JP2651533B2 - 多彩被覆組成物 - Google Patents
多彩被覆組成物Info
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- JP2651533B2 JP2651533B2 JP32554990A JP32554990A JP2651533B2 JP 2651533 B2 JP2651533 B2 JP 2651533B2 JP 32554990 A JP32554990 A JP 32554990A JP 32554990 A JP32554990 A JP 32554990A JP 2651533 B2 JP2651533 B2 JP 2651533B2
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- coating composition
- coating
- particles
- synthetic resin
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建築物に塗布して明るい多彩色で快適な
空間を作出することができ、しかも従来の塗膜では実現
できなかった滑らかな感触を与えることができるる多彩
被覆組成物に関する。
空間を作出することができ、しかも従来の塗膜では実現
できなかった滑らかな感触を与えることができるる多彩
被覆組成物に関する。
また、この発明は、建築物に塗布して石材風の感覚を
醸し出させ、配色によって天然の砂壁状彩色を呈し、新
しい建築に適合した快適な空間を作出させる多彩被覆組
成物に関する。
醸し出させ、配色によって天然の砂壁状彩色を呈し、新
しい建築に適合した快適な空間を作出させる多彩被覆組
成物に関する。
本発明において、「鱗片状抱水または含水ゲル着色粒
子」とは、同一粒子が均一に着色された、または同一粒
子内に異色が視認される程度に混在して着色された鱗片
状抱水または含水ゲル着色粒子を意味する。
子」とは、同一粒子が均一に着色された、または同一粒
子内に異色が視認される程度に混在して着色された鱗片
状抱水または含水ゲル着色粒子を意味する。
従来の技術 A.特公昭32−437号公報に記載の被覆組成物は、ラッカ
ー、ペイントまたはエナメルを含有する有機溶媒で、比
較的高粘度物を媒質とし、これに対し媒体として相溶性
がない水溶性保護コロイドの水溶液中に該ラッカー、ペ
イント、またはエナメルの各色分散粒子が視認できるよ
うな粗粒で、かつ、油中水型乳濁状を呈した被覆組成物
である。
ー、ペイントまたはエナメルを含有する有機溶媒で、比
較的高粘度物を媒質とし、これに対し媒体として相溶性
がない水溶性保護コロイドの水溶液中に該ラッカー、ペ
イント、またはエナメルの各色分散粒子が視認できるよ
うな粗粒で、かつ、油中水型乳濁状を呈した被覆組成物
である。
B.特公昭35−2384号公報に記載の被覆組成物は、有機溶
媒中にブチルアセチルセルローズ変性アルキッド樹脂を
溶解し、かつ、各色顔料を分散し、相溶性の少ないニト
ロセルローズラッカーを分散媒とした液中に視認できる
粗粒で、かつ、懸濁分散された多彩被覆組成物である。
媒中にブチルアセチルセルローズ変性アルキッド樹脂を
溶解し、かつ、各色顔料を分散し、相溶性の少ないニト
ロセルローズラッカーを分散媒とした液中に視認できる
粗粒で、かつ、懸濁分散された多彩被覆組成物である。
上記A,Bの公報に記載されたものは、何れも有機溶媒
で構成された溶剤型多彩被覆組成物であるから、悪い臭
気を発生し、人体にも有害であり、火災の危険性も多
く、かつ、色調の分布が不均一なため美麗ではない。
で構成された溶剤型多彩被覆組成物であるから、悪い臭
気を発生し、人体にも有害であり、火災の危険性も多
く、かつ、色調の分布が不均一なため美麗ではない。
C.塗料メーカーのアサヒペンが出願中の被覆組成物は、
10〜60ミクロンの粒度分布範囲の球状着色粒子が各組合
わせられ、球状着色粒子が合成樹脂エマルジョン中に分
