JP2646352B2 - よこ入れ制御装置 - Google Patents

よこ入れ制御装置

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JP2646352B2
JP2646352B2 JP244387A JP244387A JP2646352B2 JP 2646352 B2 JP2646352 B2 JP 2646352B2 JP 244387 A JP244387 A JP 244387A JP 244387 A JP244387 A JP 244387A JP 2646352 B2 JP2646352 B2 JP 2646352B2
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【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、流体噴射式織機のよこ入れ制御装置に関
し、特に織機に運転中で、製織条件の変更時に、よこ入
れ動作条件を自動的に変更するための手段に係る。
従来の技術 よこ入れ運動などの織機の主運動は、織機の主軸の回
転角との関連で設定されている。したがって、織機が定
常状態で運転している限り、それらの主運転は、常に主
軸の1回転中で所定の動作角度で行われることになる。
ところが、製織中に、多色よこ入れでよこ糸が変化し
たとき、または組織変更によりたて糸の開口パターンが
変わると、次のような問題が発生し、安定なよこ入れが
困難となる。
その問題の一つは、よこ入れ用圧力流体の圧力の変動
である。すなわち、多色よこ入れでは、複数のよこ入れ
ノズルが交互に動作するが、その間によこ入れしていな
いよこ入れノズルのタンクの圧力は個々の噴射圧力調整
用レギュレータの特性によって設定圧力よりも幾分高く
なっている。あるよこ入れノズルについて、次によこ入
れが開始されると、噴射圧力は、初期の数ピック間で高
くなっているものの、よこ入れを継続するに従って、も
との低い設定圧力に回復する。このように、多色よこ入
れでは、各よこ入れノズルの圧力タンク内の流体が断続
的に消費されるため、その内部圧力は、多色よこ入れの
進行状況に応じて、過渡期間に渡って一時的に変化す
る。この結果、よこ糸飛走速度は、一定にならず、反給
糸側への到達タイミングもはらつくことになる。
他の一つの問題は、主軸の回転速度の変動である。す
なわち、たて糸の開口パターンが切り換わるときに、織
機の主軸にかける機械的な負荷が急激に変化するため、
主軸の単位時間当たりの回転数が急に変動する。このよ
うな変動のときにも、定常時と同じ開始角度でよこ入れ
を開始すると、よこ糸の先端が先走りするか、またはよ
こ入れの開始が遅れぎみになるため、安定なよこ入れが
困難となる。
このように、織機の運転中に、製織条件として、多色
よこ入れ時のよこ糸の切り換わりや、開口パターンの切
り換わりによって、よこ入れ用ノズルの噴射圧力や、織
機の主軸の回転数が過渡的に変化するため、よこ入れ装
置は、それらの過渡的な変化の影響を受けて、一時的に
不安定なよこ入れ動作を行っていることになる。これが
本発明の技術的課題である。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、織機の運転中で、製織
条件の変化時に、噴射圧力の変動や、主軸の回転数の一
時的な変化に応じて、よこ入れ動作条件として、よこ入
れ開始および終了の角度を噴射圧力を一時的に変更し、
それによって安定なよこ入れを継続することである。
発明の解決手段 そこで、本発明は、製織条件の変化時に、多色よこ入
れ時のよこ糸選択信号や、開口パターンの変更信号など
の指令信号を入力とし、この指令信号を入力したとき
に、よこ入れ動作条件を定常時のそれから変化させ、噴
射圧力の主軸の回転数の変化に応じて、適切なよこ入れ
動作条件をあたらたに設定するようにしている。ここ
で、適切なよこ入れ動作条件は、よこ入れ動作の開始ま
たは終了の角度として、あるいは噴射圧力として、予め
設定されている。また、このような過渡的な状態は、通
常、織機の主軸の数ピック例えば3ピック程度の期間に
