JP2644790B2 - 電子銃 - Google Patents
電子銃Info
- Publication number
- JP2644790B2 JP2644790B2 JP32691387A JP32691387A JP2644790B2 JP 2644790 B2 JP2644790 B2 JP 2644790B2 JP 32691387 A JP32691387 A JP 32691387A JP 32691387 A JP32691387 A JP 32691387A JP 2644790 B2 JP2644790 B2 JP 2644790B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concave portion
- recess
- electron gun
- thickness
- passage hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインライン形カラーブラウン管の電子銃に係
り、特に画面周辺のフオーカスの改善を図るに好適な電
極を有する電子銃に関する。
り、特に画面周辺のフオーカスの改善を図るに好適な電
極を有する電子銃に関する。
従来、カラーブラウン管の画面周辺のフオーカスの改
善を目的とした電子銃として、例えば特開昭59−157936
号公報に示すものが知られている。この構造は、第２図
及び第３図に示すように、第２グリツド電極１の電子ビ
ーム通過孔２の周辺部にスリツト状の凹部３を設け、前
記電子ビーム通過孔２の周辺部の板厚を、垂直偏向方向
（ｙ方向）ではt2と厚く、水平偏向方向（ｘ方向）では
t1と薄くしている。
善を目的とした電子銃として、例えば特開昭59−157936
号公報に示すものが知られている。この構造は、第２図
及び第３図に示すように、第２グリツド電極１の電子ビ
ーム通過孔２の周辺部にスリツト状の凹部３を設け、前
記電子ビーム通過孔２の周辺部の板厚を、垂直偏向方向
（ｙ方向）ではt2と厚く、水平偏向方向（ｘ方向）では
t1と薄くしている。
これによつて電子ビームの発散角を垂直偏向方向（ｙ
方向）で小さくする。この際、t2に対するt1の比はカラ
ーブラウン管の画面サイズや主レンズ方式毎に最適値を
設定するが、フオーカス特性の改善と一様性を高く保つ
ためには、t2、t1の各寸法精度をプレス加工で高精度に
管理することが重要である。なお、図中、４はリング状
の突起を示す。
方向）で小さくする。この際、t2に対するt1の比はカラ
ーブラウン管の画面サイズや主レンズ方式毎に最適値を
設定するが、フオーカス特性の改善と一様性を高く保つ
ためには、t2、t1の各寸法精度をプレス加工で高精度に
管理することが重要である。なお、図中、４はリング状
の突起を示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術は、プレス加工圧力の低減の面から、第
３図（ｃ）に示すように、ｘ軸断面における板厚t2に至
る凹部３の区間Ａがテーパ状に設定されている。しかし
ながら、この構造は、穴縁部の水平偏向方向（ｘ方向）
の板厚t1がその測定位置により値の変動を伴なうので、
所定の設定値t1寸法を一様に加工すること及びその品質
を管理することは極めて困難である。この問題は区間Ａ
の断面形状を円弧状に設定しても同様である。すなわ
ち、凹部３におけるプレス加工精度の品質管理面に対し
て配慮がされておらず、溝部寸法精度のばらつきを招く
ので、カラーブラウン管のフオーカスにおいても一様な
性能が得られないという問題があつた。
３図（ｃ）に示すように、ｘ軸断面における板厚t2に至
る凹部３の区間Ａがテーパ状に設定されている。しかし
ながら、この構造は、穴縁部の水平偏向方向（ｘ方向）
の板厚t1がその測定位置により値の変動を伴なうので、
所定の設定値t1寸法を一様に加工すること及びその品質
を管理することは極めて困難である。この問題は区間Ａ
の断面形状を円弧状に設定しても同様である。すなわ
ち、凹部３におけるプレス加工精度の品質管理面に対し
て配慮がされておらず、溝部寸法精度のばらつきを招く
ので、カラーブラウン管のフオーカスにおいても一様な
性能が得られないという問題があつた。
このような問題点は、凹部３の全域を全て板厚t1に設
定することにより解決される。しかしこの方法は、前記
した公報にも記載されているように、プレス加工は不可
能であり、エツチング加工を採用せざるを得ず、コスト
アツプになるという問題がある。
定することにより解決される。しかしこの方法は、前記
した公報にも記載されているように、プレス加工は不可
能であり、エツチング加工を採用せざるを得ず、コスト
アツプになるという問題がある。
このように、従来技術においては、プレス加工精度の
向上及びプレス加工圧力の低減の両方を満足させること
はできなかつた。
向上及びプレス加工圧力の低減の両方を満足させること
はできなかつた。
本発明の目的は、凹部のプレス加工精度を高精度に製
造管理できると共に、プレス加工圧力の低減を図ること
ができ、プレス加工工具寿命の延長が図り得る電子銃用
電極を有する電子銃を提供することにある。
造管理できると共に、プレス加工圧力の低減を図ること
ができ、プレス加工工具寿命の延長が図り得る電子銃用
電極を有する電子銃を提供することにある。
上記目的は、凹部短径方向の板厚断面形状を、電子ビ
ーム通過孔中心軸上において最も深くなるような円弧状
に形成し、凹部長径方向の板厚断面形状を、凹部全域に
わたつて同一の深さになるように形成することにより達
成される。
ーム通過孔中心軸上において最も深くなるような円弧状
に形成し、凹部長径方向の板厚断面形状を、凹部全域に
わたつて同一の深さになるように形成することにより達
成される。
凹部の最も深い寸法（t1）は、長径方向断面中心軸上
において凹部のいかなる場所でも一様の値に成形される
