JP2649457B2 - 制電性易接着性ポリエステルフィルム及びその製造方法 - Google Patents

制電性易接着性ポリエステルフィルム及びその製造方法

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JP2649457B2
JP2649457B2 JP4143591A JP14359192A JP2649457B2 JP 2649457 B2 JP2649457 B2 JP 2649457B2 JP 4143591 A JP4143591 A JP 4143591A JP 14359192 A JP14359192 A JP 14359192A JP 2649457 B2 JP2649457 B2 JP 2649457B2
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幸夫 海老澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明性、帯電防止性に特
に優れた制電性易接着性ポリエステルフィルム及びその
製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ポリエステルフィルムに代表される二軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは透明性、寸
法安定性、機械特性、電気特性、耐薬品性などに優れて
いるという特徴を有する為、磁気記録材料、電気絶縁材
料、写真感光材料などの基材フィルムとして多方面で使
用されている。しかし、写真感光材料基材として使用す
る場合には基材そのものが電気絶縁体である為、静電に
よる電荷の蓄積が著しく、写真性能上問題であった。そ
のため従来からポリエステルフィルム表面に種々の方法
で帯電防止性を付与していた。例えば金属粉、酸化スズ
−アンチモン系導電剤、アニオン性界面活性剤、ポリス
チレンスルホン酸、アクリル系共重合体とスルホン化ポ
リスチレンなどを練り込んだり、塗剤中に配合して塗布
したりする方法等がとられていた。
【0003】また、特開昭 64-9242号又は特開平1-2871
42号には帯電防止剤としてポリスチレンスルホン酸を用
い、延伸工程を加圧水中、あるいは加圧スチーム存在下
で行なうことによって透明性、帯電防止性を得る技術が
開示されている。しかしこの方法によると作業上危険を
ともない工程管理も複雑で実用上好ましくなかった。従
って通常の延伸工程によって、透明性、帯電防止性に優
れたフィルムを得ることができる技術が望まれていた。
【0004】また、スルホン化ポリスチレン及び/又は
その塩を有するポリマーとアクリル系共重合体からなる
ポリマーをポリエステルフィルム上に塗布して、表層に
スルホン酸基を有するポリエステルフィルムを得る技術
が知られているが、透明性、帯電防止性の点でまだ不十
分であった。
【0005】また、ポリスチレンスルホン酸又はその塩
を練り込んだものは、ポリエステルとの親和性が悪いた
め延伸により界面が剥離し透明性が低下し、塗布した場
合には延伸によって塗膜に亀裂が発生し、透明性や帯電
防止性が低下するという問題があった。
【0006】金属粉や酸化スズ−アンチモン系導電剤を
用いた場合には帯電防止効果は優れるものの透明性が不
十分であった。またアニオン性界面活性剤などの帯電防
止剤を練り込んだり、塗剤中に配合して塗布した場合に
は、帯電防止剤が表面や界面にブリードアウトして経時
によってマイグレーションを起こし、表面に曇りが生
じ、透明性を低下させたり、基材フィルムとの密着性や
各種バインダーとの接着性を低下させたりするなどの欠
点があった。更に高温で熱処理した場合には、経時によ
って帯電防止性を損うなどの欠点もあった。
【0007】
【発明が解決すべき課題】本発明は、上記問題点を克服
すべくなされたものであり、本発明の目的は、透明性、
帯電防止性、易接着性に優れた二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも、
水溶性もしくは水分散性ポリエステル共重合体(A)、
下記一般式[I]で示される化合物を有する導電性ポリ
マー(B)、およびポリグリセリン(C)からなること
を特徴とする組成物によって達成される。
【0009】
【化2】 [式中MはH+ またはNH4 +を表わす。]
【0010】また本発明の目的はポリエステルフィルム
の少なくとも片面に、上記組成物を含有する層を少なく
とも1層有することを特徴とする制電性易接着性ポリエ
ステルフィルムによって達成される。
【0011】また本発明の目的は配向結晶が完了する前
のポリエステルフィルムの片面に上記組成物を含有する
層を少なくとも1層積層した後更に少なくとも一軸延伸
して配向結晶化を完了させて形成することを特徴とする
制電性易接着性ポリエステルフィルムの製造方法によっ
て達成される。
【0012】本発明に用いられる水溶性もしくは水分散
性ポリエステル共重合体(A)は、例えば混合ジカルボ
ン酸成分とグリコール成分との縮重合反応により得られ
る。
【0013】上記混合ジカルボン酸成分とは、スルホン
酸塩を有するジカルボン酸成分(スルホン酸塩を有する
ジカルボン酸及び/又はそのエステル形成性誘導体)を
水溶性ポリエステル共重合体中の全ジカルボン酸成分に
対して5〜15モル%含有するジカルボン酸成分である。
【0014】本発明に用いられるスルホン酸塩を有する
ジカルボン酸及び/又はそのエステル形成性誘導体とし
てはスルホン酸アルカリ金属塩の基を有するものが特に
好ましく、例えば4−スルホイソフタル酸、5−スルホ
イソフタル酸、スルホテレフタル酸、4−スルホフタル
酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸、5
−[4−スルホフェノキシ]イソフタル酸等のアルカリ
金属塩又はそのエステル形成性誘導体が用いられるが、
5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩又はそのエステル
形成性誘導体が特に好ましい。これらのスルホン酸塩を
有するジカルボン酸及び/又はそのエステル形成性誘導
体は、水溶性及び耐水性の点から全ジカルボン酸成分に
対し6〜10モル%で用いられることが特に好ましい。
【0015】その他のジカルボン酸成分としては、芳香
族ジカルボン酸成分(芳香族ジカルボン酸及び/又はそ
のエステル形成性誘導体)、脂環族ジカルボン酸成分
(脂環族ジカルボン酸及び/又はそのエステル形成性誘
導体)、脂肪族ジカルボン酸成分(脂肪族ジカルボン酸
及び/又はそのエステル形成性誘導体)等が挙げられ
る。
【0016】芳香族ジカルボン酸成分としては、主とし
てテレフタル酸成分(テレフタル酸及び/又はそのエス
テル形成性誘導体)、イソフタル酸成分(イソフタル酸
及び/又はそのエステル形成性誘導体)等が挙げられ
る。
【0017】本発明においては、芳香族ジカルボン酸成
分が全ジカルボン酸成分に対して50〜80モル%の範囲で
使用されることが好ましく、更にはテレフタル酸成分と
イソフタル酸成分がモル比で30/70〜70/30の範囲で使
用されることが、ポリエステルフィルムへの塗布性及び
水に対する溶解性の点で特に好ましい。
【0018】具体的な芳香族ジカルボン酸成分としては
例えばフタル酸、2,5−ジメチルテレフタル酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカ
ルボン酸、ビフェニルジカルボン酸等の芳香族ジカルボ
ン酸又はこれらのエステル形成性誘導体が挙げられる。
【0019】脂環族ジカルボン酸及び/又はそのエステ
ル形成性誘導体としては、1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロペン
タンジカルボン酸、4,4′−ビシクロヘキシルジカル
ボン酸等、又はこれらのエステル形成性誘導体が用いら
れるが、これらは樹脂の水溶液粘度の点から全ジカルボ
ン酸成分に対し10モル%以上使用することが好ましく、
少なすぎると上記粘度が高くなり塗布性において問題を
生ずることがある。
【0020】また本発明においては直鎖状脂肪族ジカル
ボン酸及び/又はそのエステル形成性誘導体を全ジカル
ボン酸成分の15モル%以下の範囲内で用いてもよい。こ
のようなジカルボン酸成分としては例えばアジピン酸、
ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸等
の脂肪族ジカルボン酸又はこれらのエステル形成性誘導
体が挙げられる。上記直鎖状脂肪族ジカルボン酸成分が
多すぎるとブロッキングし易くなるだけではなく、接着
についても耐水性の劣るものとなる。
【0021】本発明においてはポリエステル共重合体の
機械的性質及びポリエステルフィルムとの接着性の点か
らエチレングリコールを全グリコール成分に対して50モ
ル%以上使用することが好ましい。本発明に用いられる
グリコール成分としてはエチレングリコール以外に1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール
等を併用してもよい。
【0022】尚、本発明に用いられる水溶性ポリエステ
ル共重合体の固有粘度は0.25〜0.55dl/gの範囲内のも
のが好ましい。特に好ましい固有粘度の範囲は0.3〜0.5
dl/gのものである。
【0023】本発明に用いられる前記一般式[I]で表
わされる化合物を有する導電性ポリマー(B)の代表的
なものとしては、下記一般式[II]で表わされるポリマ
ー、あるいは他の単量体と共重合したポリマー等が挙げ
られる。
【0024】
