されていることを特徴と
    する請求項3記載のコンクリートの表面仕上げ装置。
  5. 【請求項5】 前記平面仕上げ部は、機体に取着された
    加振機から振動が付与されていることを特徴とする請求
    項3または4記載のコンクリートの表面仕上げ装置。
  6. 【請求項6】 2本のコンクリート枠の間に打設された
    生コンクリートの表面を前記コンクリート枠に平行な平
    面に仕上げるコンクリートの表面仕上げ装置であって、 2本のコンクリート枠に載置されその上面を移動する機
    体と、 この機体に取着され回転しながら生コンクリートの表面
    を摺動するローラーを有し該生コンクリートを前記コン
    クリート枠から所定の距離下方に位置して前記コンクリ
    ート枠に平行な前記平面を仕上げる平面仕上げ部とを備
    えたことを特徴とするコンクリートの表面仕上げ装置。
  7. 【請求項7】 2本のコンクリート枠の間に打設された
    生コンクリートの表面を前記コンクリート枠に平行な平
    面に仕上げるコンクリートの表面仕上げ装置であって、 2本のコンクリート枠の上面に設けられた機体と、 この機体に取着された2個のローラー及びこれらのロー
    ラーに掛け渡され生コンクリートの表面を摺動するベル
    トを有し該生コンクリートを前記コンクリート枠から所
    定の距離下方に位置して前記コンクリート枠に平行な前
    記平面に仕上げる平面仕上げ部とを備えたことを特徴と
    するコンクリートの表面仕上げ装置。
  8. 【請求項8】前記平面仕上げ部は、駆動ローラー及び従
    動ローラーに掛け渡されたベルトの表面に、生コンクリ
    ートの表面を摺動して該生コンクリートを均す木、プラ
    スチック等からなる均し部材を取着していることを特徴
    とする請求項7記載のコンクリートの表面仕上げ装置。
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