JP2650068B2 - 端末遠隔保守制御機能を備えたディジタルデータ交換システム - Google Patents

端末遠隔保守制御機能を備えたディジタルデータ交換システム

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JP2650068B2 JP2221250A JP22125090A JP2650068B2 JP 2650068 B2 JP2650068 B2 JP 2650068B2 JP 2221250 A JP2221250 A JP 2221250A JP 22125090 A JP22125090 A JP 22125090A JP 2650068 B2 JP2650068 B2 JP 2650068B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、ISDN(総合サービスディジタル通信網)等
に接続される、端末遠隔保守制御機能を備えたディジタ
ルデータ交換システムに関する。
《従来の技術》 企業等において、例えば同一の事情所内の広範囲に点
在する部所同士で重要な情報を伝送する場合等において
は、公衆交換網や構内交換網を介して情報の転送を行う
データ交換システムがしばしば用いられる。
これは、情報の迅速且つ確実な伝送を実現する上から
見て、他の情報伝達方法より非常に有利なためであり、
近年ではISDNのサービス開始を受けて、より高速高密度
の情報転送を行うISDN等によるディジタルデータ交換シ
ステムを採用しているケースも多く見られる。
ところで、先に述べたような公衆交換網や構内交換網
に接続されるデータ交換システムにおいては、そのシス
テム内に所属する各端末装置が持っている自端末装置の
保守試験機能を、それらの各端末装置が接続される加入
者線を介して網側で統括的に集中管理し、具体的には、
網側に設けられた保守試験系装置により、そのシステム
に属する全端末装置にて定期的あるいは障害発生時に行
われる保守試験、即ち故障診断テストの結果等を集中管
理する、集中保守方式が採用されている。
一方、ISDN等によるディジタルデータ交換システムに
おいては、各端末装置及び各交換機がISDNのレベルに合
わせて高機能化されているから、各端末装置において自
端末装置の品質管理等が行われていれば、そのデータ等
からなる保守情報を各端末装置で収集する構成とするこ
とが可能である。
そして、上記各端末装置にて収集された自端末装置の
保守情報は、各端末装置の表示機能を用いて表示する
か、あるいは、上述の公衆電話網や構内交換網に接続さ
れたデータ交換システムにおける保守試験系装置と同様
の保守管理装置を用いて、各端末装置の保守情報をISDN
等のディジタルデータ交換網側における保守管理機能に
よって集中的に収集し、網全体の端末装置を統括的に管
理することが可能である。
《発明が解決しようとする課題》 例えば、上記ISDN等のディジタルデータ交換網に収容
された複数の端末装置を用いて、同一の事業所内の相互
間における情報の伝送を行っているようなユーザでは、
その事業所内に配置された全ての端末装置の正常性を確
認しておくことが望ましい。
これは、そのデータ交換システムを使用するユーザに
おいて、各端末装置相互間で重要な情報を頻繁にやり取
りするような運用がなされる場合には、その伝送におけ
るトラブルの発生によりデータの迅速な伝送をいう所期
の目的が達成されなくなるようなことを未然に防ぐため
であり、また、仮に何らかのトラブルが発生した場合
に、そのトラブルを早急に解消することができるように
するためでもある。
先に述べたように、従来のISDN等によるディジタルデ
ータ交換システムにおいては、各端末装置毎に実施され
る自端末装置の品質管理等に関する保守情報を、網側の
保守管理装置等により、網全体にわたって統括的且つ遠
隔的に収集、管理することが可能である。
しかしながら、上記従来のISDN等によるディジタルデ
ータ交換システムにおいて、端末装置に関する保守情報
を遠隔的に集中管理する場合には、あくまでも網側にお
いて、そのディジタルデータ交換システムに所属する全
ての端末装置を統括的に集中管理することとなってい