渡って現れるため、上述の制御は、製織条件の変化後、
数ピックに渡って行われる。この過渡的な期間が経過し
た時点で、よこ入れ装置は、正規なよこ入れ動作条件下
で定常時のよこ入れ動作を行っていく。
最も好ましい実施例によると、よこ入れ動作条件の変
動は、多色よこ入れ時のよこ入れ糸の選択、開口パター
ンの変更、さらにそれらの組み合わせの指令条件に応じ
て独立に行われる。しかし、本発明は、多色よこ入れ時
のよこ糸の選択のみ、または多色よこ入れ時のよこ糸の
開口パターンの変更のみ応じて、よこ入れ動作条件を変
更する態様をも含む。
発明の構成 まず、第1図は、よこ入れされるように糸およびたて
糸の開口パターンのうちの少なくとも1つの製織中に変
更する流体噴射式織機のよこ入れ装置1との関連で、本
発明の流体噴射式織機のよこ入れ制御装置2の構成を示
している。
このよこ入れ装置1は、例えば2色よこ入れで、しか
もドラム貯留式のものであり、よこ糸3a、3bを測長貯留
用のドラム4の外周面で測定し、かつ貯留している。す
なわち、それぞれのよこ糸3a、3bは、給糸体5から引き
出され、回転ヤーンガイド6によって、静止状態のドラ
ム4の外周面に巻き付けられて測長され、かつ貯留され
ていく。このドラム4の外周面で、よこ入れ3a、3bの係
止および解除は、よこ入れ制御手段として、係止ピン7
の進退運動によって行われる。これらの各係止ピン7
は、それぞれソレノイド16a、16bによって駆動される。
測長後のよこ糸3a、3bは、それぞれ固定的やヤーンガ
イド8を経て、対応のよこ入れノズル9a、9bに導かれて
いる。このよこ入れノズル9a、9bは、圧力流体源10から
それぞれ噴射圧力調整用のレギュレータ60a、60bを介し
て、所定の圧力値の圧力流体11を取り入れ、よこ入れ時
に、この圧力流体11をたて糸12の開口13x、または開口1
3y中にそれぞれのよこ入れ糸3a、3bとともに噴射するこ
とによってよこ入れする。
なお、それぞれのよこ糸3a、3bは、補助ノズル群14
a、14bにより、飛走路に沿って順次に付勢される。これ
らの補助ノズル群14a、14bは、よこ入れノズル9a、9bと
同様に圧力流体源を10から噴射圧力調整用のレギュレー
タ61、電磁駆動式の開閉弁62a、62bを介して圧力流体11
を取り入れている。なお、補助ノズル群14a、14bの噴射
圧力およびよこ入れ動作の開始角度および終了角度は、
よこ糸3a、3bの種類毎に設定されている。
そして、これらの圧力流体11の制御はよこ入れノズル
9a、9bとレギュレータ60a、60bとの間で、それぞれ電磁
駆動式の開閉弁15a、15bによって行われる。これらの開
閉弁15a、15bおよび前記係止ピン7のソレノイド16a、1
6bは、この実施例によると、3つのよこ入れ制御器17、
18、19によって、駆動されるようになっている。これら
のよこ入れ制御器17、18、19は、それぞれ入力側で、共
通の回転検出器20および製織制御器21に接続されてお
り、また出力側で、よこ入れ制御手段としての開閉弁15
a、15bおよびソレノイド16a、16bに接続されている。こ
れらのうち、よこ入れ制御器17は、製織制御器21から指
令信号として、よこ糸選択信号A、Bを入力して動作
し、またよこ入れ制御器18は、同様に製織制御器21から
の指令を信号として、開口パターン変更信号X、Yを入
力とし、さらによこ入れ制御器19は、よこ糸選択信号
A、Bおよび開口パターン変更信号X、Yを入力として
動作する。
次に、第2図は上記よこ入れ制御器17、18、19および
製織制御器21の具体的な構成を示している。前述のよこ
入れ制御器17、18、19は、それぞれ2つの回路ユニット
171、172、181、182、191、192によって構成されてお
り、これらの回路ユニット172、回路ユニット181、182
および回路ユニット191、192は、回路ユニット171と同
一であるため、第2図のそれらは、内部を省略した状態
で示されている。
まず、前記よこ糸選択信号A、Bは、製織制御器21内
のワンショットマルチバイブレータ22、23を介しアンド
ゲート24、25の一方の入力端に接続されており、またこ
のアンドゲート24、25の出力端は、回路ユニット171、1
