JP2647169B2 - オープンエンド紡績装置において糸継ぎを行う方法及び装置 - Google Patents
オープンエンド紡績装置において糸継ぎを行う方法及び装置Info
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H67/08—Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
- B65H67/081—Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements acting after interruption of the winding process, e.g. yarn breakage, yarn cut or package replacement
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
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- D01H4/00—Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
- D01H4/48—Piecing arrangements; Control therefor
- D01H4/50—Piecing arrangements; Control therefor for rotor spinning
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は,前の紡績過程の際にスプール上に糸を巻い
たスプール装置から,又は特別な糸継ぎスプールから,
紡績装置に糸を戻す,オープンエンド紡績装置において
糸継ぎを行う方法,及びこの方法を実施する装置に関す
る。
たスプール装置から,又は特別な糸継ぎスプールから,
紡績装置に糸を戻す,オープンエンド紡績装置において
糸継ぎを行う方法,及びこの方法を実施する装置に関す
る。
従来の技術 オープンエンド紡績機において,時々繊維束内に含ま
れた殻粒子等のような汚れ成分により糸切れが生じ,こ
れら糸切れは解消しなければならない。このことは,引
裂かれた糸の端部をスプールから紡績装置へ戻し,かつ
ここで繊維収集面に供給される繊維と結合することによ
って行われる。スプールを交換しなければならない場
合,別の状態が生じる。このような場合,充満したスプ
ールを空き管と交換する前に,スプールから返送された
糸によって糸切れの際のように糸継ぎを行うか,又は特
別な糸継ぎスプールから引出した補助糸をそのために使
用する。この糸継ぎ糸は,糸継ぎ処理の経過中に切断さ
れ,その際新たに紡績された糸に結合されかつ接合部を
有する糸区間は,新たに紡績され後から供給される糸か
ら切離され,かつ後から供給される糸は新しい管に渡さ
れる(ヨーロッパ特許出願公開第0,106,809号明細
書)。管理された接合部を達成するため,糸継ぎ糸は,
返送の際すぐに引出しローラ対内に挿入され,従ってこ
の引出しローラ対によって製造速度で引出される。従っ
て糸継ぎの際,糸は極めて大きく加速されるので,製造
速度が高い場合,多くの糸切れを生じ,又はそもそも糸
継ぎが不可能である。引出しローラは繊維収集面の近く
にあるので,糸継ぎ糸に与えられたよりは短い糸範囲に
しか分散されず,従って糸の過剰よりになり易い。この
ことは,公知の装置が糸切れを生じ易い別の理由であ
る。現在では通常オープンエンド紡績機内には常に多く
の同様な紡績装置が並べて配置されているので,さらに
隣接するすべての紡績装置に対して共通にしか速度の低
下を行うことができず,それにより形成される糸及び製
造量に不利な作用が及ぶ。
れた殻粒子等のような汚れ成分により糸切れが生じ,こ
れら糸切れは解消しなければならない。このことは,引
裂かれた糸の端部をスプールから紡績装置へ戻し,かつ
ここで繊維収集面に供給される繊維と結合することによ
って行われる。スプールを交換しなければならない場
合,別の状態が生じる。このような場合,充満したスプ
ールを空き管と交換する前に,スプールから返送された
糸によって糸切れの際のように糸継ぎを行うか,又は特
別な糸継ぎスプールから引出した補助糸をそのために使
用する。この糸継ぎ糸は,糸継ぎ処理の経過中に切断さ
れ,その際新たに紡績された糸に結合されかつ接合部を
有する糸区間は,新たに紡績され後から供給される糸か
ら切離され,かつ後から供給される糸は新しい管に渡さ
れる(ヨーロッパ特許出願公開第0,106,809号明細
書)。管理された接合部を達成するため,糸継ぎ糸は,
返送の際すぐに引出しローラ対内に挿入され,従ってこ
の引出しローラ対によって製造速度で引出される。従っ
て糸継ぎの際,糸は極めて大きく加速されるので,製造
速度が高い場合,多くの糸切れを生じ,又はそもそも糸
継ぎが不可能である。引出しローラは繊維収集面の近く
にあるので,糸継ぎ糸に与えられたよりは短い糸範囲に
しか分散されず,従って糸の過剰よりになり易い。この
ことは,公知の装置が糸切れを生じ易い別の理由であ
る。現在では通常オープンエンド紡績機内には常に多く
の同様な紡績装置が並べて配置されているので,さらに
隣接するすべての紡績装置に対して共通にしか速度の低
下を行うことができず,それにより形成される糸及び製
造量に不利な作用が及ぶ。
発明の目的 それ故に本発明の課題は,当該の紡績装置に害を及ぼ
すことなく,糸切れの後及びスプール交換の際に簡単に
確実な糸継ぎが可能である方法及び装置を提供すること
にある。
すことなく,糸切れの後及びスプール交換の際に簡単に
確実な糸継ぎが可能である方法及び装置を提供すること
にある。
発明の構成 本発明によれば,この課題は次のようにして解決され
る。すなわち特別な糸継ぎスプールから引出した糸を,
糸継ぎ返送の際にスプール装置の近くまで運び,ここか
らこの糸を紡績装置への返送路へ戻し,この返送路が,
スプールから引出した糸の返送路と一致しており,糸継
ぎスプールから引出した糸が、紡績装置での糸接続後
に、まずスプール装置の近くにおいて制御可能な引出し
の作用を受け、かつ脇に逸らされ、紡績装置から供給さ
れる糸が、完全な引出し速度に達した後に初めて通常の
紡績引出しの作用を受け、かつスプール装置内にある空
き管に引き渡され、その際過剰の糸部分を接合部と共に
切離し,かつ放出する。
る。すなわち特別な糸継ぎスプールから引出した糸を,
糸継ぎ返送の際にスプール装置の近くまで運び,ここか
らこの糸を紡績装置への返送路へ戻し,この返送路が,
スプールから引出した糸の返送路と一致しており,糸継
ぎスプールから引出した糸が、紡績装置での糸接続後
に、まずスプール装置の近くにおいて制御可能な引出し
の作用を受け、かつ脇に逸らされ、紡績装置から供給さ
れる糸が、完全な引出し速度に達した後に初めて通常の
紡績引出しの作用を受け、かつスプール装置内にある空
き管に引き渡され、その際過剰の糸部分を接合部と共に
切離し,かつ放出する。
スプールから引出した糸及び糸継ぎスプールから引出
した糸継ぎ糸の返送のため,糸切れ除去の即ち糸切れ直
しの間に通常返送すべき糸がスプールから出るスプール
装置の近くの範囲から同一の経路が考えられるので,糸
切れ除去の際に糸引出しを行う装置は,接合を行った後
に特別な糸継ぎ糸を再び引出す場合にも使用することが
でき,従ってそのため簡単な装置で十分である。この装
置は,この共通の返送路の端部に配置されているので,
よりの伝達を別の方法で制動しない限り,糸継ぎした糸
に与えられたよりは,長い糸区間に分散できる。この糸
継ぎ引出しはそのつどの紡績条件に相応して制御され,
かつその際最後に通常の紡績引出しの速度にされる。こ
の時糸は,糸品質を害することなく機械に渡すことがで
きる。欠陥位置をなす接合部はその際放出される。
した糸継ぎ糸の返送のため,糸切れ除去の即ち糸切れ直
しの間に通常返送すべき糸がスプールから出るスプール
装置の近くの範囲から同一の経路が考えられるので,糸
切れ除去の際に糸引出しを行う装置は,接合を行った後
に特別な糸継ぎ糸を再び引出す場合にも使用することが
でき,従ってそのため簡単な装置で十分である。この装
置は,この共通の返送路の端部に配置されているので,
よりの伝達を別の方法で制動しない限り,糸継ぎした糸
に与えられたよりは,長い糸区間に分散できる。この糸
継ぎ引出しはそのつどの紡績条件に相応して制御され,
かつその際最後に通常の紡績引出しの速度にされる。こ
の時糸は,糸品質を害することなく機械に渡すことがで
きる。欠陥位置をなす接合部はその際放出される。
糸継ぎスプールからの糸継ぎ糸の管理されない引出し
を防ぐため,及びそれにより糸継ぎ供給の初めからすで
に糸継ぎ糸の管理された案内を行うため,糸継ぎ糸を,
糸継ぎスプールから引出している間制動するようにする
と有利である。同様に糸継ぎ糸の管理された糸継ぎ供給
を行うため,糸継ぎ糸を,準備位置から機械的に共通の
返送路へ送るという有利な処置が使われる。その際糸継
ぎ糸を供給するため,糸継ぎ糸を保持する機械的供給装
置を共通の返送路の始端に動かすと有利である。この機
械的供給装置の前に配置された機械的装置と付加的に同
期させずにこの運動を行うことができるようにするた
め,機械的供給装置に糸継ぎ糸を供給した後に,この供
給装置の前に糸ループを形成し,後に共通の返送路の始
端に供給装置を動かす際にこの糸ループを使用すると有
利である。
を防ぐため,及びそれにより糸継ぎ供給の初めからすで
に糸継ぎ糸の管理された案内を行うため,糸継ぎ糸を,
糸継ぎスプールから引出している間制動するようにする
と有利である。同様に糸継ぎ糸の管理された糸継ぎ供給
を行うため,糸継ぎ糸を,準備位置から機械的に共通の
返送路へ送るという有利な処置が使われる。その際糸継
ぎ糸を供給するため,糸継ぎ糸を保持する機械的供給装
置を共通の返送路の始端に動かすと有利である。この機
械的供給装置の前に配置された機械的装置と付加的に同
期させずにこの運動を行うことができるようにするた
め,機械的供給装置に糸継ぎ糸を供給した後に,この供
給装置の前に糸ループを形成し,後に共通の返送路の始
端に供給装置を動かす際にこの糸ループを使用すると有
利である。
本発明による方法の有利な構成によれば,糸継ぎに十
分な長さの糸継ぎ糸を共通の返送路に供給した後,糸継
ぎスプールと機械的供給装置の間で糸継ぎ糸をクランプ
し,かつこの位置と機械的供給装置の間で切断し,かつ
機械的供給装置の方に延びた糸部分のこのようにして形
成された自由端を気圧により保持し,かつ糸継ぎを行い
かつ糸継ぎした糸をスプールに渡した後に切離し,かつ
気圧により放出する。
分な長さの糸継ぎ糸を共通の返送路に供給した後,糸継
ぎスプールと機械的供給装置の間で糸継ぎ糸をクランプ
し,かつこの位置と機械的供給装置の間で切断し,かつ
機械的供給装置の方に延びた糸部分のこのようにして形
成された自由端を気圧により保持し,かつ糸継ぎを行い
かつ糸継ぎした糸をスプールに渡した後に切離し,かつ
気圧により放出する。
スプールへの糸継ぎした糸の確実な引渡しを簡単に可
能にするため,糸継ぎした糸をまず機械的供給装置によ
り紡績装置から引出し,かつその後紡績装置と供給装置
の間にある紡績引出し用の引出しローラ対に渡し,続い
て機械的供給装置によって生じる糸引出し装置を,引出
しローラ対により生じる糸引出し速度より低くし,かつ
過剰糸でループを形成し,かつその後ループと供給装置
の間で糸を切断し,かつ切離された糸端部を放出し,一
方紡績装置に結合した糸をスプールに渡すと有利であ
る。
能にするため,糸継ぎした糸をまず機械的供給装置によ
り紡績装置から引出し,かつその後紡績装置と供給装置
の間にある紡績引出し用の引出しローラ対に渡し,続い
て機械的供給装置によって生じる糸引出し装置を,引出
しローラ対により生じる糸引出し速度より低くし,かつ
過剰糸でループを形成し,かつその後ループと供給装置
の間で糸を切断し,かつ切離された糸端部を放出し,一
方紡績装置に結合した糸をスプールに渡すと有利であ
る。
本発明による特に有利な糸継ぎ方法は次のような特徴
を有する。すなわちスプール交換に関連して糸継ぎ用の
糸継ぎ糸を機械的に気流に供給し,この気流が糸継ぎ糸
を補助ローラ対の開いたクランプ線内に通し,その後糸
継ぎ糸を先行端部の近くで停止し,かついぜんとして後
から供給される糸継ぎ糸から糸ループを形成し,続いて
糸継ぎ糸のその後の供給を停止し,かつクランプ線を閉
じた際に糸ループをすべて利用して,補助ローラ対を吸
入気流の作用範囲に運び,それから補助ローラ対を駆動
し,かつ糸継ぎスプールから糸継ぎ糸を同期して引出す
ことにより,糸継ぎ糸の先行端部により糸継ぎ予備を形
成して糸継ぎ糸を紡績装置内の準備位置内へ戻し,それ
から糸継ぎ糸を送り方向において補助ローラ対の前で切
断し,かつ補助ローラ対の方へ延びた糸端部を吸入気流
にさらし,続いて繊維供給を開始しかつ糸継ぎ予備を釈
放することによって糸継ぎを行い,その後糸継ぎした糸
を紡績装置から補助ローラ対によって増加した速度で引
出し,かつ吸入気流に供給し,それから紡績装置と補助
ローラ対の間で,糸継ぎされた糸を引出しローラ対に渡
し,続いて補助ローラ対を遅くすることによってこの補
助ローラ対と引出しローラ対の間に糸ループを形成し,
この糸ループを気圧によって保持し,かつ前記の吸入気
流の方に延びた糸端部から切離し,従ってこの糸端部を
放出し,それから新たに形成された糸端部をその間に新
たに挿入された空き管に渡す。
を有する。すなわちスプール交換に関連して糸継ぎ用の
糸継ぎ糸を機械的に気流に供給し,この気流が糸継ぎ糸
を補助ローラ対の開いたクランプ線内に通し,その後糸
継ぎ糸を先行端部の近くで停止し,かついぜんとして後
から供給される糸継ぎ糸から糸ループを形成し,続いて
糸継ぎ糸のその後の供給を停止し,かつクランプ線を閉
じた際に糸ループをすべて利用して,補助ローラ対を吸
入気流の作用範囲に運び,それから補助ローラ対を駆動
し,かつ糸継ぎスプールから糸継ぎ糸を同期して引出す
ことにより,糸継ぎ糸の先行端部により糸継ぎ予備を形
成して糸継ぎ糸を紡績装置内の準備位置内へ戻し,それ
から糸継ぎ糸を送り方向において補助ローラ対の前で切
断し,かつ補助ローラ対の方へ延びた糸端部を吸入気流
にさらし,続いて繊維供給を開始しかつ糸継ぎ予備を釈
放することによって糸継ぎを行い,その後糸継ぎした糸
を紡績装置から補助ローラ対によって増加した速度で引
出し,かつ吸入気流に供給し,それから紡績装置と補助
ローラ対の間で,糸継ぎされた糸を引出しローラ対に渡
し,続いて補助ローラ対を遅くすることによってこの補
助ローラ対と引出しローラ対の間に糸ループを形成し,
この糸ループを気圧によって保持し,かつ前記の吸入気
流の方に延びた糸端部から切離し,従ってこの糸端部を
放出し,それから新たに形成された糸端部をその間に新
たに挿入された空き管に渡す。
次のことは有利とわかった。すなわち部分交換に関連
してスプール交換を2段階に行い,その際第1の段階に
おいて充満したスプールをスプール装置から放出し,か
つ新しい部分のためこの紡績装置を準備した後に,糸継
ぎスプールから引出した糸継ぎ糸によって糸継ぎが開始
された時,初めて空き管をスプール装置を挿入する。
してスプール交換を2段階に行い,その際第1の段階に
おいて充満したスプールをスプール装置から放出し,か
つ新しい部分のためこの紡績装置を準備した後に,糸継
ぎスプールから引出した糸継ぎ糸によって糸継ぎが開始
された時,初めて空き管をスプール装置を挿入する。
スプール交換に続く糸切断の後に,スプール交換の間
に新たに挿入された管における糸長さが不十分なため,
糸引出しを失敗しないようにするため,本発明による方
法の別の有利な機構によれば,スプール交換に関連し
て,糸継ぎした糸を空き管に渡した後の後の所定の期間
にわたって糸継ぎ過程を監視し,かつこの期間中に糸切
れが生じた場合,紡績装置を停止し,その後前の紡績過
程の間に空き管に巻かれた巻回を空き管からほどき,か
つその後もう1度スプール交換を行わずに,糸継ぎスプ
ールから引出した糸継ぎ糸によって改めて糸継ぎを行