【化3】 (式中nは整数を表わし、MはH+ 又はNH4 +を表わ
す。)
【0025】この共重合可能な他の単量体としては、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メ
チルスチレンなどの芳香族化合物;アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリル
などのアクリル酸或いはメタクリル酸のアルキルエステ
ル類;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸などのモノもしくはジカル
ボン酸又はジカルボン酸の無水物;ブタジエン、イソプ
レン、2−クロル−1,3−ブタジエン、1−クロル−
1,3−ブタジエンなどの脂肪族共役ジエン;アクリロ
ニトリル、メタアクリロニトリルなどのビニルシアン化
合物;塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルメチルエチ
ルケトン、ビニルメチルエーテル、酢酸ビニル、ギ酸ビ
ニル、アリルアセテート、メタアリルアセテート、アク
リルアミド、メタアクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、アクリル酸グリシジル、メタアクリル酸グ
リシジル、アクロレイン、アリルアルコールなどが使用
される。
【0026】本発明においては透明性、易接着性の点か
ら上記共重合可能な単量体を10〜50重量%含有すること
が好ましい。本発明に用いられる導電性ポリマーの数平
均分子量は特に限定されないが、二軸延伸後の塗膜の透
明性、易接着性の点からは1,000 〜1,000,000 の範囲で
あることが好ましく、更には5,000 〜100,000 の範囲で
あることが好ましい。
【0027】前記一般式[I]中のスルホン酸の対イオ
ンとしては、H+ ,NH4 +などを用いるのが帯電防止性
の点で好ましい。
【0028】本発明の組成物には架橋剤を加えてもよ
い。本発明に用いられる架橋剤としては、エポキシ化合
物、アジリジン化合物、ブロックイソシアネート化合
物、ブロックメチロール化合物等があげられるが、本発
明においては官能基を2個以上有するエポキシ化合物、
ブロックイソシアネート化合物、アジリジン化合物が好
ましい。また前記架橋剤は混合使用してもよい。
【0029】本発明に用いられる代表的なエポキシ化合
物の具体例を以下に挙げるが本発明はこれらにより限定
されるものではない。 C−1 ソルビトールポリグリシジルエーテル C−2 ソルビタンポリグリシジルエーテル C−3 ポリグリセロールポリグリシジルエーテル C−4 ジグリセロールポリグリシジルエーテル C−5 グリセロールポリグリシジルエーテル C−6 エチレングリコールジグリシジルエーテル C−7 ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル C−8 プロピレングリコールジグリシジルエーテル C−9 ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル 市販品としてはデナコール・シリーズ(ナガセ化成工業
株式会社製)があり、デナコールEX−614B、EX−6
51A、EX−512、EX−521、EX−421、EX−313、
EX−830、EX−841、EX−861、EX−911、EX−
920等を挙げることができる。
【0030】本発明においてはエポキシ化合物を2種以
上併用してもよい。
【0031】本発明に用いられるブロックイソシアネー
ト化合物としては、2官能以上のものが好ましく、市販
品としてはエラストロンシリーズ(第一工業製薬株式会
社製)があり、商品名エラストロンH−3、E−37、C
−9、F−29、H−38、W−11、MF−25、BN−08、
BN−11等を挙げることができるが本発明はこれに限定
されるものではない。本発明においてはブロックイソシ
アネート化合物を2種以上併用してもよい。また反応を
促進させるために反応促進性触媒を用いることもでき
る。用いられる触媒としては例えば商品名エラストロン
キャタリスト64(第一工業製薬株式会社製)等があげら
れるが本発明はこれに限定されるものではない。
【0032】本発明に用いられるアジリジン化合物とし
ては、2官能以上のものが好ましく、特に分子量1000以
下の2官能又は3官能のものが好ましい。
【0033】代表的なアジリジン化合物の具体例を以下
に挙げるが本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】
【化4】 本発明においてはアジリジン化合物を2種以上併用して
もよい。
【0035】本発明の組成物は、前記水溶性もしくは水
分散性ポリエステル共重合体(A)、本発明の導電性ポ
リマー(B)、架橋剤(D)をポリエステル共重合体