72の入力端にそれぞれ接続されている。一方、回転検出
器20は織機の主軸26に連結されており、出力側で、それ
ぞれの回路ユニット171、172、181、182、191、192の入
力端に接続されている。同様に開口パターン変更信号
X、Yは、アンドゲート27、28の一方の入力端に入り、
そのアンドゲート27、28の出力端は、それぞれ回路ユニ
ット181、182の入力端に接続されている。さらに、よこ
糸選択信号A、Bおよび開口パターン変更信号Xは、ワ
ンリョットマルチバイブレータ29、30、31を介してフリ
ップフロップ32、33、34のセット入力端に接続されてい
る。これらのフリップフロップ32、33、34は、それぞれ
リセット端子で、所定の回転角で発生するリセット信号
Rを受、またその出力端で、アンドゲート35、36の入力
端に接続されている。この2つのアンドゲート35、36の
出力端は、回路ユニット191、192の入力端に接続され、
さらに共にオアゲート37、およびノット回路38を経て、
前記アンドゲート24、25、27、28の他方の入力端に接続
されている。
前記回転検出器20は、回路ユニット171の内部で比較
回路39およびカウンタ40の入力端に接続されている。ま
た、この比較器39の出力側でアンドゲート55および駆動
増幅回路41を介し、開閉弁15aおよびソレノイド16aに接
続されている。なお、アンドゲート55の他方の入力は、
よこ糸選択信号Aとなっている。一方、前記アンドゲー
ト24の出力端は、ワンショットマルチバイブレータ42を
介し、カウンタ40のイネーブル端子に接続されており、
また3ピックと対応するフリップフロップ43、45のセッ
ト入力端、またはリセット入力端に接続されている。ま
た、このカウンタ40の「1」「2」の出力端はそれぞれ
フリップフロップ43、44、45のリセット入力端またはリ
セット入力端に接続されている。そして、これらのフリ
ップフロップ43、44、45の出力端は、それぞれ切り換え
手段としてのリレー46、47、48を駆動し、そのリレー接
点49、50、51を選択的に切り換える。なお、これらのリ
レー接点49、50、51は、よこ入れ動作条件として動作角
度を設定するための設定回路52、53、54を比較回路39の
入力端に対し選択的に接続する。
既に述べたように、他の回路ユニット172、181、18
2、191、192の構成も、回路ユニット171と同一であるの
で、その説明を省略することとする。なお、回路ユニッ
ト171、172は、よこ糸3a、3bの切り換わり時にのみ動作
し、前者は、よこ糸3bからよこ糸3aに換わるとき、また
後者はよこ糸3aからよこ糸3bに換わるときにそれぞれ動
作する。また、回路ユニット181、182は、開口パターン
の変更時にのみ動作し、前者は開口13yから開口13xにパ
ターンに換わるとき、また後者は開口13xから開口13yの
パターンに換わるときに動作する。さらに回路ユニット
191、192は、よこ糸3a、3bおよび開口パターンの同時変
化のときに動作する。
発明の作用 既に述べたように、この2色のよこ入れでは、よこ入
れノズル9a、9bが交互に動作するため、一方のものが動
作中に、他方のものが休止していることになる。この休
止期間中に、第3隋示すように、休止期間中のよこ入れ
ノズル9a、9bの内部圧力は、目標の設定値よりもある程
度高くなっている。逆に使用中のよこ入れノズル9a、9b
について、目標の圧力値よりも高い圧力値から低い圧力
値に変化し、やがて目標の設定値に落ち着く。したがっ
て、よこ入れノズル9a、9bがよこ入れを開始すると、そ
の内部圧力の値は、次第に低くなり、3ピック程度のよ
こ入れ時点で目標値まで低下する。このように、3ピク
の期間で圧力値が過渡的に変化することになる。
そこで、例えばよこ糸選択信号Aが“L"レベルから
“H"レベルに立ち上がった時点で、アンドゲート24にワ
ンショットマルチバイブレータ22によって、“H"レベル
の信号が入力される。一方、開口パターン変更信号Xと
よこ糸選択信号A、Bとが“H"レベルから、“L"レベル
に立ち下がらない限り、フリップフロップ32、33、34が