う。
に新たに挿入された管における糸長さが不十分なため,
糸引出しを失敗しないようにするため,本発明による方
法の別の有利な機構によれば,スプール交換に関連し
て,糸継ぎした糸を空き管に渡した後の後の所定の期間
にわたって糸継ぎ過程を監視し,かつこの期間中に糸切
れが生じた場合,紡績装置を停止し,その後前の紡績過
程の間に空き管に巻かれた巻回を空き管からほどき,か
つその後もう1度スプール交換を行わずに,糸継ぎスプ
ールから引出した糸継ぎ糸によって改めて糸継ぎを行
う。
糸継ぎ失敗を早期に検出できるようにするため,糸継
ぎ過程の監視の範囲内において糸自体を監視すると有利
であり,このことは,スプール装置の近くで行うと有利
である。その際軸線方向運動に関して糸を監視すると特
に有利である。
ぎ過程の監視の範囲内において糸自体を監視すると有利
であり,このことは,スプール装置の近くで行うと有利
である。その際軸線方向運動に関して糸を監視すると特
に有利である。
この方法を実施するため本発明によれば,供給装置が
補助ローラ対を有し,この補助ローラ対の一方のローラ
が,スプールローラから持上げられたスプールのため駆
動ローラとして使用でき,かつ制御可能な駆動装置によ
り駆動可能である。糸切れを取除く際に,スプールに使
用する補助ローラ対のローラは,スプールから糸を戻す
期間にわたって,かつ糸継ぎ引出しのためにスプールを
駆動し,その際ローラ対のローラの回転速度は,そのつ
どの条件に相応して選択する。同じローラは,糸継ぎス
プールから引出された糸継ぎ糸を紡績装置に戻し,かつ
続いて管理された糸継ぎ引出しを行う。このように糸継
ぎのためにどの糸を紡績装置に供給するかに依存して,
紡績すべき繊維材料に常に最適に合わせることができ
る。従って過剰によった接合及び糸切れが防止される。
しばしば糸切れを生じる接合部内の太い位置及び細い位
置は,このようにしてかなり防止できる。
補助ローラ対を有し,この補助ローラ対の一方のローラ
が,スプールローラから持上げられたスプールのため駆
動ローラとして使用でき,かつ制御可能な駆動装置によ
り駆動可能である。糸切れを取除く際に,スプールに使
用する補助ローラ対のローラは,スプールから糸を戻す
期間にわたって,かつ糸継ぎ引出しのためにスプールを
駆動し,その際ローラ対のローラの回転速度は,そのつ
どの条件に相応して選択する。同じローラは,糸継ぎス
プールから引出された糸継ぎ糸を紡績装置に戻し,かつ
続いて管理された糸継ぎ引出しを行う。このように糸継
ぎのためにどの糸を紡績装置に供給するかに依存して,
紡績すべき繊維材料に常に最適に合わせることができ
る。従って過剰によった接合及び糸切れが防止される。
しばしば糸切れを生じる接合部内の太い位置及び細い位
置は,このようにしてかなり防止できる。
簡単な構造及び簡単な供給運動のため,スプールの駆
動ローラとして形成された補助ローラ対のローラは,揺
動レバーの自由端に配置されている。
動ローラとして形成された補助ローラ対のローラは,揺
動レバーの自由端に配置されている。
一方において簡単かつ迅速に補助ローラ対により糸継
ぎ糸を受取ることができるようにするため,かつ他方に
おいて場合によっては補助ローラ対によって保持された
糸を迅速に釈放できるようにするため,本発明による装
置の別の有利な構成において,スプールに達することの
ない補助ローラ対のローラは,スプールのための駆動ロ
ーラとして形成されたローラから持上げ可能である。
ぎ糸を受取ることができるようにするため,かつ他方に
おいて場合によっては補助ローラ対によって保持された
糸を迅速に釈放できるようにするため,本発明による装
置の別の有利な構成において,スプールに達することの
ない補助ローラ対のローラは,スプールのための駆動ロ
ーラとして形成されたローラから持上げ可能である。
円すい形スプールを作る場合,駆動ローラの接触面
は,スプールの周面に対して平行になっていることが必
要である。これは次のことを前提としている。すなわち
スプールの円すい形に応じて駆動ローラとして形成され
た補助ローラ対のローラは,従って補助ローラ対は,全
体として異なった位置を占めなければならない。このこ
とを防ぐため,有利にもスプールのため駆動ローラとし
て形成された補助ローラ対のローラは交換可能であり,
かつ第1の長手区間と第2の長手区間を有し,第1の長
手区間がスプールと共働しかつスプールに合わせた形成
をしており,第2の長手区間は補助ローラ対の他方のロ
ーラと共働するようにすることができる。それにより補
助ローラ対は,常にスプールに対して同じ方向に向ける
ことができる。なぜなら駆動ローラとして形成された補
助ローラ対のローラを適当な形のローラに交換すること
によって,異なったスプールの形を補償できるからであ
る。
は,スプールの周面に対して平行になっていることが必
要である。これは次のことを前提としている。すなわち
スプールの円すい形に応じて駆動ローラとして形成され
た補助ローラ対のローラは,従って補助ローラ対は,全
体として異なった位置を占めなければならない。このこ
とを防ぐため,有利にもスプールのため駆動ローラとし
て形成された補助ローラ対のローラは交換可能であり,
かつ第1の長手区間と第2の長手区間を有し,第1の長
手区間がスプールと共働しかつスプールに合わせた形成
をしており,第2の長手区間は補助ローラ対の他方のロ
ーラと共働するようにすることができる。それにより補
助ローラ対は,常にスプールに対して同じ方向に向ける
ことができる。なぜなら駆動ローラとして形成された補
助ローラ対のローラを適当な形のローラに交換すること
によって,異なったスプールの形を補償できるからであ
る。
スプール駆動ローラとして形成された補助ローラ対の
ローラの他方のローラと共働する部分がスプールと駆動
結合されず,所要場所を増加するように補助ローラ対が
スプール端部を越えて突出しなくともよいようにするた
め,有利にも次のようにすることができる。すなわち第
1の長手区間が第2の長手区間より大きな直径を有し,
かつ補助ローラ対の駆動装置が制御可能であり,糸切れ
を取除く際に第1の長手区間の周速度が,スプール交換
と関連した糸継ぎの際の第2の長手区間の周速度と同じ
くらいにする。第1の長手区間を円すい形に形成した
際,円筒形の第2の長手区間が,第1の長手区間の直径
の大きい方に続いていると有利である。このようにして
両方の長手区間の間の移動位置に比較的小さな直径の相
違があった場合でも,スプールは第2の長手区間に接す
ることがない。
ローラの他方のローラと共働する部分がスプールと駆動
結合されず,所要場所を増加するように補助ローラ対が
スプール端部を越えて突出しなくともよいようにするた
め,有利にも次のようにすることができる。すなわち第
1の長手区間が第2の長手区間より大きな直径を有し,
かつ補助ローラ対の駆動装置が制御可能であり,糸切れ
を取除く際に第1の長手区間の周速度が,スプール交換
と関連した糸継ぎの際の第2の長手区間の周速度と同じ
くらいにする。第1の長手区間を円すい形に形成した
際,円筒形の第2の長手区間が,第1の長手区間の直径
の大きい方に続いていると有利である。このようにして
両方の長手区間の間の移動位置に比較的小さな直径の相
違があった場合でも,スプールは第2の長手区間に接す
ることがない。
提出装置が糸戻し装置を有すると有利である。このよ
うな糸戻し装置によれば,供給装置に渡すべき糸継ぎ糸
が確実に管理して供給できる。それにより一方において
供給装置への糸継ぎ糸の確実な引渡しが保証され,かつ
他方において過剰の糸消費が防止される。供給装置への
糸継ぎ糸の確実な所定の引渡しにより,高度な糸継ぎ確
実さが保証される。
うな糸戻し装置によれば,供給装置に渡すべき糸継ぎ糸
が確実に管理して供給できる。それにより一方において
供給装置への糸継ぎ糸の確実な引渡しが保証され,かつ
他方において過剰の糸消費が防止される。供給装置への
糸継ぎ糸の確実な所定の引渡しにより,高度な糸継ぎ確
実さが保証される。
提出装置は,原則的に種々の様式で形成でき,特に提
出装置は駆動可能な供給ローラ対を有する。供給ローラ
対と補助ローラ対を独立に駆動しなくともよいようにす
るため,供給ローラ対と補助ローラ対に共通の駆動機関
が付属しており,この駆動機関と供給ローラ対が制御可
能な継手を介して結合されていると有利である。この継
手によれば,補助ローラ対により糸継ぎ糸を一方の方向
及び他方の方向へ送ることができ,その際供給ローラ対
により付加的な糸継ぎ糸を糸継ぎスプールから引出し,
又はここへ戻す必要はない。
出装置は駆動可能な供給ローラ対を有する。供給ローラ
対と補助ローラ対を独立に駆動しなくともよいようにす
るため,供給ローラ対と補助ローラ対に共通の駆動機関
が付属しており,この駆動機関と供給ローラ対が制御可
能な継手を介して結合されていると有利である。この継
手によれば,補助ローラ対により糸継ぎ糸を一方の方向
及び他方の方向へ送ることができ,その際供給ローラ対
により付加的な糸継ぎ糸を糸継ぎスプールから引出し,
又はここへ戻す必要はない。
基本的に補助ローラ対を供給ローラよりもわずかに速
く駆動してもよいが,供給ローラ対及び補助ローラ対の
被駆動ローラを同じ実効周速度で駆動可能であると有利
である。
く駆動してもよいが,供給ローラ対及び補助ローラ対の
被駆動ローラを同じ実効周速度で駆動可能であると有利
である。
返送装置の方向へ補助ローラ対を動かすことにより返
送装置へ糸継ぎ糸を供給する場合,又は糸継ぎ過程の終
了後にクランプした糸継ぎ糸と共に補助ローラ対を不動
作位置へ戻す場合,提出装置又は糸継ぎスプールと補助
ローラ対の間の距離は変化する。この間隔変化を補償す
るため,提出装置が蓄積装置を有すると有利である。そ
れにより例えば供給ローラ対を適当に駆動して,このよ
うな相違を補償する必要をなくすことができる。
送装置へ糸継ぎ糸を供給する場合,又は糸継ぎ過程の終
了後にクランプした糸継ぎ糸と共に補助ローラ対を不動
作位置へ戻す場合,提出装置又は糸継ぎスプールと補助
ローラ対の間の距離は変化する。この間隔変化を補償す
るため,提出装置が蓄積装置を有すると有利である。そ
れにより例えば供給ローラ対を適当に駆動して,このよ
うな相違を補償する必要をなくすことができる。
蓄積装置は種々に構成することができる。簡単かつそ
れ故に特に有利な構成において,蓄積装置は吸気開口と
して形成されており,この吸気開口は,供給ローラ対と
補助ローラ対の間に作用できる。このことは例えば次の
ようにして行われる。すなわち吸気開口がこの動作位置
に挿入可能であり,かつ後で再び不動作位置に戻すこと
ができる。蓄積装置は,供給ローラ対と補助ローラ対の
間にあると有利である。蓄積装置を吸気開口として形成
する場合,この吸気開口は,供給ローラと補助ローラの
間において補助ローラの近くに定置に配置されており,
かつしゃ断装置によって制御可能であると有利である。
れ故に特に有利な構成において,蓄積装置は吸気開口と
して形成されており,この吸気開口は,供給ローラ対と
補助ローラ対の間に作用できる。このことは例えば次の
ようにして行われる。すなわち吸気開口がこの動作位置
に挿入可能であり,かつ後で再び不動作位置に戻すこと
ができる。蓄積装置は,供給ローラ対と補助ローラ対の
間にあると有利である。蓄積装置を吸気開口として形成
する場合,この吸気開口は,供給ローラと補助ローラの
間において補助ローラの近くに定置に配置されており,
かつしゃ断装置によって制御可能であると有利である。
供給ローラ対と補助ローラ対の間の蓄積装置を配置す
る場合,送り方向において蓄積装置の前に糸切断装置を
設けると有利であり,その際この糸切断装置は,供給ロ
ーラ対と蓄積装置の間にあると有利である。
る場合,送り方向において蓄積装置の前に糸切断装置を
設けると有利であり,その際この糸切断装置は,供給ロ
ーラ対と蓄積装置の間にあると有利である。
補助ローラ対に糸を渡すため,相応した駆動装置と案
内装置を有する複雑な部品を使用しなくともよいように
するため,本発明の有利な変形によれば,提出装置は,
補助ローラ対の前に接続された気圧糸供給器を有する。
空気を節約してこの気圧糸供給器を使用できるようにす
るため,この気圧糸供給器は,供給ローラ対から補助ロ
ーラ対へ延びた糸案内管を有すると有利である。その際
吸気開口は,補助ローラ対の方に向いた糸案内管の端部
の横に口を開いていると有利である。糸切断装置も糸案
内管内に配置されていると有利である。
内装置を有する複雑な部品を使用しなくともよいように
するため,本発明の有利な変形によれば,提出装置は,
補助ローラ対の前に接続された気圧糸供給器を有する。
空気を節約してこの気圧糸供給器を使用できるようにす
るため,この気圧糸供給器は,供給ローラ対から補助ロ
ーラ対へ延びた糸案内管を有すると有利である。その際
吸気開口は,補助ローラ対の方に向いた糸案内管の端部
の横に口を開いていると有利である。糸切断装置も糸案
内管内に配置されていると有利である。
吸気開口内に簡単に糸予備を形成できるようにするた
め,続いてクランプした糸継ぎ糸を有する補助ローラ対
を返送装置の方へ動かす際に,供給ローラ対と補助ロー
ラ対の間で同期駆動を行わなくともよいようにするた
め,本発明による装置の有利な構成によれば,供給ロー
ラ対から離れた方に何いた吸気管の側において糸案内管
の端部の近くに配置された制御可能な糸クランプが設け
られている。吸気開口に糸継ぎ糸を継続的に後から供給
する場合,糸クランプにより糸をクランプすることによ
り糸予備が形成でき,続いてこの糸予備は,補助ローラ
対がクランプ位置を占めた後に補助ローラ対を返送装置
の方へ動かして,再び使用される。この糸クランプは糸
案内管内に配置すると有利であり,その際この装置の簡
単な構成によれば,制御可能な糸クランプは,弾性材料
から成る可動のクランプ部を有することができる。
め,続いてクランプした糸継ぎ糸を有する補助ローラ対
を返送装置の方へ動かす際に,供給ローラ対と補助ロー
ラ対の間で同期駆動を行わなくともよいようにするた
め,本発明による装置の有利な構成によれば,供給ロー
ラ対から離れた方に何いた吸気管の側において糸案内管
の端部の近くに配置された制御可能な糸クランプが設け
られている。吸気開口に糸継ぎ糸を継続的に後から供給
する場合,糸クランプにより糸をクランプすることによ
り糸予備が形成でき,続いてこの糸予備は,補助ローラ
対がクランプ位置を占めた後に補助ローラ対を返送装置
の方へ動かして,再び使用される。この糸クランプは糸
案内管内に配置すると有利であり,その際この装置の簡
単な構成によれば,制御可能な糸クランプは,弾性材料
から成る可動のクランプ部を有することができる。
補助ローラ対の前に糸継ぎ糸を簡単に提出するため,
本発明の有利な構成によれば,提出装置は,補助ローラ
対のクランプ線の方に向いた圧縮空気ノズルを含み,こ
の圧縮空気ノズルは,供給ローラ対と補助ローラ対の間
において作用できる。その際圧縮空気ノズル注入ノズル
として形成されており,この注入ノズルは,供給ローラ
対の方に向いた糸案内管の端部に口を開いている。
本発明の有利な構成によれば,提出装置は,補助ローラ
対のクランプ線の方に向いた圧縮空気ノズルを含み,こ
の圧縮空気ノズルは,供給ローラ対と補助ローラ対の間
において作用できる。その際圧縮空気ノズル注入ノズル
として形成されており,この注入ノズルは,供給ローラ
対の方に向いた糸案内管の端部に口を開いている。
糸継ぎ糸が補助ローラ対のクランプ線内に達しかつ吸
気開口内に糸予備が形成されるまで,圧縮空気ノズルを
有効にしたいので,補助ローラ対の持上げ可能なローラ
の駆動装置は,圧縮空気ノズルと共に共通の制御装置に
接続されている。
気開口内に糸予備が形成されるまで,圧縮空気ノズルを
有効にしたいので,補助ローラ対の持上げ可能なローラ
の駆動装置は,圧縮空気ノズルと共に共通の制御装置に
接続されている。
糸継ぎ糸をできるだけ大幅に補助ローラ対のクランプ
線の方向へ案内できるようにするため,補助ローラ対の
方に向いた糸案内管の端部の形が,この補助ローラ対の
三角空間に合わされていると有利である。
