JP2647049B2 - フロッピディスク装置 - Google Patents

フロッピディスク装置

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JP2647049B2
JP2647049B2 JP7065513A JP6551395A JP2647049B2 JP 2647049 B2 JP2647049 B2 JP 2647049B2 JP 7065513 A JP7065513 A JP 7065513A JP 6551395 A JP6551395 A JP 6551395A JP 2647049 B2 JP2647049 B2 JP 2647049B2
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59605Circuits
    • G11B5/59622Gain control; Filters

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピディスク装置
に係り、特に、LPMに代表されるような非線形動作を
行うキャリッジモータを搭載した大容量のフロッピディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来例を示す。この図2に示すフ
ロッピディスク装置は、モータ68に駆動されるキャリ
ッジに装備されフロッピディスク媒体51から波形を読
み出す磁気ヘッド52と、この磁気ヘッド52から読み
出されたリード波形53を増幅するアンプ54と、この
アンプ54で増幅されたリード波形55のうちサーボ領
域から読み出された波形に基づいて磁気ヘッド52の位
置誤差情報(トラッキングエラー)を表すトラッキング
エラー信号57を生成するトラッキングエラー検出部5
6とを備えている。
【0003】また、トラッキングエラー信号57からキ
ャリッジの操作量59を算出する操作量算出部58と、
この操作量算出部58で算出された操作量59を所定の
補正ゲインで補正する操作量補正部60と、この操作量
補正部60で補正された操作量に従ってモータ68を駆
動するアクチュエータ駆動部66とを備えている。操作
量補正部60には、当該操作量補正部60に所定の補正
ゲインを設定する補正ゲイン設定部63が併設されてい
る。
【0004】この補正ゲイン設定部63は、トラッキン
グエラー信号57の最大値と最小値の差(変動幅)を算
出するPP(ピークトゥピーク)検出部61と、媒体5
1上のトラックに対する磁気ヘッド52の相対速度を求
める速度検出部69と、この速度検出部69及びPP検
出部61の出力に基づいて補正ゲインを算出するゲイン
算出部70とを備えている。
【0005】そして、媒体51からの波形読み出し時に
は、磁気ヘッド52で読み出されたリード波形53がア
ンプ54により増幅される。この増幅後のリード波形5
5はトラッキングエラー検出部56に入力され、当該リ
ード波形55のうちサーボ領域から読み出された波形に
基づいて位置誤差情報を示すトラッキングエラー信号5
7が生成される。続いて、操作量算出部58は、このト
ラッキングエラー信号57に基づいて磁気ヘッド51の
位置誤差量が零になるような操作量59を算出する。ま
た、これと平行してPP検出部61によりトラッキング
エラー信号57の変動幅が算出されると共に、速度検出
部69により媒体51上のトラックに対する磁気ヘッド
52の相対速度が算出される。
【0006】その後、ゲイン算出部70により、PP検
出部61の出力と速度検出部69の出力に基づく補正ゲ
インが算出される。この算出された補正ゲインは操作量
補正部60に入力され、当該操作量補正部60において
補正された補正後の操作量62がアクチュエータ駆動部
66に入力されることによってモータ68が駆動され
る。これにより、磁気ヘッドのトラック追従制御が行わ
れていた。
【0007】ここで、磁気ヘッドを位置決めするモータ
68として、特に、LPMのような非線形動作を行うモ
ータを用いた場合、挿入される媒体の偏心度や挿入位置
のズレによっては当該媒体の回転に伴うキャリッジの振
れ幅が大きくなる。この場合、モータ部のゲインも高く
なり、かかる状況下において振れ幅の小さい場合と同様
のゲイン調整を行うと、サーボ系全体のゲインが高くな
り、これがため、制御が不安定になる事態が生じる。こ