(A):導電性ポリマー(B):架橋剤(D)=90〜30
重量%:10〜50重量%:0〜20重量%の割合で含有する
ことが好ましい。
【0036】本発明に用いられるポリグリセリン(C)
は下記一般式[III]で示される化合物であることが好
ましい。
【0037】
【化5】 式中nは2以上20以下の整数である。
【0038】本発明においてポリグリセリン(C)の使
用量は、前記ポリエステル共重合体(A):導電性ポリ
マー(B):架橋剤(D)=70〜20重量%:30〜70重量
%:0〜20重量%の割合で調整した塗布液中の全固型分
に対し0.01〜50重量%であることが好ましく、更に好ま
しくは5〜40重量%である。本発明の如くポリグリセリ
ンを塗布剤中に含有させることにより、塗布液の凝集又
はゲル化をおこさせず安定に保つことができるのであ
る。
【0039】本発明の組成物には本発明の効果を損なわ
ない範囲内で、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面
活性剤、脂肪族ポリヒドロキシ化合物、スルホン化、カ
ルボキシル化、リン酸化、スルホアルキレン化、又はカ
ルボキシルアルキレン化、アルキルリン酸化したもの及
びその塩からなる天然水溶性ポリマー等を添加してもよ
く、またこれらを併用使用してもよい。上記化合物の添
加量はポリエステル共重合体(A):導電性ポリマー
(B):架橋剤(D)=70〜20重量%:30〜70重量%:
0〜20重量%の割合で調整した塗布液中の全固形分に対
し0〜20重量%の範囲であることが望ましい。
【0040】本発明の制電性易接着性ポリエステルフィ
ルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に
本発明の組成物を含有する層(以下「本発明の下引層」
という)を少なくとも一層有する。
【0041】本発明に用いられるポリエステルフィルム
としては、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
ブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタ
レートフィルム等が挙げられるが、これらの中では特に
ポリエチレンフタレートフィルムが好ましい。
【0042】前記本発明の下引層に用いられる下引層用
塗布液(以下「本発明の下引層用塗布液」という。)に
は、マット剤等を添加してもよく、更には本発明に係る
ポリエステル共重合体等以外の水溶性または水分散性ポ
リマーを、本発明の効果を損なわない範囲内で添加して
もよい。
【0043】ポリエステルフィルムへの本発明の下引層
用塗布液の塗布には、通常の塗布工程、すなわち配向結
晶化が完了したポリエステルフィルムに該フィルムの製
造工程と切離して別工程で下引層用塗布液を塗布する方
法もある。又、ポリエステルフィルム製造工程内で下引
層用塗布液の塗布を行なう方法も好ましい。特にフィル
ム製造工程中で配向結晶化完了前の上記ポリエステルフ
ィルムの少なくとも一方の面に、本発明の下引層用塗布
液を塗布し、乾燥した後、少なくとも一方向に延伸、熱
固定し、冷却して配向結晶化を完了させて得ることが好
ましく、一例としてダイからフィルム状に溶融押出した
ポリエステル樹脂を冷却ドラム上で冷却して得られた未
延伸フィルムを予熱後タテ延伸した後本発明の下引層用
塗布液を塗布し、乾燥後更に予熱してヨコ延伸した後熱
固定し冷却するような方法が行なわれる。また本発明の
下引層用塗布液を塗布する前にポリエステルフィルムに
対してコロナ放電、グロー放電等の表面処理を行なって
もよい。
【0044】本発明において、配向結晶化が完了前のポ
リエステルフィルムとは、ポリエステルポリマーを熱溶
融してそのままフィルム状になした未延伸フィルム、ま
たはこの未延伸フィルムをタテ、ヨコ何れか一方向に延
伸した一軸延伸フィルム、さらにはタテ、ヨコ二軸に延
伸したフィルムであって、タテ、ヨコ何れか一方向に再
延伸し配向結晶化を完了させる前の二軸延伸フィルム等
を指す。上記タテ延伸、ヨコ延伸はいずれも通常2.0〜
5.0倍の倍率で行なわれる。
【0045】また本発明の下引層用塗布液の濃度は通常
15重量%以下であり、好ましくは10重量%以下である。
塗布量はフィルム1m2当り塗布液重量で1〜20g、さら
に5〜15gが好ましい。
【0046】塗布方法としては公知の種々の方法が適用
できる。例えばロールコート法、グラビアロール法、ス
プレーコート法、エアーナイフコート法、バーコート
法、含浸法及びカーテンコート法などを単独もしくは組
合せて適用することができる。
【0047】上記のように塗布された配向結晶化完了前
のポリエステルフィルムは、乾燥後、延伸、熱固定等の
工程に導かれる。ポリエステルフィルム上に下引層用塗
布液を塗布した本発明の被覆ポリエステルフィルムはポ