る。
このため、上記のシステムを利用してデータの伝送を
行っている各ユーザ、即ち例えば各事業所で使用されて
いる複数の端末装置に関する保守情報を、そのユーザ
(事業所)毎で個別に管理する手段は存在せず、トラブ
ル発生時において実情に即した対応が取られにくいとい
う問題があった。
そしてこの問題は、保守情報の収集のみに限らず、各
端末装置において定期的あるいは障害発生時に実施され
る故障診断テストに関する結果の収集や、例えば各端末
装置に対して設定された属性を変更する等の制御情報の
設定等に関しても共通する問題であった。
従って本発明の目的は、ディジタルデータ交換システ
ムを利用している各ユーザにおいて、そのユーザが使用
している全ての端末装置に関する保守情報や故障診断テ
ストの収集、及び制御情報の設定等の保守制御を遠隔的
に集中して行うことができ、よって、各ユーザが使用し
ている全ての端末装置をそのユーザ各自において集中管
理することができる、端末遠隔保守制御機能を備えたデ
ィジタルデータ交換システムを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本発明は、以上の目的を達成するために、ディジタル
データ交換網と各ユーザ内に配設されて上記ディジタル
データ交換網に接続される複数の端末装置とからなり、
それら複数の端末装置を用いて各端末装置相互間の情報
伝送を行うディジタルデータ交換システムであって、上
記複数の端末装置のうち少なくとも1つを、その他の端
末装置に対する呼設定メッセージの着サブアドレス情報
要素内に、その呼設定メッセージの相手先の端末装置に
対する保守制御情報を挿入して送出する手段を備えた遠
隔保守端末装置とすると共に、上記その他の端末装置
に、上記遠隔保守端末装置に対する呼設定メッセージの
発サブアドレス情報要素内に、上記保守制御情報に呼応
して上記遠隔保守端末装置へ返送される自端末装置の保
守結果情報を挿入して送出する手段を備えて構成した。
《作用》 本発明によれば、以上のように構成したため、各ユー
ザにおいて使用されている複数の端末装置内に設定され
た、遠隔保守端末制御機能を備える端末装置が、そのユ
ーザが使用している他の端末装置に対する保守制御を遠
隔的に行い、且つ、それら他の端末装置に関する保守結
果情報を収集するようになる。
従って、各ユーザが使用している端末装置の保守制御
を、そのユーザ毎に各自で行うことができるようにな
り、よって、各ユーザが使用している全ての端末装置を
そのユーザ各自において集中管理することができる。
《実施例》 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第5図の図面を
参照して説明する。
本実施例にて説明するのは、あるユーザにおいてディ
ジタルデータ交換網を利用してデータ伝送が行われてお
り、そのデータ伝送を行うための複数の端末装置が、上
記ユーザ内に広範囲にわたって散在して配設されている
場合において、それら全ての端末装置に関する保守情報
や故障診断テストの収集、及び制御情報の設定等の保守
制御を、そのユーザ内に配設された遠隔端末保守制御機
能を備えた端末装置(以下、遠隔保守端末装置)によっ
て遠隔的に集中管理し、これにより、各ユーザ毎に、そ
のユーザが使用している全ての端末装置を遠隔的に集中
管理する場合についてである。
1.全体構成(第1図及び第2図) 第1図は、本発明の一実施例による、端末遠隔保守制
御機能を備えたディジタルデータ交換システムの概略を
示す模式的構成図である。
第1図中、10は、例えばISDNによるディジタルデータ
交換網、20は、例えば1つの事業所内の各所間で、情報
の伝送を行うために任意数配設される端末装置であり、
各端末装置20は自端末装置20の品質管理データ等の保守
情報を収集することができる構成となっていると共に、
定期的あるいは障害発生時に自端末装置20の故障診断テ
ストを実施する保守試験機能を備えている。
30は、上記各端末装置を利用しているユーザ内、例え
ば上記事業所内等に配設され、そのユーザが使用してい
る全ての各端末装置20に関する、保守情報及び故障診断
テストの結果保守試験に関するデータの収集や、制御情
