JP2651728B2 - 点火装置 - Google Patents
点火装置Info
- Publication number
- JP2651728B2 JP2651728B2 JP1325577A JP32557789A JP2651728B2 JP 2651728 B2 JP2651728 B2 JP 2651728B2 JP 1325577 A JP1325577 A JP 1325577A JP 32557789 A JP32557789 A JP 32557789A JP 2651728 B2 JP2651728 B2 JP 2651728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition
- secondary winding
- transformer
- winding
- diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23Q—IGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
- F23Q3/00—Igniters using electrically-produced sparks
- F23Q3/004—Using semiconductor elements
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、イグニッショントランスと用いた容量放電
式点火装置（以下イグニッションエキサイタと呼ぶ）の
効率改善に関する。
式点火装置（以下イグニッションエキサイタと呼ぶ）の
効率改善に関する。
＜従来の技術＞ 第５図は従来のイグニッションエキサイタの一例を示
す構成図である。昇圧トランスのTr1の一次側巻線に交
流信号を加えることにより二次側巻線間から交流電圧を
発生させ、これをダイオードD1を介して半波整流しタン
クコンデンサC1を充電する。タンクコンデンサC1に蓄え
られた電圧がスパークギャップG1の放電電圧に達する
と、トリガ用コンデンサC2に接続されたイグニッション
トランスTr2の一次側巻線にトリガ電流itが流れ、これ
によりイングニッショントランスTr2の二次側巻線に高
電圧が誘起される。
す構成図である。昇圧トランスのTr1の一次側巻線に交
流信号を加えることにより二次側巻線間から交流電圧を
発生させ、これをダイオードD1を介して半波整流しタン
クコンデンサC1を充電する。タンクコンデンサC1に蓄え
られた電圧がスパークギャップG1の放電電圧に達する
と、トリガ用コンデンサC2に接続されたイグニッション
トランスTr2の一次側巻線にトリガ電流itが流れ、これ
によりイングニッショントランスTr2の二次側巻線に高
電圧が誘起される。
イグニッショントランスTr2の二次側巻線の他端はイ
グナイタプラグＰに接続されており、プラグの電極間が
絶縁破壊されスパークが発生する。その時のスパーク電
流isはイングニッショントランスTr2の二次側巻線を通
して流れる。
グナイタプラグＰに接続されており、プラグの電極間が
絶縁破壊されスパークが発生する。その時のスパーク電
流isはイングニッショントランスTr2の二次側巻線を通
して流れる。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかしながら、このような従来のイグニッションエキ
サイタでは、イグニッショントランスTr2の二次側巻線
のインピーダンスが比較的大きいため大きな損失を生
じ、効率が低下するという問題があった。
サイタでは、イグニッショントランスTr2の二次側巻線
のインピーダンスが比較的大きいため大きな損失を生
じ、効率が低下するという問題があった。
本発明の目的は、このような点に鑑みてなされたもの
で、簡単な回路構成により出力効率の低下を抑えた点火
装置を提供することにある。
で、簡単な回路構成により出力効率の低下を抑えた点火
装置を提供することにある。
＜課題を解決するための手段＞ このような目的を達成するために、本発明では、昇圧
トランスの二次側巻線に接続されるダイオードとタンク
コンデンサの直列回路と、 一次側巻線の一端が前記ダイオードとタンクコンデン
サの共通接続点にスパークギャップを介して接続され、
一次側巻線の他端が、前記タンクコンデンサと共に接地
されたトリガ用コンデンサに接続され、二次側巻線の一
端が前記スパークギャップと一次側巻線の共通接続点に
接続され、二次側巻線の他端がイグナイタプラグに接続
されたイグニッショントランス より構成される点火装置において、 前記イグニッショントランスの二次側巻線に接続して
スパーク電流をバイパスするバイパス回路を具備したこ
とを特徴とする。
トランスの二次側巻線に接続されるダイオードとタンク
コンデンサの直列回路と、 一次側巻線の一端が前記ダイオードとタンクコンデン
サの共通接続点にスパークギャップを介して接続され、
一次側巻線の他端が、前記タンクコンデンサと共に接地
されたトリガ用コンデンサに接続され、二次側巻線の一
端が前記スパークギャップと一次側巻線の共通接続点に
接続され、二次側巻線の他端がイグナイタプラグに接続
されたイグニッショントランス より構成される点火装置において、 前記イグニッショントランスの二次側巻線に接続して
スパーク電流をバイパスするバイパス回路を具備したこ
とを特徴とする。
＜作用＞ 低インピーダンスのバイパス回路をイグニッショント
ランスの二次側巻線に接続することによりスパーク電流
はバイパス回路を通して流れるようになる。
ランスの二次側巻線に接続することによりスパーク電流
はバイパス回路を通して流れるようになる。
したがって、従来のようなイグニッショントランスの
二次側巻線での電力損失はほとんど無くなり、イグナイ
タプラグでは強力なスパークが発生する。
二次側巻線での電力損失はほとんど無くなり、イグナイ
タプラグでは強力なスパークが発生する。
＜実施例＞ 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。第１図
は本発明に係る点火装置の一実施例を示す構成図であ
る。図において、第５図と同等部分には同一符号を付し
てある。第５図と異なる点はイグニッショントランスT
r2の二次側巻線にスパーク電流のバイパスするためのバ
イパス回路を並列接続した点である。なお、実施例では
バイパス回路としてダイオードD2を用いた例を示す。
は本発明に係る点火装置の一実施例を示す構成図であ
る。図において、第５図と同等部分には同一符号を付し
