JP2646985B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2646985B2
JP2646985B2 JP5323584A JP32358493A JP2646985B2 JP 2646985 B2 JP2646985 B2 JP 2646985B2 JP 5323584 A JP5323584 A JP 5323584A JP 32358493 A JP32358493 A JP 32358493A JP 2646985 B2 JP2646985 B2 JP 2646985B2
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一浩 千葉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像装置に関し、特
にその信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図12,13,14を参照して従来技術
について説明する。現状のNTSC方式テレビにおい
て、インターレース動作を行う際に垂直解像度を高める
ために、周知のラインシャッタ方式、あるいは別名スー
パーEVS(Super Enhanced Vert
ical definition System)方式
が用いられる。
【0003】図12に、本方式を実現できるフレームイ
ンターライン転送撮像素子(以後、FIT撮像素子と略
称する。)の構成を示す。
【0004】光学像を光電変換する受光素子310、3
11とこれらの受光部で光電変換された信号電荷をある
一定周期で読み出して垂直方向に転送を行う垂直転送レ
ジスタ306を持つ撮像部301と信号電荷蓄積部30
2とを有している。さらに、前記信号電荷を垂直ブラン
キング期間に受光素子から垂直転送レジスタに読み出し
て撮像部から信号電荷蓄積部へ高速に転送を行い、受光
部の一行毎の信号電荷が水平方向にて転送を行うため
に、順次転送される水平転送レジスタ303と、水平転
送レジスタ303により順次に信号電荷を読みだして電
圧出力に変換する出力部304とを有している。さら
に、信号として出力されない不要な電荷(たとえば、暗
電流など)を垂直転送レジスタ306から転送され、外
部に掃き捨てるオーバーフロードレイン305を有して
いる。
【0005】図13に、ラインシャッタ方式の動作のタ
イミングチャートと、受光素子に蓄積される信号電荷量
の経時変化を示す。図12において、水平転送レジスタ
303で、撮像部301の下端から数えて、奇数行の受
光素子を受光素子310、偶数行の受光素子を受光素子
311と示す。
【0006】図13を参照すると、偶数フィールド
(a)で、受光素子311から垂直転送レジスタ306
に信号電荷を読み出す読みだしパルスAe1が印加さ
れ、以前に蓄積された信号電荷が読み出される。この
後、受光素子311に信号電荷が蓄積される。読みだし
パルスAe1aが印加されて、時間t1間に蓄積された
信号電荷Se3が、垂直転送レジスタ306に読み出さ
れる。この後、信号電荷Se1が受光素子311に蓄積
され、次フィールドの読みだしパルスAe2により時間
t2間に蓄積された信号電荷Se1が垂直転送レジスタ
306に読みだされる。ここで、読みだしパルスAe1
aで読みだされた電荷Se3は、掃き出しパルスBe2
により、垂直転送レジスタ306を経由して、オーバー
フロードレイン305に転送され、外部に掃き出され
る。また、高速転送パルスCe1、Ce2により、読み
だしパルスAe1、Ae2で読み出された信号電荷を撮
像部301から、信号電荷蓄積部302へ高速に垂直転
送する。
【0007】この偶数フィールド期間に、受光素子31
0では、読みだしパルスAo1が印加され、蓄積された
信号電荷が垂直転送レジスタ306に読みだされる。こ
の後、次の読みだしパルスAo2が印加されるまでの偶
数フィールド期間に、信号電荷So2が蓄積される。こ
の後に、読みだしパルスAo2により垂直転送レジスタ
306に読みだされる。また、以後、受光素子311と
同様の動作が行われる。
【0008】この動作により、奇数フィールドの読みだ
しパルスAe2、Ao2により、受光素子310、31
1で異なった蓄積時間に蓄えられた信号電荷が、垂直転
送レジスタ306に読みだされて、次に垂直転送レジス
タ306において、図13に示すように、フィールド毎
に、あるフィールドでは上方で隣接する受光素子の信号
電荷と、次のフィールドでは下方で隣接する受光素子の
信号電荷と2画素分混合されて、出力部へと順次転送さ
れる。
【0009】この後、インターレース関係を維持するた
めに、奇数フィールドでは、奇数行の受光素子310に
読みだしパルスAo2aが印加されて、前フィールドに
おける奇数行の受光素子310と、偶数行の受光素子3
11の信号電荷の蓄積時間の関係が逆転する。
【0010】図14を参照して、上述の動作により、イ
ンターレース動作した場合に垂直解像度が改善する機構
について説明する。
【0011】図14(a)に示すような被写体パターン
501を撮像する場合に、黒部からの信号電荷量は0、
白部からのそれをVoとする。
【0012】図14(b)に示す偶数フィールドの場合
には、偶数行の受光素子311の信号電荷の蓄積時間
は、フィールド時間t0より短くt2であり、蓄積信号