のため、大容量フロッピディスク装置に好適な非線形動
作を行うモータを用いる場合は、キャリッジの動作振幅
に応じたゲイン調整が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、特に媒体の偏心度が大きい場合に、オ
ントラックでトラッキングエラー変動幅が小さいにも拘
らずキャリッジは大幅振幅動作を伴うという事態が生じ
る。このため、トラッキングエラー信号に基づいてキャ
リッジの大振幅動作と小振幅動作とを判断することが困
難であり、キャリッジの動作に応じた適切なゲイン調整
を行うことが難しいという不都合があった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、LPM等の非線形動作を行うキャリッ
ジモータを用いた場合にキャリッジの動作に応じた適切
なゲイン調整を行うことができるフロッピディスク装置
を提供することを、その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、モータ駆動されるキャリッジに装備されフロッピデ
ィスク媒体に記述されたサーボ情報を読み出す磁気ヘッ
ドと、この磁気ヘッドから読み出されたサーボ情報に対
応するトラッキングエラー信号を生成するトラッキング
エラー検出部と、このトラッキングエラー検出部で生成
されたトラッキングエラー信号に基づいて当該トラッキ
ングエラー信号が零となるようなキャリッジの操作量を
算出する操作量算出部と、この操作量算出部で算出され
た操作量を予め設定された補正ゲインにより補正する操
作量補正部と、この操作量補正部で補正された補正後の
操作量に従ってモータを駆動するアクチュエータ駆動部
と、操作量補正部に所定の補正ゲインを設定する補正ゲ
イン設定部と、これら各部の動作を個別に制御する主制
御部とを備えている。このうち、主制御部が、補正ゲイ
ンの設定時にフロッピディスク媒体が少なくとも1回転
する間磁気ヘッドの当該フロッピディスク媒体上での位
置を固定するヘッド固定機能を備えている。また、補正
ゲイン設定部が、ヘッド固定機能の起動中に操作量算出
部で算出されたフロッピディスク媒体1回転分の操作量
に基づいて操作量補正部に設定すべき補正ゲインを決定
する機能を備える、という構成を採っている。
【0011】請求項2記載の発明では、補正ゲイン設定
部は、操作量算出部で算出された操作量の振幅を検出す
るPP検出手段と、このPP検出手段により検出された
操作量の振幅に基づいて補正ゲインを決定し操作量補正
部に設定する補正ゲイン設定手段とを備えた、という構
成を採っている。
【0012】請求項3記載の発明では、補正ゲイン設定
手段に、操作量算出部で算出された操作量の振幅と補正
ゲインとを対応づける補正ゲインテーブルを併設し、当
該補正ゲイン設定手段が、補正ゲインテーブルを参照し
て操作量の振幅に基づく補正ゲインを決定するテーブル
参照機能を備えた、という構成を採っている。
【0013】請求項4記載の発明では、補正ゲインテー
ブルは、一定以上一定以下の操作量の振幅に対して一定
の補正ゲインを対応づけるものである、という構成を採
っている。
【0014】請求項5記載の発明では、補正ゲインテー
ブルに設定された補正ゲインは、キャリッジの動作振幅
に対するキャリッジモータのゲイン特性を示すモータ部
ゲインカーブに基づいて設定されている、という構成を
採っている。
【0015】請求項6記載の発明では、補正ゲインテー
ブルに設定される補正ゲインは、モータ部ゲインカーブ
とモータ部平均ゲイン直線を介して線対称となる補正ゲ
インカーブに基づき、一定以上一定以下の中間値に対応
するゲインが設定されている、という構成を採ってい
る。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、補正ゲインの設定時
になると、主制御部により磁気ヘッドのフロッピディス
ク媒体上での位置が固定され、この状態でフロッピディ
スク媒体からのサーボ情報の読みだしが行われる。この
磁気ヘッドから読み出されたサーボ情報は、トラッキン
グエラー検出部においてエラートラッキング信号として
生成され、操作量算出部は、この生成されたエラートラ
ッキング信号に基づいてフロッピディスク媒体1回転分
のキャリッジの操作量を算出する。そして、補正ゲイン
設定部は、操作量算出部において算出された操作量に基