報の設定等の保守制御を遠隔的に行うための遠隔保守端
末装置であり、各ユーザ毎に、そのユーザが使用してい
る全ての端末装置20を集中管理するためのものである。
また、第2図は、本発明の一実施例による、端末遠隔
保守制御機能を備えたディジタルデータ交換システム
の、具体的な一例を示す模式的構成図である。
第2図中、12、14は、ディジタルデータ交換網10に接
続された加入者線、16、18は、それぞれ加入者線12、14
に接続されるユーザ側の網終端装置(NT)であり、一方
の網終端装置(NT)16には、専用線42を介して2台の端
末装置(TE1、TE2)22、24(概括的には端末装置20)
が、他方の網終端装置(NT)18には、専用線44を介して
遠隔保守端末装置(TE0)30が、それぞれ接続されてい
る。
2.呼設定メッセージ(SETUP)のフォーマット(第3図
(a)、第3図(b)) 本実施例の端末遠隔保守制御機能を備えたディジタル
データ交換システムにおいては、その保守に係わる情報
の要求等に関する保守制御情報の伝送が、遠隔保守端末
装置(TE0)30と端末装置20との間に接続を要求するた
めにそれらの各々から送出される呼接点メッセージ(SE
TUP)における、「着サブアドレス情報要素」や「発サ
ブアドレス情報要素」の領域を用いて行われる。
そこで、上記呼設定メッセージ(SETUP)のフォーマ
ットについて第3図を参照して説明する。
第3図は、第2図の遠隔保守端末装置(TE0)30が、
各端末装置20に関する、保守情報及び故障診断テストの
結果保守試験に関するデータの収集や制御情報の設定等
の保守制御を行う際に、遠隔保守端末装置(TE0)30か
ら各端末装置20に対して(あるいはその逆)、ディジタ
ルデータ交換網10を介して送出される、レイヤ3による
呼設定メッセージ(SETUP)のフォーマットを示すもの
である。
第3図(a)は、遠隔保守端末装置(TE0)30からデ
ィジタルデータ交換網10に、そして、ディジタルデータ
交換網10から各端末装置20に対して送出される、レイヤ
3による呼設定メッセージ(SETUP)のフォーマットを
示すものであり、「プロトコル識別子」、「呼番号」、
「メッセージ種別」、「伝達能力」の各要素に続いて、
以下の3つの要素が配列されている。
まず、第1の要素として、この呼設定メッセージ(SE
TUP)の発信元である、遠隔保守端末装置(TE0)30の加
入者番号を示す「発番号情報要素」が配列されている。
次に、第2の要素として、この呼設定メッセージ(SE
TUP)の着信先に当たる、端末装置20の加入者番号を示
す「着番号情報要素」が配列されている。
そして最後に、第3の要素として、この「着番号情報
要素」に示された着信先の加入者番号に該当する複数の
端末装置20のうち、特定の端末装置(例えば端末装置
(TE1)22)を着信先とする際に、その特定の着信先を
指定するサブアドレスを示す「着サブアドレス情報要
素」が配列されている。
尚、上記「着サブアドレス情報要素」は3つの領域か
ら構成されており、以下に、その各々について説明す
る。
まず、第1の領域には、この情報要素が「着サブアド
レス情報要素」であることを示す「情報要素識別子」
が、次に、第2の領域には、この「着サブアドレス情報
要素」にて送出されるサブアドレス等の情報のビット長
を示す「情報要素内容長」が配列されている。
そして最後に、第3の領域には、上記特定の端末装置
(例えば端末装置(TE1)22)のサブアドレスを示す
「サブアドレス及び指示データ」が配列されており、更
にこの「サブアドレス及び指示データ」には、ここで示
されたサブアドレスを持つ特定の端末装置(例えば端末
装置(TE1)22)に対して遠隔保守端末装置(TE0)30が
行う、保守情報や故障診断テストの収集、及び制御情報
の設定等の、保守制御の内容を示す指示データが挿入さ
れる。
第3図(b)は、第3図(a)に示した、遠隔保守端
末装置(TE0)30から端末装置20に対して送出される、
上記呼設定メッセージ(SETUP)に挿入された保守制御
の内容に応じて、その端末装置20からディジタルデータ
交換網10に、そして、ディジタルデータ交換網10から遠