線の方向へ案内できるようにするため,補助ローラ対の
方に向いた糸案内管の端部の形が,この補助ローラ対の
三角空間に合わされていると有利である。
通常の糸継ぎ,又はこれに関して必要な糸継ぎを含む
通状のスプール交換を行うことができるようにするた
め,複数の制御プログラムを有する制御装置が設けられ
ており,糸切れがスプール交換にすぐに続いて生じた
か,又はこれには関係なく生じたか,又はスプール交換
が部分交換に関連して行われたか,又は無関係に行われ
たかに依存して,前記の制御プログラムが呼出し可能で
ある。
通状のスプール交換を行うことができるようにするた
め,複数の制御プログラムを有する制御装置が設けられ
ており,糸切れがスプール交換にすぐに続いて生じた
か,又はこれには関係なく生じたか,又はスプール交換
が部分交換に関連して行われたか,又は無関係に行われ
たかに依存して,前記の制御プログラムが呼出し可能で
ある。
糸戻し装置は,前記の実施例において同時に糸継ぎ糸
のための送り手段として使われ,かつそれ故に供給ロー
ラ対によって形成される。しかし糸戻し及び糸送りの機
能を同一の素子によって果たす必要はない。本発明によ
る装置の別の有利な構成によれば,糸戻し装置は蓄積装
置として形成されており,かつ提出装置が糸クランプを
有し,この糸クランプは,収容位置にある補助ローラ対
の一方の側から他方の側へ可動である。
のための送り手段として使われ,かつそれ故に供給ロー
ラ対によって形成される。しかし糸戻し及び糸送りの機
能を同一の素子によって果たす必要はない。本発明によ
る装置の別の有利な構成によれば,糸戻し装置は蓄積装
置として形成されており,かつ提出装置が糸クランプを
有し,この糸クランプは,収容位置にある補助ローラ対
の一方の側から他方の側へ可動である。
糸継ぎ失敗を早期に検出できるように,従って失敗し
た糸継ぎテストを早期に中断できるように,続いて新し
い糸継ぎテストを行うため,糸継ぎした糸を監視する監
視装置を設けると有利である。監視装置が,スプール装
置に糸を渡す前に糸を取出す糸取出し装置に付属してい
ると,特に有利なことがわかった。なぜならこの時付加
的な案内手段が不要だったからである。その際監視装置
が,接合部を放出する吸気開口に付属していると有利で
ある。このようにして監視装置は.スプール装置のかな
り近くにあるので,紡績装置とスプール装置の間の糸経
路内のすべての欠陥を検出できる。本発明による装置の
別の有利な構成において,監視装置が,軸線方向に動か
ない糸と軸線方向に動く糸との間の区別を行うことがで
きるように構成されていると,監視の確実さは付加的に
なお高められる。
た糸継ぎテストを早期に中断できるように,続いて新し
い糸継ぎテストを行うため,糸継ぎした糸を監視する監
視装置を設けると有利である。監視装置が,スプール装
置に糸を渡す前に糸を取出す糸取出し装置に付属してい
ると,特に有利なことがわかった。なぜならこの時付加
的な案内手段が不要だったからである。その際監視装置
が,接合部を放出する吸気開口に付属していると有利で
ある。このようにして監視装置は.スプール装置のかな
り近くにあるので,紡績装置とスプール装置の間の糸経
路内のすべての欠陥を検出できる。本発明による装置の
別の有利な構成において,監視装置が,軸線方向に動か
ない糸と軸線方向に動く糸との間の区別を行うことがで
きるように構成されていると,監視の確実さは付加的に
なお高められる。
並んで配置された複数のオープンエンド紡績装置を有
する現在通常のオープンエンド紡績機においては,これ
ら紡績装置に沿って走行可能な少なくとも1つの保守装
置が通常設けられている。本発明による装置の有利な構
成においてこの場合,糸継ぎスプール,提出装置,供給
装置及び返送装置が,この保守装置上に配置されている
と有利である。走行可能な保守装置の場合に吸気開口に
対して独自の負圧源を設けなくともよくするため,この
場合吸気開口が機械側の負圧源に接続されていると有利
である。
する現在通常のオープンエンド紡績機においては,これ
ら紡績装置に沿って走行可能な少なくとも1つの保守装
置が通常設けられている。本発明による装置の有利な構
成においてこの場合,糸継ぎスプール,提出装置,供給
装置及び返送装置が,この保守装置上に配置されている
と有利である。走行可能な保守装置の場合に吸気開口に
対して独自の負圧源を設けなくともよくするため,この
場合吸気開口が機械側の負圧源に接続されていると有利
である。
本発明によれば,特別な条件に応じて常に最適な接合
過程を行うことが簡単に可能である。スプール交換に続
いてすぐに糸切れが生じた場合にも,特別な糸継ぎ糸を
用いて糸継ぎすることによって,次の糸継ぎ過程の失敗
は防止される。本発明による装置によれば,紡績装置へ
の糸継ぎ糸の供給,及び糸継ぎ返送を行った後の引出し
の所定の開始が可能であり,その際補助ローラ対の特別
な配置及びこの補助ローラ対の駆動制御によれば,紡績
装置に至る繊維材料への整合が可能なだけでなく,さら
に接合範囲及びこれに続く範囲における糸強度の制御も
可能である。それにより高度な接合確実度が得られる。
さらに本発明による装置では,制御が簡単であり,かつ
構造がコンパクトである。なぜなら通常のスプール及び
紡績装置の間の全範囲において,紡績装置へ糸継ぎ糸を
供給するために使われる素子は配置されておらず,かつ
このような素子がこの範囲に動かされることもないから
である。さらに本発明による装置は,既存の装置に後か
ら設けることもできる。なぜならスプール及びスプール
制御用の補助駆動ローラと既存の揺動バーを交換し,か
つ提出装置を付加的に組込むだけでよいからである。
過程を行うことが簡単に可能である。スプール交換に続
いてすぐに糸切れが生じた場合にも,特別な糸継ぎ糸を
用いて糸継ぎすることによって,次の糸継ぎ過程の失敗
は防止される。本発明による装置によれば,紡績装置へ
の糸継ぎ糸の供給,及び糸継ぎ返送を行った後の引出し
の所定の開始が可能であり,その際補助ローラ対の特別
な配置及びこの補助ローラ対の駆動制御によれば,紡績
装置に至る繊維材料への整合が可能なだけでなく,さら
に接合範囲及びこれに続く範囲における糸強度の制御も
可能である。それにより高度な接合確実度が得られる。
さらに本発明による装置では,制御が簡単であり,かつ
構造がコンパクトである。なぜなら通常のスプール及び
紡績装置の間の全範囲において,紡績装置へ糸継ぎ糸を
供給するために使われる素子は配置されておらず,かつ
このような素子がこの範囲に動かされることもないから
である。さらに本発明による装置は,既存の装置に後か
ら設けることもできる。なぜならスプール及びスプール
制御用の補助駆動ローラと既存の揺動バーを交換し,か
つ提出装置を付加的に組込むだけでよいからである。
実施例 本発明の実施例を以下図面によって詳細に説明する。
まず第1図の左側を参照して,オープンエンド紡績装
置の一般的な構成を説明し,その際種々の糸継ぎ過程を
理解するたけにどうしても必要な装置と素子だけが図示
されている。
置の一般的な構成を説明し,その際種々の糸継ぎ過程を
理解するたけにどうしても必要な装置と素子だけが図示
されている。
第1図に示した実施例において紡績ロータ1として形
成されたオープンエンド紡績素子において,糸10が紡績
され,この糸は,糸引出し管11を通して引出しローラ対
12によって引出される。この引出しローラ対12は,通常
のように被駆動ローラ120及びここから持上げ可能な押
圧ローラ121を有する。糸10は,スプール装置13への経
路において糸張力補償ガイド14及びあや振り糸ガイド15
を通り,このあや振り糸ガイドは,スプール装置13内に
あるスプール132に糸10を交差状に提出するために往復
運動する。スプール132は,軸133のまわりで揺動可能な
2つのスプールアーム131の間にはさまれている。紡績
動作の間にはスプール132は被駆動スプールローラ130上
に載っている。
成されたオープンエンド紡績素子において,糸10が紡績
され,この糸は,糸引出し管11を通して引出しローラ対
12によって引出される。この引出しローラ対12は,通常
のように被駆動ローラ120及びここから持上げ可能な押
圧ローラ121を有する。糸10は,スプール装置13への経
路において糸張力補償ガイド14及びあや振り糸ガイド15
を通り,このあや振り糸ガイドは,スプール装置13内に
あるスプール132に糸10を交差状に提出するために往復
運動する。スプール132は,軸133のまわりで揺動可能な
2つのスプールアーム131の間にはさまれている。紡績
動作の間にはスプール132は被駆動スプールローラ130上
に載っている。
さらにスプール装置13はスプール持上げ装置134を有
し,このスプール持上げ装置は,スプールローラ130と
スプール132の間に動かすことができる。そのためスプ
ール持上げ装置134の図示していない駆動装置が,糸監
視器16に結合されており,この糸監視器は,糸引出し管
11の出口の近くの糸経路に配置されている。さらにスプ
ール持上げ装置134には,糸継ぎ装置の駆動装置(図示
せず)が付属しており,それによりスプール持上げ装置
134は,第2図に示した持上げ位置から第1図に示した
基本位置へ戻すことができるようにする。
し,このスプール持上げ装置は,スプールローラ130と
スプール132の間に動かすことができる。そのためスプ
ール持上げ装置134の図示していない駆動装置が,糸監
視器16に結合されており,この糸監視器は,糸引出し管
11の出口の近くの糸経路に配置されている。さらにスプ
ール持上げ装置134には,糸継ぎ装置の駆動装置(図示
せず)が付属しており,それによりスプール持上げ装置
134は,第2図に示した持上げ位置から第1図に示した
基本位置へ戻すことができるようにする。
スプールアーム131の間にスプール傾斜路17があり,
充満したスプール132は,このスプール傾斜路を越えて
図示していないコンベヤベルトに供給でき,それにより
スプール132を収集位置へ供給できるようにする。
充満したスプール132は,このスプール傾斜路を越えて
図示していないコンベヤベルトに供給でき,それにより
スプール132を収集位置へ供給できるようにする。
スプール装置13の上には空き管供給装置19が設けられ
ており,スプール交換の際にそのため必要な空き管190
(第2図参照)をここから取出すことができる。
ており,スプール交換の際にそのため必要な空き管190
(第2図参照)をここから取出すことができる。
第1図の右側には,保守装置2上に配置された糸継ぎ
装置の一部が示されている。この保守装置2は,並んで
配置された複数の紡績位置に沿って走行可能であり,こ
れらの紡績位置は,それぞれ紡績装置,糸監視器16,引
出しローラ対12,糸張力補償ガイド14,あや振り糸ガイド
15,スプール装置13及びスプール傾斜路17を有する。
装置の一部が示されている。この保守装置2は,並んで
配置された複数の紡績位置に沿って走行可能であり,こ
れらの紡績位置は,それぞれ紡績装置,糸監視器16,引
出しローラ対12,糸張力補償ガイド14,あや振り糸ガイド
15,スプール装置13及びスプール傾斜路17を有する。
保守装置2上に配置された糸継ぎ装置は返送装置20を
有し,この返送装置は,とりわけ吸入ノズル200,中心ス
ピンドル21(第5図)及び投下スピンドル25を有する。
吸入ノズル200は,糸切れの場合に切れた糸10の端部を
スプールから吸出する役割を有する。そのためスプール
132は,補助駆動ローラ24によって逆転させられる。吸
入ノズル200は,周知のように紡績装置の方に向いた側
にスリットを有し,最終的にこのスリットから吸入され
た糸10が出て,かつ図示していない供給装置に供給さ
れ,この供給装置は,他方において糸10を糸引出し管11
の開口へ送る。
有し,この返送装置は,とりわけ吸入ノズル200,中心ス
ピンドル21(第5図)及び投下スピンドル25を有する。
吸入ノズル200は,糸切れの場合に切れた糸10の端部を
スプールから吸出する役割を有する。そのためスプール
132は,補助駆動ローラ24によって逆転させられる。吸
入ノズル200は,周知のように紡績装置の方に向いた側
にスリットを有し,最終的にこのスリットから吸入され
た糸10が出て,かつ図示していない供給装置に供給さ
れ,この供給装置は,他方において糸10を糸引出し管11
の開口へ送る。
前記の返送装置20は,糸切れを取除く際に使われるだ
けでなく,スプール交換の際の糸継ぎに関連して使われ
る。この糸継ぎは,糸継ぎスプール3から引出される糸
継ぎ糸30によって行われる。糸継ぎ糸30は,提供装置4
によって供給装置5に供給され,この供給装置から糸継
ぎ糸30は返送装置20に達する。
けでなく,スプール交換の際の糸継ぎに関連して使われ
る。この糸継ぎは,糸継ぎスプール3から引出される糸
継ぎ糸30によって行われる。糸継ぎ糸30は,提供装置4
によって供給装置5に供給され,この供給装置から糸継
ぎ糸30は返送装置20に達する。
提出装置4は供給ローラ対40を有し,そのうち少なく
とも供給ローラ400が駆動できる。他方の供給ローラ401
は,通常独自の駆動装置を必要としないが,所望の場合
には,この供給ローラ401のために直接駆動装置を設け
てもよい。供給ローラ400は駆動輪402を介して駆動さ
れ,他方においてこの駆動輪は,図示していない継手を
介して歯付きベルト403等により駆動機関404から駆動さ
れる。他方においてこの駆動機関404は,歯付きベルト5
0等を介して供給装置5を駆動し,この供給装置は,主
要部分として補助ローラ対52を有する。補助駆動ローラ
24は,補助ローラ対52の一部であり,かつ図示していな
い様式で駆動輪51を介して駆動され,この駆動輪は,他
方において前記の歯付きベルト50を介して駆動される。
補助ローラ対52は,補助駆動ローラ24の他になお押圧ロ
ーラ520を有し,この押圧ローラは,磁気駆動装置53に
よって補助駆動ローラ24に接触でき,又はここから再び
持上げることができる。補助ローラ対52は揺動レバー54
の自由端にあり,この揺動レバーは磁気駆動装置53を有
し,かつ駆動輪51の軸540に揺動可能に支持されてい
る。
とも供給ローラ400が駆動できる。他方の供給ローラ401
は,通常独自の駆動装置を必要としないが,所望の場合
には,この供給ローラ401のために直接駆動装置を設け
てもよい。供給ローラ400は駆動輪402を介して駆動さ
れ,他方においてこの駆動輪は,図示していない継手を
介して歯付きベルト403等により駆動機関404から駆動さ
れる。他方においてこの駆動機関404は,歯付きベルト5
0等を介して供給装置5を駆動し,この供給装置は,主
要部分として補助ローラ対52を有する。補助駆動ローラ
24は,補助ローラ対52の一部であり,かつ図示していな
い様式で駆動輪51を介して駆動され,この駆動輪は,他
方において前記の歯付きベルト50を介して駆動される。
補助ローラ対52は,補助駆動ローラ24の他になお押圧ロ
ーラ520を有し,この押圧ローラは,磁気駆動装置53に
よって補助駆動ローラ24に接触でき,又はここから再び
持上げることができる。補助ローラ対52は揺動レバー54
の自由端にあり,この揺動レバーは磁気駆動装置53を有
し,かつ駆動輪51の軸540に揺動可能に支持されてい
る。
糸収容位置で示した補助ローラ対52と供給ローラ対40
の間に糸案内管41があり,この糸案内管は,これらロー
ラ対52と40の間の間隔を橋絡している。糸案内管41は,
供給ローラ対40の方に向いた端部に,供給ローラ対の方
向に広くなる円すい形拡大部410を有し,それにより糸
案内管41内に糸継ぎ糸を通すことが容易になる。円すい
形拡大部410のすぐ後において糸案内管41の側方に注入
ノズル411が口を開いている。この注入ノズル411に弁41
2が付属しており,それにより糸案内管41内への圧縮空
気供給が制御できる。
の間に糸案内管41があり,この糸案内管は,これらロー
ラ対52と40の間の間隔を橋絡している。糸案内管41は,
供給ローラ対40の方に向いた端部に,供給ローラ対の方
向に広くなる円すい形拡大部410を有し,それにより糸