づいて補正ゲインを算出し、この算出した補正ゲインを
操作量補正部に設定する。
【0017】請求項2記載の発明では、PP検出手段
が、操作量算出部で算出されたフロッピディスク媒体1
回転分の操作量の振幅を算出する。そして、補正ゲイン
設定手段は、PP検出部で検出された操作量の振幅に従
って補正ゲインを決定し、この決定した補正ゲインを操
作量補正部に設定する。
【0018】請求項3乃至6記載の発明では、PP検出
部において操作量の振幅が検出されると、補正ゲイン設
定部は、この検出された操作量の振幅を補正ゲインテー
ブルに照らして最適な補正ゲインを決定する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。ここで、従来例で示した構成と同一の
部分は同一符号を付して重複説明を省略する。
【0020】まず図1に示すフロッピディスク装置は、
モータ18により駆動されるキャリッジに装備されフロ
ッピディスク媒体1に記述されたサーボ情報を読み出す
磁気ヘッド2と、この磁気ヘッド1から読み出されたサ
ーボ情報に対応するトラッキングエラー信号7を生成す
るトラッキングエラー検出部6と、このトラッキングエ
ラー検出部6で生成されたトラッキングエラー信号7に
基づいて当該トラッキングエラー信号7が零となるよう
なキャリッジの操作量を算出する操作量算出部8とを備
えている。また、この操作量算出部8で算出された操作
量9を予め設定された補正ゲインにより補正する操作量
補正部10と、この操作量補正部10で補正された補正
後の操作量12に従ってモータ18を駆動するアクチュ
エータ駆動部16と、操作量補正部10に所定の補正ゲ
インを設定する補正ゲイン設定部13と、これら各部の
動作を個別に制御する主制御部(図示略)とを備えてい
る。
【0021】このうち、主制御部は、補正ゲインの設定
時にフロッピディスク媒体1が少なくとも1回転する間
磁気ヘッド2の当該フロッピディスク媒体1上での位置
を固定するヘッド固定機能を備えている。また、補正ゲ
イン設定部13は、主制御部によるヘッド固定機能の起
動中に操作量算出部8で算出されたフロッピディスク媒
体1の1回転分の操作量9に基づいて操作量補正部10
に設定すべき補正ゲインを決定する機能を備えている。
ここで符号4は、磁気ヘッド2から読み出された情報を
増幅するアンプを示す。
【0022】以下、本実施例における構成を更に詳述す
ると、補正ゲイン設定部13は、操作量算出部8で算出
された操作量9の振幅Aを検出するPP検出手段11
と、このPP検出手段11により検出された操作量9の
振幅Aに基づいて補正ゲインを決定し操作量補正部10
に設定する補正ゲイン設定手段19とを備えている。
【0023】ここで実際には、補正ゲイン設定部13,
操作量算出部8及び操作量補正部10は、これら全体が
1チップのCPUとして構成されている。各部の機能
は、CPUが予め搭載されたマイクロプログラムを逐次
実行することによって実現されるようになっている。C
PUには、各種処理の実行に使用されるRAM部及びR
OM部が装備されている。
【0024】また、補正ゲイン設定手段19には、操作
量算出部8で算出された操作量9の振幅Aと補正ゲイン
とを対応づける補正ゲインテーブル15が併設されてお
り、当該補正ゲイン設定手段19は、補正ゲインテーブ
ル15を参照して操作量9の振幅Aに基づく補正ゲイン
を決定するテーブル参照機能を備えている。符号14は
補正ゲインテーブル15を予め格納するRAMを示す。
この補正ゲインテーブル15はROMに格納しても良
い。
【0025】操作量算出部8は、PI制御を採用してい
る。即ち、操作量は、各セクタのトラッキングエラー信
号値を加算した結果と現時点のトラッキングエラー値を
係数倍した値との和を求め、この結果を所定の係数倍す
ることにより算出される。
【0026】PP検出部11は、操作量算出部8で算出
された一回転分の操作量9の最大値及び最小値から当該
操作量9の振幅を算出する機能を備えている。
【0027】また、本実施例において、前述の補正ゲイ
ンテーブル15は、一定以上一定以下の操作量9の振幅
Aに対して一定の補正ゲインを対応づけるものである。
補正ゲインテーブル15に設定された補正ゲインは、キ
ャリッジの動作振幅に対するキャリッジモータ8のゲイ
ン特性を示すモータ部ゲインカーブに基づいて設定され
