JP2644425B2 - 包装箱の内装部材 - Google Patents

包装箱の内装部材

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JP2644425B2 JP8061093A JP8061093A JP2644425B2 JP 2644425 B2 JP2644425 B2 JP 2644425B2 JP 8061093 A JP8061093 A JP 8061093A JP 8061093 A JP8061093 A JP 8061093A JP 2644425 B2 JP2644425 B2 JP 2644425B2
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interior member
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Buffer Packaging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、包装箱のコーナー
(隅部)の充填材として用いられる内装部材に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール箱などの商品の包装箱には、包
装する商品より大きいため商品の下部の側面などを支持
する角筒状の内装部材が設置される。この内装部材の一
種として、矩形板紙の両側部を4回ほぼ直角に折り曲げ
て矩形筒部に成形し、粘着テープやホチキスで止めた
り、のりで接着して固定した構造のものが使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記内装部
材は、筒部の固定に固着材を用いているため、組立に手
間がかかるとともに、再利用(リサイクル)する際処理
が面倒となる欠点があった。また、この種の内装部材
は、矩形筒部を包装箱の底部内壁に支持させて、側方か
ら加わる荷重を支えることが重要である。この発明の目
的は、別物品である固着材を用いず板紙のみで筒部が形
成でき、組立に手間がかからず、リサイクルが容易であ
るとともに、側方から加わる荷重を確実に支えることが
できる包装箱の内装部材の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、包装箱の内
部に設置され、該包装箱の隅に配される筒部を有し、該
筒部により包装物を支持する内装部材であって、板紙の
縁に形成した突片と、前記縁から所定距離の位置に前記
突片に対応して形成したスリットとを有し、前記突片を
前記スリットに差し込み係止させて前記筒部を形成した
内装部材において、前記筒部は略多角形断面を呈し、該
筒部の外がわ側壁部の上端および前記突片の先端縁は、
段ボール箱の底部内壁に当接して側方から加わる荷重に
対して支えることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】この発明では、突片をスリットに
差し込むだけで筒部を形成でき、他の固着材を必要とし
ない。このため内装部材の生産性に優れるとともに、そ
のままリサイクルできる。また、段ボール箱の底に敷か
れ、筒部の内がわ側壁部は、段ボール箱内に収容される
包装物の下部を側方から支持し、外がわ側壁部の上端お
よび突片の先端縁は段ボール箱の底部内壁に当接して側
方から加わる荷重に対して支える。このため、包装物を
安定、強固に包装できる。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の第1実施例にかかる包装
箱の内装部材1の斜視図を示す。内装部材1は、包装箱
の底に敷く矩形の底敷紙2の両側に逆台形の断面を有す
る筒部3、3を形成してなる。筒部3は、前記底敷紙2
の両側の縁3A、3Bから突出して形成した一対の突片
4、4を含む底板部31、垂直に設定された内がわ側壁
部32、水平の天板部33、および上部が外側、下部が
内側となるように傾斜した外がわ側壁部34からなる。
前記突片4、4は先端部41の巾がフック状に拡大して
おり、外がわ側壁部34の付け根部にはスリット5、5
が形成され、突片4、4は底板部31の縁3A、3Bが
外がわ側壁部34に当接するまで差し込まれている。な
お、スリット5、5の巾と突片4、4の根元部42の巾
は略同一方法(例えば70mm)に設定され、突片4、
4のフック状の先端部41の巾は両側に約1mm拡大さ
せている(例えば72mm)。突片4、4を、その先端
部41を変形させて、スリット5、5に差し込まれた後
には、先端部41巾>スリット5巾のため、抜けにくく
なっている。
【0007】前記突片4を含む底板部31の巾と前記天
板部33の巾とは略等しく設定され、かつ前記内がわ側
壁部32の巾は外がわ側壁部34より幾分狭く設定して
ある。これにより、前記突片4を前記スリット5に差し
込んで係止させると、外がわ側壁部34が傾斜した逆台
形状の断面を有する筒部3が形成される。この内装部材
1は、図2および図3に示す如く、段ボール箱6の底6
1に敷かれる。筒部3の内がわ側壁部32は、段ボール
箱6内に収容される包装物7の下部を側方から支持し、
外がわ側壁部34の上端および突片4の先端縁は段ボー
ル箱の底部内壁に当接して側方から加わる荷重に対して
支える。
【0008】筒部3はつぎの(イ)〜(ハ)の工程で形
成される。 (イ)板紙を打ち抜いて両縁3A、3Bから突出する差
し込み用突片4をそれぞれ2個ずつ形成するとともに、
両縁3A、3Bから所定の距離だけ内側に2個ずつスリ
ット5を設ける。 (ロ)突片4を含む所定巾の底板部31、該底板部31
につづく内がわ側壁部32、該側壁部32につづく天板
部33、および該天板部33につづく外がわ側壁部34
を設ける。なお、折り目は前記打抜きと同一工程でなさ
れる。 (ハ)底板部31、内がわ側壁部32、天板部33、お
よび外がわ側壁部34を折り曲げ、突片4をスリット5
に差し込む。
【0009】図4は第2実施例を示す。この実施例で
は、内装部材1の筒部3は三角形の断面を有する。な
お、本発明の内装部材1は段ボール箱の天井の両側隅部
を支持する用途にも使用でき、筒部3は円または5角以
上の多角形であっても良い。また、突片4およびスリッ
ト5は、1個または3個以上であっても良く、筒部3は
板紙の片側のみに形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装箱の内装部材の斜視図である。
【図2】段ボール箱の断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】第2実施例の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 内装部材 2 底敷紙 3 筒部 4 突片 5 スリット 6 段ボール箱

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装箱の内部に設置され、該包装箱の隅
    に配される筒部を有し、該筒部により包装物を支持する
    内装部材であって、 板紙の縁に形成した突片と、前記縁から所定距離の位置
    に前記突片に対応して形成したスリットとを有し、前記
    突片を前記スリットに差し込み係止させて前記筒部を形
    成した内装部材において、 前記筒部は略多角形断面を呈し、該筒部の外がわ側壁部
    の上端および前記突片の先端縁は、段ボール箱の底部内
    壁に当接して側方から加わる荷重に対して支える ことを
    特徴とする包装箱の内装部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記筒部は、前記突
    片と前記スリットとの間に、前記突片の先端縁から所定
    巾で折り曲げられた底板部、該底板部からほぼ直角に折
    り曲げられた内がわ側壁部、該内がわ側壁部から直角に
    折り曲げられ、前記突片を含む底板部と略同一巾の天板
    部、および該天板部から鋭角に折り曲げられた外がわ側
    壁部を順次に設けて形成した略逆台形断面を有すること
    を特徴とする包装箱の内装部材。
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