電荷量は蓄積時間に比例し、信号出力として(t2/t
0)・v0である。奇数行の受光素子310では被写体
の信号が0なので、出力信号は0である。この時、偶数
行の受光素子では、信号電荷が蓄積時間に比例して変化
するため、見かけ上、受光感度が変化したことに相当す
る。受光素子から垂直転送レジスタへの読みだし時に、
垂直転送レジスタ306内では、偶数行の受光素子31
1に対して上方で隣あう奇数行と信号電荷を混合するた
め、この偶数フィールドの2画素混合した信号出力は
(t2/t0)・v0となる。
【0013】次に、図14(c)に示す奇数フィールド
の場合は、偶数行の受光素子311の信号電荷の蓄積時
間は、フィールド時間t0であり、信号出力はv0であ
る。奇数行の受光素子310では、信号電荷蓄積時間が
t2で、フィールド時間蓄積した場合に比べ、出力信号
がt2/t0になるが、この場合には被写体の信号が0
なので、出力信号は0となる。受光素子からの垂直転送
レジスタへの読みだし時に、奇数フィールドと同様に、
垂直転送レジスタ306内では偶数行の受光素子311
に対して、下方で隣あう奇数行の受光素子310と信号
電荷を混合する2画素混合を行い、この偶数フィールド
では、信号出力がv0となる。インターレース動作を行
い、偶数フィールド、奇数フィールドの信号出力を合成
した場合の出力信号を図14(d)に示す。1画素毎に
信号出力の大きさが異なり、1画素毎の異なる信号を区
別することができる。
【0014】以上より、2画素混合読み出しを行いイン
ターレース動作した場合にも、1画素毎に異なる信号に
対して区別することが可能であり、垂直方向に1画素間
隔の解像度が得られることが示される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
垂直分解能の改善方法では、フィールド毎に、偶数行、
あるいは奇数行の受光素子の、受光感度に相当する蓄積
した信号電荷量を変化させるため、フィールド期間内に
蓄積した電荷の一部を掃き出し、信号電荷を蓄積する電
荷蓄積時間を短くしている。このため、本来フィールド
期間に蓄積できる信号電荷に対して、少ない信号電荷を
用いるために、受光素子として感度が小さくなるという
欠点を生じる。また、一部の信号電荷を掃き出すための
読みだしパルスを垂直有効期間の途中に発生させるた
め、出力画面上にクロック雑音を発生させるという欠点
も生じる。さらに、前述した従来技術は、固体撮像素子
が撮像部以外に信号電荷を記憶する電荷蓄積部に相当す
る部分を有している、フレームインターライン転送撮像
素子(以後、“FIT撮像素子”と略称する。)でなけ
れば実現できないという欠点も生じる。
【0016】本発明は、このような従来技術の欠点を解
決し、蓄積した信号電荷を掃き出すことによる感度低下
を防止し、また、垂直有効期間でのクロック雑音の発生
を防止し、固体撮像素子をFIT撮像素子に限定するこ
となく、垂直方向の一画素毎の感度を変化させて、現行
のNTSC方式に適合したインターレース動作を行う場
合にも、一画素単位の垂直解像度を実現することが可能
な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明の固体撮
像装置は、光電変換素子を列状に配置した受光部および
前記光電変換素子のそれぞれから信号電荷を読み出し互
いに混合することなく列方向に転送する垂直転送レジス
タを含む画素列を複数並列に配置した撮像部、前記垂直
転送レジスタの最後段から信号電荷を受け取って行方向
に転送する水平転送レジスタならびに前記水平転送レジ
スタからの信号電荷を電圧に変換する出力部を含む固体
撮像素子と、前記固体撮像素子からの出力信号を、前記
垂直転送レジスタの最終段に対応する光電変換素子から
数えて奇数行目および偶数行目の光電変換素子からの信
号電荷に対応する奇数行信号および偶数行信号とに分離
して出力する分離回路と、前記奇数行信号を偶数フィー
ルドで水平走査時間だけ遅延させ前記偶数行信号を水平
走査時間の2分の1だけ遅延させる遅延手段と、前記奇
数行信号および偶数行信号をそれぞれ前記遅延手段を通
す前または後に増幅する第1の増幅器および第2の増幅
器からなる増幅回路と、前記奇数行信号と偶数行信号を
前記遅延手段および増幅回路を通した後に加算し周波数
を2分の1にする合成回路と、フィールド毎に前記第1
の増幅器および第2の増幅器の増幅度を交互に異ならせ
る増幅度制御回路と、前記遅延手段および増幅度制御回
路にそれぞれフィールドインデックス信号を供給する手
段とを有するというものである。
【0018】本願第2の発明の固体撮像装置は、光電変
換素子を列状に配置した受光部および前記光電変換素子
のそれぞれから信号電荷を読み出し互いに混合すること
なく列方向に転送する垂直転送レジスタを含む画素列を
複数並列に配置した撮像部、前記垂直転送レジスタの最
終段に対応する光電変換素子から数えて偶数行目および
奇数行目の光電変換素子からの信号電荷をそれぞれ前記
垂直転送レジスタから受取って行方向に転送する第1の
水平転送レジスタおよび第2の水平転送レジスタならび
に前記第1の水平転送レジスタおよび第2の水平転送レ
ジスタからの信号電荷をそれぞれ電圧に変換する第1の
出力部および第2の出力部を含む固体撮像素子と、前記
第1の出力部の出力信号である偶数行信号を水平走査時