リビニルアルコール、ゼラチン等の親水性コロイドに対
する良好な接着性かつ耐水性を示す。
【0048】本発明の制電性易接着性ポリエステルフィ
ルムには、その上に少なくとも一層の親水性コロイド層
を設け、各種フィルムを製造することができる。例え
ば、本発明の制電性易接着性ポリエステルフィルム上の
少なくとも一方の面に少なくとも一層のハロゲン化銀写
真乳剤層を設けて写真感光材料をつくることができる。
【0049】上記親水性コロイド層に用いられる親水性
コロイドとしては、例えばゼラチン、アルブミン、カゼ
イン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、セルロース硫酸エステル類等の
如きセルロース誘導体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体
などの糖誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルア
ルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル
アミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾー
ル等の単一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高
分子物質を用いることができるが、ゼラチンを用いるこ
とが好ましい。ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほ
か酸処理ゼラチンやブル・ソサイエティ・サイエンス・
フォトグラフィー・ジャパン(Bull.Soc.Sci.Phot.
Japan),No.16,30頁(1966)に記載されたような酸
素処理ゼラチンを用いても良く、又ゼラチンの加水分解
物や酵素分解物も用いることもでき、更にはゼラチン誘
導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマーも用
いることができる。
【0050】本発明の制電性易接着性ポリエステルフィ
ルム支持体を用いて写真感光材料をつくる際のハロゲン
化銀乳剤層に用いられるハロゲン化銀乳剤としては、通
常の種々のハロゲン化銀乳剤を任意に用いることができ
る。該乳剤は、常法により化学増感することができ、増
感色素を用いて、所望の波長域に光学的に増感すること
ができる。
【0051】また、上記ハロゲン化銀乳剤には、カブリ
防止剤、安定剤、硬膜剤等を加えることができる。該乳
剤のバインダーとしては、前記の如き親水性コロイドを
用いることが、本発明においては特にゼラチンを用いる
ことが有利である。
【0052】ハロゲン化銀乳剤層、その他の親水性コロ
イド層は、硬膜剤を用いて膜強度を高めることができる
がこのような硬膜剤としてはアルデヒド系、アジリジン
系、イソオキサゾール系、エポキシ系、ビニルスルホン
系、アクリロイル系、カルボジイミド系、トリアジン
系、高分子型、その他マレイミド系、アセチレン系、メ
タンスルホン酸エステル系の各硬膜剤を単独もしくは組
み合せて使用することができる。又、可塑剤、水不溶性
又は難溶性合成ポリマーの分散物(ラテックス)、カプ
ラー、塗布助剤、帯電防止剤、更にはホルマリンスカベ
ンジャー、蛍光増白剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、
界面活性剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤
や漂白促進剤等を含有させることもできる。
【0053】写真感光材料は、上記ハロゲン化銀乳剤層
以外の親水性コロイド層として、保護層、フィルター
層、バックコーティング層、ハレーション防止層、イラ
ジエーション防止層、中間層等の補助層等を設けること
ができる。
【0054】本発明の制電性易接着性ポリエステルフィ
ルムは写真感光材料の支持体に限定されることなく、I
C用包装材料、磁気記録用ベース、各種製版用途、トレ
ーシングフィルム、電子写真用フィルム、オーバーヘッ
ドプロジェクター用フィルム及びオフセット印刷用イン
キ、紫外線硬化型インキ、セロハンインキなどの易接着
用ベースフィルムなどに特に好適に用いられる。
【0055】
【実施例】以下実施例を用いてさらに詳しく説明する
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0056】実施例1 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートをTダイか
ら 280℃でフィルム状に溶融押出して、静電印加させ、
約30℃の冷却ドラム上で急冷して未延伸フィルム(厚さ
1000μm)を得る。これを75℃に予熱し、タテ方向に3