案内管41内に糸継ぎ糸を通すことが容易になる。円すい
形拡大部410のすぐ後において糸案内管41の側方に注入
ノズル411が口を開いている。この注入ノズル411に弁41
2が付属しており,それにより糸案内管41内への圧縮空
気供給が制御できる。
糸供給管41内への入口の近くにおいてこの糸供給管内
に糸切断装置413が配置されている。
に糸切断装置413が配置されている。
糸案内管41の出口側端部の近くに,定置の部分420と
持上げ可能な部分421から成る糸クランプ42が設けられ
ている。補助ローラ対52の方に向いた端部にあるこの糸
クランプ42の近くにおいて糸案内管41の側方に吸気開口
43が口を開いている。この吸気開口43は蓄積器を形成し
ており,かつ弁430を介して吸気導管431に接続されてお
り,この吸気導管は,保守装置2の動作位置においてオ
ープンエンド紡績機の吸気導管18を介して中央負圧源
(図示せず)に接続されている。
持上げ可能な部分421から成る糸クランプ42が設けられ
ている。補助ローラ対52の方に向いた端部にあるこの糸
クランプ42の近くにおいて糸案内管41の側方に吸気開口
43が口を開いている。この吸気開口43は蓄積器を形成し
ており,かつ弁430を介して吸気導管431に接続されてお
り,この吸気導管は,保守装置2の動作位置においてオ
ープンエンド紡績機の吸気導管18を介して中央負圧源
(図示せず)に接続されている。
前記中心スピンドル21によって糸10は糸継ぎ糸30は,
糸経路に達することができかつ図示しない様式で吸気導
管18に結合された吸入管22によって収容できる(第8
図)ような位置に動かすことができる。補助ローラ対52
の方に向いた側において吸入管22は,開口220の近くに
切断装置221を有する。さらに保守装置2は案内フォー
ク23を有し,それにより糸継ぎされた糸は,スプール装
置13内に挿入された空き管190に渡すため,所望の位置
に動かすことができる。
糸経路に達することができかつ図示しない様式で吸気導
管18に結合された吸入管22によって収容できる(第8
図)ような位置に動かすことができる。補助ローラ対52
の方に向いた側において吸入管22は,開口220の近くに
切断装置221を有する。さらに保守装置2は案内フォー
ク23を有し,それにより糸継ぎされた糸は,スプール装
置13内に挿入された空き管190に渡すため,所望の位置
に動かすことができる。
オープンエンド紡績装置と糸継ぎ装置の構成を説明し
たので,次にこれらの装置の動作をスプール交換に関連
して説明する。
たので,次にこれらの装置の動作をスプール交換に関連
して説明する。
まず紡績位置は,第1図の左側に示すような状態にあ
る。スプール132が所望の目標量に達すると,このこと
は周知のように記録される。そのため例えば空き管を挿
入してからの引出しローラ対のローラ120の回転が計数
され,あらかじめ決めた目標値と比較される。しかし通
過する保守装置2がスプールを走査してもよい。所望の
目標量に達した際,保守装置2はこの紡績位置の前に停
止する。周知のようにこの時紡績ロータ1への繊維の供
給を中断することにより,糸切れが生じる。
る。スプール132が所望の目標量に達すると,このこと
は周知のように記録される。そのため例えば空き管を挿
入してからの引出しローラ対のローラ120の回転が計数
され,あらかじめ決めた目標値と比較される。しかし通
過する保守装置2がスプールを走査してもよい。所望の
目標量に達した際,保守装置2はこの紡績位置の前に停
止する。周知のようにこの時紡績ロータ1への繊維の供
給を中断することにより,糸切れが生じる。
この故意の糸切れの際に糸監視器16が操作され,この
糸監視器は,ばね応力を受けたスプール持上げ装置134
を釈放する。この時このスプール持上げ装置134は,第
1図に示した不動作位置からスプールローラ130とスプ
ール132の間の動作位置へ動かされるので,スプール132
は駆動装置から切離される。
糸監視器は,ばね応力を受けたスプール持上げ装置134
を釈放する。この時このスプール持上げ装置134は,第
1図に示した不動作位置からスプールローラ130とスプ
ール132の間の動作位置へ動かされるので,スプール132
は駆動装置から切離される。
糸継ぎ糸30は,この時点に待機位置にあり,この待機
位置において糸継ぎ糸は,供給ローラ対40によりクラン
プされており,かつ糸案内管41内まで延びている。保守
装置2が,充満したスプール132を空き管190と交換する
ことを記録した後に,スプール交換用プログラムが始動
する。
位置において糸継ぎ糸は,供給ローラ対40によりクラン
プされており,かつ糸案内管41内まで延びている。保守
装置2が,充満したスプール132を空き管190と交換する
ことを記録した後に,スプール交換用プログラムが始動
する。
まず糸継ぎ機関404と,供給ローラ対40に付属の図示
していない継点とが投入されるので,この時歯付きベル
ト403と50を介して供給ローラ対40と,補助ローラ対52
の補助駆動ローラ24とが始動する。同時に弁412が開く
ので,注入ノズル411を介して糸案内管41内に圧縮空気
が吹込まれる。このようにして糸案内管41の入口範囲
(拡大部10)に吸入気流が生じ,この吸入気流は,糸継
ぎ糸が前に糸案内管41からすべり出すようにする場合で
さえ,この糸継ぎ糸30をとらえる。糸継ぎ糸30は,供給
ローラ対40によって機械的にこの気流中に送られるが,
一方この気流は,糸継ぎ糸30が糸クランプ42に達するよ
うになっている。押圧ローラ520は,この時点に補助ロ
ーラ対52の補助駆動ローラ24から持上げられるので,糸
継ぎ糸30は,補助ローラ対52を通って糸案内管41とは反
対の側にまで吹流される。この時糸クランプ42が閉じら
れ,従って糸継ぎ糸30の先行端部が停止する。同時に弁
430を開くことにより吸気開口43内に負圧が生じる。こ
の状態は第2図に示されている。
していない継点とが投入されるので,この時歯付きベル
ト403と50を介して供給ローラ対40と,補助ローラ対52
の補助駆動ローラ24とが始動する。同時に弁412が開く
ので,注入ノズル411を介して糸案内管41内に圧縮空気
が吹込まれる。このようにして糸案内管41の入口範囲
(拡大部10)に吸入気流が生じ,この吸入気流は,糸継
ぎ糸が前に糸案内管41からすべり出すようにする場合で
さえ,この糸継ぎ糸30をとらえる。糸継ぎ糸30は,供給
ローラ対40によって機械的にこの気流中に送られるが,
一方この気流は,糸継ぎ糸30が糸クランプ42に達するよ
うになっている。押圧ローラ520は,この時点に補助ロ
ーラ対52の補助駆動ローラ24から持上げられるので,糸
継ぎ糸30は,補助ローラ対52を通って糸案内管41とは反
対の側にまで吹流される。この時糸クランプ42が閉じら
れ,従って糸継ぎ糸30の先行端部が停止する。同時に弁
430を開くことにより吸気開口43内に負圧が生じる。こ
の状態は第2図に示されている。
通常の,それ故に図示していない手段によって充満し
たスプール132をスプールアーム131から投出し,かつス
プール傾斜部17を介して図示していないコンベヤベルト
に供給する(第3図)。充満したスプール132を投出す
る間に,スプールアーム131は,第4図に示すような上
側位置に達する。さらに周知のように空き管190は,空
き管供給装置19から取出され,かつスプールアーム131
に挿入される。
たスプール132をスプールアーム131から投出し,かつス
プール傾斜部17を介して図示していないコンベヤベルト
に供給する(第3図)。充満したスプール132を投出す
る間に,スプールアーム131は,第4図に示すような上
側位置に達する。さらに周知のように空き管190は,空
き管供給装置19から取出され,かつスプールアーム131
に挿入される。
さらに第3図に示すように,いぜんとして供給ローラ
対40から供給される糸継ぎ糸30は,吸気開口43内に予備
ループ31を形成する。予備ループ31が,第3図に示した
位置から第4図による引渡し位置への供給ローラ対52の
運動を補償する程度の大きさになるため十分な所定の時
間の後に,供給ローラ対40は,駆動輪402に付属の継手
の操作により停止するので,もはや糸は後から供給され
ない。同時に弁412が閉じられるので,糸案内管41内へ
のこれ以上の圧縮空気の供給は阻止される。さらに磁気
駆動装置53が操作されるので,押圧ローラ520は補助駆
動ローラ24に接し,かつ先行糸端部をクランプする。
対40から供給される糸継ぎ糸30は,吸気開口43内に予備
ループ31を形成する。予備ループ31が,第3図に示した
位置から第4図による引渡し位置への供給ローラ対52の
運動を補償する程度の大きさになるため十分な所定の時
間の後に,供給ローラ対40は,駆動輪402に付属の継手
の操作により停止するので,もはや糸は後から供給され
ない。同時に弁412が閉じられるので,糸案内管41内へ
のこれ以上の圧縮空気の供給は阻止される。さらに磁気
駆動装置53が操作されるので,押圧ローラ520は補助駆
動ローラ24に接し,かつ先行糸端部をクランプする。
供給ローラ対40が停止した際,定置の部分420から部
分421を持上げることにより糸クランプ42が開く。それ
からさらに供給ローラ対40が停止した際,揺動レバー54
は,閉じた補助ローラ対52と共に糸案内管41から離れて
スプールローラ130の近くまで揺動する(第4図)。従
って糸継ぎスプール3から引出された糸継ぎ糸30は,こ
の返送の際,スプール装置13の近くまで達し,その際前
に形成された糸予備(予備ループ31)が使われる。揺動
レバー54のこの位置において補助駆動ローラ24は,切れ
た糸10の端部を戻すためにスプール132を駆動した場合
(後でさらに詳細に説明する),糸切れ除去の際とほぼ
同じ位置を占める。従ってこの位置において補助ローラ
対52は,吸入ノズル200の開口の近くにあり,この吸入
ノズルはこの間に図示した糸収容位置へ動かされる。吸
入ノズル200はこの糸収容位置は,後で詳細に説明する
ように,スプール交換の際と糸切れ除去の際と同じであ
る。
分421を持上げることにより糸クランプ42が開く。それ
からさらに供給ローラ対40が停止した際,揺動レバー54
は,閉じた補助ローラ対52と共に糸案内管41から離れて
スプールローラ130の近くまで揺動する(第4図)。従
って糸継ぎスプール3から引出された糸継ぎ糸30は,こ
の返送の際,スプール装置13の近くまで達し,その際前
に形成された糸予備(予備ループ31)が使われる。揺動
レバー54のこの位置において補助駆動ローラ24は,切れ
た糸10の端部を戻すためにスプール132を駆動した場合
(後でさらに詳細に説明する),糸切れ除去の際とほぼ
同じ位置を占める。従ってこの位置において補助ローラ
対52は,吸入ノズル200の開口の近くにあり,この吸入
ノズルはこの間に図示した糸収容位置へ動かされる。吸
入ノズル200はこの糸収容位置は,後で詳細に説明する
ように,スプール交換の際と糸切れ除去の際と同じであ
る。
この時駆動輪402に付属の継手を再び接続するので,
補助ローラ対52の他に供給ローラ対40も再び駆動され
る。供給ローラ対40と補助ローラ対52のローラの駆動結
合と直径はローラ対52と40を同じ周速度で駆動するよう
に互いに選定されている。場合によっては補助ローラ対
52の周速度は,供給ローラ対40の周速度よりもいくらか
高くてもよいので,これら両方のローラ対40と52の間で
糸継ぎ糸30はわずかに引延ばされる。
補助ローラ対52の他に供給ローラ対40も再び駆動され
る。供給ローラ対40と補助ローラ対52のローラの駆動結
合と直径はローラ対52と40を同じ周速度で駆動するよう
に互いに選定されている。場合によっては補助ローラ対
52の周速度は,供給ローラ対40の周速度よりもいくらか
高くてもよいので,これら両方のローラ対40と52の間で
糸継ぎ糸30はわずかに引延ばされる。
この時糸継ぎスプール3から引出されかつ補助ローラ
対52によって供給される糸継ぎ糸30は,吸入ノズル200
によって生じる吸入気流の作用範囲に達し,かつこの吸
入ノズル内に吸込まれる。供給ローラ対40と補助ローラ
対52を同時に駆動することによりかつ吸入ノズル200内
の負圧作用により,十分に長い長さの糸をこの吸入ノズ
ル内に吸入した後に,吸入ノズル200は,第4図に示し
た糸収容位置から第5図に示した不動作位置へ戻され
る。その際糸継ぎ糸30は,スプールローラ130の方に向
いたスリット(図示せず)から出て,このスリットは,
そのためこの時開くことができるが,一方糸を吸込む際
には閉じていたものである。その際糸継ぎ糸30は糸経路
30aを占め,かつその際にこの間に図示した動作位置に
動かされていた中心スピンドル21上に達する。糸継ぎ糸
30は,中心スピンドル21と吸入ノズル200の揺動中心の
方に向いたスリット端部との間に延びた経路を占める。
対52によって供給される糸継ぎ糸30は,吸入ノズル200
によって生じる吸入気流の作用範囲に達し,かつこの吸
入ノズル内に吸込まれる。供給ローラ対40と補助ローラ
対52を同時に駆動することによりかつ吸入ノズル200内
の負圧作用により,十分に長い長さの糸をこの吸入ノズ
ル内に吸入した後に,吸入ノズル200は,第4図に示し
た糸収容位置から第5図に示した不動作位置へ戻され
る。その際糸継ぎ糸30は,スプールローラ130の方に向
いたスリット(図示せず)から出て,このスリットは,
そのためこの時開くことができるが,一方糸を吸込む際
には閉じていたものである。その際糸継ぎ糸30は糸経路
30aを占め,かつその際にこの間に図示した動作位置に
動かされていた中心スピンドル21上に達する。糸継ぎ糸
30は,中心スピンドル21と吸入ノズル200の揺動中心の
方に向いたスリット端部との間に延びた経路を占める。
この時糸継ぎ糸30は,周知のように図示していないロ
ーラ対によって受取られ,このローラ対に付属の切断装
置によって所定の長さにされ,かつそれからこのローラ
対によって糸引出し管11の出口開口の前へ運ばれ,その
際糸継ぎ糸30は,その間に図示した動作位置に達した投
出スピンドル25上に達し,従って投出スピンドル25上に
糸継ぎ予備が形成される。供給ローラ対40と補助ローラ
対52により糸継ぎ糸30を一緒に返送することにより、糸
継ぎ糸30は、紡績装置の糸引出し管内へ引き込まれ、管
内の準備位置にまで運ばれる(糸経路30b参照)。この
準備位置において糸端部は、まだ紡績素子(図示した実
施例において紡績ロータ1として形成されている)の繊
維収集面にまでは届いていない。
ーラ対によって受取られ,このローラ対に付属の切断装
置によって所定の長さにされ,かつそれからこのローラ
対によって糸引出し管11の出口開口の前へ運ばれ,その
際糸継ぎ糸30は,その間に図示した動作位置に達した投
出スピンドル25上に達し,従って投出スピンドル25上に
糸継ぎ予備が形成される。供給ローラ対40と補助ローラ
対52により糸継ぎ糸30を一緒に返送することにより、糸
継ぎ糸30は、紡績装置の糸引出し管内へ引き込まれ、管
内の準備位置にまで運ばれる(糸経路30b参照)。この
準備位置において糸端部は、まだ紡績素子(図示した実
施例において紡績ロータ1として形成されている)の繊
維収集面にまでは届いていない。
まだ糸継ぎ糸30が本来の糸継ぎのための準備位置にあ
る場合,補助ローラ対52の前,すなわち供給ローラ対40
と補助ローラ対52の間にある糸切断装置413が操作さ
れ,かつ糸継ぎ糸30は糸案内管41内で切断される。糸継
ぎ糸は蓄積器の前,すなわち吸入開口43の前で切断され
たので,補助ローラ対52へ延びた糸端部32は,この時吸
収開口43内に作用する吸入気流によって吸入される。供
給ローラ対40へ延びかつ供給ローラ対にクランプされた
他方の糸端部33は,吸入開口43内の負圧作用によって生
じる気流によって引延ばして保持される。注入ノズル41
1への圧縮空気供給は,遅くともこの時しゃ断でき,こ
のことがすでに行われていない場合,押圧ローラ520が
補助駆動ローラ24に接触した後(第3図参照)に行われ