ている。更に具体的には、補正ゲインテーブル15に設
定される補正ゲインは、モータ部ゲインカーブとモータ
部平均ゲイン直線を介して線対称となる補正ゲインカー
ブに基づき、一定以上一定以下の中間値に対応するゲイ
ンが設定されている。
【0028】以下、補正ゲインテーブルの作成手順につ
いて具体的に説明する。
【0029】補正ゲインテーブルの作成は、キャリッジ
モータとして用いるモータのゲイン特性によって異な
る。本実施例では、キャリッジモータとして非線形動作
を行うLPMを搭載している。ここで、キャリッジの動
作振幅とモータ18のゲインとの関係を示す特性曲線を
図3に示す。このうち実曲線がキャリッジ動作振幅に対
するモータ部ゲインカーブ21を示している。
【0030】先ず、みかけ上のモータ部ゲインがモータ
部平均ゲイン直線23に補正されるような補正ゲインカ
ーブ22を考える。この補正ゲインカーブ22は、モー
タ部ゲインカーブ21とモータ部平均ゲイン曲線23を
介して線対象になっている。続いて、補正前操作量の振
幅Aを0〜A1,A1〜A2,A2〜A3,A3〜A4,A4
上といったランクに分割し、補正ゲインカーブ21上に
マークする(図3)。そして、各ランクの中間値に対応
する補正ゲインをそのランクの補正ゲインとする。即
ち、図3において、振幅Aが0〜A1の範囲にあれば補
正ゲインG1が対応し、振幅AがA3〜A4の範囲にあれ
ば補正ゲインG4が対応する。このように対応付けを行
い作成された補正ゲインテーブルを図4に示す。ここ
で、キャリッジ動作振幅とあるのは、補正前操作量と同
義である。A1,A2,A3,A4の値は適宜設定されれば
良い。
【0031】次に、本実施例の全体動作を説明する。
【0032】本実施例において、補正ゲインの設定は、
フロッピディスク媒体1の挿入時に行われるようになっ
ている。フロッピディスク媒体1が装置本体に挿入され
ると、主制御部はこれを検出し、キャリッジを駆動して
磁気ヘッド2を0シリンダまでキャリブレートさせる。
その後、ヘッド固定機能を起動しキャリッジ及び磁気ヘ
ッド2の位置を固定する。この状態で磁気ヘッド2によ
り、0シリンダのトラックに記録されたサーボ情報が読
み込まれる。
【0033】磁気ヘッド2から読み出されたリード波形
3はリード波形アンプ4で増幅される。この増幅された
リード波形3は、トラッキングエラー検出部6に入力さ
れ、リード波形の中のサーボ情報からトラッキングエラ
ー信号7が生成される。ここで、トラッキングエラー信
号7は、位置誤差情報、即ちヘッド位置とトラックの正
規位置との偏差を表す。
【0034】次に、生成されたトラッキングエラー信号
7は操作量算出部8に入力され、当該操作量算出部8
は、受信したトラッキングエラー信号7の値が零になる
と想定されるキャリッジの補正前操作量9を算出する。
ここで、算出された一回転分の補正前操作量9をグラフ
化したものを図2に示す。
【0035】続いて、PP検出部11は、操作量算出部
8において算出された補正前操作量9からその最大値と
最小値を検出し、これらの値を減算することによって図
2に示す補正前操作量の振幅Aを検出する。そして、補
正ゲイン設定部10は、PP検出部11において算出さ
れた補正前操作量9の振幅Aを取得し、補正ゲインテー
ブル15を参照して最適な補正ゲインGを決定し、この
決定した補正ゲインGを、その後の操作量補正用の補正
ゲインとして操作量補正部10に設定する。
【0036】ここで、例えば、補正前操作量9の振幅A
がA2〜A3の間であれば、補正ゲインG3に決定され
る。
【0037】以降、通常のデータ読みだし及び書き込み
時には、フロッピディスク媒体1のセクタごとに取得さ
れるサーボ情報に従って補正前操作量9が算出される。
そして、この補正前操作量9が操作量補正部10に入力
されると、予め設定された補正ゲインGが補正前操作量
9に乗じられ、G倍されて出力される。この補正された
操作量はアクチュエータ駆動部16に入力され、当該ア
クチュエータ駆動部16は、モータ18を駆動し、磁気
ヘッド2のトラックに対する位置誤差が零になるように
修正が行われる。
【0038】このように、本実施例によれば、キャリッ
ジの操作量に基づいて補正ゲインを設定するので、キャ
リッジが大振幅動作となるか小振幅動作となるかを予め
明確に想定することができ、これがため、大振幅になる
と想定される場合と小振幅になると想定される場合と
