JP2642789B2 - コンバインのグレンタンク - Google Patents

コンバインのグレンタンク

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JP2642789B2
JP2642789B2 JP3027409A JP2740991A JP2642789B2 JP 2642789 B2 JP2642789 B2 JP 2642789B2 JP 3027409 A JP3027409 A JP 3027409A JP 2740991 A JP2740991 A JP 2740991A JP 2642789 B2 JP2642789 B2 JP 2642789B2
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screw
rotating plate
glen tank
grains
grain
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宗之 河瀬
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱穀装置を搭載して
圃場を走行し、作物を刈り取るコンバインに関し、特に
脱穀装置により脱粒および選別した穀粒を一時貯留する
とともに、内部下方に位置するスクリューの回転により
穀粒を外部に排出するコンバインのグレンタンクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンバインに搭載される脱穀装置は、脱
粒部および選別部によって構成されており、脱粒部にお
いて作物の穀稈から離脱した穀粒は藁屑とともに選別部
に導かれ、揺動選別および風力選別を受け、比重の高い
単粒と呼ばれる穀粒のみが収穫される。コンバインは一
般にグレンタンクを備えており、脱穀装置により選別さ
れた一定容量の穀粒がグレンタンクに貯留される。この
グレンタンクは内部下方に排出用のスクリューを備えて
おり、グレンタンク内の穀粒を外部に排出する場合には
このスクリューを回転させ、貯留されている穀粒を外部
に搬送する。ところが、スクリューの上部に堆積する穀
粒の重量によってスクリューが回転できない場合があ
り、特に穀粒の含有水分量が多い場合には穀粒が塊とな
って詰まりを生じ、スクリューの回転を妨げる。そこ
で、従来のコンバインのグレンタンクでは、スクリュー
の上方にカバーを設け、スクリューの上方に位置する穀
粒の重量が直接的にスクリューに作用することのないよ
うにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクリ
ューの上方にカバーを設けた場合、穀粒の含有水分量が
極めて高くなると、このカバーの上部に堆積した穀粒が
スクリューに落下せず、これらの穀粒を外部に排出でき
なくなる問題が生じる。また、これに伴ってカバーの上
方において貯留されている穀粒の堆積形状が変化せず、
スクリューの回転を阻止する問題が生じる。このような
問題は脱穀装置の性能向上により含有水分量の高い作物
の刈り取りが可能となった近年において極めて大きな問
題となる。
【0004】この発明の目的は、穀粒の排出時に、スク
リューの上方に受ける穀粒の堆積形状を変えることがで
きるようにし、穀粒の含有水分量か高い場合にも貯留し
ている穀粒の全てを容易に排出することができるコンバ
インのグレンタンクを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のコンバインの
グレンタンクは、脱穀装置により脱粒および選別した穀
粒を一時貯留するとともに、内部下方に位置するスクリ
ューの回転により穀粒を外部に排出するコンバインのグ
レンタンクにおいて、前記スクリューの上方に、スクリ
ューの回転軸に平行な軸を中心として回転する回転板
と、回転板に作用する穀粒の重量を検出する重量センサ
と、重量センサの出力に基づいて回転板の回転を制御す
る回転制御手段と、を設けたことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】この発明においては、グレンタンクの内部下方
に位置するスクリューの上方には回転板が対向してい
る。このため、グレンタンク内においてスクリューの上
方に貯留される穀粒の重量は回転板に作用し、スクリュ
ーに直接作用することはない。また、この回転板はスク
リューの回転軸に平行な軸を中心として回転し、回転板
上における穀粒の堆積形状を変えることにより、回転板
の上方において含有水分量の高い穀粒が付着した場合に
も、回転板を回転してこれらをスクリューに導くことが
でき、グレンタンクに貯留された全ての穀粒が外部に排
出される。
【0008】また、重量センサによって回転板に作用す
る穀粒の重量を検出し、この重量センサの出力に基づい
て回転板の回転制御をすることにより、回転板を回転さ
せるべきタイミングが容易に設定される。
【0009】
【実施例】図1および図2は、この発明の実施例である
コンバインのグレンタンクを示すそれぞれ正面断面図お
よび側面断面図である。グレンタンク1には上面から脱
穀装置により選別された穀粒が供給され、この穀粒がグ
レンタンク1の内部に貯留される。グレンタンク1の内
部下方にはスクリュー2が回転自在に支持されている。
このスクリュー2には後述する駆動機構により回転力が
伝達される。スクリュー2の回転によりグレンタンク1
内に貯留された穀粒は矢印A方向に搬送され、排出孔6
から外部に排出される。スクリュー2の上方には回転板
3が全長に渡って対向している。この回転板3は楕円断
面形状を呈しており、スクリュー2の回転軸に平行な軸
5を中心に回転自在にされている。この回転板3の内部
には重量センサ4が備えられている。この重量センサ4
は例えば歪センサによって構成されており、回転板3の
上部に位置する穀粒から回転板3に作用する重量を検出
する。この重量センサ4の設置場所はスクリュー2によ
る矢印F方向の搬送方向の上流側にされている。
【0010】図3は、上記グレンタンクにおけるスクリ
ューの駆動機構を説明する概略図である。スクリューモ
ータ11の回転軸に固定されたギヤ12にはスクリュー
2の一端に固定されたスクリューギヤ13が噛合してお
り、スクリューモータ11の回転がギヤ12およびスク
リューギヤ13を介してスクリュー2に伝達される。
【0011】また、ギヤ12にはクラッチギヤ14が噛
合している。このクラッチギヤ14にはクラッチ15を
介してクラッチ板16が接離自在にされている。このク
ラッチ板16は回転板3の回転軸5の一端に固定されて
いる。従ってクラッチ15をオンすることによりモータ