間だけ遅延させ前記第2の出力部の出力信号である奇数
行信号を偶数フィールドで水平走査時間だけ遅延させる
遅延手段と、前記奇数行信号および偶数行信号をそれぞ
れ前記遅延手段を通す前または後に増幅する第1の増幅
器および第2の増幅器からなる増幅回路と、前記奇数行
信号と偶数行信号を前記遅延手段および増幅回路を通し
た後に加算する合成回路と、フィールド毎に前記第1の
増幅器および第2の増幅器の増幅度を交互に異ならせる
増幅度制御回路と、前記遅延手段および増幅度制御回路
にそれぞれフィールドインデックス信号を供給する手段
とを有するというものである。
【0019】
【作用】画素間で信号電荷を混合することなく奇数行信
号と偶数行信号に分けて、増幅と時間調整を行なう。こ
の時、インターレース関係を維持するために、フィール
ド毎に奇数行と偶数行の増幅度を交互に交換する。以上
の動作により、固体撮像素子が撮像部以外に信号電荷を
記憶する電荷蓄積部に相当する部分を有している、例え
ばFIT固体撮像素子に限定しなくとも、見かけ上の受
光部の感度を垂直方向に一画素毎に交互に変化させるこ
とができ、従来の2画素混合読みだしと同様に、インタ
ーレース動作を行うことができ、垂直方向に1画素間隔
の解像度を得ることが可能となる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示すブ
ロック図、図2は図1における固体撮像素子の1例を示
す平面図、図3(a),(b)は図2に示す固体撮像素
子の垂直転送パルスのタイムチャートおよび垂直転送パ
ルスと水平転送パルスとの関係を示すタイムチャートで
ある。
【0021】この実施例は光電変換素子(ホトダイオー
ドP1,P2等)を列状に配置した受光部およびホトダ
イオードP1,P2等のそれぞれから信号電荷を読み出
し互いに混合することなく列方向に転送する垂直転送レ
ジスタ101−2を含む画素列を複数並列に配置した撮
像部101、垂直転送レジスタ101−2の最後段から
信号電荷を受け取って行方向に転送する水平転送レジス
タ101−0ならびに水平転送レジスタ101−0から
の信号電荷を電圧に変換する出力部101−1を含む固
体撮像素子と、前述の固体撮像素子からの出力信号を、
垂直転送レジスタ101−2の最終段に対応するホトダ
イオードから数えて奇数行目および偶数行目のホトダイ
オードからの信号電荷に対応する奇数行信号および偶数
行信号とに分離して出力する分離回路(スイッチ10
8)と、前述の奇数行信号を偶数フィールドで水平走査
時間T1だけ遅延させ前述の偶数行信号を水平走査時間
の2分の1T2だけ遅延させる遅延手段(スイッチ10
9,110、遅延回路111,112,113を有して
いる)と、前述の奇数行信号および偶数行信号をそれぞ
れ遅延手段102を通した後に増幅する第1の増幅器1
03および第2の増幅器104からなる増幅回路と、前
述の奇数行信号と偶数行信号を遅延手段102および増
幅回路を通した後に加算回路105−1で加算しラッチ
回路114を通し周波数変換回路115で周波数を2分
の1にする合成回路105と、フィールド毎に第1の増
幅器103および第2の増幅器104の増幅度を交互に
異ならせる増幅度制御回路107と、遅延手段102お
よび増幅度制御回路107にそれぞれフィールドインデ
ックス信号FI(図5(a)に示す)を供給する手段と
を有するというものである。
【0022】この実施例に用いる固体撮像素子の水平転
送部以外は、特開平4−72762号公報に開示されて
いるものと同様である。この固体撮像素子は、Pウェル
の表面部に選択的にn型領域を形成してなるホトダイオ
ードを複数(P1,P2を代表として示す)を別状に配
置した光電変換素子列と、これらのホトダイオードから
それぞれ電荷を受取って列方向に転送する垂直転送レジ
スタ101−2と、各ホトダイオード上に開口を有する
遮光電極とを有し、垂直転送レジスタ101−2は、一
画素あたり3つの垂直転送電極(第1,第2,第3垂直
転送電極)を有するとともに、そのうちの第2垂直転送
電極は例えばアルミニウム膜からなる遮光電極を兼ね
る。もちろん第2垂直転送電極は遮光電極を兼ねる必要
はない。第1転送電極は第1層ポリシリコン膜で形成
し、第3遮光転送電極は第2層ポリシリコン膜で形成
し、第2転送電極は第3層ポリシリコン膜で形成するこ
ともできる。
【0023】また、前述の垂直転送レジスタ101−2
からの電荷を受け取り、各々の垂直転送レジスタからの
信号を行方向に転送するために、各垂直転送レジスタに
対して、第1水平転送電極と、第2水平転送電極を2組
もつ水平転送部101−0を有する。
【0024】垂直転送パルスφV1,φV2,φV3は
それぞれ各画素列の第1垂直転送電極VG11,VG2
1,…,第2垂直転送電極VG12,VG22,…,第
3転送電極VG13,VG23,…に印加される。
【0025】水平転送パルスφH1,φH2は、図2に
示すように、それぞれ各垂直転送レジスタの第1水平転
送電極と第2水平転送電極の第1の組(HG11とHG
12,HG31とHG32,…)と、第1水平転送電極
と第2水平転送電極の第2の組(HG21とHG22,
HG41とHG42,…)とにそれぞれ印加される。
【0026】タイミングta1では、第1垂直転送電極
VG11,VG21,…と、第2垂直転送電極VG1