隔保守端末装置(TE0)30に対して送出される、レイヤ
3による呼設定メッセージ(SETUP)のフォーマットを
示すものであり、「プロトコル識別子」、「呼番号」、
「メッセージ種別」、「伝達能力」の各要素に続いて、
以下の要素が配列されている。
まず、第1の要素として、この呼設定メッセージ(SE
TUP)の発信元である、端末装置20の加入者番号を示す
「発番号情報要素」が配列されている。
次に、第2の要素として、この「発番号情報要素」に
示された発信元の加入者番号に該当する複数の端末装置
20のうち、実際にこのメッセージを送出する特定の端末
装置(例えば端末装置(TE1)22)のサブアドレスを示
す「発サブアドレス情報要素」が配列されている。
そして最後に、第3の要素として、この呼設定メッセ
ージ(SETUP)の着信先に当たる、遠隔保守端末装置(T
E0)30の加入者番号を示す「着番号情報要素」が配列さ
れている。
尚、上記「発サブアドレス情報要素」は3つの要素か
ら構成されており、以下に、その各々について説明す
る。
まず、第1の領域には、この情報要素が「発サブアド
レス情報要素」であることを示す「情報要素識別子」
が、次に、第2の領域には、この「発サブアドレス情報
要素」にて送出されるサブアドレス等の情報のビット長
を示す「情報要素内容長」が配列されている。
そして最後に、第3の領域には、上記特定の端末装置
(例えば端末装置(TE1)22)のサブアドレスを示す
「サブアドレス及び返送データ」が配列されており、更
にこの「サブアドレス及び返送データ」には、ここで示
されたサブアドレスを持つ特定の端末装置(例えば端末
装置(TE1)22)から、遠隔保守端末装置(TE0)30に対
して返送される、上記遠隔保守端末装置(TE0)30から
の保守制御の内容に対応した返送データが挿入される。
3.遠隔保守端末装置(TE0)による端末装置の遠隔集中
管理動作(第4図、第5図) 前項にて説明したように、遠隔保守端末装置(TE0)3
0は、端末装置20に対して送出される呼設定メッセージ
(SETUP)の「着サブアドレス情報要素」の領域を用い
て、保守制御情報の伝送を行い、端末装置20は上記遠隔
保守端末装置(TE0)に対して、この遠隔保守端末装置
(TE0)30からの保守制御情報に呼応して、呼設定メッ
セージ(SETUP)の「発サブアドレス情報要素」の領域
を用いて、保守結果の伝送を行う。
そこで、遠隔保守端末装置(TE0)30による端末装置2
0の遠隔的な集中管理動作の具体例を、以下に説明する
こととする。
3−(1).故障診断テスト結果要求(第4図、第5
図) まず、遠隔保守端末装置(TE0)30が、端末装置20に
対して故障診断テスト結果を要求し、これを収集する場
合を例に取って、第4図及び第5図を参照して説明す
る。
3−(1)a.障害発生時における故障診断テストの結果
要求(第4図) 第4図は、端末装置20における障害発生時に、遠隔保
守端末装置(TE0)30が端末装置20に対して故障診断テ
スト結果を要求してこれを収集する場合の、ディジタル
データ交換10、端末装置20、及び遠隔端末装置30(TE
0)各々の制御シーケンス図である。
これによれば、端末装置20に何らかの障害が発生し、
遠隔保守端末装置(TE0)30が端末装置20に対して、故
障診断テスト結果の伝送を要求するために発呼すると、
遠隔保守端末装置(TE0)30からディジタルデータ交換
網10に対して、故障診断テストの結果を要求する対象の
端末装置(例えば端末装置(TE1)22)への接続要求を
示す、呼設定メッセージ(SETUP)M102が送出される。
すると、ディジタルデータ交換網10から着信先の端末
装置20に対して、上記M102と同一内容の呼設定メッセー
ジ(SETUP)M104が送出されると共に、遠隔保守端末装
置(TE0)30に対して、上記接続要求を受け付けた旨を
示す、呼設定受付メッセージ(CALLPROC)M106が送出さ
れる。
ところで、ここで送出される呼設定メッセージ(SETU
P)M102、M104は、第3図(a)に示されるフォーマッ
トにおける「サブアドレス及び指示データ」の領域に、
故障診断テストの結果を要求する対象の端末装置(例え
