JP2647224B2 - 粉末成形装置 - Google Patents

粉末成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、含油軸受け等の焼結部品を高精度に成形
するための粉末成形装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図に、含油軸受け等の成形に用いられれ従来の粉
末成形装置の一例を示す。これは「JPMA4−1987」のP29
に(ウィズドロアル法・上一段下二段ツールセット例)
として示されているもので、ダイプレート1に段のつい
た座孔をあけてその中にダイ2を挿入し、このダイをダ
イホルダ3とダイ押え4で上から押さえつけて固定して
ある。
また、上パンチ5は、上パンチプレート6の下面に受
け板と押えから成るホルダ7を取付けてそのホルダで支
持している。
8は、上パンチプレート6に固定したダイプレート1
側のスライドブッシュ9にスライド自在に貫通させたガ
イドポストであり、圧縮方向に相対運動するプレート
1、6が運動中に軸直角方向に位置ずれするのを防止す
る目的で設けられる。10は下パンチで、図のそれは、第
1下パンチ10a、第2下パンチ10bの2つに分けられてい
る。11、12は下パンチホルダ、13はコアロッド、14はダ
イプレートをヨークプレート15に連結するガイドロッ
ド、16は11を浮動状態に支えるリフティングロッド、17
はベースプレート、18は11を圧縮完了位置に一時的に停
止させるスライディングブロック、19は18を押し除ける
ウエッジである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第2図に示すような成形品Aはb面に対するa面の直
角度がダイの姿勢によって左右されるところが大きい。
即ち、a面の直角度はダイの姿勢が垂直になる程上が
り、傾いていれば下がる。
ところが、そのダイの垂直度を決定する座孔の座面
は、加工法に制限があるので高精度に加工するのが非常
に難しく、加工後の精度の維持、管理も容易でない。従
って、どうしても製品精度に悪影響が出てしまう。
また、図の装置のように、コアロッドを有するもの
は、その交換等が必要になるが、コアロッドを上方に引
き外すには、ガイドポストをダイプレートから外して引
き抜きの支障となる上パンチプレートを退かせる必要が
あり、このこともダイセット精度の維持管理に悪影響を
及ぼし、成形品の心振れ精度を低下させる原因となって
いる。
この発明は、これ等の課題解決策として有効な粉末成
形装置の構造を提供しようとするものである。
この発明の第1の装置は、成形品の直角度を向上させ
るための手段として、ダイプレートを下ダイプレートと
その上に重ねる上ダイプレートの2者で構成し、下ダイ
プレートの上面でダイの下面を支持し、上ダイプレート
の孔でダイを径方向に位置決めする。この構成はコアロ
ッドの有る装置、無い装置のいずれにも有効である。
また、この発明の第2の装置は、装置精度に悪影響を
与えずにコアを着脱するための手段として、上パンチプ
レートに貫通孔を設け、その孔に上パンチホルダを貫通
させてこのホルダを上パンチプレートに着脱自在に固定
し、このホルダにプレス機の上ラムを連結するようにし
たところに特徴を有する。
コアロッドにある装置は、第1の装置の特徴部と第2
の装置の特徴部を共に取込むとより高精度の成形が可能
になる。
〔作用〕
ダイの下面を支える下ダイプレートの上面は、ダイプ
レートを2分割してあるので加工規制を受けず、高精度
研磨で水平度を充分に高めることができ、これによって
ダイの支持姿勢が正せるため、ダイの傾きに起因した直
角度の低下が少なくなる。
また、上パンチホルダを上パンチプレートに着脱自在
に貫通させておくと、そのホルダを外し、ホルダに塞が
れていた上パンチプレートの孔から、コアロッドを抜き
差しすることができるため、ガイドポストを外さずに済
み、このポストの着脱に起因したガイド部の精度低下が
無くなって製品の心振れ精度が向上する。
〔実施例〕
第1図に基いてこの発明の実施例を説明する。この装
置は、含油軸受の成形に用いるダイセットを例に挙げた
もので、コアロッド13を有している。また、上パンチプ
レート6とダイプレート1は、相対運動時の軸振れを無
くすため、ガイドポスト8とスライドブッシュ9から成
るスライドガイドで運動方向をガイドしている。
ダイプレート1は、図に示すように、下ダイプレート
1bと上ダイプレート1aとで構成されており、下ダイプレ
ート1bに取付けたホルダ20上にダイ2が載置されてい
る。また、ダイ2は、外周面の一部を上ダイプレートに
設けた孔21に密着させて径方向に位置決めされている。
下ダイプレート1bはベースプレート17に摺動自在に貫
通させたガイドロッド14を連結してヨークプレート15で
支持し、上ダイプレート1aは、ガイドポスト8により下
ダイプレートに対する位置決めを行って下ダイプレート
にボルトで固定されている。従って、プレス機の下ラム
に連結するヨークプレート15が動けばこれ等のプレート
1a、1bも一緒に動く。
さらに、X、Yの各面は基準面Cに対して平行に仕上
げ、またヨークプレート上のコアロッド13、ベースプレ
ート上の下パンチ10、及びダイプレート上のダイ2は同
心配置してある。
また、上パンチプレート6には中心に貫通孔22を設
け、その孔にフランジの付いた上パンチホルダ7を貫通
させて上パンチプレートにフランジ部で取付けてこのホ
ルダで上パンチ5を支持し、プレート6を貫通したホル