2,VG22,…のみがオンとなる。以下、ta2から
ta4となる。タイミングta4では、第3垂直転送電
極VG13,VG23…に読出しパルスが印加されてト
ランスファゲート領域TG1,TG2,…がオンとな
り、それぞれの画素のホトダイオードP1,P2,等…
から電荷が読み出される。以下、ta5〜ta12を経
て、ta13でta1と同様のポテンシャル分布とな
る。以後は、水平転送部101−0から最も離れたホト
ダイオードより読み出された電荷が、該水平転送部10
1−0へ転送を完了するまでta7〜ta13と同様の
動作を繰り返す。ta7〜ta13までの動作は、従
来、水平帰線期間内に行われ、水平走査時間(以後、
“1H時間”と略称する。)毎に繰り返されている。し
かし、本実施例では、水平走査時間の1/2の時間であ
る1/2H毎に繰り返す。
【0027】このようにして信号電荷は、図3(b)に
示すタイミングtb1〜tb5まで垂直転送されてく
る。tb5では、水平転送レジスタ101−0の水平転
送パルスφH1の印加されるHG11とHG12,HG
31とHG32,…がオンとなる。一方、φH2の印加
されるHG21とHG22,HG41とHG44,…
は、オフとなる。tb6で水平転送レジスタ101−0
に最も近い位置にある第3垂直転送電極VG23がオフ
となり、tb5で保持していた電荷が水平転送電極HG
12,32,…の電極下に転送される。tb8では、水
平転送レジスタのφH1の印加されるHG11と12,
HG31と32…がオフとなりφH2の印加されるHG
21と22,HG41と42,…がオンとなり、電荷は
水平転送レジスタ101−0を図1における矢印方向
(以下左方向という)に水平転送する。この時、HG1
1,HG31,…は常にHG12,32,…より、電極
下のポテンシャルが高く、電荷が矢印と反対方向(以下
右方向という)に水平転送することを防止する。tb9
ではtb8とは逆に、φH1の印加されるHG11と1
2,HG31と32,…がオン,φH2の印加されるH
G21と22,HG41と42,…がオフとなりtb8
同様に左方向に水平転送を行う。この時、HG21,4
1,…は前述と同様に、電荷が右方向に水平転送するこ
とを防止する。以後は、水平転送レジスタ101−0に
接続する電荷検出部101−1へ、全ての電荷が水平転
送を完了するまで、tb8〜tb9と同様の動作を繰り
返す。垂直転送が、水平走査時間の1/2の時間(1/
2H)で行われるため、水平転送も1/2H時間内に行
う。このため、tb8からtb9への時間は従来の1/
2であり、水平転送周波数は従来の2倍である。
【0028】図4は、固体撮像素子の各行方向のホトダ
イオードの信号電荷群を模式的に示している。A1,A
2,…は垂直転送レジスタ101−2の最終段から数え
て奇数行目のホトダイオードからの信号電荷群、B1,
B2,…は偶数行目からの信号電荷群である。
【0029】図5は図1のスイッチ108の動作を説明
するためのタイムチャートであり、図5(a)は、フィ
ールドインデックス信号(以後、“FI信号”と略称す
る。)のタイムチャートである。FI信号は、水平走査
時間を1H(=T1)とすると、525H(=1/30
秒)からなる1フレームを構成する、262.5H(=
1/60秒)の偶数フィールドを示すHレベルと、26
2.5Hの奇数フィールドを示すLレベルの信号からな
る連続信号である。
【0030】図5(b)は、偶数フィールドにおけるF
I信号と、スイッチ108の切替信号SWのタイムチャ
ートである。
【0031】切替信号SWのHレベル,Lレベルにより
スイッチ108の接続が切替る。ここでは、切替信号S
WのHレベル、Lレベルは奇数行信号(A0,A1,
…)がスイッチ108の端子Eに伝達し、偶数行信号
(B0,B1,…が)スイッチ108の端子0に伝達す
るように決められている。切替信号SWは、例えば図3
(b)のtb7のタイミングでHレベル,Lレベルが切
替り1/2HT2時間毎に切替る。
【0032】図5(b)は、奇数フィールドにおける、
FI信号と、スイッチ108の切替信号SWのタイムチ
ャートである。切替信号SWとスイッチ108の関係,
及び、切替信号SWのタイミングは前述の偶数フィール
ドと同様である。
【0033】なお、図5(a),(b)において、偶数
フィールドと奇数フィールドが変化した直後に、切替信
号SWが、1H時間Lレベルが連続するのは、偶数フィ
ールド、奇数フィールドともに同じタイミングでSWが
H,L切替るようにするためである。このため、奇数行
信号と、偶数行信号は、各々、常にフィールドに依らず
スイッチ108により所定の端子に伝達され処理され
る。
【0034】図6(a)は偶数フィールド,図6(b)
は奇数フィールドにおける図1の固体撮像装置の各位置
での信号を模式的に示したものである。
【0035】初めに、偶数フィールドの動作について説
明する。固体撮像素子の出力信号(a)は、図6(a)
に示すように、ホトダイオードの各行の信号が、水平走
査時間の1/2である1/2H時間T2間隔で、A1,
B1,A2,B2,…と出力される。スイッチ108
は、各行の信号毎に切替り、信号A1,A2,…は、ス
イッチ108の端子Eに伝わり、信号B1,B2,…は
端子0に伝わる。スイッチ109はFI信号106によ
り切替り、偶数フィールドでは、端子Eに接続する。遅
延回路111は、水平走査時間である1H時間T1だけ
遅延し、出力信号(b)を得る。スイッチ110もFI
信号により切替り、偶数フィールドでは端子Eに接続す
る。遅延回路112では、1/2H時間T2だけ遅延
し、出力信号(b)を得る。第1の増幅器103の出力
は、図6(a)のdのようになる。図6(a)のdで
は、増幅度を2とした場合を示している。同様に、増幅
度を1とした場合の、第2の増幅器104の出力を図6
(a)のeに示す。合成回路105において、増幅器1
03,104の出力信号は合成され、図6(a)のfの
信号を得る。次に、ラッチ回路114を通り、周波数変
換回路115に入力する。周波数変換回路115では、
1/2H時間であるT2にだけ信号があり、この信号の
1画素毎の信号周波数が通常の2倍である信号fを、水
平走査時間1Hである時間T1に信号があり、1画素毎
の信号周波数を1/2にすることで、通常の信号周波数
に変換する。この動作により、周波数変換回路115の
出力として図6(a)のgを得る。
【0036】次に、奇数フィールドの動作について説明
する。固体撮像素子101の出力は、偶数フィールドと
同様にスイッチ108を通る。スイッチ109では、F
I信号106により端子0に接続し、図6(b)のbの
出力を得る。スイッチ110でも端子0に接続し、遅延
回路113により1/2H時間T2だけ遅延し、図6
(b)のCの出力を得る。第1の増幅器103では、増
幅度制御回路107により、偶数フィールド時の第2の
増幅器104の増幅度である増幅度1の増幅動作を行う
ように制御される。第1の増幅器103では、図6
(b)のdの出力を得る。第2の増幅器104では、増
幅度制御回路107により、偶数フィールド時の第1の
増幅器103と同じ増幅度である増幅度2となるように
制御される。第2の増幅度104では、図6(b)のe
の出力を得る。このため、増幅回路103,104では
増幅度がフィールド毎に交互に交換する。合成回路10
5において、偶数フィールドと同様に図6(b)のf,
gの出力を得る。
【0037】以上の動作により、固体撮像素子の撮像部
内においてホトダイオードを垂直方向に数えたときに、
奇数行目のホトダイオードと、偶数行目のホトダイオー
ドとからの出力信号が、それぞれ異なった所定の増幅度
で増幅されるため、見かけ上、奇数行目と、偶数行目で
感度の異なる信号になり、また、合成回路105の出力
は、通常の水平走査時間1Hと同じ時間で通常の水平転
送周波数と同じ信号周波数となるため、正常なインター
レース動作が可能な信号となる。
【0038】このため、図14に示した従来技術と同様
に、NTSC方式において垂直解像度を1画素単位に高
めることが可能となる。
【0039】なお、本実施例において、上述のスイッチ
108で分離された出力信号に対し所定の遅延を行う処
理を増幅回路を通す前に行なったが、これは増幅回路を
通した後に遅延処理を行なってもよい。
【0040】さらに、増幅器103,104の増幅度を
フィールドにかかわらず、それぞれ所定の増幅度に固定
し、かつ、上述のスイッチ108の切替えをフィールド
により異なる端子と接続させ遅延時間を所定の値にする
ことで、分離回路102から増幅器103,104への
入力信号を、フィールド毎に交換することで、上述の増
幅器103,104の増幅度を、フィールド毎に交換し
た場合と同様の効果を出すこともできる。
【0041】図7は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図、図8は図7における固体撮像素子の1例を
示す平面図、図9(a),(b)は図8に示す固体撮像
素子の垂直転送パルスのタイムチャートおよび垂直転送
パルスと水平転送パルスとの関係を示すタイムチャート
である。
【0042】この実施例は、光電変換素子(ホトダイオ
ードP1,P2等)を列状に配置した受光部およびホト
ダイオードP1,P2等のそれぞれから信号電荷を読み
出し互いに混合することなく列方向に転送する垂直転送
レジスタ201−2を含む画素列を複数並列に配置した
撮像部201、垂直レジスタ201−2の最終段に対応
するホトダイオードから数えて偶数行目および奇数行目
のホトダイオードからの信号電荷をそれぞれ垂直転送レ
ジスタ201−2から受取って行方向に転送する第1の
水平転送レジスタ201−01および第2の水平転送レ
ジスタ201−02ならびに第1の水平転送レジスタ2
01−01および第2の水平転送レジスタ201−02
からの信号電荷をそれぞれ電圧に変換する第1の出力部
201−1aおよび第2の出力部201−bを含む固体
撮像素子と、第1の出力部201−1aの出力信号であ
る偶数行信号を水平走査時間T1だけ遅延させ第2の出
力部201−1bの出力信号である奇数行信号を偶数フ
ィールドで水平走査期間T1だけ遅延させる遅延手段2
02と、前述の奇数行信号および偶数行信号をそれぞれ
遅延手段202を通す前に増幅する第1の増幅器203
および第2の増幅器204からなる増幅回路と、前述の
奇数行信号と偶数行信号を遅延手段202および増幅回
路を通した後に加算する合成回路205(加算回路20
5−1)と、フィールド毎に第1の増幅器203および
第2の増幅器204の増幅度を交互に異ならせる増幅度
制御回路207と、遅延手段202および増幅度制御回
路207にそれぞれフィールドインデックス信号FIを