ので、測定位置によるt1寸法の変動を伴なうことはな
い。また凹部短径方向の板厚断面形状は円弧状であるの
で、凹部全域を全て板厚t1に設定する方法に比較して加
工領域を約80％に減少させることができ、プレス加工圧
力が低減する。
において凹部のいかなる場所でも一様の値に成形される
ので、測定位置によるt1寸法の変動を伴なうことはな
い。また凹部短径方向の板厚断面形状は円弧状であるの
で、凹部全域を全て板厚t1に設定する方法に比較して加
工領域を約80％に減少させることができ、プレス加工圧
力が低減する。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。第
２グリツド電極11の電子ビーム通過孔12の周辺に設けた
スリツト状の凹部13は、凹部短径方向（ｙ軸方向）板厚
断面においてはビーム通過孔中心軸上において凹部形成
深さが最も深く（板厚t1）なるよう円弧状に形成し、凹
部長径方向（ｘ軸方向）板厚断面においては凹部13の全
域にわたつて同一の深さに形成している。なお、14はリ
ング状の突起を示す。
２グリツド電極11の電子ビーム通過孔12の周辺に設けた
スリツト状の凹部13は、凹部短径方向（ｙ軸方向）板厚
断面においてはビーム通過孔中心軸上において凹部形成
深さが最も深く（板厚t1）なるよう円弧状に形成し、凹
部長径方向（ｘ軸方向）板厚断面においては凹部13の全
域にわたつて同一の深さに形成している。なお、14はリ
ング状の突起を示す。
このように、凹部13の最も薄い板厚t1はｘ軸上におい
て凹部13のいかなる場所でも一様な値に成形されるの
で、板厚t1はｘ軸上において最も薄い値を測定管理すれ
ば良く、t2とt1との板厚の比もプレス加工で一様に、か
つ高精度に製造することができる。
て凹部13のいかなる場所でも一様な値に成形されるの
で、板厚t1はｘ軸上において最も薄い値を測定管理すれ
ば良く、t2とt1との板厚の比もプレス加工で一様に、か
つ高精度に製造することができる。
また凹部13の短径方向の板厚断面形状は円弧状である
ので、凹部13の全域を全て板厚t1に設定した場合に比較
して加工領域を約80％に減少させることができ、プレス
加工工具の寿命が延長する。
ので、凹部13の全域を全て板厚t1に設定した場合に比較
して加工領域を約80％に減少させることができ、プレス
加工工具の寿命が延長する。
本発明によれば、スリツト状の凹部のプレス加工精度
を高精度に製造管理できると共に、加工領域を減少させ
ることができ、プレス加工工具寿命も延長するので、画
面周辺のフオーカスを一様に改善でき、またプレス加工
コストの低減も得られる。
を高精度に製造管理できると共に、加工領域を減少させ
ることができ、プレス加工工具寿命も延長するので、画
面周辺のフオーカスを一様に改善でき、またプレス加工
コストの低減も得られる。
第１図は本発明の一実施例の第２グリツド電極の要部を
示し、（ａ）は拡大正面図、（ｂ）はｙ軸断面図、
（ｃ）はｘ軸断面図、第２図は従来例の第２グリツド電
極を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）はｙ軸断面図、第３
図は第２図の要部を示し、（ａ）は斜視図、（ｂ）はｙ
軸断面図、（ｃ）はｘ軸断面図である。 11……第２グリツド電極、12……電子ビーム通過孔、13
……凹部。
示し、（ａ）は拡大正面図、（ｂ）はｙ軸断面図、
（ｃ）はｘ軸断面図、第２図は従来例の第２グリツド電
極を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）はｙ軸断面図、第３
図は第２図の要部を示し、（ａ）は斜視図、（ｂ）はｙ
軸断面図、（ｃ）はｘ軸断面図である。 11……第２グリツド電極、12……電子ビーム通過孔、13
……凹部。
Claims (1)
- 【請求項１】電子ビーム通過孔の周辺部にスリツト状の
凹部を設けた第２グリッド電極を有する電子銃におい
て、前記第２グリッド電極の凹部の板厚断面は、凹部短
径方向においては電子ビーム通過孔中心軸上の深さが最
も深くなるような円弧状に形成し、凹部長径方向におい
ては凹部全域にわたつて同一の深さになるように形成し
たことを特徴とする電子銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32691387A JP2644790B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32691387A JP2644790B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 電子銃 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01169849A JPH01169849A (ja) | 1989-07-05 |
| JP2644790B2 true JP2644790B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=18193151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32691387A Expired - Fee Related JP2644790B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2644790B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP32691387A patent/JP2644790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01169849A (ja) | 1989-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |