JP2647407B2 - 共重合方法 - Google Patents

共重合方法

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JP2647407B2 JP1566688A JP1566688A JP2647407B2 JP 2647407 B2 JP2647407 B2 JP 2647407B2 JP 1566688 A JP1566688 A JP 1566688A JP 1566688 A JP1566688 A JP 1566688A JP 2647407 B2 JP2647407 B2 JP 2647407B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はα−オレフィン、無水マレイン酸およびマレ
イン酸イミドまたはそのN−置換誘導体(以後マレイン
酸イミドまたはそのN−置換誘導体をマレイン酸イミド
類と略記することがある)の共重合方法に関する。
〔従来の技術〕
α−オレフィン、無水マレイン酸およびマレイン酸イ
ミド類を沈澱共重合させる場合の溶媒としては種々のも
のが考えられるが、モノマーであるα−オレフィン、無
水マレイン酸およびマレイン酸イミド類を溶解し、しか
も生成する共重合体を溶解しないことが重要である。ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどはモノマー類の溶解性
は良好であるが、生成する共重合体を部分的に溶解し、
又均一な共重合体粒子を作り得ない。一方、クメンやp
−シメン又は炭素数3以上のアルキル基を有する芳香族
化合物はモノマーの溶解性が極端に小さく、又、溶媒の
沸点が高いので、共重合体の分離や溶媒回収が困難にな
る。また、エステル、ケトン類はモノマーの溶解性は良
いが、いずれも共重合体を部分的に溶解してブロックを
生じ、均一な共重合体粒子を生成しない。
α−オレフィンと無水マレイン酸またはその誘導体の
共重合に於いて、溶媒として酢酸エチルと第3級ブタノ
ールの混合溶媒を用いると円滑に沈澱共重合が行なわ
れ、濾過、遠心分離により溶媒を除去後、乾燥すること
により形状の良い共重合体が得られることは、例えば特
公昭49−6832号公報で知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、α−オレフィンと無水マレイン酸およ
びマレイン酸イミド類の共重合に際し、酢酸エチルと第
3級ブタノールの混合溶媒を溶媒に使用しても、その組
成により次のi)、ii)のような問題が生じる。i)円
滑な沈澱重合が行われず、目的とする粒径が均一で大な
る共重合体の粉末が得られない。すなわち、重合時に反
応器壁や攪拌翼にブロック上の共重合体が付着して重合
が円滑に行われず、かつ得られた共重合体はブロック状
になりやすい。さらには、生成した共重合体のかなりの
部分が溶媒中に溶存するため、沈澱として得られる共重
合体の収率が低下する。ii)沈澱として得られる共重合
体粉末の粒径が小さすぎて濾過、遠心分離等による共重
合体と溶媒の分離回収が極めて困難であり、かつ得られ
た共重合体粉末が嵩高で飛散しやすく非常に取扱いにく
い。
しかして、本発明の目的は、生成した共重合体が反応
器壁や攪拌翼に付着することなく円滑に重合を行なうこ
とのできるα−オレフィン、無水マレイン酸およびマレ
イン酸イミド類の共重合方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は粒径の均一なしかも適切な
大きさを持った、粉末状のα−オレフィン、無水マレイ
ン酸およびマレイン酸イミド類の共重合体を製造するこ
とのできる、α−オレフィン、無水マレイン酸およびマ
レイン酸イミド類の共重合方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、(イ)α−オレフィ
ン、(ロ)無水マレイン酸および(ハ)無水マレイン酸
イミド類を沈澱共重合させるに際し、溶媒として酢酸エ
チルと第3級ブタノールを70/30〜20/80の重量比で混合
してなる混合溶媒を使用することを特徴とする共重合方
法を提供することにより達成される。
本発明に於いて使用するα−オレフィンとは、α位に
炭素−炭素不飽和二重結合を有する直鎖状又は分岐状の
オレフィン、特に炭素数2〜12とりわけ2〜8のオレフ
ィンを意味する。代表的な例としては、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、2