供給する手段とを有するというものである。
【0043】本実施例で用いる固体撮像素子は、水平転
送部以外は、第1の実施例の図2に示したものと同じで
ある。
【0044】この固体撮像素子は、前述の垂直転送レジ
スタ201−2からの電荷を受けとり、水平転送部に最
も近い行のホトダイオードおよびさらに1行おきの全て
のホトダイオードからの電荷(奇数行目信号)を、水平
走査期間に行方向にそれぞれ転送するために、各列の垂
直転送レジスタに対して、第1水平転送電極および第2
水平転送電極1組(例えばHG11aとHG12a)も
つ第2水平転送レジスタ201−02と、水平転送部に
二番目い近い行のホトダイオードおよびさらに1行おき
の全てのホトダイオードからの電荷(偶数行目信号)を
第2水平転送レジスタ201−02と同様に転送し、同
様の転送電極を1組(例えばHG11bとHG12b)
もつ第1水平転送レジスタ201−01と、さらに、第
1水平転送レジスタ201−01から第2水平転送レジ
スタ201−02に電荷を垂直に転送し、振り分ける振
り分け転送電極THGとを有する。
【0045】垂直転送パルスφV1,φV2,φV3は
それぞれ各画素の第1垂直転送電極VG11,VG2
1,…,第2垂直転送電極VG12,22,…,第3垂
直転送電極VG13,23,…に印加される。
【0046】水平転送パルスφH1は第1水平転送レジ
スタのHG11aとHG12a,HG31aとHG32
a,…と、第2水平転送レジスタのHG21bとHG2
2b,HG41bとHG42b,…に印加される。水平
転送パルスφH2は、第1水平転送レジスタのHG21
aと22a,HG41aと42a,…と、第2水平転送
レジスタのHG11bとHG12b,HG31bとHG
32b,…に印加される。また、振り分けパルスφTH
は、振り分け転送電極THGに印加される。
【0047】図9(a)は、垂直転送パルスのタイミン
グチャートである。タイミングta1では、第1垂直転
送電極VG11,VG21,…と、第2垂直転送電極V
G12,VG22,…のみがオンとなる。以下、ta2
からta4となる。タイミングta4では、第3垂直転
送電極VG13,VG23,…に読出しパルスが印加さ
れ、トランスファーゲート領域TG1,TG2,…がオ
ンとなり、それぞれの画素のホトダイオードP1,P
2,…から電荷が読み出される。以下、ta5〜Ta1
3を経て、ta14でta1と同様のポテンシャル分布
となる。さらに、ta14〜ta19を経てta20で
ta1と同様のポテンシャル分布となる。ta7〜ta
14では、垂直転送レジスタにある電荷が、1画素分だ
け垂直転送を行う。このため、ta7〜ta20では、
2画素だけ垂直転送を行う。以後は、水平転送部から最
も離れたホトダイオードより読み出された電荷が、水平
転送部へ転送が完了するまで、ta7〜ta20と同様
の動作を繰り返す。ta7〜ta20と同様の動作は、
水平帰線期間内に行われ、2画素分だけ垂直転送を行
う。
【0048】図9(b)は、垂直転送パルスと、水平転
送パルスのタイムチャートである。タイミングtb1〜
tb5では、垂直転送レジスタでの垂直転送である。t
b5では、水平転送パルスが印加する第1水平転送レジ
スタのHG11aとHG12a,HG31aとHG32
a,…と、第2水平転送レジスタのHG21bとHG2
2b,HG41bとHG42b,…がオンとなる。一
方、他の水平転送電極はオフとなる。tb6で第1水平
転送レジスタに最も近い位置にある第3垂直転送電極V
G23がオフとなり、tb5で保持していた電荷が、第
1水平転送レジスタのHG12a,HG32a,…の電
極下に転送される。tb8では、φH1に接続するHG
12a,HG32a,…がオフ,φTHに接続するTH
Gがオンとなり、電荷がTHGに転送される。tb10
では、φTHに接続するTHGがオフ,φH2に接続す
る第2水平転送レジスタのHG11bとHG12b、H
G31bとHG32b,…がオンとなり、HG12b,
HG32b,…の電極下にTHG下から電荷が転送され
る。tb8〜tb12までは、垂直転送レジスタで垂直
転送し、再びtb13でφH1に接続するHG12a,
HG32a,…の電極下に電荷が転送される。φTHに
接続するTHGは、tb11から、オフであり、第1水
平転送レジスタの電荷が、第2水平転送レジスタに転送
することを防止している。tb13で、φH2に接続す
る第2水平転送レジスタに接続するHG11bとHG1
2b,HG31bとHG32,…,がオフとなり、tb
10で転送した電荷は、φH1に接続するHG22b,
HG42b,…に水平転送する。tb13では、tb1
の時に、垂直転送レジスタで水平転送部に最も近い位置
の行に存在した電荷が第2水平転送レジスタ212のH
G22b,HG42b,…に、またtb1の時に、水平
転送部に二番目に近い位置の行に存在した電荷が第1水
平転送レジスタのHG12a,HG32a,…に転送さ
れる。tb15では、第1水平転送レジスタにおいて
は、HG11aとHG12a,HG31aとHG32
a,…がオフ,HG21aとHG22a,HG41aと
HG42a,…がオンとなり左方向(図7の矢印方向)
に水平転送する。また、tb15で第2水平転送レジス
タにおいては、HG21bとHG21b,HG41bと
HG42b,…がオフ,HG11bとHG12b,HG
31bとHG32b,…がオンとなり、第1水平転送レ
