JP2643537B2 - 動画復号化装置のポストフィルタ制御方式 - Google Patents

動画復号化装置のポストフィルタ制御方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、動画復号化装置に係り、特に動画像の復号
化時における量子化雑音を有効に除去するための動画復
号化装置のポストフィルタ制御方式に関する。
〔従来の技術〕
近年、テレビ会議やテレビ電話等を目的とした画像伝
送装置の開発が盛んに行われている。これらの画像伝送
装置においては、符号化部における画像符号化アルゴリ
ズムとして、動き補償フレーム間差分信号をDCT(Discr
ete Cosine Transform)変換した後に量子化を行って、
符号化する方式が標準化されつつある。また、量子化に
よって発生する符号化ループ内の雑音除去を目的とし、
符号化ループ内に2次元の空間フィルタを用いている。
さらに、復号化部では、再生画像に対して2次元の空
間フィルタを施すことによって雑音を除去して、視覚的
に良好な画像を再現する工夫を施している。
第5図は、従来の画像伝送装置における復号化方式を
示したものである。
同図に示されるように、符号化された信号200を入力
して、、逆量子化回路(Q-1)10において逆量子化を行
ったのち、逆DCT変換回路(DCT-1)11において逆DCT変
換を行って、空間領域の再生差分信号220を生じる。
次に、前フレームの再生画像を格納しているフレーム
メモリ回路(FM)15から読み出した再生信号を、動き補
償回路(MC)16において動き補償したのち、2次元のル
ープ内フィルタ回路(LFIL)13を通じて雑音を除去した
信号270を得る。
さらに加算回路12において、信号270と逆DCT変換回路
11からの再生差分信号220とを加算して、再生画像230を
得る。ここで、ループ内フィルタ回路13の動作は、動ベ
クトルの有無を示す情報MVに基づく識別信号280によっ
て制御される。つまり、識別信号280がオンの場合の
み、ループ内フィルタ回路13を有効にするようになって
いる。
次に、再生画像230は、2次元のポストフィルタ回路
(PFIL)14を経て、雑音を除去されて出力される。この
ポストフィルタ回路14は、ループ内フィルタ回路13と同
様に、動ベクトル情報MVの識別信号280によって制御さ
れるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の復号化装置におけるポストフィルタ
は、復号化フレームにおける動ベクトルの有無を示す情
報MVによって制御されるようになっている。そのため、
駒落しフレームや動きのない画像ブロックに対しては、
ポストフィルタが施されないこととなって、十分な視覚
的雑音除去効果が得られないという欠点がある。
画像復号化時における再生画像の量子化雑音は、数フ
レームにわたって、被写体が動いた軌跡に残ることが知
られており、画質に悪影響を及ぼすため、このような量
子化雑音はできるだけ少ないことが望ましい。
〔発明の目的〕
本発明は、このような従来技術の課題を解決しようと
するものである。
すなわち、本発明は、動ベクトルの有無を示す情報を
数フレーム間記憶しておき、この履歴に基づいて、ポス
トフィルタを制御することによって、再生画像における
量子化雑音を有効に除去することができる、動画復号化
装置のポストフィルタ制御方式を提供することを目的と
している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、動き補償フレーム間差分を変換符
号化した信号を逆量子化し逆変換して空間領域の差分信
号を再生し、フレームメモリ(8)から読み出された前
フレームの再生画像を動き補償した信号と加算して得ら
れた再生画像をポストフィルタ(9)を通して雑音を除
去する動画復号化装置において、記憶回路(5)を設け
て、復号化フレームにおける動ベクトル情報の履歴を保
持し、この記憶情報に基づいてポストフィルタ(9)の
オン,オフを制御するという構成をとっている。
また、記憶回路(5)において、復号化フレームにお
ける動ベクトル情報の履歴を少なくとも1復号化周期以
上保持するという構成をとっている。
さらに、記憶回路(5)において、復号化フレームに
おける動ベクトル情報の履歴をN×N(Nは自然数)画
素からなるブロックごとに保持するという構成をとって
いる。
これによって前述した目的を達成しようとするもので
ある。
〔作 用〕
動画復号化装置においては、符号化側(送信側)から
の動き補償フレーム間差分を変換符号化した信号を受信
して、これを逆量子化し逆変換して空間領域の差分信号
を再生する。そしてフレームメモリから読み出された前
フレームの再生画像を動き補償した信号と加算して再生
画像を得る。さらにこの再生画像をポストフィルタを通
して雑音を除去して出力する。
このような装置において、復号化時、復号化フレーム
における動ベクトル情報の履歴を記憶しておき、この記
憶情報に基づいてポストフィルタのオン,オフを制御す
るようにしたので、再生画像において被写体が動いた軌
跡に残る量子化雑音を、効果的に除去することができる
ようになる。
この際、復号化フレームにおける動ベクトル情報の履
歴を少なくとも1復号化周期以上保持してポストフィル
タのオン,オフを制御することによって、より効果的に
雑音除去を行うことができる。
また、この場合に、復号化フレームにおける動ベクト
ル情報の履歴をN×N(Nは自然数)画素からなるブロ
ックごとに記憶することによって、画像における必要な
部分だけに有効にポストフィルタを作用させることがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示したものである。
符号化された信号101は、入力端子1に入力される。
逆量子化回路(Q-12は、符号化された信号101を逆量子
化する。逆DCT変換回路(DCT-1)3は、逆量子化された
信号102を逆DCT変換して、空間領域の再生差分信号103
を生じる。
フレームメモリ回路(FM)8は、前フレームの再生画
像107を記憶する。動き補償回路(MC)7は、フレーム
メモリ回路(FM)8から読み出された前フレームの再生
画像107に対して、動ベクトルの有無を示す情報MVに基
づく識別信号108に応じて、動き補償を行う。