セットされておらず、アンドゲート35、36の出力が“L"
レベルに設定されているため、アンドゲート24の他方の
入力端にはノット回路38から“H"レベルの入力が与えら
れている。その結果、回路ユニット171のワンショット
マルチバイブレータ42は、よこ糸選択信号Aの立ち上が
り時点で“H"レベルの信号を発生し、フリップフロップ
45をリセットすると同時に、フリップフロップ43をセッ
ト状態とし、さらにカウンタ40を動作させる。このと
き、リレー48は、リレー接点51をオフの状態とし、定常
時のよこ入れ動作条件として、動作角度つまりよこ入れ
の開始角度θ10および終了角度θ20を比較回路39に入力
されないようにする。これに代わって、リレー46は、そ
のリレー接点49をオンの状態に設定することにより、よ
こ糸3aに切り換わった後、最初の1ピックでよこ入れ動
作条件を設定器52によって設定し、切り換わり後、最初
のピックのときの圧力値に適切なよこ入れの開始角度θ
11および終了角度θ21を比較回路39に与える。
なお、第2図は、このときの状態を示している。
そして、比較回路39は、与えられた動作角度と織機の
主軸26の回転角度とを回転検出器20からの回転信号によ
って比較し、必要な回転角の範囲で駆動信号を発生し、
駆動増幅回路41を駆動して、よこ入れの開始角度θ11
ら、終了角度θ21の範囲で、開閉弁15aを解放状態に設
定し、またソレノイド16aを駆動して、係止ピン7を後
退させる。この切り換わり後、1ピックが過ぎると、カ
ウンタ40が「1」の出力端で“H"レベルの信号を発生
し、フリップフロップ43をリセットし、代わりに、2番
目のフリップフロップ44をセット状態にするため、リレ
ー47は、前のリレー46に代わってリレー接点50をオンの
状態で設定する。このとき、設定回路53は、よこ糸3aに
切り換わった後、第2ピック目に適切な動作角度を比較
回路39の入力端に与える。しかたがって、よこ入れノズ
ル9は、よこ入れの開始角度θ12から終了角度θ22に渡
って圧力流体11を噴射し、よこ糸3aをよこ入れすること
になる。よこ糸3aに切り換えられた後、2ピックのよこ
入れが完了すると、フリップフロップ44がリセット状態
となり、新たにフリップフロップ45がカウンタ40の
「2」の出力によりセット状態となるため、リレー48
は、設定回路54をリレー接点51により比較回路39の入力
端に接続し、定常時のよこ入れ動作角度でよこ入れ条件
を設定する。このよこ糸選択信号Aが“H"レベルから
“L"レベルに変化すると、よこ入れノズル9aによるこ入
れは行われない。またこれに代わって、よこ糸選択信号
Bが“L"レベルから“H"レベルに代わると、同様に回路
ユニット172が動作し、よこ入れノズル9bがそれによっ
て駆動されることになる。第4図は、圧力変化とよこ入
れ動作角度との関係を示している。図から明らかな通
り、よこ入れ動作角度の範囲は、高い圧力のとき狭く、
低い設定値になると、一定となる。これは、噴射力(よ
こ糸搬送力)が圧力値に比例するからである。
同様に、開口パターン変更信号X、Yのレベルが変化
したときも、それぞれの変化態様に応じ、回路ユニット
181、182は、よこ入れ動作角度を過渡的な期間に渡って
適切に調整していく。
なお開口13x、13yのパターンが変わると、主軸26の回
転負荷が変動するため、主軸26の回転速度は、第5図に
示すように、通常、低下する。この一時的な低速度期間
にも、よこ入れ動作条件が定常時と同じであると、よこ
入れ時間が時間軸上で、必要以上に長くなるため、通
常、よこ入れ動作の開始角度θ11、θ12や終了角度
θ21、θ22は、第6図に例示するように、よこ入れ時間
を狭くする方向に設定される。
さらに、開口パターン13x、13yが変化し、しかもよこ
糸3a、3bの切り換えられるとき、例えばよこ糸選択信号
A、および開口パターン変更信号Xの信号レベルが“H"
レベルから“L"レベルに変化にすると、2つのフリップ
フロップ32、34が同時にセット状態となるため、アンド
ゲート35は、“H"レベルの出力を発生し、回路ユニット
191を動作させる。また、開口パターン変更信号Xおよ