ジスタと同様、左方向に水平転送する。この時、HG1
1a,21a,31a,…及びHG11b,21b,3
1b,…は常にHG12a,22a,32a,…,及び
HG12b,22b,32b,…より電極下のポテンシ
ャルが高く、電荷が右方向に水平転送することを防止す
る。以後は、水平転送レジスタに接続する出力部へ、全
ての電荷が水平転送を完了するまでtb15〜tb16
と同様の動作を繰り返す。なお、第1水平転送レジスタ
と第2水平転送レジスタから同じタイミングで出力部に
入力するために、第2水平転送レジスタには、第1転送
電極に比べ、第1と第2水平転送電極を1組多く設けて
いる。以上の動作タイミングにより、水平帰線期間に2
画素分の垂直転送を行うことで、水平走査時間(1H)
に、通常の水平転送周波数により、全画素独立読み出し
が可能となる。
【0049】図10に撮像部201の各行方向のホトダ
イオードの信号電荷群を模式的に示している。A1,A
2,…は垂直転送レジスタ101〜2の最終段から数え
て奇数行目のホトダイオードからの信号電荷群、B1,
B2,…は偶数行目からの信号電荷群である。
【0050】図11(a)は偶数フィールド,図11
(b)は奇数フィールドにおける図7の固体撮像装置の
各位置での信号を模式的に示している。
【0051】初めに偶数フィールドの動作について説明
する。図7の固体撮像素子の第1水平転送レジスタ20
1−01,第2水平転送レジスタ201−02の出力
は、それぞれ図11(a)のa,bのように、水平走査
時間Hを同じ時間T1で、それぞれ、B1,B2,…及
び、A1,A2,…と出力される。増幅器203,20
4の出力は図11(a)のc,dのようになる。図11
(a)では、増幅器203,204の増幅度を、それぞ
れ、2と1としている。スイッチ209ではFI信号に
より切替り、偶数フィールドでは端子Eに接続する。遅
延回路211では、H時間であるT1だけ遅延し、図1
1(a)のeの出力となる。スイッチ210は、端子E
と接続し、さらに遅延回路213でT1だけ遅延し、図
11(a)のfの出力を得る。さらに信号eと信号fが
加算されて図11(a)のgの信号を得る。
【0052】次に、奇数フィールドの動作について説明
する。固体撮像素子の2つの出力はそれぞれ増幅器20
3,204に入力する。増幅器203,204ではFI
信号206に制御される増幅度制御回路207により、
偶数フィールド時の増幅度を、それぞれ交換するように
増幅度が制御される。このため、増幅器203,204
の増幅度は、それぞれ、1と2である。スイッチ209
は端子0と接続し、時間T1だけ遅延し、図11(b)
のeの出力となる。スイッチ210も端子0と接続し、
遅延なしで図11(b)のfの出力となる。さらに、信
号eと信号fが加算されて図11(b)のgの信号を得
る。
【0053】以上の動作により固体撮像素子の撮像部内
において、ホトダイオードを垂直方向と逆向きに数えた
時に、奇数行目と、偶数行目のホトダイオードからの出
力信号が、それぞれ異なった所定の増幅度で増幅される
ため、見かけ上、奇数行目と、偶数行目で感度の異なる
信号となり、また、合成回路205からの出力は正常な
インターレース動作が可能な信号となる。
【0054】このため、図14に示した従来技術と同様
に、NTSC方式において垂直解像度を1画素単位に高
めることが可能となる。
【0055】なお、本実施例において、スイッチ209
をなくし第1の増幅器203を時間T1の遅延回路に接
続しても上述と同様の効果を示す。
【0056】本実施例は、奇数行信号と偶数行信号を分
離する機能を固体撮像素子がもっているので信号分離後
の信号処理が簡単になる利点がある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の撮像装置に
よれば、固体撮像素子が撮像部以外に信号電荷を記憶す
る電荷蓄積部に相当する部分を有している、例えばFI
T固体撮像素子に限定せずに、見かけ上の受光部の感度
を垂直方向に数えて一画素毎に交互に変化させることが
でき、従来の2画素混合読みだしと同様にインターレー
ス動作を行うことが可能であり、さらに、信号電荷蓄積
時間がフィールド期間と等しいため感度の低下がなく、
動解像度もよい。以上よりインターレース動作を行うN
TSC方式において、一画素間隔の垂直解像度を有する
固体撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1における固体撮像素子の1例を示す平面図
である。
【図3】図2に示す固体撮像素子の垂直転送パルスのタ
イムチャート(図3(a))、垂直転送パルスおよび水
平転送パルスのタイムチャート(図3(b))である。
【図4】第1の実施例における固体撮像素子の各行方向
のホトダイオードの信号電荷群を模式的に示す図であ
る。
【図5】FI信号のタイムチャート(図5(a))、偶
数フィールドにおけるFI信号とスイッチ108の切替
信号SWのタイムチャート(図5(b))、奇数フィー
ルドにおけるFI信号とSWのタイムチャート(図5
(c))である。
【図6】第1の実施例における偶数フィールドでの信号
を模式的に示す図(図6(a))、奇数フィールドでの
信号を模式的に示す図(図6(b))である。