−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−メチル−1
−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−
1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、2,4,4−トリ
メチル−1−ペンテン等が挙げられる。これらの中でも
特にイソブチレンが好ましい。ここで、イソブチレンと
はイソブチレンを含むリターンB・Bをも包含する。こ
れらのα−オレフィンは単独で使用してもよいし、2種
類以上を組合せて使用してもよい。
本発明に於て使用するマレイン酸イミド類としては、
マレイン酸イミド、N−メチルマレイミド、N−エチル
マレイミド、N−プロピルマレイミド、N−n−ブチル
マレイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−シクロヘ
キシルマレイミド等のN−アルキルマレイミドや、N−
フェニルマレイミド、N−メチルフェニルマレイミド、
N−エチルフェニルマレイミド等のN−アルキルフェニ
ルマレイミド、あるいはN−メトキシフェニルマレイミ
ド、N−エトキシフェニルマレイミド等のN−アルコキ
シフェニルマレイミド、更にはこれらのハロゲン化物
(例えばN−クロルフェニルマレイミド)などが挙げら
れる。これらの中でもN位にフェニル基を有するマレイ
ミド、とりわけN−フェニルマレイミドが好ましい。
本発明の共重合方法において、α−オレフィン、無水
マレイン酸およびマレイン酸イミド類の仕込み混合比
は、目的とする共重合体の組成により変わるが、無水マ
レイン酸とマレイン酸イミド類の合計モル数に対して1
〜3倍モルのα−オレフィンを用いることが、無水マレ
イン酸およびマレイン酸イミド類との反応率を高めるう
えで有効である。
本発明の共重合方法は、溶媒として酢酸エチルと第3
級ブタノールの混合溶媒を使用するが、その混合比は、
酢酸エチル/第3級ブタノール=70/30〜20/80(重量
比)の範囲内で、α−オレフィン、無水マレイン酸およ
びマレイン酸イミド類の仕込混合割合に応じて調節する
のが望ましい。すなわち、マレイン酸イミド類の仕込み
割合が多い場合は、酢酸エチル/第3級ブタノールの混
合比を大きくすると生成する共重合体がブロック状にな
りやすくなるので、上記の混合比を小さくするのがよ
い。
なお、本発明において、酢酸エチルと第3級ブタノー
ルの混合溶媒に他の溶剤、例えば、酢酸メチル、酢酸イ
ソプロピル等の有機酸エステル類を混合しても重合反応
そのものへの悪影響はないが、溶媒の回収精製が複雑と
なり、場合によっては得られる共重合体の分子量、分子
量分布等の物性に大きく影響することがあるので、酢酸
エチルと第3級ブタノールの混合溶媒以外の溶剤の併用
は推奨されない。
本発明に於いては、ラジカル重合により共重合体が得
られるが、使用する重合触媒としてはアゾビスイソブチ
ロニトリル、1,1−アゾビスシクロヘキサン−1−カル
ボニトリル等のアゾ系化合物、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物が好まし
い。前記重合触媒の使用量は、無水マレイン酸及びマレ
イン酸イミド類に対して0.1〜5モル%、好ましくは0.5
〜3モル%である。
重合触媒及びモノマーの仕込方法としては、重合初期
にまとめて仕込んでも良いが、重合の進行に伴ない逐次
仕込む方法が望ましい。
本発明に於いて得られる共重合体の分子量の調節は、
主にモノマー濃度、触媒使用量、重合温度を調整するこ
とによって行なわれるが、分子量を低下させる物質とし
て周期律表第I,II,III属の金属の塩、同金属の水酸化
物、周期律表第IV属の金属のハロゲン化物、アミン類、
酢酸アンモニウム、尿素等の窒素化合物、メルカプタン
類等を重合の初期又は重合の進行中に添加して共重合体
の分子量を調節することも可能である。
重合温度は40〜150℃、特に60〜120℃の範囲であるこ
とが好ましい。重合時間は1〜24時間、好ましくは2〜
10時間である。溶媒の使用量は、得られる共重合体のス
ラリー濃度が5〜40重量%となるようにすることが好ま
しく、同濃度が10〜30重量%となるようにすることがよ
り好ましい。この様にしてα−オレフィン、無水マレイ
ン酸およびマレイン酸イミド類の共重合体が得られる
が、得られた共重合体は、光散乱法や粘度法によれば、
1,000〜200,000の重量平均分子量(Mw)を有するもので
ある。粘度法に於いてはジメチルホルムアミド中の極限
粘度(〔η〕)を測定した場合〔η〕=0.05〜1.5の範
