JP2643370B2 - 半導体レーザー - Google Patents

半導体レーザー

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JP2643370B2
JP2643370B2 JP25844388A JP25844388A JP2643370B2 JP 2643370 B2 JP2643370 B2 JP 2643370B2 JP 25844388 A JP25844388 A JP 25844388A JP 25844388 A JP25844388 A JP 25844388A JP 2643370 B2 JP2643370 B2 JP 2643370B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、化合物半導体レーザーに関し、特に動作温
度範囲の広い、電流内部狭窄型の半導体レーザーに関す
る。
〔従来の技術〕
従来の半導体レーザーは、第2図に示すように活性層
3をはさむクラッド層2,4が単純な一層構造となってお
り、その層内でのキャリア濃度は厚さ方向に一様なもの
であった。そのために、pn接合を形成しているクラッド
層の特にP型のキャリア濃度は、半導体レーザーの温度
特性や発振しきい値電流等相反する要求のかねあいから
決定するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の半導体レーザーでは、高い温度でも安
定に発振させるために、P型グラッド層のキャリア濃度
を高めようとすると、P型クラッド層の抵抗率が低くな
るので電流が電流阻止層6の溝部で規制されている範囲
よりも横方向に広がりやすくなる。そのために無効電流
成分が増大するので発振電流しきい値が高くなってしま
う欠点があった。
そこで本発明の目的は、P型クラッド層内における電
流の横方向広がりをおさえ、発振しきい値電流を増加さ
せることなしに、高温でも安定に発振できるような高い
キャリア濃度のP型クラッド層を有する半導体レーザー
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の構成は、発光領域となる活性層をこれよりも
禁制帯が大きく互いに異なる導電型のクラッド層ではさ
んだ構造を形成し、そのうちP型クラッド層に隣接して
溝状に欠落しているn型電流阻止層を有する電流内部狭
窄型レーザーにおいて、P型クラッド層を二層として活
性層に近接する層のキャリア濃度を0.5〜5×1018c
m-3、その層厚を0.5μm以下とし、活性層から遠い層の
キャリア濃度をそれよりも低くした構造を有している。
〔実施例〕
次に本発明の一実施例としてAlGaAs系化合物半導体レ
ーザーの場合について、図面を参照して説明する。第1
図は、エピタキシャル結晶成長によって作成した本発明
による半導体レーザーの横断面図である。
GaAsのn型基板1上に、AlGaAsのn型クラッド層2と
それよりも禁制帯幅が小さいAlGaAsの活性層3、そして
n型クラッド層2と同一混晶組成のP型クラッド層
(I)4とP型クラッド層(II)、さらにGaAsのn型電
流阻止層6を順次エピタキシャル結晶成長させる。
次にフォト・リソグラフィーと化学エッチングによっ
て、導波路とする領域のn型電流阻止層6を溝状に取り
除き、その後GaAsのP型キャップ層7をエピタキシャル
結晶成長させると半導体レーザーが形成できる。
この半導体レーザーのP型キャップ層7からn型基板
1へ電流を通ずると、n型電流阻止層6の溝部で狭窄さ
れたあと、P型クラッド層(II)5,P型クラッド層
(I)4で広がりながら流れてレーザー動作する。
ここで、P型クラッド層(I)4のキャリア濃度は半
導体レーザーの温度特性に大きな影響を与えるので、阻
止特性を想定してなるべく高く設定する。実験の結果0.
5〜5×1018cm-3が最適であり、これよりも低いと効果
がみられず、高いとP型ドーパントの拡散によってpn接
合が不安定となった。そしてその層厚は0.5μm以下が
適当であり、それよりも厚いと電流の横方向広がり成分
が増大して発振しきい値が上昇した。
またP型クラッド層(II)5は、n型電流阻止層6の
電流狭窄効果を高めるように、抵抗率の高いつまりキャ
リア濃度が低い条件に設定する。そうすることで横方向
に広がる無効電流成分を低くおさえることができるの
で、発振しきい値電流を低くおさえつつ、高温でも安定
したレーザー発振が実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明を用いると、半導体レー
ザーのP型クラッド層を二層にして温度特性を優先した
キャリア濃度の条件と、発振しきい値電流を優先したキ
ャリア濃度の条件を、ほぼ独立に設定することが可能と
なるので、発振しきい値電流が低いまま高温まで安定に
発振できるレーザーが得られる効果がある。
なお、実施例ではAlGaAs系のレーザーとして説明して
きたが、これはAlGaInP系やInGaAsP系のような他のIII
−V族化合物半導体レーザーやII−VI族化合物半導体レ
ーザーでも同様である。またP型基板を用いて、活性層
と基板との間に電流阻止層を設けるような構造にした場
合にも同様に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による半導体レーザーの横断面、第2
図は従来の半導体レーザーの横断面図である。 1……n型基板、2……n型クラッド層、3……活性
層、4……P型クラッド層(I)、5……P型クラッド
層(II)、6……n型電流阻止層、7……P型キャップ
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−70587(JP,A) 特開 平1−202880(JP,A) 特開 昭63−62391(JP,A) 特開 平1−175290(JP,A) 特開 平1−236676(JP,A) 特開 平1−286479(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光領域となる活性層をこれよりも禁制帯
    幅が大きく互いに異なる導電型のクラッド層ではさんだ
    構造を少くとも備え、そのうち第1導電型クラッド層に
    隣接して溝状に欠落している第2導電型電流阻止層を有
    する電流内部狭窄型半導体レーザーにおいて、当該第1
    導電型クラッド層を二層として、活性層に近接する層の
    キャリア濃度を0.5〜5×1018cm-3、その層厚を0.5μm
    以下とし、活性層から遠い層のキャリア濃度をそれより
    も低くしたことを特徴とする半導体レーザー。
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