JP2647701B2 - エピクロルヒドリンと二酸化炭素との共重合体 - Google Patents

エピクロルヒドリンと二酸化炭素との共重合体

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、分子量分布の狭い新規なエピクロルヒドリ
ンと二酸化炭素との共重合体に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 二酸化炭素を補捉し、エポキシドとの共重合反応を行
うことのできる触媒としては、ZnEt2−H2O系に代表され
る有機亜鉛−塩基系触媒、あるいは、テトラフェニルポ
ルフィリンアルミニウム錯体−四級塩混合系触媒などが
有効であることが知られている。いずれの触媒系によっ
ても二酸化炭素とエポキシドの完全交互共重合体が得ら
れることがわかっている。
しかしながら、工業的に有用なモノマーであるエピク
ロルヒドリンと二酸化炭素の共重合反応においては、上
記のいずれの触媒も有効でなく、特に後者の系において
は、環状カーボネートの生成がみられるのみでポリマー
を得ることはできない。
エピクロルヒドリンと二酸化炭素の共重合に関して
は、特公昭48−12077号公報にトリイソブチルアルミニ
ウム−イオウ系混合触媒を用いることが記載されてい
る。しかし、本触媒により得られるポリマーの分子量分
布は広く、又その触媒効率は低い。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、すでに特定のポルフィリンアルミニウ
ム錯体と活性水素化合物の混合系でエポキシドの重合を
行なうと、分子量分布の揃ったポリマーを触媒効率良く
合成出来ることを見出した(特開昭61−197631号)。
本発明者らは、この特定のポルフィリンアルミニウム
錯体を触媒として使用することにより、エピクロルヒド
リンと二酸化炭素の共重合体を分子量分布の揃った形で
触媒効率良く合成出来ることを見出し、本発明を完成さ
せるに到った。
即ち、本発明は、数平均分子量(n)と重量平均分
子量(w)とが 500≦n≦50,000 および w/n≦1.5 の関係にあるエピクロルヒドリンと二酸化炭素との共重
合体である。
本発明のエピクロルヒドリンと二酸化炭素との共重合
体は、エピクロルヒドリンと二酸化炭素との反応比率に
応じて、両者が1モル対1モルの割合で反応する場合次
の(1)式 で示される繰返し単位よりなるポリエピクロルヒドリン
カーボネートとなり、エピクロルヒドリンの反応比率が
大きい場合には、上記式(1)で示されるエピクロルヒ
ドリンと二酸化炭素の交互共重合により構成される繰り
返し単位と、次式(2) で示されるエピクロルヒドリンの単独重合に基づく繰り
返し単位とからなる共重合体が得られる(本明細書にお
いては、上記いずれの態様のエピクロルヒドリンと二酸
化炭素との共重合体も、単にポリエピクロルヒドリンカ
ーボネート或いはPEHCと呼ぶ)。この場合、上記式
(1)で示される繰り返し単位と、上記式(2)で示さ
れる繰り返し単位の配列はランダムである。このこと
は、後述する実施例1で得られた本発明のポリエピクロ
ルヒドリンカーボネートの示差走査熱分析(以下、単に
DSCと呼ぶ。)のチャート(第5図)に於いて、ガラス
転移点が1点しか存在しないことから理解される。ま
た、エピクロルヒドリンと二酸化炭素の反応比率が等し
い場合には、上記式(1)で示されるようにエピクロル
ヒドリンと二酸化炭素との完全な交互共重合体が得られ
る。
本発明のPEHCは、一般には、上記式(1)で示される
繰り返し単位を50モル%以上と、上記式(2)で示され
る繰り返し単位を50モル%以下含んでなる。また、上記
式(1)で示される繰り返し単位を60モル%以上、さら
には70モル%以上とし、上記式(2)で示される繰り返
し単位を40モル%以下、さらには30モル%以下含むPEHC
とすることもできる。上記式(1)で示される繰り返し
単位の割合が多いほど分解しやすくなるため、後述する
ドラッグ・デリバリーシステムの医薬品担体として好適
である。
従って、本発明は、数平均分子量(n)と重量平均
分子量(w)とが、 500≦n≦50,000 及び w/n≦1.5 の関係にあるエピクロルヒドリンと二酸化炭素との共重
合体であり、またエピクロルヒドリン単位と二酸化炭素
単位とが、1対1乃至2対1の割合で存在する共重合対
をも包含する。
本発明のPEHCを後述するドラッグ・デリバリー・シス
テムに於ける医薬品の担体として用いる場合には、成形
加工性がよいことや分子量依存性を明確にする必要があ
るなどの点から次式 1,000≦n≦20,000 w/n≦1.35 を共に満足することが好ましい。
本発明のPEHCは、一般に高分子の場合は白色粉体とし
て又低分子の場合は無色透明の粘稠な流動体として存在
し、クロロホルム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン
等の一般的有機溶媒に溶解するが、メタノール、水等に
は不溶である。
本発明のPEHCの構造は、赤外吸収スペクトル(以下、
単にIRと呼ぶ。)、13C−核磁気共鳴スペクトル(以
下、単に13C−NMRと呼ぶ。)及び元素分析によって確認
することができる。また、数平均分子量(n)及び重
量平均分子量(w)は、ゲルパーミエーション・クロ
マトグラフィー(以下、単にGPCと呼ぶ。)により求め
ることができる。
本発明のPEHCは、どのような方法で製造されても良い
が、一般には下記の方法が好適に採用される。
下記式(3)に示すポルフィリンアルミニウム錯体を
触媒とし、これと活性水素化合物の存在下にエピクロル
ヒドリンと二酸化炭素を重合させることにより製造する
ことができる。
上記式(3)で示されるポルフィリンアルミニウム錯
体は、下記式(4)で示されるポルフィリン化合物と有
機アルミニウム化合物を反応させることにより、得られ
る。
〔但し、R1〜R20は、上記式(3)と同様である。〕 上記式(4)で示されるポルフィリン化合物としては
テトラベンズポルフィリン、テトラナフトポルフィリ
ン、テトラフェニルテトラベンズポルフィリン、テトラ
フェニルテトラナフトポルフィリンなどが具体的に例示
される。
上記式(3)で示されるポルフィリンアルミニウム錯
体の原料である有機アルミニウム化合物としては、ジエ
チルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムブ
ロマイドのような炭素数4以下のアルキル基を有するジ
アルキルアルミニウムハライド類;トリメチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウムなどのような炭素数
4以下のアルキル基を有するトリアルキルアルミニウム
類;ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチル
アルミニウムハイドライドなどのような炭素数4以下の
アルキル基と水素原子を有するアルキルアルミニウムハ
イドライド類が有効に使用される。就中、ジアルキルア
ルミニウムハイドライド類が好ましい。
上記ポリフィリン化合物と有機アルミニウム化合物と
の反応条件は用いる原料や溶媒の種類によって異なるの
で、予め好適な条件を選定して実施すればよい。一般に
は、窒素、アルゴン等の不活性気体雰囲気下、溶媒の存
在下で0〜50℃の温度で数十分〜十時間、ポルフィリン
化合物にほぼ等モルの有機アルミニウム化合物を加えて
反応が行なわれる。
又、反応圧力は、一般には常圧で充分反応が進行する
が、必要に応じて加圧あるいは減圧にすればよい。
反応溶媒は、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化
水素類や塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素類が使用される。
このようにして得られたポルフィリンアルミニウム錯
体の前記式(3)に於けるXが水素原子又はアルキル基
である場合は、水酸基を含有する有機化合物や水と反応
させてXをアルコキシド基、フェノキシ基、水酸基に変
換した化合物をうることができ、このような化合物も触
媒として使用できる。本発明で好適に使用し得るポルフ
ィリンアルミニウム錯体としては、テトラベンズポルフ
ィリンアルミニウムクロリド錯体、テトラナフトポルフ
ィリンアルミニウムクロリド錯体、テトラフェニルテト
ラベンズポルフィリンアルミニウムクロリド錯体、テト
ラフェニルテトラナフトポルフィリンアルミニウムクロ
リド錯体等が挙げられる。
本発明のポルフィリンアルミニウム錯体と組み合わせ
て用いる活性水素化合物としては、例えば、水酸基又は
カルボン酸基を1分子中に1又は2個以上含むアルコー
ル類、フェノール類、カルボン酸類が有効に使用され
る。アルコール類としては、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノールなどの脂肪族アルコール類;
アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トなどの不飽和アルコール類;エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、トリプロピレングリコール、グ
リセリンなどの脂肪族多価アルコールが挙げられる。フ
ェノール類としてはフェノール、ビスフェノール、アリ
ルフェノールなどのフェノール類;レゾルシン、P−ジ
ヒドロキシベンゼン、2,4−トルエンジオールなどの多
価フェノールが挙げられる。カルボン酸類としては、酢
酸、アクリル酸、メタクリル酸などのカルボン酸類、ア
ジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、テレフ
タル酸などの多価カルボン酸が挙げられる。
活性水素化合物としては、上記の具体的に示されたも
のに限定されるものではなく、各種アルコール類、フェ
ノール類、カルボン酸類が有効に使用される。
本発明における重合条件は、実質的に反応モノマーガ
ス以外の活性気体の不存在雰囲気下、溶媒中で重合を行
なう。該溶媒としては、モノマー或いはポルフィリンア
ルミニウム錯体と反応しない非水溶媒なら特に限定され
ない。例えば、塩化メチレン、ベンゼンなどが使用され
る。
ポルフィリンアルミニウム錯体の使用量は、エピクロ
ルヒドリン1モルに対し、0.001〜1モルの範囲で、特
に0.001〜0.1モルの範囲で使用するのが好ましい。又、
活性水素化合物の使用量は、ポルフィリンアルミニウム
錯体に対して1〜50倍モル、好ましくは1〜25倍モルの
範囲である。
重合反応温度や圧力は、二酸化炭素の圧力が1〜50気
圧、好ましくは、25〜50気圧の範囲で、−20〜100℃の
温度下に重合を行なう。重合温度を高くすると環状カー
ボネートが副生しやすくなるので50℃以下が好ましい。
(効果) 本発明のPEHCは、重量平均分子量(w)と数平均分
子量(n)との比が小さく、分子量分布がせまい。そ
のため、効果の発現に分子量依存性がある医薬用高分子
等の用途に極めて効果的に使用し得る。また、分子中に
反応性のクロルメチル基を有するためこの活性部位を化
学修飾することにより従来のポリプロピレンカーボネー
トにない機能を発現させることができる。
従って、本発明のPEHCは、クロルメチル基に薬剤活性
を有する物質、あるいは患部指向性物質を反応させるこ
とによって固定化し、生体内の患部までこれらの物質を
選択的に運搬し、そこでこれらの物質を徐放するという
ドラッグ・デリバリー・システムに於ける医薬品の担体
として使用することができる。
(実施例) 以下、実施例をもって本発明を説明するが、本発明
は、これらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1 フタイミドカリウム21g、マロン酸14.7g、酢酸亜鉛2
水和物18.9gの混合物を窒素気流下、360〜370℃で2時
間反応して得られたテトラベンズポルフィリンの亜鉛錯
体を硫酸で脱金属化してテトラベンズポルフィリンを得
た。
このテトラベンズポルフィリン0.05mmolとジエチルア
ルミニウムクロリド0.10mmolを1mlの塩化メチレン中、
窒素下で5時間反応させた後、過剰のジエチルアルミニ
ウムクロライドを留去するために50℃で3時間真空乾燥
して青緑色の粉体を得た。このテトラベンズポルフィリ
ンアルミニウムクロリド錯体(以下、(TBP)AlClと呼
ぶ。)(0.05mmol)の入ったナスフラスコに9倍モルの
メタノールと0.8mlの塩化メチレンを窒素雰囲気下で入
れ、次いでエピクロルヒドリン27.75mmolを入れて均一
にした混合物を、あらかじめCO2置換した内容積120ccの
SUS製オートクレーブに窒素気流下で移し、CO250kg/cm2
を加圧充填し、室温で115.5時間重合させた。
得られたポリマーのIRスペクトルは、カーボネート結
合に由来する1740cm-1と1230cm-1の吸収が見られる(第
1図)。又ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)により求めた数平均分子量(n)は5800で、
重合平均分子量(w)との比w/nは1.31であった
(第2図)。
得られたポリマーのDSC(第5図)によれば、ガラス
転移点は−0.9℃に1ヵ所認められた。
13C−NMRスペクトル(プロトン完全デカップリングモ
ード)の測定(C6D6溶媒)では、ホモポリマーのクロル
メチル炭素に帰属されるピーク(35ppm付近)は認めら
れず、154.5ppmにポリカーボネートのカルボニル炭素に
帰属されるピークが認められた(第3図)。又、13C−N
MRスペクトル(オフレゾナンスプロトンデカップリング
モード)では、第4図に示すように下記式(1)のbの
ピークが2本に、c、aのピークが3本に各々分裂し、
dのピークには分裂がみられなかった。このことよりそ
れぞれ3級、2級及び4級の炭素であるとこがわかっ
た。同時に13C−NMRによる定量測定をしたところ、bピ
ーク回り、cピーク回り、aピーク回りの積分強度比が
1:1:1であり、他のdのピークはそれらに対し0.07の強
度比であった。
以上の3種の13C−NMRスペクトル測定により、得られ