ば端末装置(TE1)22)のサブアドレスと、故障診断テ
ストの結果を要求する旨を示す指示データとを挿入した
ものである。
即ち、遠隔保守端末装置(TE0)30から端末装置20に
対する故障診断テスト結果の要求の送出は、上記呼設定
メッセージ(SETUP)M102,M104の「着サブアドレス情報
要素」の領域を用いて行われることとなる。
一方、上記ディジタルデータ交換網10からの呼設定メ
ッセージ(SETUP)M104を受信した端末装置20は、受信
したメッセージが故障診断テスト要求であることを認識
し、ただちに自端末装置20の故障診断テストを実施する
と共に、ディジタル交換網10に対して解放完了メッセー
ジ(RELCOMP)M108を送出する。
この解放完了メッセージ(RELCOMP)M108を受信した
ディジタルデータ交換網10は遠隔保守端末装置(TE0)3
0に対して、端末装置20に対する接続要求の終了を示
す、切断メッセージ(DISC)M110を送出し、この切断メ
ッセージ(DISC)M110を受信した遠隔保守端末装置(TE
0)30は、ディジタルデータ交換網10に対して解放メッ
セージ(REL)M112を送出する。
すると、この解放メッセージ(REL)M112を受信した
ディジタルデータ交換網10は、遠隔保守端末装置(TE
0)30に対して解放完了メッセージ(RELCOMP)M114を送
出する。これにより、遠隔保守端末装置(TE0)30は、
端末装置20からの故障診断テスト結果の受信待受状態と
なる。
これらの制御が行われている間、端末装置20側では上
述したように、遠隔保守端末装置(TE0)30からの要求
に基づいて故障診断テストを行っており、上記遠隔保守
端末装置(TE0)30が、ディジタルデータ交換網10から
の解放完了メッセージ(RELCOMP)M114を受信して、故
障診断テスト結果の受信待受状態となった後に、端末装
置20はディジタルデータ交換網10に対して、故障診断テ
ストの結果を通知するために遠隔保守端末装置(TE0)3
0への接続を要求する旨を示す、呼設定メッセージ(SET
UP)M116を送出する。
この、端末装置20からの呼設定メッセージ(SETUP)M
116を受信したディジタルデータ交換網10は、上記M116
と同一内容の呼設定メッセージ(SETUP)M118を上記遠
隔保守端末装置(TE0)30に対して送出すると共に、端
末装置20に対して、上記接続要求を受け付けたことを示
す、呼設定受付メッセージ(CALLPROC)M120を送出す
る。
尚、ここで送出される呼設定メッセージ(SETUP)M11
6、M118は、第3図(b)に示されるフォーマットにお
ける「サブアドレス及び返送データ」の領域に、故障診
断テストの結果を送出する端末装置(例えば端末装置
(TE1)22)のサブアドレスと、故障診断テストの結果
に関するデータとを挿入したものである。
即ち、端末装置20に関する故障診断テスト結果の、遠
隔保守端末装置(TE0)30への送出は、上記呼設定メッ
セージ(SETUP)M116、M118の「発サブアドレス情報要
素」の領域領域を用いて行われることとなる。
そして、上記ディジタルデータ交換網10からの呼設定
メッセージ(SETUP)M118の受信に基づいて、遠隔保守
端末装置(TE0)30は端末装置20からの故障診断テスト
結果の受信処理を行うと共に、ディジタルデータ交換網
10に対して解放完了メッセージ(RELCOMP)M122を送出
する。
この解放完了メッセージ(RELCOMP)M122を受信した
ディジタルデータ交換網10は端末装置20に対して、遠隔
保守端末装置(TE0)30に対する接続要求の終了を示
す、切断メッセージ(DISC)M124を送出し、この切断メ
ッセージ(DISC)M124を受信した端末装置20は、ディジ
タルデータ交換網10に対して解放メッセージ(REL)M12
6を送出する。
更に、この解放メッセージ(REL)M126を受信したデ
ィジタルデータ交換網10は、端末装置20に対して解放完
了メッセージ(RELCOMP)M128を送出する。これによ
り、端末装置20は初期状態に復帰する。
このように、端末装置20における障害発生時において