2次元のループ内フィルタ回路(LFIL)6は、動き補
償を行った信号106から、雑音を除去した信号105を出力
する。ループ内フィルタ回路6の動作は、動ベクトルの
有無を示す情報MVに基づく識別信号108によって制御さ
れる。
加算回路4は、信号105と逆DCT変換回路3からの再生
差分信号103とを加算し、再生画像104を生じる。2次元
のポストフィルタ回路(PFIL)9は、再生画像104から
雑音を除去して、出力画像110を出力端子10に出力す
る。
記憶回路(MEM)5は、復号化装置に別途供給される
動ベクトルの有無を示す情報MVに基づく識別信号108に
応じて、動ブロックまたは静止ブロックであることを示
す情報を、1復号化フレーム間記憶する。
ここでブロックとは、1画面をある大きさの小区分に
分割したものと定義する。例えば、8×8画素を1ブロ
ックとして、動ベクトル情報MVを、8×8ブロックにつ
き1つの情報として与える。そしてMV≠0の場合、動ブ
ロックを示す情報として“1"を記憶回路5に格納し、MU
=0の場合、静止ブロックを示す情報として“0"を格納
する。
ポストフィルタ回路(PFIL)9は、再生画像104に対
して2次元の空間フィルタを施す回路であり、その動作
のオン/オフは、記憶回路5からの制御信号109によっ
て制御される。
記憶回路5からの制御信号109は、前復号化フレーム
の動ブロック情報と、現復号化フレームの動ブロック情
報との論理和の信号である。ポストフィルタ回路9は、
前復号化フレームまたは現復号化フレームが動ブロック
の場合、オンとなり、それ以外の場合はオフとなる回路
である。
このように構成された復号化回路の動作について、さ
らに詳細に説明する。
入力端子1における符号化された信号101は、逆量子
化回路(Q-1)2において逆量子化されたのち、逆DCT変
換回路(DCT-1)3において逆DCT変換されて、空間領域
の再生差分信号103を生じる。
次に、フレームメモリ回路(FM)8に格納されている
前フレームの再生画像107を読み出し、動き補償回路(M
C)7において動き補償した信号106から、2次元のルー
プ内フィルタ回路(LFIL)6を経て雑音を除去した信号
105を得る。この場合、ループ内フィルタ6のオン/オ
フ制御は、現復号化フレームの動ベクトルの有無を示す
情報MVに基づく識別信号108によって制御され、識別信
号108がオンの場合のみ、ループ内フィルタ6を有効に
する。
さらに加算回路4において、動き補償回路7の出力信
号105と、逆DCT変換回路3からの再生差分信号103とを
加算して、再生画像104を得る。再生画像104は、2次元
のポストフィルタ回路(PFIL)9を経て出力端子10に出
力される。
以下、ポストフィルタ回路9の動作の詳細について第
2図〜第4図を用いて説明する。
第2図〜第4図は、1画面を16ブロックに分割して表
したものであって、ポストフィルタ回路9のオン/オフ
制御は、この各ブロックを対象として行われるものとす
る。
第2図は、Nフレーム目の再生画像104を示し、第8
ブロックに、黒で示す丸い物体が再生されている。
第3図は、N+1フレーム目の再生画像104を表し、
1復号化フレーム間に、前フレームの第8ブロックにお
ける丸い物体は、第11ブロックに移動したことが示され
ている。
第4図は、N+2フレーム目の再生画像104を表し、
1復号化フレーム間に、前フレームの第11ブロックにお
ける丸い物体は、第6ブロックに移動したことが示され
ている。
この場合、N+1フレーム目では、記憶回路5に第11
ブロックが動ブロックである旨の情報が記憶されるとと
もに、第11ブロックにポストフィルタが施される。次
に、N+2フレーム目では、記憶回路5に第6ブロック
が動ブロックである旨の情報が記憶されるとともに、前
フレームが動ブロックであった第11ブロックと、現フレ
ームが動ブロックである第6ブロックに、ポストフィル
タが施される。
以上のように2復号化フレーム間にわたり、物体が動
いた軌跡に対してポストフィルタが施される。
従って、本発明によれば、被写体の移動に応じてポス
トフィルタをかけることができるので、被写体の移動軌
跡における、量子化雑音が除去される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、簡単な動ブロッ
ク記憶回路を設けることによって、数フレームにわた
り、被写体が動いた軌跡に残る量子化雑音を効果的に除
去することが可能となり、視覚的に良好な再生画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図,第3図,
第4図は本発明の動作を説明する図、第5図は従来方式
を示す図である。 5……記憶回路、8……フレームメモリ、9……ポスト
フィルタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動き補償フレーム間差分を変換符号化した
    信号を逆量子化し逆変換して空間領域の差分信号を再生
    し、フレームメモリから読み出された前フレームの再生
    画像を動き補償した信号と加算して得られた再生画像を
    ポストフィルタを通して雑音を除去する動画復号化装置
    において、 復号化フレームにおける動ベクトル情報の履歴を保持す
    る記憶回路を備え、 該記憶回路の記憶情報に基づいて前記ポストフィルタの
    オン,オフを制御することを特徴とする動画復号化装置
    のポストフィルタ制御方式。
  2. 【請求項2】前記記憶回路が、復号化フレームにおける
    動ベクトル情報の履歴を少なくとも1復号化周期以上保
    持する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の動画復号化装置のポストフィルタ制御方式。
  3. 【請求項3】前記記憶回路において、復号化フレームに
    おける動ベクトル情報の履歴をN×N(Nは自然数)画
    素からなるブロックごとに保持する機能を備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の動画復号化装置
    のポストフィルタ制御方式。
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