ダ上端にプレス機の上ラムを直接接続するようにしてあ
る。
このほか、ガイドポスト8とプレート1a、1bに取付け
るスライドブッシュ9、ガイドロッド14とそのガイド
孔、ダイの取付孔21、上パンチホルダの貫通孔22は、い
ずれも基準面Cに対して直角にしてある。
このように構成した例示のダイセットは8と14のガイ
ド作用でダイ2、上下パンチ5、10、コアロッド13の4
者の相対運動が同軸上で起こる。また、圧縮時は垂直に
取付けられたダイ2の内面によって上下パンチ5、10が
心出しされ、さらに、上パンチ5の孔でコアロッド13が
心出しされるため、2、5、10、13の4者が垂直姿勢を
保持した成形が行われ、このために、製品の直角度と心
振れ精度が向上する。
また、コアロッド13の交換は、上パンチホルダ7を外
し、上ダイプレートの孔22からロッドを抜き差しする方
法で行うので(そのために、コアロッド13は途中に接続
部23を設けて下パンチホルダ内を通過可能な部分のみを
交換するようにしている)ポスト8を外すことに起因し
たスライドガイド部の精度低下も起こらず、このことも
心振れ精度の維持に有効に作用する。
下表に、この発明の効果の確認試験結果を示す。試験
は、第2図に示す断面形状で寸法緒元がd1=4.0mm、d2
=10.0mm、D=11.0mm、L=4.0mm、t=2.2mm、組成は
Fe−35%Cu−15%Zn、密度が5.9〜6.5g/cm3の含油軸受
けを成形し、更に焼結後サイジングして成形後及びサイ
ジング後のb面に対するa面の直角度を調べた。使用し
た装置は、第1図の本発明装置とダイを1枚のダイプレ
ートの座孔で支持した従来装置(使用したダイは本願装
置と同じ段付きダイ)である。
この試験では、上表の直角度だけでなく、b面に対す
るc面のフレも従来は0.03程度が限度であったのが、0.
01程度にまで向上した。
なお、例示のダイセットは、段付きダイを用いて下パ
ンチの使用数を1個に減らしたが、請求項(1)の構成
は、第3図のように、下パンチ数を複数にする装置、或
いはコアを使用しない装置においても直角度の改善に対
して優れた効果を発揮する。
また、端面の直角度が重視されない単純な筒状部品の
成形装置であれば、請求項(2)の構成のみを付加する
ことも有効なことである。
〔効果〕
以上述べたように、この発明の粉末成形装置は、ダイ
プレートを上下に2分割した下ダイプレートでダイの下
面を支持することによりダイ下面の支持面の高精度(高
水平度)加工を可能ならしめてダイの傾きに起因した直
角度の低下の問題を解決し、また、コアロッド着脱のた
めにガイドポストを着脱することに起因した装置精度の
低下の問題は、上パンチプレートに上パンチホルダの取
付け孔をあけて解決したので、粉末成形品の高精度が計
れると云う効果がある。
なお、この発明の装置は、段付きダイを使用した鍔付
きブッシュの成形に特に適する。そのようなブッシュと
しては、例えば音響家電製品や、自動車等に用いられる
精密モータの含油軸受け等が考えられるが、これ等の部
品の成形では上述した2つの策を共に有効に活用できる
からである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の装置の一例を示す断面図、第2図
は成形対象部品の一例を示す断面図、第3図は従来のダ
イセットを示す断面図である。 1……ダイプレート、1a……上ダイプレート、 1b……下ダイプレート、 2……ダイ、3……ダイホルダ、 4……ダイ押え、5……上パンチ、 6……上パンチプレート、 7……上パンチホルダ、 8……ガイドポスト、9……スライドブッシュ、 10……下パンチ、13……コアロッド、 14……ガイドロッド、 15……ヨークプレート、 17……ベースプレート、 20……ダイ下面のホルダ、 21……取付孔、22……貫通孔、 23……接続部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイ、上下パンチ及びダイプレートと上パ
    ンチプレートの相対運動方向をガイドするガイドポスト
    を備える粉末成形装置において、ダイプレートを下ダイ
    プレートとその上に重ねる上タイプレートの2者で構成
    し、下ダイプレートの上面でダイの下面を支持し、上ダ
    イプレートの孔でダイを径方向に位置決めすることを特
    徴とする粉末成形装置。
  2. 【請求項2】ダイ、コア、上下パンチ及びダイプレート
    と上パンチプレートの相対運動をガイドするガイドポス
    トを備える粉末成形装置において、貫通孔を有する上パ
    ンチプレートに上パンチホルダを上記貫通孔に貫通させ
    て着脱自在に固定し、このホルダにプレス機の上ラムを
    連結するようにしたことを特徴とする粉末成形装置。
  3. 【請求項3】ダイ、コア、上下パンチ及びダイプレート
    と上パンチプレートの相対運動をガイドするガイドポス
    トを備える粉末成形装置において、ダイプレートを下ダ
    イプレートとその上に重ねる上ダイプレートの2者で構
    成し、下ダイプレートの上面でダイの下面を支持し、上
    ダイプレートの孔でダイを径方向に位置決めし、さら
    に、上パンチプレートに貫通孔を設け、その孔に上パン
    チホルダを貫通させて着脱自在に固定し、このホルダに
    プレス機の上ラムを連結するようにしたことを特徴とす
    る粉末成形装置。
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