びよこ糸選択信号Bが共に“H"レベルから“L"レベルに
変化するとき、フリップフロップ33、34が共にセット状
態となるため、アンドゲート36は“H"レベルの信号を発
生して、回路ユニット192を動作させる。また、これら
のアンドゲート35、36が“H"レベルの出力を発生してい
る間に、その出力は、ノット回路38で“L"レベルに変換
されて、アンドゲート24、25、27、28の他方の入力端に
達しているため、これらはよこ糸選択信号A、Bまたは
開口パターン変更信号X、Yの変化のみで“H"レベルの
出力を発生せず、回路ユニット171、172、181、182の動
作を禁止している。第7図は、このようなよこ糸3a、3b
の選択と開口13x、13yのパターンとの変更が同時に行わ
れる例を時間軸上で示している。
なお、この実施例では、開閉弁15a、15bおよびソレノ
イド16a、16bは、同じタイミングで作動しているが、そ
れらにタイミング差があるとき、よこ入れ制御器17、1
8、19は、開閉弁15a、15bやソレノイド16a、16b毎に設
けられる。
発明の他の実施例 次に、第8図は、制御対象を補助ノズル群14a、14bと
し、よこ入れ制御手段として、電磁式の開閉弁62a、62b
の動作角度をよこ入れ制御器17、18、19によって制御す
る例を示している。
また、第9図および第10図は、よこ入れノズル9a、9b
の噴射圧力を調整するために、圧力流体源10と開閉弁15
a、15bとの間に、それぞれ外部パイロット式のレギュレ
ータ65a、65bを介在させ、それらのパイロット圧をよこ
入れ制御器17、18、19により制御する例である。すなわ
ち、パイロット圧は、よこ入れ制御器17、18、19からの
出力信号により電磁空気圧力弁66a、66bを介して制御さ
れる。そして、これらの電磁空気圧力弁66a、66bは、駆
動増幅回路59の出力側に接続されている。この駆動増幅
回路59は、リレー接点49、50、51のオンオフに応じて設
定器56、57、58の異なる電圧を入力として、電磁空気圧
力弁66a、66bを入力電圧に比例した状態で制御し、これ
によって適切なパイロット圧を設定していく。
さらに、第11図および第12図の実施例は、補助ノズル
群14a、14bの噴射圧力を独自に設定する例である。3つ
のよこ入れ制御器17、18、19は、それぞれ出力側で上記
実施例と同様に、パイロット圧設定用の電磁空気圧力弁
64に接続されており、この電磁空気圧力弁64は、外部パ
イロット式のレギュレータ63を駆動することにより、補
助ノズル群14a、14bの噴射圧力を設定していく。
以上の各実施例から明らかなように、よこ入れ動作条
件は、よこ入れノズル9a、9b、補助ノズル群14a、14bお
よび係止ピン7の動作角度、またはよこ入れノズル9a、
9b、および補助ノズル群14a、14bの噴射圧力である。ま
た、よこ入れ制御手段は、よこ入れノズル9a、9bの開閉
弁15a、15b、補助ノズル群14a、14bの開閉弁62a、62b、
レギュレータ65a、65b、63、およびソレノイド16a、16b
である。
発明の変形例 上記実施例は、製織条件の変更後、噴射圧力が3ピッ
ク目の正常な値に回復することを想定し、3つの設定回
路52、53、54を設けられているが、これらの数は、変更
後定常時に回復するまでピック数と対応して設けられ
る。この点は、開口パターンの切り換え時においても同
様である。
また、上記実施例は、係止ピン16a、16bの係止および
解除、さらによこ入れノズル9a、9bおよび補助ノズル群
14a、14bの噴射開始および終了の回転角を同時に規制し
ているが、このような制御対象は、好ましくないもの
の、一方のみであってもよい。
さらに、上記実施例は、最も好ましい実施態様とし
て、よこ糸選択、開口パターンの切り換わり、さらにそ
れらの組み合わせの切り換わりの3つの製織条件に応じ
て適切な対応を行っているが、このような制御の対象
は、よこ糸の選択のみ、または開口パターンの切り換わ
り時にのみ、さらに、常によこ糸の選択および開口パタ
ーンが同時に切り換わったときに、行うようにしてもよ
い。
なお、上記実施例は、製織条件の変更時に予め設定さ
れた条件でよこ入れ動作を行っている。しかし、給糸体