る。注入ノズル411は,常に補助駆動ローラ24から押圧
ローラ520を持上げた場合にだけ有効になればよいの
で,押圧ローラ520用の磁石駆動装置53と注入ノズル411
は,共通の制御装置によって同期して制御してもよい。
る場合,補助ローラ対52の前,すなわち供給ローラ対40
と補助ローラ対52の間にある糸切断装置413が操作さ
れ,かつ糸継ぎ糸30は糸案内管41内で切断される。糸継
ぎ糸は蓄積器の前,すなわち吸入開口43の前で切断され
たので,補助ローラ対52へ延びた糸端部32は,この時吸
収開口43内に作用する吸入気流によって吸入される。供
給ローラ対40へ延びかつ供給ローラ対にクランプされた
他方の糸端部33は,吸入開口43内の負圧作用によって生
じる気流によって引延ばして保持される。注入ノズル41
1への圧縮空気供給は,遅くともこの時しゃ断でき,こ
のことがすでに行われていない場合,押圧ローラ520が
補助駆動ローラ24に接触した後(第3図参照)に行われ
る。注入ノズル411は,常に補助駆動ローラ24から押圧
ローラ520を持上げた場合にだけ有効になればよいの
で,押圧ローラ520用の磁石駆動装置53と注入ノズル411
は,共通の制御装置によって同期して制御してもよい。
通常のように糸継ぎ過程のため紡績装置が準備される
時間の間,例えば紡績ロータ1として形成された紡績素
子の清掃も行われる。それから前に,例えば清掃の途中
に停止した紡績ロータ1は再び復旧される。紡績ロータ
1の始動の間,場合によっては製造ロータ速度とは異な
っていてもよい糸継ぎ速度に達した際にも,糸継ぎ糸30
により形成された繊維予備を投下スピンドル25から投下
することにより,この時本来の糸継ぎが行われる。この
時糸継ぎ糸30は,第5図に3目した準備位置から紡績ロ
ータ1の収集面にまで達する(第6図)。時間的にこれ
に合わせて,繊維の供給も開始されるので,紡績ロータ
1内に返送された糸端部は,この時紡績ロータ1内で収
集された繊維に結合される。
時間の間,例えば紡績ロータ1として形成された紡績素
子の清掃も行われる。それから前に,例えば清掃の途中
に停止した紡績ロータ1は再び復旧される。紡績ロータ
1の始動の間,場合によっては製造ロータ速度とは異な
っていてもよい糸継ぎ速度に達した際にも,糸継ぎ糸30
により形成された繊維予備を投下スピンドル25から投下
することにより,この時本来の糸継ぎが行われる。この
時糸継ぎ糸30は,第5図に3目した準備位置から紡績ロ
ータ1の収集面にまで達する(第6図)。時間的にこれ
に合わせて,繊維の供給も開始されるので,紡績ロータ
1内に返送された糸端部は,この時紡績ロータ1内で収
集された繊維に結合される。
投下スピンドル25により糸継ぎ糸30を投下した際に糸
継ぎ糸30は,引出しローラ対12のローラ120とここから
持上げられた押圧ローラ121の間に達する。
継ぎ糸30は,引出しローラ対12のローラ120とここから
持上げられた押圧ローラ121の間に達する。
投下スピンドル25による糸継ぎ糸の投下と時間的に合
わせて,駆動機関404が再び投入されるが,前とは逆方
向に投入される。同時に駆動輪402に付属の継手が操作
されるので,供給ローラ対40は駆動機関404から駆動さ
れない。この時補助ローラ対52は引出し方向に回転し,
かつ紡績ロータ1から糸を引出し,かつ吸入開口43に供
給する(第6図参照)。その際接合部34も吸入開口43内
に達する。
わせて,駆動機関404が再び投入されるが,前とは逆方
向に投入される。同時に駆動輪402に付属の継手が操作
されるので,供給ローラ対40は駆動機関404から駆動さ
れない。この時補助ローラ対52は引出し方向に回転し,
かつ紡績ロータ1から糸を引出し,かつ吸入開口43に供
給する(第6図参照)。その際接合部34も吸入開口43内
に達する。
駆動機関404の速度は制御可能であり,かつ最終的に
引出しローラ対の被駆動ローラ120の周速度とちょうど
同じの速度で糸を引出すまで,この駆動機関は,この糸
継ぎ過程の間所定のプログラムに従って徐々に加速され
る。この時押圧ローラ121は引出しローラ対12の被駆動
ローラ120に接するので,糸は引出しローラ対12に渡さ
れ,かつこの時の引出しローラ対により紡績ロータ1か
ら引出される。
引出しローラ対の被駆動ローラ120の周速度とちょうど
同じの速度で糸を引出すまで,この駆動機関は,この糸
継ぎ過程の間所定のプログラムに従って徐々に加速され
る。この時押圧ローラ121は引出しローラ対12の被駆動
ローラ120に接するので,糸は引出しローラ対12に渡さ
れ,かつこの時の引出しローラ対により紡績ロータ1か
ら引出される。
糸継ぎされた糸は,このようにしてまずスプール装置
13の近くにある機械的供給装置5(補助ローラ対52)に
よって紡績装置から引出され,かつその後初めて紡績装
置と供給装置5の間にある引出しローラ対12に渡され
る。従って紡績ロータ1による糸継ぎの間に糸に与えら
れるよりは,別のより防止縁等によって妨げられない限
り,糸の長い長さ範囲にわたって分散できる。それによ
りわずかなよりが紡績ロータ1及び繊維収集面に達する
ので,糸継ぎの際に糸が過剰によられかつそれにより切
れる危険なしに,糸端部と繊維収集面の間の接触の期間
中にわたって一層多くの時間が使用できる。
13の近くにある機械的供給装置5(補助ローラ対52)に
よって紡績装置から引出され,かつその後初めて紡績装
置と供給装置5の間にある引出しローラ対12に渡され
る。従って紡績ロータ1による糸継ぎの間に糸に与えら
れるよりは,別のより防止縁等によって妨げられない限
り,糸の長い長さ範囲にわたって分散できる。それによ
りわずかなよりが紡績ロータ1及び繊維収集面に達する
ので,糸継ぎの際に糸が過剰によられかつそれにより切
れる危険なしに,糸端部と繊維収集面の間の接触の期間
中にわたって一層多くの時間が使用できる。
新しく糸継ぎされた糸が補助ローラ対52によって紡績
ロータ1から引出される時間の間,補助ローラ対52と中
心スピンドル21の間の糸に,吸入管22の開口220が近付
けられる。
ロータ1から引出される時間の間,補助ローラ対52と中
心スピンドル21の間の糸に,吸入管22の開口220が近付
けられる。
確実に接合部34が補助ローラ対52を通過する程長い時
間の後に,補助ローラ対52は,駆動機関404によって停
止させられ,又は少なくとも引出しローラ対12に対して
遅くされるので,引出しローラ対12と補助ローラ対52の
間に過剰の糸が生じ,この過剰の糸は,糸ループ100と
して吸入管22内に吸入される。この糸ループ100が十分
な大きさに達し、従って新たに紡績されかつ引出しロー
ラ対12によって後から供給された糸が確実に吸入管22に
よって気圧により保持できる場合,切断装置221が操作
される。吸入管の開口220は,補助ローラ対52に供給さ
れた糸ループ100の部分が切断装置221の範囲にあるが,
一方引出しローラ対12の方に向いたこの糸ループ100の
部分がこの切断装置の範囲に達していないように形成さ
れており,又は適当なガイドに付属している。このよう
にして確実に糸10は,糸ループ100と供給装置5の間で
切断され,かつ糸ループ100の切断後にも吸入管22によ
って確実に保持される。切断された糸端部は。補助ロー
ラ対52によって吸入管22から引出される。補助ローラ対
52から離れた後に,切断されたこの糸端部は吸入開口43
を通って放出される(第7図参照)。
間の後に,補助ローラ対52は,駆動機関404によって停
止させられ,又は少なくとも引出しローラ対12に対して
遅くされるので,引出しローラ対12と補助ローラ対52の
間に過剰の糸が生じ,この過剰の糸は,糸ループ100と
して吸入管22内に吸入される。この糸ループ100が十分
な大きさに達し、従って新たに紡績されかつ引出しロー
ラ対12によって後から供給された糸が確実に吸入管22に
よって気圧により保持できる場合,切断装置221が操作
される。吸入管の開口220は,補助ローラ対52に供給さ
れた糸ループ100の部分が切断装置221の範囲にあるが,
一方引出しローラ対12の方に向いたこの糸ループ100の
部分がこの切断装置の範囲に達していないように形成さ
れており,又は適当なガイドに付属している。このよう
にして確実に糸10は,糸ループ100と供給装置5の間で
切断され,かつ糸ループ100の切断後にも吸入管22によ
って確実に保持される。切断された糸端部は。補助ロー
ラ対52によって吸入管22から引出される。補助ローラ対
52から離れた後に,切断されたこの糸端部は吸入開口43
を通って放出される(第7図参照)。
この時スプールアーム131は挿入された空き管190と共
に低下するので,空き管は,改めてスプールローラ130
によって駆動される。
に低下するので,空き管は,改めてスプールローラ130
によって駆動される。
さらに引出しローラ対12によって連続的に後から供給
される糸10は,吸入管22内に達する。この時もはや不要
の補助ローラ対52は、第1図に示した初期位置に戻る。
その際磁石駆動装置53は押圧ローラ520を釈放し,従っ
て押圧ローラは基本位置に戻ることができる。
される糸10は,吸入管22内に達する。この時もはや不要
の補助ローラ対52は、第1図に示した初期位置に戻る。
その際磁石駆動装置53は押圧ローラ520を釈放し,従っ
て押圧ローラは基本位置に戻ることができる。
中心スピンドル21は,この時駆動されるので,糸10を
投出し,かつ前に中心スピンドル21の方に動かされた案
内フォーク23に渡される(第8図)。同時に吸入管22は
渡し位置に動かされ,この位置において吸入管22内に侵
入した糸10は,一方のスプールアーム131の端部におい
て一方の管皿135にある図示していない受取り装置の範
囲に達する。それにより糸は空き管190に渡される。従
って引出しローラ対12により後から供給される糸10は,
空き管190に巻付けられ,その際案内フォーク23の適当
な制御により,糸10が案内フォーク23により釈放されか
つそれによりあや振り糸ガイド15の行程範囲に達する前
に,まず複数の予備巻回が確実に形成され,それから正
規の巻回が空き管190上に形成される。
投出し,かつ前に中心スピンドル21の方に動かされた案
内フォーク23に渡される(第8図)。同時に吸入管22は
渡し位置に動かされ,この位置において吸入管22内に侵
入した糸10は,一方のスプールアーム131の端部におい
て一方の管皿135にある図示していない受取り装置の範
囲に達する。それにより糸は空き管190に渡される。従
って引出しローラ対12により後から供給される糸10は,
空き管190に巻付けられ,その際案内フォーク23の適当
な制御により,糸10が案内フォーク23により釈放されか
つそれによりあや振り糸ガイド15の行程範囲に達する前
に,まず複数の予備巻回が確実に形成され,それから正
規の巻回が空き管190上に形成される。
管皿135にある受取り装置に,従って空き管190に糸10
を渡すことに時間的に合わせて,吸入管22内の切断装置
221が改めて操作され,それにより過剰の糸端部は,空
き管190に渡された糸10から切断され,その後吸入管22
を通って放出される。
を渡すことに時間的に合わせて,吸入管22内の切断装置
221が改めて操作され,それにより過剰の糸端部は,空
き管190に渡された糸10から切断され,その後吸入管22
を通って放出される。
スプール交換過程,及びこのスプール交換過程に関連
して行うべき糸継ぎ過程は,それにより終了する。紡績
位置の素子は,再び第1図に示すような紡績位置を占め
る。
して行うべき糸継ぎ過程は,それにより終了する。紡績
位置の素子は,再び第1図に示すような紡績位置を占め
る。
糸継ぎ装置のすべての素子は,再び基本位置に戻る。
この時もはやこの紡績位置には不要の保守装置2は,こ
の時さらに保守を行うべき次の紡績位置まで動かされ
る。
この時もはやこの紡績位置には不要の保守装置2は,こ
の時さらに保守を行うべき次の紡績位置まで動かされ
る。
スプール交換及びこれに関して行うべき糸継ぎを行う
前記の装置は,返送装置20の動作範囲には介入しないよ
うに形成されているので,この返送装置は従来のように
形成でき,従って通常のように動作する。補助駆動ロー
ラ24は,供給装置5と返送装置20の間の境界位置に配置
されており,それ故に補助駆動ローラ24は,同時に補助
ローラ対52の部品として形成されている。それにより通
常の糸切れを除去する際,すなわちスプール交換とは関
係なく,補助ローラ対52の補助駆動ローラ24を有する揺
動レバー54が必要であるが,糸切れ除去の際に補助駆動
ローラ24は,充満したスプール132を駆動する役割を果
たす。そのためこの補助駆動ローラ24は,糸切れ除去の
際にスプールローラ130から持上げられたスプール132に
駆動装置として近付けられる。
前記の装置は,返送装置20の動作範囲には介入しないよ
うに形成されているので,この返送装置は従来のように
形成でき,従って通常のように動作する。補助駆動ロー
ラ24は,供給装置5と返送装置20の間の境界位置に配置
されており,それ故に補助駆動ローラ24は,同時に補助
ローラ対52の部品として形成されている。それにより通
常の糸切れを除去する際,すなわちスプール交換とは関
係なく,補助ローラ対52の補助駆動ローラ24を有する揺
動レバー54が必要であるが,糸切れ除去の際に補助駆動
ローラ24は,充満したスプール132を駆動する役割を果
たす。そのためこの補助駆動ローラ24は,糸切れ除去の
際にスプールローラ130から持上げられたスプール132に
駆動装置として近付けられる。
次に同時にスプール交換を行わない糸切れ除去を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図に示した初期位置において,糸10は継続的にス
プール132に巻かれる。糸切れが生じると,糸監視器16
により制御パルスが発生され,それにより紡績ロータ1
への繊維の供給が停止される。さらに制御パルスはスプ
ール持上げ装置134の駆動装置に与えられ,このスプー
ル持上げ装置を釈放し,かつ第2図に示した位置にす
る。
プール132に巻かれる。糸切れが生じると,糸監視器16
により制御パルスが発生され,それにより紡績ロータ1
への繊維の供給が停止される。さらに制御パルスはスプ
ール持上げ装置134の駆動装置に与えられ,このスプー
ル持上げ装置を釈放し,かつ第2図に示した位置にす
る。
この時保守装置2が当該の紡績位置に達する。このこ
とは,糸監視器16から発生された呼出し信号に基づいて
行ってもよいが,このことは,保守装置2を機械に沿っ
て動かし,かついずれにせよ保守装置が通過するこれら
すべての紡績位置において必要な保守作業を行うことに
よって行ってもよい。
とは,糸監視器16から発生された呼出し信号に基づいて
行ってもよいが,このことは,保守装置2を機械に沿っ
て動かし,かついずれにせよ保守装置が通過するこれら
すべての紡績位置において必要な保守作業を行うことに
よって行ってもよい。
保守装置2が糸切れを生じた紡績位置に達すると,保
守装置2は停止する。図示していない持上げ装置によっ
て,スプール132がスプール持上げ装置134から持上げら
れるまで,スプールアーム131が持上げられるので,ス
プール132は自由に回転できる。後で糸継ぎのために所
定の公差内にある糸長さを得ることができるようにする
ため,図示していないこの持上げ装置は,スプール132
とスプールローラ130の間の間隔が常に同じ大きさにな
るように構成されている。
守装置2は停止する。図示していない持上げ装置によっ
て,スプール132がスプール持上げ装置134から持上げら
れるまで,スプールアーム131が持上げられるので,ス
プール132は自由に回転できる。後で糸継ぎのために所
定の公差内にある糸長さを得ることができるようにする
ため,図示していないこの持上げ装置は,スプール132
とスプールローラ130の間の間隔が常に同じ大きさにな
るように構成されている。
この時揺動レバー54は,補助駆動ローラ24がスプール
132に接するまで(第9図),スプールの方向へ揺動す