散したもので、玉虫状色調を呈し、接触感が柔らかい塗
材ではあるが、多彩な色調が視認できない。これは、巨
視的には多彩被覆組成物と言えるが、玉虫状色調の被覆
組成物である。通常の用具を用いて塗布可能な粒径の範
囲では、粒径の小さなことが好ましいが、玉虫状色調に
なってしまう。多彩な色調が視認できるようにするため
には、大きな粒径が求められ、通常の用具を用いて塗布
できなくなってしまう。従って塗布容易性と美麗さを求
めるためには、相反する大きさの粒径の共存が求めら
れ、その選択と具現が極めて困難である。
10〜60ミクロンの粒度分布範囲の球状着色粒子が各組合
わせられ、球状着色粒子が合成樹脂エマルジョン中に分
散したもので、玉虫状色調を呈し、接触感が柔らかい塗
材ではあるが、多彩な色調が視認できない。これは、巨
視的には多彩被覆組成物と言えるが、玉虫状色調の被覆
組成物である。通常の用具を用いて塗布可能な粒径の範
囲では、粒径の小さなことが好ましいが、玉虫状色調に
なってしまう。多彩な色調が視認できるようにするため
には、大きな粒径が求められ、通常の用具を用いて塗布
できなくなってしまう。従って塗布容易性と美麗さを求
めるためには、相反する大きさの粒径の共存が求めら
れ、その選択と具現が極めて困難である。
D.商品名グラニーコートの被覆組成物は合成樹脂エマル
ジョンに各種着色顔料を混合分散した系をフィルム状に
乾燥した厚さ50〜100ミクロンの乾燥フィルムを、2〜1
0mmの大きさに粉砕し、これを用途に適合した合成樹脂
エマルジョンに分散したものである。この色調がある乾
燥膜状粉砕片で構成する被覆組成物は、鏝仕上げの左官
工法に限定され、一般的な塗材とはならない。
ジョンに各種着色顔料を混合分散した系をフィルム状に
乾燥した厚さ50〜100ミクロンの乾燥フィルムを、2〜1
0mmの大きさに粉砕し、これを用途に適合した合成樹脂
エマルジョンに分散したものである。この色調がある乾
燥膜状粉砕片で構成する被覆組成物は、鏝仕上げの左官
工法に限定され、一般的な塗材とはならない。
E.従来から一般化された多彩塗材は、砕石、天然砂、ま
たは陶磁器を1〜2mmに粉砕し、この滑材を合成樹脂エ
マルジョンに分散したスキン、リシン等があるが、これ
は塗面の凹凸に大差があり、屋内塗装材として全く不適
である。
たは陶磁器を1〜2mmに粉砕し、この滑材を合成樹脂エ
マルジョンに分散したスキン、リシン等があるが、これ
は塗面の凹凸に大差があり、屋内塗装材として全く不適
である。
上記Dの商品は、何れも種々の色調の乾燥膜状粉砕片
で構成する多彩被覆組成物であるから、左官工法による
鏝仕上げが好ましく、一般的な塗布施工方法では困難で
ある。また、上記Eの商品は、従来の市場商品スキン、
リシンは、多彩仕上げを目的とした骨材、即ち、砕石、
天然の砂または、陶磁器を粉砕したものを合成樹脂エマ
ルジョンに分散した多彩被覆組成物である。従って専用
の塗装器具で施工しなければならないし、仕上り面が極
端に凹凸を呈し、室内の仕上げ施工には適しない。
で構成する多彩被覆組成物であるから、左官工法による
鏝仕上げが好ましく、一般的な塗布施工方法では困難で
ある。また、上記Eの商品は、従来の市場商品スキン、
リシンは、多彩仕上げを目的とした骨材、即ち、砕石、
天然の砂または、陶磁器を粉砕したものを合成樹脂エマ
ルジョンに分散した多彩被覆組成物である。従って専用
の塗装器具で施工しなければならないし、仕上り面が極
端に凹凸を呈し、室内の仕上げ施工には適しない。
以上に記載した通り、今日市場に出回っている多彩被
覆組成物は、仕上り塗膜面が甚だ粗雑で美しくないし、
感触が粗野である。よって、美麗で高度な仕上り塗面が
強く求められる。
覆組成物は、仕上り塗膜面が甚だ粗雑で美しくないし、
感触が粗野である。よって、美麗で高度な仕上り塗面が
強く求められる。
発明が解決しようとする問題点 この発明の目的は、容易に視認できる美麗な多彩塗膜
を形成し、明るい多彩色を有し、光沢が完全になく、接
触感が滑らかな、従来の塗材では皆無な新しい、建築物
