JPH07217213A - コンクリート均し機等の走行装置 - Google Patents
コンクリート均し機等の走行装置Info
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- JPH07217213A JPH07217213A JP864594A JP864594A JPH07217213A JP H07217213 A JPH07217213 A JP H07217213A JP 864594 A JP864594 A JP 864594A JP 864594 A JP864594 A JP 864594A JP H07217213 A JPH07217213 A JP H07217213A
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- concrete
- frame
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- ground
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート打設面や鉄筋を傷めることな
く、障害物が存在してもそれを避けて各種作業を行なわ
せるとを可能とする。 【構成】 コンクリート均し機24等の作業具を支持す
るための主フレーム1と、この主フレーム1に上下摺動
自在に設けられた副フレーム2と、この副フレーム2の
両端部に設けられたクランク機構3,3…と、このクラ
ンク機構3,3…に交互に上下動するよう支持された片
側一対の接地片17a,17bと、前記主フレーム1と
副フレーム2との間に連結された圧縮バネ21と、前記
接地片17a,17bの側面に突設された突部19と、
前記主フレーム2に昇降自在に支持され前記突部19に
係合してこれを引き上げるリフト部材15とを具備し、
前記主フレーム1のレベルを不動として走行し得るよう
にしたことを特徴とする。
く、障害物が存在してもそれを避けて各種作業を行なわ
せるとを可能とする。 【構成】 コンクリート均し機24等の作業具を支持す
るための主フレーム1と、この主フレーム1に上下摺動
自在に設けられた副フレーム2と、この副フレーム2の
両端部に設けられたクランク機構3,3…と、このクラ
ンク機構3,3…に交互に上下動するよう支持された片
側一対の接地片17a,17bと、前記主フレーム1と
副フレーム2との間に連結された圧縮バネ21と、前記
接地片17a,17bの側面に突設された突部19と、
前記主フレーム2に昇降自在に支持され前記突部19に
係合してこれを引き上げるリフト部材15とを具備し、
前記主フレーム1のレベルを不動として走行し得るよう
にしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート床面等の
構築に際しコンクリート打設面を均すためのコンクリー
ト均し機等を搭載して走行するに適する走行装置に関す
る。
構築に際しコンクリート打設面を均すためのコンクリー
ト均し機等を搭載して走行するに適する走行装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート床面等を構築するに際し、
コンクリートを打設したあとを平滑面に均すには、従来
人手に頼って鏝により均していたが、手作業によるもの
では非能率的で多くの時間と労力を費し、しかも均し精
度が悪いばかりでなく作業者の確保が難しいなどの問題
がある。
コンクリートを打設したあとを平滑面に均すには、従来
人手に頼って鏝により均していたが、手作業によるもの
では非能率的で多くの時間と労力を費し、しかも均し精
度が悪いばかりでなく作業者の確保が難しいなどの問題
がある。
【0003】このようなことから、コンクリート打設面
を自動的に均すことができるようにするため、コンクリ
ート打設後、未硬化のうちにコンクリート打設床面を無
限軌道等の走行体を自走させながらコンクリート打設面
の均しを行なわせるようにしたものがあるが、これによ
るとコンクリート打設面上を自走する走行体の車輪によ
り均し面を乱したり、また総重量がコンクリート打設面
上に直接加わるのでコンクリート打設面下の鉄筋を撓ま
せ、これを傷めてしまうという問題点があった。
を自動的に均すことができるようにするため、コンクリ
ート打設後、未硬化のうちにコンクリート打設床面を無
限軌道等の走行体を自走させながらコンクリート打設面
の均しを行なわせるようにしたものがあるが、これによ
るとコンクリート打設面上を自走する走行体の車輪によ
り均し面を乱したり、また総重量がコンクリート打設面
上に直接加わるのでコンクリート打設面下の鉄筋を撓ま
せ、これを傷めてしまうという問題点があった。
【0004】そこでこのような問題点を回避するため、