る。駆動機関404は,スプール132が通常の巻付け方向と
は逆に回転するように駆動されるので,この間に糸収容
位置に達した吸入ノズル200は,切れた糸10の端部をス
プール132から受取ることができる。糸継ぎのその他の
動作過程は,前に第5図及び第6図により説明したもの
と同じである(第10図)。しかし糸10は,すでにスプー
ル132に接続されているので,新たに紡績された糸をス
プール132に渡す動作過程(第7図及び第8図参照)は
不要である。
132に接するまで(第9図),スプールの方向へ揺動す
る。駆動機関404は,スプール132が通常の巻付け方向と
は逆に回転するように駆動されるので,この間に糸収容
位置に達した吸入ノズル200は,切れた糸10の端部をス
プール132から受取ることができる。糸継ぎのその他の
動作過程は,前に第5図及び第6図により説明したもの
と同じである(第10図)。しかし糸10は,すでにスプー
ル132に接続されているので,新たに紡績された糸をス
プール132に渡す動作過程(第7図及び第8図参照)は
不要である。
第10図と第4図を比較すれば明らかなように,糸は,
スプール132から返送された場合にも,糸継ぎスプール
3から引出された場合にも,スプール装置13と紡績装置
(糸引出し管11)の間において紡績装置への返送路に戻
され,この返送路は,どちらの場合にも同じである。
スプール132から返送された場合にも,糸継ぎスプール
3から引出された場合にも,スプール装置13と紡績装置
(糸引出し管11)の間において紡績装置への返送路に戻
され,この返送路は,どちらの場合にも同じである。
補助駆動ローラ24によって駆動されるスプール132
が,製造中に保持される通常の巻付け速度に達するとス
プール132は,保守装置2によって再びスプールローラ1
30に接触させられるが,一方補助駆動ローラ24を有する
揺動レバー54は,第1図に示す基本位置に戻される。
が,製造中に保持される通常の巻付け速度に達するとス
プール132は,保守装置2によって再びスプールローラ1
30に接触させられるが,一方補助駆動ローラ24を有する
揺動レバー54は,第1図に示す基本位置に戻される。
第4図と第9図を比較すれば明らかなように吸入ノズ
ル200は,スプール交換に関連した糸継ぎの際にも,糸
切れ除去の際にも,同じ位置にある。どちらの場合に
も,補助駆動ローラ24の駆動装置によって糸継ぎ装置へ
糸10又は糸継ぎ糸30が戻される。糸を糸引出し管11及び
紡績ロータ1に供給する後続の動作過程も同じである
が,次のような1つの相違点を有する。すななちスプー
ル交換に関連して,糸継ぎ糸30及び後に新しく紡績され
た糸は,補助引出しローラ対52,従って補助駆動ローラ2
4によって直接送られ,かつ糸切れ除去の際には,スプ
ール132を介して間接的に補助駆動ローラ24によって返
送方向又は引出し方向に送られる(第10図も参照)。
ル200は,スプール交換に関連した糸継ぎの際にも,糸
切れ除去の際にも,同じ位置にある。どちらの場合に
も,補助駆動ローラ24の駆動装置によって糸継ぎ装置へ
糸10又は糸継ぎ糸30が戻される。糸を糸引出し管11及び
紡績ロータ1に供給する後続の動作過程も同じである
が,次のような1つの相違点を有する。すななちスプー
ル交換に関連して,糸継ぎ糸30及び後に新しく紡績され
た糸は,補助引出しローラ対52,従って補助駆動ローラ2
4によって直接送られ,かつ糸切れ除去の際には,スプ
ール132を介して間接的に補助駆動ローラ24によって返
送方向又は引出し方向に送られる(第10図も参照)。
前記の説明によって明らかなように,糸10又は糸継ぎ
糸30は,補助駆動ローラ24が引渡し又はスプール駆動位
置にある範囲から紡績ロータ1内まで,常に同一の経路
に戻される。どちらの場合にも糸継ぎされた糸の引出し
は,この共通の糸返送経路の始端において,すなわちス
プール装置13の近くで制御して行われ,その際どちらの
場合にも引出し速度の制御は,同時に補助ローラ対52の
一部である補助駆動ローラ24によって行われる。
糸30は,補助駆動ローラ24が引渡し又はスプール駆動位
置にある範囲から紡績ロータ1内まで,常に同一の経路
に戻される。どちらの場合にも糸継ぎされた糸の引出し
は,この共通の糸返送経路の始端において,すなわちス
プール装置13の近くで制御して行われ,その際どちらの
場合にも引出し速度の制御は,同時に補助ローラ対52の
一部である補助駆動ローラ24によって行われる。
前記の装置の図を混乱させないようにするため,図に
おいて制御の関連を示すことは行っていない。個々の素
子の制御のためには従来の手段が適用できる。
おいて制御の関連を示すことは行っていない。個々の素
子の制御のためには従来の手段が適用できる。
次に第16図に関連して,糸切れ除去又はスプール交換
を行う種々の方法の制御を説明する。ここに図示した制
御装置6には4つのプログラム60,61,62及び63が記憶さ
れている。
を行う種々の方法の制御を説明する。ここに図示した制
御装置6には4つのプログラム60,61,62及び63が記憶さ
れている。
プログラム60は,第9図及び第10図によって説明した
ような通常の糸切れ除去を含んでいる。第16図に示すよ
うに,このプログラムは糸監視器16の応答によって開始
する。
ような通常の糸切れ除去を含んでいる。第16図に示すよ
うに,このプログラムは糸監視器16の応答によって開始
する。
第1図ないし第8図によって説明したような後続の糸
継ぎを含むスプール交換プログラムはプログラム62内に
含まれる。このプログラム62は,スイッチ64の応答によ
って開始する。このスイッチ64は,スプール132の直系
を走査する光電装置によって,又は引出しローラ対12の
ローラ120の回転数を走査しかつその際この前のスプー
ル交換以後の糸長さを検出する計数装置によって形成さ
れる。スプール132が目標量に達したかどうかを検出で
きる別の装置を設けてもよい。
継ぎを含むスプール交換プログラムはプログラム62内に
含まれる。このプログラム62は,スイッチ64の応答によ
って開始する。このスイッチ64は,スプール132の直系
を走査する光電装置によって,又は引出しローラ対12の
ローラ120の回転数を走査しかつその際この前のスプー
ル交換以後の糸長さを検出する計数装置によって形成さ
れる。スプール132が目標量に達したかどうかを検出で
きる別の装置を設けてもよい。
スイッチ64とプログラム62の間の制御線640には,接
続線641を介して切換装置643の駆動装置642が接続され
ており,それにより糸監視器16は、選択的にプログラム
60又はプログラム61に接続できる。このプログラム61
は,今行われたスプール交換にすぐに続いて,糸切れの
除去を行うために使われる。このような場合,通常新し
く挿入した空き管190上には,新しい糸継ぎが可能な程
の長さの糸はまだない。
続線641を介して切換装置643の駆動装置642が接続され
ており,それにより糸監視器16は、選択的にプログラム
60又はプログラム61に接続できる。このプログラム61
は,今行われたスプール交換にすぐに続いて,糸切れの
除去を行うために使われる。このような場合,通常新し
く挿入した空き管190上には,新しい糸継ぎが可能な程
の長さの糸はまだない。
特にスプール交換に関連して糸継ぎ過程は,保守装置
2によりなお所定の時間にわたって監視される。このこ
とは,前記の糸監視器16又はあや振り監視装置によって
行うことができ,このあや振り監視装置は,糸継ぎされ
た糸があるかどうか,又は糸継ぎしてから所定の時間の
後にあや振り糸ガイド15に挿入することによりあや振り
運動を行うかどうかを検出する。このようになっていな
い場合,プログラム61が起動される。その際まず紡績装
置は再び停止される(繊維供給の中断,空き管190の持
上げ)。それから空き管190は空にされる。このこと
は,例えば手で行うか,又は持上げられ自由に回転でき
る空き管190の方へ吸入ノズル200を動かすことによって
行ってもよい。この時揺動レバー54の補助駆動ローラ24
は空き管190に接するので,空き管190を同時に逆転した
際,ここにあるわずかな巻回がほどかれ,かつ吸入ノズ
ル200によって吸出すことができる。続いて第2図ない
し第8図によって前に説明したように,糸継ぎ糸30によ
って糸継ぎ過程が行われるが,新たなスプール交換は行
われない。スプール交換に続いて糸切れが生じた際にす
でに保守装置2が紡績位置から離れており,かつ次に紡
績位置を通過する際に初めて障害の除去が行われる場合
にもなお実行できるように,このプログラムを決めても
よい。
2によりなお所定の時間にわたって監視される。このこ
とは,前記の糸監視器16又はあや振り監視装置によって
行うことができ,このあや振り監視装置は,糸継ぎされ
た糸があるかどうか,又は糸継ぎしてから所定の時間の
後にあや振り糸ガイド15に挿入することによりあや振り
運動を行うかどうかを検出する。このようになっていな
い場合,プログラム61が起動される。その際まず紡績装
置は再び停止される(繊維供給の中断,空き管190の持
上げ)。それから空き管190は空にされる。このこと
は,例えば手で行うか,又は持上げられ自由に回転でき
る空き管190の方へ吸入ノズル200を動かすことによって
行ってもよい。この時揺動レバー54の補助駆動ローラ24
は空き管190に接するので,空き管190を同時に逆転した
際,ここにあるわずかな巻回がほどかれ,かつ吸入ノズ
ル200によって吸出すことができる。続いて第2図ない
し第8図によって前に説明したように,糸継ぎ糸30によ
って糸継ぎ過程が行われるが,新たなスプール交換は行
われない。スプール交換に続いて糸切れが生じた際にす
でに保守装置2が紡績位置から離れており,かつ次に紡
績位置を通過する際に初めて障害の除去が行われる場合
にもなお実行できるように,このプログラムを決めても
よい。
しかし第16図に破線で図示した制御接続644によって
示すように,制御線640は,切換装置643を介して糸監視
器16にも接続されている。この場合プログラム61は省略
されるので,スプール交換に続いて生じる糸切れの際,
改めてスプール交換が行われ,その際この上にあるわず
かな巻回と共に空き管190が放出される。
示すように,制御線640は,切換装置643を介して糸監視
器16にも接続されている。この場合プログラム61は省略
されるので,スプール交換に続いて生じる糸切れの際,
改めてスプール交換が行われ,その際この上にあるわず
かな巻回と共に空き管190が放出される。
糸継ぎの試みが失敗したかどうかを早期をすでに検出
できるようにするため,第1図ないし第10図によれば,
吸入管22及び吸入管431は,糸継ぎした糸を監視するた
めに使われる監視装置222又は432を有する。
できるようにするため,第1図ないし第10図によれば,
吸入管22及び吸入管431は,糸継ぎした糸を監視するた
めに使われる監視装置222又は432を有する。
これらの監視装置222及び432は,糸継ぎ監視の範囲内
において糸が吸入管22内へ(第8図による作業段階参
照)又は吸入管431内へ(第3図,第6図及び第7図に
よる作業段階参照)延びているはずの時点に動作し,こ
れら両方の吸入管は糸取出し装置を形成し,かつスプー
ル装置13に渡す前に糸を取出す。その際糸の欠落を検出
すると,糸継ぎ過程が中断され,かつ新たな糸継ぎ過程
が開始される。このような監視装置222及び432は,引出
しローラ対12における巻回形成も検出できる。なぜなら
このような場合に糸監視器16は通常の引出し張力の存在
を検出するが,監視装置222及び/又は監視装置432は糸
の欠落を記録するからである。
において糸が吸入管22内へ(第8図による作業段階参
照)又は吸入管431内へ(第3図,第6図及び第7図に
よる作業段階参照)延びているはずの時点に動作し,こ
れら両方の吸入管は糸取出し装置を形成し,かつスプー
ル装置13に渡す前に糸を取出す。その際糸の欠落を検出
すると,糸継ぎ過程が中断され,かつ新たな糸継ぎ過程
が開始される。このような監視装置222及び432は,引出
しローラ対12における巻回形成も検出できる。なぜなら
このような場合に糸監視器16は通常の引出し張力の存在
を検出するが,監視装置222及び/又は監視装置432は糸
の欠落を記録するからである。
監視装置は,周知のように,例えば光電装置として形
成できる。しかし監視装置が,不動の(軸線方向に不動
の)糸と走行する(軸線方向に可動の)糸との間で区別
を行うことができ,すなわち糸経路監視装置として形成
されていると有利である。軸線方向運動に関して糸を監
視すると,吸入管22又は吸入管431によって糸の取出し
を開始した後に生じる欠陥も,例えば糸の引掛かりも記
録される。
成できる。しかし監視装置が,不動の(軸線方向に不動
の)糸と走行する(軸線方向に可動の)糸との間で区別
を行うことができ,すなわち糸経路監視装置として形成
されていると有利である。軸線方向運動に関して糸を監
視すると,吸入管22又は吸入管431によって糸の取出し
を開始した後に生じる欠陥も,例えば糸の引掛かりも記
録される。
場合によっては1つの監視装置222でも十分であり,
その際この1つの監視装置の糸経路の端部の近くに,す
なわちスプール装置13の近くに配置することは有利であ
る。監視装置432を糸経路の端部の(例えば吸気開口43
又は吸気管431の)近くに配置する程,ますます多くの
欠陥をこの監視装置によって監視できる。
その際この1つの監視装置の糸経路の端部の近くに,す
なわちスプール装置13の近くに配置することは有利であ
る。監視装置432を糸経路の端部の(例えば吸気開口43
又は吸気管431の)近くに配置する程,ますます多くの
欠陥をこの監視装置によって監視できる。
部分交換を行うようにする場合に,第1図ないし第8
図により前に説明したように,通常のスプール交換を行
わないことは有利とわかった。部分交換の後の紡績処理
の間に古い部分の繊維の残りが新しい糸に達することが
ないようにするため,むしろあらかじめ紡績機,従って
個々の紡績位置を清掃することは有利である。そのため
次に説明する方法によれば,スプール交換は,部分交換
に関連して2つの段階で行なわれる。まずスイッチ65の
操作によりプログラム63の第1段階630が開始され,そ
の際繊維供給装置の停止によりそれぞれ糸切れが生じ,
かつ続いて充満したスプール132が種々の紡績位置の紡
績装置13から投出される。続いて紡績機は停止され,か
つその際新しい部分のため個々の紡績装置の準備が行わ
れ,これには特に紡績機の清掃又は保守装置2内の糸継
ぎ装置の新たな設定が含まれている。これを行うと,ス
イッチ650の操作により,プログラム63の第2段階631が
開始される。この段階631において空き管190がスプール
装置13内により挿入され,かつ前記のように糸継ぎ糸30
により糸継ぎが行われる。
図により前に説明したように,通常のスプール交換を行
わないことは有利とわかった。部分交換の後の紡績処理
の間に古い部分の繊維の残りが新しい糸に達することが
ないようにするため,むしろあらかじめ紡績機,従って
個々の紡績位置を清掃することは有利である。そのため
次に説明する方法によれば,スプール交換は,部分交換
に関連して2つの段階で行なわれる。まずスイッチ65の
操作によりプログラム63の第1段階630が開始され,そ
の際繊維供給装置の停止によりそれぞれ糸切れが生じ,
かつ続いて充満したスプール132が種々の紡績位置の紡
績装置13から投出される。続いて紡績機は停止され,か
つその際新しい部分のため個々の紡績装置の準備が行わ
れ,これには特に紡績機の清掃又は保守装置2内の糸継
ぎ装置の新たな設定が含まれている。これを行うと,ス
イッチ650の操作により,プログラム63の第2段階631が
開始される。この段階631において空き管190がスプール
装置13内により挿入され,かつ前記のように糸継ぎ糸30
により糸継ぎが行われる。
第16図に制御接続651によって示すように,プログラ
ム63の段階631はプログラム62と同じにすることができ