てある。第５図と異なる点はイグニッショントランスT
r2の二次側巻線にスパーク電流のバイパスするためのバ
イパス回路を並列接続した点である。なお、実施例では
バイパス回路としてダイオードD2を用いた例を示す。
このような構成においては、従来と同様にイグニッシ
ョントランスTr2の二次側巻線に高電圧が誘起され、イ
グナイタプラグＰがトリガされ、スパークが発生する。
ョントランスTr2の二次側巻線に高電圧が誘起され、イ
グナイタプラグＰがトリガされ、スパークが発生する。
イグニッショントランスTr2の二次側巻線に並列接続
されたダイオードD2のバイパス回路が低インピーダンス
（電流i3の方向において、）であるため、スパーク電流
i3はダイオードD2を通して流れる。したがって、従来の
ようなイグニッショントランスTr2の二次側巻線での電
力損失はほとんど無く、イグナイタプラグＰでは強力な
スパークが発生する。
されたダイオードD2のバイパス回路が低インピーダンス
（電流i3の方向において、）であるため、スパーク電流
i3はダイオードD2を通して流れる。したがって、従来の
ようなイグニッショントランスTr2の二次側巻線での電
力損失はほとんど無く、イグナイタプラグＰでは強力な
スパークが発生する。
第２図は本発明の他の実施例であり、第１図の実施例
において着火特性を改善したものである。すなわち、ダ
イオードD2に波形整形用コイルL1を直列接続したもので
ある。
において着火特性を改善したものである。すなわち、ダ
イオードD2に波形整形用コイルL1を直列接続したもので
ある。
この場合、ダイオードD2と波形整形用コイルL1からな
るバイパス回路のインピーダンスは、イグニッショント
ランスTr2の二次側巻線のインピーダンスより小さく設
定してある。例えばイグニッショントランスTr2の二次
側巻線のインピーダンスの1/2以下になっている。
るバイパス回路のインピーダンスは、イグニッショント
ランスTr2の二次側巻線のインピーダンスより小さく設
定してある。例えばイグニッショントランスTr2の二次
側巻線のインピーダンスの1/2以下になっている。
第３図は更に他の実施例で、第２図に示す波形整形用
コイルL1をイングニッショントランスTr2の一次側巻線
に兼用させた構成のものである。
コイルL1をイングニッショントランスTr2の一次側巻線
に兼用させた構成のものである。
イグニッショントランスTr2は昇圧を目的とするもの
であって、その一次側巻線は二次側巻線のインピーダン
スよりも小さいので、この場合のバイパス回路のインピ
ーダンスもイグニッショントランスTr2の二次側巻線の
インピーダンスよりも小さく、電力損失の低減が可能で
ある。
であって、その一次側巻線は二次側巻線のインピーダン
スよりも小さいので、この場合のバイパス回路のインピ
ーダンスもイグニッショントランスTr2の二次側巻線の
インピーダンスよりも小さく、電力損失の低減が可能で
ある。
また、第４図は第２図の波形整形用コイルL1としてイ
ングニッショントランスTr2に設けた三次側巻線に置き
換えたものである。この場合の三次側巻線は二次側巻線
のインピーダンスよりも小さいインピーダンスである。
図示のように二次側巻線と三次側巻線の極性を合わせる
ことにより、ダイオードD2に印加される逆電圧が低減さ
れる効果がある。
ングニッショントランスTr2に設けた三次側巻線に置き
換えたものである。この場合の三次側巻線は二次側巻線
のインピーダンスよりも小さいインピーダンスである。
図示のように二次側巻線と三次側巻線の極性を合わせる
ことにより、ダイオードD2に印加される逆電圧が低減さ
れる効果がある。
＜発明の効果＞ 以上詳細に説明したように、本発明によれば次のよう
な効果がある。
な効果がある。
イグニッションエキサイタの効率は次式で表わされ
る。
る。
効率（％）＝（スパークエネルギー）×100 ÷（コンデンサに蓄えられる静電エネルギー） 一般的に従来回路では20％が上限とされているが、例
えば第３図に示すような構成の、コンデンサ貯蓄エネル
ギー2J（Ｊはジュール）のイグニッションエキサイタで
スパークエネルギーとして0.65Jが得られ、32.5％の効
率が実現できた。
えば第３図に示すような構成の、コンデンサ貯蓄エネル
ギー2J（Ｊはジュール）のイグニッションエキサイタで
スパークエネルギーとして0.65Jが得られ、32.5％の効
率が実現できた。
イグニッショントランスTr2の二次側巻線にスパーク
電流が流れないため、巻線径を小さくすることができ、
イグニッションコイルを小型化できる。
電流が流れないため、巻線径を小さくすることができ、
イグニッションコイルを小型化できる。
また、効率を低下させることなく、一次側、二次側の
巻数比を簡単に増大させることができるため、高出力電
圧が容易に得られる。
巻数比を簡単に増大させることができるため、高出力電
圧が容易に得られる。
逆に一次側電圧を低くすることにより、回路の簡略化
も可能である。
も可能である。
第１図は本発明に係る点火装置の一実施例を示す構成
図、第２図乃至第４図は本発明の点火装置の他の実施例
を示す構成図、第５図は従来の点火装置の一例を示す構
成図である。 Tr1……昇圧トランス、Tr2……イグニッショントラン
ス、D1……ダイオード、G1……スパークギャップ、C1…
…タンクコンデンサ、C2……トリガ用コンデンサ、Ｐ…
…イグナイタプラグ、D2……ダイオード、L1……波形整
形用コイル。
図、第２図乃至第４図は本発明の点火装置の他の実施例
を示す構成図、第５図は従来の点火装置の一例を示す構
成図である。 Tr1……昇圧トランス、Tr2……イグニッショントラン
ス、D1……ダイオード、G1……スパークギャップ、C1…
…タンクコンデンサ、C2……トリガ用コンデンサ、Ｐ…
…イグナイタプラグ、D2……ダイオード、L1……波形整
形用コイル。
Claims (5)
- 【請求項１】昇圧トランスの二次側巻線に接続されるダ
イオードとタンクコンデンサの直列回路と、 一次側巻線の一端が前記ダイオードとタンクコンデンサ
の共通接続点にスパークギャップを介して接続され、一
次側巻線の他端が、前記タンクコンデンサと共に接地さ
れたトリガ用コンデンサに接続され、二次側巻線の一端
が前記スパークギャップと一次側巻線の共通接続点に接
続され、二次側巻線の他端がイグナイタプラグに接続さ
れたイグニッショントランス より構成される点火装置において、 前記イグニッショントランスの二次側巻線に接続してス
パーク電流をバイパスするバイパス回路を具備したこと
を特徴とする点火装置。 - 【請求項２】前記バイパス回路としてダイオードを使用