囲にあるものである。なお共重合体は、通常12〜60メッ
シュ程度の粒のそろった粉末で得られる。
本発明の共重合方法によれば、反応モノマーに対して
適度な溶解力を持つが、生成する共重合体に対しては溶
解性の乏しい組成比の酢酸エチルと第3級ブタノールの
混合溶媒を溶媒に使用しているので、円滑に沈澱共重合
を行なうことができ、更に脱液、乾燥工程でも、得られ
た共重合体が溶解、融着等の好ましくない変化を起こす
こともなく、また従来の製法では得ることのできない高
い収率が重合体が得られる。更に、大きくて均一な粉末
状で共重合体が得られるので、製品微粉末が飛散するこ
とがなく、製品の取扱いが容易となり、しかも飛散によ
る製品の損失がなくなり、更には作業環境も悪くならな
いのである。
本発明の共重合方法で得られるα−オレフィン、無水
マレイン酸およびマレイン酸イミド類の共重合体は、従
来のα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体と比較し
て耐水性や耐熱性に優れ、かつ該共重合体をイミド化し
てなるイミド化物と比較して塩基性物質を含有する水溶
液中での溶解性に優れるとともに、次のような特徴をも
有する。
マレイン酸イミド類の導入により疎水性、耐熱性が向
上するので、従来のα−オレフィン−無水マレイン酸共
重合体より耐水性、耐熱性に優れた接着剤、コーティン
グ剤、紙、塗料用バインダーが得られる。
疎水性高分子物質との相溶性が良好になり、プラスチ
ック、フィルムの添加剤としてその物性を改良すること
ができる。
マレイン酸イミド類は、水溶性の基になり得ないが、
大きな極性を有しているため、無機物と疎水性高分子の
間のカップリング剤として働く。
塩基性物質の存在下に水溶液の界面活性が大きくな
り、高分子の乳化剤、油剤としての機能を発揮するので
顔料の分散剤、冷却水のスケール防止剤、エマルジョン
やラテックス等に適用でき、優れた性能を有する。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実施例1 酢酸エチル216.7g、第3級ブタノール116.6g、無水マ
レイン酸229g、N−フェニルマレイミド17.3gおよびア
ゾビスイソブチロニトリル0.78gを攪拌器の付いた内容
積1リットルのオートクレーブに仕込み、攪拌下30分間
窒素を導入した後、イソブテン20.6gを仕込み、オート
クレーブ内液を80℃迄昇温し、80℃に保ちながら5.5時
間重合反応を行った。重合反応終了後、オートクレーブ
内液を室温迄冷却し、脱気後攪拌を止めて、沈澱したポ
リマーを取出し、濾過、乾燥したところ、60メッシュを
通らない粒子が83%を占める白色粒状ポリマーが56.3g
得られた。仕込みモノマーからの理論収量の95.7%とい
う高いポリマー収率であった。オートクレーブ内部を点
検したところ、内壁、攪拌翼へのポリマーの付着はわず
かであり、濾過による溶媒の除去も容易であった。得ら
れたポリマーの重量平均分子量は、ジメチルホルムアミ
ド溶液の極限粘度〔η〕=0.380から換算して約42,000
であり、90MHz NMRによる測定結果から、イソブテン、
無水マレイン酸およびN−フェニルマレイミドが、5:3.
5:1.5のモル比で共重合していることが確認された。
実施例2 酢酸エチル107.2g、第3級ブタノール250.1g、無水マ
レイン酸10.8g、N−イソプロピルマレイミド28.4g、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.68gを攪拌器の付いたオー
トクレーブに仕込み、攪拌下30分間窒素を導入した後、
イソブテン24.2gを仕込み、オートクレーブ内液を70℃
迄昇温し、70℃に保ちながら、6時間重合を行なった。
重合終了後、オートクレーブ内液を室温迄冷却、脱気し
た後、攪拌を止め、ポリマーのスラリーを取り出した。
このスラリーは全ポリマーの99.5%以上が沈降するのに
2分間以内である、粒径、比重の大きい白色ポリマー5
4.5gを与えた。理論収量の96%の収率であった。得られ
たポリマーのジメチルホルムアミド溶液での極限粘度は
〔η〕=0.305であった。
実施例3 イソブテンをイソブテン14.2gと1−ブテン6.6gの混
合物に変えたこと以外は実施例1と同様に操作して、
〔η〕=0.265の白色粉末状共重合体を収率94.9%で得
た。
実施例4 酢酸エチル144.8g、第3級ブタノール177.0g、無水マ
レイン酸14.2g、N−フェニルマレイミド25.1gおよびア
ゾビスイソブチロニトリル1.16gを攪拌器の付いた内容