11の回転がギヤ12、クラッチギヤ14、クラッチ1
5およびクラッチ板16を介して回転軸5に伝達され
る。
【0012】図4は、上記グレンタンクを備えたコンバ
インの制御部の一部を示すブロック図である。CPU2
1にはインタフェース24〜27を介して排出スイッチ
28、重量センサ4、モータドライバ30およびクラッ
チドライバ31が接続されている。排出スイッチ28は
図外のコンバインの操縦席に設けられており、グレンタ
ンク内の穀粒の排出を希望する際にオペレータにより操
作される。重量センサ4は前述のように回転板3の内部
に設けられ、回転板3に作用する穀粒の重量に応じた電
圧を出力する。この出力がA/D変換器29よりディジ
タルデータに変換されてCPU21に入力される。CP
U21はこれら排出スイッチ28および重量センサ4の
出力データに基づいてROM22に予め書き込まれたプ
ログラムに従ってモータドライバ30およびクラッチド
ライバ31に駆動データを出力する。このとき入出力さ
れるデータはRAM23の所定のメモリエリアに一時格
納される。モータドライバ30はCPU21から出力さ
れた駆動データに基づいてスクリューモータ11を駆動
制御する。また、クラッチドライバ31は同じくCPU
21から出力された駆動データに基づいて回転板クラッ
チ15を駆動する。
【0013】図5は、上記制御部の処理手順の一部を示
すフローチャートである。排出スイッチ28がオンされ
るとCPU21はスクリューモータ11を駆動してスク
リュー2を回転させる(n1)。こののち重量センサ4
の出力Gが設定値Kになるのを待機し(n2)、重量セ
ンサ4の出力Gが設定値Kを下回った際に回転板クラッ
チ15を駆動して回転板3を90度回転させる(n
3)。グレンタンク1内において貯留されていた穀粒
は、スクリュー2の回転により排出されるに従って図2
中2点鎖線で示すように矢印A方向の搬送方向の上流側
から少なくなっていく。このとき、含有水分量が高い場
合には、搬送方向の下流側で穀粒が固着し、スクリュー
2の回転を阻止したり、スクリュー2の位置に落下しな
い場合がある。
【0014】そこで、回転板3を90度回転することに
よって穀粒の堆積形状を変形し、穀粒の固着状態を解除
してスクリュー2における詰まりを防止するとともに、
上方に固着していた穀粒を下方のスクリューに落下させ
ることができる。この状態でグレンタンク1が空になる
のを待機し(n4)、グレンタンク1の穀粒を全て排出
し終わると回転板3をさらに90度回転させたのち、ス
クリューモータ11の駆動を停止する(n5,n6)。
以上の処理においてn2,n3がこの発明の回転制御手
段に相当する。
【0015】図6はこの発明の別の実施例に係るグレン
タンクの要部を示す平面断面図である。グレンタンク4
1の内部において回転板43は、穀粒の搬送方向(矢印
A方向)の上流側および下流側の2分割に構成されてい
る。上流側の回転板43aはグレンタンク41の壁面4
1aに固定されており、この上流側の回転板43aの内
部を回転軸47が貫通している。上流側スクリュー43
aの両端には軸受け51が備えられており、回転軸47
上流側スクリユー43aに回転を伝達すことなく回
転する。この回転軸45には図外のスクリューモータか
ら回転力が供給される。回転軸45の一端は下流側スク
リュー43b内に嵌入しており、下流側スクリュー43
b内で固定されている。この下流側スクリュー43bは
壁面41bにおいて軸受52により軸支されている。従
って、スクリューモータの回転が回転軸45に供給され
ると、下流側スクリュー43bのみが回転を生じる。こ
のように、回転板43を穀粒の搬送方向について2分割
に構成するとともに、その下流側のみを回転させること
によりタンク内に貯留した穀粒をスクリューの全域に渡
って略均等に搬送していくことができる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、スクリューの上方に
体積する穀粒の重量が回転板に作用することにより、こ
の重量がスクリューに直接作用してスクリューの回転を
阻止するといったことがない。また、回転板を回転させ
ることにより穀粒の堆積形状を変形し、スクリューにお
ける穀粒の詰まりを防止できるとともに、上方に位置す
る穀粒の固着状態を解除してこれらをスクリューに導く
ことによりグレンタンクに貯留された穀粒の全てを外部
に排出することができる。
【0017】また、回転板に設けた重量センサによって
回転板の回転開始タイミングを容易に決定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるグレンタンクの正面断
面図である。
【図2】同グレンタンクの側面断面図である。
【図3】同グレンタンクの駆動機構の概略図である。
【図4】同グレンタンクを備えたコンバインの制御部の
一部を示すブロック図である。
【図5】同制御部の処理手順の一部を示すフローチャー
トである。
【図6】この発明の別の実施例に係るグレンタンクの要
部の構成を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1−グレンタンク 2−スクリュー 3−回転板 4−重量センサ 5−回転軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀装置により脱粒および選別した穀粒を
    一時貯留するとともに、内部下方に位置するスクリュー
    の回転により穀粒を外部に排出するコンバインのグレン
    タンクにおいて、 前記スクリューの上方に、スクリューの回転軸に平行な
    軸を中心として回転する回転板と、回転板に作用する穀
    粒の重量を検出する重量センサと、重量センサの出力に
    基づいて回転板の回転を制御する回転制御手段と、を設
    けたことを特徴とするコンバインのグレンタンク。
JP3027409A 1991-02-21 1991-02-21 コンバインのグレンタンク Expired - Lifetime JP2642789B2 (ja)

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JPH04267815A JPH04267815A (ja) 1992-09-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5983050A (ja) * 1982-11-02 1984-05-14 Mitsubishi Electric Corp 超音波探傷装置

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