したことを特徴とする請求項１に記載の点火装置。 - 【請求項３】前記バイパス回路として、前記イグニッシ
ョントランスの二次側巻線のインピーダンスよりも小さ
いインピーダンスを有する波形整形用コイルとダイオー
ドの直列回路を使用したことを特徴とする請求項１に記
載の点火装置。 - 【請求項４】前記バイパス回路の波形整形用コイルを前
記イグニッショントランスの一次側巻線に兼用させたこ
とを特徴とする請求項３に記載の点火装置。 - 【請求項５】前記バイパス回路の波形整形用コイルとし
て、前記イグニッショントランスに設けられ、イグニッ
ショントランスの二次側巻線のインピーダンスよりも小
さいインピーダンスで、イグニッショントランスの二次
側巻線と極性の合った三次側巻線を使用したことを特徴
とする請求項３に記載の点火装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1325577A JP2651728B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 点火装置 |
| US07/489,418 US5084800A (en) | 1989-12-15 | 1990-03-05 | Ignition transformer secondary winding by-pass apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1325577A JP2651728B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 点火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03186115A JPH03186115A (ja) | 1991-08-14 |
| JP2651728B2 true JP2651728B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=18178444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1325577A Expired - Lifetime JP2651728B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 点火装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5084800A (ja) |
| JP (1) | JP2651728B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9312108D0 (en) * | 1993-06-11 | 1993-07-28 | Lucas Ind Plc | Ignition apparatus |
| US5656966A (en) * | 1994-03-09 | 1997-08-12 | Cooper Industries, Inc. | Turbine engine ignition exciter circuit including low voltage lockout control |
| US5444334A (en) * | 1994-09-15 | 1995-08-22 | General Electric Company | System for starting a high intensity discharge lamp |
| US5862033A (en) * | 1997-02-13 | 1999-01-19 | Unison Industries Limited Partnership | Exciter circuit |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3383553A (en) * | 1965-09-27 | 1968-05-14 | Rotax Ltd | Spark ignition apparatus |
| US4034270A (en) * | 1973-12-07 | 1977-07-05 | Johnson Controls, Inc. | Self-inhibiting spark generating arrangement |
| GB1571884A (en) * | 1975-12-03 | 1980-07-23 | Lucas Industries Ltd | Spark ignition systems for gas turbine engines |
| FR2347620A1 (fr) * | 1976-07-15 | 1977-11-04 | Bicosa Recherches | Dispositif de detection de flamme ou d'etincelle et organe d'allumage d'un gaz combustible |
| JPS54115975A (en) * | 1978-02-28 | 1979-09-08 | Yamatake Honeywell Co Ltd | Ignition device for oil burner |
| FR2636678B1 (fr) * | 1988-09-20 | 1994-04-15 | Labo Industrie | Generateur d'allumage haute energie notamment pour turbine a gaz |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP1325577A patent/JP2651728B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-03-05 US US07/489,418 patent/US5084800A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5084800A (en) | 1992-01-28 |
| JPH03186115A (ja) | 1991-08-14 |
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Legal Events
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