倍延伸後、コロナ放電処理を行なった。次いで表面処理
を施したフィルム上に以下に示す下引層用塗布液をワイ
ヤーバーコーターにて二軸延伸後の塗布厚みが 0.3μm
になるように塗布した後、 100℃でヨコ方向に3倍延伸
し、 220℃で熱処理を行って二軸延伸済ポリエステルフ
ィルムを得た。
【0057】(下引層用塗布液)下記ポリエステル共重
合体(A)を95℃の熱水中で3時間攪拌し15重量%のポ
リエステル共重合体水溶液としたものと、下記導電性ポ
リマー(B)を重量比率で(A)/(B)=65/35と
し、固型分を10重量%に調整した。これに下記ポリグリ
セリン(C)を全固型分重量に対し1重量部添加して下
引層用塗布液とした。
【0058】ポリエステル共重合体(A):テレフタル
酸ジメチル/イソフタル酸ジメチル/スルホイソフタル
酸ジメチル/1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 //
エチレングリコール/(40/33/7/20 // 100)モル
%からなる組成物の固有粘度0.34dl/gである該ポリエ
ステル
【0059】
【化6】
【0060】得られた二軸延伸済ポリエステルフィルム
について以下に示す評価方法に従って評価を行なった。
その結果を表1に示す。
【0061】評価方法 [塗布液の安定性]下引層用塗布液の状態を目で観察
し、その安定度合を下記に示す基準に従い3段階評価を
行なった。 評価基準 1.凝集沈降した 2.ゲル化した 3.安定であった
【0062】[接着性]下引層用塗布液を塗布した後、
塗布層上面にカミソリを用いて水平面から45°の角度で
傷をいれ、23℃,60%RHの空調室にて調湿した。調湿
後、傷部分にセロハンテープを貼りよく圧着させた後、
セロハンテープを急激に引き剥がした。剥離した塗布層
の剥離面積を調べ下記に示す評価基準に従い5段階評価
を行なった。 評価基準 1.剥離面積100%以上 2.剥離面積50%以上100%未満 3.剥離面積10%以上50%未満 4.剥離面積5%以上10%未満 5.剥離面積5%未満
【0063】[透明性]TURBIDI METER
MODEL T−2600DA濁度計(東京電色(株)製)
を用いて、濁度(%)を求めた。
【0064】[塗膜の亀裂の有無]二軸延伸ポリエステ
ルフィルムの塗布層面にメチレンブルーにて染色したの
ち、光学顕微鏡で塗布層面の亀裂の状態を観察し下記評
価基準に従い評価を行なった。 評価基準 1.亀裂の全くないもの 2.微細な亀裂のあるもの 3.粗大な亀裂のあるもの
【0065】[表面比抵抗]MODEL−VE−30(川
口電機工業(株)製)を用いて、印加電圧 100V,23
℃,30%RHの条件下で表面比抵抗値(Ω)を測定し
た。
【0066】実施例2,3 実施例1において、ポリエステル共重合体(A)、導電
性ポリマー(B)およびポリグリセリン(C)の配合量
を表1に示すように代え、かつ架橋剤としてデナコール
EX−521(ナガセ化成工業(株)製)を表1に示す量
だけ使用した以外は同様にして二軸延伸済ポリエステル
フィルムを得た。
【0067】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0068】実施例4 実施例2において、ポリグリセリン(C)を下記に示す
ポリグリセリンに変更し、導電性ポリマーのカチオン種
をH+ からNH4 +に変更し、かつポリエステル共重合体
(A)、導電性ポリマー(B)、ポリグリセリン(C)
および架橋剤の配合量を表1に示すように変更した以外
は同様にして二軸延伸済ポリエステルフィルムを得た。
【0069】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0070】
【化7】
【0071】実施例5,6 実施例2において、導電性ポリマーのカチオン種がNH
4 +であり、導電性ポリマーの数平均分子量が70,000(実
施例5)又は 5,000(実施例6)のものにそれぞれ変更
し、かつポリエステル共重合体(A)、導電性ポリマー
(B)、ポリグリセリン(C)および架橋剤の配合量を
表1に示すように代えた以外は同様にして二軸延伸済ポ
リエステルフィルムを得た。
【0072】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0073】実施例7〜10 実施例2において、ポリエステル共重合体(A)、導電
性ポリマー(B)、ポリグリセリン(C)および架橋剤
の配合量を表1に示すように代えた以外は同様にして二
軸延伸済ポリエステルフィルムを得た。
【0074】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0075】実施例11 実施例2において、導電性ポリマー(B)を下記に示す
導電性ポリマー(B)に変更し、かつポリエステル共重