5の径、よこ糸むらなどによって、よこ入れの状態は、
常に一定とは限らないため、設定された動作条件に対す
る学習機能を持たせることが好ましい。すなわち製織条
件の変更時にそれぞれのよこ入れに対するよこ糸の到達
タイミングを求め変更前の到達タイミングと比較して、
その差を解消するように次回の製織条件の変更時のよこ
入れ動作条件を補正するとより正確なよこ入れ制御が行
える。
発明の効果 本発明では、よこ糸の選択や開口パターンの切り換わ
り時のように、製織条件が織機の運転中に変化したと
き、それに対応してよこ入れ装置のよこ入れ動作条件が
過渡的な期間に渡って自動的に変更されるため、よこ入
れ不良がなく、適切なよこ入れタイミング特に、よこ糸
の反給糸側での到達タイミングが正確に規制できる。ま
た、このような制御が自動的に行われるため、製織条件
が複雑に変化したときにも、よこ入れが安定に行われ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のよこ入れ制御装置のブロック線図、第
2図は各部分の具体的なブロック線図、第3図は噴射圧
力の変化状態のグラフ、第4図は、圧力変化とよこ入れ
動作角度との関係の図、第5図は織機の回転数の変化状
態のグラフ、第6図は開口パターンと回転数との関係の
図、第7図はよこ糸選択および開口パターンの変化の状
態を示すタイムチャート図、第8図ないし第12図は他の
実施例のブロック線図である。 1……よこ入れ装置、2……よこ入れ制御装置、3a、3b
……よこ糸、7……係止ピン、9a、9b……よこ入れノズ
ル、10……圧力流体源、11……圧力流体、13x、13y……
開口、15a、15b……開閉弁、16a、16b……ソレノイド、
17、18、19……よこ入れ制御器、20……回転検出器、21
……製織制御器、26……主軸、39……比較回路、40……
カウンタ、43、44、45……フリップフロップ、46、47、
48……リレー、52、53、54……設定回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給糸体からのよこ糸を測長貯留装置を介し
    よこ入れノズルによってたて糸開口中によこ入れするよ
    こ入れ装置を有し、よこ入れされるよこ糸およびたて糸
    の開口パターンのうちの少なくとも1つを製織中に変更
    する流体噴射式織機において、 上記変更を行うための指令信号の入力時に、定常運転時
    のよこ入れ動作条件とは別のよこ入れ動作条件に対応す
    る駆動信号を所定の期間出力するよこ入れ制御器と、 駆動信号を受けて上記別のよこ入れ動作条件内で上記よ
    こ入れ装置をよこ入れ状態に設定するよこ入れ制御手段
    とを具備する。 ことを特徴とする流体噴射式織機のよこ入れ制御装置。
  2. 【請求項2】よこ入れ制御器を、よこ入れ動作条件とし
    てよこ入れ動作角度を設定する設定回路と、これらの設
    定回路の出力端を上記指令信号に応じて選択的に切り換
    える切り換え手段と、織機の主軸に関する回転検出器か
    らの回転信号と選択されたよこ入れ動作角度とを比較
    し、よこ入れ動作角度で駆動信号を出力する比較回路と
    で構成することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の流体噴射式織機のよこ入れ制御装置。
  3. 【請求項3】よこ入れ制御手段を、圧力流体源から上記
    よこ入れノズルに至る間に設けられた開閉弁、圧力流体
    源からよこ糸の飛走路に沿って配置された補助ノズル群
    に至る間に設けられた開閉弁、これらの開閉弁と圧力流
    体源との間に介在する噴射圧力調整用レギュレータ、お
    よび測長貯留ドラムに対する係止ピン駆動用のソレノイ
    ドのうち少なくともいずれかであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の流体噴射式織機
    のよこ入れ制御装置。
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