で、異なる補正ゲインの値を設定することができ、LP
Mのように振幅によってゲインが変化する非線形動作の
キャリッジモータを用いた場合でも、有効なトラック追
従制御を行うことができる。
【0039】また、フロッピディスク媒体一回転分の補
正前操作量から振幅を算出し、この振幅に基づいて補正
ゲインを設定するので、最適な補正ゲインを容易に設定
することができる。更に、補正前操作量の振幅を予め設
けられた補正ゲインテーブルに照らして補正ゲインを取
得するようにしたので、振幅の算出からこれに基づく補
正ゲインの取得までに演算が不要であり、補正ゲインの
設定を迅速に行うことができる。
【0040】これらに加え、補正ゲインテーブルは、一
定以上一定以下の操作量振幅に一定の補正ゲインを対応
させたので、補正ゲインテーブルを必要最小限の大きさ
で設けることができ、メモリ容量を節約し装置コストの
低減を図ることができる。また、補正ゲインテーブルに
設定された補正ゲインは、キャリッジモータのゲイン特
性に基づいて予め設定されたものなので、用いるキャリ
ッジモータの種類に応じて最も最適な補正ゲインを設定
することができ、より安定したトラック追従制御を行う
ことができる。
【0041】更に、補正ゲインの値は、みかけ上のキャ
リッジモータのゲイン特性がモータ部ゲインの平均値と
なるように設定されているので、非線形動作を行うキャ
リッジモータを用いた大容量フロッピディスク装置であ
ってもサーボ系を安定させることができる。
【0042】ここで、本実施例では、補正ゲインの設定
タイミングをフロッピディスク媒体の挿入時としたが、
例えば、装置本体の電源投入時に実行するようにしても
良い。
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、キャリッジの操作量に基づいて補正ゲインを設
定するので、キャリッジが大振幅動作となるか小振幅動
作となるかを予め明確に想定することができ、これがた
め、大振幅になると想定される場合と小振幅になると想
定される場合とで、異なる補正ゲインの値を設定するこ
とができ、LPMのように振幅によってゲインが変化す
る非線形動作のキャリッジモータを用いた場合でも、有
効なトラック追従制御を行うことができる。
【0043】請求項2記載の発明では、フロッピディス
ク媒体一回転分の補正前操作量から振幅を算出し、この
振幅に基づいて補正ゲインを設定するので、最適な補正
ゲインを容易に設定することができる。
【0044】請求項3記載の発明では、補正前操作量の
振幅を予め設けられた補正ゲインテーブルに照らして補
正ゲインを取得するようにしたので、振幅の算出からこ
れに基づく補正ゲインの取得までに演算が不要であり、
補正ゲインの設定を迅速に行うことができる。
【0045】請求項4記載の発明では、補正ゲインテー
ブルは、一定以上一定以下の操作量振幅に一定の補正ゲ
インを対応させたので、補正ゲインテーブルを必要最小
限の大きさで設けることができ、メモリ容量を節約し装
置コストの低減を図ることができる。
【0046】請求項5記載の発明では、補正ゲインテー
ブルに設定された補正ゲインは、キャリッジモータのゲ
イン特性に基づいて予め設定されたものなので、用いる
キャリッジモータの種類に応じて最も最適な補正ゲイン
を設定することができ、より安定したトラック追従制御
を行うことができる。
【0047】請求項6記載の発明では、補正ゲインの値
は、みかけ上のキャリッジモータのゲイン特性がモータ
部ゲインの平均値となるように設定されているので、非
線形動作を行うキャリッジモータを用いた大容量フロッ
ピディスク装置であってもサーボ系を安定させることが
できる。
【0048】このように、従来にない優れたサーボ系の
補正ゲイン設定方法及びこの方法によるフロッピディス
ク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施例においてフロッピディスク媒
体一回転分の補正前操作量の一例を示す線図である。
【図3】図1に示す補正ゲインテーブルに設定される補
正ゲインの値を取得する手順について説明する線図であ
る。
【図4】図1に示す補正ゲインテーブルの概要を示す図