コンクリートを打設すべき床面の両側にレールを敷設
し、このレールに車輪を係合して走行自在とした走行梁
を設け、この走行梁にその走行方向に対し直角方向に走
行体を支持し、この走行体にスクリュー等からなるコン
クリート均し用作業具を設け、走行梁にそって走行体を
移動させながらコンクリート打設面を均し、走行梁を1
ピッチ分移動させて再び走行体を移動させながら均すよ
うにしたものが提供されている。
コンクリートを打設すべき床面の両側にレールを敷設
し、このレールに車輪を係合して走行自在とした走行梁
を設け、この走行梁にその走行方向に対し直角方向に走
行体を支持し、この走行体にスクリュー等からなるコン
クリート均し用作業具を設け、走行梁にそって走行体を
移動させながらコンクリート打設面を均し、走行梁を1
ピッチ分移動させて再び走行体を移動させながら均すよ
うにしたものが提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記の均し装
置によると、走行梁を走行させるためのレールはコンク
リートを打設すべき床面の両側にそってその全長にわた
り予め敷設する必要があるため、このレールの設置部位
およびその近傍に均し残しを生じることが避けられず、
したがってこれらの部分は後に作業者による手作業に依
存して均さざるを得ないという問題がある。
置によると、走行梁を走行させるためのレールはコンク
リートを打設すべき床面の両側にそってその全長にわた
り予め敷設する必要があるため、このレールの設置部位
およびその近傍に均し残しを生じることが避けられず、
したがってこれらの部分は後に作業者による手作業に依
存して均さざるを得ないという問題がある。
【0006】また、レールをそのままにしておくとその
後の作業に支障をきたすことになるためレールを次々と
解体撤去する作業を併行して行ない、そして撤去跡は人
手により均して仕上げることが必要となる。したがって
このような均し作業とは直接関係のないレールの撤去作
業のために作業者を常時配備しておかなければならず、
省力化の目的が十分に果し得ないという問題がある。
後の作業に支障をきたすことになるためレールを次々と
解体撤去する作業を併行して行ない、そして撤去跡は人
手により均して仕上げることが必要となる。したがって
このような均し作業とは直接関係のないレールの撤去作
業のために作業者を常時配備しておかなければならず、
省力化の目的が十分に果し得ないという問題がある。
【0007】さらにコンクリート構造物の内部の床面の
ように壁部に柱部分が数多く室内側に突出しているよう
な場合や、大きな障害物が存在するような場合には、こ
れらを避けた範囲で走行梁を移動させるようにするほか
はなく、そのため柱間の凹んだ領域は別途均さなければ
ならず、機械的な均し作業ができる範囲が限定されて機
械の利用効率および均し作業効率が著しく低減してしま
うことになる。
ように壁部に柱部分が数多く室内側に突出しているよう
な場合や、大きな障害物が存在するような場合には、こ
れらを避けた範囲で走行梁を移動させるようにするほか
はなく、そのため柱間の凹んだ領域は別途均さなければ
ならず、機械的な均し作業ができる範囲が限定されて機
械の利用効率および均し作業効率が著しく低減してしま
うことになる。
【0008】本発明はこれに鑑み、レールの使用を廃
し、コンクリート打設面や床面の鉄筋を傷めることがな
く、障害となる部分が存在してもそれを避けて均し作業
を行なわせることができるコンクリート均し機等に用い
て最適な走行装置を提供することを目的とする。
し、コンクリート打設面や床面の鉄筋を傷めることがな
く、障害となる部分が存在してもそれを避けて均し作業
を行なわせることができるコンクリート均し機等に用い
て最適な走行装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、コンクリート
均し機等の作業具を支持するための主フレームと、この
主フレームに上下摺動自在に設けられた副フレームと、
この副フレームの両端部に設けられたクランク機構と、
このクランク機構に交互に上下動するよう支持された片
側一対の接地片と、前記主フレームと副フレームとの間
に連結された圧縮バネと、前記接地片の側面に突設され
た突部と、前記主フレームに垂設されて前記副フレーム
に昇降自在に支持され前記突部に係合自在なリフト部材
とを具有し、前記主フレームのレベルを不動として走行
し得るようにしたことを特徴とする。
問題点を解決する手段として、本発明は、コンクリート
均し機等の作業具を支持するための主フレームと、この
主フレームに上下摺動自在に設けられた副フレームと、
この副フレームの両端部に設けられたクランク機構と、
このクランク機構に交互に上下動するよう支持された片