る。この場合この第2段階631において,第1図ないし
第8図により説明したようなプログラムが実行される。
しかしその際充満したスプール132の投出はもはや行わ
れない。なぜならスプール132のこの投出は,すでに前
の段階630において行われていたからである。
ム63の段階631はプログラム62と同じにすることができ
る。この場合この第2段階631において,第1図ないし
第8図により説明したようなプログラムが実行される。
しかしその際充満したスプール132の投出はもはや行わ
れない。なぜならスプール132のこの投出は,すでに前
の段階630において行われていたからである。
従って種々のプログラム60,61,62及び63は,前記のよ
うに糸切れがスプール交換に関連して生じたか又はそれ
には関係なく生じたか,又はスプール交換が部分交換に
関連して行われたか又はそれには関係なく行われたかに
依存して呼出し可能である。
うに糸切れがスプール交換に関連して生じたか又はそれ
には関係なく生じたか,又はスプール交換が部分交換に
関連して行われたか又はそれには関係なく行われたかに
依存して呼出し可能である。
ダイオード等のような図示していないロック装置によ
って,個々のプログラム61,62及び63が不都合に互いに
混合されないようにすることは明らかである。第16図に
おいて見易くするため,このような安全装置の図示は省
略されている。
って,個々のプログラム61,62及び63が不都合に互いに
混合されないようにすることは明らかである。第16図に
おいて見易くするため,このような安全装置の図示は省
略されている。
前記の装置は,均等物による素子の置き換え又は別の
組合わせによって種々に変形できる。
組合わせによって種々に変形できる。
第12図には,糸案内管41及び糸クランプ42の有利な構
成が示してある。補助ローラ対52内へ糸を確実に挿入で
きるように,糸継ぎ糸30をこの補助ローラ対52のすぐ近
くにまで案内するため,補助ローラ対52の方に向いた糸
案内管51の端部は,補助ローラ対52の三角空間形に合わ
されている。
成が示してある。補助ローラ対52内へ糸を確実に挿入で
きるように,糸継ぎ糸30をこの補助ローラ対52のすぐ近
くにまで案内するため,補助ローラ対52の方に向いた糸
案内管51の端部は,補助ローラ対52の三角空間形に合わ
されている。
基本的に糸クランプ42は,糸案内管41と補助ローラ対
52の間のこの糸案内管41の近くに配置してもよいが,良
好な糸案内のためにこの糸案内管41内に配置することは
特に望ましい。第12図によれば糸を確実に押えるため,
糸クランプ42の部分420は案内管41の内壁によって形成
され,一方糸クランプ42の可動の部分421は,弾性材料
から成り揺動レバー422によって保持された素子によっ
て形成されるようになっている。この揺動レバー422
は,糸案内管41に支持されており,かつ制御のためソレ
ノイド423に結合されており,このソレノイドによって
弾性部分421を動作位置又は不動作位置にすることがで
きる。
52の間のこの糸案内管41の近くに配置してもよいが,良
好な糸案内のためにこの糸案内管41内に配置することは
特に望ましい。第12図によれば糸を確実に押えるため,
糸クランプ42の部分420は案内管41の内壁によって形成
され,一方糸クランプ42の可動の部分421は,弾性材料
から成り揺動レバー422によって保持された素子によっ
て形成されるようになっている。この揺動レバー422
は,糸案内管41に支持されており,かつ制御のためソレ
ノイド423に結合されており,このソレノイドによって
弾性部分421を動作位置又は不動作位置にすることがで
きる。
前記の装置は,円筒形のスプール及び円すい形のスプ
ールの製造に関して適当である。円すい形スプールの場
合,補助駆動ローラ24の母線は,スプール132の母線に
対して平行に延びている必要がある。このことは,補助
ローラ対52を揺動可能かつ設定可能に揺動レバー54に取
付けることによって行われる。
ールの製造に関して適当である。円すい形スプールの場
合,補助駆動ローラ24の母線は,スプール132の母線に
対して平行に延びている必要がある。このことは,補助
ローラ対52を揺動可能かつ設定可能に揺動レバー54に取
付けることによって行われる。
補助ローラ対52のその他の構成は,第11図に示してあ
る。この構成において補助駆動ローラ24は,2つの長手方
向区間240と241を有する。第1の長手区間240は,第2
の長手区間241よりも大きな直径を有し,かつさらにス
プール132の円すい形に合わされている。従ってスプー
ル132が円筒形であると,長手区間240も円筒形である。
それに対してスプール132が円すい形に形成されている
と,この長手区間も同様に円すい形であり,それぞれス
プール132及び補助駆動ローラ24の軸線136及び242は平
行に延びるようになっている。長手区間240がスプール1
32と共働している間,直径の小さい方の長手区間241は
押圧ローラ520と共働するようになっている。
る。この構成において補助駆動ローラ24は,2つの長手方
向区間240と241を有する。第1の長手区間240は,第2
の長手区間241よりも大きな直径を有し,かつさらにス
プール132の円すい形に合わされている。従ってスプー
ル132が円筒形であると,長手区間240も円筒形である。
それに対してスプール132が円すい形に形成されている
と,この長手区間も同様に円すい形であり,それぞれス
プール132及び補助駆動ローラ24の軸線136及び242は平
行に延びるようになっている。長手区間240がスプール1
32と共働している間,直径の小さい方の長手区間241は
押圧ローラ520と共働するようになっている。
所定のスプール形の製造から別のものへ換える場合,
補助駆動ローラ24を,形成すべきスプール形に相応して
長手区間240が構成された別の補助駆動ローラ24と交換
すれば十分である。
補助駆動ローラ24を,形成すべきスプール形に相応して
長手区間240が構成された別の補助駆動ローラ24と交換
すれば十分である。
補助駆動ローラ24は,糸切れ除去の際及びスプール交
換の際に糸継ぎ引出しを制御するために使われ,その際
糸継ぎ引出しは,1度はスプール132を介して,かつもう
1度は補助駆動ローラ24を介して行われるので,両方の
長手区間240及び241の直径,及び糸切れ除去の際又はス
プール交換の際に駆動機関404によって補助駆動ローラ2
4を駆動する速度は,糸継ぎの間常に同じ引出し速度で
紡績位置から糸を引出すように互いに合わされている。
これは,糸切れ除去の際に第1の長手区間240の(平
均)周速度が,スプール交換に関連した糸継ぎの際の第
2の長手区間241の周速度と同じである場合である。ス
プール132を別の形(円筒又は円すい又は異なった円す
い)にしようとする場合,整合のために補助駆動ローラ
24を交換すれば十分である。補助ローラ対52を別の角度
位置にすること又は押圧ローラ520を交換することは不
要である。
換の際に糸継ぎ引出しを制御するために使われ,その際
糸継ぎ引出しは,1度はスプール132を介して,かつもう
1度は補助駆動ローラ24を介して行われるので,両方の
長手区間240及び241の直径,及び糸切れ除去の際又はス
プール交換の際に駆動機関404によって補助駆動ローラ2
4を駆動する速度は,糸継ぎの間常に同じ引出し速度で
紡績位置から糸を引出すように互いに合わされている。
これは,糸切れ除去の際に第1の長手区間240の(平
均)周速度が,スプール交換に関連した糸継ぎの際の第
2の長手区間241の周速度と同じである場合である。ス
プール132を別の形(円筒又は円すい又は異なった円す
い)にしようとする場合,整合のために補助駆動ローラ
24を交換すれば十分である。補助ローラ対52を別の角度
位置にすること又は押圧ローラ520を交換することは不
要である。
第1の長手区間240を円すい形に形成した際,基本的
に第2の長手区間241は,選択的に小さい方の又は大き
い方の直径に接続できる。第2の長手区間241が補助駆
動ローラ対24の第1の長手区間240の大きい直径に接続
されることを考慮した場合,直径の変動が小さい際に
も,この第2の長手区間241がスプール132の周に接続す
る危険はわずかなので,直径の変動が小さい際にも不確
定の動作状態は避けられる。
に第2の長手区間241は,選択的に小さい方の又は大き
い方の直径に接続できる。第2の長手区間241が補助駆
動ローラ対24の第1の長手区間240の大きい直径に接続
されることを考慮した場合,直径の変動が小さい際に
も,この第2の長手区間241がスプール132の周に接続す
る危険はわずかなので,直径の変動が小さい際にも不確
定の動作状態は避けられる。
基本的に補助駆動ローラ24又はこれと共働する押圧ロ
ーラ520が揺動軸線540の近くに配置されているかどうか
ということは,重要ではない。しかし揺動レバー54の自
由端の近くに補助駆動ローラ24を配置すれば,さらに大
きな構造上の空間が得られる。押圧ローラ520を補助駆
動ローラ24から持上げ可能に構成することは,どうして
も必要というわけではない。なぜなら補助ローラ対52を
適当に駆動することにより糸継ぎ糸30はこの補助ローラ
対のクランプ線内に通され,かつ再びここから取出され
るからである。場合によっては補助ローラ対52のために
付加的なクラッチを設けてもよい。
ーラ520が揺動軸線540の近くに配置されているかどうか
ということは,重要ではない。しかし揺動レバー54の自
由端の近くに補助駆動ローラ24を配置すれば,さらに大
きな構造上の空間が得られる。押圧ローラ520を補助駆
動ローラ24から持上げ可能に構成することは,どうして
も必要というわけではない。なぜなら補助ローラ対52を
適当に駆動することにより糸継ぎ糸30はこの補助ローラ
対のクランプ線内に通され,かつ再びここから取出され
るからである。場合によっては補助ローラ対52のために
付加的なクラッチを設けてもよい。
糸継ぎ糸によって行うべきそれぞれの糸継ぎ過程のた
め改めて糸継ぎスプール3上で糸継ぎ糸30を,例えば吸
入ノズル200と同様に構成された吸入ノズルによって捜
さなくともよいようにするため,糸継ぎ糸30は糸保持装
置によって案内される。前記実施例においてこの糸保持
装置は,供給ローラ対40によって形成される。この供給
ローラ対40によれば,さらになお供給装置5への管理さ
れた糸供給を行うことができる。
め改めて糸継ぎスプール3上で糸継ぎ糸30を,例えば吸
入ノズル200と同様に構成された吸入ノズルによって捜
さなくともよいようにするため,糸継ぎ糸30は糸保持装
置によって案内される。前記実施例においてこの糸保持
装置は,供給ローラ対40によって形成される。この供給
ローラ対40によれば,さらになお供給装置5への管理さ
れた糸供給を行うことができる。
前記の共通な返送経路に糸継ぎ糸30を供給するため,
別の機械的又は気圧的手段により糸継ぎ糸30を供給する
定置の補助ローラ対52が考えられるが,そのため図示し
たように補助ローラ対52のために揺動レバー54又は別の
可動の素子を設けることは特に簡単であり,この揺動レ
バー又は別の可動の素子は,糸収容位置(第1図)から
糸渡し位置(第4図)へ動かされる。その際供給ローラ
対40の運動及び補助ローラ対52の運動及び揺動レバーの
運動の間の同期を回避するため,前記の構成によれば機
械的供給装置5の前に予備ループ31を形成し,この予備
ループは,供給装置5のこのような供給運動の際に再び
使用される。
別の機械的又は気圧的手段により糸継ぎ糸30を供給する
定置の補助ローラ対52が考えられるが,そのため図示し
たように補助ローラ対52のために揺動レバー54又は別の
可動の素子を設けることは特に簡単であり,この揺動レ
バー又は別の可動の素子は,糸収容位置(第1図)から
糸渡し位置(第4図)へ動かされる。その際供給ローラ
対40の運動及び補助ローラ対52の運動及び揺動レバーの
運動の間の同期を回避するため,前記の構成によれば機
械的供給装置5の前に予備ループ31を形成し,この予備
ループは,供給装置5のこのような供給運動の際に再び
使用される。
前記構成によれば,提出装置4は,供給ローラ対40か
ら補助ローラ対52へ延びた糸案内管41の形をした補助ロ
ーラ対52の前に接続された気圧的糸供給装置を有する。
しかしその代りに揺動可能な吸入管又は圧縮空気ノズル
の形の気圧的糸供給装置も可能であり,この圧縮空気ノ
ズルは,供給ローラ対40と補助ローラ対52の間に作用さ
せることができ,かつ補助ローラ対52のクランプ線の方
に向けられており,それにより糸継ぎ糸30をこの補助ロ
ーラ対52に供給するようにする。
ら補助ローラ対52へ延びた糸案内管41の形をした補助ロ
ーラ対52の前に接続された気圧的糸供給装置を有する。
しかしその代りに揺動可能な吸入管又は圧縮空気ノズル
の形の気圧的糸供給装置も可能であり,この圧縮空気ノ
ズルは,供給ローラ対40と補助ローラ対52の間に作用さ
せることができ,かつ補助ローラ対52のクランプ線の方
に向けられており,それにより糸継ぎ糸30をこの補助ロ
ーラ対52に供給するようにする。
供給装置5の糸供給運動を補償するため,この供給装
置の前に蓄積装置が接続されている場合(供給ローラ対
40と補助ローラ対52の間に),この蓄積装置は,通常の
蓄積のように機械的に構成してもよい。このような蓄積
装置を気圧的に構成した場合,この蓄積装置は,供給ロ
ーラ対40と補助ローラ対52の間に定置に配置してもよ
く,又は動作のため一時的にこの範囲に動かしてもよ
い。空気を節約するためにこの蓄積装置は,しゃ断装置
(弁430)によって投入及びしゃ断してもよい。
置の前に蓄積装置が接続されている場合(供給ローラ対
40と補助ローラ対52の間に),この蓄積装置は,通常の
蓄積のように機械的に構成してもよい。このような蓄積
装置を気圧的に構成した場合,この蓄積装置は,供給ロ
ーラ対40と補助ローラ対52の間に定置に配置してもよ
く,又は動作のため一時的にこの範囲に動かしてもよ
い。空気を節約するためにこの蓄積装置は,しゃ断装置
(弁430)によって投入及びしゃ断してもよい。
このような糸継ぎ装置のための負圧源は保守装置2自
体に配置してもよいが,気圧蓄積装置の吸入開口43は,
第1図ないし第10図に示すように,吸入管18を介して機
械側の負圧源(図示せず)に接続してもよい。
体に配置してもよいが,気圧蓄積装置の吸入開口43は,
第1図ないし第10図に示すように,吸入管18を介して機
械側の負圧源(図示せず)に接続してもよい。
次に第13図ないし第15図により,糸継ぎ糸30を機械的
に補助ローラ対52に送りかつここから機械的に前記の共
通な糸返送路まで送る提出装置4の別の構成を説明す
る。前記実施例においては保持装置は供給ローラ対40に
よって形成されているが,一方第13図ないし第15図によ
れば,そのため機械的な蓄積装置44が設けられており,
この蓄積装置内において糸継ぎスプール3から引出され
た糸30は,ジグザグに案内される。この蓄積装置44は2
つのくし形の素子440と441を有し,これら素子は,ばね
力を受けており,かつ互いに離れかつその際糸の予備を
形成する傾向を有する。
に補助ローラ対52に送りかつここから機械的に前記の共
通な糸返送路まで送る提出装置4の別の構成を説明す
る。前記実施例においては保持装置は供給ローラ対40に
よって形成されているが,一方第13図ないし第15図によ
れば,そのため機械的な蓄積装置44が設けられており,
この蓄積装置内において糸継ぎスプール3から引出され
た糸30は,ジグザグに案内される。この蓄積装置44は2
つのくし形の素子440と441を有し,これら素子は,ばね
力を受けており,かつ互いに離れかつその際糸の予備を
形成する傾向を有する。
糸継ぎスプール3から離れた方の蓄積装置44の側に揺
動レバー45があり,この揺動レバーは軸450のまわりで
揺動可能であり,かつ端部に開閉可能な糸クランプ451
を有する。
動レバー45があり,この揺動レバーは軸450のまわりで
揺動可能であり,かつ端部に開閉可能な糸クランプ451