に適合し快適な空間を醸成する、多彩被覆組成物の作出
にある。
を形成し、明るい多彩色を有し、光沢が完全になく、接
触感が滑らかな、従来の塗材では皆無な新しい、建築物
に適合し快適な空間を醸成する、多彩被覆組成物の作出
にある。
課題を解決するための手段 この発明は、骨材を水性合成樹脂エマルジョン中に分
散した水性多彩被覆組成物であって、骨材として、鱗片
状抱水または含水ゲル着色粒子と、球状樹脂微細粒子ま
たは無機系バルウンとを組み合わせて使用したことを特
徴とする水性多彩被覆組成物である。上記鱗片状抱水ま
たは含水ゲル着色粒子は、同一粒子が均一に着色した粒
子、または同一粒子内に異色が視認される程度に混在し
て着色した粒子である。
散した水性多彩被覆組成物であって、骨材として、鱗片
状抱水または含水ゲル着色粒子と、球状樹脂微細粒子ま
たは無機系バルウンとを組み合わせて使用したことを特
徴とする水性多彩被覆組成物である。上記鱗片状抱水ま
たは含水ゲル着色粒子は、同一粒子が均一に着色した粒
子、または同一粒子内に異色が視認される程度に混在し
て着色した粒子である。
この発明で骨材として使用する鱗片状抱水または含水
ゲル着色粒子は、アルギン酸ソーダ、アルブミン、カゼ
インおよびポリビニールアルコールからなる群から選ば
れる水溶性高分子化合物の水溶液に顔料、レーキおよび
/または染料を加えて着色し、該水溶液を粒子ガン(粒
子状に吐出する塗布機)を用いて平滑な面上に粒子状に
塗布し、これを未乾燥のうちに各コロイド水溶液に適し
たゲル化剤水溶液中に浸漬し、同一粒子が均一に着色さ
れ安定分散された、または同一粒子内に異色が安定に分
散された鱗片状抱水または含水ゲル着色粒子である。上
記「分散」とは、各色がバラバラに別れた状態をいい、
したがって、同一粒子内に異色が安定に分散された状態
とは、同一粒子内に異色が安定に視認できる程度に混在
した状態をいう。
ゲル着色粒子は、アルギン酸ソーダ、アルブミン、カゼ
インおよびポリビニールアルコールからなる群から選ば
れる水溶性高分子化合物の水溶液に顔料、レーキおよび
/または染料を加えて着色し、該水溶液を粒子ガン(粒
子状に吐出する塗布機)を用いて平滑な面上に粒子状に
塗布し、これを未乾燥のうちに各コロイド水溶液に適し
たゲル化剤水溶液中に浸漬し、同一粒子が均一に着色さ
れ安定分散された、または同一粒子内に異色が安定に分
散された鱗片状抱水または含水ゲル着色粒子である。上
記「分散」とは、各色がバラバラに別れた状態をいい、
したがって、同一粒子内に異色が安定に分散された状態
とは、同一粒子内に異色が安定に視認できる程度に混在
した状態をいう。
上記鱗片状のゲル粒子は、本願と同一出願人の出願に
係わる特許出願(特公昭38−26090公報参照)に記載さ
れた方法で製造される。
係わる特許出願(特公昭38−26090公報参照)に記載さ
れた方法で製造される。
即ち、鱗片状ゲル着色粒子は、アルギン酸ソーダ、ア
ルブミン、カセイン、またはポリビニールアルコール等
の水溶液に顔料、レーキ、または塗料等を加えて着色
し、該水溶液を粒子ガンを用いて平滑な面状に粒子状に
塗布し、これを未乾燥のうちに各コロイド水溶液に適し
たゲル化剤水溶液中に浸漬し、同一粒子が均一に着色さ
れた、または同一粒子内に異色を安定に混在させて製造
する。
ルブミン、カセイン、またはポリビニールアルコール等
の水溶液に顔料、レーキ、または塗料等を加えて着色
し、該水溶液を粒子ガンを用いて平滑な面状に粒子状に
塗布し、これを未乾燥のうちに各コロイド水溶液に適し
たゲル化剤水溶液中に浸漬し、同一粒子が均一に着色さ
れた、または同一粒子内に異色を安定に混在させて製造
する。
上記鱗片状ゲル着色粒子は、弾性及び屈曲性に富むた
め、塗装時点においてローラーによるせん断、またスプ
レーノーズルからの吐出圧力に十分に堪えるため、通常
使用されている吹付け器具または用具を用いて塗布でき
る。その弾性及び屈曲性に富む性質のゆえに、100〜500
ミクロンのような大きな粒径の鱗片状抱水または含水ゲ
ル着色粒子を使用することができる。
め、塗装時点においてローラーによるせん断、またスプ
レーノーズルからの吐出圧力に十分に堪えるため、通常
使用されている吹付け器具または用具を用いて塗布でき
る。その弾性及び屈曲性に富む性質のゆえに、100〜500
ミクロンのような大きな粒径の鱗片状抱水または含水ゲ
ル着色粒子を使用することができる。
この発明で骨材として使用する球状樹脂微細粒子は、
塩化ビニリデンとアクリルニトリルとのコーポリマーの
中空発泡体である。この中空発泡体に替えて、アクリル
ビーズ、ウレタンビーズ、尿素ビーズ等の各種樹脂ビー
ズ、または樹脂バルウン等の球状物、または球体を使用
することができる。
塩化ビニリデンとアクリルニトリルとのコーポリマーの
中空発泡体である。この中空発泡体に替えて、アクリル
ビーズ、ウレタンビーズ、尿素ビーズ等の各種樹脂ビー
ズ、または樹脂バルウン等の球状物、または球体を使用
することができる。
この発明で骨材として使用する無機系バルウンは、シ
リカバルウン、シラスバルウン等である。20〜150ミク
ロンのような大きな粒径のものが好ましいが、塗面をよ
り滑らかにするために20〜60ミクロンの無機バルウンを
選択して配合する。
リカバルウン、シラスバルウン等である。20〜150ミク
ロンのような大きな粒径のものが好ましいが、塗面をよ
り滑らかにするために20〜60ミクロンの無機バルウンを
選択して配合する。
この発明で使用する水性合成樹脂エマルジョンは特に
制限されない。好ましくは合成樹脂アクリルエマルジョ
ンが使用されるが、用途により合成樹脂アクリル系エマ
ルジョン、合成樹脂酢ビ系エマルジョン、合成樹脂酢ビ
エチレンエマルジョン、またはコーポリマーエマルジョ
ンに置換できる。但し全体の系の長期安定性を保持する
ためPHは、6.0程度が好ましい。
制限されない。好ましくは合成樹脂アクリルエマルジョ
ンが使用されるが、用途により合成樹脂アクリル系エマ
ルジョン、合成樹脂酢ビ系エマルジョン、合成樹脂酢ビ
エチレンエマルジョン、またはコーポリマーエマルジョ
ンに置換できる。但し全体の系の長期安定性を保持する
ためPHは、6.0程度が好ましい。
また必要により造膜肋剤,保護コロイド等が使用され
る。造膜肋剤は塗装手段の差異によりブチルセロソル
ブ、ベンジルアルコール、テキサノール等を使用し、保
護コロイドは、塗装手段の差異によりメチールセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、カーボキシメチルセ
ルローズ、各種天然ガムより選択して配合する。
る。造膜肋剤は塗装手段の差異によりブチルセロソル
ブ、ベンジルアルコール、テキサノール等を使用し、保
護コロイドは、塗装手段の差異によりメチールセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、カーボキシメチルセ
ルローズ、各種天然ガムより選択して配合する。
実施例1 骨材として鱗片状含水ゲル着色粒子と球状樹脂微細粒
子とを使用して水性多彩被覆組成物を製造した。
子とを使用して水性多彩被覆組成物を製造した。
重量部 合成樹脂アクリルエマルジョン 30〜50 10〜60ミクロンの塩化ビニリデンとアクリルニトリルと
のコーポリマー20〜60ミクロンの中空発泡体 10〜50 鱗片状含水ゲル着色粒子 40〜30 造膜助剤、保護コロイド水溶液 5〜20 上記の合成樹脂アクリルエマルジョンは、用途により
合成樹脂アクリル系エマルジョン、合成樹脂酢ビ系エマ
ルジョン、または合成樹脂酢ビエチレンエマルジョン等
に置換できる。
のコーポリマー20〜60ミクロンの中空発泡体 10〜50 鱗片状含水ゲル着色粒子 40〜30 造膜助剤、保護コロイド水溶液 5〜20 上記の合成樹脂アクリルエマルジョンは、用途により
合成樹脂アクリル系エマルジョン、合成樹脂酢ビ系エマ
ルジョン、または合成樹脂酢ビエチレンエマルジョン等
に置換できる。
但し、全体の系の長期安定性を保持するためPHは、6.