側一対の接地片と、前記主フレームと副フレームとの間
に連結された圧縮バネと、前記接地片の側面に突設され
た突部と、前記主フレームに垂設されて前記副フレーム
に昇降自在に支持され前記突部に係合自在なリフト部材
とを具有し、前記主フレームのレベルを不動として走行
し得るようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】主フレームに例えばコンクリート均し機を搭載
してその走行装置をコンクリート打設床面上に設置して
クランク機構を駆動すると、このクランク機構によって
左右一対ずつの接地片が交互に上下および前後に揺動し
て歩動する。このとき主フレームのリフト部材が接地片
のいずれかの突部の下面に係合しているので主フレーム
は上下動することができず、接地片のみが交互に上下お
よび前方へ揺動して歩動する。
してその走行装置をコンクリート打設床面上に設置して
クランク機構を駆動すると、このクランク機構によって
左右一対ずつの接地片が交互に上下および前後に揺動し
て歩動する。このとき主フレームのリフト部材が接地片
のいずれかの突部の下面に係合しているので主フレーム
は上下動することができず、接地片のみが交互に上下お
よび前方へ揺動して歩動する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1は本発明による走行装置の一実施例の平
面図を示し、図2は図1のA矢視図を、図3は同B矢視
図を示している。
説明する。図1は本発明による走行装置の一実施例の平
面図を示し、図2は図1のA矢視図を、図3は同B矢視
図を示している。
【0012】主フレーム1は、平面形状が矩形状をなす
枠体からなり、その上部にコンクリート均し機等の目的
物である作業具が装着されるものであり、副フレーム2
は主フレーム1に入れこ状に納まる枠状のもので、走行
装置の進行方向(図において上下方向であり、白矢印方
向へ進むものとする)に対し左右の隅部にはクランク機
構3,3…が設けられている。
枠体からなり、その上部にコンクリート均し機等の目的
物である作業具が装着されるものであり、副フレーム2
は主フレーム1に入れこ状に納まる枠状のもので、走行
装置の進行方向(図において上下方向であり、白矢印方
向へ進むものとする)に対し左右の隅部にはクランク機
構3,3…が設けられている。
【0013】このクランク機構3は、副フレーム2の一
側内部に支持されたモータ4,4からスプロケット5,
5、チエン6,6、スプロケット7,7を介して回転の
伝動を受け、かつ位相を180°異にするクランク軸部
8a,8bを有するクランク軸8,8を有し、このクラ
ンク軸8,8は副フレーム2の軸受部9,9により回転
自在に支持されている。他側のクランク軸8,8へは、
前記クランク軸8,8からベベルギヤ10,10、1
1,11、伝動軸12,12、ベベルギヤ13,13、
14,14を介して回転が伝達されるようになってい
る。なお、この駆動系については、モータ4を単一と
し、他の3本のクランク軸8,8…をすべて従動させる
ようにしてもよく、またクランク軸8,8…を左右2軸
とせず、1軸構造としてもよい。
側内部に支持されたモータ4,4からスプロケット5,
5、チエン6,6、スプロケット7,7を介して回転の
伝動を受け、かつ位相を180°異にするクランク軸部
8a,8bを有するクランク軸8,8を有し、このクラ
ンク軸8,8は副フレーム2の軸受部9,9により回転
自在に支持されている。他側のクランク軸8,8へは、
前記クランク軸8,8からベベルギヤ10,10、1
1,11、伝動軸12,12、ベベルギヤ13,13、
14,14を介して回転が伝達されるようになってい
る。なお、この駆動系については、モータ4を単一と
し、他の3本のクランク軸8,8…をすべて従動させる
ようにしてもよく、またクランク軸8,8…を左右2軸
とせず、1軸構造としてもよい。
【0014】前記主フレーム1の前後部には、片側一対
のリフト部材15(外側リフト部材15a,内側リフト
部材15b)が間隔をおいて垂設され、このリフト部材
15,15は副フレーム2の側面に設けられたスライド
ガイド16,16にそって摺動自在とされている。
のリフト部材15(外側リフト部材15a,内側リフト
部材15b)が間隔をおいて垂設され、このリフト部材
15,15は副フレーム2の側面に設けられたスライド
ガイド16,16にそって摺動自在とされている。
【0015】接地片17(外側接地片17a,内側接地
片17b)は、薄板状の部片により構成され、片側一対
としてその前後部に立上がるアーム18,18の上端
が、前記クランク軸8のクランク軸部8a,8bにそれ
ぞれ嵌合されて前記リフト部材15a,15bの外側に
位置されており、クランク軸8の回転で接地片17a,
17bが交互に上下および前後方向に揺動するようにな
っている。
片17b)は、薄板状の部片により構成され、片側一対
としてその前後部に立上がるアーム18,18の上端
が、前記クランク軸8のクランク軸部8a,8bにそれ
ぞれ嵌合されて前記リフト部材15a,15bの外側に
位置されており、クランク軸8の回転で接地片17a,
17bが交互に上下および前後方向に揺動するようにな
っている。
【0016】これら接地片17a,17bの下方部の対
向面側には、水平方向にバー状の突部19,19が設け
られており、この突部19,19の下面側には前記リフ
ト部材15a,15bの下端に外方に向けて設けられた
カムフォロワ20,20が当接自在とされている。
向面側には、水平方向にバー状の突部19,19が設け
られており、この突部19,19の下面側には前記リフ
ト部材15a,15bの下端に外方に向けて設けられた
カムフォロワ20,20が当接自在とされている。
【0017】前記主フレーム1と副フレーム2との間に
は図3に示すように圧縮バネ21,21が介在されてい
る。図示の実施例では、この圧縮バネ21に空気バネが
用いられており、その基部は副フレーム2に支持され、
上端は副フレーム2の上部に突設された支持部2a,2
aの上端に枢支されているレバー22の他端に連結さ
れ、このレバー22の上面に主フレーム1の下面に突出
する当接部23が当接されている。この当接部23がレ
バー22に当る位置を選択することにより、主フレーム
1上に搭載される作業具の重量に対しテコの原理により
圧縮バネ21に掛る負荷を調節することができる。
は図3に示すように圧縮バネ21,21が介在されてい
る。図示の実施例では、この圧縮バネ21に空気バネが
用いられており、その基部は副フレーム2に支持され、
上端は副フレーム2の上部に突設された支持部2a,2
aの上端に枢支されているレバー22の他端に連結さ
れ、このレバー22の上面に主フレーム1の下面に突出
する当接部23が当接されている。この当接部23がレ
バー22に当る位置を選択することにより、主フレーム
1上に搭載される作業具の重量に対しテコの原理により
圧縮バネ21に掛る負荷を調節することができる。
【0018】主フレーム1には、図8に例示するような
コンクリート均し機24が連結されて使用される。この
コンクリート均し機24の構成は公知であるが、その構
成を略述すると、前記主フレーム1の走行方向一端にア
ーム25が取付けられ、このアーム25の先端にシリン
ダ26が直立状態に取付けられていて、このシリンダ2
6のロッド27にコンクリート均し機本体28が吊持さ
れている。
コンクリート均し機24が連結されて使用される。この
コンクリート均し機24の構成は公知であるが、その構
成を略述すると、前記主フレーム1の走行方向一端にア
ーム25が取付けられ、このアーム25の先端にシリン
ダ26が直立状態に取付けられていて、このシリンダ2
6のロッド27にコンクリート均し機本体28が吊持さ
れている。
【0019】この均し機本体28には走行装置の走行方
向に対し直交する方向にスクリュー29が軸支され、図
示しないモータから伝動ケース30内の伝動機構を通じ
てスクリュー29に回転が与えられるようになってい
る。
向に対し直交する方向にスクリュー29が軸支され、図
示しないモータから伝動ケース30内の伝動機構を通じ
てスクリュー29に回転が与えられるようになってい
る。
【0020】このスクリュー29に隔離して均し板31
が均し機本体28から垂下支持され、この均し板31に
は加振装置32により上下方向の振動が与えられて打設
コンクリートを叩打して均し、スクリュー29の回転に
より余剰のコンクリートをその一端へ排除しつつ平坦に
均すように構成されている。このコンクリート均し機2
4については、図8に示すものに限らず、適宜な作業具
を主フレーム1に装着して使用することができる。33
は鉄筋を示す。
が均し機本体28から垂下支持され、この均し板31に
は加振装置32により上下方向の振動が与えられて打設
コンクリートを叩打して均し、スクリュー29の回転に
より余剰のコンクリートをその一端へ排除しつつ平坦に
均すように構成されている。このコンクリート均し機2
4については、図8に示すものに限らず、適宜な作業具
を主フレーム1に装着して使用することができる。33
は鉄筋を示す。
【0021】次に上記実施例に示した走行装置の作用を
図4〜図7に示す作動図を参照して説明する。
図4〜図7に示す作動図を参照して説明する。
【0022】図4(A),(B)は、クランク軸8の回
転角が0°、すなわちクランク軸部8a,8bの軸心を
結ぶ仮想線が水平をなしているときであり、図5
(A),(B)は回転角90°、図6(A),(B)は
回転角180°、図7(A),(B)は回転角270°
のときを示している。
転角が0°、すなわちクランク軸部8a,8bの軸心を
結ぶ仮想線が水平をなしているときであり、図5
(A),(B)は回転角90°、図6(A),(B)は
回転角180°、図7(A),(B)は回転角270°
のときを示している。
【0023】クランク軸8の回転角が0°のときは、図
4(A),(B)のように内、外接地片17a,17b
とも接地状態にあり、そのときリフト部材15a,15
bのカムフォロワ20,20は共に接地片17a,17
bの突部19,19の下面に係合していることにより主
フレーム1が圧縮バネ21の付勢による上昇を抑えられ
ている。
4(A),(B)のように内、外接地片17a,17b
とも接地状態にあり、そのときリフト部材15a,15
bのカムフォロワ20,20は共に接地片17a,17
bの突部19,19の下面に係合していることにより主
フレーム1が圧縮バネ21の付勢による上昇を抑えられ
ている。
【0024】モータ4,4が駆動してクランク軸8,8
…が回転し始めると、クランク軸部8a,8bによって
内側接地片17bが上昇する。また外側接地片17aは
下方へ下ろうとするが、この外側接地片17aは接地し
ているので副フレーム2が相対的に上昇する。これによ
り主フレーム1も上昇しようとするが、主フレーム1の
外側リフト部材15aのカムフォロワ20が外側接地片
17aの突部19の下面に係合していて上昇することが
できないので圧縮バネ21を撓ませてその位置に留ま
り、主フレーム1の上面のレベルは変動しない(図5
(A),(B))。
…が回転し始めると、クランク軸部8a,8bによって
内側接地片17bが上昇する。また外側接地片17aは
下方へ下ろうとするが、この外側接地片17aは接地し
ているので副フレーム2が相対的に上昇する。これによ
り主フレーム1も上昇しようとするが、主フレーム1の
外側リフト部材15aのカムフォロワ20が外側接地片
17aの突部19の下面に係合していて上昇することが
できないので圧縮バネ21を撓ませてその位置に留ま
り、主フレーム1の上面のレベルは変動しない(図5
(A),(B))。
【0025】クランク軸8,8…の回転角が90°を過
ぎると、今度は内側接地片17bが下がり始め、これと
共に副フレーム2も下がるが、主フレーム1は前述のよ
うにその外側リフト部材15aのカムフォロワ20が接
地している外側接地片17aの突部19の下面に係合し
ているので主フレーム1の上面のレベルはやはり変動す
ることがない。回転角が180°に到達するとき両接地
片17a,17bが共に接地する。このとき内側接地片
17bはクランク軸部8bの偏心量に相当するストロー
クSだけ前方へ踏み出して接地する(図6(A),
(B))。
ぎると、今度は内側接地片17bが下がり始め、これと
共に副フレーム2も下がるが、主フレーム1は前述のよ
うにその外側リフト部材15aのカムフォロワ20が接
地している外側接地片17aの突部19の下面に係合し
ているので主フレーム1の上面のレベルはやはり変動す
ることがない。回転角が180°に到達するとき両接地
片17a,17bが共に接地する。このとき内側接地片
17bはクランク軸部8bの偏心量に相当するストロー
クSだけ前方へ踏み出して接地する(図6(A),
(B))。
【0026】クランク軸8の回転角が180°を過ぎる
と、外側接地片17aが上昇し始めるが、主フレーム1
の内側リフト部材15bのカムフォロワ20は接地して
いる内側接地片17bの突部19の下面に係合している
ので上昇することができず、主フレーム1の上面レベル
が変動することなく外側接地片17aが前方へ前記スト
ロークS分だけ踏み出し、図4(A),(B)の状態に
なる。こうしてクランク軸8の1回転で前記ストローク
Sの2倍の距離を前進することになり、その間、主フレ
ーム1の上面の高さ位置は不変となる。したがってコン
クリート均し機24を連結して使用しても、コンクリー
ト均し機24が上下方向に変位することがなく、コンク
リート面を均一に同一レベルに均すことができる。
と、外側接地片17aが上昇し始めるが、主フレーム1
の内側リフト部材15bのカムフォロワ20は接地して
いる内側接地片17bの突部19の下面に係合している
ので上昇することができず、主フレーム1の上面レベル
が変動することなく外側接地片17aが前方へ前記スト
ロークS分だけ踏み出し、図4(A),(B)の状態に
なる。こうしてクランク軸8の1回転で前記ストローク
Sの2倍の距離を前進することになり、その間、主フレ
ーム1の上面の高さ位置は不変となる。したがってコン
クリート均し機24を連結して使用しても、コンクリー
ト均し機24が上下方向に変位することがなく、コンク
リート面を均一に同一レベルに均すことができる。
【0027】図9〜図10は、接地片17a,17bの
アーム18,18の昇降を円滑にするため、副フレーム