たポリマーの二酸化炭素に基づく繰り返し単位が43モル
%であった。このことから、上記のポリマーは、下記構
造(1)で示されるエピクロルヒドリンと二酸化炭素の
交互共重合に基づく繰り返し単位86モル%と、下記構造
(2)で示されるエピクロルヒドリンの単独重合に基づ
く繰り返し単位14モル%とがランダムに配列したポリエ
ピクロルヒドリンカーボネートであることが確認でき
た。
尚、該ポリマーの元素分析値は、C36.2% H4.2% O
31.6% Cl28.0%であり、上記13C−NMRから推定された
組成のポリエピクロルヒドリンカーボネートのC35.8%
H4.0% O32.1% Cl28.2%とほぼ一致する。
又、ポルフィリンアルミニウム錯体1個あたり生成し
たポリマーの本数は9.5本であり、また、生成ポリマー
の総分子数は、添加したメタノール及びポルフィリンア
ルミニウム錯体の分子数の総和にほぼ等しかった。又、
エピクロルヒドリン換算の収率は79%であった。
実施例2 実施例1で得られた(TBP)AlCl0.021mmolの入ったナ
スフラスコに該錯体に対し15倍モルのメタノールをN2
囲気下に入れ、次いでエピクロルヒドリン21mmolを入れ
て均一にした混合物を、あらかじめCO2置換した内容積5
0mlのSUS製オートクレーブに窒素気流下で移し、CO250k
g/cm2を加圧充填し、室温で40時間重合させた。
得られたポリマーのIRスペクトルでは、カーボネート
結合に由来する1740cm-1と1230cm-1の吸収が見られた。
又、GPCより求めた数平均分子量(n)は1030で、
重合平均分子量(w)との比w/nは1.21であっ
た。
DSCによるガラス転移点は、実施例1と同様に1ヵ所
のみであった。
13C−NMRスペクトルの測定では、実施例1で観察され
た結果と同様のスペクトルがみられた。又、この測定よ
り求めた二酸化炭素に基づく繰り返し単位は35モル%で
あり、実施例1の構造(1)で示される繰り返し単位70
モル%と、構造(2)で示される繰り返し単位30モル%
とがランダムに配列した重合体であることが確認でき
た。又、ポリマーの元素分析値は、C36.3%、H4.2%、O
26.8%、Cl32.7%で、13C−NMRより推定された組成の重
合体のC36.0% H4.1% O31.1% Cl28.8%とほぼ一致
する。
さらにポルフィリンアルミニウム錯体1個あたり生成
したポリマーの本数は16.9本で、また、生成ポリマーの
総分子数は、添加したメタノール及びポリフィリン錯体
の分子数の総和にほぼ等しかった。
又、エピクロルヒドリン換算の収率は15%であった。
実施例3〜7 実施例1で得られた(TBP)AlClを触媒として用い
て、添加する活性水素化合物の種類及び添加量を第1表
に示したように変えることの他は、実施例1に記載した
のと同様の方法で、エピクロルヒドリンとCO2の共重合
反応を所定時間行なった。その結果を第1表に記す。
尚、いずれの重合体もDSCによるガラス転移点は実施
例1と同様に1ヵ所のみであった。
比較例1 50mlオートクレーブ内に0.4mmolの硫黄、10mlのジオ
キサンを加え、アルゴンで系を20気圧程度に加圧、放出
を数回くり返し、系内の空気をアルゴンで置換した。
次にアルゴン気流下に2mmolのトリイソブチルアルミ
ニウムを加え、約10分間反応させた。
次に40mmolのエピクロルヒドリンを加え、炭酸ガスで
系を50気圧に加圧し、かきまぜながら40時間重合を行な
った。
反応終了後、少量のメタノール−塩酸を反応系に加
え、反応を停止させた。
得られたポリマーの全収量は1.3gでメタノール不溶性
重合体は43%、二酸化炭素に基づく繰り返し単位は20モ
ル%であり、分子量分布を示すw/nは2.5であっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図及び第5図は、実施例
1で得られたポリエピクロルヒドリンカーボネートの赤
外吸収スペクトル、分子量分布、13C−核磁気共鳴スペ
クトル(プロトン完全デカップリングモード)、13C−
核磁気共鳴スペクトル(オフレゾナンスプロトンデカッ
プリングモード)及び示差走査熱分析のチャートを夫々
示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数平均分子量(n)と重量平均分子量
    (w)とが 500≦n≦50,000 及び w/n≦1.5 の関係にあるエピクロルヒドリンと二酸化炭素との共重
    合体。
  2. 【請求項2】エピクロルヒドリン単位と二酸化炭素単位
    とが1対1乃至2対1の割合で存在する請求項1記載の
    共重合体。
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