合体(A)、導電性ポリマー(B)、ポリグリセリン
(C)および架橋剤の配合量を表1に示すように変更し
た以外は同様にして二軸延伸済ポリエステルフィルムを
得た。
【0076】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0077】
【化8】
【0078】実施例12 実施例2において、架橋剤を下記に示す架橋剤に変更
し、かつポリエステル共重合体(A)、導電性ポリマー
(B)、ポリグリセリン(C)および架橋剤の配合量を
表1に示すように変更した以外は同様にして二軸延伸済
ポリエステルフィルムを得た。
【0079】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0080】
【化9】
【0081】実施例13 実施例2において、下引層用塗布液を配向結晶化が完了
した二軸延伸済みのフィルムに塗布し、かつポリエステ
ル共重合体(A)、導電性ポリマー(B)、ポリグリセ
リン(C)および架橋剤の配合量を表1に示すように変
更した以外は同様にしてポリエステルフィルムを得た。
【0082】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0083】実施例14 実施例2において、ポリエステル共重合体(A)、導電
性ポリマー(B)、架橋剤(D)およびポリグリセリン
(C)の配合量を表1に示すようにかえ、かつ界面活性
剤を表1に示す量だけ使用した以外は同様にして二軸延
伸済ポリエステルフィルムを得た。
【0084】比較例1,2 実施例5において、ポリグリセリン(C)を使用せず、
かつポリエステル共重合体(A)、導電性ポリマー
(B)および架橋剤の配合量を表1に示すように変更し
た以外は同様にしてポリエステルフィルムを得た。
【0085】得られたポリエステルフィルムについて実
施例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示
す。
【0086】
【表1】 注) 表1中ポリグリセリン(C)、界面活性剤の配合
量は、ポリエステル共重合体(A)、導電性ポリマー
(B)および架橋剤(D)からなる水溶液の全固形分重
量に対する重量%で示してある。
【0087】表1から明らかなように、実施例1〜13は
すべての評価について満足のいく値が得られることがわ
かった。
【0088】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
り透明性、帯電防止性、易接着性に優れた二軸延伸ポリ
エステルフィルムを提供することができた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25:02) B29K 67:00 (72)発明者 中島 彰久 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 和田 良裕 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 立花 範幾 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 小澤 良道 山口県防府市鐘紡町4番1号 鐘紡株式 会社内 (72)発明者 川本 均 山口県防府市鐘紡町4番1号 鐘紡株式 会社内 (72)発明者 内藤 寛 山口県防府市鐘紡町4番1号 鐘紡株式 会社内 (72)発明者 毛利 誠 大阪府大阪市都島区友渕町1丁目6番7 −102 (72)発明者 海老澤 幸夫 大阪府豊中市上野東1丁目3番27の204 号 (56)参考文献 特開 平4−4142(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、水溶性もしくは水分散性ポ
    リエステル共重合体(A)、下記一般式[I]で示され
    る化合物を有する導電性ポリマー(B)、およびポリグ
    リセリン(C)からなることを特徴とする組成物。 【化1】 [式中MはH+ またはNH4 +を表わす。]
  2. 【請求項2】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
    に、請求項1記載の組成物を含有する層を少なくとも1
    層有することを特徴とする制電性易接着性ポリエステル
    フィルム。
  3. 【請求項3】 配向結晶が完了する前のポリエステルフ
    ィルムの片面に請求項1記載の組成物を含有する層を少
    なくとも1層積層した後更に少なくとも一軸延伸して配
    向結晶化を完了させて形成することを特徴とする制電性
    易接着性ポリエステルフィルムの製造方法。
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