積1リットルのオートクレーブに入れ、攪拌下30分間窒
素を導入した後、エチレンを50kg/cm2迄仕込み、オート
クレーブ内液を80℃迄昇温し、80℃に保ちながら、10時
間重合反応を行なった。重合反応終了後、オートクレー
ブ内液を室温迄冷却、脱気した後、攪拌を止めて、沈澱
したポリマーを取出し、濾過、乾燥したところ、44.3g
の白色粒状のポリマーが得られた。これは理論収量の9
3.5%の収率である。オートクレーブ内壁、攪拌翼の点
検の結果、付着ポリマーはわずかであった。得られたポ
リマーは、沈降、濾過が容易であり、ジメチルホルムア
ミド溶液での極限粘度は、〔η〕=0.163であった。
実施例5 アゾビスイソブチロニトリルに代えてベンゾイルパー
オキサイドを用いたこと以外は実施例1と同様に操作し
て、〔η〕=0.357である白色粉末ポリマーを94.7%の
収率で得た。
比較例1 酢酸エチル241.6g、第3級ブタノール80.5g、無水マ
レイン酸19.6g、N−フェニルマレイミド23.1gおよびア
ゾビスイソブチロニトリル1.04gを攪拌器の付いた内容
積1リットルのオートクレーブに仕込み、攪拌下30分間
窒素を導入後、イソブテン20.5gを仕込み、オートクレ
ーブ内液を70℃迄昇温し、70℃に保ちながら5.5時間重
合を行なった。重合終了後、オートクレーブ内液を室温
迄冷却、脱気した後、内容物を取出し、濾過、乾燥した
ところ、12メッシュを通らないブロック状ポリマーを含
む51gの白色ポリマーが得られた。これは理論収量の83.
2%の収率であった。オートクレーブ内部は、器壁、攪
拌器にブロック状ポリマーが沈着し、これ等のブロック
状ポリマーは重合反応中、攪拌に異常をきたす程であっ
た。
実施例6 酢酸エチル252.5g、第3級ブタノール252.5g、無水マ
レイン酸23.8g、N−フェニルマレイミド22.6gおよびア
ゾビスイソブチロニトリル1.16gを攪拌器の付いた内容
積1リットルのオートクレーブに仕込み、攪拌下30分間
窒素を導入した後、ジイソブチレン55.5gを仕込み、オ
ートクレーブ内液を80℃迄昇温し、80℃に保ちながら8
時間重合を行なった。重合終了後、オートクレーブ内液
を室温迄冷却し、内容物を取出した。
白色粉末状ポリマーが84.3g(収率:94.6%)で得られ
た。そのジメチルホルムアミド溶液での極限粘度は、
〔η〕=0.307であった。NMRによる解析の結果、ジイソ
ブチレンと無水マレイン酸、N−フェニルマレイミドが
モル比で2:1:1で共重合したものであることが確認され
た。
比較例2 酢酸エチル16.5g、第3級ブタノール165g、無水マレ
イン酸17.2g、N−フェニルマレイミド30.3gおよびアゾ
ビスイソブチロニトリル0.76gを攪拌器の付いた内容積
1リットルのオートクレーブに仕込み、攪拌下30分間窒
素を導入した後、イソブテン23.6gを仕込み、オートク
レーブ内液を70℃迄昇温し、70℃に保ちながら6時間重
合を行なった。重合終了後、オートクレーブ内液を室温
迄冷却、脱気した後、内容物を取出して濾過、乾燥を行
ったが、沈澱したポリマーの粒径が小さいため濾過が困
難で液切れが悪く、加熱乾燥時に一部融着を起こした。
重合終了後に得られたスラリーの沈降性は、24時間静
置しても、ほとんど上澄みとポリマーの分離がみられず
極めて不良であった。濾過、乾燥して得られたポリマー
の収率は95.4%と高かったが、200メッシュパスの粒子
の割合が92%と非常に細かく、嵩高で飛散しやすく、取
り扱いにくいものであった。
〔発明の効果〕
本発明の共重合方法によれば、生成した共重合体が反
応器壁や攪拌翼に付着することなく、円滑にα−オレフ
ィン、無水マレイン酸およびマレイン酸イミド類の共重
合を行うことができる。また本発明の共重合方法によっ
て得られるα−オレフィン、無水マレイン酸およびマレ
イン酸イミド類の共重合体は、粒径が均一で適切な大き
さを有している粉末状であり、濾過、遠心分離等により
溶媒と分離することが容易である上、取り扱い性も優れ
ている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)α−オレフィン、(ロ)無水マレイ
    ン酸および(ハ)マレイン酸イミドまたはそのN−置換
    誘導体を沈澱共重合させるに際し、溶媒として酢酸エチ
    ルと第3級ブタノールを70/30〜20/80の重量比で混合し
    てな4る混合溶媒を使用することを特徴とする共重合方
    法。
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