を有する。
補助ローラ対52を有する揺動レバー54と糸クランプ45
1を有する揺動レバー45は,糸クランプ451が選択的に糸
収容位置に運ばれた補助ローラ対52の一方又は他方の側
へ運ぶことができるように支持されている。このこと
は,第13図と第14図を比較すれば明らかである。
1を有する揺動レバー45は,糸クランプ451が選択的に糸
収容位置に運ばれた補助ローラ対52の一方又は他方の側
へ運ぶことができるように支持されている。このこと
は,第13図と第14図を比較すれば明らかである。
初期位置において揺動レバー54と揺動レバー45は,第
13図に示した位置を占める。糸クランプ451は糸継ぎ糸3
0の始端を保持するが,一方補助ローラ対52は,糸継ぎ
糸30の始端の前の糸収容位置にある。
13図に示した位置を占める。糸クランプ451は糸継ぎ糸3
0の始端を保持するが,一方補助ローラ対52は,糸継ぎ
糸30の始端の前の糸収容位置にある。
揺動レバー45の適当な運動により糸クランプ451は,
蓄積装置44から離れた方の補助ローラ対52の側に動かさ
れ,それから押圧ローラ520は補助駆動ローラ24に接触
し,かつ糸クランプ451は開かれる(第14図参照)。
蓄積装置44から離れた方の補助ローラ対52の側に動かさ
れ,それから押圧ローラ520は補助駆動ローラ24に接触
し,かつ糸クランプ451は開かれる(第14図参照)。
揺動レバー45の揺動運動の際,糸継ぎ糸30は蓄積装置
44によって制動されるので,糸継ぎ糸30は,管理されず
に糸継ぎスプール3から引出されることはない。その際
蓄積装置に蓄積された糸予備は,揺動レバー45の揺動運
動の終了後に糸継ぎスプール3から糸継ぎ糸を新たに引
出すことによって糸予備が再び十分な量に達するまで減
少する。
44によって制動されるので,糸継ぎ糸30は,管理されず
に糸継ぎスプール3から引出されることはない。その際
蓄積装置に蓄積された糸予備は,揺動レバー45の揺動運
動の終了後に糸継ぎスプール3から糸継ぎ糸を新たに引
出すことによって糸予備が再び十分な量に達するまで減
少する。
補助ローラ対52による糸継ぎ糸30の引渡しの後に,補
助ローラ対は揺動レバー54の揺動によって引渡し位置に
動かされる(第15図参照,第4図と比較)。その際蓄積
装置44に準備された糸予備が使われる。糸返送と糸継ぎ
のその他の過程は,第4図ないし第8図により説明した
ものと同じである。一般にこの糸継ぎ過程の際に,糸継
ぎ糸30は補助ローラ対52のクランプ線から離れない。
助ローラ対は揺動レバー54の揺動によって引渡し位置に
動かされる(第15図参照,第4図と比較)。その際蓄積
装置44に準備された糸予備が使われる。糸返送と糸継ぎ
のその他の過程は,第4図ないし第8図により説明した
ものと同じである。一般にこの糸継ぎ過程の際に,糸継
ぎ糸30は補助ローラ対52のクランプ線から離れない。
糸継ぎ過程を行った後,補助ローラ対52内に保持され
た糸継ぎ糸30を含む揺動レバー54は,第13図に示した位
置に戻る。揺動レバー45は,この時同様に第13図に示し
た位置に動かされ,かつこの位置において糸継ぎ糸30の
始端を受取る。揺動レバー54を糸収容位置(第13図によ
る)に戻す際に釈放された長さの糸は,蓄積装置44に蓄
積される。
た糸継ぎ糸30を含む揺動レバー54は,第13図に示した位
置に戻る。揺動レバー45は,この時同様に第13図に示し
た位置に動かされ,かつこの位置において糸継ぎ糸30の
始端を受取る。揺動レバー54を糸収容位置(第13図によ
る)に戻す際に釈放された長さの糸は,蓄積装置44に蓄
積される。
糸切れが除去され,このことがスプール132からほど
かれた糸によって行われた場合,糸継ぎ糸30の始端は糸
クランプ451によって保持されるので,補助駆動ローラ2
4を有する揺動レバー54はスプールの方へ揺動できる。
かれた糸によって行われた場合,糸継ぎ糸30の始端は糸
クランプ451によって保持されるので,補助駆動ローラ2
4を有する揺動レバー54はスプールの方へ揺動できる。
基本的に前記のような構成の糸継ぎ装置は紡績位置の
ため個別的に設けることができる。それに対してオープ
ンエンド紡績機の多数の紡績装置に沿って走行する現在
通常の保守装置2の場合,糸継ぎスプール3,提出装置4,
供給装置5及び返送装置20は,保守装置2上に配置され
ている。
ため個別的に設けることができる。それに対してオープ
ンエンド紡績機の多数の紡績装置に沿って走行する現在
通常の保守装置2の場合,糸継ぎスプール3,提出装置4,
供給装置5及び返送装置20は,保守装置2上に配置され
ている。
第1図は,オープンエンド紡績装置及び本発明による糸
継ぎ装置を通常紡績位置で示す概略断面図,第2図,第
3図,第4図,第5図,第6図,第7図及び第8図は,
第1図に示した装置をスプール交換に関連した糸継ぎの
際の種々の動作段階で示した概略断面図,第9図及び第
10図は,第1図に示した装置を糸切れ除去の際の種々の
動作段階で示す概略断面図,第11図は,スプール駆動位
置にある補助ローラ対を示す正面図,第12図は,第1図
ないし第10図に示した糸案内管の補助ローラ対の方に向
いた端部を示す縦断面図,第13図,第14図及び第15図
は,本発明による装置の変形を種々の動作段階で示す概
略断面図,第16図は,糸切れ除去とスプール交換のため
種々のプログラムを有する制御装置を示す略図である。 1……紡績ロータ,2……保守装置,3……糸継ぎスプー
ル,4……提出装置,5……供給装置,20……返送装置,22,4
31……糸取出し装置,24……駆動ローラ,40……供給ロー
ラ対,41……糸案内管,42……糸クランプ,43,44……蓄積
装置,52……補助ローラ対,54……揺動レバー,60,61,62,
63……制御プログラム,130……スプールローラ,132……
スプール,240,241……長手区間,400……ローラ,402……
継手,404……駆動機関,411……圧縮空気ノズル,413……
糸切断装置,421……クランプ部,430……しゃ断装置,432
……監視装置,451……糸クランプ,520……ローラ
継ぎ装置を通常紡績位置で示す概略断面図,第2図,第
3図,第4図,第5図,第6図,第7図及び第8図は,
第1図に示した装置をスプール交換に関連した糸継ぎの
際の種々の動作段階で示した概略断面図,第9図及び第
10図は,第1図に示した装置を糸切れ除去の際の種々の
動作段階で示す概略断面図,第11図は,スプール駆動位
置にある補助ローラ対を示す正面図,第12図は,第1図
ないし第10図に示した糸案内管の補助ローラ対の方に向
いた端部を示す縦断面図,第13図,第14図及び第15図
は,本発明による装置の変形を種々の動作段階で示す概
略断面図,第16図は,糸切れ除去とスプール交換のため
種々のプログラムを有する制御装置を示す略図である。 1……紡績ロータ,2……保守装置,3……糸継ぎスプー
ル,4……提出装置,5……供給装置,20……返送装置,22,4
31……糸取出し装置,24……駆動ローラ,40……供給ロー
ラ対,41……糸案内管,42……糸クランプ,43,44……蓄積
装置,52……補助ローラ対,54……揺動レバー,60,61,62,
63……制御プログラム,130……スプールローラ,132……
スプール,240,241……長手区間,400……ローラ,402……
継手,404……駆動機関,411……圧縮空気ノズル,413……
糸切断装置,421……クランプ部,430……しゃ断装置,432
……監視装置,451……糸クランプ,520……ローラ
フロントページの続き (72)発明者 フーベルト、ロッホブロナー ドイツ連邦共和国、8070、インゴルシュ タット、シュヴェーデンシュトラーセ、 16 (56)参考文献 特開 昭60−9926(JP,A) 特公 昭51−26538(JP,B1)
Claims (23)
- 【請求項1】前の紡績過程の際にスプール(132)上に
糸を巻いたスプール装置(13)から、又は特別な糸継ぎ
スプール(3)から、紡績装置(1)に糸を戻す、オー
プンエンド紡績装置(1)において、特別な糸継ぎスプ
ール(3)から引出した糸(30)を、糸継ぎ返送の際に
スプール装置(13)の近くまで運び、ここからこの糸を
紡績装置(1)への返送路へ戻し、この返送路が、スプ
ール(132)から引出した糸の返送路と一致しており、
糸継ぎスプール(3)から引出した糸(30)が、紡績装
置での糸接続後に、まずスプール装置(13)の近くにお
いて制御可能な引出しの作用を受け、かつ脇に逸らさ
れ、紡績装置から供給される糸(10)が、完全な引出し
速度に達した後に初めて通常の紡績引出しの作用を受
け、かつスプール装置(13)内にある空き管(190)に
引き渡され、その際過剰の糸部分を接続部と共に切離
し、かつ放出することを特徴とする、オープンエンド紡
績装置において糸継ぎを行う方法。 - 【請求項2】糸継ぎ糸を、糸継ぎスプールから引出して
いる間制動する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】糸継ぎ糸を、準備位置から機械的に共通の
返送路へ送る、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】糸継ぎ糸を供給するため、糸継ぎ糸を保持
する機械的供給装置を、共通の返送路の始端に動かす、
請求項3記載の方法。 - 【請求項5】機械的供給装置に糸継ぎ糸を供給した後
に、この供給装置の前に糸ループを形成し、共通の返送
路の始端に供給装置を動かす際にこの糸ループを使用す
る、請求項4記載の方法。 - 【請求項6】糸継ぎに十分な長さの糸継ぎ糸を共通の返
送路に供給した後、糸継ぎスプールと機械的供給装置の
間で糸継ぎ糸をクランプし、かつこの位置と機械的供給
装置の間で切断し、かつ、機械的供給装置の方に延びた
糸部分のこのようにして形成された自由端を気圧により
保持し、かつ糸継ぎを行いかつ糸継ぎした糸をスプール
に渡した後に切離し、かつ気圧により放出する、請求項
1〜5の1つに記載の方法。 - 【請求項7】糸継ぎした糸をまず機械的供給装置によっ
て紡績装置から引出し、かつその後紡績装置と供給装置
の間にある紡績引出し用の引出しローラ対に渡し、続い
て機械的供給装置によって生じる糸引出し速度を、引出
しローラ対により生じる糸引出し速度より低くし、かつ
過剰糸でループを形成し、その後ループと供給装置の間
で糸を切断し、かつ続いて切離された糸端部を放出し、
一方紡績装置に結合した糸をスプールに渡す、請求項3
〜6の1つに記載の方法。 - 【請求項8】スプール交換に関連して糸継ぎ用の糸継ぎ
糸を機械的に気流に供給し、この気流が糸継ぎ糸を補助
ローラ対の開いたクランプ線内に通し、その後糸継ぎ糸
を先行端部の近くで停止し、かつ依然として後から供給
される糸継ぎ糸から糸ループを形成し、続いて糸継ぎ糸
のその後の供給を停止し、かつクランプ線を閉じた際に
糸ループをすべて利用して、補助ローラ対を吸入気流の
作用範囲に運び、それから補助ローラ対を駆動し、かつ
糸継ぎスプールから糸継ぎ糸を同期して引出すことによ
り、糸継ぎ糸の先行端部により糸継ぎ糸の先行端部によ
り糸継ぎ予備を形成して糸継ぎ糸を紡績装置内の準備位
置内へ戻し、それから糸継ぎ糸を送り方向において補助
ローラ対の前で切断し、かつ補助ローラ対の方へ延びた
糸端部を吸入気流にさらし、続いて繊維供給を開始しか
つ糸継ぎ予備を釈放することにより糸継ぎを行い、その
後糸継ぎした糸を紡績装置から補助ローラ対によって増
加した速度で引出し、かつ吸入気流に供給し、それから
紡績装置と補助ローラ対の間で、糸継ぎされた糸を引出
しローラ対に渡し、続いて補助ローラ対を遅くすること
によってこの補助ローラ対と引出しローラ対の間に糸ル
ープを形成し、この糸ループを気圧によって保持し、か
つ前記の吸入気流の方に延びた糸端部から切離し、従っ
てこの糸端部を放出し、それから新たに形成された糸端
部をその間に新たに挿入された空き管に渡す、請求項1
〜7の1つに記載の方法。 - 【請求項9】部分交換に関連してスプール交換を2段階
に行い、その際第1の段階において、充満したスプール
をスプール装置から放出し、かつ新しい部分のためにこ
の紡績装置を準備した後に、糸継ぎスプールから引出し
た糸継ぎ糸によって糸継ぎが開始された時、初めて空き
管をスプール装置に挿入する、請求項1〜8の1つに記
載の方法。 - 【請求項10】スプール交換に関連して、糸継ぎした糸
を空き管に渡した後の所定の期間にわたって糸継ぎ過程
を監視し、この期間中に糸切れが生じた場合、紡績装置
を停止し、その後前の紡績過程の間に空き管に巻かれた
巻回を空き管からほどき、かつその後もう1度スプール
交換を行わずに、糸継ぎスプールから引出した糸継ぎ糸
によって改めて糸継ぎを行う、請求項1〜9の1つに記
載の方法。 - 【請求項11】糸継ぎ過程の監視の範囲内において糸を
監視する、請求項10記載の方法。 - 【請求項12】スプール装置の近くで糸を監視する、請
求項11記載の方法。 - 【請求項13】軸線方向運動に関して糸を監視する、請
求項11又は12記載の方法。 - 【請求項14】スプールを駆動するスプールローラを有
するスプール装置、紡績装置に切れた糸の端部を返送す
る返送装置、糸継ぎ糸を有する糸継ぎスプール、返送装
置に糸継ぎ糸を供給する供給装置、及び供給装置の前に
糸継ぎ糸を提出する提出装置から設けられている、請求
項1〜13の1つに記載の方法を実施する装置において、 供給装置(5)が補助ローラ対(52)を有し、この補助
ローラ対の一方のローラが、スプールローラ(130)か
ら持上げられたスプール(132)のため駆動ローラ(2
4)として使用でき、かつ制御可能な駆動装置(404)に
より駆動可能であることを特徴とする、オープンエンド
紡績装置において糸継ぎを行う装置。 - 【請求項15】スプール(132)のため駆動ローラ(2
4)として形成された補助ローラ対(52)のローラが、
揺動レバー(54)の自由端に配置されている、請求項14
記載の装置。 - 【請求項16】スプール(132)に達することのない補
助ローラ対(52)のローラ(520)が、スプール(132)
のため駆動ローラ(24)として形成されたローラから持
上げ可能である、請求項14又は15に記載の装置。 - 【請求項17】スプール(132)のため駆動ローラ(52
0)として形成された補助ローラ対(52)のローラが交
換可能であり、かつ第1の長手区間(240)と第2の長
手区間(241)を有し、第1の長手区間が、スプール(1
32)と共働し、かつスプール(132)に合わせた形をし
ており、第2の長手区間が、補助ローラ対(52)の他方
のローラ(520)と共働する、請求項14〜16の1つに記
載の装置。 - 【請求項18】第1の長手区間(240)が第2の長手区
間(241)より大きな直径を有し、かつ補助ローラ対(5
2)の駆動装置(404)が制御可能であり、糸切れを取除
いた際に第1の長手区間(240)の周速度が、スプール
交換に関連した糸継ぎの際の第2の長手区間(241)の
周速度と同じくらいにする、請求項17記載の装置。 - 【請求項19】第1の長手区間(240)を円すい形に形
成した際に、円筒形の第2の長手区間(241)が、第1
の長手区間(240)の直径の大きい方に続いている、請
求項18記載の装置。 - 【請求項20】提出装置(4)が糸戻し装置(40、44)
を有する、請求項14〜19の1つに記載の装置。 - 【請求項21】提出装置(4)が駆動可能な供給ローラ
対(40)を有する、請求項14〜20の1つに記載の装置。 - 【請求項22】供給ローラ対(40)と補助ローラ対(5
2)に共通の駆動機関(404)が付属しており、この駆動
機関と供給ローラ対(40)が制御可能な継手(402)を
介して結合されている、請求項21記載の装置。 - 【請求項23】供給ローラ対(40)及び補助ローラ対
(52)の被駆動ローラ(400、24)が、同じ実効周速度
で駆動可能である、請求項14〜22の1つに記載の装置。
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