遠隔保守端末装置(TE0)30は、任意に指定した相手先
の各端末装置20における故障診断テスト結果を要求して
これを収集することができ、よって、各ユーザ毎に、そ
のユーザにおいて使用されている全ての端末装置20の故
障診断テスト結果を収集し、管理することができる。
以上で、端末装置20における障害発生時に、遠隔保守
端末装置(TE0)30が、端末装置20に対して故障診断テ
スト結果を要求し、これを収集する場合の制御シーケン
スに関する説明を終了する。
2−(1)b.定期的に実施される故障診断テストの結果
要求(第5図) 次に、第5図は、端末装置20において定期的に実施さ
れる故障診断テストの結果を、遠隔保守端末装置(TE
0)30が端末装置20から収集する場合の、ディジタルデ
ータ交換網10、端末装置20、及び遠隔端末装置30(TE
0)各々の制御シーケンス図である。
これによれば、各端末装置20において定期的な故障診
断テストが実施されると、遠隔端末装置(TE0)30から
の、故障診断テストの結果を要求する呼設定メッセージ
(SETUP)を受信することなく、端末装置20からディジ
タルデータ交換網10に対して、故障診断テスト結果を通
知するために遠隔端末装置(TE0)30への接続を要求す
る旨を示す、呼設定メッセージ(SETUP)M202が送出さ
れる。
この、端末装置20からの呼設定メッセージ(SETUP)M
202を受信したディジタルデータ交換網10は、上記M202
と同一内容の呼設定メッセージ(SETUP)M204を上記遠
隔保守端末装置(TE0)30に対して送出すると共に、端
末装置20に対して、上記接続要求を受け付けたことを示
す、呼設定受付メッセージ(CALLPROC)M206を送出す
る。
尚、ここで送出される呼設定メッセージ(SETUP)M20
2、M204は、第3図(b)に示されるフォーマットにお
ける「サブアドレス及び返送データ」の領域に、故障診
断テストの結果を送出する端末装置(例えば端末装置
(TE1)22)のサブアドレスと、故障診断テストの結果
に関するデータとを挿入したものである。
即ち、端末装置20に関する故障診断テスト結果の、遠
隔保守端末装置(TE0)30への送出は、上記呼設定メッ
セージ(SETUP)M202、M204の「発サブアドレス情報要
素」の領域領域を用いて行われることとなる。
そして、上記ディジタルデータ交換網10からの呼設定
メッセージ(SETUP)M204の受信に基づいて、遠隔保守
端末装置(TE0)30は端末装置20からの故障診断テスト
結果の受信処理を行うと共に、ディジタルデータ交換網
10に対して解放完了メッセージ(RELCOMP)M208を送出
する。
この解放完了メッセージ(RELCOMP)M208を受信した
ディジタルデータ交換網10は端末装置20に対して、遠隔
保守端末装置(TE0)30に対する接続要求の終了を示
す、切断メッセージ(DISC)M210を送出し、この切断メ
ッセージ(DISC)M210を受信した端末装置20は、ディジ
タルデータ交換網10に対して解放メッセージ(REL)M21
2を送出する。
更に、この解放メッセージ(REL)M212を受信したデ
ィジタルデータ交換網10は、端末装置20に対して解放完
了メッセージ(RELCOMP)M214を送出する。これによ
り、端末装置20は、初期状態に復帰する。
このように、遠隔保守端末装置(TE0)30は、各ユー
ザにおいて使用されている全ての端末装置20において各
々定期的に実施される故障診断テスト結果を、これら各
端末装置20から収集することができ、よって、各ユーザ
毎に、そのユーザにおいて使用されている全ての端末装
置20の故障診断テスト結果を収集し、管理することがで
きる。
以上で、端末装置20において定期的に実施される故障
診断テストの結果を、遠隔保守端末装置(TE0)30が端
末装置20から収集する場合の制御シーケンスに関する説
明を終了する。
3−(2).保守情報要求 ここまでは、遠隔保守端末装置(TE0)30が各端末装
置20から故障診断テストの結果を収集する場合について
示したが、遠隔保守端末装置(TE0)30が各端末装置20
から保守情報を収集する場合にも、上記第4図に示した