【図7】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図8】図7における固体撮像素子の1例を示す平面図
である。
【図9】図8に示す固体撮像素子の垂直転送パルスのタ
イムチャート(図9(a))、垂直転送パルスおよび水
平転送パルスのタイムチャート(図9(b))である。
【図10】第2の実施例における固体撮像素子の各行方
向のホトダイオードの信号電荷群を模式的に示す図であ
る。
【図11】第2の実施例における偶数フィールドでの信
号を模式的に示す図(図11(a))、奇数フィールド
での信号を模式的に示す図(図12(b))である。
【図12】ラインシャッタ方式で動作可能な固体撮像素
子の構成を示すブロック図である。
【図13】ラインシャッタ方式動作における偶数行信号
電荷と奇数行信号電荷の変化を模式的に示す図である。
【図14】従来例の動作について説明するための被写体
パターンとホトダイオードとの位置関係を示す図(図1
4(a))、偶数フィールドでの信号電荷を示す図(図
14(b))、奇数フィールドでの信号電荷を示す図
(図14(c))、インターレース出力信号を示す図
(図14(d))である。
【符号の説明】
1 n型埋込チャネル 2 チャネルストップ領域 101,201 固体撮像素子の撮像部 101−0 水平転送レジスタ 201−01 第1の水平転送レジスタ 201−02 第2の水平転送レジスタ 101−1 出力部 201−1a 第1の出力部 201−1b 第2の出力部 101−2,201−02 垂直転送レジスタ 102,202 遅延手段 103,203 第1の増幅器 104,204 第2の増幅器 105,205 合成回路 105−1,205−1 加算回路 106,206 フィールドインデックス信号発生回
路 107,207 増幅度制御回路 108,109,209,110,210 スイッチ 111,211,112,212,113,213
遅延回路 114 ラッチ回路 115 周波数変換回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を列状に配置した受光部お
    よび前記光電変換素子のそれぞれから信号電荷を読み出
    し互いに混合することなく列方向に転送する垂直転送レ
    ジスタを含む画素列を複数並列に配置した撮像部、前記
    垂直転送レジスタの最後段から信号電荷を受け取って行
    方向に転送する水平転送レジスタならびに前記水平転送
    レジスタからの信号電荷を電圧に変換する出力部を含む
    固体撮像素子と、 前記固体撮像素子からの出力信号を、前記垂直転送レジ
    スタの最終段に対応する光電変換素子から数えて奇数行
    目および偶数行目の光電変換素子からの信号電荷に対応
    する奇数行信号および偶数行信号とに分離して出力する
    分離回路と、 前記奇数行信号を偶数フィールドで水平走査時間だけ遅
    延させ前記偶数行信号を水平走査時間の2分の1だけ遅
    延させる遅延手段と、 前記奇数行信号および偶数行信号をそれぞれ前記遅延手
    段を通す前または後に増幅する第1の増幅器および第2
    の増幅器からなる増幅回路と、 前記奇数行信号と偶数行信号を前記遅延手段および増幅
    回路を通した後に加算し周波数を2分の1にする合成回
    路と、 フィールド毎に前記第1の増幅器および第2の増幅器の
    増幅度を交互に異ならせる増幅度制御回路と、 前記遅延手段および増幅度制御回路にそれぞれフィール
    ドインデックス信号を供給する手段とを有することを特
    徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】光電変換素子を列状に配置した受光部およ
    び前記光電変換素子のそれぞれから信号電荷を読み出し
    互いに混合することなく列方向に転送する垂直転送レジ
    スタを含む画素列を複数並列に配置した撮像部、前記垂
    直転送レジスタの最終段に対応する光電変換素子から数
    えて偶数行目および奇数行目の光電変換素子からの信号
    電荷をそれぞれ前記垂直転送レジスタから受取って行方
    向に転送する第1の水平転送レジスタおよび第2の水平
    転送レジスタならびに前記第1の水平転送レジスタおよ
    び第2の水平転送レジスタからの信号電荷をそれぞれ電
    圧に変換する第1の出力部および第2の出力部を含む固
    体撮像素子と、 前記第1の出力部の出力信号である偶数行信号を水平走
    査時間だけ遅延させ前記第2の出力部の出力信号である
    奇数行信号を偶数フィールドで水平走査時間だけ遅延
    せる遅延手段と、 前記奇数行信号および偶数行信号をそれぞれ前記遅延手
    段を通す前または後に増幅する第1の増幅器および第2
    の増幅器からなる増幅回路と、 前記奇数行信号と偶数行信号を前記遅延手段および増幅
    回路を通した後に加算する合成回路と、 フィールド毎に前記第1の増幅器および第2の増幅器の
    増幅度を交互に異ならせる増幅度制御回路と、 前記遅延手段および増幅度制御回路にそれぞれフィール
    ドインデックス信号を供給する手段とを有することを特
    徴とする固体撮像装置。
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