2に接地片ガイド34を設けてこのガイドによりアーム
18の摺動を安定化させるようにしたものであり、かつ
この接地片ガイド34にコンクリートが浸入して作動を
妨げることを防止するシール手段を講じた場合の実施例
を示すもので、図9(A)は側面を、図9(B)は正面
を、そして図10は図9(A)のC矢視図を示してい
る。
アーム18,18の昇降を円滑にするため、副フレーム
2に接地片ガイド34を設けてこのガイドによりアーム
18の摺動を安定化させるようにしたものであり、かつ
この接地片ガイド34にコンクリートが浸入して作動を
妨げることを防止するシール手段を講じた場合の実施例
を示すもので、図9(A)は側面を、図9(B)は正面
を、そして図10は図9(A)のC矢視図を示してい
る。
【0028】接地片ガイド34は、副フレーム2の側面
に固設される平面形状が略コ字状をなすもので、そのガ
イド部には外側から側面形状がコ字状をなすスクレーパ
ホルダ35が固着され、このスクレーパホルダ35に接
地片17のアーム18が上下方向に挿通されていて振れ
ないようにガイドするようになっている。
に固設される平面形状が略コ字状をなすもので、そのガ
イド部には外側から側面形状がコ字状をなすスクレーパ
ホルダ35が固着され、このスクレーパホルダ35に接
地片17のアーム18が上下方向に挿通されていて振れ
ないようにガイドするようになっている。
【0029】このスクレーパホルダ35の上下面には、
アーム18に摺接するゴム板製、軟質プラスチック製等
からなるスクレーパ36,36が押え板37,37(ビ
ス止め)により取付けられており、アーム18の上下摺
動時にアーム18の動きに沿って撓み、摺動部間の隙間
を埋めてコンクリート等の浸入を防ぐようになってい
る。
アーム18に摺接するゴム板製、軟質プラスチック製等
からなるスクレーパ36,36が押え板37,37(ビ
ス止め)により取付けられており、アーム18の上下摺
動時にアーム18の動きに沿って撓み、摺動部間の隙間
を埋めてコンクリート等の浸入を防ぐようになってい
る。
【0030】また接地片ガイド34のアーム18が挿通
する部分には、摺動を円滑にするためのブッシュ38,
38が設けられている。
する部分には、摺動を円滑にするためのブッシュ38,
38が設けられている。
【0031】上記構成により接地片17の上下動が円滑
にガイドされるとともに、作業中にコンクリートが飛散
してアーム18に付着してもスクレーパ36,36によ
って摺動部内に浸入することが防がれ、アーム18の上
下摺動を常に円滑に行なわせることができる。
にガイドされるとともに、作業中にコンクリートが飛散
してアーム18に付着してもスクレーパ36,36によ
って摺動部内に浸入することが防がれ、アーム18の上
下摺動を常に円滑に行なわせることができる。
【0032】このシール手段は、接地片を交互に歩動さ
せて走行する走行装置全般に適用することができる。し
たがって走行装置が副フレームを有しない単一フレーム
構造の場合には、そのフレームに前記シール手段の接地
片ガイド34を設けるようにすればよい。
せて走行する走行装置全般に適用することができる。し
たがって走行装置が副フレームを有しない単一フレーム
構造の場合には、そのフレームに前記シール手段の接地
片ガイド34を設けるようにすればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンクリート均し機等の作業具をホルダ部材に装着してコ
ンクリート打設面上の作業を行なうとき、接地片により
歩動するにもかかわらずその作業具に上下動を与えるこ
とがなく、コンクリート打設面の均し作業などにおいて
不都合なく平滑化仕上げ作業が可能であり、また接地片
により接地するため荷重が分散され、配筋を傷めること
がなく、かつ車輪や無限軌道によるもののように走行痕
跡が大きく残ることがなく、その補修も容易である。特
に自走構造であるため、柱等の障害物が存在してもこれ
を避けてしかもその際まで作業することができ、作業能
率を著しく高め、省力化に大きく寄与することができ
る。
ンクリート均し機等の作業具をホルダ部材に装着してコ
ンクリート打設面上の作業を行なうとき、接地片により
歩動するにもかかわらずその作業具に上下動を与えるこ
とがなく、コンクリート打設面の均し作業などにおいて
不都合なく平滑化仕上げ作業が可能であり、また接地片
により接地するため荷重が分散され、配筋を傷めること
がなく、かつ車輪や無限軌道によるもののように走行痕
跡が大きく残ることがなく、その補修も容易である。特
に自走構造であるため、柱等の障害物が存在してもこれ
を避けてしかもその際まで作業することができ、作業能
率を著しく高め、省力化に大きく寄与することができ
る。
【図1】本発明によるコンクリート均し機等の走行装置