制御シーケンスと同じシーケンスの制御が行われる。
ただし、遠隔保守端末装置(TE0)30による保守情報
の収集の場合には、第4図における呼設定メッセージ
(SETUP)M102、M104が、その「サブアドレス及び指示
データ」の領域に、保守情報を要求する対象の端末装置
(例えば端末装置(TE1)22)のサブアドレスと、保守
情報の返送を要求するデータとを挿入したものとなる。
また、第4図における呼設定メッセージ(SETUP)M11
6,M118が、その「サブアドレス及び返送データ」の領域
に、保守情報の返送を行う端末装置(例えば端末装置
(TE1)22)のサブアドレスと、保守情報に関するデー
タとを挿入したものとなる。
そして端末装置20は、ディジタルデータ交換網10から
の呼設定メッセージ(SETUP)M104の受信に基づいて、
自端末装置20にて収集している品質管理データ等の保守
情報を、呼設定メッセージ(SETUP)M116によってディ
ジタルデータ交換網10に送出する。
すると、この呼設定メッセージ(SETUP)M116を受信
したディジタルデータ交換網10が、上記M116と同一内容
の呼設定メッセージ(SETUP)M118を上記遠隔保守端末
装置(TE0)30に送出し、これにより、上記端末装置20
における保守情報が遠隔保守端末装置(TE0)30に収集
される。
即ち、遠隔保守端末装置(TE0)30から端末装置20に
対する保守情報の要求の送出は、上記呼設定メッセージ
(SETUP)M102、M104の「着サブアドレス情報要素」の
領域を用いて行われることとなり、一方、端末装置20か
ら遠隔保守端末装置(TE0)30に対する、各端末装置20
の保守情報の送出は、上記呼設定メッセージ(SETUP)M
116、M118の「発サブアドレス情報要素」の領域領域を
用いて行われることとなる。
そして、第4図におけるM120乃至M128のメッセージの
伝送が、ディジタルデータ交換網10と遠隔保守端末装置
(TE0)30との間で行われることにより、端末装置20は
初期状態に復帰する。
このように、遠隔保守端末装置(TE0)30は、任意に
指定した相手先の各端末装置20の保守情報を要求してこ
れを収集することができ、よって、各ユーザ毎に、その
ユーザにおいて使用されている全ての端末装置20の保守
情報を収集し、管理することができる。
3−(3).制御情報設定要求 例えば、各端末装置に対して設定された属性を変更す
る等の制御情報の設定要求を、遠隔保守端末装置(TE
0)30から端末装置20に対して行う場合は、上記第4図
に示した制御シーケンスにおける、M102乃至M114の制御
が行われる。
ただし、遠隔保守端末装置(TE0)30から端末装置20
への制御情報の伝送の場合には、呼設定メッセージ(SE
TUP)M102、M104が、その「サブアドレス及び指示デー
タ」の領域に、制御情報の設定を要求する対象の端末装
置(例えば端末装置(TE1)22)のサブアドレスと、設
定を要求する制御情報のデータとを挿入したものとな
る。
そして端末装置20は、ディジタルデータ交換網10から
の呼設定メッセージ(SETUP)M104の受信に基づいて、
自端末装置20における属性の変更等に関する制御情報の
設定を行う。
即ち、遠隔保守端末装置(TE0)30から端末装置20に
対する制御情報の設定要求の送出は、上記呼設定メッセ
ージ(SETUP)M102、M104の「着サブアドレス情報要
素」の領域を用いて行われることとなる。
そして、第4図におけるM110乃至M114のメッセージの
伝送が、ディジタルデータ交換網10と遠隔保守端末装置
(TE0)30との間で行われることにより、端末装置20は
初期状態に復帰する。
このように、遠隔保守端末装置(TE0)30は、任意に
指定した相手先の各端末装置20に対する制御情報の設定
を要求することができ、これに呼応して上記端末装置20
は、その属性の変更等に関する、上記設定を要求された
制御情報の設定を行うことができる。
以上で、本発明の各実施例の説明を終わる。
尚、以上に示した実施例のディジタルデータ交換シス
テムにおいては、ディジタルデータ交換網10に加入者線
12、14を介して2台の網終端装置(NT)16、18が接続さ
