JP2643843B2 - オンライン処理システム - Google Patents

オンライン処理システム

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JP2643843B2 JP16651794A JP16651794A JP2643843B2 JP 2643843 B2 JP2643843 B2 JP 2643843B2 JP 16651794 A JP16651794 A JP 16651794A JP 16651794 A JP16651794 A JP 16651794A JP 2643843 B2 JP2643843 B2 JP 2643843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオンライン処理システム
に関し、特にオンラインによって伝票等の入力処理を行
う際に用いられるオンライン処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金融機関等で用いられるオンラ
イン処理システムでは、端末装置からオンラインで伝票
をメインコンピュータに入力し、メインコンピュータに
おいて、入力伝票の処理を行っている(一般に、このよ
うなオンライン処理は、オンラインディレード処理と呼
ばれている)。
【0003】このようなオンラインディレード処理で
は、通常のオンライン処理と同様に、オンライン入力及
びファイル更新が一連の流れとして実行されている。そ
して、メインコンピュータにおいては、オンラインエン
トリー部で伝票入力を受け、オンラインディレードファ
イル更新部では取引ファイルを用いてファイル更新を行
っている。
【0004】ところで、オンラインディレード処理にお
いては、全ての入力伝票がオンラインエントリー部で処
理され、オンラインディレードファイル更新部でファイ
ル更新された後、例えば、更新ファイルを用いてオンラ
イン関係バッチ処理(オン関バッチ処理)が開始され
る。そして、オン関バッチ処理中においては、新たなオ
ンライン伝票入力を行うことができず、翌日、オンライ
ンが起動されてから、オンライン伝票入力を行うことに
なる。
【0005】つまり、従来のオンラインディレード処理
においては、オン関バッチ処理中においては、オンライ
ン伝票入力処理を行うことができず、オンライン伝票入
力時間が制限される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような点を考慮
すると、入力すべき伝票の量が多い際には、オンライン
処理時間帯を延長して、伝票入力処理を行う必要があ
る。そして、伝票入力が終了した後、オン関バッチ処理
を開始する。従って、オン関バッチ処理が深夜に及ぶこ
ともあり、オペレータにとっての負担量が極めて大きく
なってしまう。つまり、従来のオンラインディレード処
理においては、システム運用性能が悪く、オペレータの
負担が大きいという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、システム運用性能がよ
く、オペレータの負担を軽減できるオンライン処理シス
テムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、端末装
置からオンラインで与えられる伝票データを処理してオ
ンラインファイルを更新するオンライン処理を実行する
オンライン処理部を有するオンライン処理システムであ
って、前記オンライン処理部は、前記伝票データの内容
をチェックして第1の取引データとして第1の取引ファ
イルに格納する第1の手段と、該第1の取引ファイルか
ら前記第1の取引データを読み込み該第1の取引データ
に基づいて前記オンラインファイルを更新する第2の手
段とを有しており、前記オンライン処理終了に当たって
前記オンラインファイルのデータがコピーされるサブフ
ァイルと、前記オンライン処理終了後起動され前記オン
ラインファイルに基づいてバッチ処理を行うバッチ処理
部と、前記オンライン処理終了後起動され前記サブファ
イルに基づいて前記伝票データの入力を受け付け該伝票
データを第2の取引データとして第2の取引ファイルに
格納するサブオンライン処理部とを有し、前記オンライ
ン処理部が起動されると、前記第1の手段は前記第2の
取引ファイルをアクセスして前記第2の取引ファイルか
ら前記第2の取引データを読み込み前記第1の取引デー
タとして前記第1の取引ファイルに格納するようにした
ことを特徴とするオンライン処理システムが得られる。
【0009】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0010】図1を参照して、図示のオンライン処理シ
ステムはメインコンピュータ11を備えており、このメ
インコンピュータ11には通信回線を介して端末装置1
2が接続されている(図示の例では、一台の端末装置の
みが示されているが、実際には、複数の端末装置がメイ
ンコンピュータ11に接続される)。
【0011】メインコンピュータ11にはメインオンラ
イン処理部11a、サブオンライン処理部(ミニオンラ
イン処理部)11b、及びオン関バッチ処理部11cを
備えており、メインオンライン処理部11a及びサブオ
ンライン処理部11bには第1及び第2の取引ファイル
13及び14が接続されている。
【0012】さらに、メインオンライン処理部11aに
はオンライン環境ファイル(例えば、管理ファイル及び
業務用データベース)15が接続され、サブオンライン
処理部11bにはサブオンライン環境ファイル(ミニオ
ンライン環境ファイル)16が接続されている。同様に
して、オン関バッチ処理部11cにはオン関環境ファイ
ル17が接続されている。
【0013】オンラインが起動された後、端末装置12
から入力された伝票データは通信回線を介してメインオ
ンライン処理部11aに与えられる。メインオンライン
処理部11aはメインオンラインエントリー部及びオン
ラインディレードファイル更新部(ともに図示せず)を
備えており、メインオンラインエントリー部ではオンラ
イン環境ファイル15を参照して、伝票データの内容チ
ェックを行う。チェックの結果が正常であれば、取引デ
ータとして第1の取引ファイル13に格納する。
【0014】オンラインディレードファイル更新部は、
予め設定されたタイミングで定期的に第1の取引ファイ
ル13から取引データを読み込み、この取引データに基
づいてオンライン環境ファイル15内の各業務用データ
ベースを更新する。
【0015】ここで、図2も参照して、上述のように、
オンライン処理が実行されて、全ての伝票データの処理
が終了すると、オンライン終了処理が行われる(ステッ
プs1)。このオンライン終了処理では、上述した一連
の各処理及びマスター状況のチェックが行われる。その
後、メインコンピュータ11ではサブオンライン準備処
理(ミニオンライン準備処理)に移る(ステップs
2)。このサブオンライン準備処理では、オンライン環
境ファイル15からサブオンライン環境ファイル16に
サブオンライン処理において必要な情報がコピーされと
ともにメインコンピュータ11(サブオンライン処理部
11b)は第2の取引ファイル14を初期化する。さら
に、オンライン環境ファイル15からオン関環境ファイ
ル17に必要な情報(特に、更新ファイル)が送られ
る。
【0016】上述のサブオンライン準備処理終了後、オ
ン関バッチ処理が起動され(ステップs3)、サブオン
ライン処理が起動される(ステップs4)。
【0017】このようにして、オン関バッチ処理及びサ
ブオンライン処理が起動されると、オン関バッチ処理部
11cでオン関環境ファイル17を参照してオン関バッ
チ処理が行われ、サブオンライン処理部11bではサブ
オンライン処理が行われることになる(これらオン関バ
ッチ処理及びサブオンライン処理は相互に独立して行わ
れる)。なお、バッチ処理の結果はオン関環境ファイル
17に格納され、必要に応じてオンライン環境ファイル
15に送られる。
【0018】上述のようにして、サブオンライン処理が
起動されると、オン関バッチ処理中においても、端末装
置12から新たな伝票データを受けることが可能とな
る。サブオンライン処理運用中において、端末装置12
から伝票データを受けると、サブオンライン処理部11
bは、サブオンライン環境ファイル16を参照して、伝
票データの内容チェックのみを行い、チェックの結果正
常であると、取引データとして第2の取引ファイル14
に格納する。前述のように、サブオンライン環境ファイ
ル16とオン関環境ファイル17とは独立としているか
ら、オン関バッチ処理と並行してサブオンライン処理を
実行することができる。
【0019】上述のようにして、サブオンライン処理が
行われて、例えば、翌日になると、今度はオンライン処
理が起動される(この際、サブオンライン処理及びオン
関バッチ処理は停止される)。オンライン処理が起動さ
れると、メインオンライン処理部11aではメインオン
ラインエントリー部によって第2の取引ファイル14か
ら取引データを読み込み、オンライン環境ファイル15
を参照してその内容をチェックする。チェックの結果正
常であると、メインオンラインエントリー部はこれら取
引データを第1の取引ファイル13に格納する。また、
前述したように、端末装置12からの伝票データも同様
にして第1の取引ファイル13に格納される。そして、
オンラインディレードファイル更新部は、予め設定され
たタイミングで定期的に第1の取引ファイル13から取
引データを読み込み、この取引データに基づいてオンラ
イン環境ファイル15内の各業務用データベースを更新
する。
【0020】なお、上述の実施例ではオンライン環境フ
ァイル15とオン関環境ファイル17とを別のファイル
として構成したが、オンライン環境ファイル15とオン
関環境ファイル17とは同一のファイルとして構成する
ようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではオンラ
インディレード処理の際用いられるオンライン環境ファ
イルとは別に独立したサブオンライン環境ファイルを設
けるとともに第1及び第2の取引ファイルを設けたか
ら、オン関バッチ処理として並行してオンライン入力処
理を行うことができる。つまり、オン関バッチ処理とは
独立してオンライン処理を行うことができるから、オン
関バッチ処理による時間的制限がなくなり、システム運
用性が向上するという効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオンライン処理システムの一実施
例を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示すオンライン処理システムの動作を説
明するための流れ図である。
【符号の説明】
11 メインコンピュータ 12 端末装置 13,14 取引ファイル 15 オンライン環境ファイル 16 サブオンライン環境ファイル 17 オン関環境ファイル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置からオンラインで与えられる伝
    票データを処理してオンラインファイルを更新するオン
    ライン処理を実行するオンライン処理部を有するオンラ
    イン処理システムであって、前記オンライン処理部は、
    前記伝票データの内容をチェックして第1の取引データ
    として第1の取引ファイルに格納する第1の手段と、該
    第1の取引ファイルから前記第1の取引データを読み込
    み該第1の取引データに基づいて前記オンラインファイ
    ルを更新する第2の手段とを有しており、前記オンライ
    ン処理終了に当たって前記オンラインファイルのデータ
    がコピーされるサブファイルと、前記オンライン処理終
    了後起動され前記オンラインファイルに基づいてバッチ
    処理を行うバッチ処理部と、前記オンライン処理終了後
    起動され前記サブファイルに基づいて前記伝票データの
    入力を受け付け該伝票データを第2の取引データとして
    第2の取引ファイルに格納するサブオンライン処理部と
    を有し、前記オンライン処理部が起動されると、前記第
    1の手段は前記第2の取引ファイルをアクセスして前記
    第2の取引ファイルから前記第2の取引データを読み込
    み前記第1の取引データとして前記第1の取引ファイル
    に格納するようにしたことを特徴とするオンライン処理
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたオンライン処理シ
    ステムにおいて、前記バッチ処理部にはバッチ処理用フ
    ァイルが接続されており、バッチ処理の際該バッチ処理
    用ファイルには前記オンラインファイルのデータがコピ
    ーされるようにしたことを特徴とするオンライン処理シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62189571A (ja) * 1986-02-14 1987-08-19 Omron Tateisi Electronics Co 自動取引処理装置
JPH0212447A (ja) * 1988-06-30 1990-01-17 Toshiba Corp オンライン処理並びにバッチ処理の並行処理方式
JPH05210627A (ja) * 1992-01-24 1993-08-20 Nec Corp 稼働処理終了方式
JP3257058B2 (ja) * 1992-09-10 2002-02-18 富士通株式会社 データ更新システム

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