の一実施例を示す平面図。
の一実施例を示す平面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】図2のB−B矢視図。
【図4】クランク軸回転角0°のときの作動状態を示す
側面図および半部正面図。
側面図および半部正面図。
【図5】(A),(B)は回転角90°のときの図4相
当図。
当図。
【図6】(A),(B)は回転角180°のときの図4
相当図。
相当図。
【図7】(A),(B)は回転角270°のときの図4
相当図。
相当図。
【図8】使用例を示す側面図。
【図9】(A),(B)は接地片ガイドを設けた場合の
一例を示す一部の側面図および正面図。
一例を示す一部の側面図および正面図。
【図10】図9(A)のC−C矢視図。
1 主フレーム 2 副フレーム 3 クランク機構 4 モータ 8 クランク軸 15(15a,15b) リフト部材 17(17a,17b) 接地片 18 アーム 19 突部 21 圧縮バネ 24 コンクリート均し機 34 接地片ガイド 35 スクレーパホルダ 36 スクレーパ
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート均し機等の作業具を支持する
ための主フレームと、この主フレームに上下摺動自在に
設けられた副フレームと、この副フレームの両端部に設
けられたクランク機構と、このクランク機構に交互に上
下動するよう支持された片側一対の接地片と、前記主フ
レームと副フレームとの間に連結された圧縮バネと、前
記接地片の側面に突設された突部と、前記主フレームに
垂設されて前記副フレームに昇降自在に支持され前記突
部に係合自在なリフト部材とを具有し、前記主フレーム
のレベルを不動として走行し得るようにしたことを特徴
とするコンクリート均し機等の走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP864594A JPH07217213A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | コンクリート均し機等の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP864594A JPH07217213A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | コンクリート均し機等の走行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217213A true JPH07217213A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11698690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP864594A Pending JPH07217213A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | コンクリート均し機等の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07217213A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6912384B2 (en) | 2001-07-26 | 2005-06-28 | Nokia Corporation | Method and system for transferring a cellular phone call |
JP2019039174A (ja) * | 2017-08-23 | 2019-03-14 | 学校法人千葉工業大学 | 自走型鉄筋作業用ロボット、自走型鉄筋結束ロボット |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP864594A patent/JPH07217213A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6912384B2 (en) | 2001-07-26 | 2005-06-28 | Nokia Corporation | Method and system for transferring a cellular phone call |
JP2019039174A (ja) * | 2017-08-23 | 2019-03-14 | 学校法人千葉工業大学 | 自走型鉄筋作業用ロボット、自走型鉄筋結束ロボット |
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