0程度が望ましい。
0程度が望ましい。
上記の塩化ビニリデンとアクリルニトリルとのコーポ
リマー中空発泡体は、20〜60ミクロンのアクリルビー
ズ、ウレタンビーズ、尿素ビーズ等の各種樹脂ビーズ、
または各種樹脂バルウン等の球状物、また球体に置換で
きる。上記の鱗片状含水ゲル着色粒子は100〜500ミクロ
ンの大きな粒径の鱗片状含水ゲル着色粒子に置換でき
る。
リマー中空発泡体は、20〜60ミクロンのアクリルビー
ズ、ウレタンビーズ、尿素ビーズ等の各種樹脂ビーズ、
または各種樹脂バルウン等の球状物、また球体に置換で
きる。上記の鱗片状含水ゲル着色粒子は100〜500ミクロ
ンの大きな粒径の鱗片状含水ゲル着色粒子に置換でき
る。
即ち、鱗片状含水ゲル着色粒子は、弾性及び屈曲性に
富むため、塗装時点においてローラーによるせん断、ま
たスプレーノーズルからの吐出圧力に十分に堪えるた
め、通常使用されている吹付け器具または用具を用いて
塗布できる。
富むため、塗装時点においてローラーによるせん断、ま
たスプレーノーズルからの吐出圧力に十分に堪えるた
め、通常使用されている吹付け器具または用具を用いて
塗布できる。
上記の造膜助剤は、塗装手段の差異によりブチルセロ
ソルブ、ベンジルアルコール、またはテキサノール等を
使用し、上記の保護コロイドは、塗装手段の差異により
メチールセルローズ、ヒゾロキシエチルセルローズ、カ
ーボキシメチルセルローズ、または各種天然ガムより選
択して配合する。
ソルブ、ベンジルアルコール、またはテキサノール等を
使用し、上記の保護コロイドは、塗装手段の差異により
メチールセルローズ、ヒゾロキシエチルセルローズ、カ
ーボキシメチルセルローズ、または各種天然ガムより選
択して配合する。
実施例2 骨材として鱗片状含水ゲル着色粒子と無機系バルウン
とを使用して水性多彩被覆組成物を製造した。
とを使用して水性多彩被覆組成物を製造した。
重量部 合成樹脂アクリルエマルジョン 30〜40 無機系バルウン20〜150ミクロン 10〜30 鱗片状含水ゲル着色粒子 20〜40 造膜助剤、保護コロイド水溶液 10〜20 上記の合成樹脂アクリルエマルジョンは、用途により
合成樹脂アクリル系エマルジョン、合成樹脂酢ビ系エマ
ルジョン、合成樹脂酢ビエチレンエマルジョン、または
コーポリマーエマルジョンに置換できる。但し全体の系
の長期安定性を保持するためPHは、6.0程度が好まし
い。
合成樹脂アクリル系エマルジョン、合成樹脂酢ビ系エマ
ルジョン、合成樹脂酢ビエチレンエマルジョン、または
コーポリマーエマルジョンに置換できる。但し全体の系
の長期安定性を保持するためPHは、6.0程度が好まし
い。
上記の20〜150ミクロンの無機系バルウンには、シリ
カバルウン、またはシラスバルウン等を選択できる。
カバルウン、またはシラスバルウン等を選択できる。
また、上記の鱗片状含水ゲル着色粒子は、100〜500ミ
クロンのような大きなものも使用できる。上記の鱗片状
含水ゲル着色粒子は、弾性及び屈曲性に富むため、塗装
時点においてローラーによるせん断またはスプレーノー
ズル(一般的エマルジョンペイント塗装仕様のノーズル
径2mm〜2.5mm)から吐出圧力に十分に堪えるので、通常
仕様されている吹付け器具または用具を用いても塗布で
きる。
クロンのような大きなものも使用できる。上記の鱗片状
含水ゲル着色粒子は、弾性及び屈曲性に富むため、塗装
時点においてローラーによるせん断またはスプレーノー
ズル(一般的エマルジョンペイント塗装仕様のノーズル
径2mm〜2.5mm)から吐出圧力に十分に堪えるので、通常
仕様されている吹付け器具または用具を用いても塗布で
きる。
上記の造膜助剤は、塗装手段の差異によりブチルセロ
ソルブ、ベンジンアルコール、またはテキサノール等に
置換でき、上記の保護コロイドは、メチールセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、カーボキシメチルセ
ルローズ、または各種天然ガムのうちより選択して配合
する。
ソルブ、ベンジンアルコール、またはテキサノール等に
置換でき、上記の保護コロイドは、メチールセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、カーボキシメチルセ
ルローズ、または各種天然ガムのうちより選択して配合
する。
上記請求項2において天然色砂を配合しない。その理
由は、該天然色砂の人手が困難であり、たとえ調達でき
たとしても高価な許りでなく粒子系の凹凸1〜2mmの天
然色砂を配合した被覆組成物は、これを吹付け塗布した
場合、塗面が極端に粗雑であるため、建築用仕上げ塗材
としては極めて不適であるからである。
由は、該天然色砂の人手が困難であり、たとえ調達でき
たとしても高価な許りでなく粒子系の凹凸1〜2mmの天
然色砂を配合した被覆組成物は、これを吹付け塗布した
場合、塗面が極端に粗雑であるため、建築用仕上げ塗材
としては極めて不適であるからである。
然るに、この請求項2の多彩被覆組成物を用いて形成
された塗膜は、天然石の配合による塗膜では到底作出で
きない色調の組合せにより、立体感がある高級仕上げ塗
面を作出することができる。
された塗膜は、天然石の配合による塗膜では到底作出で
きない色調の組合せにより、立体感がある高級仕上げ塗
面を作出することができる。
更に、この請求項2は、鱗片状含水ゲル着色粒子を配
合着色するため実施例1の場合と同様に、塗面において
滑らかな感触が得られる。
合着色するため実施例1の場合と同様に、塗面において
滑らかな感触が得られる。
なお、上記の場合、塗面をより滑らかにするために、
20〜60ミクロンの無機バルウンを選択して配合する。
20〜60ミクロンの無機バルウンを選択して配合する。
発明の作用 この発明の請求項1(実施例1)の多彩被覆組成物
は、配合された各色が容易に視認でき、美麗な多彩塗膜
を形成し、光沢が完全になく、塗面の接触感を滑らかに
仕上げさせる。また、この発明の請求項2(実施例2)
の多彩被覆組成物は、建築物に塗布した場合、石の風合
いを生み出させ、配色によって天然の砂壁状彩色を呈
し、卓越した立体感を生じさせる。
は、配合された各色が容易に視認でき、美麗な多彩塗膜
を形成し、光沢が完全になく、塗面の接触感を滑らかに
仕上げさせる。また、この発明の請求項2(実施例2)
の多彩被覆組成物は、建築物に塗布した場合、石の風合
いを生み出させ、配色によって天然の砂壁状彩色を呈
し、卓越した立体感を生じさせる。
また、請求項2の多彩被覆組成物の被覆した塗膜は平
滑であり、無光沢な塗面を作出し、併せて防火、断熱等
の作用も生じる。
滑であり、無光沢な塗面を作出し、併せて防火、断熱等
の作用も生じる。
発明の効果 この発明の請求項1の多彩被覆組成物は、明るい多彩
色を呈するため、新しい建築物の感覚にマッチして快適
な空間を作出し、塗膜の接触感覚が滑らかであるから建
築材として卓越した効能を発揮する。この発明の請求項
2の多彩被覆組成物は、石の風合いの立体的感覚を醸出
させ、配色によって天然の砂壁状彩色を呈するため、新
しい建築に見合った快適な空間を作出する。
色を呈するため、新しい建築物の感覚にマッチして快適
な空間を作出し、塗膜の接触感覚が滑らかであるから建
築材として卓越した効能を発揮する。この発明の請求項
2の多彩被覆組成物は、石の風合いの立体的感覚を醸出
させ、配色によって天然の砂壁状彩色を呈するため、新
しい建築に見合った快適な空間を作出する。
従来のジュラク壁に似せた壁紙は、(1)エンボスと
細粒スポンヂとを組合わせたもの、(2)ゴム、ウレタ
ン、または、ポリエチレン等の各スポンヂ1〜2mm粒子
を紙に散布固着して壁紙を作出したものであり、一方、
この発明の多彩被覆組成物は、塗装業界で使用するのみ
ならず、紙に塗布して被覆紙として使用した場合に、紙
面に立体感が生じ、質感を伴った美麗で素晴らしい壁紙
を提供する。
細粒スポンヂとを組合わせたもの、(2)ゴム、ウレタ
ン、または、ポリエチレン等の各スポンヂ1〜2mm粒子
を紙に散布固着して壁紙を作出したものであり、一方、
この発明の多彩被覆組成物は、塗装業界で使用するのみ
ならず、紙に塗布して被覆紙として使用した場合に、紙
面に立体感が生じ、質感を伴った美麗で素晴らしい壁紙
を提供する。
Claims (2)
- 【請求項1】骨材を水性合成樹脂エマルジョン中に分散
した水性多彩被覆組成物であって、骨材として、鱗片状
抱水または含水ゲル着色粒子と球状樹脂微細粒子とを組
み合わせて使用したことを特徴とする水性多彩被覆組成
物。 - 【請求項2】骨材を水性合成樹脂エマルジョン中に分散
した水性多彩被覆組成物であって、骨材として、鱗片状
抱水または含水ゲル着色粒子と無機系バルウンとを組み
合わせて使用したことを特徴とする水性多彩被覆組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32554990A JP2651533B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 多彩被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32554990A JP2651533B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 多彩被覆組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202265A JPH04202265A (ja) | 1992-07-23 |
JP2651533B2 true JP2651533B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=18178134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32554990A Expired - Lifetime JP2651533B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 多彩被覆組成物 |
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JP (1) | JP2651533B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004067657A1 (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-12 | Sk Kaken Co., Ltd. | 多彩模様塗料組成物、及び模様面の形成方法 |
CN100365089C (zh) * | 2003-01-31 | 2008-01-30 | Sk化研株式会社 | 多彩花纹涂料组合物以及花纹面的形成方法 |
CN103709856A (zh) * | 2013-12-10 | 2014-04-09 | 张家港市民扬塑胶科技有限公司 | 一种水性仿壁纸涂料及其制备方法 |
CN104031488A (zh) * | 2014-06-19 | 2014-09-10 | 吴江华诚复合材料科技有限公司 | 一种墙面防潮涂料 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP32554990A patent/JP2651533B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004067657A1 (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-12 | Sk Kaken Co., Ltd. | 多彩模様塗料組成物、及び模様面の形成方法 |
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CN104031488A (zh) * | 2014-06-19 | 2014-09-10 | 吴江华诚复合材料科技有限公司 | 一种墙面防潮涂料 |
CN104031488B (zh) * | 2014-06-19 | 2016-03-30 | 吴江华诚复合材料科技有限公司 | 一种墙面防潮涂料 |
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JPH04202265A (ja) | 1992-07-23 |
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