である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 フロッピディスク媒体(媒体) 2 磁気ヘッド 3 リード波形 4 リード波形アンプ(アンプ) 5 増幅リード波形 6 トラッキングエラー検出部 7 トラッキングエラー信号 8 操作量算出部 9 補正前操作量 10 操作量補正部 11 PP検出部 12 操作量 13 補正ゲイン設定部 14 メモリ 15 補正ゲインテーブル 16 アクチュエータ駆動部 17 駆動電流 18 キャリッジモータ(モータ) 19 補正ゲイン設定手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動されるキャリッジに装備され
    フロッピディスク媒体に記述されたサーボ情報を読み出
    す磁気ヘッドと、この磁気ヘッドから読み出されたサー
    ボ情報に対応するトラッキングエラー信号を生成するト
    ラッキングエラー検出部と、このトラッキングエラー検
    出部で生成されたトラッキングエラー信号に基づいて当
    該トラッキングエラー信号が零となるような前記キャリ
    ッジの操作量を算出する操作量算出部と、この操作量算
    出部で算出された操作量を予め設定された補正ゲインに
    より補正する操作量補正部と、この操作量補正部で補正
    された補正後の操作量に従って前記モータを駆動するア
    クチュエータ駆動部と、前記操作量補正部に所定の補正
    ゲインを設定する補正ゲイン設定部と、これら各部の動
    作を個別に制御する主制御部とを備え、所定の記録再生
    動作を行うフロッピディスク装置において、 前記主制御部が、前記補正ゲインの設定時に前記フロッ
    ピディスク媒体が少なくとも1回転する間前記磁気ヘッ
    ドの当該フロッピディスク媒体上での位置を固定するヘ
    ッド固定機能を備え、 前記補正ゲイン設定部が、前記ヘッド固定機能の起動中
    に前記操作量算出部で算出された前記フロッピディスク
    媒体1回転分の操作量に基づいて前記操作量補正部に設
    定すべき補正ゲインを決定する機能を備えていることを
    特徴としたフロッピディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記補正ゲイン設定部は、前記操作量算
    出部で算出された操作量の振幅を検出するPP検出手段
    と、このPP検出手段により検出された操作量の振幅に
    基づいて補正ゲインを決定し前記操作量補正部に設定す
    る補正ゲイン設定手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載のフロッピディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記補正ゲイン設定手段に、前記操作量
    算出部で算出された操作量の振幅と前記補正ゲインとを
    対応づける補正ゲインテーブルを併設し、当該補正ゲイ
    ン設定手段が、前記補正ゲインテーブルを参照して前記
    操作量の振幅に基づく補正ゲインを決定するテーブル参
    照機能を備えたことを特徴とした請求項2記載のフロッ
    ピディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記補正ゲインテーブルは、一定以上一
    定以下の前記操作量の振幅に対して一定の補正ゲインを
    対応づけるものであることを特徴とした請求項3記載の
    フロッピディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記補正ゲインテーブルに設定された補
    正ゲインは、前記キャリッジの動作振幅に対するキャリ
    ッジモータのゲイン特性を示すモータ部ゲインカーブに
    基づいて設定されていることを特徴とした請求項4記載
    のフロッピディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記補正ゲインテーブルに設定される補
    正ゲインは、前記モータ部ゲインカーブとモータ部平均
    ゲイン直線を介して線対称となる補正ゲインカーブに基
    づき、前記一定以上一定以下の中間値に対応するゲイン
    が設定されていることを特徴とした請求項5記載のフロ
    ッピディスク装置。
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