れた構成とし、また、一方の網終端装置16に2台の端末
装置(TE1、TE2)22、24が接続された構成としている
が、本発明が適用可能なはその種のものに限定されな
い。
即ち、例えばディジタルデータ交換網10には、更に多
数の網終端装置が接続され、網終端装置16には更に多数
の端末装置20が接続される構成とした構内自動交換機網
を始めとする、様々なディジタルデータ交換システム
に、本発明を適用することができる。
《発明の効果》 以上の説明からも明らかなように、本発明によれば、
ディジタルデータ交換網と、各ユーザ内に配設されて上
記ディジタルデータ交換網に接続される複数の端末装置
とからなり、これら複数の端末装置を用いて各端末装置
相互間の情報伝送を行うディジタルデータ交換システム
であって、 上記複数の端末装置のうち少なくとも1台を、その他
の端末装置に対する呼設定メッセージの着サブアドレス
情報要素内に、その呼設定メッセージの相手先の端末装
置に対する保守制御情報を挿入して送出する手段を備え
る構成とすると共に、 上記その他の端末装置を、上記遠隔保守端末装置に対
する呼設定メッセージの発サブアドレス情報要素内に、
上記保守制御情報に呼応して遠隔保守端末装置へ返送さ
れる自端末装置の保守結果情報を挿入して送出する手段
を備える構成としたため、各ユーザにおいて使用されて
いる複数の端末装置内に設定された、遠隔保守端末制御
機能を備える端末装置が、そのユーザが使用している他
の端末装置に対する保守制御を遠隔的に行い、且つ、そ
れら他の端末装置に関する保守結果情報を収集するよう
になる。
従って、各ユーザが使用している端末装置の保守制御
を、そのユーザ毎に各自で行うことができるようにな
り、よって、各ユーザが使用している全ての端末装置を
そのユーザ各自において集中管理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による、端末遠隔保守制御
機能を備えたディジタルデータ交換システムの概略を示
す模式的構成図、 第2図は、本発明の一実施例による、端末遠隔保守制御
機能を備えたディジタルデータ交換システムの、具体的
な一例を示す模式的構成図、 第3図(a)は、第2図の遠隔保守端末装置から送出さ
れる、レイヤ3による呼設定メッセージ(SETUP)のフ
ォーマット構成図、 第3図(b)は、第2図の端末装置20から送出される、
レイヤ3による呼設定メッセージ(SETUP)のフォーマ
ット構成図、 第4図は、各端末装置の障害発生時において、遠隔保守
端末装置が各端末装置の故障診断テスト結果を収集する
場合の制御シーケンス図、 第5図は、端末装置において定期的に実施される故障診
断テストの結果を、遠隔保守端末装置が収集する場合の
制御シーケンス図である。 10……ディジタルデータ交換網、20(22、24)……端末
装置(TE1、TE2)、30……遠隔保守端末装置(TE0)、S
ETUP……呼設定メッセージ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルデータ交換網と、各ユーザ内に
    配設されて上記ディジタルデータ交換網に接続される複
    数の端末装置とからなり、それら複数の端末装置を用い
    て各端末装置相互間の情報伝送を行うディジタルデータ
    交換システムであって、 上記複数の端末装置のうち少なくとも1つを、その他の
    端末装置に対する呼設定メッセージの着サブアドレス情
    報要素内に、その呼設定メッセージの相手先の端末装置
    に対する保守制御情報を挿入して送出する手段を備えた
    遠隔保守端末装置とすると共に、 上記その他の端末装置に、上記遠隔保守端末装置に対す
    る呼設定メッセージの発サブアドレス情報要素内に、上
    記保守制御情報に呼応して上記遠隔保守端末装置へ返送
    される自端末装置の保守結果情報を挿入して送出する手
    段を備える、 ことを特徴とする、端末遠隔保守制御機能を備えたディ
    ジタルデータ交換システム。
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